JPH029071Y2 - - Google Patents

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JPH029071Y2
JPH029071Y2 JP11555883U JP11555883U JPH029071Y2 JP H029071 Y2 JPH029071 Y2 JP H029071Y2 JP 11555883 U JP11555883 U JP 11555883U JP 11555883 U JP11555883 U JP 11555883U JP H029071 Y2 JPH029071 Y2 JP H029071Y2
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はターボ過給エンジン搭載車の発進時
における安全装置に関し、特に、ステアリング切
り角が大きいまま停車した状態から急発進しよう
とした際に、車両の誤方向突進やタイヤのスリツ
プを回避するようにした安全装置に関する。
近年、排気ターボ過給機付エンジンを搭載した
車両が現われ始めている。
ところが、例えばターボ過給エンジンを搭載し
た前輪駆動車においては、特にパワーステアリン
グを装備している場合、駆動力が一定値以上にな
ると前輪懸架装置のジオメトリの関係で転舵時に
復元力がなくなる現象が生じる。このために、一
般の後輪駆動型の自動車に慣れた運転者が、ステ
アリングをある角度まで切り込んで駐車してある
場合、そのまま急発進しようとすると、後輪駆動
型車のステアリングの自己復元性を前提としてス
テアリングホイールを手で摺動させながら運転し
ようとすると、前記現象のために車が予期せぬ方
向へ進行してしまい、非常に危険である。
また、ターボ過給エンジンを搭載した後輪駆動
車の場合も、交差点等でステアリングをある角度
まで切り込んだ状態で停車し、急発進しようとす
ると、駆動力が大きいため、タイヤのグリツプす
る能力を超える場合があり、後輪スリツプを起し
車両のコントロール性を失うことがある。
この考案の目的はターボ過給エンジン搭載車に
おいて、ステアリング切り角が大きいまま停車し
た状態から急発進した際でもステアリングをとら
れることなく、安全に車両の操縦安定性を確保す
ることができるターボ過給エンジン搭載車の安全
装置を提供することである。
前記目的のため、この考案ではステアリング切
り角が設定値以上の時にオンするステアリングス
イツチと、変速機が低速段にシフトされている時
にオンするギヤポジシヨンスイツチとを設け、前
記両スイツチがオンの時にターボ過給圧制限装置
を作動させて、車両に伝える駆動力を規制するこ
とによりターボ過給エンジン搭載車の発進時の安
全を図るようにしたことを特徴としている。
以下図面を用いてこの考案の実施例を説明す
る。
第1図はこの考案のターボ過給エンジン搭載車
の安全装置の第1実施例の構成説明図であり、こ
の実施例は過給圧力制限装置がウエストゲートバ
ルブ開閉制御装置であるものである。
さて、第1図において、1は例えば前輪駆動型
ターボ過給エンジン搭載車の排気ターボ過給機、
1Aはコンプレツサ、1Bはタービン、2,3は
吸、排気弁、4は燃焼室、5はピストン、6は排
気バイパス通路、7はウエストゲートバルブを示
しており、前記コンプレツサ1Aの下流側の吸気
通路8には設定圧を越えると開くセーフテイバル
ブ(安全弁)9が設けられている。そして、前記
ウエストゲートバルブ7は、吸気通路8内のブー
スト圧により作動するダイヤフラム装置10によ
り前記バイパス通路6を開閉するようになつてい
る。10Aはこのダイヤフラム装置10のダイヤ
フラム、10Bはばね、10Cは作動ロツドであ
る。
この実施例では、前輪駆動型ターボ車のステア
リング切り角が設定角度を越えて右側に回転した
時にオンする右回転用ステアリングスイツチ11
と、同じく左側に過回転した時にオンする左回転
用ステアリングスイツチ12とを並列に設け、さ
らに、これらに直列にギヤポジシヨンスイツチ1
3を接続する。このギヤポジシヨンスイツチ13
は、変速機が1速または2速の低速段にシフトさ
れた時にオンするようにする。そして、前記ステ
アリングスイツチ11,12はバツテリ14に接
続するが、この実施例では前記ステアリングスイ
ツチ11,12とバツテリ14との間にもう1つ
スロツトルスイツチ15を設け、このスロツトル
スイツチ15はアクセルペダルがある程度(所定
角度)踏み込まれないとオンしないように構成し
ておく。
前記ステアリングスイツチ11,12、ギヤポ
ジシヨンスイツチ13、スロツトルスイツチ15
は、それぞれ例えばステアリングコラム内、シフ
トレバー部、アクセルペダル部等に設置すれば良
い。
次に、前記過給圧力制限装置について説明す
る。この実施例ではアクチユエータとして前記ダ
イヤフラム装置10を強制的に作動させる電磁三
方弁16を使用する。この電磁三方弁16は三個
の接続口16A,16B,16Cおよびソレノイ
ドコイル16Dを備えており、ソレノイドコイル
16Dが通電された時に接続口16Aと接続口1
6C(黒−黒)が連通し、無通電時には接続口1
6Aと接続口16B(白−白)が連通するように
なつているものである。
この実施例では、前記電磁三方弁16の接続口
