JPH0294179A - ディジタルオーディオ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は、いわゆる早送り再生機能を備えたコンパク
トディスクプレーヤ等のディジタルオディオ装置に関す
る。

（従来の技術） コンパクトディスクプレーヤに代表されるデ、イジタル
オーデ２イオ装置に、従来のテープレコダが備えた便利
な機能をもたせようとした場合、ディジタル系であるが
故の特有の課題を生じることかある。

例えば、これらの機器では、早送り時に、現在の送り位
置を知るため、その際の再生音を出力しているが、その
方式の違いからコンパクトディスクプレーヤにおいては
以下に示す課題を生じている。

即ち、第５図に示すように、テープレコーダでは（ａ）
に示す再生音が（１））に示すように連続形で圧縮され
、高い周波数の音として再生出力される。

一方、コンパクトディスクプレーヤでは、（ａ）に示す
再生音が（ｂ）に示すようにディスクから読出されたデ
ィジタルオーディオデータが所定の時間間隔でサンプリ
ングされ、これらサンプリングブタが繋ぎ合わされ、単
に音切れした音（不連続な音）として再生出力される。

これら再生出力された音は、いずれの場合においても、
聴感上不快なものである。

このため、テープレコーダでは、早送り再生時は通常の
再生時よりもある程度音量を絞って再生出力している。

一方、コンパクトディスクブレヤにも、これと同様の技
術を適用することが考えられるか、音切れ時に発生する
高周波数帯域の歪は雑音として極めて不快であることか
ら、単に音量を絞る程度では、ユーザに与える聞き苦し
さは依然として解消されない。

（発明か解決しようとする課題） このようにコンパクトディスクプレーヤ等のディジタル
オーディオ装置では、早送り時の再生を、ディジタルオ
ーディオデータを所定の時間間隔でサンプリングし、こ
れらサンプリングデータを繋ぎ合わせることにより行っ
ているので、早送り再生時の出力音は音切れしたものと
なる。そして、この音切れ時には、高周波数帯域の歪が
発生し、ユーザに対し聞き苦しさを与えている。

そこで、この発明の目的は、早送り再生時の音切れによ
り発生する高周波数帯域の歪を除去し、これによって生
じていた聞き苦しさをなくしたディジタルオーディオ装
置を実現しようとするものである。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） この発明は、早送り時に、読出されたディジタルオーデ
ィオデータを所定の時間間隔でサンプリングし、これら
のサンプリングデータから高周波数帯域を除去し、サン
プリングデータを繋ぎ合せて再生出力することにより、
前記した課題を解決している。

（作　用） この発明では、早送り再生時は、サンプリングデータか
ら高周波数帯域を除去しているので、サンプリンタデー
タの繋ぎ合わせの位置に相当する音切れ時に発生する高
周波数帯域の歪を除去することができ、高周波数帯域の
歪によって生じていた聞き苦しさか解消される。

（実施例） 次に、この発明の詳細な説明する。

第１図はこの発明の一実施例に係るコンパクトディスク
プレーヤの一部の構成を示した図である。

同図において、１はコンパクトディスク（図示省略）よ
り読出された　１フレーム１８ｂｉｔのディジタルオー
ディオデータがＬＳＢを先頭にシリアルに入力される入
力端子である。尚、ここでは、右チャネルのフレームと
左チャネルのフレームとが　１フレーム毎に交互に入力
される。

この入力端子１に入力されたディジタルオーディオデー
タは、１［１ｂｉｔの第１のシフトレジスタ２にシリア
ルに順次入力される。以下、同様に第１のシフトレジス
タ２から第２のシフトレジスタ３に、第２のシフトレジ
スタ３から第３のシフトレジスタ４に、第３のシフトレ
ジスタ４から第４のシフトレジスタ５に、第４のシフト
レジスタ５から第５のシフトレジスタ６に、順次入力さ
れる。

尚、これらのシフトレジスタ２．３．４．５．６は、実
際には一体の８０ｂｉｔのシフトレジスタであるが、説
明の都合により上述の如く分離して考える。

第１のスイッチ７は、第１のシフトレジスタ２の出側の
先頭のビット、２番目のビット、３番目のビットのうち
いずれか１つを選択し、この選択出力を第１のシリアル
加算器１０に送出している。

第２のスイッチ８は、第３のシフトレジスタ４の出側の
先頭のビット、２番目のビット、アースのうちいずれか
１つを選択し、この選択出力を第１のシリアル加算器１
０に送出している。

