JPH0292481A - 穴明切断方法及び切断装置 - Google Patents

穴明切断方法及び切断装置

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Publication number
JPH0292481A
JPH0292481A JP63240764A JP24076488A JPH0292481A JP H0292481 A JPH0292481 A JP H0292481A JP 63240764 A JP63240764 A JP 63240764A JP 24076488 A JP24076488 A JP 24076488A JP H0292481 A JPH0292481 A JP H0292481A
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JP
Japan
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metal plate
laser beam
chip
assist gas
drilling
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Application number
JP63240764A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisao Meguro
久雄 目黒
Tokuji Tanaka
徳治 田中
Fukuyoshi Kurosawa
黒澤 福由
Takehiko Karumai
軽米 武彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koike Sanso Kogyo Co Ltd
Koike Sanso Kogyo KK
Original Assignee
Koike Sanso Kogyo Co Ltd
Koike Sanso Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Koike Sanso Kogyo Co Ltd, Koike Sanso Kogyo KK filed Critical Koike Sanso Kogyo Co Ltd
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Publication of JPH0292481A publication Critical patent/JPH0292481A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はレーザービームを用いて金属板に穴明切断を行
う穴明切断方法と切断装置に関するものである。
〈従来の技術〉 従来より、鋼板やアルミニウム板或いは真鍮板等の金属
板を切断する加工方法として酸素ガス切断法やプラズマ
切断法等がある。前記各切断法により所謂型切断を行う
場合には、金属板の所定位置に於いて切断線の始点とな
る穴明(ピアシング)加工を行い、該始点から切断を開
始するのが一般である。
前記ピアシングを実施する際に発生する溶融ノロが切断
火口に付着し、該火口を損傷したり或いは逆火現象の発
生する原因となっている。これ等の現象を回避するため
に、ガス切断法にあっては特公昭46−19534号公
報、或いは同46−33773号公報に示されるように
、切断火口を上方または前方に、或いは上方と前方の両
方向に移動させつつ切断酸素を噴出させる技術(ライン
ピアシング)が提案されている。更に、同57−398
67号公報に示されるようにピアシングに際し、切断酸
素噴流に向けて流体或いは気体を噴出さセて火口に対す
るノロの付着を防止する技術が提案されている。
またプラズマ切断法にあっては、前記ラインピアシング
法を適用することでチップの損傷等を防止している。
近年に至り、レーザー発振装置の出力の向上に伴い、レ
ーザービームを金属板の切断加工に応用することが進め
られている。このレーザービーム切断法によれば、金属
板を精密且つ美麗に切断することが可能となり有利であ
る。
前記レーザービーム切断法にあっては、切断面を一定の
品質に維持するために、チップと金属板表面との距離を
常に一定範囲内に維持することが必要であり、このため
チップが該チップと金属板との距離を検出するためのセ
