JPH0294303A - カラー表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明はカラー表示装置に係り、赤色、緑色および青色
に発光する複数の電光表示素子にて映像を表示する表示
面を形成した装置に関する。

（従来の技術） 従来のこの種カラー表示装置に用いられる電光表示素子
は、蛍光ランプとこの蛍光ランプを覆うカバーとにて構
成され、このカバーの前端には集光機能を有するレンズ
部を形成した構造が採られている。そしてこのレンズ部
は、例えば１５０℃以上の高耐熱性を要求されるため、
ガラスが一般的に使用されている。しかしながらレンズ
機能として集光作用を持たせる場合、例えば成型時に発
生するひけ対策として中心部分の厚みを５Ｍ程度とし周
辺部分の厚みを２履程度のフレネル化したレンズ形状と
することが一般的であるが、ガラスでは成型性が悪く、
高度な光制御のための複雑な形状の成型は量産性に問題
がある。

（発明が解決しようとする課題） 上記従来の発光表示素子のカバーの前端に形成したレン
ズ部をガラスにて形成することは成型性、量産性に問題
があるとともに、重量が大きく、取扱い性が悪いなどの
問題があり、このため、合成樹脂にて成型することが考
えられるが、合成樹脂にてレンズ部を形成するには、発
光表示素子の発熱に対する耐熱性を有するとともに、波
長に対する分光透過率による色彩のずれが生じることの
ない樹脂が要求され、一般にレンズに用いられる種類の
合成樹脂では使用できない問題がある。

本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、耐熱性に優
れ、微細な成型が可能で、素子効率を高められ、成型性
、量産性に優れ、軽量な発光表示素子を用い、かつ色表
現上に問題のない優れた表示が得られるカラー表示装置
を提供するものである。

〔発明の構成〕

（ｒ！１題を解決するための手段） 本発明のカラー表示装置は赤色、緑色および青色にそれ
ぞれ発光する３種類の発光表示素子をマトリックス状に
配置して表示面を形成するカラー表示装置において、前
記各発光表示素子は、赤色、緑色または青色に発光する
蛍光ランプと、この蛍光ランプを覆い前面に発光表示部
を形成するレンズ部を設けたカバーとにて構成し、この
カバーのレンズ部はポリアリレート樹脂にて形成したこ
とを特徴とするものである。

請求項２に記載のカラー表示装置は、赤色、緑色および
青色にそれぞれ発光する３種類からなる複数の電光発光
素子は、各発光する色別にそれぞれｉ１１制御する点灯
用制御回路を備えたことを特徴とするものである。

く作用） 本発明のカラー表示装置は、発光表示素子のカバーのレ
ンズ部をポリアリレート樹脂にて成型したため、微妙な
形状の成型ができ、高度の光制御が可能となり、また発
光表示素子はそれぞれ赤色、緑色および青色の単色光に
発光させるため、ポリアリレート樹脂が淡黄色透明材料
であっても、淡黄色による色彩のずれがほとんど問題と
ならず、素子効率を高められる。

請求項２に記載の発明のカラー表示装置は、赤色、緑色
および青色にそれぞれ発光する３種類からなる複数の電
光発光素子は、各発光する色別にそれぞれ点灯用制御回
路にて点灯制御され、各発光表示素子はそれぞれ赤色、
緑色および青色の単色光に発光される。

（実施例） 本発明の一実施例の構成を説明する。

１は表示ユニットで、第１図に示すように、この表示ユ
ニット１の前面にはソケットに着脱自在に装着された複
数の、例えば３２個乃至６４個の発光表示素子２Ｒ，２
Ｇ、　２Ｂがマトリックス状に配列されて、表示面を形
成する。またこの表示ユニット１内には前記発光表示素
子２Ｒ，２Ｇ、　２Ｂの点灯用制御回路３が設けられて
いる。

前記発光表示素子２群は、第１図に示すように１個の赤
色に発光する発光表示素子２Ｒ１緑色に発光する２個の
発光表示素子２Ｇ、　２Ｇおよび青色に発光する発光表
示素子２Ｂの３種類の発光表示素子２が組合されている
。この各発光表示素子２Ｒ，２Ｇ。

２Ｂは、第２図および第３図に示すように、赤色、緑色
または青色に発光する略Ｕ字状に屈曲された蛍光ランプ
４と、この各蛍光ランプ４を覆い前面に発光表示部を形
成するレンズ部５を設けたカバー６とにて構成されてい
る。このカバー６のレンズ部５はポリアリレート樹脂に
て形成されている。

そしてこのレンズ部５はレンズ機能として集光作用を持
たせる場合に、例えば成型時に発生するひけ対策として
中心部分の厚みを５順程度とし周辺部分の厚みを２＃１
程度とし、フレネル化したレンズ形状とされている。

