JPH0295522A - 歯車の製造方法 - Google Patents
歯車の製造方法Info
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- JPH0295522A JPH0295522A JP24618288A JP24618288A JPH0295522A JP H0295522 A JPH0295522 A JP H0295522A JP 24618288 A JP24618288 A JP 24618288A JP 24618288 A JP24618288 A JP 24618288A JP H0295522 A JPH0295522 A JP H0295522A
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Landscapes
- Gear Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
この発明は例えば車両の変速機等で使用される歯車の製
造方法の改良に関する。
造方法の改良に関する。
(従来の技術)
一般に、自動車等の車両の変速機等の騒音対策として現
在多く使用されている浸炭歯車に代えてオーステンパ・
ダクタイル鋳鉄(球状黒鉛鋳鉄)製の歯車を実用化する
ことが考えられている。この種のオーステンパ・ダクタ
イル鋳鉄歯車では浸炭歯車に比べて強度不足になる問題
があるので、歯車本体の歯面にショットピーニング処理
を施し、歯車本体の歯面の強度を高めるようにしている
。
在多く使用されている浸炭歯車に代えてオーステンパ・
ダクタイル鋳鉄(球状黒鉛鋳鉄)製の歯車を実用化する
ことが考えられている。この種のオーステンパ・ダクタ
イル鋳鉄歯車では浸炭歯車に比べて強度不足になる問題
があるので、歯車本体の歯面にショットピーニング処理
を施し、歯車本体の歯面の強度を高めるようにしている
。
この場合、ショットピーニング処理は例えば0.7〜0
.9mm径皮の鋼球を40〜50m / sec程度の
高速度で被加工物表面に軽打させることにより、被加工
物の表面層に著しく大きい残留圧縮応力を発生させ、こ
の被加工物表面層に残留する大きい圧縮応力によって疲
れ強さを増強させるようにしたものである。
.9mm径皮の鋼球を40〜50m / sec程度の
高速度で被加工物表面に軽打させることにより、被加工
物の表面層に著しく大きい残留圧縮応力を発生させ、こ
の被加工物表面層に残留する大きい圧縮応力によって疲
れ強さを増強させるようにしたものである。
しかしながら、ショットピーニング処理を施した被加工
物は小鋼球の投射圧痕によって処理面全面に微小な凹凸
が形成されるので、オーステンバ・ダクタイルs鉄歯車
にショットピーニング処理を施した場合にはこのショッ
トピーニング処理面の鋳肌の荒れによって歯車の各歯部
の寸法精度が悪くなる問題があった。さらに、オーステ
ンパ・ダクタイル1sIlk歯車のショットピーニング
処理面はピッチング強度が比較的低下し易いので、歯面
の損傷が発生し易い問題もあった。
物は小鋼球の投射圧痕によって処理面全面に微小な凹凸
が形成されるので、オーステンバ・ダクタイルs鉄歯車
にショットピーニング処理を施した場合にはこのショッ
トピーニング処理面の鋳肌の荒れによって歯車の各歯部
の寸法精度が悪くなる問題があった。さらに、オーステ
ンパ・ダクタイル1sIlk歯車のショットピーニング
処理面はピッチング強度が比較的低下し易いので、歯面
の損傷が発生し易い問題もあった。
(発明が解決しようとする1111)
オーステンパ・ダクタイル鋳鉄歯車にショットピーニン
グ処理を施した場合にはこのショットピーニング処理面
の鋳肌の荒れによって歯車の寸法精度が悪くなる問題が
あるとともに、オーステンパ・ダクタイル鋳鉄歯車のシ
ョットピーニング処理面はピッチング強度が比較的低下
し易く、歯面の損傷が発生し易い問題もあった。
グ処理を施した場合にはこのショットピーニング処理面
の鋳肌の荒れによって歯車の寸法精度が悪くなる問題が
あるとともに、オーステンパ・ダクタイル鋳鉄歯車のシ
ョットピーニング処理面はピッチング強度が比較的低下
し易く、歯面の損傷が発生し易い問題もあった。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、歯車本
体の寸法精度の向上を図ることができるとともに、歯車
本体の歯面の強度を高めることができる歯車の製造方法
を提供することを目的とするものである。
体の寸法精度の向上を図ることができるとともに、歯車
本体の歯面の強度を高めることができる歯車の製造方法
を提供することを目的とするものである。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
この発明は歯車本体の歯部にショットピーニング処理を
施したのち、この歯車本体の歯の先端面近傍部位と歯底
部との間の側面部のみにハードフィニツシユ加工を施し
た歯車の製造方法である。
施したのち、この歯車本体の歯の先端面近傍部位と歯底
部との間の側面部のみにハードフィニツシユ加工を施し
た歯車の製造方法である。
(作用)
ショットピーニング処理を施した歯車本体の歯の先端面