ンサーとしての機能を有している。
〈発明が解決しようとする課題〉 上記レーザービーム切断法により金属板にピアシングを
実施するに際し、上記ラインピアシング法を適用した場
合には、金属板表面とチップの距離が大きくなるため加
工をw1続することが出来なくなる。即ち、レーザービ
ームの焦点と金属板表面との距離が大きくなった場合に
は1.該ビームによる金属板の加工を継続することが不
可能となる。
前記した理由からレーザービーム切断法にあっては、チ
ップと金i板との距離を約1〜1,5論の範囲に保持し
、且つチップを穴明位置に停止させた状態でビームを照
射してピアシングを行っている。
このため、前記ピアシングの進行に伴って金属板から排
出されるノロが上方に噴出し、チップに付着することが
ある。前述したように、チップが該チップと金属板との
距離を検出するためのセンサーとしての機能を有するも
のであり、従ってチップにノロが付着した場合には、セ
ンサーとしての機能を有効に果たすことが出来なくなる
虞がある。
本発明の目的は、金属板にピアシングを実施するに際し
ノロがチップに付着することのない穴明切断方法と、該
方法を実施するための切断装置並びにノロがセンサーに
付着する式のない切断装置を提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 上記tS題を解決するために本発明の穴明切断方法は、
金属板にレーザービームを照射して該金属板に穴明加工
を実施するに際し、レーザービームの照射に先立って、
穴明加工によって金属板の上面に排出されるノロを飛散
させるための加圧流体を穴明位置に向けて噴射し、その
後レーザービームの照射すると共に該レーザービームに
沿わせてLoレベルのアシストガスを噴射して穴明加工
を行い、且つ前記穴明加工中前記加圧流体の噴射を継続
し、前記穴明加工の終了に伴って、前記レーザービーム
に沿わせたアシストガスをLOレベルから11iレベル
に切り換えて噴射すると共に前記加圧流体の噴射を停止
して切断を開始することを特徴とするものである。
また切断装置は、金属板との間の静電容量を検出すると
共に金属板に照射されるレーザービームの通孔を有し且
つ該レーザービームに沿わせてアシストガスを噴射する
ためのチップと、前記チップによって検出された該チッ
プと金属板との間の静電容量の変化に応じて該静電容量
を一定の値に維持するようにチップの金属板に対する距
離を調整するための高さ調整手段と、前記金属板のレー
ザービーム照射位置に向けて加圧流体を噴射するための
ノズルと、穴明信号によって前記ノズルから噴射する加
圧流体の噴射と前記チップから噴射するアシストガスの
噴射レベルを制御するための制御手段とを有して構成さ
れるものである。
く作用〉 上記穴明切断方法によれば、金属板にレーザービー・ム
を照射して穴明を実施する際に該金属板上に排出される
ノロを、ノズルから噴射される加圧流体によって飛散さ
せることが出来、このため該ノロがチップに付着するこ
とがない。
即ち、金属板にレーザービームを照射するに先立ち、金
属板の穴明位置に向かってノズルから加圧流体を噴射さ
せ、その後レーザービームを照射すると共に該ビームに
沿わせてLoレベルのアシストガスを噴射することによ
って金属板に対する穴明加工を開始することが出来る。
そして前記穴明加工の実施中に加圧流体の噴射を継続す
ることで、該穴明加工の進行に伴って金属板の上面に排
出されるノロは、加圧流体によって該流体の噴射方向に
吹き飛ばされる。このため前記ノロは穴明位置の直上に
あるチップに付着することがない。
前記穴明加工が進行し、金属板に貫通穴が形成されると
、ノロは該貫通穴を通して金属板の下面から外部に排出
される。そして前記穴明加工の終了に伴い、レーザービ
ームに沿わせたアシストガスをLoレベルから旧レベル
に切り換えて噴射すると共に、加圧流体の噴射を停止す
ることにより、該穴を始点として穴明加工から連続して
切断加工を開始することが出来る。
また上記切断装置によれば、金属板とチップとの距離を
一定範囲に維持しつつ、該金属板に穴明加工を実施する
ことが出来、且つ穴明加工に際して排出されるノロがチ
ップに付着することがない。
即ち、チップを該チップと金属板との間の静電容量を検
出するためのセンサーとして構成すると共に、該チップ
に金属板に照射されるレーザービームの通孔を形成し、
且つ該レーザービームに沿わせてアシストガスを噴射し
