JPH0290487A - スパークプラグ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、内燃機関用スパークプラグに関し、特に外部
電極に関するものである。

（従来の技術） スパークプラグは内燃機関の燃焼室に装着され、混合気
を点火、燃焼に導く導火栓であるから、構造としては、
燃焼室へ装着できるように取付金具、火花放電間隙を形
成する中心電極と外部電極、中心電極と取付金具とを絶
縁するセラミック！ｉ！ｌ縁体から構成されている。外
部電極は種々の形状のものがあるが、中心電極の先端部
に対向して平板部を有し、この平板部と取付金具先端部
とを複数の脚部により連結した構造のものがある。

第２図は上記スパークプラグの先端要部の例であり、（
イ）はプラグの先端側から見た底面図、（ロ）は（力に
おけるＡ−Ａ線に沿って一部切截した断面図、（ハ）は
取付金具要部の斜視図である。

これらの図において、セラミック絶縁体２に包囲された
中心電極１の先端部に対向して火花放電間隙を形成する
よう、穴７が設けられた平板部５を有する外部電極４が
、脚部６の先端部を取付金具３の先端部に溶接して取付
けられているが、取付金具３の先端部３−１の外周面に
は外部電極４の脚部６の先端部に対応して溝部８が形成
されており、この溝部８に外部電極４の脚部６の先端部
をあてがい、アルゴン溶接あるいは抵抗溶接により接合
されている。

（発明が解決しようとする課題） 上記のごとく、外部電極を取付けるために取付金具の先
端部に溝加工がなされているが、この溝加工が非常に量
産性の妨げとなっている。

また、第２図において、３本の脚部６をそれぞれ６ａ、
６ｈ、６ｃとして示すが、外部電極６を取付金具３に取
付けるに際して、先ず例えば脚部６ａを溶接するとする
と、この溶接における溶は込みにより他の脚部６ｂ及び
６ｃがずれるので、これを無理に溝部に押しつけて溶接
するために第２図（ロ）に６ｂで示す如く脚部が外側に
変形しやすい。この変形が大きいと取付金具のねし部の
転造時に変形部分が転造装置のローラに触れて傷を受け
ることがあり好ましくない。

（課題を解決するための手段及び作用）本発明は、上記
の如き課題を解決するためになされたものであって、以
下にその内容を実施例に対応する第１図を用いて説明す
る。（イ）はスパークプラグの先端側から見た底面図、
（ロ）は（イ）におけるＡ−Ａ線に沿って一部切截した
断面図である。第１図において、中心電極ｌの先端部と
の間に火花放電間隙を形成するよう、該先端部に対向し
て平板部５を有し、その周縁部が複数の脚部６（図にお
いては３本）により取付金具３の先端部に接合されてな
る外部電極４が設けられているスパークプラグにおいて
、脚部の上記平板部５に隣接するつけ根側部６−１と取
付金具３に接合される先端側部６−２とが湾曲部６−３
を介して段差を有しており、先端側部６−２の先端部内
面が取付金具３の先端部３−１の外周に直接溶接され、
かつ、脚部６のつけ根側部６−１の内側面に内接する円
の直径をｄいつけ根側部６−１の外側面に外接する円の
直径をｄ２、脚部６の先端側部６−２の外側面に外接す
る円の直径をｄ３、取付金具３の先端部３−１の内腔の
直径をＤい取付金具３のねじ部３−２の谷部における直
径をＤ３としたとき、ｄ１≧Ｄ＋　、　Ｄ＋　＜　ｄｚ
　＜　Ｄｓおよびｄ３≦Ｄ３を満足するよう外部電極を
形成する。

なお、ｄ１≧ＤＩとした理由はｄ、があまり小さくてつ
け根側部６−１が中心電極に接近しすぎると火花の横飛
びが起こるので、これを防ぐためであり、ｄ、≧Ｄ１で
あれば当然ＤＩ＜ｄ２であり、ｄ２＜Ｄ３およびｄ３≦
Ｄ３とするのは取付金具ねじ部の転造時において外部電
極が転造装置のローラに接触しないようにするためであ
る。

上記の如く取付金具の先端部には溝部を形成する必要が
ないので量産性が向上する。また、外部電極の脚部を段
差つきとすることによって溶接時の変形が防止され、こ
の変形に起因するねじ部転造時に起こりがちな外傷を防
ぐことができる。

