JPH0288461A - 炭素繊維強化炭素薄肉材料の製造方法 - Google Patents
炭素繊維強化炭素薄肉材料の製造方法Info
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- JPH0288461A JPH0288461A JP63236226A JP23622688A JPH0288461A JP H0288461 A JPH0288461 A JP H0288461A JP 63236226 A JP63236226 A JP 63236226A JP 23622688 A JP23622688 A JP 23622688A JP H0288461 A JPH0288461 A JP H0288461A
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Landscapes
- Ceramic Products (AREA)
- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、炭素繊維強化炭素薄肉月利の製造方法4こ
係り、特に限定するものではないが、電気炉の内張材等
の断熱材料、建築用の壁材等の薄板材を製造するのに好
適な炭素繊維強化炭素薄肉月利の製造方法である。
係り、特に限定するものではないが、電気炉の内張材等
の断熱材料、建築用の壁材等の薄板材を製造するのに好
適な炭素繊維強化炭素薄肉月利の製造方法である。
[従来の技術]
炭素1維強化炭素材料(以下、C/C複合材という)は
、軽量(比ff11.5〜2.09/clli)であっ
て、耐熱性に著しく優れ(2,500〜3゜000℃)
、高温での強度が大きいので、電気炉の内壁等の種々の
断熱材料として利用されており、また、耐蝕性に優れて
いるほか、炭素繊維とマトリックス炭素との微妙な反射
率の違いから黒を基調とした深みのある模様を有してお
り、建築用の壁材等としての用途も期待されている。
、軽量(比ff11.5〜2.09/clli)であっ
て、耐熱性に著しく優れ(2,500〜3゜000℃)
、高温での強度が大きいので、電気炉の内壁等の種々の
断熱材料として利用されており、また、耐蝕性に優れて
いるほか、炭素繊維とマトリックス炭素との微妙な反射
率の違いから黒を基調とした深みのある模様を有してお
り、建築用の壁材等としての用途も期待されている。
そして、この種のC/C複合材を!J造する方法として
、例えば、炭素繊維と熱硬化性樹脂とを含有する炭素繊
lff1樹脂混合物を所定の形状に成形して硬化させ、
次いで1りられた成形硬化物を炭素化あるいはこの炭素
化とこれに引続く黒鉛化からなる炭化処理を行って製造
する方法が知られている(日本複合材料学会誌第10巻
第2号(1984)第56〜64頁)。
、例えば、炭素繊維と熱硬化性樹脂とを含有する炭素繊
lff1樹脂混合物を所定の形状に成形して硬化させ、
次いで1りられた成形硬化物を炭素化あるいはこの炭素
化とこれに引続く黒鉛化からなる炭化処理を行って製造
する方法が知られている(日本複合材料学会誌第10巻
第2号(1984)第56〜64頁)。
しかしながら、この方法では、炭素1維と熱硬化性樹脂
とを含有する炭素繊維樹脂混合物を所定の形状に成形し
硬化させて得られた成形硬化物を炭化処理する際に、成
形硬化物の熱硬化性樹脂がその炭化に伴なって炭素繊維
より大きく体積収縮を引起し、いわゆる熱応力が発生す
る。そして、この熱応力は、成形硬化物の肉厚が岸い場
合にはこの成形硬化物の強度が勝って炭素繊維と熱硬化
性樹脂との界面で剥離が発生することにより緩和され、
炭化時に成形硬化物は一様に収縮してそれ自体の形状が
大きく変化することはない。これに対して、成形(ω化
物の肉厚が薄いと、炭化時に発生する熱応力が成形硬化
物の強度を越え、このために成形硬化物は変形し、製造
されたC/C複合材にそりやねじれ等の変形が生じる。
