JPH029318Y2 - - Google Patents

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JPH029318Y2
JPH029318Y2 JP1984051280U JP5128084U JPH029318Y2 JP H029318 Y2 JPH029318 Y2 JP H029318Y2 JP 1984051280 U JP1984051280 U JP 1984051280U JP 5128084 U JP5128084 U JP 5128084U JP H029318 Y2 JPH029318 Y2 JP H029318Y2
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JP
Japan
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bathroom
opening
intake
hollow box
rising
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JP1984051280U
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JPS60162830U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は浴室用換気ダクトに関するものであ
る。
浴室は入浴中湯気がこもり易く、こもつた湯気
が脱衣場まで侵入したりして部屋全体に湿気を充
満させる不都合がある。特に断熱性を重視した家
屋構造においてはこの傾向が強く湿気で壁面等に
結露が生じカビ等を発生させたりする欠点があ
る。
勿論浴室に換気用のフアンを取付けて強制排気
したり浴室の窓を開ければ湿気のこもりも解消さ
れるが、浴室にフアンを取付けるには電気配線等
の工事も同時に行なう必要があるため面倒である
ばかりでなく費用もかかり、また入浴中窓を開け
ることは外部からのぞかれたりして不用心である
うえ、冬期には冷たい外気が浴室内にそのまま侵
入して身体を冷やし健康上良くないものである。
そこで本考案は上記従来の実情に基づき創案さ
れたものであつて、その目的とするところは、フ
アン等の電気器具や配線工事等を不要とし得て家
屋外壁に簡単に取付けることができるものであり
ながら、浴室内の湯気等を効率良く速やかに戸外
へ排出して浴室や脱衣場等の湯気のこもり、湿気
の滞留を解消することができると共に、冬期にお
いても外部の寒気侵入を極力防止することができ
る浴室用換気ダクトを提供しようとするものであ
る。
本考案の構成を図面に示された一実施例につい
て説明すれば、第1図は本考案に係る浴室用換気
ダクトの全体斜視図である。図中1は中空箱体で
あつて、該中空箱体1は家屋外壁に設けた開口部
に嵌装される水平部1aと外壁面に当接する立上
り部1bを有していて側面視において略L字型状
に形成されている。2は水平部1aの先端を開放
して設けた吸気口で、該吸気口2にはガイドレー
ル3,3及びスプリング4を介して上方(閉方
向)に付勢されたシヤツター5が開閉且つ開度調
整自在に装着されている。6はシヤツター操作用
の紐でその下端には係止用のフツク7が取付けら
れている。
ところで立上り部1bの左右両側面も開放され
ており、該部に連通口8が形成されていて、この
連通口8には金網9が張設され、この金網9によ
り鳥等が中空箱体1内に侵入しないようになつて
いる。10は連通口8の近傍に位置して立上り部
16内の左右両側に斜設された雨水よけ用の流板
で、この左右の流板10,10は上方に行くに従
つて、順次対向間隔が狭くなるように且つ立上り
部1bの前後両側板に密着した状態で設けられて
おり、立上り部1bの前後両側板及び左右の流板
10,10により立上り部1b内には断面積が下
方から上方に行くに従つて順次小さくなる湯気上
昇通路Rが形成されている。
11,11は中空箱体1の立上り部1bの左右
両側に連設された吸気管で、該吸気管11,11
は長手方向両端部が開放されていて、上記中空箱
体1と連通せしめた状態で立設固定されている。
なお、結露防止のため中空箱体1及び吸気管1
1,11の夫々内壁面には発泡断熱材が吹付け塗
布されている。
上記の如く構成された本考案を家屋に取付ける
には第2図及び第7図に示す如く、浴室12の外
壁13上部に設けた開口部14に中空箱体1の水
平部1aを嵌装すると共に、立上り部1bの前面
1′bを外壁13の外側面13′に当接せしめた状
態で固定するものである。図中15は浴槽であ
る。
次に本考案の作用について説明する。入浴中は
湯気aが浴室12内にこもりそのまま放置すると
浴室12内に湯気aが充満するが、その際紐6を
スプリング4に抗して引張ると共に紐6下端のフ
ツク7を外壁13の内面に適宜設けた係止具(図
示せず)に係止する。これによりシヤツター5は
開状態に保持されるので、浴室12内の湯気aは
吸気口2から中空箱体1内に吸込まれた後水平部
1a、次いで立上り部1bを経由し左右の連通口
8,8から吸気管11,11内に侵入してその上
端開放部から排気される。
この際室外側に位置する吸気管11,11は上
下両端部が開放されているので該吸気管11,1
1の下端開口から上端開口に通ずる空気の流通に
より浴室12内の湯気aは速やかに室外へ流出せ
しめられる。そのため浴室12内に湯気aがこも
つてそのまま滞留する不都合が解消される。とこ
ろで、吸気口2から水平部1a内に吸込まれた湯
気aが湯気上昇通路R内を上昇する際、左右の傾
斜流板10,10により該通路Rの断面積が流板
10,10の傾斜下端から上端に行くに従つて漸
小し、いわば弁を順次絞つた状態となつているの
で、流板10,10が通路R内上昇中の湯気aの
流速を高める作用を果たす。また、吸気管11,
11の下端開口から上端開口に通じる空気の流通
イにより立上り部1bの前後両側板、流板10及
び金網9に囲まれた空間ロが負圧状態となるの
で、前記上昇通路R内を流速を速めながら上昇し
てきた湯気aは流板10,10の傾斜上端部から
速やかに立上り部1bの左右の空間ロ内に吸引さ
れた後、連通口8から吸気管11を介して戸外へ
迅速に排気される。このため、浴室12内の湯気
aの吸引排出効率は著しく高められる。
