JPH0290931A - 改良された物理的性質を有する表面活性剤の製造方法 - Google Patents

改良された物理的性質を有する表面活性剤の製造方法

Info

Publication number
JPH0290931A
JPH0290931A JP1202969A JP20296989A JPH0290931A JP H0290931 A JPH0290931 A JP H0290931A JP 1202969 A JP1202969 A JP 1202969A JP 20296989 A JP20296989 A JP 20296989A JP H0290931 A JPH0290931 A JP H0290931A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ethylated
olefin
surfactant
olefins
alkanol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1202969A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2852939B2 (ja
Inventor
Eugene F Lutz
ユージン・フレデリツク・ラツツ
Louis Kravetz
ルイス・クラベツツ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shell Internationale Research Maatschappij BV
Original Assignee
Shell Internationale Research Maatschappij BV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shell Internationale Research Maatschappij BV filed Critical Shell Internationale Research Maatschappij BV
Publication of JPH0290931A publication Critical patent/JPH0290931A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2852939B2 publication Critical patent/JP2852939B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C43/00Ethers; Compounds having groups, groups or groups
    • C07C43/02Ethers
    • C07C43/03Ethers having all ether-oxygen atoms bound to acyclic carbon atoms
    • C07C43/04Saturated ethers
    • C07C43/10Saturated ethers of polyhydroxy compounds
    • C07C43/11Polyethers containing —O—(C—C—O—)n units with ≤ 2 n≤ 10
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2/00Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms
    • C07C2/02Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms by addition between unsaturated hydrocarbons
    • C07C2/04Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms by addition between unsaturated hydrocarbons by oligomerisation of well-defined unsaturated hydrocarbons without ring formation
    • C07C2/06Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms by addition between unsaturated hydrocarbons by oligomerisation of well-defined unsaturated hydrocarbons without ring formation of alkenes, i.e. acyclic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • C07C2/08Catalytic processes
    • C07C2/24Catalytic processes with metals
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
    • C07C29/16Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by oxo-reaction combined with reduction
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C305/00Esters of sulfuric acids
    • C07C305/02Esters of sulfuric acids having oxygen atoms of sulfate groups bound to acyclic carbon atoms of a carbon skeleton
    • C07C305/04Esters of sulfuric acids having oxygen atoms of sulfate groups bound to acyclic carbon atoms of a carbon skeleton being acyclic and saturated
    • C07C305/06Hydrogenosulfates

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、成る種の表面活性化合物およびその製造方法
に関するものである。
表面活性剤(すなわち界面活性剤)は、1個の有機分子
内に少なくとも1個の水溶性もしくは「親水性」部分(
または単に「ヒドロフイル」とも称する)と少なくとも
1個の水不溶性もしくは「疎水性」部分(または単に「
ヒドロホープ」とも称する)とを兼備する化合物である
。本発明は、特に望ましい炭素鎖構造の有機疎水性部分
を持った表面活性剤に関するものである。
〔従来の技術〕
表面活性剤疎水性部分の炭素鎖構造は、表面活性分子の
化学的性質および物理的性質の両者に寄与する。たとえ
ば、線状(直鎖)ヒドロカルビル疎水性部分を含む表面
活性剤は極めて望ましい生物分解特性を有することが知
られている。これらの表面活性剤は、−船釣なバイオト
リーターに見られる条件下で比較的急速かつ完全に分解
する。
水性流出液中での表面活性分子(特に表面活性分子の疎
水性部分)の生物分解性が環境問題となることは勿論で
ある。生物分解性の観点から、線状炭素鎖の疎水性部分
を有する表面活性剤は、従来の分枝炭素鎖のものに比べ
明らかに産業上の利点を有することが当業界で認められ
ている。
しかしながら、線状ヒドロカルビル疎水性部分を有する
表面活性剤は、しばしばその配合および使用の目的で最
も望ましい物理的性質を示さないことも知られている。
たとえば液体皿洗製品や液体洗濯洗剤製品のような液体
洗剤製品の場合、線状疎水型(ヒドロホ−ブ)表面活性
剤は液状性が低く (ゲル化もしくは固化し易い)、所
望するよりも低い熔解性および/または分散性を典型的
