JPH0289622A - 建造物用免震装置の製造方法 - Google Patents
建造物用免震装置の製造方法Info
- Publication number
- JPH0289622A JPH0289622A JP63243026A JP24302688A JPH0289622A JP H0289622 A JPH0289622 A JP H0289622A JP 63243026 A JP63243026 A JP 63243026A JP 24302688 A JP24302688 A JP 24302688A JP H0289622 A JPH0289622 A JP H0289622A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- space
- plate
- rubber layer
- molds
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 15
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims abstract description 38
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 35
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims abstract description 17
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims description 16
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 13
- 238000002955 isolation Methods 0.000 claims description 13
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 13
- 238000005304 joining Methods 0.000 claims description 7
- 238000010030 laminating Methods 0.000 claims description 6
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 abstract description 46
- 239000010959 steel Substances 0.000 abstract description 46
- 238000002347 injection Methods 0.000 abstract description 12
- 239000007924 injection Substances 0.000 abstract description 12
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 3
- 229910001294 Reinforcing steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000001721 transfer moulding Methods 0.000 description 2
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000001788 irregular Effects 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C66/00—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
- B29C66/70—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
- B29C66/71—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、地盤と建造物の間に設置され、地震発生の
際に地面の震動を吸収して建造物に加わる震動をできる
だけ少なくすると共に、生じた建造物の震動を速やかに
減衰させる、建造物用の免震装置の製造方法に関するも
のである。
際に地面の震動を吸収して建造物に加わる震動をできる
だけ少なくすると共に、生じた建造物の震動を速やかに
減衰させる、建造物用の免震装置の製造方法に関するも
のである。
建造物用の免震装置は、建造物を支持すると共に地震波
吸収作用をするアイソレータと、建造物の震動減衰作用
をするダンパーとから構成され、アイソレータは、通常
、複数の補強用鋼板とゴム体との積層体である。アイソ
レータの構造の一例を第11図に示す。
吸収作用をするアイソレータと、建造物の震動減衰作用
をするダンパーとから構成され、アイソレータは、通常
、複数の補強用鋼板とゴム体との積層体である。アイソ
レータの構造の一例を第11図に示す。
第11図において、アイソレータ(1)は円柱形とされ
、上下の円形取付板(2) (3)の間に、複数の円形
の補強板(4)とゴム層(5)を交互に積層して形成さ
れている。取付板(2) (3)及び補強板(4)は、
通常、鋼材から形成される。ゴム層(5)の直径は、補
強板(4)のそれよりも少し大きく形成されるので、各
ゴム層(5)の周縁部は補強板(4)よりはみ出してお
り、加熱及び加圧によって当該周縁部が互いに接着する
ため、ゴム内に補強板(4)を埋設したような形になっ
ている。
、上下の円形取付板(2) (3)の間に、複数の円形
の補強板(4)とゴム層(5)を交互に積層して形成さ
れている。取付板(2) (3)及び補強板(4)は、
通常、鋼材から形成される。ゴム層(5)の直径は、補
強板(4)のそれよりも少し大きく形成されるので、各
ゴム層(5)の周縁部は補強板(4)よりはみ出してお
り、加熱及び加圧によって当該周縁部が互いに接着する
ため、ゴム内に補強板(4)を埋設したような形になっ
ている。
このような構成のアイソレータは、従来より次のような
方法によって製造されている。すなわち、まずカレンダ
ー、押出機等によりゴムをシート状に予備成形し、次い
で当該ゴムシートから円形のゴム板を切り抜き、当該円
形ゴム板と補強板(4)用の鋼板を複数枚交互に積層す
ると共に、その上下両端に取付板(2) (3)用の鋼
板を重ね、最後にその状態で上下方向から加圧しながら
加熱して上記ゴム板を加硫するというものである。
方法によって製造されている。すなわち、まずカレンダ
ー、押出機等によりゴムをシート状に予備成形し、次い
で当該ゴムシートから円形のゴム板を切り抜き、当該円
形ゴム板と補強板(4)用の鋼板を複数枚交互に積層す
ると共に、その上下両端に取付板(2) (3)用の鋼
板を重ね、最後にその状態で上下方向から加圧しながら
加熱して上記ゴム板を加硫するというものである。
