JPH029228Y2 - - Google Patents

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JPH029228Y2
JPH029228Y2 JP1984156054U JP15605484U JPH029228Y2 JP H029228 Y2 JPH029228 Y2 JP H029228Y2 JP 1984156054 U JP1984156054 U JP 1984156054U JP 15605484 U JP15605484 U JP 15605484U JP H029228 Y2 JPH029228 Y2 JP H029228Y2
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burner
cone
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bolt
fuel spray
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は家庭用の給湯機ボイラー等に使用する
ガンタイプ式の液体燃料気化式バーナーに関す
る。
(従来の技術) この液体燃料気化式バーナーとして、従来種々
の構造が知られており、一例として本願出願人も
実願昭59−75714号として第7図、第8図に示す
バーナーを出願している。
この第7図、第8図に示すバーナーは燃料の噴
霧ノズル1を囲んで、ノズルと同軸に空気吹出口
2を設け、この空気吹出口2の前方にテーパー管
状に形成した多孔質ラミツク製のバーナーコーン
3を上記空気吹出口2との間に燃焼ガス吸引口部
9を設けて配置し、このバーナーコーン3の出口
部に周間隙4を存してカツプ状のバーナーカツプ
5を挿入状に配置し、更にバーナーカツプ5の前
方には環状の保炎リング6を設けたものであり、
バーナーカツプ5には前端周縁部を外方へ膨突せ
しめて形成した係止突部10を周方向等間隔に複
数個設け、該係止突部10をバーナーコーン3出
口部周縁に当接係止して該部を、バーナーコーン
3を取付フランジ11に固定する取付筒12に取
着されて保炎リング6をバーナーカツプ5前方に
支持する連結杆13に設けた押え片14とバーナ
ーコーン3前端とで挟持することによりバーナー
コーン3とバーナーカツプ5とを連結固定してい
る。
然る処、考案者等のその後の研究により、バー
ナーカツプ前端周縁部に膨突形成されバーナーコ
ーンとバーナーカツプ間の周間隙を横断する状態
でバーナーコーン前端に係止する係止突部が上記
周間隙を流動するガス化燃料と空気との混合気の
流れを阻害し、係止突部の背後に混合気の滞留が
生じるため、該部に炎が立ち完全な青炎燃焼を阻
害する恐れがあることが分つた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案が解決しようとする問題点は、バーナー
コーンとバーナーカツプとを連結固定する手段に
より、混合気の滞留が生じないようにすることで
ある。
(問題を解決するための手段) 上記問題を解決するために本考案が講ずる技術
的手段は、バーナーコーンとバーナーカツプと
を、バーナーコーンに穿設したボルト挿通孔をコ
ーン止めスリーブ及び加熱膨張性セラミツクスリ
ーブを介して挿通し、バーナーカツプに穿設した
取付孔内に延びると共に少なくとも両者間の間隙
部に位置する部分の径を3mm以下に形成したボル
トと、該ボルトにバーナーカツプ内側から螺着す
るナツトとにより、周方向複数個所で連結固定す
るものである。
(作用) 而して、バーナーコーンとバーナーカツプとは
複数のボルト・ナツトが引張り合つて両者間に周
間隙を存して同軸に連結固定され、上記周間隙を
ボルトが横断するが、該ボルトの径が3mm以下で
あるため、その背後に混合気の滞留は生じない。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明す
る。
図面において符号Aで示されるバーナーは、燃
料噴霧ノズル1と、燃料噴霧ノズル1周辺に該ノ
ズル1を囲んで設けられる空気吹出口2と、燃料
噴霧ノズル1の前方に該ノズル1の燃料噴霧域を
囲んで設けられるバーナーコーン3と、バーナー
コーン3の出口部に遊嵌状に設けられるバーナー
カツプ5と、バーナーカツプ5の前方に設けられ
る保炎リング6とを備えており、バーナーコーン
3後部には燃焼ガス吸引口9が設けられている。
空気吹出口2は取付フランジ11の中央部を貫
通してストレートな円筒状に形成され、後部を送
風機15の風道16に連絡すると共に前端には上
記送風機15から供給される空気を旋回させる翼
片17aと、空気の流れを中心方向に収斂せしめ
る縮流形成部17bを有する旋回翼17を配設す
