JPH029167Y2 - - Google Patents

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JPH029167Y2
JPH029167Y2 JP12393383U JP12393383U JPH029167Y2 JP H029167 Y2 JPH029167 Y2 JP H029167Y2 JP 12393383 U JP12393383 U JP 12393383U JP 12393383 U JP12393383 U JP 12393383U JP H029167 Y2 JPH029167 Y2 JP H029167Y2
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pipe
piping
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straight
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JP12393383U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、架橋ポリエチレンパイプの配管構造
に関する。
〔従来技術〕
架橋ポリエチレンパイプは、耐熱性、耐環境応
力亀裂性に優れているために給湯管として好適で
あるが熱膨脹係数が大きいため常温で直線状や円
弧状に配管しても、高温の流体を通すと熱膨脹に
よりスネーク状となつて配管上の外見を損う問題
がある。このため架橋ポリエチレンの応力緩和現
象を利用して配管基体、例えば建物の壁、地上に
設けられた配管用ラダーなど、に拘束固定する配
管工法をが開発されている。ところで、架橋ポリ
エチレンパイプの配管ルートが直線配管部と曲り
配管部とからなるとき、従来は、直線配管部と曲
り配管部との境界部及び曲り配管部も配管基体に
拘束固定していた。
〔解決を要すべき問題点〕
しかしながら、上記のように曲り配管部をも拘
束固定すると、その部分や直線配管部と曲り配管
部との境界部にパイプの温度変化によつて生じる
内部応力が集中して、それらの部分のパイプが径
方向に変形する問題がある。
〔本考案の要旨〕
これに対して、本考案においては、前記実用新
案登録請求の範囲に示すように、曲り配管部はそ
の両端部を含めてパイプの温度差にもとずく伸縮
が可能となる様に無拘束とするか、又は後記実施
例における第3図に示すようなルーズ拘束とされ
る。かくすることにより、曲り配管部における内
部応力の集中、それによるパイプの変形の問題が
解決する。また、パイプが熱伸縮するのは曲り配
管部のみであり、その部分の曲げの曲率半径が変
化するだけであるので、外見上の問題も実際上生
じない。
〔実施例〕
第1図は、本考案実施例の正面図、第2図、第
3図は、それぞれ、第1図のA−A′部、B−
B′部の切断拡大断面図である。
第1図〜第3図において、1は直線配管部1
1,12と曲り配管部13とからなる架橋ポリエ
チレンパイプ、2は地面3に固定されたステンレ
ス型板からなるパイプ配管用の基体、4は建屋5
の側壁に固定されたステンレス型板からなるパイ
プ配管用の基体、6n+1,6n+2,…は、パ
イプ1を基体2、又は基体4に固定するためのU
字ボルトである。
曲り配管部13を除く直線配管部11及び12
のパイプ部分は、第2図に示す通りU字ボルトを
強く締めつけて基体2又は4に拘束固定される。
第1図に示されたU字ボルトのうちでは6n+4
と6n+5を除く他の全てが上記のような拘束固
定を行う。拘束固定を行うU字ボルトの配置間隔
が広すぎるとパイプ1に高温流体を通したとき高
熱膨脹係数に由来する内部圧縮応力によりパイプ
1が座屈するので座屈が生じる最小間隔より小さ
い間隔で配置する必要がある。この最小間隔は、
パイプ1が遭遇する温度差、パイプ1のサイズに
よつて区々であるが、特定温度差について拘束固
定間隔を種々かえた実験を行うことにより、個々
のケースの値を見出すことができる。たとえば、
外径114mm、肉厚9.4mmの水架橋ポリエチレンパイ
プが60℃の温度上昇に遭遇するときの上記最小間
隔は約2.3mである。また、外径27mm、肉厚9.4mm
の水架橋ポリエチレンパイプの上記対応値は約50
cmである。従つてU字ボルトの配置間隔は、上記
の値より小さい値とすることによりパイプの座屈
は避けられる。
第1図において、直線配管部11,12と曲り
配管部13との境界に位置するU字ボルト6n+
4と6n+5とは、第3図に示す通り、パイプ1
をルーズに基体1に固定し、またそれらU字ボル
ト間のパイプ部分は無拘束とされる。
〔本考案の効果〕
U字ボルト6n+3と6n+6間のパイプ部分
は自由に膨脹することが可能で膨脹しても単に曲
り部の曲率半径を小さくするだけであるから外見
を損うことがない。架橋ポリエチレンは耐環境応
力亀裂性に優れているといえども、一般にこの曲
り部へは熱膨脹又は収縮のために応力が集中し易
く、そのため、従来法のように6n+4と6n+
5も拘束固定をする場合と比較してストレスが6
n+4〜6n+5の区間から6n+3〜6n+6
の区間へと拡大するのでストレスが分散すること
となるので応力による劣化の進行が大幅に緩和し
てパイプの寿命が延びる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の正面図、第2図、第3
図はそれぞれ第1図のA−A′部、B−B′部の切
断拡大断面図であつて、1は直線配管部11,1
2と曲り配管部13とからなるパイプ、2と4は
パイプ1を固定するための基体、6n+1,6n
+2,…はU字ボルトである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 架橋ポリエチレンパイプの直線配管部は、該パ
    イプの熱膨張係数に由来する内部圧縮力によつて
    も座屈しない間隔で基体に拘束固定されており、
    一方、上記パイプの曲り配管部と直線配管部の両
    境界及び曲り配管部は、パイプの温度差にもとづ
    く伸縮が可能となる様に無拘束あるいはルーズ拘
    束とされてなることを特徴とする配管構造。
JP12393383U 1983-08-09 1983-08-09 配管構造 Granted JPS6031573U (ja)

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JPS6031573U JPS6031573U (ja) 1985-03-04
JPH029167Y2 true JPH029167Y2 (ja) 1990-03-06

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07135Y2 (ja) * 1988-05-21 1995-01-11 エスエム工業株式会社 レール取付け用ブラケット
JPH07136Y2 (ja) * 1988-05-21 1995-01-11 エスエム工業株式会社 レール取付け用ブラケット

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JPS6031573U (ja) 1985-03-04

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