JPH0292518A - フッ素系重合体2軸配向フィルム - Google Patents

フッ素系重合体2軸配向フィルム

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JPH0292518A
JPH0292518A JP24545488A JP24545488A JPH0292518A JP H0292518 A JPH0292518 A JP H0292518A JP 24545488 A JP24545488 A JP 24545488A JP 24545488 A JP24545488 A JP 24545488A JP H0292518 A JPH0292518 A JP H0292518A
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JP
Japan
Prior art keywords
film
ethylene
degree
polymer
tetrafluoroethylene
Prior art date
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Pending
Application number
JP24545488A
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English (en)
Inventor
Osami Shinonome
東雲 修身
Tomoyuki Izumi
智之 和泉
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Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は力学的性質1寸法安定性などに優れたエチレン
・テトラフルオロエヂレン系含フッ素重合体2軸配向フ
ィルムに関するものである。
(従来の技術および発明が解決しようとする課題)フッ
素系ポリマーは、ポリテトラフルオロエチレンを始め、
パーフルオロアルコキシ、フッ素化エチレン・プロピレ
ンコポリマー エチレン・クロロトリフルオロエチレン
コポリマー、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニル
、ポリクロロトリフルオロエチレン、エチレン・テトラ
フルオロエチレンコポリマーなどがあり、これらの多く
はフィルムとしても利用されているが、一部を除いて延
伸状態にし難いため強度面での問題が生じている。この
うちエチレン・テトラフルオロエチレンコポリマーにつ
いては特開昭60−56532号公報や特開昭61−6
3/133号公報にも開示されている如く特定の条件下
ではあるが比較的延伸の容易なフッ素系ポリマーであり
、2軸配向フイルムが得られる。
しかしながら1強伸度などの力学的性質と寸法安定性と
のバランスにおいて十分な域に達していないのが実情で
あり、その改良が望まれている。
本発明者らはエチレン・テトラフルオロエチレン2軸配
向フィルムにおけるこのような問題を解決すべく鋭意検
討した結果1本発明に到達したものである。
(課題を解決するための手段) 本発明者らの検討で明らかになったのはエチレン・テト
ラフルオロエチレンコポリマーフィルムを構成するポリ
マーの微細構造が該フィルムの物性に大きく影響し、微
結晶サイズおよび面配向度が特定の範囲にある時に良好
な物性のフィルムとなることである。
すなわち本発明は、エチレン・テトラフルオロエチレン
コポリマーまたはこれを主成分とする重合体からなり、
Xl、’i!回折法によって測定される微結晶サイズが
40〜80人および面配向度が85%以上であることを
特徴とするフッ素系重合体2軸配向フイルムである。
本発明において、エチレン・テトラフルオロエチレンコ
ポリマーまたはこれを主成分とする重合体は、エチレン
とテトラフルオロエチレンのモル比が40 : 60〜
70 : 30.特に45 : 55〜60 : 40
のものが製膜性、延伸性、フィルム性能などの点から好
適であり、これらの成分を主成分としてこれに例えば1
 フン化ヒ゛ニル、フン化ビニリデン、クロロトリフル
オロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン トリフルオ
ロエチレン1 ジフルオロエチレンジクロロジフルオロ
エチレン クロロフルオロエチレン、ジクロロジフルオ
ロプロピレン、トリクロロトリフルオロプロピレン、テ
トラフルオロジクロロプロピレン、クロロペンタフルオ
ロプロピレン、ジクロロトリフルオロプロピレン、クロ
ロテトラフルオロプロピレン ペンタフルオロプロシン
。テトラフルオロプロピレン、トリフルオロaび プレンなどのフッ素化α−オレフィンやフッ素化9イこ
1 ビニルエーテル、フッ素ビニルエステルなどを少量、好
ましくは10重量%共重合して得た重合体も本発明の範
囲に含まれる。
これらの重合体の製法については、特公昭472367
1号公報、特開昭60−248710号公報1有機合成
化学、31.518(1973)などに開示されており
、ラジカル開始剤や放射線照射などによって合成される
