JPH0293529A - フィルム一体形カメラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は予めフィルムが内蔵されたフィルム−体形カメ
ラに関する。

（従来技術） 最近、フィルムがカメラに予め内蔵されてぃて撮影が終
了したらカメラごと現像に出すフィルム一体形カメラ（
いわゆる使い捨てカメラ）が出回っている。

この種の従来のカメラは、フィルムや撮影機構を組み込
んだカメラ本体と、カメラ本体を背面から覆う裏蓋と、
カメラ本体の前面を覆う前カバーとから構成されている
。使い捨てカメラは、その性格上、安価に提供されるこ
とが望まれているが、従来のカメラにおいては、前カバ
ーなど大物の部品が必要であること、またカメラ本体へ
の部品の取り付けが一方向からではなく上方向および前
後方向と異なる方向からなされるため、組立にも手間が
かかるという問題があった。

（発明の目的および構成） 本発明は上記の点にかんがみてなされたもので、より簡
単に構成されたフィルム一体形カメラを提供することを
目的とし、この目的を達成するため、予めフィルムが内
蔵されるカメラ本体と。

それと合体する裏蓋とを有し、カメラ本体に、少なくと
もフィルム巻上機構やシャッタ駆動機構な構成する部材
の回転軸または支軸を受ける溝をそれでれの軸ごとに軸
方向に隔てて少なくとも２つ設け、裏蓋に、前記溝にそ
れぞれ嵌合する突起を設け、カメラ本体と裏蓋とを合体
したとき、前記溝と前記突起が共働して前記回転軸また
は支軸の軸受を構成するようにした。

（実施例） 以下本発明を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明によるフィルム一体形カメラの一実施例
の分解図である。

図において、ｌはカメラ本体、２はカメラの裏蓋、３は
プラスチック製の撮影レンズ、４は撮影レンズを取り付
けるレンズ板、５はカメラ本体ｌとレンズ板４との間に
設置されるシャッタ羽根、６はシャッタ羽根５を閉方向
に付勢するコイルバネである０以上の部材はカメラ本体
ｌの前面に形成された凹部１ａに取り付けられる。

７は軸Ａに取り付けられ撮影後のフィルムを巻き上げる
ための巻上ノブ、８は１コマ巻き上げるごとにｌ目盛分
回転するカウンタ、９はシャッタを開放させるためのシ
ャッタ駆動部材であり、カウンタ８およびシャッタ駆動
部材９はともに軸Ｂに取り付けられている。シャッタ駆
動部材９はレバ一部９ａを有し、このレバ一部９ａによ
ってシャッタ羽根５の端部５ａをシャツタ開方向にたた
いてシャッタを開放させる。さらに１０はシャッタチャ
ージ用のチャージレバー　１１はシャッタ駆動部材９を
シャツタ開方向に付勢するシャッタバネであり、この両
者は軸Ｃに取り付けられている。１２はカウンタ８と噛
合し１回転するとカウンタ８を１歯分送る送り歯、１３
はシャッタ駆動部材９を回動させてシャッタバネ１１を
チャージするカム、１４は外部からの光か露光部へ漏れ
るのを防止する遮光板、１５はフィルムが１コマ巻き上
げられるごとに１回転するスプロケットである０以上の
部材１２〜１５は軸りに上から順に取り付けられている
。

さてカメラ本体ｌの上面には上記軸Ａ〜Ｄの上端を支持
する溝ａ〜ｄがそれぞれ形成されている。そして溝ａと
溝すとの間にはカウンタ窓用の溝ｅが形成されている。

また、溝ａ〜Ｃの下方にはＡ〜Ｃ軸の下端を支持する溝
がそれぞれ形成され、溝ｄの下方には遮光板１４を囲む
とともに軸りの中間部を支持する溝が形成されている０
組立時において軸Ａ〜Ｄは溝ａ　−ｄおよびその下方に
形成された溝にそれぞれはめ込まれる。また組立時には
、まず軸Ｃを取り付け、次に軸Ｂおよび軸Ａを取り付け
、最後にＤ軸を取り付ける。

なお第１図の１６はファインダ、１７はレリーズボタン
である。レリーズボタン１７はカメラ本体１の前面を利
用して、一部を残して３方を打ち抜いて、内側にたわむ
ように形成しである。

第２図は各部材をカメラ本体ｌに取り付けた状態を示す
背面図である。この状態で次にフィルムを装填する。フ
ィルムはたとえばパトローネ入り３５ｍｍフィルムを使
い、未露光のフィルムをパトローネから引き出して巻軸
を用いずに巻き（いわゆるプル巻きにし）、空になった
パトローネをパトローネ室２０に装填する。このときパ
トローネのスプールと軸Ａの下端に設けられた保合部２
１とを係合させるようにする。この係合により巻上ノブ
７を回すとフィルムは巻き上げられていく、一方、フィ
ルムのプル巻部はフィルム室２２に装填される。第２図
の鎖線はフィルムが装填されたときの状態を示している
。