な液体組成物において示す。たとえば粉末洗剤のような
固体製品の場合、従来の線状疎水型表面活性剤は、しば
しば洗濯水溶液における所望の分散度を欠如する。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の主たる課題は、洗剤製品の配合に最も望ましい
物理的性質を有する比較的生物分解性の表面活性剤を提
供することにある。従来の線状疎水型表面活性分子の生
物分解性と従来の分枝鎖疎水型表面活性分子の配合特性
とを兼備した製品が掻めて望ましい。
本発明は、改良された配合特性と物理的性質とを備えた
種類の生物分解しろる表面活性剤を提供する。
〔課題を解決するための手段〕
一面において、本発明は主として線状オレフィンから表
面活性剤を製造するための改良方法である。本明細書に
おいて、「主として」という用語は少なくとも50%を
意味する。本発明に関し興味ある従来の表面活性剤の製
造方法においては、より高い炭素数のオレフィン(特に
、主として線状高級オレフィン)を1種もしくはそれ以
上の親水性成分またはその先駆体と反応させて、製品の
表面活性特性に寄与する疎水型−親水型組合体を形成さ
せる。本発明に関連する改良は特にエチル化反応工程で
あって、主として線状高級オレフィン供給原料を先ず最
初にエチレンと反応させて、好ましくは8〜24の炭素
数範囲にありかつ好ましくはオレフィン供給原料におけ
るよりも0.2〜4だけ多い平均炭素数を有する軽分枝
鎖モノオレフィンの混合物を生成させる。次いで、得ら
れたエチル化オレフィンを、たとえば慣用の表面活性剤
製造法の1つにおける表面活性剤に変換するための出発
物質として作用させる。エチル化反応工程は軽分枝鎖オ
レフィン分子の混合物をもたらし、これから改良物理特
性と配合特性とを有する表面活性剤を誘導する。驚くこ
とに、エチル化オレフィン分子における分枝鎖の性質お
よび程度は、同等の炭素数を有する線状性の高いオレフ
ィンの誘導体と対比して、エチル化オレフィンの表面活
性誘導体の生物分解性を顕著には低下させないことが判
明した。
したがって本発明は、 (a)1分子当り6〜22個の炭素原子を有しかつ分子
の10%未満が炭素連鎖中に1個より多い分枝を有する
1種もしくはそれ以上の主として線状オレフィンからな
るオレフィン性出発物質をオレフィンエチル化触媒の存
在下にエチレンと反応させて、前記オレフィン性出発物
質の少なくとも5%をエチル化オレフィン1モル当り平
均1〜2モルのエチレンが付加されたエチル化オレフィ
ンの混合物まで変換し、 fb)工程(a)で生成したエチル化オレフィンを表面
活性剤まで変換する ことを特徴とする生物分解しうる表面活性剤の製造方法
を提供する。
エチル化反応工程につき「より高いJ炭素数のオレフィ
ン反応体に課せられる条件は、本発明に関し臨界的重要
性を有する。本発明のエチル化反応工程に適したオレフ
ィン反応体は、1種もしくはそれ以上のC6〜CZtモ
ノオレフインで構成することが必要である。表面活性剤
製品の需要の観点から、8〜工8の炭素数範囲にある1
種もしくはそれ以上のオレフィンからなるオレフィン反
応体が好ましく、10〜18の炭素数範囲にあるオレフ
ィンが最も好適であると考えられる。他面において、本
発明の利点は上記範囲の上限炭素数レベルにおけるオレ
フィン、たとえば12〜22個の炭素原子を有するオレ
フィンに適用すれば最良に実現される。一般に、表面活
性誘導体の炭素数が多い程、物理的性質および配合特性
における改良がより重要となる。さらに、多くの改良さ
れた性質(たとえば改良された溶解性)は、より幅広い
炭素数範囲にわたり重要となる。
エチル化反応に続いて行ないうる特に蒸留もしくはその
他の分離工程、並びにその後の表面活性剤変換工程にお
ける工程効率の観点から、オレフィン反応体は好ましく
は主として特定の適するかつ好適な炭素数範囲のオレフ
ィンで構成される。
特に好適なものは、主として最高3種の炭素数範囲(た
とえばC5゜〜C1□範囲、C1□〜CI4範囲、CI
3〜CI5範囲、CI4〜Cい範囲など)のオレフィン
よりなるオレフィン反応体である。
本発明のエチル化反応工程に導入するのに適した06〜
Ct□オレフインは主として線状(すなわち直鎖)構造
を有することが必要であり、すなわち分子の少なくとも
50%、好ましくは少なくとも70%、特に好ましくは
少なくとも90%は線状炭素鎖を有する。分枝炭素鎖を
有するC6〜CZZオレフィン分子は、精々極めて軽度
の分枝鎖である。
この点に関し、オレフィン反応体分子の10%未満、好
ましくは5%未満、特に好ましくは2%未満は炭素鎖中
に1個より多い分枝を有する。より好適なものは、分子
中の分枝鎖が1個もしくは2個のみの炭素原子よりなる
オレフィン反応体である。オレフィン反応体構造におけ
る分枝程度が大きい程、生物分解性の低い表面活性剤が
生成される。
オレフィン性二重結合は分子内の任意の位置に存在する
ことができ、α−オレフィンおよび内部オレフィンの両
者を使用することができる。
適する主として線状オレフィン反応体は市販入手するこ
とができる。エチレンからの適するオレフィンの特定製
造方法は米国特許第3,676.523号、第3,68
6,351号、第3,737,475号、第3,825
,615号および第4,020,121号各公報に記載
されている。
さらに、エチル化反応工程において特定06〜C22オ
レフインの変換が本発明にとって臨界的であり、高級オ
レフィン反応体をエチレンと接触させかつ反応させる。
このエチル化反応工程は、所望の種類および程度の分枝
鎖を高級オレフィン炭素鎖中に導入する。
オレフィンのエチル化には、高級オレフィン反応体を有
効量のエチル化反応触媒の存在下にエチレンと接触させ
かつ反応させる。この種の反応に適するエチル化(アル
キル化)触媒は従来公知であり、かつ特定触媒の選択は
本発明に関し臨界的でないと考えられる。好適種類のエ
チル化触媒は、1種もしくはそれ以上のアルカリ金属(
すなわち、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウ
ムおよびセシウムの1種もしくはそれ以上)で構成され
る。便利さおよび効率のため、好ましくは1種もしくは
それ以上のアルカリ金属を固体触媒支持体(たとえば炭
素、アルミナ、シリカ、アルミノシリケート、アルカリ
金属炭酸塩、タルクなど)に担持する。アルミナ上に担
持されたアルカリ金属(たとえばカリウム)を用いて、
極めて良好な結果が得られた。一般に、この種の触媒は
1〜20重量%のアルカリ金属、好ましくは5〜15重
景%のアルカリ金属を含有する。
一般に、エチレンと高級オレフィンとを好適には実質的
に液相にて40〜200℃の範囲の温度、好ましくは5
0〜150℃の範囲の温度、特に好ましくは60〜12
0°Cの範囲の温度で接触させる。好ましくは、圧力を
3.5バ一ル以上に維持し、7〜35バールの範囲の圧
力がより好適であると考えられ、10〜14バールの範
囲の圧力が最も好適である。エチル化反応は、好ましく
は、オレフィン反応体の少なくとも5%、特に好ましく
は10〜30%がエチル化されるまで持続される。
エチル化オレフィン1分子当りの付加エチレン基の平均
数を1〜2とするエチル化生成物に関する要件が満足さ
れる限り、反応体変換レベルが大であるほど好適である
エチル化反応はバッチ式または連続式のいずれで行なう
こともできる。しかしながら、特に望ましい一具体例に
おいては、高級オレフィンを連続法でエチル化し、触媒
を含有するエチル化反応器に1回通過させる毎に低変換
率しか生じない。この低変換反応は単一オレフィン分子
に対する複数エチレン分子の付加を特徴とするエチル化
オレフィンの生成を最小化させ、したがって炭素鎖中に
2個以上の分枝を有しかつ/または3個以上の炭素原子
の分枝鎖を有するエチル化オレフィン分子の生成を最小
化させる。
高級オレフィン反応体とエチレンとの相対的量も常に炭
素鎖中に所望程度の分枝を有するエチル化生成物を生成
するよう制限される。広義においては、高級オレフィン
を、この高級オレフィン1モル当り平均1〜2モルのエ
チレンの付加生成物として特性化されるエチル化オレフ