る。
そして、上記空気吹出口2内にはノズルホルダ
ー18に保持されて燃料噴霧ノズル1が吹出口2
と同軸に設けられ、前端開口部からバーナーコー
ン3中心に臨んでいる。
バーナーコーン3は図示形状、即ち後部にスト
レートな、あるいはわずかにテーパーのある円筒
部3aが形成されると共に該円筒部3aの前端に
連続して前方へ拡開状に延びるテーパー管状の拡
開部3bが形成されると共にその外周面がセラミ
ツクフアイバー製の保護筒19で覆われており、
上記円筒部3aに嵌着し脚部12aを取付フラン
ジ11にネジ止め固定した取付筒12により保持
されて燃料噴霧ノズル1の前方に該ノズル1の燃
料噴霧域を囲んでノズル1と同軸に設けられる。
そして、バーナーコーン3後部に設けられる燃
焼ガス吸引口9はバーナーコーン3後端と空気吹
出口2前端との間の空隙により構成される。
バーナーカツプ5は底面を開口した大略円錐状
に形成し、凸面をバーナーコーン3側に向けてそ
の大部分をバーナーコーン3内に挿入し、その外
周とバーナーコーン3内周との間に環状の周間隙
4を存してボルト7とナツト8でバーナーコーン
3に連結固定する。
また、バーナーカツプ5には尖頭部と軸方向中
間部を除いて多数の小孔20を軸心と平行に開穿
する。
尚、上記バーナーコーン3とバーナーカツプ5
は、けい素42%、窒化けい素18%、粘土40%を原
料とする気孔率50乃至20%のラミツク製である。
ボルト7は軸先端部の適宜長さに亘る部分にの
み螺子部7aが形成されており、該螺子部7a以
外の軸の部分7bは直径が3mm以下の表面が滑ら
かな丸棒に形成されている。そして上記螺子部7
aは他の部分に比べて若干大径に形成されてい
る。
上記ボルト7は保護筒19及びバーナーコーン
3に穿設したボルト挿通孔21,22をコーン止
めスリーブ23を介してバーナーコーン3外側か
らから挿通し、螺子部7aがバーナーカツプ5に
穿設した取付孔24内に延び、該螺子部7aにバ
ーナーカツプ5内側からナツト8が螺着される。
コーン止めスリーブ23とナツト8は夫々鍔2
3a,8aを有しており、これら鍔23a,8a
によりバーナーコーン3とバーナーカツプ5を挾
持する。
上記バーナーコーン3のボルト挿通孔22と、
バーナーカツプ5の取付孔24は夫々周方向等間
隔に3ケ所設けられている。
従つて、バーナーコーン3とバーナーカツプ5
とは周方向等間隔の3ケ所においてボルト7、ナ
ツト8で連結固定され、ボルト7相互の引張り合
いにより両者間に周間隙4を保つて同軸に保持さ
れる。
尚、保護筒19のボルト挿通孔21はコーン止
めスリーブ23の鍔23aと同程度の径を有し、
内部には環状に形成した加熱膨張性セラミツクス
リーブ25を嵌着してある。
従つて、上記加熱膨張性セラミツクスリーブ2
5はバーナーAの使用により加熱されて厚さ方向
に膨張し、ボルト7、ナツト8をがたつき無く確
実強固に固定する。
そして一方、加熱膨張性セラミツクスリーブ2
5はその外周面が保護筒19により、内周面と上
面がコーン止めスリーブ23により、また下面が
バーナーコーン3により夫々被覆されて露出され
ている部分が少ないので、燃焼ガス等との接触に
より風化して損耗することがない。
尚、上記保護筒19はバーナーコーン3の強度
や、輸送時の梱包の仕方によつては必ずしも必要
ではなくなる。そして、仮に保護筒19を装備し
ない場合には加熱膨張性セラミツクスリーブ25
の風化損耗を防止するために第4図に示すように
コーン止めスリーブ23の鍔23a外周面に沿つ
て環状の垂下片23bを形成し、該垂下片23b
により加熱膨張性セラミツクスリーブ25の外周
面を被覆するようになす。
保炎リング6は、取付フランジ11に起設した
支柱26に溶接固定されてバーナーカツプ5前方
にこれと同軸に設けられる。
尚、図中27はイグナイター、28はイグナイ
ター27前方に隣接して設けた火移り板である。
また、29は燃料噴霧ノズル1と給油源を連絡
する送油管路30中途部に設けられた電磁ポン
プ、31はストレーナーである。
斯るバーナーAの燃焼の状態を説明すると、空
気吹出口2から吹き出す空気と、燃料噴霧ノズル
1から噴霧される燃料の混合気の一部が火移り板
28背後に滞留し、これにイグナイター27の火
花が着火し、バーナーコーン3内に一時的に黄炎
を形成する。
一方、空気吹出口2からの空気の吹き出しに伴
う周囲空気の吸引作用により、バーナーコーン3
出口部から燃焼ガス吸引口9を通つてコーン3内
部に至る循環流が生じ、この循環作用により熱い
燃焼ガスをバーナーコーン3内に吸込み、その熱
により噴霧燃料を瞬時に気化する。
また噴霧燃料の内、吸引された燃焼ガスで気化
されなかつた油滴は、バーナーコーン3内周面、
特に拡開部内周面にぶつかるが、コーン3が多孔