16Aを管路17により前記ダイヤフラム装置1
0のばね10Bが内装されている部屋10Dに接
続し、この部屋の要部はシール材10Eにより密
封する。また、接続口16Bエアフイルタ16E
を介して大気に開口し、接続口16Cはバキユー
ムポンプやバキユームタンク等の負圧源18に接
続する。さらに、前記ソレノイドコイル16D
は、その一端を接地し、他端を前記ギヤポジシヨ
ンスイツチ13の反バツテリ側の端子に接続す
る。
以上のように構成したこの実施例の過給圧力制
限装置は、次の時に作動して前記過給機1の機能
を弱める。すなわち、前輪駆動型ターボ過給エン
ジン搭載車のステアリングが右または左に所定角
度を越えて切り込まれた状態で、ステアリングス
イツチ11またはステアリングスイツチ12がオ
ンしており、変速機が1速または2速の低速段に
シフトされてギヤポジシヨンスイツチ13がオン
しており、さらに運転者が加速しようとしてアク
セルペダルを踏み込み、スロツトルスイツチ15
がオンとなつた時に作動して過給機1の機能を弱
めるのである。
さらに詳しく説明すれば、前記状態は電磁三方
弁16のソレノイドコイル16Dがバツテリ14
に接続されて通電された状態であり、この時、ダ
イヤフラム装置10の部屋10Dは電磁三方弁1
6を介して負圧源18に接続される。これにより
ダイヤフラム10Aは、ばね10Bに抗してロツ
ド10Cを部屋10Dから押し出す方向に移動す
るので、ウエストゲートバルブ7が開き、排気ガ
スGの一部がバイパス通路8に流れるようにな
る。
この結果、運転者が前記状態で急発進しようと
しても、この過給圧力制限装置の働きにより前輪
の駆動力が弱められ、ステアリングの切り角が大
きい場合でもステアリングの復元力の喪失が小さ
く抑えられて安全である。なお、この安全装置は
後輪駆動車にも有効に適用できる。
第2図から第4図はそれぞれこの考案のターボ
過給エンジン搭載車の安全装置の第2、第3、第
4実施例の構成を示すものであるが、過給機1を
備えた吸、排気系の構成およびウエストゲートバ
ルブ装置の基本構成は前記実施例の構成と変わら
ないのでその説明は省略する。また、過給圧力制
限装置を作動させるためのステアリングスイツチ
11,12、ギヤポジシヨンスイツチ13、スロ
ツトルスイツチ15の構成についても前記実施例
と同じであるため、この構成についての説明も省
略する。なお、前記実施例と同じ構成部品につい
ては同じ符号を付してある。
第2図に示す第2の実施例では、過給圧力制限
装置として過給機付エンジンに設けられたブース
トコンペンセータ19の機能をアクチユエータを
用いて前記発進条件の時に弱めるようにした、ブ
ースト圧取出管路遮断装置20を用いている。こ
のブースト圧取出管路遮断装置20は、コンプレ
ツサ1Aの下流側の吸気通路8とブーストコンペ
ンセータ19の負圧室19Aとを連絡するブース
ト圧取出管21の途中にブースト圧逃し管22を
設け、これを電磁開閉弁23を介して例えばエア
クリーナのクリーンサイドへ連絡する。24はオ
リフイスである。
前記電磁開閉弁23は、ソレノイドコイル23
Aが通電された時に前記ブースト圧逃し管22を
開いてブースト圧を逃し、ブースト圧がブースト
コンペンセータ19に作用しないようにするもの
である。この実施例では前記ソレノイドコイル2
3Aの一端は接地し、他端はギヤポジシヨンスイ
ツチ13の反バツテリ側の端子に接続する。
従つて、この実施例でも自動車、特に前輪駆動
型ターボ過給エンジン搭載車のステアリング切り
角が大きい状態からの発進に際しては、電磁開閉
弁23のオンによりブーストコンペンセータ19
にブースト圧が作用せず、燃料の増量が行なわれ
ない。このために、前記実施例同様に発進時の駆
動輪の駆動力が大きくならず、車は安全に発進で
きる。
第3図はこの考案の第3の実施例を示すもので
あり、過給圧力制限装置として吸気通路8に設置
された前記セーフテイバルブ9を用いている。す
なわち、セーフテイバルブ9の弁体9Aの後方に
プランジヤ25を取り付け、このプランジヤ25
をソレノイドコイル26に通電することにより吸
引し、弁体9Aを強制的に随時開弁させることが
できるようにしている。
前記ソレノイドコイル26は、その一端を接
地、他端を前記実施例同様にギヤポジシヨンスイ
ツチ13の反バツテリ側の端子に接続する。この
実施例でもターボ過給エンジン搭載車のステアリ
ング切り角が大きい状態からの発進に際しては、
セーフテイバルブ9が開くので、ブースト圧が上
昇せず車は安全に発進できる。
第4図はこの考案の第4の実施例を示すもので
あり、過給圧力制限装置として吸気通路8内にス
ロツトルバルブ27を設け、これを前記運転条件
の時に絞るようにしたスロツトル弁開閉制御装置
を採用したものである。この実施例では前記第1
図の第1実施例と全く同じ電磁三方弁16、負圧
源18を使用することができ、接続口16Bにエ
アフイルタ16E、ソレノイドコイル16Dの一
端を接地、他端をギヤポジシヨンスイツチ13に
接続することも同様である。
そして、前記電磁三方弁16の接続口16Aは
バキユームアクチユエータ28の負圧室28Aに
管路29に接続する。このバキユームアクチユエ
ータ28は前記負圧室28A内にばね28Bがダ
イヤフラム28Dを付勢して内装されているもの