近傍部位と1底部との間の側面部のみにハードフィニツ
シユ加工を施すことにより、歯車本体の歯の先端面近傍
部位および歯底部のショットピーニング処理面を残して
これらの部分の強度を高めた状態で保持させるとともに
、ハードフィニツシユ加工によって歯車本体の歯の先端
面近傍部位と歯底部との間の側面部の寸法精度の向上お
よびピッチング強度の向上を図るようにしたものである
。
近傍部位と1底部との間の側面部のみにハードフィニツ
シユ加工を施すことにより、歯車本体の歯の先端面近傍
部位および歯底部のショットピーニング処理面を残して
これらの部分の強度を高めた状態で保持させるとともに
、ハードフィニツシユ加工によって歯車本体の歯の先端
面近傍部位と歯底部との間の側面部の寸法精度の向上お
よびピッチング強度の向上を図るようにしたものである
。
(実施例)
以下、この発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図はオーステンバ・ダクタイル鋳鉄(球状黒鉛鋳鉄
)製の平歯車の要部を示すもので、1は所定の平歯車形
状に成形された歯車素材の歯車本体、2はこの歯車本体
1の歯部である。
)製の平歯車の要部を示すもので、1は所定の平歯車形
状に成形された歯車素材の歯車本体、2はこの歯車本体
1の歯部である。
この場合、歯車本体1の各歯部2・・・は表面全体が平
滑な鋳肌面3によって形成されている。
滑な鋳肌面3によって形成されている。
そして、この発明の歯車の製造方法を実施するにはまず
、第1図に示す素材歯車の歯車本体1の各1部2・・・
にショットピーニング処理を施す、このショットピーニ
ング処理が施された歯車本体1は第2図に示すように各
歯部2・・・のショットピーニング処理時の小鋼球の投
射圧痕によって処理面全面に微小な凹凸が形成されたシ
ョットピーニング処理部4が形成される。この状態では
歯車本体1の各歯部2・・・の表面層に残留する大きい
圧縮応力によって疲れ強さが増強されている。
、第1図に示す素材歯車の歯車本体1の各1部2・・・
にショットピーニング処理を施す、このショットピーニ
ング処理が施された歯車本体1は第2図に示すように各
歯部2・・・のショットピーニング処理時の小鋼球の投
射圧痕によって処理面全面に微小な凹凸が形成されたシ
ョットピーニング処理部4が形成される。この状態では
歯車本体1の各歯部2・・・の表面層に残留する大きい
圧縮応力によって疲れ強さが増強されている。
また、このショットピーニング処理後、続いてこの歯車
本体1の各歯部2・・・の先端面5近傍部位と歯底g6
との間の側面部7のみにハードフィニツシユ加工を施す
、この場合、ハードフィニツシユ加工は粉末状のCBN
(cubic bor。
本体1の各歯部2・・・の先端面5近傍部位と歯底g6
との間の側面部7のみにハードフィニツシユ加工を施す
、この場合、ハードフィニツシユ加工は粉末状のCBN
(cubic bor。
n n1tride)を超高圧下で焼結させたサーメ
ット等のCBN工具を切削工具として使用して被加工物
の表面を切削加工させるものである。
ット等のCBN工具を切削工具として使用して被加工物
の表面を切削加工させるものである。
そして、このハードフィニツシユ加工時には歯車本体1
の各歯部2・・・の先端面5近傍部位と歯底部6との間
の側面部7のみがCBN工具によって切削加工され、凹
凸の少ないハードフィニツシユ加工部8が形成される。
の各歯部2・・・の先端面5近傍部位と歯底部6との間
の側面部7のみがCBN工具によって切削加工され、凹
凸の少ないハードフィニツシユ加工部8が形成される。
したがって、ハードフィニツシユ加工の終了時には歯車
本体1の各歯部2・・・の先端面5近傍部位および歯底
部6にショットピニング処理部4、歯車本体1の各歯部
2・・・の先端面5近傍部位と歯底部6との間の側面部
7のみにハードフィニツシユ加工部8がそれぞれ形成さ
れることになる。
本体1の各歯部2・・・の先端面5近傍部位および歯底
部6にショットピニング処理部4、歯車本体1の各歯部
2・・・の先端面5近傍部位と歯底部6との間の側面部
7のみにハードフィニツシユ加工部8がそれぞれ形成さ
れることになる。
そこで、上記方法にあってはショットピーニング処理を
施した歯車本体1の各歯部2・・・の先端面5近傍部位
と歯底部6との間の側面部7のみにハードフィニツシユ
加工を施すようにしたので、歯車本体1の各歯部2・・
・の先端面5近傍部位および歯底部6のショットピーニ
ング処理部4を残してこれらの部分の強度を高めた状態
で保持させることができる。さらに、ハードフィニツシ
ユ加工によって歯車本体1の歯の先端面5近傍部位と歯
底部6との間の側面部7の寸法精度を向上させることが
できるとともに、ピッチング強度の向上を図ることがで
き、歯車本体1の歯面の強度を高めることができる。
施した歯車本体1の各歯部2・・・の先端面5近傍部位
と歯底部6との間の側面部7のみにハードフィニツシユ
加工を施すようにしたので、歯車本体1の各歯部2・・
・の先端面5近傍部位および歯底部6のショットピーニ
ング処理部4を残してこれらの部分の強度を高めた状態
で保持させることができる。さらに、ハードフィニツシ
ユ加工によって歯車本体1の歯の先端面5近傍部位と歯