ィンの混合物を生成させるのに充分なエチレンと充分な
時間にわたり接触させる。オレフィンに対する多量のエ
チレンの付加は、オレフィンを変換させる表面活性剤の
生物分解性を低下させる。
分子内に1個のみのエチル分枝鎖を付加したエチル化生
成物の製造に関しエチル化反応の選択性を向上させるに
は、エチル化反応に過剰量のオレフィン反応体を使用す
ることができる。好ましくは、高級オレフィン反応体は
、エチレンと反応する高級オレフィン反応体分子のうち
50%以下が2個もしくはそれ以上のエチレン分子と反
応して1個より多いエチル分枝が付加しかつ/または2
個より多い炭素原子の付加分枝鎖を有するエチル化オレ
フィンを生成するような過剰量にて使用される。より好
ましくは、高級オレフィン反応体は、エチル化オレフィ
ンの25%以下、特に好ましくは15%以下が1個より
多い付加エチレン分枝を有しかつ/または2個より多い
炭素原子の付加分枝を有するような過剰量にて使用され
る。典型的には、これらはエチル化オレフィン分子の5
0%以下、25%以下もしくは15%以下が複数の付加
エチレン分枝を有しかつ/または2個より多い炭素原子
の分枝を有するエチル化オレフィンに関し好適であって
、それぞれ少なくとも1:1.3:1もしくは6:1の
モル比における高級オレフィン反応体とエチレンとのエ
チル化反応での使用に相当する。エチル化に際しオレフ
ィン反応体の比較的低い変換率(たとえば10〜30%
)を維持すれば、ポリエチル化生成物の生成を防止する
にも役立つ。
付加的に或いは代案として、エチル化反応生成物を蒸留
または他の分離手段にかけ、モノエチル化分子を生成混
合物のポリエチル化分子から分離することができる。さ
らに、未反応高級オレフィンを華留などによりエチル化
オレフィン生成物から分離した後に表面活性剤まで変換
することもできる。しかしながら、好適には過剰の未反
応オレフィンを生成物中に残存させることもでき、この
場合は生成物が未反応高級オレフィンから誘導された疎
水性部分を有する分子とエチル化オレフィンから誘導さ
れた疎水性部分を有する分子との組合せからなる配合物
となる。この種の配合物も本発明の範囲内に入ると考え
られる。
本発明の方法により表面活性剤まで変換するための特に
好適なエチル化オレフィンは、エチル化生成物が15重
量%未満(特に10重量%未満)の未反応(非エチル化
)オレフィン反応体と15重量%未満(特に10重量%
未満)のポリエチル化分子とを伴なうのに充分な程度ま
で未反応オレフィン反応体とポリエチル化生成物との両
者を分離すべく蒸留されたものである。
オレフィンエチル化工程は、高級オレフィン分子におけ
る二重結合の異性化と高級オレフィン分子のフラクショ
ンに対する1分子もしくはそれ以上のエチレンの付加と
の両者を達成する。−船釣に、得られるエチル化オレフ
ィン分子は典型的には内部二重結合とそれぞれ2個の炭
素原子を有する1個もしくはそれ以上の付加分枝鎖とを
特徴とする。それより相当低い程度まで、生成物は末端
二重結合および/またはそれぞれ2個より多い炭素原子
の付加分枝鎖を有する分子を含有することもできる。
エチル化工程から生じたオレフィン混合物は次いで非イ
オン型、陰イオン型、陽イオン型および両性イオン型の
表面活性剤を包含する広範囲の表面活性剤のいずれかま
で変換される。
−船釣意味において、エチル化オレフィン混合物は表面
活性剤の中間体として役立つ。より詳細には、エチル化
オレフィン混合物は、1個もしくはそれ以上の親水性部
分を前記変換に際し付加した表面活性剤の疎水性部分に
対する基礎として役立つ。エチル化オレフィンを変換さ
せる特定の表面活性剤もこの種の変換の手段も本発明に
関し臨界的でないと考えられ、ただし表面活性剤生成物
が全部で4個より多い炭素原子を有する炭素鎖に平均2
個より多い分枝鎖を有することを特徴とする程度まで分
子の骨格構造を転位させないものとする。
成る好適具体例においては、エチル化オレフィンをアル
カノールまで変換させ、次いでこれを非イオン型表面活
性剤、たとえばアルカノールアルコキシレート、アルキ
ルポリグルコシドなどまで変換させる。
高級オレフィンからアルカノールへの変換は、便利には
たとえばヒドロホルミル化により又は酸化と加水分解と
により、又は硫酸化と水和とにより、或いはエポキシド
化と水素化とにより行なわれる。特に有益な高度線状の
アルカノール生成物は、オキソ法に従う水素および一酸
化炭素との反応に際しオレフィンのヒドロホルミル化に
よって生成される。ホスフィン、ホスファイト、アルシ
ンもしくはピリジン配位子改変されたコバルト触媒を用
いる「改変オキソ法」が本発明の目的に特に有用であり
、たとえば米国特許第3,231,621号、第3,2
39,566号、第3,239,569号、第3,23
9,570号、第3.239.571号、第3,420
,898号、第3、440.291号、第3,448.
158号、第3,448.157号、第3,496,2
03号、並びに第3,496,204号、第3.501
,515号および第3,527,818号に記載され、
これらの開示を参考のためここに引用する。
アルカノールから非イオン型アルコキシレート表面活性
剤への変換は、たとえば酸化エチレン、酸化プロピレン
およびその混合物のような酸化アルキレンとの反応によ
り達成される。高級アルカノールのアルコキシル化方法
は当業界で周知され、米国特許第4.721,816号
および第4,474,678号公報(参考のためここに
引用する)に記載された方法により例示される。非イオ
ン型アルキル多糖類表面活性剤の製造は、参考のためこ
こに引用する米国特許第2.974.134号、第3,
640,998号、第3.839,318号、第3.3
14.936号、第3,346.558号、第4,01
1,389号、および第4,223,129号の教示に
従うアルカノールとグルコースなどとの反応により達成
される。本発明の方法により製造しうる他の非イオン型
表面活性剤は、アルキルアミン(たとえばアルカノール
とアンモニアもしくは低級(たとえばC1〜Ca)アル
キルアミンとの反応がら誘導される)、アルキルアミン
酸化物(たとえば過酸化水素によるアルキルアミンの変
換から得られる)、アルキルアミンアルコキシレート(
たとえばアルキルアミンと酸化アルキレン、たとえば酸
化エチレン、酸化プロピレンもしくはその混合物との反
応により製造される)、およびカルボン酸アルコキシレ
ート(対応するカルボン酸のアルコキシル化により誘導
される)によって例示される。
さらに、表面活性剤変換はアルカノールもしくは非イオ
ン型アルカノールエトキシレートから陰イオン型表面活
性誘導体への変換からなることができ、陰イオン型誘導
体はたとえばアルカノールエトキシレートエ)(SO:
+での硫酸化により対応のアルカノールエトキシレート
から製造される)アルカノールエトキシカルボキシレー
ト (クロル酢酸との反応によりアルカノールエトキシ
レートから誘導される)、アルカノールエトキシスルホ
ネート (アルカノールエトキシサルフェートに対する
亜硫酸ナトリウム付加により製造される)、およびアル
キル(もしくはアルキルエトキシ)グリセリンエーテル
スルホネート(参考のため教示をここに引用する米国特
許第3.024,273号および第3,228,979
号公報に記載されたように製造する)を包含する。
他の好適具体例においては、エチル化オレフィンを陰イ
オン型表面活性剤まで、たとえばオレフィンスルホネー
トまで直接に変換する(オレフィンと三酸化硫黄との反
応による)。本発明により好適に製造されるさらに他の
陰イオン型表面活性剤はアルカノールサルフェート (
アルカノールと、たとえば三酸化硫黄、クロルスルホン
酸もしくはスルファミン酸のような硫酸化剤との反応に
よる)、パラフィンスルホネート(エチル化オレフィン
からパラフィンへの水素化に続< UV光の下での二酸
化硫黄および酸素との反応により製造される)、並びに
カルボン酸およびその誘導体、たとえばアルキルメチル
エステルスルホネート(エチル化オレフィンから誘導さ
れるカルボン酸のメチルエステルを三酸化硫黄でスルホ