加圧・加熱によって上記ゴム板は鋼板と接着されるので
、各ゴム板と鋼板は接合・一体化され、第7図に示すよ
うなアイソレータが形成される。
、各ゴム板と鋼板は接合・一体化され、第7図に示すよ
うなアイソレータが形成される。
しかし、上記従来の方法では、ゴムシートを予備成形す
る際にゴムの列理(ブレーン)が一方向に揃うため、当
該ゴムシートから円形のゴム板を切り抜くと、時間が経
過するにつれて列理の方向に縮んで楕円形等に変形して
しまう場合が多い。
る際にゴムの列理(ブレーン)が一方向に揃うため、当
該ゴムシートから円形のゴム板を切り抜くと、時間が経
過するにつれて列理の方向に縮んで楕円形等に変形して
しまう場合が多い。
これは、特にカレンダーによる成形の場合に著しい。こ
のため、積層時に各ゴム板の外周縁が不揃いとなり、体
裁が悪いという難点がある。
のため、積層時に各ゴム板の外周縁が不揃いとなり、体
裁が悪いという難点がある。
また、従来の押出機やカレンダーによる予備成形では、
ゴムシートの厚さの均一性が不十分であるため、当該ゴ
ムシートから°切り抜いた円形ゴム板の厚みにかなりの
バラツキが生じることが避けられない。このため、鋼板
と積層・一体化した際に地震波吸収作用が製品によって
ばらついたり、同一製品であっても当該作用が方向によ
って異なる等、アイソレータの品質・性能が一定になら
ないという問題が生じている。これは、品質・性能の点
で非常に高精度を要求されるアイソレータにおいては、
非常に重要な問題である。
ゴムシートの厚さの均一性が不十分であるため、当該ゴ
ムシートから°切り抜いた円形ゴム板の厚みにかなりの
バラツキが生じることが避けられない。このため、鋼板
と積層・一体化した際に地震波吸収作用が製品によって
ばらついたり、同一製品であっても当該作用が方向によ
って異なる等、アイソレータの品質・性能が一定になら
ないという問題が生じている。これは、品質・性能の点
で非常に高精度を要求されるアイソレータにおいては、
非常に重要な問題である。
上記問題を解決するため、予め型内に複数の鋼板を間隔
をおいて並列し、鋼板間の各隙間にゴムを流し込んでゴ
ム層を成形すると同時に鋼板との接合を行うことにより
、ゴム層の形成と鋼板との積層・一体化を同時に行い、
前記予備成形の工程をなくす方法も考えられる。しかし
この方法は、製造するアイソレータの寸法が大きい場合
は、重量が非常に大となるため実施が困難であり、従っ
て寸法がある程度小さいものでなければ適用はできない
ものである。
をおいて並列し、鋼板間の各隙間にゴムを流し込んでゴ
ム層を成形すると同時に鋼板との接合を行うことにより
、ゴム層の形成と鋼板との積層・一体化を同時に行い、
前記予備成形の工程をなくす方法も考えられる。しかし
この方法は、製造するアイソレータの寸法が大きい場合
は、重量が非常に大となるため実施が困難であり、従っ
て寸法がある程度小さいものでなければ適用はできない
ものである。
この発明は、以上述べたような従来方法の難点を解消す
るためになされたものであり、その目的とするところは
、ゴムシートの予備成形の工程を簡略化できると共に、
完成した免震装置の外観や品質・性能のバラツキが非常
に少ない免震装置を得ることができ、しかも免震装置の
大きさにかかわらず容易に実施できる、アイソレータ等
の建造物用免震装置の製造方法を提供することにある。
るためになされたものであり、その目的とするところは
、ゴムシートの予備成形の工程を簡略化できると共に、
完成した免震装置の外観や品質・性能のバラツキが非常
に少ない免震装置を得ることができ、しかも免震装置の
大きさにかかわらず容易に実施できる、アイソレータ等
の建造物用免震装置の製造方法を提供することにある。
この発明の他の目的は、工程が少な(てすみ、しかも特
別な設備を必要とせず既存の設備で容易に実施できる、
建造物用免震装置の製造方法を提供することである。
別な設備を必要とせず既存の設備で容易に実施できる、
建造物用免震装置の製造方法を提供することである。
前記目的を達成するため、この発明では、次のような技
術的手段を講じている。
術的手段を講じている。
すなわち、一対の取付板(2) (3)の間に補強板(
4)とゴム層(5)を交互に積層して成る建造物用免震
装置を製造する方法であって、 型(12)内に設けた空間(12a)に流動状のゴムを
射出して供給する工程と、 前記型(11) (12)を加熱して前記空間(12a
)内のゴムを板状に成形する工程と、 成形されたゴム板(25)と補強板(4)を複数個交互
に積層すると共に両端部に取付板(2) (3)を配置
して加圧しながら加熱し、これらを互いに接合・一体化
する工程と から成ることを特徴とするものである。
4)とゴム層(5)を交互に積層して成る建造物用免震
装置を製造する方法であって、 型(12)内に設けた空間(12a)に流動状のゴムを
射出して供給する工程と、 前記型(11) (12)を加熱して前記空間(12a
)内のゴムを板状に成形する工程と、 成形されたゴム板(25)と補強板(4)を複数個交互
に積層すると共に両端部に取付板(2) (3)を配置
して加圧しながら加熱し、これらを互いに接合・一体化
する工程と から成ることを特徴とするものである。
前記型(12)には、空間(12a)の他に、当該空間
(12a)に隣接して補強板(4)を収容するための他
の空間(12b)を設けてもよい。こうすると、ゴム板
の成形と補強板(4)との接合を同時に行うことができ
る。
(12a)に隣接して補強板(4)を収容するための他
の空間(12b)を設けてもよい。こうすると、ゴム板
の成形と補強板(4)との接合を同時に行うことができ
る。
また、流動状のゴムをノズル(21)等から射出する代
わりに、プランジャ(24) (27)等の押圧体によ
ってゴムを前記空間(12a)内に圧入して供給するこ
とも可能である。この場合は、ゴムは流動状でなくても
よい。またこの場合、成形前のゴムは、まず型(11)
に設けた透孔(28)等の空間に供給され、その後前記
押圧体によって前記空間(12a)内に圧入される。
わりに、プランジャ(24) (27)等の押圧体によ
ってゴムを前記空間(12a)内に圧入して供給するこ
とも可能である。この場合は、ゴムは流動状でなくても
よい。またこの場合、成形前のゴムは、まず型(11)
に設けた透孔(28)等の空間に供給され、その後前記
押圧体によって前記空間(12a)内に圧入される。
前記押圧体を型(11) (12)と別個に設けず、型
(11) (12)を二つ割りにしていずれかの構成要
素(11)に押圧体の役割をさせてもよい。この場合に
は、前記空間(12a)を一方の構成要素(12)に設
け、成形前のゴムは、まず前記空間(12a)に供給さ
れ、その後他方の構成要素(11)を前記一方の型(1
2)に結合・一体化することによって、前記空間(12
a)内に圧入されることになる。
(11) (12)を二つ割りにしていずれかの構成要
素(11)に押圧体の役割をさせてもよい。この場合に