底部6との間の側面部7の寸法精度を向上させることが
できるとともに、ピッチング強度の向上を図ることがで
き、歯車本体1の歯面の強度を高めることができる。
なお、この発明は上記実施例に限定されるものではなく
、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施でき
ることは勿論である。
、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施でき
ることは勿論である。
[発明の効果〕
この発明によれば歯車本体の歯部にショットピーニング
処理を施したのち、この歯車本体の歯の先端面近傍部位
と歯底部との間の側面部のみにハードフィニツシユ加工
を施したので、歯車本体の寸法精度の向上を図ることが
できるとともに、歯車本体の歯面の強度を高めることが
できる。
処理を施したのち、この歯車本体の歯の先端面近傍部位
と歯底部との間の側面部のみにハードフィニツシユ加工
を施したので、歯車本体の寸法精度の向上を図ることが
できるとともに、歯車本体の歯面の強度を高めることが
できる。
図面はこの発明の一実施例を示すもので、第1図はショ
ットピーニング処理前の歯車を示す要部の平面図、第2
図はショットピーニング処理後の歯車を示す要部の平面
図、第3図はハードフィニツシユ加工後の歯車を示す要
部の平面図である。 1・・・歯車本体、2・・・歯部、4・・・ショットピ
ーニング処理部、5・・・先端面、6・・・歯底部、7
・・・側面部、8・・・ハードフィニツシユ加工部。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦
ットピーニング処理前の歯車を示す要部の平面図、第2
図はショットピーニング処理後の歯車を示す要部の平面
図、第3図はハードフィニツシユ加工後の歯車を示す要
部の平面図である。 1・・・歯車本体、2・・・歯部、4・・・ショットピ
ーニング処理部、5・・・先端面、6・・・歯底部、7
・・・側面部、8・・・ハードフィニツシユ加工部。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦
Claims (1)
- 歯車本体の歯部にショットピーニング処理を施したのち
、この歯車本体の歯の先端面近傍部位と歯底部との間の
側面部のみにハードフィニッシュ加工を施したことを特
徴とする歯車の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63246182A JP2668714B2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 歯車の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63246182A JP2668714B2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 歯車の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0295522A true JPH0295522A (ja) | 1990-04-06 |
JP2668714B2 JP2668714B2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=17144732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63246182A Expired - Lifetime JP2668714B2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 歯車の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2668714B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106363376A (zh) * | 2016-10-26 | 2017-02-01 | 陕西省机械研究院 | 一种汽车变速器齿轮用cbn电镀珩轮的制备方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01264727A (ja) * | 1988-04-09 | 1989-10-23 | Toyota Motor Corp | 高強度歯車の製造方法 |
-
1988
- 1988-09-30 JP JP63246182A patent/JP2668714B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01264727A (ja) * | 1988-04-09 | 1989-10-23 | Toyota Motor Corp | 高強度歯車の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2668714B2 (ja) | 1997-10-27 |
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