ン化して製造される)である。パラフィンまたはコツホ
酸は、酸触媒の存在下での一酸化炭素および水との反応
に際しエチル化オレフィンのカルボニル化によって製造
されるカルボン酸である。
さらに、エチル化オレフィンはたとえば(適宜アルキル
置換された)フェノール、ベンゼン、トルエンおよびキ
シレンのような芳香族物質のアルキル化につき極めて好
適に利用され、次いでこれを周知方法によりアルキルア
リールスルホネー[、アルキルアリールアルコキシレー
ト(たとえばアルキルフェノールエトキシレート)およ
び他の表面活性剤まで変換させる。
エチル化オレフィンから本発明の範囲内である陽イオン
型表面活性剤への変換は、ジアルキルスルホニウム塩の
製造(エチル化オレフィンからジアルキルスルフィドへ
の変換に続くハロゲン化アルキルとの反応による)およ
び第四アルキルアミンの合成(たとえばエチル化オレフ
ィンから誘導されたジメチルアルキルアミンおよびジア
ルキルモノメチルアミンの反応から生ずる)により例示
される。
本発明によるエチル化オレフィンから好適に製造される
両性イオン型表面活性剤は、たとえばアルキルベタイン
およびアルキルスルホベタインのようなアミノ酸を包含
する。
エチル化オレフィンから表面活性剤への変換がエチル化
オレフィンからアルカノールへの変換と得られたアルカ
ノールからアミンへのアンモニアもしくは低級(たとえ
ば01〜C4)アルキルアミンとの反応による変換との
両工程からなる方法は非イオン型、陰イオン型、陽イオ
ン型および両性イオン型の各表面活性剤を製造するのに
極めて有用である。
疎水性構造における分枝鎖の個数、これら分子鎖中に存
在する炭素原子の個数、および炭素鎖に沿った分枝鎖の
位置は全て、本発明による表面活性剤製品の所望の物理
的性質および配合特性に寄与すると思われる。従来技術
の典型的な高度分枝疎水型表面活性剤はプロピレン、ブ
チレンなどのオリゴマー(二量体、三量体、四量体など
)から誘導され、典型的には平均2個より多い、一般に
2〜4個の分枝を疎水型構造内に有する。これら従来技
術のオレフィン中間体および表面活性剤と対比して、本
発明によるエチル化オレフィン中間体および表面活性剤
製品は「軽分枝鎖」であって、より少数の分枝と主炭素
鎖からの分枝に存在する少数の全炭素数とを有する。
本発明により製造される表面活性剤は、高レベルの生物
分解性と取扱性、配合および使用における利点に反映さ
れる向上した物理的性質とを特徴とする。従来技術の線
状性の高い疎水型の生物分解性表面活性剤と対比し、本
発明の製品は向上した液状性(すなわち、低温度にて注
ぎうる液体に留まる)、所定温度における水性媒体への
向上した溶解性、および/または水性媒体中への増大し
た溶解性および分散性を有する。
本発明の製品は一般に、単独で或いは他の表面活性剤お
よび/または表面活性剤および洗剤組成物の他の成分と
組合せて(配合して)用いる場合、従来の製品と同じ機
能を果す。たとえば、これらは従来の製品の代りに、慣
用の配合物および最終用途に好適に代替することができ
る。この面において、軽分枝鎖エチル化オレフィン中間
体から本発明により製造されるアルコールアルコキシレ
ートは、より高度に線状もしくはより高度に分枝した従
来のオレフィンから誘導された従来のアルコールエトキ
シレート成分の代りに、組成物中に代替することができ
る。代案として、本発明の製品を従来の製品と混合して
、向上した物理的性質を有する混合物を与えることもで
きる。たとえば、本発明の軽分枝線水型アルカノールエ
トキシレートを従来技術の線状疎水型アルカノールエト
キシレートと種々異なる比率で配合して、所望の物理的
性質を与えることができる。同様に、本発明により製造
された他の非イオン型、陰イオン型および陽イオン型表
面活性剤を相互に組合せかつ/または従来技術の表面活
性剤と組合せて配合することもできる。
一般的に、本発明により製造された表面活性剤は、より
線状の疎水型炭素構造を有する従来のものと対比して、
多成分洗剤組成物における他の成分に対し向上した適合
性を有する。
予想外に、成る場合には、本発明により製造された表面
活性剤は、たとえば洗剤性、泡発生性および安定性、界
面張力または臨界的ミセル濃度の観点から向上した性能
を付与する。例として、本発明によるアルコールサルフ
ェート表面活性剤の低温洗浄性は、より高度に線状のア
ルコールから製造された対応のアルコールサルフェート
のそれよりも大である。同様に、本発明の成る種の表面
活性剤(特に慣用のアルキルベンゼンスルホネートをも
含有する組成物におけるアルコールサルフェート)は、
水溶液における向上した泡発生に寄与することが示され
た。さらに、本発明の表面活性剤は成る場合には水硬度
に対し感受性がより低いと判明し、すなわちその洗浄性
は従来得られている表面活性剤に比ベカルシウムおよび
マグネシウムイオンの存在による影響が少ない。しかし
ながら、他の多くの場合、典型的な最終用途および配合
物における本発明の表面活性剤の性能は、従来技術の対
応する表面活性剤の性能と同等である。
本発明による表面活性剤およびその配合物の性能、並び
に所定用途に対する表面活性剤の最適化の検討は、当業
者の知識の範囲内である。
しかしながら、より経済的でありかつ/または向上した
性能を有する製品の製造および配合に関し、この種の改
善は表面活性剤の物理的性質および配合性(formu
lability)のみに依存しかつ表面活性剤性能の
改良には実質的に依存せずに実現されうろことに注目す
べきである。しばしば経済的かつ効率的な生物分解しう
る洗剤製品を配合する際、特定用途に関し最適性能もし
くはコスト土量も効果的な性能を与える成分および組成
物は実用的な物理的性質制約を満足させない場合がある
たとえば、所定用途に関する最適性能の配合物は、所定
の温度範囲にわたり安定かつ流動性の単相溶液もしくは
分散液となる製品の要件を満たさないことがある。改良
された配合性の表面活性剤を提供することにより、本発
明は洗剤性能、生物分解性、物理的性質および製造コス
トに課せられた個々の基準を満たす組成物を開発する機
会を拡大させる。特定例として、本発明を用いることに
より、表面活性剤成分の1種もしくはそれ以上が、線状
オレフィンから製造されかつより限定された溶解性およ
び液状性を有する対応の従来技術による表面活性剤で得
られるよりも多い疎水型炭素数を有し或いは多量に存在
するような生物分解しうる配合物を製造することができ
る。より多い炭素数を有するこの種の表面活性剤は、表
面活性剤促進される向上した油回収用途に使用するため
近年興味が増大しつつある。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明をさらに説明するが、これら
実施例は特に本発明の範囲を限定するものでなく好適具
体例についての例示に過ぎない。
+1−37オレフ ンのエチル これら実施例は一連のエチル化反応を例示し、エチレン
を実質的に線状の高炭素数のオレフィン反応体と接触さ
せかつ反応させた。
実施例1においては、オレフィン反応体をCIlおよび
C+z  (約50%のC1lおよび50%(7)C+
z)内部オレフィンの混合物とした。オレフィン分子の
少なくとも95%は線状炭素鎖を有した。442gのオ
レフィンを窒素シール下に18gの担持された混合アル
カリ金属触媒(主としてアルミナ押出物上に担持された
カリウム金属)と共に11のオートクレーブに装填した
。安全性の理由から、触媒はオレフィンの添加前に窒素
シールされたオートクレーブに添加した。窒素で完全に
フラッシュさせかつ排気した後、オートクレーブに35
バールのエチレンを添加した。次いで、オートクレーブ
の内容物を撹拌下に約90℃まで加熱した。
エチル化反応が開始した際、エチレンを追加して全圧力
を35〜42バールの範囲に維持した。反応速度が低下
した際、圧力を約56〜70バールまで増大させた。約
4.5時間後、反応を停止させかつオートクレーブ内容
物を室温まで冷却させた。
全部で495gの反応体と触媒とを取出し、次いで濾過
して触媒を分離した。この液体生成物を蒸留して、未反
