JPH0297666A - 金属蒸気発生装置 - Google Patents

金属蒸気発生装置

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JPH0297666A
JPH0297666A JP24982288A JP24982288A JPH0297666A JP H0297666 A JPH0297666 A JP H0297666A JP 24982288 A JP24982288 A JP 24982288A JP 24982288 A JP24982288 A JP 24982288A JP H0297666 A JPH0297666 A JP H0297666A
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JP
Japan
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metal
crucible
metal vapor
vapor generator
test
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JP24982288A
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English (en)
Inventor
Toru Yamamoto
徹 山本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、電子銃を用いて金属を溶解し蒸気を生成する
金属蒸気発生装置に関する。
(従来の技術) 従来の金属蒸気発生装置においては、るつぼ内に供試蒸
発金属を置き、電子銃により加速されたエレクトロンを
磁場で偏向し、供試蒸発金属に衝突させたときのエネル
ギーを加熱源とする金属蒸気発生装置が従来より用いら
れてきた。第3図はその一例として示したもので、タン
グステン等でできたフィラメント1に電流を流して加熱
し、放出されたエレクトロン5はマイナスバイアスのつ
ェーネルド電極2とアース電位のアノード電極3との間
で加速され電子銃ユニット4より飛び出す。
飛び出したエレクトロン5φその後へルムホルツコイル
(図示せず)等によって作られた磁場6によって円軌道
に偏向され、るつぼ7内に置かれた供試蒸発金属8にぶ
つけられ、その運動エネルギーが熱エネルギーに変換さ
れる。供試蒸発金属8が充分に加熱されると、るつぼ7
内で溶融状態となり、金属蒸気11を発生する。この際
、るつぼ7は冷却管10によって冷却される。
(発明が解決しようとする課題) 上記のように、従来の技術ではエレクトロン5が供試蒸
発金属8に衝突する加熱中心9と冷却されているるつぼ
7との間に大きな温度差が生ずるため、るつぼ7内で対
流が起きる。第4図はその一例を示したもので、大きな
対流14はエレクトロン5によって、供試蒸発金属8の
液面上に生じた加熱中心9より、冷却管10 (図示せ
ず)により充分冷却されたるつぼ側面12に向かって液
面に沿って流れ、るつぼ側面12に到達すると、下方に
まわすこみ再度加熱中心9に向かって流れる。また、る
つぼ底面13付近ではこの流れのせん断と温度差により
、小さな対流15が生ずる。なおこれら対流はつねに加
熱中心9を軸に、るつぼ側面12方向に左右対称となる
。このように対流が生ずると、溶融金属内の熱伝達は、
伝導よりも対流が支配的となる。今、対流の大きさを表
わす無次元数としてヌセルト数を用いると、同じ量の金
属蒸気11を得るための電子銃による必要加熱エネルギ
ーは、ヌセル数に正比例する。従来の技術における金属
蒸気発生装置では、特にこのヌセルト数が5〜88度と
なるため、電子銃容量が極端に大きくとる必要があると
いう問題があった。また、供試蒸発金属8が、腐蝕性の
強い金属の場合、対流によって高温の溶融金属がるつぼ
側面12に接するために、るつぼ壁が除々に浸蝕され溶
融金属がもれだしたり、また冷却管を破り水蒸気爆発を
起こす危険性もあり安全上問題があった。
そこで、本発明では、これら熱損失を低減し、かつるつ
ぼが腐蝕により損傷されることのないよう、溶融金属の
対流を抑制し、熱効率と耐蝕性に優れた金属蒸気発生装