また前記点灯用制御回路３は、第４図に示すように、赤
色、緑色および青色にそれぞれ発光する３種類からなる
各発光素子２Ｒ，２Ｇ、　２Ｂの蛍光ランプ４は、各発
光する色別にそれぞれ制御するようになっている。

次にこの実施例の作用を説明する。

各発光表示素子２Ｒ，２Ｇ、　２Ｂのカバー６に設けた
レンズ部５は、ポリアリレート樹脂は淡黄色透明材料で
、第５図に示すような、波長に対する分光透過率の分布
特性を有している。一方このレンズ部５を透過した赤色
の発光表示素子２Ｒの透過光は第６図に示すような分光
エネルギー分布特性を有し、また緑色の発光表示素子２
Ｇの透過光は第７図に示すような分光エネルギー分布特
性を有し、さらに青色の発光表示素子２Ｂの透過光は第
８図に示すような分光エネルギー分布特性を有しており
、第５図に示すように、レンズ部５の分光透過率の分布
特性は、波長４５０ｎｍ以下で相対値が低下するが、こ
の低下は色表現上問題とならない。なお、第６図乃至第
８図において、曲線状の特性線ａは発光表示素子２Ｒ，
２Ｇ、　２Ｂの蛍光体の分光エネルギー分布を示し、矩
形波状の特性線すは水銀の線スペクトルを示している。

従って各色別の点灯用制御回路３の制御により、各色の
発光表示素子２Ｒ。

２Ｇ、　２Ｂの蛍光ランプ４が点滅され、発光表示素子
２Ｒ，２Ｇ、　２Ｂは各色別にレンズ部５が点灯表示し
、表示面に色光映像の表示がなされる。そして各発光表
示素子２Ｒ，２Ｇ、　２Ｂの色光は、レンズ部５が淡黄
色であっても、赤色、緑色または青色の単色光を用いる
ため、淡い黄色による色のずれは問題とならない。

なお前記各色の発光表示素子２Ｒ，２Ｇ、　２Ｂのレン
ズ部５はフレネル化せずに、例えば中心部分の厚みを厚
くし周辺部分の厚みを薄くした平滑面の凸レンズ状とす
ることもできる。

また前記各色の発光表示素子２Ｒ，２Ｇ、　２Ｂのレン
ズ部５はそれぞれ赤色、緑色または青色光を透過し易い
ように着色することもできる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、各発光表示素子は、赤色、緑色または
青色に発光する蛍光ランプと、この蛍光ランプを覆い前
面に発光表示部を形成するレンズ部を設けたカバーとに
て構成し、このカバーのレンズ部はポリアリレート樹脂
にて形成したので、発光表示素子のレンズ部は、耐熱性
に優れ、微細な成型が可能なため容易に所望の配光、光
出力が得られるように素子を設計でき、素子効率を高め
られ、成型性、量産性に優れ、軽量な発光表示素子がで
き、かつ色表現上に問題のない優れた表示が得られるも
のである。

また請求項２に記載の発明によれば、赤色、緑色および
青色にそれぞれ発光する３種類からなる複数の電光発光
素子は、各発光する色別にそれぞれ点灯用制御回路にて
点灯制御され、各発光表示素子はそれぞれ赤色、緑色お
よび青色の単色光に発光され、制御が容易で確実にでき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すカラー表示装置の一部
の斜視図、第２図は同上発光表示素子の縦断平面図、第
３図は同上縦断側面図、第４図は同上回路図、第５図は
ポリアリレートの分光透過率分布特性図、第６図は赤色
の発光表示素子の分光エネルギー分布特性図、第７図は
緑色の発光表示素子の分光エネルギー分布特性図、第８
図は青色の発光表示素子の分光エネルギー分布特性図で
ある。 ２Ｒ，２Ｇ、　２Ｂ・・発光表示素子、３・・点灯用制
御回路、５・・レンズ部、６・・カバー３次長 波長 波長 ／ｒＩＬｒｎ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）赤色、緑色および青色にそれぞれ発光する３種類
   の発光表示素子をマトリックス状に配置して表示面を形
   成するカラー表示装置において、前記各発光表示素子は
   、赤色、緑色または青色に発光する蛍光ランプと、この
   蛍光ランプを覆い前面に発光表示部を形成するレンズ部
   を設けたカバーとにて構成し、 このカバーのレンズ部はポリアリレート樹脂にて形成し
   た ことを特徴とするカラー表示装置。
2. （２）赤色、緑色および青色にそれぞれ発光する３種類
   からなる複数の電光発光素子は、各発光する色別にそれ
   ぞれ制御する点灯用制御回路を備えたことを特徴とする
   請求項１に記載のカラー表示装置。