応オレフィン反応体とポリエチル化生成物との両者を分
離した。蒸留分画を行ない、主としてCI3およびCI
4内部オレフィンよりなる混合物95.7gを得た。
実施例2については、主として1−テトラデセンよりな
る反応体のエチル化を、実施例1に記載したと同じ手順
に従いかつ同じ量の触媒およびオレフィン反応体を用い
て行なった。高級オレフィン反応体分子の少なくとも9
6%は線状炭素鎖を有した。濾過して触媒を除去した後
、液体反応混合物を減圧下に蒸留し、主としてCI6内
部オレフィンよりなる97.4gの生成物留分を回収し
た。
実施例3は、主として1−オクテンよりなる反応体(少
なくとも分子の約96%が線状炭素鎖を有する)に適用
した連続エチル化工程を例示している。オレフィン反応
体1−オクテンを14バールかつ22℃にてエチレンで
予(If HF!和し、次いでこの反応体混合物を順次
にアルミナ床(たとえば酸素化物のような供給不純物を
除去するため)および実施例1に用いたと同じアルミナ
支持アルカリ金属触媒の固定床反応器に2.0の液体空
時速度にて通過させた。反応床から流出した生成物の試
料を150時間の操作にわたり所定時間間隔で採取した
。連続エチル化工程の処理条件および結果を下表に示す
操作 温度 圧力  変換率   選択率時間   ℃
   バール  1−オクテン エチレン  CIQ 
  CI   CI4 千実施例4においては、実施例
1に記載したようなエチル化により製造したC11およ
びCI4内部オレフィンの混合物を、改変オキソ法を用
いるヒドロホルミル化によりCI4およびCI5アルカ
ノールの混合物まで変換した。全部で93.5 gの内
部オレフィンを、ホスフィン改変コバルト触媒の存在下
に205℃の温度かつ77バールの圧力にて水素および
一酸化炭素の混合物(2:1のモル比)と6時間反応さ
せた。反応の完結後、粗生成物(108g)を同一バッ
チのヒドロホルミル化生成物と合し、この混合物をワイ
プ)(wiped)3膜蒸発を含む減圧蒸留により処理
して、CI4およびCISアルカノールの約当モル量に
おける高純度(98,3%)混合物133gを回収した
この実施例4で製造された軽分枝鎖アルカノール混合物
はQ ’Cにて透明な液体であった。これと比較し、主
として線状CI3およびCI4内部オレフィンのヒドロ
ホルミル化により製造されたC+ 4/CN 5アル力
ノール混合物は、15〜36℃の融点範囲を有した。
実施例4の生成混合物のc、3−IJMR分析は、アル
カノール分子における分枝鎖の位置に関し次の分布を示
した: 分枝血豆5置   モ)關 2−位置    12 3−位置     1 4−位置    49 5十−位置   38 実施例5においては、実施例2に記載したように製造し
た94.5gのCI6内部オレフィンを実施例4に記載
した手順によりヒドロホルミル化して、CI7アルカノ
ールを製造した。粗製CI7フルカノール生成物を蒸留
しかつ濾過して透明かつ無色の生成物を得、これは25
°Cにて液体であった。
NMR分析は、アルカノール分子における分枝鎖に関し
次の分布を示した: 分 ′の亡萱   モル% 2−位置     11 3−位置      1 4−位置     45 5+−イ装置    43 ヒドロキシル基の位置から離間した分子内の位置におけ
る分枝の頻度は、これらアルコールがたとえばカルボキ
シレート、サルフェートおよびエトキシレートのような
誘導体まで容易に変換されうろことを確認した。
実施例6については、実施例4の手順により製造したC
I4およびCI5アルコールの混合物をクロルスルホン
酸と反応させて対応のアルコール硫酸を生成させ、次い
でこれを中和してアルコール硫酸ナトリウム塩を生成さ
せた。より詳細には、100ミリモルのCI4/CIS
アルカノール混合物を100−フラスコにおける251
n1の乾燥塩化メチレンに溶解させた。乾燥窒素をこの
溶液中に30分間バブリングさせた。次いで、105ミ
リモルのクロルスルホン酸をアルコール溶液中へ激シく
撹拌しながら、反応温度を25〜30℃に維持するのに
充分な速度で滴加した。乾燥窒素を撹拌反応混合物中に
さらに30分間バブリングさせて、反応副生物として生
成された塩化水素をパージした。次いで、反応混合物を
充分量の脱イオン水に溶解された105ミリモルの水酸
化ナトリうムの溶液に滴加し、かつ塩化メチレンを減圧
蒸発させた。これにより、約20〜25重量%のアルコ
ール硫酸ナトリウム塩を含有する溶液が得られた。
実立健工:アルコールサルフェー の 数種の異なるアルコールサルフェート表面活性剤の生物
分解性を、標準生化学酸素要求(BOD)試験法〔[水
および廃水の標準検査法]、第15版、アメリカン・パ
ブリック・ヘルス・アソシエーションとアメリカン・ウ
ォーター・ワーク・アソシエーションとウォーター・ポ
リューション・コントロール・フィデレーションとの共
同出版〕に従って試験した。試験の結果は、30日間に
わたる測定生化学酸素要求量を化学酸素要求量(完全分
解に関する)で割算しかつこれに100を乗算して得た
数値として記録した。
実施例6により製造した本発明のアルコールサルフェー
ト表面活性剤につき、BOD試験における生物分解性は
81%であった。
比較の目的で、改変オキソ法により高度線状オレフィン
から誘導されたC+aおよびCI5アルコールの市販混
合物の硫酸化によって製造したアルコールサルフェート
製品の生物分解性を決定すべく、同様に環11BOD試
験を行なった。生物分解性は84%であると測定された
。これらの比較試験は、本発明による表面活性剤の生物
分解性が、同様に従来技術により高度線状オレフィンか
ら誘導された表面活性剤の生物分解性とは有意に相違し
ないことを確認した。
さらに比較のため、ヒドロホルミル化および硫酸化によ
り市販のプロピレン四量体から誘導された高度分枝鎖の
CI3疎水型アルコールサルフェート表面活性剤につい
ても、標準ROD試験を適用した。同じ試験条件下で、
高度分枝炭素鎖アルコールサルフェート表面活性剤の生
物分解性は僅か41%であった。この比較は、本発明に
よる表面活性剤の生物分解性が従来技術の高度分枝鎖ア
ルコールのサルフェートにおけるよりも相当に優秀であ
ることを確認した。
m:アルコールサルフェートの 本発明により製造された軽分枝鎖アルコールサルフェー
トおよび高度線状アルコールから製造された慣用のアル
コールサルフェートの分散率につき比較をおこなった。
実施例4の手順に従って作成したCI4およびCI5ア
ルコールの混合物を、本発明によるアルコールサルフェ
ート表面活性剤まで変化させた。硫酸化するため、実施
例60手順に従うと共に追加工程を行ない、ここでクロ
ルスルホン酸反応生成物を充分量の塩化メチレンに溶解
させて塩化メチレン1−当り0.37gのアルコールサ
ルフェートの濃度を与えた。次いで、この溶液50.5
−を乾燥塩化メチレン300−における炭酸ナトリウム
と重炭酸ナトリウムとの混合物(l:2の重量比)80
gのスラリーに添加して中和した。この中和生成物はア
ルコール硫酸ナトリウム塩となった。次いで、塩化メチ
レンをスラリーから蒸発させて、約20重量%の吸着ア
ルコールサルフェートを含有するカーボネート残渣を残
した。
0.1 gのカーボネート/アルコールサルフェート物
質を1001n1の脱イオン水に添加しかつ10〜30
℃の範囲の温度にて混合物に対する光透過率を測定する
ことにより、本発明のアルコールサルフェートの分散率
を決定した。数分間後、混合物に対する光透過率は90
%より大であった。比較のため、従来の高度線状アルコ
ールから同様に製造したカーボネート/アルコールサル
フェート物質をも試験して、僅か約20%の光透過率値
を与えることが判明した。この比較は、本発明により得
られた表面活性剤が高度線状アルコールから製造した対
応の表面活性剤よりも実質的に大きい水に対する分散性
および溶解性を有することを示す。
この実施例は、実施例4の手順により製造されたCI4
およびCI5アルコールの混合物から2種の非イオン型
アルコールエトキシレート表面活性剤への変換を例示し
ている。アルコールを水酸化カリウム触媒の存在下に酸
化エチレンと反応させた。