は、前記空間(12a)を一方の構成要素(12)に設
け、成形前のゴムは、まず前記空間(12a)に供給さ
れ、その後他方の構成要素(11)を前記一方の型(1
2)に結合・一体化することによって、前記空間(12
a)内に圧入されることになる。
さらに、射出成形による他の手段として、以下のような
方法も可能である。
方法も可能である。
すなわち、型(11) (12) (30)内に設けた
取付板収容用の空間(12C)に一方の取付板(3)を
収容する工程と、 前記一方の取付板(3)に隣接して前記型(11)(1
2) (30)内に形成された第一のゴム層形成用空間
(32)に、流動状のゴムを射出して第一のゴム層(5
a)を成形し、前記一方の取付板(3)と当該第一〇ゴ
ム層(5a)を接合する工程と、 前記第一のゴム層(5a)に補強板(4)を重ねて配置
する工程と、 前記補強板(4)に隣接して前記型(11) (12)
(30)内に形成された第二のゴム層形成用空間(3
3)に、流動状のゴムを射出して第二のゴム層(5b)
を成形し、前記補強板(4)と当該第二のゴム層(5b
)を接合する工程と、 前記ゴム層成形工程と補強板配置工程を順次繰り返して
最後のゴム層(5b)が成形された後、当該最後のゴム
層(5b)に他方の取付板(2)を重ねて配置する工程
と、 前記他方の取付板(2)を加圧しながら加熱して前記他
方の取付板(2)を前記最後のゴム層(5b)と接合・
一体化する工程と から成ることを特徴とするものである。
取付板収容用の空間(12C)に一方の取付板(3)を
収容する工程と、 前記一方の取付板(3)に隣接して前記型(11)(1
2) (30)内に形成された第一のゴム層形成用空間
(32)に、流動状のゴムを射出して第一のゴム層(5
a)を成形し、前記一方の取付板(3)と当該第一〇ゴ
ム層(5a)を接合する工程と、 前記第一のゴム層(5a)に補強板(4)を重ねて配置
する工程と、 前記補強板(4)に隣接して前記型(11) (12)
(30)内に形成された第二のゴム層形成用空間(3
3)に、流動状のゴムを射出して第二のゴム層(5b)
を成形し、前記補強板(4)と当該第二のゴム層(5b
)を接合する工程と、 前記ゴム層成形工程と補強板配置工程を順次繰り返して
最後のゴム層(5b)が成形された後、当該最後のゴム
層(5b)に他方の取付板(2)を重ねて配置する工程
と、 前記他方の取付板(2)を加圧しながら加熱して前記他
方の取付板(2)を前記最後のゴム層(5b)と接合・
一体化する工程と から成ることを特徴とするものである。
前記型(11) (12) (30)は、三つの構成要
素から構成し、前記取付板収容用の空間(12c)を一
つの構成要素(12)に設けることができる。この場合
には、前記ゴム層(5a) (5b)と補強板(4)を
積層する工程は、他の一つの構成要素(30)内で行う
ようにするのが好ましい。
素から構成し、前記取付板収容用の空間(12c)を一
つの構成要素(12)に設けることができる。この場合
には、前記ゴム層(5a) (5b)と補強板(4)を
積層する工程は、他の一つの構成要素(30)内で行う
ようにするのが好ましい。
前記技術的手段によれば、各ゴム板(25)あるいはゴ
ム層(5a) (5b)は別個に順次同一の型(11)
(12)(30)で成形されるので、厚さや直径等の
寸法にばらつきが生じる恐れはなく、また成形前のゴム
は、型(11) (12) (30)内に射出または圧
入によって供給されるので、ゴムの列理が一方向に揃う
ことがなく、従って成形したゴム板が列理の方向に起因
してその後に変形する恐れもない。
ム層(5a) (5b)は別個に順次同一の型(11)
(12)(30)で成形されるので、厚さや直径等の
寸法にばらつきが生じる恐れはなく、また成形前のゴム
は、型(11) (12) (30)内に射出または圧
入によって供給されるので、ゴムの列理が一方向に揃う
ことがなく、従って成形したゴム板が列理の方向に起因
してその後に変形する恐れもない。
以下、この発明に係る建造物用免震装置の製造方法の実
施例を図面に従って説明する。
施例を図面に従って説明する。
第1図及び第2図は、この発明に係る方法の実施に使用
する装置の一例を示している。この製造装置(10)と
しては、従来より知られている射出成形機を用いること
ができるため、製造装置(10)自体についての詳しい
説明は省略する。
する装置の一例を示している。この製造装置(10)と
しては、従来より知られている射出成形機を用いること
ができるため、製造装置(10)自体についての詳しい
説明は省略する。
図において、(11)は上型、(12)は下型で、第1
1図に示したような円柱形のアイソレータ(1)の構成
要素を成形するようにしたものである。下型(12)に
は、内部に上方に向かって開口した円板形の二つの空間
(12a) (12b)が、互いに隣接して設けである
。上側の空間(12a)は、下側の空間(12b)より
も直径が少し大きく、雨空間(12a) (12b)は
互いに同心となるように形成されている。
1図に示したような円柱形のアイソレータ(1)の構成
要素を成形するようにしたものである。下型(12)に
は、内部に上方に向かって開口した円板形の二つの空間
(12a) (12b)が、互いに隣接して設けである
。上側の空間(12a)は、下側の空間(12b)より
も直径が少し大きく、雨空間(12a) (12b)は
互いに同心となるように形成されている。
上側の空間(12a)は、流動状態のゴムを収容してゴ
ム層(5)用のゴム板を成形する空間であり、下側の空
間(12b)は補強板(4)用の鋼板を収容する空間で
ある。上型(11)には、このような空間は設けられて
いない。
ム層(5)用のゴム板を成形する空間であり、下側の空
間(12b)は補強板(4)用の鋼板を収容する空間で
ある。上型(11)には、このような空間は設けられて
いない。
上型(11)及び下型(12)は、それぞれ基板(13
) (14)に一体向に固定してあり、基板(13)
(14)は、熱器(15) (16)にそれぞれボルト
止め等によって固定されている。従って、上下の型(1
1) (12)は、基板(13) (14)を介して熱
器(15) (16)によって加熱することができる。
) (14)に一体向に固定してあり、基板(13)
(14)は、熱器(15) (16)にそれぞれボルト
止め等によって固定されている。従って、上下の型(1
1) (12)は、基板(13) (14)を介して熱
器(15) (16)によって加熱することができる。
上側の熱器(15)の上面には、流動状態のゴムを型(
11) (12)内に射出・注入する射出シリンダ(1
7)が取り付けてあり、この射出シリンダ(17)には
、スクリュウを内蔵した供給装置(18)によってゴム
が供給されるようになっている。
11) (12)内に射出・注入する射出シリンダ(1
7)が取り付けてあり、この射出シリンダ(17)には
、スクリュウを内蔵した供給装置(18)によってゴム
が供給されるようになっている。