であり、前記ダイヤフラム28Dにはロツド28
Cが突設されている。この実施例では前記スロツ
トルバルブ27に取り付けた回動アーム29と前
記ロツド28Cとをリンク30で結合し、負圧室
28Aが負圧となつてダイヤフラム28Dがばね
28Bに抗して負圧室28A側に移動した時に、
これらロツド28C、リンク30、アーム29に
よつてスロツトルバルブ27が回転し、吸気通路
8を絞るように構成する。
従つて、この実施例でもターボ過給エンジン搭
載車のステアリング切り角が大きい状態からの発
進に際しては、スロツトルバルブ27が吸気通路
8を絞るので、ブースト圧が上昇せず、車は安全
に発進できるのである。
なお、前記第1から第4の実施例ではステアリ
ングスイツチ11,12とバツテリ14との間に
スロツトルスイツチ15を設けたが、このスロツ
トルスイツチ15は特に設けなくてもこの考案の
安全装置は安全に作動する。
以上説明したようにこの考案のターボ過給エン
ジン搭載車の安全装置は、ステアリング切り角が
設定値以上の時にオンするステアリングスイツチ
と、変速機が低速段にシフトされている時にオン
するギヤポジシヨンスイツチと、前記両スイツチ
がオンの時に作動して前輪に伝える駆動力を規制
する過給圧力制限装置とから構成したことによ
り、特に、前輪駆動型ターボ車でパワーステアリ
ングが装着された車を運転者がステアリング切り
角を大きくしたまま停車または駐車させ、その後
にこれを始動させ、急発進に近いスロツトル開度
で発進させようとしても、過大な駆動力が前輪に
伝わることが防止され、車両が予期せぬ方向へ突
進する事故を防ぐことができるという優れた効果
がある。また、この考案の安全装置は後輪駆動車
の場合も、ステアリング切り角を大きくしたまま
停車後に急発進する時の後輪スリツプを回避する
ことができるので、車両がコントロール性を失つ
て危険な状態に陥ることを防止できるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図はそれぞれこの考案のターボ
過給エンジン搭載車の安全装置の第1から第4の
実施例を示す構成説明図である。 1……過給機、6……バイパス通路、7……ウ
エストゲートバルブ、8……吸気通路、9……セ
ーフテイバルブ、10……ダイヤフラム装置、1
0E……シール材、11,12……ステアリング
スイツチ、13……ギヤポジシヨンスイツチ、1
5……スロツトルスイツチ、16……電磁三方
弁、18……負圧源、19……ブーストコンペン
セータ、21……ブースト圧取出管、22……ブ
ースト圧逃し管、23……電磁開閉弁、24……
オリフイス、25……プランジヤ、26……ソレ
ノイド、27……スロツトルバルブ、28……バ
キユームアクチユエータ、29……回動アーム、
30……リンク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ステアリング切り角が設定値以上の時にオン
    するステアリングスイツチと、変速機が低速段
    にシフトされている時にオンするギヤポジシヨ
    ンスイツチと、前記両スイツチがオンの時に作
    動する過給圧力制限装置とからなるターボ過給
    エンジン搭載車の安全装置。 2 過給圧力制限装置が、前記両スイツチがオン
    の時にウエストゲートバルブを開くアクチユエ
    ータを備えたウエストゲートバルブ開閉制御装
    置である実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    ターボ過給エンジン搭載車の安全装置。 3 過給圧力制限装置が、前記両スイツチがオン
    の時にアクチユエータによりブーストコンペン
    セータの燃料増量作用を停止させるブースト圧
    取出管路遮断装置である実用新案登録請求の範
    囲第1項記載のターボ過給エンジン搭載車の安
    全装置。 4 過給圧力制限装置が、前記両スイツチがオン
    の時にアクチユエータによりコンプレツサ下流
    側の吸気通路に設置された安全弁を開弁させる
    安全弁開閉制御装置である実用新案登録請求の
    範囲第1項記載のターボ過給エンジン搭載車の
    安全装置。 5 過給圧力制限装置が、前記両スイツチがオン
    の時にアクチユエータによりコンプレツサ下流
    側の吸気通路に設置されたスロツトルバルブの
    開度を絞るスロツトル弁開閉制御装置である実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のターボ過給
    エンジン搭載車の安全装置。
JP11555883U 1983-07-27 1983-07-27 タ−ボ過給エンジン搭載車の安全装置 Granted JPS6024826U (ja)

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JPS6024826U JPS6024826U (ja) 1985-02-20
JPH029071Y2 true JPH029071Y2 (ja) 1990-03-06

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