とを含有する炭素繊維樹脂混合物を所定の形状に成形し
硬化させて得られた成形硬化物を炭化処理する際に、成
形硬化物の熱硬化性樹脂がその炭化に伴なって炭素繊維
より大きく体積収縮を引起し、いわゆる熱応力が発生す
る。そして、この熱応力は、成形硬化物の肉厚が岸い場
合にはこの成形硬化物の強度が勝って炭素繊維と熱硬化
性樹脂との界面で剥離が発生することにより緩和され、
炭化時に成形硬化物は一様に収縮してそれ自体の形状が
大きく変化することはない。これに対して、成形(ω化
物の肉厚が薄いと、炭化時に発生する熱応力が成形硬化
物の強度を越え、このために成形硬化物は変形し、製造
されたC/C複合材にそりやねじれ等の変形が生じる。
このような現像は、薄肉材料を製造する場合に問題にな
るが、特に電気炉の内張材や建築用の壁材等の薄板材を
製造する場合には、そのそりやねじれ等の変形が大きな
問題になり、切削加工の工程が必要になったり、製品の
歩留が低下する等、好ましくない問題が発生する。
るが、特に電気炉の内張材や建築用の壁材等の薄板材を
製造する場合には、そのそりやねじれ等の変形が大きな
問題になり、切削加工の工程が必要になったり、製品の
歩留が低下する等、好ましくない問題が発生する。
[発明が解決しようとする課題]
そこで、本発明者らは、このような問題を解決すべく鋭
意研究を重ねた結果、炭素繊維と熱硬化性樹脂とを含有
する炭素繊維樹脂混合物を所定の形状(成形し硬化させ
て得られた成形硬化物をその炭化処理に先駆けて所定の
温度以上で加圧熱処理することにより、そりやねじれ等
の変形のないC/C複合材薄肉材料を製造し得ることを
見出し、本発明に到達した。
意研究を重ねた結果、炭素繊維と熱硬化性樹脂とを含有
する炭素繊維樹脂混合物を所定の形状(成形し硬化させ
て得られた成形硬化物をその炭化処理に先駆けて所定の
温度以上で加圧熱処理することにより、そりやねじれ等
の変形のないC/C複合材薄肉材料を製造し得ることを
見出し、本発明に到達した。
従って、本発明の目的は、炭素繊維と熱硬化性樹脂とを
含有する炭素繊維樹脂混合物からそりやねじれ等の変形
のない炭素繊維強化炭素薄肉材料を容易に製造すること
ができる方法を提供づることにある。
含有する炭素繊維樹脂混合物からそりやねじれ等の変形
のない炭素繊維強化炭素薄肉材料を容易に製造すること
ができる方法を提供づることにある。
[問題点を解決するための手段]
すなわち、本発明は、炭素繊維と熱硬化性樹脂とを含有
する炭素繊維樹脂混合物を所定の形状に成形し硬化させ
、次いで得られた成形硬化物を400℃以上の温度で加
圧熱処理した後、炭化する炭素繊維強化炭素薄肉材料の
lA造方法である。
する炭素繊維樹脂混合物を所定の形状に成形し硬化させ
、次いで得られた成形硬化物を400℃以上の温度で加
圧熱処理した後、炭化する炭素繊維強化炭素薄肉材料の
lA造方法である。
本発明で使用する炭素繊維は、ポリアクリロニトリル系
、レーヨン系、ピッチ系のいずれであってもよく、また
、0.1〜50m程度の短繊維であっても、連続繊維で
あってもよい。また、上記炭素繊維と共に使用する熱硬
化性樹脂としては、フラン樹脂、フェノール樹脂、不飽
和ポリエステル樹脂等の種々のものが挙げられるが、加
熱により流動性を示すと共に分子間架橋により三次元構
造を作って硬化し、不融不溶化して高い炭化収率を有す
るものがよい。
、レーヨン系、ピッチ系のいずれであってもよく、また
、0.1〜50m程度の短繊維であっても、連続繊維で
あってもよい。また、上記炭素繊維と共に使用する熱硬
化性樹脂としては、フラン樹脂、フェノール樹脂、不飽
和ポリエステル樹脂等の種々のものが挙げられるが、加
熱により流動性を示すと共に分子間架橋により三次元構
造を作って硬化し、不融不溶化して高い炭化収率を有す
るものがよい。
上記炭素繊維と熱硬化性樹脂とを含有する炭素繊維樹脂
混合物としては、所定の形状に成形し、そして、硬化さ
せることができるものであれば単純に上記炭素繊維と熱
