JPH028873Y2 - - Google Patents
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- JPH028873Y2 JPH028873Y2 JP1984156459U JP15645984U JPH028873Y2 JP H028873 Y2 JPH028873 Y2 JP H028873Y2 JP 1984156459 U JP1984156459 U JP 1984156459U JP 15645984 U JP15645984 U JP 15645984U JP H028873 Y2 JPH028873 Y2 JP H028873Y2
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Landscapes
- Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
この考案は建設・産業機械等の分野で使用され
る履帯装備車両用の履板に関する。 〔従来の技術〕 一般に建設機械等にみられる履帯装備車両は履
帯を構成する個々の履板が長期間土石上を走行す
る過酷条件にさらされるため、この部位には高度
の対摩耗性と高荷重の本体支持に耐える高強度、
高靭性が要求されている。このため従来は低Mn
鋳鋼、高Cr鋳鉄等の超硬質金属により作製され
ていたが、近時の駆動効率向上化にともなう軽量
化要請に対しては、小型化、薄肉化することの鋳
造技術上の制約ならびに比重が大きい関係で目的
を満足しえない問題があつた。 〔考案が解決しようとする問題点〕 この考案は上記の問題点を解消し、軽量でかつ
耐摩耗性、強度、靭性などに優れる材質構造の履
板を提供するものである。 〔問題点を解決するための手段、実施例〕 すなわち、この考案に係る履板は、全体を炭化
ケイ素ウイスカーで強化したアルミニウム合金か
らなる複合材料によりリンクと履板を1体構成し
た点を特徴とする。 以下、図示の実施例に基づいて説明する。 第1図は履帯の一部分を示したもので、1は履
帯であり履板2およびリンク3によつて各別個に
あるいは一体に形成されている。 第2図は、このうちリンク3を1体構成したこ
の考案の履板2を示しており、この例ではリンク
を含めた履板全体が炭化ケイ素ウイスカーで強化
したアルミニウム合金からなる複合材料4で構成
されている。上記複合材料4は直径0.1〜10μm、
長さ50〜200μmのβ型単結晶性状を備える炭化ケ
イ素ウイスカーを軽合金マトリツクスであるアル
ミニウム合金に均質分散させた著しく耐摩耗性、
強度および靭性の高い材質特性を有するものであ
る。マトリツクス金属に対する炭化ケイ素ウイス
カーの複合割合は体積率として20〜30%が好適で
例えば炭化ケイ素ウイスカーのプリフオームにア
ルミニウム合金を溶湯鍛造法で圧入するか粉末ア
ルミニウムと炭化ケイ素ウイスカーとの粉末冶金
法で得たビレツトを熱間鍛造することにより履板
として形成される。 マトリツクスにアルミニウム合金7075を用い、
上記した溶湯鍛造−熱間鍛造の複合化手段により
体積含有率20%の履板・リンク一体構造体を作製
したのちT−6熱処理を施した本考案品と、従来
る履帯装備車両用の履板に関する。 〔従来の技術〕 一般に建設機械等にみられる履帯装備車両は履
帯を構成する個々の履板が長期間土石上を走行す
る過酷条件にさらされるため、この部位には高度
の対摩耗性と高荷重の本体支持に耐える高強度、
高靭性が要求されている。このため従来は低Mn
鋳鋼、高Cr鋳鉄等の超硬質金属により作製され
ていたが、近時の駆動効率向上化にともなう軽量
化要請に対しては、小型化、薄肉化することの鋳
造技術上の制約ならびに比重が大きい関係で目的
を満足しえない問題があつた。 〔考案が解決しようとする問題点〕 この考案は上記の問題点を解消し、軽量でかつ
耐摩耗性、強度、靭性などに優れる材質構造の履
板を提供するものである。 〔問題点を解決するための手段、実施例〕 すなわち、この考案に係る履板は、全体を炭化
ケイ素ウイスカーで強化したアルミニウム合金か
らなる複合材料によりリンクと履板を1体構成し
た点を特徴とする。 以下、図示の実施例に基づいて説明する。 第1図は履帯の一部分を示したもので、1は履
帯であり履板2およびリンク3によつて各別個に
あるいは一体に形成されている。 第2図は、このうちリンク3を1体構成したこ
の考案の履板2を示しており、この例ではリンク
を含めた履板全体が炭化ケイ素ウイスカーで強化
したアルミニウム合金からなる複合材料4で構成
されている。上記複合材料4は直径0.1〜10μm、
長さ50〜200μmのβ型単結晶性状を備える炭化ケ
イ素ウイスカーを軽合金マトリツクスであるアル
ミニウム合金に均質分散させた著しく耐摩耗性、
強度および靭性の高い材質特性を有するものであ
る。マトリツクス金属に対する炭化ケイ素ウイス
カーの複合割合は体積率として20〜30%が好適で
例えば炭化ケイ素ウイスカーのプリフオームにア
ルミニウム合金を溶湯鍛造法で圧入するか粉末ア
ルミニウムと炭化ケイ素ウイスカーとの粉末冶金
法で得たビレツトを熱間鍛造することにより履板
として形成される。 マトリツクスにアルミニウム合金7075を用い、
上記した溶湯鍛造−熱間鍛造の複合化手段により
体積含有率20%の履板・リンク一体構造体を作製
したのちT−6熱処理を施した本考案品と、従来
【表】
上表の特性比較から判るように、本考案の履板
は従来品に比べ高強度を有しながら耐摩耗性に優
れ、特に材質比重の大巾な減少が図れることから
履板重量として約60%の軽量化が可能となる。 なお、第2図の態様は履板2とリンク3が一体
構造をなしているが、履板とリンクを別々に作
