JPH029466Y2 - - Google Patents

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JPH029466Y2
JPH029466Y2 JP1984040565U JP4056584U JPH029466Y2 JP H029466 Y2 JPH029466 Y2 JP H029466Y2 JP 1984040565 U JP1984040565 U JP 1984040565U JP 4056584 U JP4056584 U JP 4056584U JP H029466 Y2 JPH029466 Y2 JP H029466Y2
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は断路器および接地装置用の電動バネ操
作器において、操作バネ蓄勢中の動作位置を確実
に保持するようにした構造に関する。
断路器および接地装置等の機器(以下対象機器
と称する)を動作させるための電動バネ操作器
(以下操作器と略記する)は、操作指令により駆
動用のモータを回転して操作バネを蓄勢し、操作
バネが所定量蓄勢されたとき、その放勢力により
機器を動作させ、同時に補助開閉器を動作させて
モータを開路し停止させる。
この種の操作器の一例として、従来より第1図
の構成のものがあるが、これには種々の欠点があ
つた。本考案者はこれらの欠点を解消し、第3図
第4図に示す新たな構成の操作器を得ることがで
きた。しかし、これは操作バネ蓄勢途中における
出力軸の位置保持に欠点がある。
本考案はこれを解消し、蓄勢途中においても確
実に出力軸の位置を保持するようにしたもので、
最初に、これに至る間の詳細を説明する。
第1図は従来の操作器の構成例を示し、モータ
1の回転はこれに直結されたウオームギヤ2より
ウオームホイール3に伝わり、ウオーム部クラツ
チ4を介して連結軸5に伝達され、クランク6に
より操作バネ7を圧縮する。なお7aは操作バネ
7に設けたバネガイドである。
クランク6が死点まで回転され、これを越える
と操作バネ7により連結軸5は急激に回転され、
駆動クラツチ8を介して出力軸9を回転する。
ここで出力軸9は動作させるべき対象機器(図
示せず)に結合されており、上記出力軸9の回転
により対象機器が投入または断路動作を行なう。
また同時に、出力軸9に結合されたリンク11に
より補助開閉器10が駆動されてモータ1の回路
を開き停止させる。なお12は対象機器の状態を
示す開閉表示板、13はウオームギヤ2に歯車装
置14を介して結合された手動操作軸15に係合
し手動操作を行なうためのハンドル、16は操作
バネ7の放勢時に駆動軸9に加わる衝撃を吸収す
るための緩衝器である。
しかし、このような構成では次の欠点が避けら
れない。すなわち、 (1) 動作時に操作バネ自身が大きく振れ回るた
め、バネガイドその他の機構に遠心力による不
要の力が加わり、強度的に不利である。
(2) クラツチが多く用いられており、クラツチは
複雑な形状のため加工に労力を要する。このク
ラツチは回転トルクを伝達するものであるが、
操作器全体の寸法が制限されるため小型にする
必要があり、その回転半径を大きくできない。
このためクラツチの嵌合部に加わる力が大きく
なり、必要な強度も得るために高級材料の焼入
部品を必要とし、コスト高となる。
(3) 一般にガス絶縁開閉装置は、平面配置を示す
第2図に明らかなようにユニツトごとに並置さ
れる場合が多く、このときのユニツト間寸法L
は縮小化の点から極力小さく押えられる。ここ
で、21は遮断器、22は接地装置、23は断
路器、24は断路器および接地装置の操作器、
25および26はユニツトを示す。この場合、
各機器の点検はユニツト間に設けた点検架台2
7を利用して行なうが、断路器や接地装置等の
操作器24の奥行寸法Sが大きいと点検通路が
確保できないため、奥行寸法Sは制限を受け
る。第1図に示した従来の操作器では、バネ機
構や駆動部が同一軸上に並ぶため奥行寸法が大
となり、第2図の構成の場合には不適当であつ
た。
第3図は上記の欠点を解消した操作器の構成を
示す斜視図、第4図aは同じく縦断面図、同図b