質セラミツク製であるため、一旦セラミツク内に
吸入保持されるが、コーン3は高温燃焼ガスによ
る対流熱伝達で高温になつているため、コーン3
内に吸入された燃料はすぐに蒸発、気化する。
而して、ガス化された燃料は空気と十分に混合
され、混合気となつてコーン3出口から放出され
る。
一方、バーナーコーン3内部の黄炎は、燃焼ガ
スを吸込むと同時にバーナーカツプ5後流部に移
動し、ここで混合気が着火して青炎となる。
更にバーナーカツプ5端部にて着火しなかつた
未然ガスは、保炎リング6の内外周面に沿つて流
れ、保持炎リング6の背後にて着火して青炎とな
る。
(効果) 本考案は、上記の構成であるから以下の利点を
有する。
(1) バーナーコーンとバーナーカツプとを周方向
複数カ所において、ボルト、ナツトで、両者間
に周間隙を存して連結し、しかもそのボルトの
少なくとも上記周間隙を横断する部分を直径3
mm以下に形成したので、周間隙を通つてバーナ
ーコーン出口に流動する混合気がボルト背後に
滞留することはない。
即ちバーナーコーン内部に混合気の滞留は起
らず、従つて、バーナーコーン内部に炎が立ち
青炎燃焼が阻害されることがない。
(2) ボルトをバーナーコーンに穿設したボルト挿
通孔にコーン止めスリーブ及び加熱膨張性セラ
ミツクスリーブを介して挿通せしめたので、バ
ーナーの使用により加熱膨張性セラミツクスリ
ーブが軸方向に膨張してボルト・ナツトをがた
つき無く確実強固に固定することができるをも
つて、バーナーカツプを常にバーナーコーンの
中心に固定することができ、バーナーコーンと
バーナーカツプ間の周間隙を流動するガス化燃
料と空気との混合気の流れを阻害することがな
い。従つて、上記(1)と相俟つて、バーナーコー
ン内における混合気の滞留を完全に防止するこ
とができ、確実に青炎燃焼させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の他の実施例を示す液体燃料気
化式バーナーの正面図で一部切欠して示す、第2
図は第1図の−線断面図、第3図は第2図の
−断面図、第4図はバーナーコーン外周に保
護筒を設けない場合の例を示す要部の拡大断面
図、第5図は背面図で一部切欠して示す、第6図
は要部の分解斜視図で一部切欠して示す、第7図
は従来の液体燃料気化式バーナーの一例を示す断
面図、第8図は分解斜視図である。 1……燃料噴霧ノズル、2……空気吹出口、3
……バーナーコーン、4……周間隙、5……バー
ナーカツプ、6……保炎リング、7……ボルト、
8……ナツト、21,22……ボルト挿通孔、2
3……コーン止めスリーブ、24……取付孔、2
5……加熱膨張性セラミツクスリーブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃料噴霧ノズルと、燃料噴霧ノズル周辺に該ノ
    ズルを囲んでこれと同軸に設けられる空気吹出口
    と、燃料噴霧ノズルの燃料噴霧区域を囲んで設け
    られる大略テーパー管状のバーナーコーンと、バ
    ーナーコーン前端の開口部にバーナーコーン内周
    面との間に周間隙を存して挿入状に配備されるカ
    ツプ状のバーナーカツプと、バーナーカツプの前
    方に設けられる保炎リングとを備える液体燃料気
    化式バーナーにおいて、上記バーナーコーンとバ
    ーナーカツプとを、バーナーコーンに穿設したボ
    ルト挿通孔をコーン止めスリーブ及び加熱膨張性
    セラミツクスリーブを介して挿通し、バーナーカ
    ツプに穿設した取付孔内に延びると共に少なくと
    も両者間の間隙部に位置する部分の径を3mm以下
    に形成したボルトと、該ボルトにバーナーカツプ
    内側から螺着するナツトとにより、周方向複数カ
    所で連結固定してなる液体燃料気化式バーナー。
JP1984156054U 1984-10-15 1984-10-15 Expired JPH029228Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5837413A (ja) * 1981-08-28 1983-03-04 Nissei Oobaru Kk 液体燃焼装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5837413A (ja) * 1981-08-28 1983-03-04 Nissei Oobaru Kk 液体燃焼装置

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JPS6169626U (ja) 1986-05-13

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