第３のスイッチ９は、第５のシフトレジスタ６の出側の
先頭のビット、２番目のビット、３番目のビットのうち
いずれか１つを選択し、この選択出力を第２のシリアル
加算器］１に送出している。

第１のシリアル加算器１０は、第１のスイッチ７からの
選択出力と第２のスイッチ８からの選択出力とをシリア
ルに加算していく。

第２のシリアル加算器１１は、第１のシリアル加算器１
０からの加算出力と第３のスイッチ９がらの選択出力と
をシリアルに加算していく。

第４のスイッチ１２は、第３のシフトレジスタ４の出側
の先頭ビットまたは第２のシリアル加算器１１の加算出
力を選択し、この選択出力を出力端子１３に送出してい
る。

出力端子１３から出力されたディジタルオーディオデー
タは、後段のＤ／Ａ変換器（図示省略）、更に、増幅器
（図示省略）に送出される。

コントロール回路１４は、ユーザの指令、システム内で
発生した指令等に応じて、スイッチ７．８．９．１２の
切替えを制御する。

次に、第２図に示すタイミングチャートに基づき動作を
説明する。

通常の再生時は、入力端子１にシリアルに入力されたデ
ィジタルオーディオデータは、ビットクロックに同期し
て（第２図（ａ）　、（Ｃい、ＬＳＢを先頭に第１のシ
フトレジスタ２→第２のシフトレジスタ３−第３のシフ
トレジスタ４→第４のスイッチ］２−出力端子１３を通
り後段に送出される。

読取りエラー等によりシステム内で補正指令か発生ずる
と、左右フレーム選択クロックＬＲＣＫに同期したく第
２図（ｂ）　、　（ｄ））コントロール回路１４の切替
え制御により、第１のスイッチ７は選択出力として第１
のシフトレジスタ２の出側の２番目のビットを選択し、
第２のスイッチ８はアースを選択し、第３のスイッチ９
は第５のシフトレジスタ６の出側の２番目のビットを選
択し、第４のスイッチ１２は第２のシリアル加算器１１
の加算出力を選択する。

これにより、第３のシフ］・レジスタ４がら第４のスイ
ッチ１２を通り出力端子１３に送出されるべきフレーム
（現フレーム）の代わりに、第２のシリアル加算器１１
からのフレームが第４のスイッチ１２を通り出力端子１
３に送出される。

ここで、第２のシリアル加算器１１がらのフレームは、
第１のシフトレジスタ２がらのフレームであってＬＳＢ
が除がれたものと第５のシフトレジスタ６からのフレー
ムであってＬＳＢが除かれたものとを加算したものであ
る。即ち、現フレームよりも２フレーム後（右、左フレ
ームのいずれが一方を着目すれば、１フレーム後）のフ
レームの１ノ２データと現フレームよりも　２フレーム
前（右、左フレームのいずれが一方を着目すれば、■フ
レーム前）のフレームの１７２データとを加算したもの
である。これを式で表すと、 補正データ＝ １フレーム後データ＋　１フレーム前データ（右、左フ
レームのいずれか一方を着目）となる。尚、」二連の如
くデータか１／２となるのは、シフトレジスタの出側の
２番目のビットを選択し１、Ｓ　Ｂを除いているからで
ある。

次に、ユーザによりいわゆる早送り再生の指令かなされ
ると、左右フレーム選択クロックＬ　ＲＣＫに同期した
く第２図（ｂ）、（ｄ））コントロール回路１４の切替
え制御により、第１のスイッチ７は選択出力として第１
のシフトレジスタ２の出側の３番目のビットを選択し、
第２のスイッチ８は第３のシフトレジスタ４の出側の２
番目のビットを選択し、第３のスイッチ９は第５のシフ
トレジスタ６の出側の３番目のビットを選択し、第４の
スイッチ１２は第２のシリアル加算器１１の加算出力を
選択する。

これにより、第３のシフトレジスタ４がら第４のスイッ
チ１２を通り出力端子１３に送出されるべきフレーム（
現フレーム）の代わりに、第２のシリアル加算器１１が
らのフレームが第４のスイッチ１２を通り出力端子１３
に送出される。