下側の熱器(工6)は、昇降シリンダ(19)のロッド
(20)に取り付けてあり、昇降シリンダ(19)を作
動することにより、下側の熱器(16)ひいては下型(
12)を上下に移動することができる。また、昇降シリ
ンダ(19)は、図示しない他のシリンダ等によって水
平方向に移動できるようになっている。
(20)に取り付けてあり、昇降シリンダ(19)を作
動することにより、下側の熱器(16)ひいては下型(
12)を上下に移動することができる。また、昇降シリ
ンダ(19)は、図示しない他のシリンダ等によって水
平方向に移動できるようになっている。
上型(11)には、下面中央部に流動状のゴムを下型(
12)の前記空間(12a) (12b)に供給するだ
めのノズル(21)が設けである。このノズル(21)
は、前記空間(12a) (12b)の中心上に位置し
ており、また基板(13)及び熱器(15)内に形成し
た上下方向に延びる供給流路(22)に連通している。
12)の前記空間(12a) (12b)に供給するだ
めのノズル(21)が設けである。このノズル(21)
は、前記空間(12a) (12b)の中心上に位置し
ており、また基板(13)及び熱器(15)内に形成し
た上下方向に延びる供給流路(22)に連通している。
供給流路(22)は、射出シリンダ(17)にまで通じ
ている。
ている。
次に、以上の構成とした製造装置(10)を用いてアイ
ソレータ(1)を製造する方法について説明する。
ソレータ(1)を製造する方法について説明する。
まず、下型(12)を上型(11)の下方からずらした
位置で、下型(工2)の下側の空間(12b)に円形の
鋼板(23)を嵌入する。そして、この状態で図示しな
いシリンダを操作し、第1図に示すように下型(12)
を上型(11)の直下まで移動する。
位置で、下型(工2)の下側の空間(12b)に円形の
鋼板(23)を嵌入する。そして、この状態で図示しな
いシリンダを操作し、第1図に示すように下型(12)
を上型(11)の直下まで移動する。
次に、昇降シリンダ(19)を“操作して下型(12)
を上昇し、上型(11)と結合・一体化する。このとき
、型(11) (12)内では、第2図に示す通り鋼板
(23)の上方に円板状の空間が形成されている。
を上昇し、上型(11)と結合・一体化する。このとき
、型(11) (12)内では、第2図に示す通り鋼板
(23)の上方に円板状の空間が形成されている。
そこで、供給装置(18)により、ゴムの計量を行うと
共に当該計量後のゴムを流動状態で射出シリンダ(17
)内に供給し、次いで射出シリンダ(17)のプランジ
ャ(24)を前進して型(11) (12)内に圧入す
ると、流動状のゴムは、熱器(15)と基tfi(13
)内の供給流路(22)を通ってノズル(21)から上
側の空間(12a)内に射出・注入される。
共に当該計量後のゴムを流動状態で射出シリンダ(17
)内に供給し、次いで射出シリンダ(17)のプランジ
ャ(24)を前進して型(11) (12)内に圧入す
ると、流動状のゴムは、熱器(15)と基tfi(13
)内の供給流路(22)を通ってノズル(21)から上
側の空間(12a)内に射出・注入される。
このとき、ノズル(21)は、同空間(12a) (1
2b)の中心の直上方に配置しであるので、流動状のゴ
ムは空間(12a)の中心から半径方向に放射状に注入
される。このため、ゴムの列理が一方向に揃うことはな
い。
2b)の中心の直上方に配置しであるので、流動状のゴ
ムは空間(12a)の中心から半径方向に放射状に注入
される。このため、ゴムの列理が一方向に揃うことはな
い。
ゴムが前記空間(12a)内に充填されると、熱器(1
5) (16)によって型(11) (12)を加熱し
てゴムの成形を行う。こうして、空間(12a)内のゴ
ムは円形のゴム板(25)となると共に、鋼板(23)
と接合・−体化する。
5) (16)によって型(11) (12)を加熱し
てゴムの成形を行う。こうして、空間(12a)内のゴ
ムは円形のゴム板(25)となると共に、鋼板(23)
と接合・−体化する。
そこで、昇降シリンダ(19)を下降して両型(11)
(12)を分離すると共に、図示しないシリンダを操作
して上型(11)の直下からずらし、ゴムFi(25)
を取り出せばよい。鋼板(23)はゴム板(25)と−
緒に取り出される。
(12)を分離すると共に、図示しないシリンダを操作
して上型(11)の直下からずらし、ゴムFi(25)
を取り出せばよい。鋼板(23)はゴム板(25)と−
緒に取り出される。
こうして、第11図に示す円柱形のアイソレータ(1)
を構成する一つのゴム板(25)と鋼板(23)の接合
体が製造される。
を構成する一つのゴム板(25)と鋼板(23)の接合
体が製造される。
前記と同様にしてゴム板(25)と鋼板(23)の接合
体を複数個成形し、ざらに鋼板(23)を接合せずに一
つのゴム板(25)を成形してこれらを互いに積層し、
さらにその上下両端部に取付板(2) (3)用の鋼板
を配置する。そして、従来より公知の方法で上下より加
圧しながら加熱すると、各ゴム板(25)が加硫される
と共にこれらは接合・一体化し、第11図に示す円柱形
のアイソレータ(1)が完成する。
体を複数個成形し、ざらに鋼板(23)を接合せずに一
つのゴム板(25)を成形してこれらを互いに積層し、
さらにその上下両端部に取付板(2) (3)用の鋼板
を配置する。そして、従来より公知の方法で上下より加
圧しながら加熱すると、各ゴム板(25)が加硫される
と共にこれらは接合・一体化し、第11図に示す円柱形
のアイソレータ(1)が完成する。
第3図は、この発明に係る方法の第二実施例に用いる装
置を示している。この装置(10)が前記第一実施例の
装置と異なるのは、第一実施例において下型(12)に
設けた二つの空間(12a) (12b)のうち、下側
の空間(12b)がなく、上側の空間(12a)のみに
なっている点である。従って、第二実施例では鋼板(2
3)を型(11) (12)内に収容できず、ゴム板(
25)のみを成形することになる。
置を示している。この装置(10)が前記第一実施例の
装置と異なるのは、第一実施例において下型(12)に
設けた二つの空間(12a) (12b)のうち、下側
の空間(12b)がなく、上側の空間(12a)のみに
なっている点である。従って、第二実施例では鋼板(2
3)を型(11) (12)内に収容できず、ゴム板(
25)のみを成形することになる。
この場合は、このようにして成形した複数のゴム板(2
5)を、複数の補強板用の鋼板(23)を間に介在して
積層し、上下両端に取付板(2) (3)を配置して加
圧・加熱することにより、円柱形のアイソレータ(1)
を製造することになる。
5)を、複数の補強板用の鋼板(23)を間に介在して
積層し、上下両端に取付板(2) (3)を配置して加
圧・加熱することにより、円柱形のアイソレータ(1)
を製造することになる。
以上に述べた実施例は、いずれも射出成形によっテコム
板(25)を成形するものであったが、第4図〜第6図