なお、シヤツター5は入浴後に開けてもよく、
また、シヤツター5の開度を自由に調整すること
もできる。
ところで雨天時等には吸気管11,11の上端
開口部から雨水が侵入することもあるが、たとえ
雨水が侵入しても侵入雨水は吸気管11,11の
下端開放部からそのまま地上に落下排水される。
また雨水よけ用の流板10の存在により風雨時等
においても雨水が中空箱体1内に入り込むことは
確実に防止される。
更に連通口8,8には金網9,9が張設されて
いるので雀等が中空箱体1内に侵入して巣を作つ
たりすることはない。
なお本考案は簡易の換気ダクトとして浴室以外
の台所、トイレ等にも簡単に取付けることができ
るものである。
上記したように本考案は、家屋外壁13に設け
た開口部14に嵌装される水平部1aと外壁面に
当接する立上り部1bを有する側面略L字型状の
中空箱体1を設け、該中空箱体1の水平部1a側
先端面と立上り部1b側の左右両側面のみを夫々
開放して吸気口2と連通口8を形成し、吸気口2
にはシヤツター5を開度調整自在に装着し、左右
の連通口8には金網9を張設すると共に、連通口
8の近傍に位置して立上り部1b内の左右両側に
は雨水よけ用の流板10を上方に行くに従つて順
次対向間隔が狭くなるように且つ立上り部1bの
前後両側板に密着した状態で斜設し、立上り部1
bの左右両側には上下両端を開放した吸気管11
を上記中空箱体1と連通せしめて立設固定し、吸
気口2から吸引された室内側の湯気等を吸気管1
1を経由して室外に排気させるべく構成したか
ら、フアン等の電気器具や配線工事等を全く不要
とし得て家屋外壁に簡単に取付けることができる
ものでありながら、雨水よけ用の流板10,10
の内外領域で発生する流速増大現象及び負圧現象
により屋内湯気等の吸引排出効率を著しく高める
ことができる。そのため、シヤツターを開けるの
みで浴室内の湯気等を効率良く速やかに戸外へ排
出できこれにより浴室や脱衣場等における湯気の
こもり湿気の滞留を解消することができると共
に、冬期においても外部の寒気侵入を極力防止す
ることができるうえ、構造簡単にして安価に製造
でき、しかも家屋外壁面にコンパクトに取付ける
ことができ、取付後においては、中空箱体1内へ
の雨水の侵入や鳥等の侵入(巣づくり)を防止で
きる。また本考案は浴水のみならず、台所やトイ
レ等に取付けることにより煙、臭気等の排気ダク
トとしても広く利用できる等極めて有用な実用的
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の全体斜視図、第2図は本考案
を家屋外壁に取付けた状態を示す側面図、第3図
は第2図におけるA−A′線断面図、第4図は第
2図におけるB−B′線断面図、第5図は吸気口
の正面図、第6図はガイドレール及びスプリング
の拡大側面図、第7図は浴室の縦断側面図であ
る。 図中1は中空箱体、1aは水平部、1bは立上
り部、2は吸気口、5はシヤツター、8は連通
口、11,11は吸気管、aは湯気。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 家屋外壁13に設けた開口部14に嵌装される
    水平部1aと外壁面に当接する立上り部1bを有
    する側面略L字型状の中空箱体1を設け、該中空
    箱体1の水平部1a側先端面と立上り部1b側の
    左右両側面のみを夫々開放して吸気口2と連通口
    8を形成し、吸気口2にはシヤツター5を開度調
    整自在に装着し、左右の連通口8には金網9を張
    設すると共に、連通口8の近傍に位置して立上り
    部1b内の左右両側には雨水よけ用の流板10を
    上方に行くに従つて順次対向間隔が狭くなるよう
    に且つ立上り部1bの前後両側板に密着した状態
    で斜設し、立上り部1bの左右両側には上下両端
    を開放した吸気管11を上記中空箱体1と連通せ
    しめて立設固定し、吸気口2から吸引された室内
    側の湯気等を吸気管11を経由して室外に排気さ
    せるべく構成したことを特徴とする浴室用換気ダ
    クト。
JP5128084U 1984-04-07 1984-04-07 浴室用換気ダクト Granted JPS60162830U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5128084U JPS60162830U (ja) 1984-04-07 1984-04-07 浴室用換気ダクト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5128084U JPS60162830U (ja) 1984-04-07 1984-04-07 浴室用換気ダクト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60162830U JPS60162830U (ja) 1985-10-29
JPH029318Y2 true JPH029318Y2 (ja) 1990-03-07

Family

ID=30570178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5128084U Granted JPS60162830U (ja) 1984-04-07 1984-04-07 浴室用換気ダクト

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JP (1) JPS60162830U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4212791Y1 (ja) * 1964-09-12 1967-07-19

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4212791Y1 (ja) * 1964-09-12 1967-07-19

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Publication number Publication date
JPS60162830U (ja) 1985-10-29

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