さて、フィルム装填後、裏蓋２を閉じカメラ本体ｌと蓋
２とを合体する。Ｓ蓋２には溝ａ〜ｄにはまるように突
起２ａ〜２ｄが形成され、さらにカウンタ窓用の溝ｅに
はまるように突起２ｅが形成されている（第１図参照）
、また、突起２ａ〜２ｄの下方には突起２３〜２ｄと対
応した同じ長さの突起２ｆ〜２倉が設けられている。こ
れらの突起２ｆ〜２１は前述した溝ａ　％　ｄの下方に
形成された溝にはめられる。第３図は裏蓋２を閉じた状
態を示す上面図であり、各軸Ａ〜Ｄの上端は溝ａ〜ｄと
突起２ａ〜２ｄとで支持されている。また溝ｅは突起２
ｅよりやや深くなっていて両者の間隙がカウンタ窓２３
となって、ここからカウンタ８の上面に刻印されたフィ
ルム枚数を視認できるようになっている。さらに突起２
ｆ〜２１は前述した溝ａ〜ｄの下方に形成された溝には
められ、各軸は２点において支持されガタ付くことなく
動作する。

第４図はレリーズボタン１７のＡ−Ａ断面図である。レ
リーズボタン１７の裏側には傾斜部１７ａを有し、傾斜
部１７ａにはチャージレバーｌＯの突片１０ａが当接し
ている。このレリーズボタン１７を図のように人差指Ｆ
で押すと、内側にたわみ、傾斜部１７ａが突片１０ａを
押すので、チャージレバーｌＯが回動し、シャッタ駆動
部材９がシャッタバネ１１のバネ力で駆動されて、その
レバ一部９ａがシャッタ羽根５の端部５ａをシャツタ開
方向にたたいてシャッタが開放される。

第５図は巻上ノブ７の中心軸上のＢ−Ｂ断面図である０
巻上ノブ７の下部に円形段部７ａが設けられ、カメラに
組込まれたとき段部７ａの外周を囲むように本体、裏蓋
に凹部ｉｆ、２ｊが設けられている０段部７ａは外周か
らの光がパトローネ室２０へ漏れるのを防止する役目を
果たす、外部からの光が露光部、フィルム部、パトロー
ネ室へ漏れるのを防止する手段としては、本実施例に示
した手段以外に遮光性のある別部材を外部光侵入経路に
設ける等、他の手段を用いても良い、また本体ｌと裏蓋
２との接合面からの外部光侵入防止手段としては１本体
ｌと裏蓋２とを遮光性のある接着剤で接合する、あるい
は、本体ｌと裏蓋２との接合面を凹凸係合する等の手段
が考えられる。

上記実施例においては、フィルム巻上機構、カウンタ、
シャッタ駆動機構を例にとって説明したが１本発明はそ
れに限らず他の機構が組み込まれるとき適用できるのは
言うまでもない、他の機構としては、上記機構に付随す
る機構たとえばフィルム巻上時の誤動作を防止するため
の安全機構などがある。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明によれば、カメラ本体に、
フィルム巻上機構やシャッタ駆動機構を構成する部材の
回転軸または支軸を受ける溝をそれデれの軸ごとに軸方
向に隔てて少なくとも２つ設け、裏蓋に、前記溝にそれ
ぞれ嵌合する突起を設け、カメラ本体と裏蓋とを合体し
たとき、前記溝と前記突起が共働して前記回転軸または
支軸の軸受を構成するようにしたので、前カバーを必要
とせず、カメラ本体と裏蓋たけてフィルム一体形カメラ
を構成することができる。それによって従来のこの種の
カメラに比べて安価に提供することができる。

またカメラ本体に組み込まれる各機構部品は、カメラ本
体の前後方向に組まれるので組み立て易く、したがって
組立の自動化も図りやすい。

さらに、各機構部品の軸を受ける溝が前後方向に形成さ
れてカメラ本体および裏蓋を成形する際前後方向だけで
型が抜けるので、型構造が簡単になり、型代が安くでき
るとともに精度を高くすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるフィルム一体形カメラの一実施例
の分解図、第２図はフィルム巻上機構およびシャッタ駆
動機構を組み込んだ状態で示す背面図、第３図はカメラ
本体と裏蓋を合体したときのカメラ上面図、第４図はレ
リーズボタンの八−Ａ断面図、第５図は第３図の巻上ノ
ブのＢ−Ｂ断面図である。 １−、−カメラ本体、２−・・裏蓋、２　ａ　〜２　ｉ
　・・・突起、７・・・巻上ノブ、８・・・カウンタ、
９・・・シャッタ駆動部材、ｌＯ・・・チャージレバー
、１１−・・シャッタバネ、１２・・・送り歯、１３−
・・カム、１４−・・遮光板、ｉｓ−・・スプロケット
、Ａ〜Ｄ−・・軸、ａ　〜ｅ　−溝

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 予めフィルムが内蔵されるカメラ本体と、それと合体す
   る裏蓋とを有し、前記カメラ本体に、少なくともフィル
   ム巻上機構やシャッタ駆動機構を構成する部材の回転軸
   または支軸を受ける溝をそれぞれの軸ごとに軸方向に隔
   てて少なくとも２つ設け、前記裏蓋に、前記溝にそれぞ
   れ嵌合する突起を設け、前記カメラ本体と前記裏蓋とを
   合体したとき、前記溝と前記突起が共働して前記回転軸
   または支軸の軸受を構成することを特徴とするフィルム
   一体形カメラ。