JPH0292003A - パルスカウント検波器の過渡現象消去回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ａ）発明の技術分野 この発明は、ＦＭ信号を復調する場合に使用するパルス
カウント検波器についてのものであり、さらに詳しくい
えば、パルスカウント検波器の低周波回路で発生する過
渡現象を消去するための回路についてのものである。

（ｂ）従来技術と問題点 次に、従来技術によるパルスカウント検波器の回路図を
第３図に示す。

第３図の１はリミッタ、２はモノスデーブルマルチバイ
ブレータ（以下、モノマルチという、）、３は低域通過
フィルタ（以下、ＬＰＦという、）、４は直流カット用
のコンデンサ、５は増幅器、１１は中間周波の入力端子
、１２は低周波の出力端子である。

なお、パルスカウント検波器については、「ラジオ技術
Ｊ　１９７９年４月号の「パルスカウント検波について
」に記載されている。

入力端子１１の中間周波はリミッタ１で振幅を一定にさ
れ、モノマルチ２でパルスカウントされる。モノマルチ
２の出力はＬＰＦ３を通過し、低周波出力が端子１２か
ら取り出される。

次に、第３図の波形図を第４図に示す。

第４図アはモノマルチ２の出力波形図、第４図イはＬＰ
Ｆ３の出力波形図、第４図つは増幅器５の入力波形図で
ある。

例えば、第４図アの中間周波数は２００ｋ　Ｈｚ、パル
スは１対４の間隔で、パルス幅は一定であり、パルス振
幅は５■とする。

また、ＬＰＦ３の通過周波数は１５ｋＨｚ、ＦＭの変調
周波数は３０Ｈｚ〜１５ｋ　Ｈｚとする。

パルスカウント検波器は、第４図イのように、中間周波
数が入ると、直流電圧が復調信号に重畳して出てくる。

したがって、低周波信号を必要なレベルまで増幅するた
めには、直流電圧をカットするコンデンサ４が必要にな
る。

このコンデンサ４のために、第４図つのように、中間周
波数が入った瞬間、過渡現象が発生する。

最近の無線通信では、制御信号を送り、相互に識別した
り、チャンネルを制御したりしている。

この制御信号は、ＦＭ送信機の送信出力が立ち上がって
、データによる変調がスタートするまでの短い時間に送
られるので、この制御信号を含んだ信号を復調する場合
、第４図つのような過渡現象があると、データに誤りが
発生し、解読できないという問題がある。

（Ｃ）発明の目的 この発明は、従来のパルスカウント検波器にモノマルチ
と、分圧回路と、差動増幅器を追加し、第４図つのよう
な過渡現象を消去することを目的とする。

（ｄ）発明の実施例 次に、この発明による実施例の構成図を第１図に示す。

第１図の６はモノマルチ、７と８は抵抗、９は差動増幅
器であり、その他の部分は第３図と同じである。

第１図は、第３図にモノマルチ６、抵抗７・８、差動増
幅器９を追加したものである。

抵抗７・８で分圧回路を構成する。

モノマルチ２の動作周波数は２００ｋ　Ｈｚであるが、
モノマルチ６の動作周波数は１５ｋ　Ｈｚにする。

モノマルチ６はモノマルチ２の出力を検出し、モノマ°
ルチ２に出力がでたら、ハイレベルになるように接続さ
れる。

次に、第１図の波形図を第２図に示す。

第２図アはモノマルチ２の出力波形図、第２図イはＬＰ
Ｆ３の出力波形図であり、第２図アと第４図アとは同じ
である。

第２図つは分圧回路の出力波形図、第２図工は差動増幅
器９の出力波形図である。

例えば、第２図アの出力電圧を５Ｖとすると、第２図イ
の直流電圧は１．２５Ｖ程度になる。

また、第２図イの立上り時間は、０．１ｍ　ｓ程度であ
る。

モノマルチ６の出力を抵抗７・８で調整し、分圧回路の
出力を第２図イの直流電圧と同じにする。

第２図工は第２図イと第２図つの差を取った波形図であ
り、直流電圧はＯＶになる。

なお、第１図のモノマルチ６は、モノマルチ２の出力に
接続しているが、モノマルチ６をモノマルチ２の入力側
に接続してもよい。

（ｅ）発明の効果 この発明によれば、従来のパルスカウント検波器にモノ
マルチと、分圧回路と、差動増幅器を追加し、パルスカ
ウント検波器の復調信号に重畳して出てくる直流電圧を
打ち消すようにしているので、過渡現象を消去すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による実施例の構成図、第２図は第１
図の波形図、第３図は従来技術によるパルスカウント検
波器の回路図、第４図は第３図の波形図である。 １・・・・・・リミッタ、２・・・・・・モノステーブ
ルマルチバイブレータ（モノマルチ）、３・・・・・・
低域通過フィルタ（ＬＰＦ）、４・旧・・コンデンサ、
５・旧・・増幅器、６・・・・・・モノマルチ、７・・
・・・・抵抗、８・旧・・抵抗、９・・・・・・差動増
幅器。 代理人　　弁理士　　小　俣　欽　司

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、リミッタ（１）と第１のモノステーブルマルチバイ
   ブレータ（２）と、低域通過フィルタ（３）と、コンデ
   ンサ（４）と、増幅器（５）とを備えるパルスカウント
   検波器において、 第１のモノステーブルマルチバイブレータ（２）の出力
   を入力とする第２のモノステーブルマルチバイブレータ
   （６）と、 第２のモノステーブルマルチバイブレータ（６）の出力
   電圧を分圧する分圧回路と、 低域通過フィルタ（３）の出力と前記分圧回路の出力を
   入力とする差動増幅器（９）とを設け、 差動増幅器（９）の出力をコンデンサ（４）の入力とす
   ることを特徴とするパルスカウント検波器の過渡現象消
   去回路。 ２、リミッタ（１）と第１のモノステーブルマルチバイ
   ブレータ（２）と、低域通過フィルタ（３）と、コンデ
   ンサ（４）と、増幅器（５）とを備えるパルスカウント
   検波器において、 リミッタ（１）の出力を入力とする第２のモノステーブ
   ルマルチバイブレータ（６）と、第２のモノステーブル
   マルチバイブレータ（６）の出力電圧を分圧する分圧回
   路と、 低域通過フィルタ（３）の出力と前記分圧回路の出力を
   入力とする差動増幅器（９）とを設け、 差動増幅器（９）の出力をコンデンサ（４）の入力とす
   ることを特徴とするパルスカウント検波器の過渡現象消
   去回路。