置を提供することを目的とする。〔発明の構成〕 (課題を解決するための手段) 本発明は、供試金属を収容するるつぼを具備し。
供試金属に上方より加速電子を衝突せしめ、この衝突に
よるエネルギーによって供試金属を加熱し蒸発せしめる
金属蒸気発生装置であって、加熱によりるつぼ内に生ず
る自然対流を抑制する向きの強制対流を生ぜしめる手段
を有することを特徴とするものである。
(作  用) 自然対流が抑制されるので、るつぼへの熱損失が低減し
、またるつぼと接する溶融金属の温度が比較的低くなる
のでるつぼ壁の浸蝕が低減する。
(実 施 例) 以下、本発明による金属蒸気発生装置の実施例を第1図
を参照して説明する。
るつぼ7には供試蒸発金属収容部30があり、これは円
錐状の窪みである。この収容部30の底面中央部および
周辺上部にはそれぞれ透孔25.26があり、これらは
ヒータ付配管18により連絡している。
ヒータ付配管18の途中には電磁ポンプ20が配設され
ている。
るつぼ7の供試蒸発金属収容部30の底面中央部近傍に
はファラデー型電極19が配設されている。
また、るつぼ7の供試蒸発金属収容部30近傍には冷却
管10が埋め込まれている。
電子銃ユニット(図示せず)より飛び出したエレクトロ
ン(電子)5はその後磁場6によって円軌道に偏向され
、るつぼ7内に置かれた供試蒸発金属8にぶつけられて
、その運動エネルギーが熱エネルギーに変換される。供
試蒸発金属8が充分に加熱されると、るつぼ7内で溶融
状態となり。
金属蒸気11を発生する。この際、るつぼ7は冷却管1
0によって冷却される。溶融状態となった供試蒸発金属
8は、るつぼ底面に設けられた穴25に流れ込み、液面
の加熱中心9付近にはその影響でくぼみが生ずる。るつ
ぼの底面に設けられた透孔25に流れ込んだ溶融金属は
、るつぼ側面12に沿って取り付けられたファラデー型
電極19によって作られる電場によりMHD力を受ける
つぼ内に設けられたヒータ付配管18内をこの金属の融
点近くの温度に溶けた状態で流動する。さらにこの溶融
金属は電磁ポンプ20により昇圧され、るつぼの側面に
設けられた穴z6より、液面付近で、加熱中心9に向か
って吹き出し、これが制御流17となり加熱中心9付近
に生ずる局所対流16の範囲を狭める役割りをする。
上記加熱中心9に向かって、るつぼ側面に設けられた透
孔26より吹き出した制御流17は、液面上にエレクト
ロン5によって生じた加熱中心9から充分に冷却管10
により冷却されたるつぼ側面12に向かって流れる本来
生ずるべき大きな対流(図示せず)とぶつかり、よどみ
域を生じ、前記対流は小さな局所対流16に変化しるつ
ぼ底面方向にまわり込む、一方この制御流は、るつぼ側
面12に沿って流れ、再びるつぼ7の底部に設けられた
透孔25に流れ込み、ヒータ付配管18内を通り循還す
ることとなる。このように本実施例においては、るっぼ
7内の溶融金属の流動が、加熱中心9付近に生ずるよど
み域の小さな局所対流16と、るつぼ側面12に沿って
流れる制御流17に2分されることとなる。
上記のように1本実施例においては、加熱中心9付近の
高温の溶融金属が対流によって直接るつぼ側面12の壁
に接っすることがないため、冷却管10によって充分に
冷却されたるつぼ側面12より逃げる熱損失が著しく低
減するとともに、供試蒸発金属8がたとえ腐蝕性の強い
金属であっても、浸蝕され損傷を受けることはない。
第2図は、本発明による金属蒸気発生装置の他の実施例
を示したものである。電子銃ユニット(図示せず)より
飛び出したエレクトロン5は磁場(図示せず)により円
軌道に偏向され、るっぽ7内に置かれた供試蒸発金属8
にぶつけられ、その運動エネルギーが熱エネルギーに変
換される。
供試金属8が充分に加熱されると、るっぽ7内で溶融状
態となり、金属蒸気11を発生する。この際るつぼ7は
冷却管10によって冷却される。一方。
るつぼ7外部でこれとは別に供試蒸発金属8と同じ金属
をヒータ22等を用いて加熱し融点近くの温度で溶融状
態とする。符号21は供試蒸発金属8と同じ金属を溶融
状態にし、満たしたプールであり。
22はヒータ、23はヒータシールドを示す。溶融状態
にした供試蒸発金属8と同じ金属は、動力あるいは電磁
ポンプ(図示せず)等を用い、るつぼ7の液面付近で、
加熱中心9に向かって吹きだしこれが制御流17となり