ここで、第２のシリアル加算器１１がらのフレームは、
第１のシリアル加算器１ｏからのフレームと第５のシフ
トレジスタ６がらのフレームであってＬＳＢ及び第２ビ
ットが除がれたものとを加算したものである。また、第
１のシリアル加算器１０からのフレームは、第１のシフ
トレジスタ２がらのフレームであってＬＳＢ及び第２ビ
ツトが除がれたものと第３のシフトレジスタ４がらのフ
レームであってＬＳＢが除かれたものとを加算したもの
である。即ち、現フレームよりも　２フレーム後（右、
左フレームのいずれが一方を着目すれば、■フレーム後
）のフレームの１／４データと現フレームの１／２デー
タと現フレームよりも　２フレーム前（右、左フレーム
のいずれが一方を着目すれば、１フレーム前）のフレー
ムの１／４データとを加算したものである。これを式で
表すと、 早送り時デ タ＝ 、−現フレームデータ （右、左フレームのいずれか一方を着目）となる。尚、
上述の如くデータがｌ／２　、ｌ／４となるのは、シフ
トレジスタの出側の２番目あるいは３番目のビットを選
択しＬＳＢあるいは第２ビツトを除いているからである
。

この実施例においては、いわゆる早送り再生時は、この
後、このようなディジタルオーデイオプタが所定の時間
間隔でサンプリングされ、これらサンプリングデータは
繋ぎ合されて再生出力されるのであるが、その際上述し
た回路により構成されるローパスフィルタにより高周波
数帯域を除去しているので、サンプリングデータの繋ぎ
合わせの位置に相当する音切れ時に発生する高周波数帯
域の歪を第３図に示すように除去することかでき、高周
波数帯域の歪によって生じていた聞き苦しさが解消され
る。尚、上述した回路により構成されるローパスフィル
タの特性は、カットオフ周波数８ｋｌｌｚ、２０ｋｌｌ
ｚての減衰量が３４ｄＢというものであった。

また、この実施例では、従来よりコンパクトディスクプ
レーヤに必要であった、例えば第４図に示すような読取
りエラー等のための平均値補正回路を第１図に示したよ
うに改良したものであるから、上述した効果を簡単な構
成により実現することができる。尚、第４図に示す平均
値補正回路は、入力端子１５、シフＩ・レジスタ１６．
１７．１８．１９．２０．スイッチ２１．２２、シリア
ル加算器２３、スイッチ２４、出力端子２５等から構成
され、各構成要素は上述した実施例の場合とほぼ同様で
ある。

尚、この発明は、上述した実施例に限定されない。

例えば、上述した実施例におけるローパスフィルタの係
数は、シリアル加算器の数を増やし、シフトレジスタか
らの取出しビットを変化させることにより、任意に変え
ることができる。

また、シフトレジスタの長さも８０ｂｉｔに限定されな
い。

更に、−１ｘ述した実施例では、平均値補正回路とロー
パスフィルタとを兼用させ−たものであったが、ローパ
スフィルタが独立しているものであっても構わない。例
えば、ローパスフィルタとして、カットオフ周波数１ｋ
ｌｌｚ　−１０ｋｔｌｚて６ｄＢ／ａｃｔ程度のものを
早送り再生時のみに挿入するようにしてもよい。

また、上述した実施例では、ディジタルオーディオ装置
として、コンパクトディスクプレーヤである場合につい
て述べたが、例えばＤＡＴ等の他のディジタルオーディ
オ装置であっても構わない。

［発明の効果］ 以上説明したように、この発明によれば、早送り再生時
は、サンプリングデータから高周波数帯域を除去してい
るので、サンプリングデータの繋ぎ合わせの位置に相当
する音切れ時に発生する高周波数帯域の歪を除去するこ
とができ、高周波数帯域の歪によって生じていた聞き苦
しさか解消される。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例に係るコンパクトディスク
プレーヤの一部の構成を示ｌ、た図、第２図はこの実施
例の動作を説明するためのタイミングチャート、第３図
はこの実施例の効果を説明するための波形図、第４図は
従来からある平均値補正回路の構成を示す図、第５図は
早送り再生を説明するための波形図である。 １・・・入力端子、２．３．４．５．６・・・シフトレ
ジスタ、７．８．９・・・スイッチ、１０．１１・・・
シリアル加算器、１２・・・スイッチ、１３・・・出力
端子、１４・・・コントロール回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 早送り時に、読出されたディジタルオーディオデータを
   所定の時間間隔でサンプリングし、これらサンプリング
   データを繋ぎ合せて再生出力するディジタルオーディオ
   装置にあって、前記早送り時に、前記サンプリングデー
   タから高周波数帯域に相当する部分を除去する手段を備
   えたことを特徴とするディジタルオーディオ装置。