得るよう構成する。
更に、検出された静電容量の変化に応じてチップの高さ
を調整するための高さ調整手段を設けることによって、
チップと金属板との距離を一定範囲に設定することが出
来る。
また金属板のレーザービーム照射位置に向けて加圧流体
を噴射するためのノズルと、穴明信号によって前記ノズ
ルから噴射する加圧流体の噴射と前記チップから噴射す
るアシストガスの噴射レベルを制御するための制御手段
とを設けることで、金属板に対する穴明加工を実施する
際には、前記ノズルから加圧流体を噴出させて金属板の
上面に排出されるノロを該流体の噴射方向にWAl&さ
せることが出来、且つ穴明加工が終了した際には、レー
ザービームに沿わせたアシストガスをLoレベルから旧
レベルに切り換えて噴射すると共に、ノズルからの加圧
流体の噴射を停止して切断加工を開始することが出来る
〈実施例〉 以下本発明の穴明切断方法及び切断装置の実施例につい
て図を用いて説明する。
第1図は穴明切断方法の模式説明図、第2図は金属板に
型切断を行う場合の説明図、第3図は切断装置の側面説
明図、第4図は制御ブロック図、第5図は穴明加工を実
施する際のタイミングチャートである。
先ず、穴明加工方法について説明する。
金属板Aに第2図に示すようなプロファイルBの型切断
を実施するに際し、該プロファイルBから離隔した位置
Cに穴明(ピアシン灼を行って切断を開始することが一
般的に行われている。
レーザービームを照射して金属板へを切断する場合、該
レーザービームに沿わせて酸素ガス或いは酸素ガスを主
体としたガス等のアシストガスを噴射して、金属板Aの
燃焼を促進したり、或いは該アシストガスの有する速度
エネルギーによって溶融ノロを切り溝から排出すること
で切断を継続させ、且つ切断面の品質を向上させること
が可能である。
また前記切断を実施する際に、内部にレーザービームが
通過するための通孔を形成すると共に、先端に該ビーム
の通孔を有するチップ2を装着したレーザーヘッド1を
用い、前記チップ2と金属板Aとの距離を約1〜1.5
鶴の間隔に設定している。この距離は所定の切断速度を
維持し、且つ一定の切断面品質を維持するために必要な
値である。
チップ2と金属板Aとの距離を前記範囲に維持するため
に、チップ2がセンサーとしての機能を有している。即
ち、チップ2と金属板Aとの間の静電容量を検出し、当
初設定した値と検出値とが異なる場合には、この異なっ
た値を是正するようにレーザーヘッド1を昇降させるこ
とで、前記距離を一定範囲に維持するものである。
金属板Aにレーザービームを照射してピアシングを行う
場合、該ピアシングによって発生するノロは、金属板A
に該ノロを排出すべき貫通孔が生成するまで、即ちピア
シングが完了するまでは金属板Aの上面に排出される。
前記ノロがチップ2に付着した場合には、センサーとし
ての機能を果たすことが出来なくなる。
即ち、チップ2にノロが付着すると、該チップ2と金属
板Aとの間の静電容量が変化し、このため検出値が変化
する。従ってチップ2と金属板Aとの距離が当初の設定
値と異なった値となり、前記距離を正確に調整すること
が不可能となる。
このため、本発明の穴明切断方法にあっては、第1図に
示すように金属板Aにレーザービームを照射するに先立
って、ピアシング位1cに対し、加圧エア、加圧ガス或
いは加圧水等の加圧流体を噴射し、その後レーザービー
ムを照射して該ビームによるピアシングを実施する。そ
してピアシング実施中加圧流体の噴射を継続するもので
ある。
前記ピアシングを実施する際に、レーザービームに沿わ
せてlliレベルのアシストガスを噴射することがピア
シング時間を短縮するために効果的であるが、旧レベル
のアシストガスを噴射した場合には、該ガスのエネルギ
ーによってノロの噴出が激しくなるため、レーザービー
ムに沿わせてLoレベルのアシストガスを噴射してピア
シングを行う。
そして前述の如くピアシング実施中に加圧流体の噴射を
継続することによって、金属板Aの表面に排出されたノ
ロは加圧流体によって該表面から即時に吹き飛ばされ、
このためチップ2にノロが付着することがない。
ここで、rレーザービームに沿わせてアシストガスを噴
射する」とは、レーザービームを中心として該ビームの
周囲を鞘状に包囲して噴射することを意味している。
また本実施例に於いて、LOレベルのアシストガスは約
1kg/cd、また旧レベルのアシストガスは軟鋼の場