は、トランスファー成形によって成形するようにした実
施例を示すものである。
板(25)を成形するものであったが、第4図〜第6図
は、トランスファー成形によって成形するようにした実
施例を示すものである。
第4図及び第5図は第三実施例を示している。
下型(12)は、ゴム板(25)成形用の空間(12a
)のみを有しており、基板(14)を介して熱器(16
)に固定されている点は前記実施例と同じである。上側
の熱器(15)の上面には、前記実施例の射出シリンダ
(17)の代わりに圧入シリンダ(26)が設けである
。
)のみを有しており、基板(14)を介して熱器(16
)に固定されている点は前記実施例と同じである。上側
の熱器(15)の上面には、前記実施例の射出シリンダ
(17)の代わりに圧入シリンダ(26)が設けである
。
この圧入シリンダ(26)の下方には、圧入シリンダ(
26)のプランジャ(27)を昇降移動可能とした、上
型(11)、基板(13)及び熱器(15)を貫通する
透孔(28)が設けてあり、この透孔(28)の中に図
示しない供給装置により未成形のゴムを供給して、プラ
ンジャ(27)によって押し出すようになっている。
26)のプランジャ(27)を昇降移動可能とした、上
型(11)、基板(13)及び熱器(15)を貫通する
透孔(28)が設けてあり、この透孔(28)の中に図
示しない供給装置により未成形のゴムを供給して、プラ
ンジャ(27)によって押し出すようになっている。
この装置で成形するときは、まず第4図の状態で透孔(
28)の中に計量した未成形のゴムを供給し、続いて昇
降シリンダ(19)を作動して下型(12)を上昇させ
、上型(11)と接合・一体化する。さらに、この状態
で圧入シリンダ(26)のプランジャ(27)を下降さ
せ、透孔(2B)内の未成形ゴムを空間(12a)内に
圧入して加熱・加圧することによって前記ゴムを成形す
る。
28)の中に計量した未成形のゴムを供給し、続いて昇
降シリンダ(19)を作動して下型(12)を上昇させ
、上型(11)と接合・一体化する。さらに、この状態
で圧入シリンダ(26)のプランジャ(27)を下降さ
せ、透孔(2B)内の未成形ゴムを空間(12a)内に
圧入して加熱・加圧することによって前記ゴムを成形す
る。
こうしてゴム板(25)が形成されるので、前記第二実
施例と同様にしてアイソレータ(1)を製造することが
できる。
施例と同様にしてアイソレータ(1)を製造することが
できる。
第6図は、この発明の第四実施例に用いる装置を示すも
のである。この実施例に用いる装置(10)は、第三実
施例と異なり、プランジャ(27)や透孔(28)を有
していなく、未成形のゴムを下型(12)の空間(12
a)に入れて上型(11)によって直接圧縮するように
構成されている。また、下型(12)の空間(12a)
の開口部の周囲には、余分なゴムが型(11)(12)
の外にはみ出さないように、パリ収容用の凹溝(29)
が設けである。
のである。この実施例に用いる装置(10)は、第三実
施例と異なり、プランジャ(27)や透孔(28)を有
していなく、未成形のゴムを下型(12)の空間(12
a)に入れて上型(11)によって直接圧縮するように
構成されている。また、下型(12)の空間(12a)
の開口部の周囲には、余分なゴムが型(11)(12)
の外にはみ出さないように、パリ収容用の凹溝(29)
が設けである。
この実施例では、まず、上型(11)と下型(12)を
分離した状態で下型(12)の空間(12a)に未成形
のゴムを略板状として入れ、次いで両型(11) (1
2)を結合・一体化することによって当該ゴムを前記空
間(12a)内に圧入し、加熱及び加圧を行う。
分離した状態で下型(12)の空間(12a)に未成形
のゴムを略板状として入れ、次いで両型(11) (1
2)を結合・一体化することによって当該ゴムを前記空
間(12a)内に圧入し、加熱及び加圧を行う。
成形時に下型(12)の空間(12a)からはみ出たゴ
ムのパリは、凹/1I(29)に収容されるので、型(
11)(12)の外部には流出しない。
ムのパリは、凹/1I(29)に収容されるので、型(
11)(12)の外部には流出しない。
第7図〜第10図は、この発明の第五実施例に用いる装
置を示している。この実施例は、型を三つ割りとし、同
じ型を用いて補強板(4)用の鋼板を配置しながら、各
ゴム層(5)を順次射出成形によって成形するようにし
たものである。
置を示している。この実施例は、型を三つ割りとし、同
じ型を用いて補強板(4)用の鋼板を配置しながら、各
ゴム層(5)を順次射出成形によって成形するようにし
たものである。
型は、第7図に見るように上型(11)、下型(12)
及び中型(30)から構成され、下型(12)には、ア
イソレータ(1)の下側の取付板(3)用の鋼板を収容
する円形の空間(12c)が形成しである。中型(30
)は円筒形で、割り型とされ、その内部の空間(30a
)は、製造するアイソレータ(1)の補強板(4)とゴ
ム層(5)の積層部分の外形と同じ形状とされていると
共に、上端縁に上側の取付板(2)用の鋼板を受ける切
欠(30b)が形成されている。この中型(30)は、
下型(12)の上に載せられ、その内部空間(30a)
に円柱形とした上型(11)を嵌合可能としている。下
型(12)は、前記各実施例と同様、シリンダ(19)
によって上下及び水平方向に移動可能であるが、上型(
11)は移動しない。
及び中型(30)から構成され、下型(12)には、ア
イソレータ(1)の下側の取付板(3)用の鋼板を収容
する円形の空間(12c)が形成しである。中型(30
)は円筒形で、割り型とされ、その内部の空間(30a
)は、製造するアイソレータ(1)の補強板(4)とゴ
ム層(5)の積層部分の外形と同じ形状とされていると
共に、上端縁に上側の取付板(2)用の鋼板を受ける切
欠(30b)が形成されている。この中型(30)は、
下型(12)の上に載せられ、その内部空間(30a)
に円柱形とした上型(11)を嵌合可能としている。下
型(12)は、前記各実施例と同様、シリンダ(19)
によって上下及び水平方向に移動可能であるが、上型(
11)は移動しない。
このように形成した製造装置(10)を用いてアイソレ
ータ(1)を製造するには、まず、下型(12)の空間
(12c)内に取付板(3)用の鋼板(31)を収容し
、シリンダ(19)によって所定の位置に移動・固定す
る。そして、図示しないシリンダを操作して、第7図に
見るように中型(30)を下型(12)上に載せて両者
を結合する。このとき、中型(30)の内部空間(30
a)の中心軸が下型(12)の空間(12c)の中心に
一致するようにする。
ータ(1)を製造するには、まず、下型(12)の空間
(12c)内に取付板(3)用の鋼板(31)を収容し
、シリンダ(19)によって所定の位置に移動・固定す
る。そして、図示しないシリンダを操作して、第7図に
見るように中型(30)を下型(12)上に載せて両者
を結合する。このとき、中型(30)の内部空間(30