さらに1本発明のフィルムにおいては、X線回折法によ
って測定される微結晶サイズが40〜80人および面配
向度が85%以上であることを要件とする。微結晶サイ
ズは(120)回折ピークの半価幅より5chelle
rの弐を使用して得られる結晶粒子サイズ(ACS)を
意味するが、40〜80人であることが必要である。A
CSが40人未満では寸法安定性(熱収縮特性)が悪<
、80人を越えると脆い性質のフィルムとなってしまう
。また1面配向度については面配向度−100X (1
80−半価幅) /180で定義されるが9面配向度が
85%未満では強伸度特性が劣る。
本発明の2軸配向フイルムを製造する方法としては1 
フラット法同時2軸延伸と熱処理とを組み合わせること
が好ましい。具体的にはエチレン・テトラフルオロエチ
レンまたはこれを主成分とする重合体からなる未延伸フ
ィルム(未延伸フィルムは通常公知の溶融製膜法によっ
て製造され得るが、ポリマーの溶融温度はポリマーの融
点より20〜60°C高い温度、すなわち250〜34
0 ’C程度が好ましく、またグイから吐出された膜状
物は10°C以下に保たれたキャスティングローラーに
て急冷してできるだけ結晶化を抑えることが好ましい)
を温度70〜150°C3時間1〜100秒で縦および
横方向の延伸倍率をそれぞれ2,5〜5.0倍となるよ
うに、かつ面積延伸倍率が8〜15倍となるようにフラ
ット法同時2軸延伸を施した後、温度180〜260°
C1時間2〜200秒で定長熱処理または±15%以下
での緊張もしくは弛緩熱処理を施す方法が採用される。
一般に高温での延伸や熱処理は微結晶サイズを増大させ
る方向に働き、高倍率延伸や緊張処理あるいは低温延伸
は面配向度の増大につながる。また、工、チレン・テト
ラフルオロエチレン共重合体に対して比較的親和性のあ
る溶媒9例えばメチレンクロライド、トリクロロトリフ
ルオロエタンで未延伸フィルムを若干膨潤させてから延
伸することも微結晶サイズや面配向度のコントロルに効
果がある。
本発明のフッ素系重合体2軸配向フイルムを得るには上
記条件を組み合わせて微細構造の調節がなされる。
本発明は、エチレン・テトラフルオロエチレンコポリマ
ーまたはこれを主成分とする重合体を主たる対象とする
が1本発明の効果を損なわない程度に他の同分子化合物
や低分子化合物を含んでいてもよいことは言うまでもな
い。
(実施例) 以下実施例によって本発明をさらに具体的に説明する。
エチレン・テトラフルオロエチレン共重合体(モル比1
:lで融点265°C,300°C3荷重2160gに
おけるメルトインデックス1.5)をエクストルーダー
型溶融押出機に供給し、 320 ’Cでリップ巾20
0mm、  リップ間隔0.81のTダイから押出した
。押出された溶融膜状物を一15°Cに保たれたキャス
ティングローラーで冷却固化して未延伸フィルムを得1
次いでテンタ一方式の同時2軸延伸(延伸時間15秒)
を施し、さらに縦1横ともに5%の弛緩熱処理(熱処理
時間20秒)を行った後、トリミングして10m/mi
nの速度で厚さ10μ、巾3001の延伸フィルムを捲
き取った。この操作において、延伸温度、フィルムの長
さ方向(MD力方向に対して直角方向(TO力方向の延
伸倍率および熱処理温度を種々組み合わせた。尚、■方
向の延伸倍率はすべて3.1倍である。
得られたフィルムについて、微結晶サイズ、面配向度1
強度、160°Cでの乾熱収縮率を測定した。
その結果を第1表に示すように、微結晶サイズおよび面
配向度において特定範囲の値を持つフィルムで良好な性
能を示すことがわかる。
(発明の効果) 本発明のフィルムは、良好な物性を有するフッ素系重合
体2軸配向フイルムであり、エチレン・テトラフルオロ
エチレンコポリマーの耐候性、耐薬品性、電気的特性、
離型性などの特徴とあいまってその工業的価値は高い。
特許出願人  ユニデカ株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エチレン・テトラフルオロエチレンコポリマーま
    たはこれを主成分とする重合体からなり、X線回折法に
    よって測定される微結晶サイズが40〜80Åおよび面
    配向度が85%以上であることを特徴とするフッ素系重
    合体2軸配向フィルム。
JP24545488A 1988-09-28 1988-09-28 フッ素系重合体2軸配向フィルム Pending JPH0292518A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008102768A1 (ja) * 2007-02-19 2008-08-28 Asahi Glass Company, Limited 燃料電池製造プロセス用キャリアフィルム及びその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008102768A1 (ja) * 2007-02-19 2008-08-28 Asahi Glass Company, Limited 燃料電池製造プロセス用キャリアフィルム及びその製造方法
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