JPH029759B2 - - Google Patents
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- JPH029759B2 JPH029759B2 JP57112475A JP11247582A JPH029759B2 JP H029759 B2 JPH029759 B2 JP H029759B2 JP 57112475 A JP57112475 A JP 57112475A JP 11247582 A JP11247582 A JP 11247582A JP H029759 B2 JPH029759 B2 JP H029759B2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R7/00—Diaphragms for electromechanical transducers; Cones
- H04R7/02—Diaphragms for electromechanical transducers; Cones characterised by the construction
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は無機質繊維を用いて抄造成形したスピ
ーカ用振動板とその製造法に関する。
ーカ用振動板とその製造法に関する。
従来の抄紙コーンにあつては耐熱性、耐湿性に
欠けると共に強度において限界があり、再生帯域
が伸びなかつた。
欠けると共に強度において限界があり、再生帯域
が伸びなかつた。
本発明の第１の目的は、無機質繊維を原料とし
て抄造成形することにより、振動板に要求される
諸特性を備えたスピーカ用振動板を提供すること
にあり、本発明の他の目的はそのような振動板を
抄造成形する振動板の製造方法を提供することに
ある。
て抄造成形することにより、振動板に要求される
諸特性を備えたスピーカ用振動板を提供すること
にあり、本発明の他の目的はそのような振動板を
抄造成形する振動板の製造方法を提供することに
ある。
本発明の実施例を図面に基づいて説明するが、
便宜上、スピーカ用振動板の製造法を実施に使用
される装置と共に説明する。
便宜上、スピーカ用振動板の製造法を実施に使用
される装置と共に説明する。
図中１は抄槽であり、抄造すべき所定の形状、
例えば、コーン形状の抄き網２がセツトされてい
る。抄液３中には無機質人造繊維、例えば、炭素
繊維、ガラス繊維等４を界面活性剤を用いて一様
に分散せしめ、これに水溶性のバインダー５とし
てジルコニアコロイドを混入する。バインダー５
として、ジルコニアコロイドと水溶性熱硬化性樹
脂を共用することもできる。この場合その比率は
１：0.5〜４である。
例えば、コーン形状の抄き網２がセツトされてい
る。抄液３中には無機質人造繊維、例えば、炭素
繊維、ガラス繊維等４を界面活性剤を用いて一様
に分散せしめ、これに水溶性のバインダー５とし
てジルコニアコロイドを混入する。バインダー５
として、ジルコニアコロイドと水溶性熱硬化性樹
脂を共用することもできる。この場合その比率は
１：0.5〜４である。
また、振動板の強度を更に高めるためには強化
材として、窒化ケイ素ウイスカー等のウイスカー
を無機質繊維と共に用いることができ、この場合
には繊維100に対し、強化剤５〜20である。
材として、窒化ケイ素ウイスカー等のウイスカー
を無機質繊維と共に用いることができ、この場合
には繊維100に対し、強化剤５〜20である。
抄き網２で抄造された振動板原形６を第２図に
示す如き熱プレス装置７，７′により、例えば150
〜160℃で熱プレスして繊維の水分を蒸発させる。
乾燥せしめられた振動板原形は第３図に示す如き
加熱炉８内に収納して約300℃位で加熱硬化させ
ることにより、スピーカ用振動板９が得られる。
示す如き熱プレス装置７，７′により、例えば150
〜160℃で熱プレスして繊維の水分を蒸発させる。
乾燥せしめられた振動板原形は第３図に示す如き
加熱炉８内に収納して約300℃位で加熱硬化させ
ることにより、スピーカ用振動板９が得られる。
第４図及び第５図は上記のようにして製造され
たスピーカ用振動板の拡大断面図であり、第４図
は強化剤を混入しない場合の断面図、第５図はウ
イスカーによる強化剤１０を混入した場合の断面
図であつて、強化剤１０は繊維間に分散結着して
いる。
たスピーカ用振動板の拡大断面図であり、第４図
は強化剤を混入しない場合の断面図、第５図はウ
イスカーによる強化剤１０を混入した場合の断面
図であつて、強化剤１０は繊維間に分散結着して
いる。
なお、振動板表面にエポキシ樹脂を吹き付け塗
着することによりコーテイング層１１を形成して
もよい。このコーテイング層により硬度は更に高
められると共に振動板本体に存することがあるピ
ンホール等による気密性不足を改善することがで
きる。また、強度は著しく高められていて大口径
のウーハーコーン等として最適である。
着することによりコーテイング層１１を形成して
もよい。このコーテイング層により硬度は更に高
められると共に振動板本体に存することがあるピ
ンホール等による気密性不足を改善することがで
きる。また、強度は著しく高められていて大口径
のウーハーコーン等として最適である。
本発明のスピーカ用振動板によれば、原材料が
無機質繊維であり、しかもジルコニアコロイドを
含む水溶性バインダーで結材されて抄造成形され
たものであるから、従来の抄紙コーンに比して著
しくその強度耐熱性伝搬速度等を改善することが
できると共に弾性率の設定が容易であるため特性
的に優れた振動板とすることができる。
無機質繊維であり、しかもジルコニアコロイドを
含む水溶性バインダーで結材されて抄造成形され
たものであるから、従来の抄紙コーンに比して著
しくその強度耐熱性伝搬速度等を改善することが
できると共に弾性率の設定が容易であるため特性
的に優れた振動板とすることができる。
また、製造方法が抄造成形であるため従来の抄
紙装置をそのまま利用することができるのは勿
論、繊維を均一に分散結合させることができ、更
に、無機質繊維と共にウイスカー材による強化剤