合には1〜3kg/cd、ステンレス鋼の場合には7k
g/−の圧力に夫々設定されている。
前記ピアシングが終了して金属板Aに貫通孔が形成され
ると、ノロは該貫通孔を通って金属板Aの下面に排出さ
れるため、該金属板Aの上面には排出されなくなる。従
って、ピアシングの終了に伴い加圧流体の噴射が不要と
なる。
ピアシングが終了するとレーザーへラドlを駆動して金
属板AをプロファイルBに沿った型切断を行う、このと
きチップ2から旧レベルのアシストガスを噴射すること
で、切断を実施することが出来る。然し、加圧流体を噴
射したままで切断に移行した場合には、アシストガスが
該加圧流体によって干渉されるため、該ガスの機能を発
渾することが出来ない、即ち、アシストガスの気流が加
圧流体によって乱されたり、或いはアシストガスの酸素
濃度が低下したりすることで、切断速度の維持或いは切
断面品質の維持等が出来なくなる。
このため、ピアシングが終了し、チップ2から旧レベル
のアシストガスの噴射を開始すると同時に、或いは所定
時間経過後、加圧流体の噴射を停止することで、該流体
のアシストガスに対する干渉を防止するものである。
金属板Aにレーザービームを照射すると共にLoレヘル
のアシストガスを噴射してピアシングを行う場合の加工
時間は、金属板Aの材質、板厚等の条件によって決定さ
れる。このため、予め前記条件に応じたピアシング時間
をテーブルとして記憶しておくことが好ましい、このよ
うにピアシング時間をテーブルとして記憶することで、
自動的に穴明加工から切断加工に移行することが可能と
なる。
上記したように本発明の穴明切断方法は、金属板Aにレ
ーザービームを照射してピアシングを実施するに際し、
該ビームの照射に先立ち、ピアシング位置Cに加圧流体
を噴射し、その後レーザービームを照射すると共に該ビ
ームに沿わせてLoレベルのアシストガスを噴射するこ
とによってピアシングを行う、前記ピアシングの実施中
加圧流体の噴射を継続して、金属板Aの表面に排出され
るノロを飛散させることで、チップ2に対するノロの付
着を防止し、且つピアシング終了後、レーザービームに
沿わせたアシストガスをLoレベルから11iレベルに
切り換えて噴射すると共に、加圧流体の噴射を停止して
切断に移行するものである。
次に、上記穴明切断方法を実施するための切断装置につ
いて説明する。
第3図に於いてレーザーヘッドlは、昇降サドル3に装
着されている。前記昇降サドル3は、図示しない切断機
の架構上に走行可能に設けられた走行サドル4に装着さ
れている。この走行サドル4にはレーザー発振装置が設
けられ、該発振装置によって発振されたレーザービーム
が、図に於いて符号5で示される照射経路を通り、前記
レーザーへラドlの内部を貫通して金属板へに照射され
ている。
前記走行サドル4には、昇降サドル3を昇降させるため
のモーター6が設けられている。前記モーター6にはネ
ジ軸6aが固着されており、該ネジ軸6aが昇降サドル
3に設けたナツト部材3aと甥合することで、モーター
6を所定の回転方向に駆動すると該回転方向に従って昇
降サドル3が昇降するように構成されている。
前記レーザーヘッド1は、昇降サドル3に設けたヘッド
ホルダー3bに着脱可能に装着されている。そして昇降
サドル3の昇降によってレーザーヘッド1を金属板Aに
対し離接し得るものである。
レーザーヘッド1は、内部にレーザービームを通過させ
るための通孔を形成した筒体7と、該筒体7の先端に着
脱可能に装着されたチップ2とによって構成されている
。前記筒体7の一部は蛇腹7aが形成され、これによっ
てレーザー発振装置に対し昇降する筒体7の位置変化を
調整している。
前記チップ2は円筒状に形成され、内部に形成した孔を
レーザービームが通過すると共に、該孔からアシストガ
スを噴射し得るように構成されている。またチップ2は
、該チップ2と金属板Aとの間の静電容量を検出するた
めのセンサーとしての機能を有しており、このため図示
しない絶縁体を介して筒体7に装着されている。
前記チップ2の外周には接触子8が圧接しており、該接
触子8は検出部22とコード8aによって電気的に接続
されている。
筒体7の外周には、加圧エア、窒素ガス又はその他の不
活性ガス或いは加圧水等の加圧流体を噴射するためのノ
ズル9を固着したノズルホルダー9aが装着されている
。前記ノズル9は加圧流体制御部27によって制御され
るバルブ28を介して図示しない流体供給源とホース9
bによって接続されている。