製、例えば履板を複合材の圧延方法。リンクを複
合材の鍛造で作製しこの両者をボルト・ナツトで
接合することもできる。 また履板、リンクの一部、あるいは接地部分5
など局部的に複合強化することも可能である。 〔考案の作用と効果〕 この考案の履板は上記の材質構造を有するから
以下のような実用性に優れた作用効果がもたらさ
れる。 (1) 高耐摩耗性、高強度、高靭性の炭化ケイ素ウ
イスカー強化金属複合材料で構成されているた
め、摩損、割損などの劣化現象が有効に防止さ
れ、長期間の使用寿命が保障される。 (2) 複合材料のマトリツクス基材にアルミニウム
系軽合金を用いているから、従来の低マンガン
鋳鋼等の超硬質金属の履板に比べ、重量を1/2
〜1/3に軽減できる。このため、これを装備し
た車両等の効果的な軽量化が可能となる。 (3) 車両の軽量化によつて駆動動力の低減および
燃料の節減に結びつくとともに駆動機構の耐久
性向上等付随的効果も期待される。
は従来品に比べ高強度を有しながら耐摩耗性に優
れ、特に材質比重の大巾な減少が図れることから
履板重量として約60%の軽量化が可能となる。 なお、第2図の態様は履板2とリンク3が一体
構造をなしているが、履板とリンクを別々に作
製、例えば履板を複合材の圧延方法。リンクを複
合材の鍛造で作製しこの両者をボルト・ナツトで
接合することもできる。 また履板、リンクの一部、あるいは接地部分5
など局部的に複合強化することも可能である。 〔考案の作用と効果〕 この考案の履板は上記の材質構造を有するから
以下のような実用性に優れた作用効果がもたらさ
れる。 (1) 高耐摩耗性、高強度、高靭性の炭化ケイ素ウ
イスカー強化金属複合材料で構成されているた
め、摩損、割損などの劣化現象が有効に防止さ
れ、長期間の使用寿命が保障される。 (2) 複合材料のマトリツクス基材にアルミニウム
系軽合金を用いているから、従来の低マンガン
鋳鋼等の超硬質金属の履板に比べ、重量を1/2
〜1/3に軽減できる。このため、これを装備し
た車両等の効果的な軽量化が可能となる。 (3) 車両の軽量化によつて駆動動力の低減および
燃料の節減に結びつくとともに駆動機構の耐久
性向上等付随的効果も期待される。
図はこの考案に係る履板を例示したもので、第
1図は履帯形成の一部斜視図、第2図は履板の一
部切欠断面図である。 1……履帯、2……履板、3……リンク、4…
…複合材料、5……接地部分。
1図は履帯形成の一部斜視図、第2図は履板の一
部切欠断面図である。 1……履帯、2……履板、3……リンク、4…
…複合材料、5……接地部分。
Claims (1)
- 全体を炭化ケイ素ウイスカーで強化したアルミ
ニウム合金からなる複合材料によりリンクと履板
を1体構成した履板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984156459U JPH028873Y2 (ja) | 1984-10-18 | 1984-10-18 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984156459U JPH028873Y2 (ja) | 1984-10-18 | 1984-10-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6171581U JPS6171581U (ja) | 1986-05-15 |
JPH028873Y2 true JPH028873Y2 (ja) | 1990-03-02 |
Family
ID=30714464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984156459U Expired JPH028873Y2 (ja) | 1984-10-18 | 1984-10-18 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH028873Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT215729Z2 (it) * | 1989-02-24 | 1990-11-05 | Berco Spa | Cingolo per macchine cingolate, in particolare macchine cingolate di ridotte dimensioni. |
US20230117077A1 (en) * | 2020-04-16 | 2023-04-20 | Komatsu Ltd. | Traveling unit, work machine, track shoe plate, and crawler belt |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55156772A (en) * | 1979-05-18 | 1980-12-06 | Alusuisse | Caterpillar belt |
-
1984
- 1984-10-18 JP JP1984156459U patent/JPH028873Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55156772A (en) * | 1979-05-18 | 1980-12-06 | Alusuisse | Caterpillar belt |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6171581U (ja) | 1986-05-15 |
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