は切断線A−A′による断面図、同図cは切断線
B−B′による断面図である。また第5図aおよ
びbは操作バネが第1の放勢状態、例えば対象機
器が投入状態にあるときの操作器の駆動部および
巻上部の状態を示す説明図、第6図aおよびbは
操作バネの蓄勢途中の状態を示す説明図、第7図
は操作バネが第2の放勢状態、例えば対象機器が
断路状態にある場合の操作器駆動部を示す説明
図、第8図はリンクA42の一端に設けたローラ
部39を示す説明図である。次に、その構造につ
いて説明する。
ここで、モータ31と、これに大、小の歯車3
2a,32b等よりなる減速機構32を介して結
合されたネジ棒33と、これに嵌合して摺動する
メネジを有する摺動子34とにより駆動部を形成
する。
次に、摺動子34の移動を伝達する巻上レバー
A35と、これにより駆動される巻上軸36、お
よびこれに固定された巻上レバーB37とにより
巻上機構部を形成する。
また、巻上軸36に回転自由に取付けたレバー
A38と、その先端に設けたローラ部39と、レ
バーA38先端と固定軸40回転自由に保持され
たT字状のレバーB41の一端とをピン接合によ
り連結するリンクA42と、レバーB41のリン
クA42との接合点の固定軸40に対して反対側
の一端にピン接合され、レバーB41の動作と連
動して蓄勢および放勢を行なう操作バネ43と、
その放勢時のストツパ44と、レバーB41の中
央の一端に長穴を有するリンクB45を介して結
合され、操作バネ43の放勢時の最終行程で衝撃
を吸収緩和する緩衝器46とにより操作バネ機構
部を構成する。
さらに巻上軸36に回転自由に取付けられ、第
8図に示すローラ部39の反転レバー用ローラ4
7により操作バネ43の放勢力を伝達する反転レ
バー48と、対象機器に結合された出力軸49
と、反転レバー48と出力軸49とを連結するリ
ンクC50と、出力軸49に連動して動作する第
8図に示す補助開閉器51と、出力軸49の回軸
角度を決めるストツパ52,53とにより出力機
構部が構成され、モータ31を制御する第4図C
に示す電磁接触器54等を加えて操作器が構成さ
れる。
次に、その動作を説明する。第5図aおよびb
は前述したように、操作バネ43が第1の放勢状
態(対象機器が投入状態)にある場合の操作バネ
機構部および駆動部を示し、操作バネ43はスト
ツパ44に当り停止している。また反転レバー4
8は、第8図に示すローラ部39の反転レバー用
ローラ47と、ストツパ52とにはさまれて投入
位置に保持され、また摺動子34はネジ棒33の
左端にある。
投入指令が出されて電磁接触器54が閉じモー
タ31が回転すると、その回転は減速機構32を
介してネジ棒33に加わり、摺動子34は右方に
移動し、これにつれて巻上レバーA35および巻
上レバーB37は巻上軸36を中心に反時計方向
に回転する。レバーA38は、先端のローラ部3
9の巻上レバー用ローラ55が巻上レバーB37
により押されるため巻上軸36を中心に反時計方
向に回転する。
この回転はリンクA42を介してレバーB41
に伝達され、レバーB41は固定軸40を中心に
時計方向に回転し、操作バネ43は順次圧縮、蓄
勢される。
第6図a,bに示すように操作バネ43が圧縮
されて、レバーA38とリンクA42とが形成す
る死点を越えると操作バネ43は急激に放勢し、
レバーB41は蓄勢時とは反対に反時計方向に、
レバーA38は蓄勢時と同じく反時計方向にそれ
ぞれ急速に回転する。
このとき、レバーA38の先端のローラ部39
の反転レバー用ローラ47が反転レバー48に当
り、これをストツパ53に当るまで反時計方向に
回転させる。これにより、第7図に示すように出
力軸49は反転レバー48にピン接続されたリン
クC50を介して反時計方向に回転され、これに
接続された対象機器が断路状態に駆動される。ま
たその最終行程で、操作バネ43の放勢時の衝撃
は油緩衝器46により吸収、緩和される。
対象機器を投入する場合はモータを逆方向に回
転することにより上記断路動作と逆の動作が行な
われ、第7図に示す操作バネの放勢状態から順次
蓄勢されて第6図に示すようにレバーA38とリ
ンクA42により死点が形成されて、これを越え