、加熱中心9付近に生ずる局所対流16の範囲を狭める
役割りをする。また、プール21内に、固体の供試蒸発
金属8を供給原料24として投入れ、蒸発試料の消費分
を補給できる。
〔発明の効果〕
このように本発明による金属蒸気発生装置は、制御流に
よりるつぼに生ずる局所対流の範囲を狭め、対流により
奪われる熱損失を低減することにより熱効率が向上する
。また前記対流の範囲を狭め高温の溶融金属が直接るつ
ぼ壁に接っすることがなくなるため、腐蝕により損傷さ
れることがなくなり安全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の金属蒸気発生装置の一実施例の垂直断
面図、第2図は他の実施例の垂直断面図。 第3図は従来の金属蒸気発生装置の垂直断面図、第4図
は第3図のるつぼ内の対流を示す垂直断面図である。 1・・・フィラメント   2・・・ウェーネルト電極
3・・・アノード電極   4・・・電子銃ユニット5
・・・エレクトロン   6・・・磁場7・・・るつぼ
      8・・・供試蒸発金属9・・・加熱中心 
    IO・・・冷却管11・・・金属蒸気    
 18・・・ヒータ付配管19・・・ファラデー型電極
 20・・・電磁ポンプ21・・・プール      
22・・・ヒータ23・・・ヒータシールド  24・
・・供給原料25、26・・・透孔(穴) 代理人 弁理士 則 近 憲 佑 同  第子丸 健

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)供試金属を収容するるつぼを具備し、上記供試金
    属に上方より加速電子を衝突せしめ、この衝突によるエ
    ネルギーによって供試金属を加熱し蒸発せしめる金属蒸
    気発生装置において、上記加熱によりるつぼ内に生ずる
    自然対流を抑制する向きの強制対流を生ぜしめる手段を
    有することを特徴とする金属蒸気発生装置。
  2. (2)上記強制対流を生ぜしめる手段は、電磁流体力に
    より駆動するものであることを特徴とする請求項1記載
    の金属蒸気発生装置。
  3. (3)上記るつぼの供試金属収容部の底面中央には透孔
    があって、この透孔からるつぼの供試金属収容部周辺上
    部へ連絡する管路と、この管路内の供試金属を上記周辺
    上部方向へ駆動するポンプとを具備することを特徴とす
    る請求項1または2記載の金属蒸気発生装置。
  4. (4)上記強制対流を生ぜしめる手段は、るつぼ外部で
    溶融させた供試金属を収容するプールと、このプール内
    の供試金属をるつぼの供試金属収容部の周辺近傍の上方
    より下向きに流出せしめるノズルとを具備することを特
    徴とする請求項1記載の金属蒸気発生装置。
JP24982288A 1988-10-05 1988-10-05 金属蒸気発生装置 Pending JPH0297666A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012034424A (ja) * 2009-06-12 2012-02-16 Hisashi Shoren 液体金属中の水蒸気爆発によるmhd発電機、液体金属中の水蒸気爆発によるmhd発電機を備えた電気自動車
WO2019111901A1 (ja) * 2017-12-08 2019-06-13 住友化学株式会社 蒸着源、電子ビーム真空蒸着装置及び電子デバイスの製造方法
WO2020086048A1 (ru) * 2018-10-25 2020-04-30 Физико-Технологический Институт Металлов И Сплавов Национальной Академии Наук Украины Способ получения литых композиционных материалов на металлической основе
JP2021143417A (ja) * 2020-03-11 2021-09-24 ティー オー エス カンパニー リミテッドT.O.S Co., Ltd. 可変温度調節装置を備えた金属−酸化物電子ビーム蒸発源

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