a)の中心軸が下型(12)の空間(12c)の中心に
一致するようにする。
次に、シリンダ(19)を操作することにより、下型(
12)及び中型(30)をさらに上昇して上型(11)
を中型(30)の中に嵌入し、第8図に示すように、つ
のゴム層(5)に相当する厚さを持つ第一のゴム層形成
用の隙間(32)をあけて停止・固定する。この実施例
では、中型(30)の上端を上型(11)の鍔部下面に
当接させると、自動的にこのような状態になるようにし
ている。この状態で、射出シリンダ(17)を作動させ
、ノズル(21)より前記ゴム板形成用の隙間(32)
内に流動状のゴムを射出・注入してゴムを固化させれば
、下側の取付板(3)用の鋼板(31)に隣接して円板
状のゴム層(5a)が形成されると共に、このゴム層(
5a)は前記鋼板(31)と接合・一体化する。
12)及び中型(30)をさらに上昇して上型(11)
を中型(30)の中に嵌入し、第8図に示すように、つ
のゴム層(5)に相当する厚さを持つ第一のゴム層形成
用の隙間(32)をあけて停止・固定する。この実施例
では、中型(30)の上端を上型(11)の鍔部下面に
当接させると、自動的にこのような状態になるようにし
ている。この状態で、射出シリンダ(17)を作動させ
、ノズル(21)より前記ゴム板形成用の隙間(32)
内に流動状のゴムを射出・注入してゴムを固化させれば
、下側の取付板(3)用の鋼板(31)に隣接して円板
状のゴム層(5a)が形成されると共に、このゴム層(
5a)は前記鋼板(31)と接合・一体化する。
続いて、下型(12)及び中型(30)を下降して上型
(11)をいったん中型(30)から抜き出し、補強板
(4)用の鋼板(23)を中型(30)内に入れて前記
第一のゴム層(5a)の上に載せる。このとき、鋼板(
23)の中心を中型(30)の内部空間(30a)の中
心軸に一致させることが必要である。この状態で下型(
12)及び中型(30)を再び上昇し、上型(11)を
中型(30)内に嵌入して中型(30)内に第二のゴム
層形成用の隙間(33)を形成する位置で停止する。こ
の隙間(33)は、図より明らかなように、中央部は前
記隙間(32)と同じ厚さであるが、周縁部はこの厚さ
に鋼板(23)の厚さを加えた厚さを有している。
(11)をいったん中型(30)から抜き出し、補強板
(4)用の鋼板(23)を中型(30)内に入れて前記
第一のゴム層(5a)の上に載せる。このとき、鋼板(
23)の中心を中型(30)の内部空間(30a)の中
心軸に一致させることが必要である。この状態で下型(
12)及び中型(30)を再び上昇し、上型(11)を
中型(30)内に嵌入して中型(30)内に第二のゴム
層形成用の隙間(33)を形成する位置で停止する。こ
の隙間(33)は、図より明らかなように、中央部は前
記隙間(32)と同じ厚さであるが、周縁部はこの厚さ
に鋼板(23)の厚さを加えた厚さを有している。
そこで、射出シリンダ(17)を作動させて前記隙間(
33)内に流動状のゴムを射出・注入し、当該ゴムを固
化させる。こうして、下から二番目の第二のゴム層(5
b)が形成される。
33)内に流動状のゴムを射出・注入し、当該ゴムを固
化させる。こうして、下から二番目の第二のゴム層(5
b)が形成される。
以下同様にして、補強板(4)用の鋼板(23)を介在
して前記第二のゴム層(5b)と同じゴム層(5b)を
複数個成形し、最上部のゴム層(5b)を成形した後、
上側の取付板(2)用の鋼板(34)を中型(30)の
切欠(30b)に嵌入すると、鋼板(34)は、切欠(
30b)の底面よりも先に当該ゴム層(5b)に接触し
て停止する。
して前記第二のゴム層(5b)と同じゴム層(5b)を
複数個成形し、最上部のゴム層(5b)を成形した後、
上側の取付板(2)用の鋼板(34)を中型(30)の
切欠(30b)に嵌入すると、鋼板(34)は、切欠(
30b)の底面よりも先に当該ゴム層(5b)に接触し
て停止する。
そこで、この状態で下型(12)及び中型(30)を再
び上昇し、上型(11)によって鋼板(34)を押圧す
ると共に加熱して、鋼板(34)を前記最上部のゴム層
(5b)に接合・一体化すると第11図に示すアイソレ
ータ(1)が完成する。
び上昇し、上型(11)によって鋼板(34)を押圧す
ると共に加熱して、鋼板(34)を前記最上部のゴム層
(5b)に接合・一体化すると第11図に示すアイソレ
ータ(1)が完成する。
成形完了後は、中型(30)と下型(12)を分離する
と共に割り型とした中型(30)を分割すれば、アイソ
レータ(1)を容易に取り出すことができる。
と共に割り型とした中型(30)を分割すれば、アイソ
レータ(1)を容易に取り出すことができる。
この第五実施例では、同一の型(11) (12) (
30)内で順次各ゴム層(5a) (5b)を成形する
と共に各鋼板(23) (31) (34)と接合・一
体化しているので、ゴム層(5a) (5b)と鋼板(
23) (31) (34)の積層部分の外形が完全に
円柱形となり、また成形作業の自動化が容易であるとい
う利点がある。
30)内で順次各ゴム層(5a) (5b)を成形する
と共に各鋼板(23) (31) (34)と接合・一
体化しているので、ゴム層(5a) (5b)と鋼板(
23) (31) (34)の積層部分の外形が完全に
円柱形となり、また成形作業の自動化が容易であるとい
う利点がある。
なお、以上の説明はアイソレータ(1)について行った
が、この発明の方法の適用対象はこれに限られるもので
はなく、ダンパー等にも適用可能であり、さらに、他の
同様の構成の免震装置にも適用し得ることは勿論である
。
が、この発明の方法の適用対象はこれに限られるもので
はなく、ダンパー等にも適用可能であり、さらに、他の
同様の構成の免震装置にも適用し得ることは勿論である
。
以上の説明から明らかなように、この発明に係る方法は
、各ゴム層(5)用のゴム板(25)あるいはゴム層(
5a) (5b)を同一方法で別個に成形するので、従
来のようなゴムシートを予備成形してそのシートからゴ
ム板を切り抜くという方法に比べて、予備成形の工程を
簡略にすることができ、また、これによって全体の製造
工程数も減少するという効果を有する。
、各ゴム層(5)用のゴム板(25)あるいはゴム層(
5a) (5b)を同一方法で別個に成形するので、従
来のようなゴムシートを予備成形してそのシートからゴ
ム板を切り抜くという方法に比べて、予備成形の工程を
簡略にすることができ、また、これによって全体の製造
工程数も減少するという効果を有する。
また、前記のようにして成形したゴム板(25)あるい
はゴム層(5a) (5b)を用いるので、各ゴム板(
25)やゴム層(5a) (5b)の直径や厚さ等の寸
法が一定となり、従って完成したアイソレータ(1)等
の免震装置の外観や品質・性能のバラツキが非常に少な
い。
はゴム層(5a) (5b)を用いるので、各ゴム板(
25)やゴム層(5a) (5b)の直径や厚さ等の寸
法が一定となり、従って完成したアイソレータ(1)等