ると操作バネ43は急激に放勢し、出力軸を回転
して対象機器を投入し、第5図の状態にもどる。
なお、ネジ棒33の左端に結合装置56を取付
け、必要に応じてハンドル(図示せず)を結合し
手動により操作することもできる。また、出力軸
49に表示板57を取付けて、駆動機器の投入、
断路を表示させることもできる。
ここで、ストツパ44,52,53は操作バネ
用のストツパ44が反転レバー用ストツパ52,
53より先に作動するように調整することが必要
である。かくすることにより操作バネ43の放勢
時の衝撃はストツパ44が受け止め、他の機構に
無理な力が加わるおそれはない。なお58はモー
タ31と歯車32b間に設けたクラツチ、59は
端子板、60は制御ケーブル導入口である。
このような構造とすることにより、次の効果が
得られる。すなわち、操作バネはほぼ直線運動を
行ない、従来のように操作バネが大きく振れ回る
ことはなく、遠心力による余分な力が加わるおそ
れがない。また操作器内部の配置は、バネ巻上部
と操作バネ機構部および出力軸等を従来のように
同一軸上に並べる必要がない。このため操作器の
奥行寸法を小さくでき、ユニツト間の点検通路を
十分確保することができる。
さらに、この場合はクラツチやカム等により動
力を伝達するのではなく、反転レバー用ローラ4
7で反転レバー48を駆動するため、クラツチや
カム等の複雑な加工を要する部品を必要とせず、
安価に製作することができる。
しかし、これにも次の欠点がある。すなわち、
投入位置および断路位置では操作器の各部分は確
実にその位置を保持しているが、途中のバネ蓄勢
中は反転レバーから対象機器に至るまでの間に何
の保持力もなく、その位置の保持は対象機器の接
触子の接圧力あるいは機構の摩擦によるのみで、
甚だ不安定である。保持バネ蓄勢に要する時間は
数秒間程度であり、この間に対象機器の可動部が
徐々に投入または断路動作を行なう可能性があ
る。これは対象機器が例えばループ電流開閉等の
責務を有する断路器の場合、致命的なことであ
る。
本考案はこの欠点を解消するもので、出力軸に
保持バネを設けることにより切換途中の位置を確
実に保持するようにしたものである。
第9図は本考案の実施例を示し、リンクC50
より出力軸49に結合された出力軸レバー61の
回転角度の2等分線の延長上に固定ピン62を設
け、出力軸レバー61の先端のピン63と固定ピ
ン62との間に保持バネ64を設け、ピン63に
固定ピン62方向への張力を加える。
第9図aは操作バネ43の蓄勢途中の状態を示
す。この蓄勢(第5図aに示した第1の放勢状態
からの)途中は、反転レバー48を第1の放勢状
態に保持していた操作バネ43の保持力はなくな
るが、出力軸49に結合された対象機器は“入”
または“断”位置に保つておかねばならない。図
示の場合は保持バネ64が出力軸49を時計方向
に回すように作用するため、反転レバー48はス
トツパ52により停止された状態のままに保持
し、出力軸レバー61も第1の放勢状態に保持さ
れる。
第9図bは同図aの状態から切換わり第2の放
勢状態におちついた場合を示す。すなわち、対象
機器は第1の放勢状態で例えば、“入”位置であ
れば、上記第9図bの第2の放勢状態では“断”
位置となる。この場合、保持バネ64は引つ張り
力の作用する方向が出力軸49の中心を越えるた
め、前とは反対に出力軸レバー61を反時計方向
に回すように作用し、反転レバー48はストツパ
53に当り停止したままに保持される。よつて、
この状態から操作バネ43の蓄勢が開始され、操
作バネによる保持力がなくなつても出力軸レバー
61は第2の放勢状態に保たれ、対象機器もこれ
に対応した位置のままに保持される。
以上説明したように、本考案によるときは保持
バネ64を設けることにより、操作器の動作途中
でも出力軸を所定位置に確実に保持し、安定な動
作を行なうようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の操作器を示す斜視図、第2図は
ガス絶縁開閉装置のユニツト配置を示す平面図、
第3図は本考案を適用する操作器を示す斜視図、
第4図aは同じく縦断面図、同図bは切断線A−