102gのCI4/CI8アルコール混合物と0.29
gの85%水酸化カリウムとの混合物を窒素吹込下に1
20℃にて2時間加熱し、次いで冷却した。
この混合物100.9gを窒素雰囲気下(2,8バール
)にて300−のオートクレーブ反応器に添加し、かつ
約155℃まで加熱した。酸化エチレンを導入して圧力
を約5.6バールとなし、かつ反応の間に連続添加して
この圧力を維持した。全部で43.9gの酸化エチレン
を67分間かけて添加した。次いで、酸化エチレンの添
加を中断し、反応器の内容物をこの温度でさらに30分
間浸漬して未反応の酸化エチレンを消費させた。この時
点で95.3gのアルコールエトキシレートを反応器か
ら抜取った。この表面活性剤生成物を分析したところ、
アルコールエトキシレート1モル当り平均2.4モルの
付加された酸化エチレンを有した。反応器への酸化エチ
レンの添加を再開し、さらに32.2gの酸化エチレン
を155℃で84分間かけて添加し、次いで40分間浸
漬した。連続エトキシル化の生成物(全部で79.3g
)を抜取りかつ分析したところ、アルコールエトキシレ
ート1モル当り平均7.9モルの付加された酸化エチレ
ンを有した。
エトキシレート1モル当り平均2.4モルの付加酸化エ
チレンを有するアルコールエトキシレート表面活性剤生
成物を硫酸化して、アルコールエトキシサルフェート表
面活性剤まで変換した。この目的で、100ミリモルの
アルコールエトキシサルフェート 窒素雰囲気下に、105ミリモルのクロルスルホン酸を
エトキシレート中に激しく攪拌しながら、反応温度を2
5〜30℃に維持するのに充分な速度で滴加した。次い
で、乾燥窒素を撹拌反応混合物中にさらに30分間バブ
リングさせた。次いで、反応混合物を脱イオン水中に溶
解された105ミリモルの水酸化ナトリウムの溶液に滴
加して、アルコールエトキンサルフェートの20〜25
%活性物質混合物を得た。
本発明のこの実施例により製造されたアルコールエトキ
シサルフェート表面活性剤は、高度線状アルコールから
誘導された対応する従来のアルコールエトキシサルフェ
ートよりも低い粘性を有すると共に、ゲルを形成する傾
向がより低かった。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)1分子当り6〜22個の炭素原子を有しか
    つ分子の10%未満が炭素連鎖中に1個より多い分枝を
    有する1種もしくはそれ以上の主として線状オレフィン
    からなるオレフィン性出発物質をオレフィンエチル化触
    媒の存在下にエチレンと反応させて、 前記オレフィン性出発物資の少なくとも5%をエチル化
    オレフィン1モル当り平均1〜2モルのエチレンが付加
    されたエチル化オレフィンの混合物まで変換し、 (b)工程(a)で生成したエチル化オレフィンを表面
    活性剤まで変換する ことを特徴とする生物分解しうる表面活性剤の製造方法
  2. (2)工程(a)の反応混合物から、10重量%未満の
    未オレフィン反応体と10重量%未満のポリエチル化オ
    レフィンとを含有する濃縮エチル化オレフィン生成物を
    分離し、かつこのように得られた濃縮混合物を表面活性
    剤まで変換することを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. (3)工程(a)にて、主として線状C_8〜C_2_
    0オレフィンからなり、その10%未満が炭素連鎖中に
    1個より多い分枝を有する出発物質をエチレンと反応さ
    せて、出発物質の10〜40モル%をエチル化オレフィ
    ン1モル当り平均1〜1.5モルのエチレンが付加され
    たエチル化オレフィンの混合物まで変換し;工程(a)
    で生成したエチル化オレフィンをアルカノールの生成下
    にヒドロホルミル化し;かつこのように生成したアルカ
    ノールを表面活性剤まで変換することを特徴とする請求
    項1記載の方法。
  4. (4)請求項3記載の工程(a)で得られた反応混合物
    から、10重量%未満の未反応オレフィン反応体と10
    重量%未満のポリエチル化オレフィンとを含有する濃縮
    エチル化オレフィン生成物を分離し;このように得られ
    た濃縮混合物をアルカノールの生成下にヒドロホルミル
    化し;かつこのように生成したアルカノールを表面活性
    剤まで変換することを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. (5)エチル化オレフィンを三酸化硫黄との反応により
    オレフィンスルホネート表面活性剤まで変換することを
    特徴とする請求項1または2記載の方法。
  6. (6)エチル化オレフィンから表面活性剤への変換が、
    エチル化オレフィンをフェノール、ベンゼン、トルエン
    およびキシレンよりなる群から選択される1種もしくは
    それ以上の芳香族物質と反応させるための芳香族アルキ
    ル化工程からなることを特徴とする請求項1または2記
    載の方法。
  7. (7)エチル化オレフィンから表面活性剤への変換が、
    スルホン化剤との反応によりアルキル化芳香族物質を対
    応のスルホネートまで変換するためのスルホン化工程を
    さらに含むことを特徴とする請求項6記載の方法。
  8. (8)芳香族反応体をフェノール類よりなる群から選択
    し、かつエチル化オレフィンから表面活性剤への変換が
    、酸化エチレンとの反応によりアルキル化フェノール類
    を対応のエトキシレートまで変換するためのエトキシル
    化工程をさらに含む請求項6記載の方法。
  9. (9)アルカノールを三酸化硫黄、クロルスルホン酸、
    スルファミン酸およびその混合物よりなる群から選択さ
    れる硫酸化剤との反応によりアルカノールサルフェート
    表面活性剤まで変換することを特徴とする請求項3また
    は4記載の方法。
  10. (10)アルカノールをアルキルもしくはアルキルエト
    キシグリセリンエーテルスルホネート表面活性剤まで変
    換することを特徴とする請求項3または4記載の方法。
  11. (11)アルカノールをアルキル多糖類表面活性剤まで
    変換することを特徴とする請求項3または4記載の方法
  12. (12)アルカノールから表面活性剤への変換が、アル
    カノールをアンモニアおよびC_1〜C_4アルキルア
    ミンよりなる群から選択される1種もしくはそれ以上の
    反応体と反応させる工程からなることを特徴とする請求
    項3または4記載の方法。
  13. (13)請求項1または3記載の方法の工程(a)にて
    生成されたエチル化オレフィンの変換により得られる表
    面活性剤。
  14. (14)請求項2または4記載の方法により生成された
    エチル化オレフィンの濃縮混合物の変換により得られる
    表面活性剤。
JP1202969A 1988-08-09 1989-08-07 改良された物理的性質を有する表面活性剤の製造方法 Expired - Fee Related JP2852939B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US23080888A 1988-08-09 1988-08-09
US230,808 1988-08-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0290931A true JPH0290931A (ja) 1990-03-30
JP2852939B2 JP2852939B2 (ja) 1999-02-03

Family

ID=22866662

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1202969A Expired - Fee Related JP2852939B2 (ja) 1988-08-09 1989-08-07 改良された物理的性質を有する表面活性剤の製造方法