の免震装置の外観や品質・性能のバラツキが非常に少な
い。
また、この方法は、ゴム層(5)を形成する各ゴム板(
25)を別個に成形した後に補強板(4)用の鋼板(2
3)と積層し、あるいはゴム層(5a) (5b)の成
形と同時に補強板(4)用の鋼板(23)と積層するの
で、製造する免震装置の大きさにかかわらず容易に実施
することができ、また、通常の射出成形機またはトラン
スファ成形機によって実施できるので、特別な設備を必
要とせず既存の設備で容易に実施することができるとい
う効果もある。
25)を別個に成形した後に補強板(4)用の鋼板(2
3)と積層し、あるいはゴム層(5a) (5b)の成
形と同時に補強板(4)用の鋼板(23)と積層するの
で、製造する免震装置の大きさにかかわらず容易に実施
することができ、また、通常の射出成形機またはトラン
スファ成形機によって実施できるので、特別な設備を必
要とせず既存の設備で容易に実施することができるとい
う効果もある。
第1図は、この発明に係る方法の第一実施例の実施に用
いる装置の上下型を離した状態の断面説明図、第2図は
、同装置の上下型を接合・一体化した状態の断面説明図
である。 第3図は、同第二実施例の実施に用いる装置の上下型を
接合・一体化した状態の部分断面説明図である。 第4図は、同第三実施例の実施に用いる装置の上下型を
離した状態の断面説明図、第5図は、同装置の上下型を
接合・一体化した状態の断面説明図である。 第6図は、同第四実施例の実施に用いる装置の上下型を
接合・一体化した状態の部分断面説明図である。 第7図は、同第五実施例の実施に用いる装置の成形開始
時の断面説明図、第8図は、同装置を用いて最下部のゴ
ム層を成形する際の各型を結合・一体化した状態の断面
説明図、第9図は、同装置を用いて下から二番目のゴム
層を成形する際の各型を結合・一体化した状態の断面説
明図、第10図は、上側の取付板用の鋼板を接合する際
の上型を当該鋼板から上方に離した状態の断面説明図で
ある。 第11図は、アイソレータの一例を示す断面図である。 (1)・・・アイソレータ (2) (3)・・・取
付+&(4)・・・補強板 (5)・・・ゴム
層(5a)・・・第一のゴム層 (5b)・・・第二
のゴム層(10)・・・製造装置 (11)・・
・上型(12)・・・下型 (12a)・・・ゴム板形成用の空間 (12b)・・・補強板収容用の空間 (12c)・・・取付板収容用の空間 (13(14)・・・基板 (15) (16)
・・・熟語(17・・・射出シリンダ (18)・・
・供給装置(19・・・昇降シリンダ (20)・・
・ロンド(21・・・ノズル (22)・・・
供給流路(23・・・補強板用の鋼板 (24) (2
7)・・・プランジャ(25・・・ゴム板 (
26)・・・圧入シリンダ(28・・・透孔
(29)・・・凹溝(30・・・中型 (
30a)・・・内部空間(30b)・・・切欠 (31)・・・下側の取付板用の鋼板 (32)・・・第一のゴム層形成用の隙間(33)・・
・第二のゴム層形成用の隙間(34)・・・下側の取付
板用の鋼板
いる装置の上下型を離した状態の断面説明図、第2図は
、同装置の上下型を接合・一体化した状態の断面説明図
である。 第3図は、同第二実施例の実施に用いる装置の上下型を
接合・一体化した状態の部分断面説明図である。 第4図は、同第三実施例の実施に用いる装置の上下型を
離した状態の断面説明図、第5図は、同装置の上下型を
接合・一体化した状態の断面説明図である。 第6図は、同第四実施例の実施に用いる装置の上下型を
接合・一体化した状態の部分断面説明図である。 第7図は、同第五実施例の実施に用いる装置の成形開始
時の断面説明図、第8図は、同装置を用いて最下部のゴ
ム層を成形する際の各型を結合・一体化した状態の断面
説明図、第9図は、同装置を用いて下から二番目のゴム
層を成形する際の各型を結合・一体化した状態の断面説
明図、第10図は、上側の取付板用の鋼板を接合する際
の上型を当該鋼板から上方に離した状態の断面説明図で
ある。 第11図は、アイソレータの一例を示す断面図である。 (1)・・・アイソレータ (2) (3)・・・取
付+&(4)・・・補強板 (5)・・・ゴム
層(5a)・・・第一のゴム層 (5b)・・・第二
のゴム層(10)・・・製造装置 (11)・・
・上型(12)・・・下型 (12a)・・・ゴム板形成用の空間 (12b)・・・補強板収容用の空間 (12c)・・・取付板収容用の空間 (13(14)・・・基板 (15) (16)
・・・熟語(17・・・射出シリンダ (18)・・
・供給装置(19・・・昇降シリンダ (20)・・
・ロンド(21・・・ノズル (22)・・・
供給流路(23・・・補強板用の鋼板 (24) (2
7)・・・プランジャ(25・・・ゴム板 (
26)・・・圧入シリンダ(28・・・透孔
(29)・・・凹溝(30・・・中型 (
30a)・・・内部空間(30b)・・・切欠 (31)・・・下側の取付板用の鋼板 (32)・・・第一のゴム層形成用の隙間(33)・・
・第二のゴム層形成用の隙間(34)・・・下側の取付
板用の鋼板
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、一対の取付板(2)(3)の間に補強板(4)とゴ
ム層(5)を交互に積層して成る建造物用免震装置を製
造する方法であって、 型(11)(12)内に設けたゴム層形成用の空間(1
2a)に流動状のゴムを射出して供給する工程と、 前記型(11)(12)を加熱して前記空間(12a)
内のゴムを板状に成形する工程と、 成形されたゴム板(25)と補強板(4)を複数個交互
に積層すると共に両端部に取付板(2)(3)を配置し
て加圧しながら加熱し、これらを互いに接合・一体化す
る工程と から成ることを特徴とする方法。 2、前記型(11)(12)内に、前記ゴム層形成用の
空間(12a)に隣接して補強板収容用の空間(12b
)が設けてあり、当該補強板収容用の空間(12b)に
補強板(4)を収容して前記ゴム層形成用の空間(12
a)に流動状のゴムを供給し、ゴム板(25)の成形及
び当該ゴム板(25)と前記補強板(4)との接合を行
う工程を含む請求項1に記載の方法。 3、前記型(11)(12)内に設けたゴム層形成用の
空間(12a)に流動状のゴムを射出して供給する工程
に代えて、当該ゴム層形成用の空間(12a)に、プラ
ンジャ(24)(27)等の押圧体によってゴムを圧入
して供給する工程を備えた請求項1に記載の方法。 4、成形前のゴムが、まず前記型(11)(12)に設
けた透孔(28)等の未成形ゴム収容用の空間に供給さ
れ、その後前記押圧体によって前記ゴム層形成用の空間
(12a)内に圧入される請求項3に記載の方法。 5、前記型(11)(12)が二つの構成要素から構成
されていると共に、前記ゴム層形成用の空間(12a)
が一方の構成要素(12)に設けてあり、成形前のゴム
が、まず前記空間(12a)に供給され、その後他方の
構成要素(11)を前記一方の構成要素(12)に結合
