JPH0291471A - 内燃機関の点火制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、内燃機関の点火制御装置、特にクランク角
センサの故障時にも機関の運転が継続可能である内燃機
関の点火制御装置に関するものである。

［従来の技術］ 第３図は、従来の内燃機関の点火制御装置の構成ブロッ
ク図である。図において、（１）は機関と同期して回転
するクランク軸（図示せず）の角度を検出するクランク
角センサ、（２）は機関の負荷状態を検出する吸気圧セ
ンサ、（３）は吸気圧センサ（２）からのアナログ出力
信号を後述するマイクロコンピュータで処理するために
ディジタル信号に変換するためのＡ／Ｄ変換回路、（４
）はボートで、クランク角センサ（１）およびＡ／Ｄ変
換回路（３）の出力側とそれぞれ接続され、後述するＣ
ＰＵ（５）とバスを介して相互に接続されている。ＣＰ
　Ｕ　（５）はマイクロコンピュータからなり、ＲＡＭ
（６）およびＲＯＭ　（７）とバスを介して相互に接続
されている。なお、ＲＯＭ（７）には点火時期演算プロ
グラム、回転数対点火時期のマツプ、負荷対点火時期の
マツプ等が予め記憶されている。（８）はＣＰＵ（５）
の出力側に接続された出力ボート。

（９）は出力ボート（８）の出力側に接続されたインタ
フエース（以下、Ｉ／Ｆという）、（１０）は■／Ｆ（
９）の出力側に接続された従来周知の点火装置。

（１１）は点火コイルで、その−次側コイルに接続され
た点火装置（１０）のパワートランジスタ（図示せず）
をオン・オフして、その二次側コイルに高電圧を発生し
て１点火プラグ（１２）に飛火させ。

機関を点火する。

従来の内燃機関の点火制御装置は上記のように構成され
１機関が回転すると、クランク角センサ（１）によりク
ランクの角度位置が検出され、この検出信号がボート（
４）を介してＣＰＵ（５）よりＲＡＭ（６）に−時的に
記憶される。また、吸気圧センサ（２）より機関の吸気
圧、すなわち機関の負荷状態を検出し、この検出信号が
Ａ／Ｄ変換回路（３）によりディジタル信号に変換され
る。この変換信号は、上記のようにボート（４）を介し
てＣＰＵ（５）によりＲＡＭ（６）に−時的に記憶され
る。

クランク角センサ（１）より得られた点火周期からＲＯ
Ｍ　（７）に予め記憶されている演算プログラムにより
ＣＰＵ（５）は回転数を演算する。また９、この算出さ
れた回転数および吸気圧センサ（２）からの負荷の状態
信号に基づいてＣＰ　Ｕ　（５）は、ＲＯＭ（７）に予
め記憶されている点火時期マツプを参照して最適な点火
時期を演算し、この演算信号を出力ポート（８）および
Ｉ／Ｆを介して点火袋Ｗ（１０）のパワートランジスタ
をオン・オフさせて。

点火コイル（１１）の二次側コイルに高電圧を発生させ
１点火プラグ（１２）に飛火させ９機関を点火する。

［発明が解決しようとする課題］ 上記のような従来の内燃機関の点火制御装置では９点火
時期演算をクランク角センサの検出信号に基づいて行っ
ていたので、クランク角センサが故障したら点火時期演
算を行うことができないため１機関が停止してしまうと
いう問題点があった。

この発明は、かかる問題点を解決するためになされたも
ので、クランク角センサが故障しても機関の運転が継続
できる内燃機関の点火制御装置を得ることを目的とする
。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る内燃機関の点火制御装置は。

内燃機関の回転軸の回転位置を検出する回転位置検出手
段と、この回転位置検出手段の出力信号に基づいて点火
時期を演算する点火時期演算手段と。

この点火時期演算手段の出力に応じて点火を行う点火装
置とを少なくとも備えた内燃機関の点火制御装置におい
て、前記内燃機関の気筒内の圧力を検出する筒内圧力検
出手段を設けたものである。