A′による断面図、同図cは切断線B−B′による
断面図、第5図a,bと第6図a,bおよび第7
図は操作バネの第1の放勢状態と蓄勢途中の状態
および第2の放勢状態の各部の動作を示す説明
図、第8図はリンクA先端のローラ部を示す説明
図、第9図aおよびbは本考案の実施例の蓄勢途
中および放勢状態を示す説明図である。 31……モータ、36……巻上軸、37……巻
上レバーB、38……レバーA、42……リンク
A、40……固定軸、41……レバーB、43…
…操作バネ、48……反転レバー、49……出力
軸、50……リンクC、61……出力軸レバー、
62……固定ピン、64……保持バネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. モータ31により駆動される巻上軸36と、上
    記巻上軸36に回転自由に取り付けたレバーA3
    8と、放勢力により対象機器を動作させる操作バ
    ネ43と、一端に上記操作バネ43を結合され他
    端はリンクA42を介して上記レバーA38の先
    端に結合され、上記一端と他端との間を固定軸4
    0により回転自由に保持されたレバーB41と、
    上記巻上軸36に固定して取り付けられ両端は互
    いに上記レバーA38の先端を反対方向に駆動し
    得るように構成された巻上レバーB37と、上記
    巻上軸36に回転自由に保持され両端を上記レバ
    ーA38の先端で互いに反対方向に駆動されるよ
    うに構成した反転レバー48と、上記反転レバー
    48によりリンクC50を介し駆動される出力軸
    レバー61と、上記出力レバー61を固定されて
    対象機器を動作させる出力軸49とを具備し、上
    記リンクA42とレバーA38とは回転途中で死
    点を形成し、上記死点通過後上記巻上軸36は上
    記操作バネ43の放勢力により急速に同方向に駆
    動されるように構成した電動バネ操作器におい
    て、上記出力軸レバー61の先端に設けた固定ピ
    ン62と、上記出力レバー61の回転角度の2等
    分線上に設けた固定点との間に保持バネ64を設
    け、上記出力レバー61の先端に上記固定ピン6
    2方向に張力を加えることを特徴とする電動バネ
    操作器の位置保持装置。
JP4056584U 1984-03-23 1984-03-23 電動バネ操作器の位置保持装置 Granted JPS60153444U (ja)

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JP4056584U JPS60153444U (ja) 1984-03-23 1984-03-23 電動バネ操作器の位置保持装置

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JP4056584U JPS60153444U (ja) 1984-03-23 1984-03-23 電動バネ操作器の位置保持装置

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JPS60153444U JPS60153444U (ja) 1985-10-12
JPH029466Y2 true JPH029466Y2 (ja) 1990-03-08

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JP4056584U Granted JPS60153444U (ja) 1984-03-23 1984-03-23 電動バネ操作器の位置保持装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6233224Y2 (ja) * 1978-01-16 1987-08-25

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JPS60153444U (ja) 1985-10-12

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