硬化性樹脂とを均一に混合して得られる混合物であって
もよいが、最終的に11ノられるC/1合月の品質を向
上させるためにはこれら炭素繊維と熱硬化性樹脂とが可
及的に均一に混合されていることがよく、この観点から
、好ましくは炭素11i維の表面に予め熱硬化性樹脂を
含浸又は塗布し、あるいは、炭素繊維と熱硬化性樹脂と
を混練して得られたプリプレグである。
混合物としては、所定の形状に成形し、そして、硬化さ
せることができるものであれば単純に上記炭素繊維と熱
硬化性樹脂とを均一に混合して得られる混合物であって
もよいが、最終的に11ノられるC/1合月の品質を向
上させるためにはこれら炭素繊維と熱硬化性樹脂とが可
及的に均一に混合されていることがよく、この観点から
、好ましくは炭素11i維の表面に予め熱硬化性樹脂を
含浸又は塗布し、あるいは、炭素繊維と熱硬化性樹脂と
を混練して得られたプリプレグである。
上記炭素繊維樹脂混合物は、先ず所定の形状に成形され
、次いで硬化される。この際の成形硬化の条件は、特に
制限されるものではな〈従来公知の方法でよく、例えば
、ホットプレス等の加熱加圧手段を使用し、温度80〜
300℃、好ましくは120〜200℃及び圧力10〜
300Kg/cd・G、好ましくは50〜150KI/
crA・Gの条件で成形し、硬化させればよい。
、次いで硬化される。この際の成形硬化の条件は、特に
制限されるものではな〈従来公知の方法でよく、例えば
、ホットプレス等の加熱加圧手段を使用し、温度80〜
300℃、好ましくは120〜200℃及び圧力10〜
300Kg/cd・G、好ましくは50〜150KI/
crA・Gの条件で成形し、硬化させればよい。
このようにして炭素繊維樹脂混合物を成形硬化させてj
¥7られた成形硬化物は、引続き、例えばホットプレス
等の加熱加圧手段を使用し、少なくとも400℃以上、
好ましくは450〜600℃の温度で、5〜300Kg
/cd−G、好ましくは10〜150に9/atr−G
の圧力下に通常10分〜30時間、好ましくは30分〜
5時間加圧熱処理される。この加圧熱処理の際には、硬
化した成形硬化物中の樹脂が熱分解して一部炭化する。
¥7られた成形硬化物は、引続き、例えばホットプレス
等の加熱加圧手段を使用し、少なくとも400℃以上、
好ましくは450〜600℃の温度で、5〜300Kg
/cd−G、好ましくは10〜150に9/atr−G
の圧力下に通常10分〜30時間、好ましくは30分〜
5時間加圧熱処理される。この加圧熱処理の際には、硬
化した成形硬化物中の樹脂が熱分解して一部炭化する。
加圧熱処理時の温度が400’C未満では熱分解が充分
に進行せず、後の炭化工程で成形硬化物中の未分解樹脂
部分の収縮により、そりやねじれ等の変形が生じるおそ
れがある。
に進行せず、後の炭化工程で成形硬化物中の未分解樹脂
部分の収縮により、そりやねじれ等の変形が生じるおそ
れがある。
この加圧熱処理は、上記炭素繊維樹脂混合物の成形硬化
の工程とは切離して別の工程で行ってもよいが、例えば
成形硬化工程をホットプレスで行う場合、その加圧状態
のまま加熱温度を400’C以上に1臂させ、成形硬化
工程で硬化した樹脂を熱分解し一部炭化させるようにし
てもよい。このように成形硬化の工程から連続して加圧
熱処理工程を行うことにより製造工程を簡略化すること
ができる。
の工程とは切離して別の工程で行ってもよいが、例えば
成形硬化工程をホットプレスで行う場合、その加圧状態
のまま加熱温度を400’C以上に1臂させ、成形硬化
工程で硬化した樹脂を熱分解し一部炭化させるようにし
てもよい。このように成形硬化の工程から連続して加圧
熱処理工程を行うことにより製造工程を簡略化すること
ができる。
加圧熱処理を行った後は、通常の炭素材料の製造方法と
同様に炭素化及び黒鉛化からなる炭化処理を行う。炭素
化処理は非酸化性雰囲気で450〜1,100℃の範囲
で徐々に加熱して行い、また、引続き必要に応じて行わ