Country Status (8)

Country Link
EP (1) EP0364012B1 (ja)
JP (1) JP2852939B2 (ja)
AT (1) ATE84299T1 (ja)
AU (1) AU612871B2 (ja)
BR (1) BR8903961A (ja)
CA (1) CA1339903C (ja)
DE (1) DE68904281T2 (ja)
ES (1) ES2052887T3 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100371046B1 (ko) * 1997-07-21 2003-02-06 더 프록터 앤드 갬블 캄파니 개선된 알킬아릴설포네이트 계면활성제
JP2014167106A (ja) * 2013-02-01 2014-09-11 Kao Corp 内部オレフィンスルホン酸塩組成物
JP2014167108A (ja) * 2013-02-01 2014-09-11 Kao Corp 内部オレフィンスルホン酸塩組成物
JP2014167107A (ja) * 2013-02-01 2014-09-11 Kao Corp 内部オレフィンスルホン酸塩組成物

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EG22088A (en) 1996-04-16 2002-07-31 Procter & Gamble Alkoxylated sulfates
US6150322A (en) 1998-08-12 2000-11-21 Shell Oil Company Highly branched primary alcohol compositions and biodegradable detergents made therefrom
BR9811519A (pt) 1997-07-21 2000-09-12 Procter & Gamble Processos aperfeiçoados para fabricação de surfactantes de alquilbenzeno-sulfonato e produtos dos mesmos
HUP0002572A3 (en) 1997-07-21 2001-04-28 Procter & Gamble Detergent compositions containing mixtures of crystallinity-disrupted surfactants
ZA986448B (en) 1997-07-21 1999-01-21 Procter & Gamble Cleaning products comprising improved alkylarylsulfonate surfactants prepared via vinylidene olefins and processes for preparation thereof
CZ299604B6 (cs) * 1997-07-21 2008-09-17 The Procter & Gamble Company Systém alkylarylsulfonátových povrchove aktivníchlátek a cisticí prípravek s jeho obsahem
CA2298618C (en) 1997-08-08 2007-04-03 The Procter & Gamble Company Improved processes for making surfactants via adsorptive separation and products thereof
WO2000023548A1 (en) 1998-10-20 2000-04-27 The Procter & Gamble Company Laundry detergents comprising modified alkylbenzene sulfonates
KR100418820B1 (ko) 1998-10-20 2004-02-18 더 프록터 앤드 갬블 캄파니 개질된 알킬벤젠 설포네이트를 포함하는 세탁용 세제
JP2002535442A (ja) * 1999-01-20 2002-10-22 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤を含む食器用洗浄組成物
EP1022325A3 (en) 1999-01-20 2003-01-02 The Procter & Gamble Company Hard surface cleaning compositions comprising modified alkylbenzene sulfonates
US6774099B1 (en) 1999-01-20 2004-08-10 The Procter & Gamble Company Dishwashing detergent compositions containing mixtures or crystallinity-disrupted surfactants
CZ20012571A3 (cs) * 1999-01-20 2002-07-17 The Procter & Gamble Company Prostředky na mytí nádobí obsahující alkylbenzensulfonátové tenzidy
EP1022326A1 (en) 1999-01-20 2000-07-26 The Procter & Gamble Company Hard surface cleaning compositions comprising modified alkylbenzene sulfonates
US7202205B1 (en) 1999-09-01 2007-04-10 Daniel Stedman Connor Processes for making surfactants via adsorptive separation and products thereof
US9127237B2 (en) 2011-06-28 2015-09-08 Sasol Germany Gmbh Surfactant compositions
JP6525981B2 (ja) 2013-06-28 2019-06-05 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー 軽分岐疎水性物質ならびに対応する界面活性剤の調製のための方法、及びその適用
CA2958305A1 (en) 2014-09-08 2016-03-17 The Procter & Gamble Company Detergent compositions containing a branched surfactant
JP6377840B2 (ja) 2014-09-08 2018-08-22 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 分岐界面活性剤を含有する洗剤組成物

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3636034A (en) * 1964-10-02 1972-01-18 Mitsubishi Chem Ind Surfactant production via rhodium-catalyzed oxo process
US3839318A (en) * 1970-09-27 1974-10-01 Rohm & Haas Process for preparation of alkyl glucosides and alkyl oligosaccharides
GB1445997A (en) * 1973-11-06 1976-08-11 Unilever Ltd Process for sulphating ethoxylated secondary alcohols