（実施例） 第１図は、本発明によるスパークプラグの実施例で、外
部電極の脚部が３か所に均等に設けられている場合のプ
ラグ先端要部の、（イ）は先端側から見た底面図、（ロ
）は（イ）におけるＡ、Ａ線に沿って一部切截した断面
図である。

第１図において、■は中心電極、２はセラミック絶縁体
、３は取付金具、４は外部電極である。

外部電極４は穴７が形成された平板部５と３本の脚部６
とからなっており、各脚部６は平板部５に隣接するつけ
根側部６−１と取付金具３に接合される先端側部６−２
とが湾曲部６−３を介して段差を有するよう形成され、
先端側部６−２の先端部内面は取付金具先端部３−１の
外周に溶接されている。

なお、ｄいｄ２、ｄ３、貼およびＤ３は前記に定義した
寸法であり、Ｄ２は取付金具の先端部３−１の外径を示
す。

供試プラグとしてＭ１４Ｘ１．２５プラグにおいて、φ
ｄ＋＝９．９ｍｍ　、φｄｚ＝１１．０ｍｍ　（従来の
プラグでは１２．０ｍ＋＋＋）　、溶接前のφｄ３＝１
３．０ｍｍなる外部電極の脚部６の先端側部６−２の先
端部内面を取付金具先端部３−１の外周に溶接により接
合した。接合後はφｄ＋　＝　１２．２ｍｍとなった。

次いで取付金具３にねじ部３−２を転造し谷部における
外径をφＤ３　＝　１２．３ｍｍとした。従って、上記
の各寸法は前記した条件、即ちｄ、≧ＤＩ、ｌｌｌ＜ｄ
２〈Ｄ３およびｄ３≦Ｄ３を満足するものである。

−Ｆ記の如く取付金具の先端部に外部電極を取り付けた
のち、取付金具にねじ部を転造し、この取付金具の内腔
に絶縁体に包囲された中心電極を装着した。

上記の如く外部電極の脚部を段差つき構造とし、その先
端部を取付金具先端部外周に直接溶接することにより、
脚部に無理な力が加わらず脚部が変形することもなく、
また、外部電極の脚部の先端側部が取付金具のねじ部の
谷よりも内側になるため、ねじ部の転造に際して外部電
極には傷はつかなかった。

（発明の効果） 本発明によるスパークプラグは外部電極を取付けるため
の取付金具先端部への溝加工を省いたので量産性が向上
し、また、外部電極の溶接に際して変形することがなく
、更に取付金具ねし部の転造に際しての外部電極の損傷
を避けることができ

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明によるスパークプラグの先端要部の、
（イ）は先端側から見た底面図、（ロ）は（イ）におけ
るＡ−Ａ線に沿って一部切截した断面図、第２図は従来
例のスパークプラグの先端要部の、（イ）は先端側から
見た底面図、（ロ）は＜４）におけるＡ−Ａ線に沿って
一部切截した断面図、Ｑ９は取付金具の先端要部の斜視
図である。 １：中心電極、２：絶縁体、３：取付金具、３−１：取
付金具先端部、４：外部電極、５：外部電極の平板部、
６：脚部、６−１：脚部のつけ根側部、６−２：脚部の
先端側部、６−３：湾曲部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、中心電極の先端部に対向して平板部を有し、その周
   縁部が複数の脚部により取付金具の先端部に連結された
   外部電極が設けられたスパークプラグにおいて、脚部の
   上記平板部に隣接するつけ根側部と取付金具に接合され
   る先端側部とが湾曲部を介して段差を有しており、先端
   側部の先端部内面が取付金具の先端部外周に直接溶接さ
   れ、かつ、脚部のつけ根側部の内側面に内接する円の直
   径をｄ＿１、つけ根側部の外側面に外接する円の直径を
   ｄ＿２、脚部の先端側部の外側面に外接する円の直径を
   ｄ＿３、取付金具の先端部内腔の直径をＤ＿１、取付金
   具のねじ部の谷部における直径をＤ＿３としたとき、ｄ
   ＿１≧Ｄ＿１、Ｄ＿１＜ｄ＿２＜Ｄ＿３およびｄ＿３≦
   Ｄ＿３の関係を有することを特徴とするスパークプラグ
   。