れる黒鉛化処理は不活性雰囲気で1,800〜2.80
0℃の温度範囲で徐々に加熱して行う。°また、高密度
化し、機械強度を向上させるため、常法に従って含浸炭
化処理を行ってもよい。
同様に炭素化及び黒鉛化からなる炭化処理を行う。炭素
化処理は非酸化性雰囲気で450〜1,100℃の範囲
で徐々に加熱して行い、また、引続き必要に応じて行わ
れる黒鉛化処理は不活性雰囲気で1,800〜2.80
0℃の温度範囲で徐々に加熱して行う。°また、高密度
化し、機械強度を向上させるため、常法に従って含浸炭
化処理を行ってもよい。
本発明の方法により製造されるC/C複合材薄肉材料は
そりやねじれ等の変形が少なく、そのままであるいは表
面研削を行うだけで電気炉の内張材ヤ)建築用の壁材等
として使用でき、変形が大きい場合に比べて、切削加工
の工程が不要になり、また、製品の歩留こし大ぎく向上
する。
そりやねじれ等の変形が少なく、そのままであるいは表
面研削を行うだけで電気炉の内張材ヤ)建築用の壁材等
として使用でき、変形が大きい場合に比べて、切削加工
の工程が不要になり、また、製品の歩留こし大ぎく向上
する。
[作 用]
熱硬化性樹脂は、その種類によって温度範囲が若干異な
るが、一般に400℃以上の温度で熱分解をし、その時
同時に収縮が起こる。本発明の方法では、加圧下に形状
を保持しながら成形硬化物中の熱硬化性樹脂の熱分解反
応を進行さけるので、熱分解時に熱収縮による変形が起
こらず、また、加圧熱処理後は熱硬化性樹脂の熱分解が
ほとんど終了しているので、後の炭化工程で熱収縮が起
こらず、これによってそりやねじれ等の変形の生じない
C/C複合材薄肉材料が製造できるものと考えられる。
るが、一般に400℃以上の温度で熱分解をし、その時
同時に収縮が起こる。本発明の方法では、加圧下に形状
を保持しながら成形硬化物中の熱硬化性樹脂の熱分解反
応を進行さけるので、熱分解時に熱収縮による変形が起
こらず、また、加圧熱処理後は熱硬化性樹脂の熱分解が
ほとんど終了しているので、後の炭化工程で熱収縮が起
こらず、これによってそりやねじれ等の変形の生じない
C/C複合材薄肉材料が製造できるものと考えられる。
[実施例]
実施例1
PAN系炭素繊維束をフェノール樹脂溶液に含浸し、乾
燥した後、30m艮に切断してプリプレグとした。この
プリプレグを積層し、ホットプレスで150℃及び10
0KI/ctrt−Gの条件下に加圧成形し、同時(樹
脂を硬化させて成形硬化物を冑た。このようにして成形
硬化させた成形硬化物は、ざらに引続きホットプレスで
加圧状態のまま550℃まで昇温させて60分間加圧熱
処理した後、電気炉に入れて窒素雰囲気下に1.100
℃まで加熱して炭素化し、C/C複合材薄板を得た。
燥した後、30m艮に切断してプリプレグとした。この
プリプレグを積層し、ホットプレスで150℃及び10
0KI/ctrt−Gの条件下に加圧成形し、同時(樹
脂を硬化させて成形硬化物を冑た。このようにして成形
硬化させた成形硬化物は、ざらに引続きホットプレスで
加圧状態のまま550℃まで昇温させて60分間加圧熱
処理した後、電気炉に入れて窒素雰囲気下に1.100
℃まで加熱して炭素化し、C/C複合材薄板を得た。
このようにして得られたC/C複合vJ薄板から150
#X 150MX 2mmの大きざの試験体5個を切出
し、各試験体について肉眼によりそのそりやねじれ等の
変形の有無を調べた。結果は、いずれの試験体にもそり
やねじれ等の変形が認められなかった。
#X 150MX 2mmの大きざの試験体5個を切出
し、各試験体について肉眼によりそのそりやねじれ等の
変形の有無を調べた。結果は、いずれの試験体にもそり
やねじれ等の変形が認められなかった。
比較例1
実施例1と同様にしてIHられた成形硬化物を加圧熱処
理することなくそのまま電気炉に入れ、実施例1と同じ
条例で炭素化し、C/C復合材薄板を得た。
理することなくそのまま電気炉に入れ、実施例1と同じ
条例で炭素化し、C/C復合材薄板を得た。
このようにして得られたC/C複合材薄板から、実施例
1と同様に、試験体5個を切出してそのそりやねじれ等
の変形の有無を調べた。結果、いずれの試験体にもそり
やねじれ等の変形が認められた。
1と同様に、試験体5個を切出してそのそりやねじれ等
の変形の有無を調べた。結果、いずれの試験体にもそり
やねじれ等の変形が認められた。
[発明の効果]
本発明方法は、炭素繊維と熱硬化性樹脂とを原料にして
、切削加工の工程が必要になったり製品の歩留が低下す
る等の問題を起こすことなく、そりやねじれ等の変形の
生じないC/C複合材薄肉材料を容易に製造することが
でき、電気炉の内張材や建築用の壁材等のそりやねじれ
が特に問題になる薄板材を製造するのに好適である。
、切削加工の工程が必要になったり製品の歩留が低下す
る等の問題を起こすことなく、そりやねじれ等の変形の
生じないC/C複合材薄肉材料を容易に製造することが
でき、電気炉の内張材や建築用の壁材等のそりやねじれ
が特に問題になる薄板材を製造するのに好適である。
Claims (4)
- (1)炭素繊維と熱硬化性樹脂とを含有する炭素繊維樹
脂混合物を所定の形状に成形し硬化させ、次いで得られ
た成形硬化物を400℃以上の温度で加圧熱処理するこ
とを特徴とする炭素繊維強化炭素薄肉材料の製造方法。 - (2)炭素繊維樹脂混合物が炭素繊維の表面に予め熱硬
化性樹脂を含浸又は塗布して得られたプリプレグである
請求項1記載の炭素繊維強化炭素薄肉材料の製造方法。 - (3)炭素繊維樹脂混合物が炭素繊維と熱硬化性樹脂と
を混練して得られたプリプレグである請求項1記載の炭
素繊維強化炭素薄肉材料の製造方法。 - (4)薄肉材料が薄板材である請求項1ないし3のいず
れかに記載の炭素繊維強化炭素薄肉材料の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63236226A JPH0288461A (ja) | 1988-09-22 | 1988-09-22 | 炭素繊維強化炭素薄肉材料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63236226A JPH0288461A (ja) | 1988-09-22 | 1988-09-22 | 炭素繊維強化炭素薄肉材料の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0288461A true JPH0288461A (ja) | 1990-03-28 |
Family
ID=16997659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63236226A Pending JPH0288461A (ja) | 1988-09-22 | 1988-09-22 | 炭素繊維強化炭素薄肉材料の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0288461A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010128650A3 (ja) * | 2009-05-06 | 2011-01-06 | 株式会社インキュベーション・アライアンス | 炭素材料及びその製造方法 |
-
1988
- 1988-09-22 JP JP63236226A patent/JPH0288461A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP5613662B2 (ja) * | 2009-05-06 | 2014-10-29 | 株式会社インキュベーション・アライアンス | 炭素材料及びその製造方法 |
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