US4317938A (en) * 1980-12-31 1982-03-02 Shell Oil Company Preparation of secondary alkanol alkoxylates
US4474678A (en) * 1982-03-29 1984-10-02 Shell Oil Company Alkanol ethoxylate-containing detergent compositions
US4424169A (en) * 1982-08-25 1984-01-03 Uop Inc. Preparation of surfactants
GB2145726A (en) * 1983-08-26 1985-04-03 Diversey Corp Surface active agents
US4721816A (en) * 1985-12-23 1988-01-26 Shell Oil Company Preparation of nonionic surfactants
MY102879A (en) * 1986-08-28 1993-03-31 Colgate Palmolive Co Nonaqueous liquid nonionic laundry detergent composition and method of use.
DE3723354A1 (de) * 1987-07-15 1989-01-26 Henkel Kgaa Sulfatierte hydroxy-mischether, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100371046B1 (ko) * 1997-07-21 2003-02-06 더 프록터 앤드 갬블 캄파니 개선된 알킬아릴설포네이트 계면활성제
JP2014167106A (ja) * 2013-02-01 2014-09-11 Kao Corp 内部オレフィンスルホン酸塩組成物
JP2014167108A (ja) * 2013-02-01 2014-09-11 Kao Corp 内部オレフィンスルホン酸塩組成物
JP2014167107A (ja) * 2013-02-01 2014-09-11 Kao Corp 内部オレフィンスルホン酸塩組成物
US9861566B2 (en) 2013-02-01 2018-01-09 Kao Corporation Internal olefin sulfonate composition
US9861567B2 (en) 2013-02-01 2018-01-09 Kao Corporation Internal olefin sulfonate composition
JP2018115329A (ja) * 2013-02-01 2018-07-26 花王株式会社 内部オレフィンスルホン酸塩組成物
US10328008B2 (en) 2013-02-01 2019-06-25 Kao Corporation Internal olefin sulfonate composition

Also Published As

Publication number Publication date
ES2052887T3 (es) 1994-07-16
AU612871B2 (en) 1991-07-18
EP0364012B1 (en) 1993-01-07
ATE84299T1 (de) 1993-01-15
JP2852939B2 (ja) 1999-02-03
AU3939489A (en) 1990-02-15
EP0364012A1 (en) 1990-04-18
CA1339903C (en) 1998-06-09
DE68904281D1 (de) 1993-02-18
BR8903961A (pt) 1990-03-20
DE68904281T2 (de) 1993-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2852939B2 (ja) 改良された物理的性質を有する表面活性剤の製造方法
RU2198159C2 (ru) Смесь разветвленных первичных спиртов, способы ее получения, смеси биологически разлагаемых моющих средств, моющая композиция
RU2358959C2 (ru) Способ получения разветвленных олефинов, способ получения поверхностно-активного вещества, способ получения алкогольсульфатов, композиция разветвленных олефинов, изопарафиновая композиция и поверхностно-активное вещество
US5075041A (en) Process for the preparation of secondary alcohol sulfate-containing surfactant compositions
US20070225536A1 (en) Olefin conversion process and olefin recovery process
KR100683076B1 (ko) 계면활성 알콜 및 계면활성 알콜 에테르의 제조 방법,제조 생성물 및 그들의 용도
AU2002234597B2 (en) Branched primary alcohol compositions and derivatives thereof
US7256306B2 (en) Arylalkylsulfonic acids and methods for producing same
EP2841541B1 (en) Unsaturated fatty alcohol derivatives from natural oil metathesis
JP3043434B2 (ja) 長鎖の枝分れしたアルカノールおよびアルコキシル化アルカノールの硫酸塩の製造方法
CN103201371A (zh) 基于天然油复分解而得到的组合物的硬表面清洁剂
EP1876172A1 (en) Method for preparing a highly soluble linear alkyl benzene
JP2015506340A (ja) 内部オレフィンスルホナートを調製するための方法
AU2007316075B2 (en) Process for preparing alkyl aryl sulphonic acids and alkyl aryl sulphonates
US5250718A (en) Process for the preparation of secondary alkyl sulfate-containing surfactant compositions
EP0399751A2 (en) Process for making alkyl ethoxy carboxylates
US5281366A (en) Process for the preparation of secondary alkyl sulfate-containing surfactant compositions
WO2020256852A1 (en) Amphiphilic reaction products from lightly branched olefins and methods for production thereof
MXPA01006277A (en) Method for producing surfactant alcohols and surfactant alcohol ethers, the resulting products and their use

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees