JPH0298528A - 包装材料の殺菌方法 - Google Patents
包装材料の殺菌方法Info
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- JPH0298528A JPH0298528A JP25233788A JP25233788A JPH0298528A JP H0298528 A JPH0298528 A JP H0298528A JP 25233788 A JP25233788 A JP 25233788A JP 25233788 A JP25233788 A JP 25233788A JP H0298528 A JPH0298528 A JP H0298528A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はスリーブ状等成形された包装材料の過酸化水素
による殺菌方法に関する。
による殺菌方法に関する。
[従来の技術]
食品無菌充填包装は、種々実用化されており、まず、食
品を充填する容器、または容器を形成する材料を殺菌し
て、これを用いて無菌状態の食品を充填して、これを無
菌状態の雰囲気で密封する方式の無菌充填包装が一般的
に行われている。
品を充填する容器、または容器を形成する材料を殺菌し
て、これを用いて無菌状態の食品を充填して、これを無
菌状態の雰囲気で密封する方式の無菌充填包装が一般的
に行われている。
この方式において、容器または材料を過酸化水素(以下
H,O□と称す)を用い、さらに加熱することにより殺
菌するのが大事であった。
H,O□と称す)を用い、さらに加熱することにより殺
菌するのが大事であった。
食品を充填する前に、容器または材料をII□O□を用
いて殺菌するには約35%の濃度の1120□をスプレ
ー等で吹き付け、さらに、ホットエアにより殺菌を行う
と共に、H,O□を分解除去した。
いて殺菌するには約35%の濃度の1120□をスプレ
ー等で吹き付け、さらに、ホットエアにより殺菌を行う
と共に、H,O□を分解除去した。
また、35%の濃度H20□を80°Cの高温状態とし
、H2O2をスプレー等で行い同様の処理を行っていた
。
、H2O2をスプレー等で行い同様の処理を行っていた
。
一方、食品衛生面からも前記H20□は、殺菌処理後残
留がないように容器、または材料から除去しなければな
らない。
留がないように容器、または材料から除去しなければな
らない。
ところが、H,O□を吹き付けた後、エアホットで処理
すると水分が蒸発し、H2O2の残留も少なくするため
に、低濃度のH,O□(2%)とホラI・エアを併用す
ることも提案されているが、殺菌効果が低い、また、さ
らに殺菌効果を高めるため、前記処理のほかに、紫外線
を照射することも行われているが、十分な殺菌効果が得
られないのが現状であった。
すると水分が蒸発し、H2O2の残留も少なくするため
に、低濃度のH,O□(2%)とホラI・エアを併用す
ることも提案されているが、殺菌効果が低い、また、さ
らに殺菌効果を高めるため、前記処理のほかに、紫外線
を照射することも行われているが、十分な殺菌効果が得
られないのが現状であった。
また、帯状材料の場合、特公昭55−46936号公報
に示されているように820□浸漬後、洗浄液または中
和液中を通した後、空気ノズルにより無菌エアを、前記
帯状材料の進行方向と反対側から噴射するとにより、容
易に除去可能である。
に示されているように820□浸漬後、洗浄液または中
和液中を通した後、空気ノズルにより無菌エアを、前記
帯状材料の進行方向と反対側から噴射するとにより、容
易に除去可能である。
[発明が解決しようとしている問題点]帯状殺菌の場合
、前記のように■!0□を除去する操作が容易に行うこ
とができるが、紙製容器のスリーブ、プラスチック容器
等の成形された包装材料の場合、HJ□に浸漬した後の
1120□の除去が、帯状材料のように円滑に行うこと
ができなかった。
、前記のように■!0□を除去する操作が容易に行うこ
とができるが、紙製容器のスリーブ、プラスチック容器
等の成形された包装材料の場合、HJ□に浸漬した後の
1120□の除去が、帯状材料のように円滑に行うこと
ができなかった。
そのため、成形された包装材料の場合、■20.の除去
が容易な包装材料の開口部からH20!を噴霧して、殺
菌する手段が一般的に用いられた。
が容易な包装材料の開口部からH20!を噴霧して、殺
菌する手段が一般的に用いられた。
しかし、このように噴霧による殺菌は、噴霧による殺菌
による殺菌剤の塗布が安定せず、殺菌不良が発生する危
険性があった。
による殺菌剤の塗布が安定せず、殺菌不良が発生する危
険性があった。
そこで、本発明の目的は、成形された包装材料をHzO
□を用いた殺菌手段で、■20□残留の問題を解消した
包装材料の殺菌方法を従供することである。
□を用いた殺菌手段で、■20□残留の問題を解消した
包装材料の殺菌方法を従供することである。
[課題を解決するための手段]
本発明は、成形された包装材料に11□0゜を塗布した
後、前記包装材料をカタラーゼ等の過酸化水素分解酵素
溶液を噴霧、または酵素溶液中に浸漬することを特徴と
した殺菌方法である。
後、前記包装材料をカタラーゼ等の過酸化水素分解酵素
溶液を噴霧、または酵素溶液中に浸漬することを特徴と
した殺菌方法である。
[作用]
カタラーゼ、ベルオキシダーセ、グルクチオンペルオキ
シダーゼ、ヨージナーゼ等の酵素の1ユニツトは、25
°Cで、1分間に1μmolの11□0□を分解可能で
ある。
シダーゼ、ヨージナーゼ等の酵素の1ユニツトは、25
°Cで、1分間に1μmolの11□0□を分解可能で
ある。
上記の酵素は、■!0□に対して触媒として作用しN2
0.を分解するが、それ自身は、変化することなく、繰
返し使用することが可能である。
0.を分解するが、それ自身は、変化することなく、繰
返し使用することが可能である。
[実施例]
以下図面を用いて本発明の実施例について説明する。
第1図は、殺菌方法に用いる殺菌装置の一例を示すもの
である。
である。
まず、第2図に示した折返し部を有するスリーブ状に成
形した包装材料6を、濃度が35%のH2O2の入った
殺菌バス1で8秒間浸漬し、包装材料に塗布して殺菌処
理した後、150℃のホットエアをエアナイフより噴射
し、包装材料の表面のH,O□を除去する。
形した包装材料6を、濃度が35%のH2O2の入った
殺菌バス1で8秒間浸漬し、包装材料に塗布して殺菌処
理した後、150℃のホットエアをエアナイフより噴射
し、包装材料の表面のH,O□を除去する。
次に、包装材料を■202分解酵素溶液(25%)の入
った除去ハス2に8秒間浸漬した。この酵素溶液は、活
状態であれば使用可能であるが、第2図に示すように折
返部を有し、H2O2が残留し易い包装材料の場合、5
000ユニット以上の溶液を用いるのが好ましい。
った除去ハス2に8秒間浸漬した。この酵素溶液は、活
状態であれば使用可能であるが、第2図に示すように折
返部を有し、H2O2が残留し易い包装材料の場合、5
000ユニット以上の溶液を用いるのが好ましい。
そして、酵素溶液で処理された包装材料を無菌水の入っ
た洗浄ハス3で、包装材料に耐着した酵素溶液を洗浄し
、エアナイフ5からの150°Cのホットエアにより、
残留した水滴を乾燥除去する。
た洗浄ハス3で、包装材料に耐着した酵素溶液を洗浄し
、エアナイフ5からの150°Cのホットエアにより、
残留した水滴を乾燥除去する。
前記方法により殺菌後、残留H,O□を測定したところ
、100検体の包装材料のいずれの部分からもH,0□
は検出されなかった。
、100検体の包装材料のいずれの部分からもH,0□
は検出されなかった。
これと同時に比較例1として、実施例1と同じ包装材料
を実施例1と同様に殺菌後、190°Cのホットエアに
より除去する殺菌方法では、8検体において折返部以外
の部分から6〜500PPbの範囲のH20□が検出さ
れた。
を実施例1と同様に殺菌後、190°Cのホットエアに
より除去する殺菌方法では、8検体において折返部以外
の部分から6〜500PPbの範囲のH20□が検出さ
れた。
また、比較例2として、実施例1と同様に殺菌後、無菌
水(25°C)のみからなる除去バス8秒間浸漬後、1
50°Cのホットエアにより水滴を除去したところ、折
返部以外の部分からは、検出されなかったが、6検体に
おいて折返部の部分から約30oppbの残留H20,
の検出された。
水(25°C)のみからなる除去バス8秒間浸漬後、1
50°Cのホットエアにより水滴を除去したところ、折
返部以外の部分からは、検出されなかったが、6検体に
おいて折返部の部分から約30oppbの残留H20,
の検出された。
[発明の効果]
本発明は、以上のように殺菌効果の優れた高濃度のH,
O,を用いて、成形された包装材料の殺菌を行っても、
HzO□を完全に除去することが可能であるから、食品
衛生上の問題が解消できた。
O,を用いて、成形された包装材料の殺菌を行っても、
HzO□を完全に除去することが可能であるから、食品
衛生上の問題が解消できた。
また、折返部等の11□0□が残留し易い構造の包装材
料であっても、残留の問題が解消された。
料であっても、残留の問題が解消された。
第1図は、本発明の殺菌方法に用いる殺菌装置の一例を
示す模式的説明図、第2図は、本発明の殺菌方法を適用
するのに適した包装材料の一例を示す説明図である。
示す模式的説明図、第2図は、本発明の殺菌方法を適用
するのに適した包装材料の一例を示す説明図である。
Claims (1)
- (1)成形された包装材料に過酸化水素を塗布した後、
前記包装材料をカタラーゼ等の過酸化水素分解酵素溶液
を噴霧、または前記酵素溶液中に浸漬することを特徴と
した殺菌方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25233788A JPH0298528A (ja) | 1988-10-06 | 1988-10-06 | 包装材料の殺菌方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25233788A JPH0298528A (ja) | 1988-10-06 | 1988-10-06 | 包装材料の殺菌方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0298528A true JPH0298528A (ja) | 1990-04-10 |
Family
ID=17235868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25233788A Pending JPH0298528A (ja) | 1988-10-06 | 1988-10-06 | 包装材料の殺菌方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0298528A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102012206635A1 (de) * | 2012-04-23 | 2013-10-24 | Krones Ag | Einsatz von Katalase in Abfüllmaschinen |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56116462A (en) * | 1980-02-14 | 1981-09-12 | Dainippon Printing Co Ltd | Sterilizing apparatus of bottom paper sheet in container producing machine |
JPS63214168A (ja) * | 1987-03-03 | 1988-09-06 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | 耐熱芽胞細菌の殺菌法 |
-
1988
- 1988-10-06 JP JP25233788A patent/JPH0298528A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56116462A (en) * | 1980-02-14 | 1981-09-12 | Dainippon Printing Co Ltd | Sterilizing apparatus of bottom paper sheet in container producing machine |
JPS63214168A (ja) * | 1987-03-03 | 1988-09-06 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | 耐熱芽胞細菌の殺菌法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102012206635A1 (de) * | 2012-04-23 | 2013-10-24 | Krones Ag | Einsatz von Katalase in Abfüllmaschinen |
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