前記ノズル9は、加圧流体を噴射したときに該加圧流体
が、チップ2の先端から約1〜1.5 n離隔した位置
でレーザービームの経路5と交叉し得るように設けられ
ている。然し前記数値に拘泥するものでは無く、前記交
叉位置は金属板Aにレーザービームを照射して穴明加工
を行うに際し、金属板Aとチップ2との離隔距離に応じ
て設定すべきものである。このため前記ノズル9を筒体
7に装着せずに、走行サドル4に設けても良く、この場
合にはノズル9から噴射される加圧流体が常に経路5の
延長上であって、且つ金属板Aの表面に向かっているこ
とが必要である。
第4図は上記の如く構成した切断装置の制御系のブロッ
ク図である0図に於いて制御部21は、CPU21aと
、システムプログラムを書き込んだROM21bと、情
報の一時記憶を行うRA M21 Cとによって構成さ
れている。22はセンサーとしてのチップ2と金属板A
との間の静電容量を検出するための検出部であり、検出
データをインターフェース23を介して制御部21に転
送する。キーボード24は金属板Aの厚さ、切断すべき
プロファイルB及びその他の情報を入力するものである
。また25はモーター6のドライバ、26はレーザー発
振装置、27は加圧流体の制御部であり、パルプ28の
開閉を制御するものである。29はアシストガスの制御
部であり、パルプ30の開閉してチップ2から噴射する
アシストガスのLoレベル、旧レベルを制御するもので
ある。
次に、上記の如く構成された切断装置によって金属板へ
に、型切断を実施する場合の穴明切断動作を説明する。
キーボード24によって金属板Aの材質、板厚。
切断プロファイルB等の情報を入力すると、制御部21
に於いて該情報に従ったデータを読み出す。
このときアシストガスのLo、旧しヘルの圧力及び加圧
流体圧力を切断機上に設けた図示しない圧力調整器によ
って設定する。
ここで、金属板Aの材質が軟鋼或いはこれに類領した鋼
、及びステンレス鋼である場合には、アシストガスとし
て酸素を用いて前述した圧力に調整し、また加圧流体と
しては、約2kg/crAに調整されたエアを用いてい
る。
切断機が金属板Aの位置を検出して、レーザーヘッドl
が所定位置、即ち第2図に於けるピアシング位’RCに
到達すると、モーター6が昇降サドル3を下降させ、チ
ップ2と金属板Aとの距離を所定範囲に設定し、ピアシ
ングの準備を終了する。
続いてピアシングが開始されるが、このピアシングは第
5図に示すタイミングチャートに基づいて実施される。
即ち、先ず加圧流体制御部27によってパルプ28が開
放され、ノズル9から加圧エアをピアシング位ICに向
かって噴射する。続いてレーザー発振装置26に設けら
れたシャッターが開放され、その後レーザービームが照
射される。同時にアシストガス制御部29によってパル
プ30が開放され、レーザービームに沿わせてLoレベ
ルのアシストガスがチップ2から噴射する。前記レーザ
ービームは経路5を通って金属板Aのピアシング位置C
に照射され、前記Loレベルのアシストガスと協働して
該位置Cにピアシングを行う、そしてこのとき金属板A
の表面に排出されたノロは、加圧エアによって該エアの
噴射方向に攬散させられ、チップ2に付着することがな
い。
ピアシングを実施する際にノズル9から噴射する加圧エ
アの圧力は、第5図に示すようにピアシング時間の経過
に伴い、上昇させることが好ましい。
ピアシング終了の検出はタイマーによって行われる。従
ってレーザービームの発振と同時に制御部21に設けた
クロフクをカウントし、カウントアンプした時点でピア
シング終了を認識し、同時にアシストガス制御部29に
よってLoレベルのアシストガスが旧レベルのアシスト
ガスに切り換えられ、該旧レベルのアシストガスがレー
ザービームにそってチップ2から噴射する。
前記11iレベルのアシストガスの噴射と同時に切断機
がプロファイルBを切断するための移動を開始する。
また前記11iレベルのアシストガスの噴射と同時に、
或いは僅かな時間経過後、加圧流体制i罪部27によっ
てパルプ28が閉鎖され、ピアシング位WCに向けて噴
射した加圧流体が停止される。
上記した如く、本実施例によれば、金属板Aにピアシン
グを実施する場合に、チップ2にノロが付着することが
なく、またLoレベルから切り換えられた旧レベルのア
シストガスの噴射に伴い、加圧流体の噴射を停止させる
ので、穴明加工から切断加工に円滑に移行することが出
来る。
〔他の実施例〕
第6図は第2実施例の模式説明図である。
本実施例では、チップ2はセンサーとしての機能を必要
とせず、代わりにループ状のセンサー31をレーザービ
ームlと同心的に設けている。
この場合、前記センサー31はレーザーへラド1から充
分離隔して配置されており、従ってピアシングに際し金
属板Aの表面に排出されるノロが飛散じても該センサー
31に付着することがない。
第7図は第3実施例の模式説明図、第8図は側面説明図
である0図に於いて前述の第1実施例と同一部分及び同
一の機能を有する部分には、同一の符号を付して説明を
省略する。
図に於いて、チップ2は第1実施例に於けるチップ2と
同一のチップを用いているが、センサーとしての機能を
特に必要とせず、従って特に絶縁体を介して筒体7に装
着される必要はない。
このため筒体7と同心的に、従ってレーザービームの軸
心と同心的に、一部に開放部を形成したU字状、馬蹄形
状、Ω字状等のループ状のセンサー41が設けられてい
る0本実施例では、U字状のセンサー41を用いている
前記センサー41は、レーザーへラド1を構成する筒体
7に装着したノズルホルダー9aに、該センサー41と
チップ2との位置関係が変化することがないように固着
されている。即ち、本実施例にあっては、チップ2と金
属板A表面との距離をll量として設定し、且つこの設
定距離に於けるセンサー41と金属FiA表面との距離
を1.5鶴として設定し、従ってチップ2とセンサー4
1とが0.5flの間隔もって固着されている。
このため前記ノズルホルダー9aにブラケット42がネ
ジ42aによって締結されている。前記プラケット42
の下部には例えばテフロン(登録商標)によって形成さ
れた絶縁板43がネジ43aによって締結されている。
そして前記絶縁板43の下面にはセンサー41の端部が
、また上面には端子44が配設されており、これ等のセ
ンサー41の端部及び端子44はネジ45及びナツト4
5bによって、絶縁板43に固着されている。また端子
44はリード線44aによって検出部22と電気的に接
続されている。
上記構成に於いて、ノズル9は図に示すように、センサ
ー41の開放部41aにチップ2を中心として対向する
位置に設けられている。
上記の如くセンサー41に開放部41aを形成すると共
に、該開放部41aと対向した位置にノズル9を配置す
ることによって、ピアシングを実施する際に金属板Aの
表面に排出されるノロを、ノズル9から噴射される加圧
流体によって飛散させることが出来、且つノロの飛散方
向をセンサー41の開放部の方向とすることで、該ノロ
がチップ2及びセンサー41に付着することがない。
上記の如く構成された切断装置は、第1実施例と同一の
制御系で制御され、自動的に穴明切断を実施することが
出来る。
〈発明の効果〉 以上詳細に説明したように、本発明の穴明切断方法によ
れば、金属板にレーザービームを照射して穴明を実施す
る際に、該穴明加工によって該金属板の表面に排出され
るノロを、ノズルから噴射する加圧流体によって飛散さ
せることが出来、このためノロがチップに付着すること
がない。
前記穴明加工の終了に伴い、穴明位置にLoレベルから
切り換えられたlliレベルのアシストガスをレーザー
ビームに沿わせて噴射すると共に加圧流体の噴射を停止
することにより、液穴を始点として穴明加工から連続し
て切断加工を開始することが出来る。
また本発明の切断!!aaによれば、金属板とチップと
の距離を一定の値に維持しつつ、該金属板に穴明加工を
実施することが出来、且つ穴明加工に際して排出される
ノロがチップに付着することがなく、且つ穴明加工から
切断加工に連続して移行することが出来る。
従って、チップにセンサーとしての機能を持たせても、
ノロによって悪影響を与えられることが無く、このため
チップの金属板に対する距離を安定して一定範囲に設定
することが出来、これにより切断面を一定の品質状態に
維持することが出来また前記センサーを開放部を有する
ループ状に形成すると共に、該センサーをレーザービー
ムの軸心から離隔した位置に配置し、且つ前記開放部に
チップを中心として対向した位置にノズルを配置した場
合には、ピアシングによって排出されたノロをノズルか
ら噴射する加圧流体によって吹き飛ばすことが出来、且
つ該ノロがセンサーに付着することがない等の特徴を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は穴明切断方法の模式説明図、第2図は金属板に
型切断を行う場合の説明図、第3図は切断装置の側面説
明図、第4図は制御ブロック図、第5図は穴明加工を実
施する際のタイミングチャート、第6図は第2実施例の
模式説明図、第7図は第3実施例の模式説明図、第8図
は第3実施例の切断装置の側面説明図である。 Aは金属板、Bはプロファイル、Cはピアシング位置、
lはレーザーヘッド、2はチップ、3は昇降サドル、5
はレーザービームの経路、6はモーター、7は筒体、9
はノズル、9aはノズルホルダー、21は制御部、21
aはCPU、21bはROM、2ICはRAM、22は
検出部、23はインターフェース、24はキーボード、
25はドライバ、26はレーザー発振装置、27は加圧
流体制御部、28.30はバルブ、29はアシストガス
制御部、31.41はセンサー、41aは開放部である
。 特許出願人  小池酸素工業株式会社

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属板にレーザービームを照射して該金属板に穴
    明加工を実施するに際し、レーザービームの照射に先立
    って、穴明加工によって金属板の上面に排出されるノロ
    を飛散させるための加圧流体を穴明位置に向けて噴射し
    、その後レーザービームの照射すると共に該レーザービ
    ームに沿わせてLoレベルのアシストガスを噴射して穴
    明加工を行い、且つ前記穴明加工中前記加圧流体の噴射
    を継続し、前記穴明加工の終了に伴って、前記レーザー
    ビームに沿わせたアシストガスをLoレベルからHiレ
    ベルに切り換えて噴射すると共に前記加圧流体の噴射を
    停止して切断を開始することを特徴とする穴明切断方法
  2. (2)金属板との間の静電容量を検出すると共に金属板
    に照射されるレーザービームの通孔を有し且つ該レーザ
    ービームに沿わせてアシストガスを噴射するためのチッ
    プと、前記チップによって検出された該チップと金属板
    との間の静電容量の変化に応じて該静電容量を一定の値
    に維持するようにチップの金属板に対する距離を調整す
    るための高さ調整手段と、前記金属板のレーザービーム
    照射位置に向けて加圧流体を噴射するためのノズルと、
    穴明信号によって前記ノズルから噴射する加圧流体の噴
    射と前記チップから噴射するアシストガスの噴射レベル
    を制御するための制御手段とを有することを特徴とする
    切断装置。
  3. (3)金属板に照射されるレーザービームの通孔を有し
    且つ該レーザービームに沿わせてアシストガスを噴射す
    るためのチップと、前記レーザービームの軸心から離隔
    すると共に該レーザービームを包囲して配置され金属板
    との間の静電容量を検出するためのセンサーと、前記セ
    ンサーによって検出された該センサーと金属板との間の
    静電容量の変化に応じて該静電容量を一定の値に維持す
    るようにセンサーの金属板に対する距離を調整するため
    の高さ調整手段とを有することを特徴とする切断装置。
  4. (4)請求項(3)記載の切断装置に於いて、センサー
    に開放部を形成すると共にチップを中心として該開放部
    と対向する位置にノロを飛散させるための加圧流体を噴
    射するノズルを配置したことを特徴とする切断装置。
JP63240764A 1988-09-28 1988-09-28 穴明切断方法及び切断装置 Pending JPH0292481A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994016857A1 (en) * 1993-01-29 1994-08-04 Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho Plasma cutting method and cutting apparatus
JP2011212709A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Koike Sanso Kogyo Co Ltd ピアシング方法及びピアシング装置

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