を用いたものにおいてはウイスカー材が無機質繊
維間に絡んで強度を更に高めることができ、特に
ウーハー用振動板等として最適である。
紙装置をそのまま利用することができるのは勿
論、繊維を均一に分散結合させることができ、更
に、無機質繊維と共にウイスカー材による強化剤
を用いたものにおいてはウイスカー材が無機質繊
維間に絡んで強度を更に高めることができ、特に
ウーハー用振動板等として最適である。
第１図乃至第３図は本発明に係るスピーカ用振
動板の製造法の実施に使用される装置の例を示
し、第１図は抄槽の略線的側面図、第２図は熱プ
レス装置の断面図、第３図は加熱炉の略線的斜視
図、第４図、第５図は本発明に係るスピーカ用振
動板の拡大断面図である。 １：抄槽、２：抄き網、３：抄液、４：無機質
繊維、５：バインダー、６：振動板原形、７，
７′：熱プレス装置、８：加熱炉、９：スピーカ
用振動板、１０：強化材、１１：コーテイング
層。
動板の製造法の実施に使用される装置の例を示
し、第１図は抄槽の略線的側面図、第２図は熱プ
レス装置の断面図、第３図は加熱炉の略線的斜視
図、第４図、第５図は本発明に係るスピーカ用振
動板の拡大断面図である。 １：抄槽、２：抄き網、３：抄液、４：無機質
繊維、５：バインダー、６：振動板原形、７，
７′：熱プレス装置、８：加熱炉、９：スピーカ
用振動板、１０：強化材、１１：コーテイング
層。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 振動板原形が、炭素繊維、ガラス繊維その他
の無機質繊維をジルコニアコロイドを含む水溶性
バインダーが混入せしめられた抄液中で振動板形
状に抄造成形されたものであり、これが熱プレス
されると共に加熱炉内で加熱硬化せしめられたこ
とを特徴とするスピーカ用振動板。 ２ 抄液中に無機質繊維を界面活性剤を用いて一
様に分散せしめ、これにジルコニアコロイドを含
む水溶性バインダーを混入して所定の振動板形状
に抄造し、これを熱プレスすることにより繊維の
水分を蒸発させた後、加熱炉内で加熱硬化させる
ことを特徴とするスピーカ用振動板の製造法。 ３ 水溶性バインダーとしてジルコニアコロイド
と水溶性熱硬化性樹脂を用いることを特徴とする
特許請求の範囲第２項記載のスピーカ用振動板の
製造法。 ４ 抄液中に無機質繊維と窒化ケイ素ウイスカー
その他のウイスカー材による強化材とを界面活性
剤を用いて一様に分散せしめ、これにジルコニア
コロイドを含む水溶性バインダーを混入して所定
の振動板形状に抄造し、これを熱プレスすること
により繊維の水分を蒸発させた後、加熱炉内で加
熱硬化させることを特徴とするスピーカ用振動板
の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11247582A JPS595800A (ja) | 1982-07-01 | 1982-07-01 | スピ−カ用振動板及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11247582A JPS595800A (ja) | 1982-07-01 | 1982-07-01 | スピ−カ用振動板及びその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS595800A JPS595800A (ja) | 1984-01-12 |
| JPH029759B2 true JPH029759B2 (ja) | 1990-03-05 |
Family
ID=14587562
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11247582A Granted JPS595800A (ja) | 1982-07-01 | 1982-07-01 | スピ−カ用振動板及びその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS595800A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60247662A (ja) * | 1984-05-24 | 1985-12-07 | Fuji Xerox Co Ltd | 原稿台を有する複写機 |
| JPS62117499A (ja) * | 1985-11-18 | 1987-05-28 | Pioneer Electronic Corp | スピ−カ用振動板 |
| JPS62144497A (ja) * | 1985-12-19 | 1987-06-27 | Pioneer Electronic Corp | スピ−カ用振動板 |
| JPS6375590U (ja) * | 1987-07-21 | 1988-05-19 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5275316A (en) * | 1975-12-19 | 1977-06-24 | Mitsubishi Electric Corp | Diaphragm for speakers |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5837182Y2 (ja) * | 1978-12-15 | 1983-08-22 | オンキヨー株式会社 | スピ−カ−用振動板 |
-
1982
- 1982-07-01 JP JP11247582A patent/JPS595800A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5275316A (en) * | 1975-12-19 | 1977-06-24 | Mitsubishi Electric Corp | Diaphragm for speakers |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS595800A (ja) | 1984-01-12 |
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