［作用］ この発明においては１回転位置検出手段の故障時には筒
内圧力検出手段の出力信号から点火時期を演算し、その
演算結果（こ基づいて点火を行う。

［実施例］ 第１図はこの発明の一実施例による内燃機関の点火制御
装置を示すブロック図である０図において、（１）〜（
１２）は従来のものと同様である。

（１３）は気筒内の燃焼状態を検出する筒内圧センサ、
（１４）は筒内圧センサ（１３）の出力側に接続された
インタフェース（以下、Ｉ／Ｆという）、（１５）はＩ
／Ｆ（１４）の出力側と接続された微分回路、（１６）
は比較回路で、微分回路（１５）の出力信号と入力端子
（１７）に印加される所定のレベル信号を比較して、こ
の比較出力信号をボート（４）に出力する。また、Ｉ／
Ｆ（１４）の出力側はＡ／Ｄ変換回路（３）にも接続さ
れている。

第２図は第１図の各部の動作波形を示す図である。

上記のように構成された内燃機関の点火制御装置におい
て、クランク角センサ（１）が正常に動作しているとき
は、上記の従来の動作と同様な過程を取り１機関の点火
が行われる。

いま、クランク角センサ（１）が故障をすると。

筒内圧センサ（１３）からの出力信号によって下記のよ
うに機関の点火が行われる。すなわち、筒内圧センサ（
１３）の出力信号（第２図（ａ）参照）は。

Ｉ／Ｆ（１４）を介して微分回路（１５）に印加される
。微分回路（１５）により第２図（ａ）に示す出力信号
が微分されると、第２図（ｂ）に示すような信号となる
。これを比較回路（１６）に印加して、入尖端子（１７
）に印加される所定レベルと比較すると第２図（ｃ）に
示すような出力パルス列が得られる。この出力パルス列
の最初のパルスの立ち下がり点をＣＰ　Ｕ　（５）が検
出し、それ以降のパルスの立ち下がりを検出してもこれ
をマスクする。そして、この最初のパルスの立ち下がり
点の検出信号で点火装置を駆動して機関の点火を行う、
なお、このパルスの立ち下がり点は機関のＴＤＣ（上死
点）の手前に位置する。このように、クランク角センサ
（１）が故障しても機関の運転は継続することができる
。

［発明の効果］ この発明は以上説明したとおり、内燃機関の回転軸の回
転位置を検出する回転位置検出手段と。

この回転位置検出手段の出力信号に基づいて点火時期を
演算する点火時期演算手段と、この点火時期演算手段の
出力に応じて点火を行う点火装置とを少なくとも備えた
内燃機関の点火制御装置において、前記内燃機関の気筒
内の圧力を検出する筒内圧力検出手段を設けることによ
って９回転位置検出手段が故障しても機関を運転できる
という効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による内燃機関の点火制御
装置の構成ブロック図、第２図は第１図の各部の動作波
形図、第３図は従来の内燃機関の点火制御装置の構成ブ
ロック図である。 図において、（１）・・・クランク角センサ、（２）・
・・吸気圧センサ、（５）・・・ＣＰＵ、（１０）・・
・点火装置、（１３）・・・筒内圧センサ、（１４）・
・・微分回路、（１５）・・・比較回路である。 なお、各図中同一符号は同−又は相当部分を示↑ 、会、火

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 内燃機関の回転軸の回転位置を検出する回転位置検出手
   段と、この回転位置検出手段の出力信号に基づいて点火
   時期を演算する点火時期演算手段と、この点火時期演算
   手段の出力に応じて点火を行う点火装置とを少なくとも
   備えた内燃機関の点火制御装置において、前記内燃機関
   の気筒内の圧力を検出する筒内圧力検出手段を設け、前
   記回転位置検出手段の故障時には前記筒内圧力検出手段
   の出力信号から点火時期を演算し、その演算結果に基づ
   いて点火を行うことを特徴とする内燃機関の点火制御装
   置。