・一体化することによって前記空間内に圧入される請求
項3に記載の方法。 6、一対の取付板(2)(3)の間に補強板(4)とゴ
ム層(5)を交互に積層して成る建造物用免震装置を製
造する方法であって、 型(11)(12)(30)内に設けた取付板収容用の
空間(12c)に一方の取付板(3)を収容する工程と
、 前記一方の取付板(3)に隣接して前記型(11)(1
2)(30)内に形成された第一のゴム層形成用隙間(
32)に、流動状のゴムを射出して第一のゴム層(5a
)を成形し、前記一方の取付板(3)と当該第一のゴム
層(5a)を接合する工程と、 前記第一のゴム層(5a)に補強板(4)を重ねて配置
する工程と、 前記補強板(4)に隣接して前記型(11)(12)(
30)内に形成された第二のゴム層形成用隙間(33)
に、流動状のゴムを射出して成形し、前記補強板(4)
と当該第二のゴム層(5b)を接合する工程と、 前記ゴム層成形工程と補強板配置工程を順次繰り返して
最後のゴム層(5b)が成形された後、当該最後のゴム
層(5b)に他方の取付板(2)を重ねて配置する工程
と、 前記他方の取付板(2)を加圧しながら加熱して前記他
方の取付板(2)を前記最後のゴム層(5b)と接合・
一体化する工程と から成ることを特徴とする方法。 7、前記型(11)(12)(30)が三つの構成要素
から構成されていると共に、前記取付板収容用の空間(
12c)が一つの構成要素(12)に設けてあり、前記
ゴム層(5a)(5b)と補強板(4)を積層する工程
が、他の一つの構成要素(30)内で行われる請求項6
に記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63243026A JPH0289622A (ja) | 1988-09-28 | 1988-09-28 | 建造物用免震装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63243026A JPH0289622A (ja) | 1988-09-28 | 1988-09-28 | 建造物用免震装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0289622A true JPH0289622A (ja) | 1990-03-29 |
Family
ID=17097765
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63243026A Pending JPH0289622A (ja) | 1988-09-28 | 1988-09-28 | 建造物用免震装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0289622A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61222711A (ja) * | 1985-03-29 | 1986-10-03 | Bridgestone Corp | ゴムと金属板との積層体の製造方法 |
JPS6230032A (ja) * | 1985-08-01 | 1987-02-09 | Bridgestone Corp | 免除震装置の製造方法 |
JPS62261437A (ja) * | 1986-05-09 | 1987-11-13 | 株式会社ブリヂストン | 剛性板と粘弾性材層との交互多重積層構造体の製造方法 |
-
1988
- 1988-09-28 JP JP63243026A patent/JPH0289622A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61222711A (ja) * | 1985-03-29 | 1986-10-03 | Bridgestone Corp | ゴムと金属板との積層体の製造方法 |
JPS6230032A (ja) * | 1985-08-01 | 1987-02-09 | Bridgestone Corp | 免除震装置の製造方法 |
JPS62261437A (ja) * | 1986-05-09 | 1987-11-13 | 株式会社ブリヂストン | 剛性板と粘弾性材層との交互多重積層構造体の製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5040962A (en) | Reaction injection molding apparatus with internal frame and shear edge | |
JPH049127B2 (ja) | ||
CN207509939U (zh) | 一种覆铜板层压用防滑设备 | |
JPH04305212A (ja) | 自動車エンジン用の空気浄化フィルタを製造する方法及びその装置 | |
CN111590907A (zh) | 一种复合材料加筋壁板z型长桁的柔性定位方法 | |
JPH0289622A (ja) | 建造物用免震装置の製造方法 | |
JP4524862B2 (ja) | 鉛支柱入り積層ゴム支承体の製造方法及びこの製造方法によって製造された鉛支柱入り積層ゴム支承体で免震支持された構造物 | |
US5196152A (en) | Reaction injection molding method with internal frame and shear edge | |
CN113370594A (zh) | 一种蜂窝夹层板设计与制造方法 | |
JP2767054B2 (ja) | 建造物用免震装置の製造方法 | |
JP2764429B2 (ja) | 建造物用免震装置の製造方法 | |
CN213412998U (zh) | 一种闭合式多单元窗格复合材料结构成型工装 | |
JP2802387B2 (ja) | 建造物用免震装置の製造方法 | |
JPH1158390A (ja) | 免振装置の製造方法及びその加硫用金型 | |
JPH0227484B2 (ja) | ||
JPH028019A (ja) | 表皮材とパッド材との一体発泡成形型 | |
CN116118227B (zh) | 复合材料成型装置及其成型方法 | |
KR102129755B1 (ko) | 면진장치 제작용 금형 및 그에 의해 제작된 면진장치 | |
JP2890134B2 (ja) | 軽量建造物用免震装置の製造方法 | |
JPH04259530A (ja) | 中空frp成形体の製造方法 | |
CN220661583U (zh) | 一种通用的电磁阀芯模具柱塞料杯结构 | |
JPH03292131A (ja) | 繊維強化樹脂積層体の製造方法 | |
JP2990529B2 (ja) | 軽量建造物用免震装置の製造方法 | |
CN116118227A (zh) | 复合材料成型装置及其成型方法 | |
JPH0355221A (ja) | 建造物用免震装置の製造方法 |