JPH028845A - 画像形成用溶媒塗布装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、シート状記録材料に画像形成溶媒を塗布する
ための塗布装置に関する。

〔従来の技術〕

画像記録材料として、熱現像感光材料は公知であり熱現
像感光材料とそのプロセスについては、例えば写真工学
のｖＥ礎非恨塩写真１　（１９８２年コロナ社発行）の
２４２頁〜２５５頁、１９７８年４月発行映像゛情報４
０頁、ネブレノッ　ハンドブック　オブフォトグラフィ
ー　（Ｎｅｂｌｅｔｔ’ｓ　Ｈａｎｄｂｏｏｋ　ｏｆｌ
’ｂｏＬｏｇｒａｐｈｙ　ａｎｄ　Ｒｅｐｒｏｇｒａｐ
ｈｙ）第７版（７ｔｈ　Ｅｄ、）ファン　ノストランド
　ラインホールド　カンパニー　（Ｖａｎ　Ｎｏ５Ｌｒ
ａｎｄ　Ｒｅ１ｎｈｏｌｄ　Ｃｏ１１ｌｐａｎｙ）の３
２〜３３頁にＩｌｌ！　５Ｍされている。

また、熱現像で色画像（カラー画像）を得る方法につい
ては、多くの方法が提案さ机ている。

加熱により画像状に可動性の色素を放出させ、この可動
性の色素を水などの溶媒によって媒染剤を有する色素固
定材料（受像材料）に転写する方法、５沸点有機溶剤に
より色素固定材料に転写する方法、色素固定材料に内蔵
させた親水性熱溶剤により色素固定材料に転写する方法
、可動性色素が熱拡散性または昇華性であり、支持体等
の色素受容材料に転写する方法が提案されている。（米
国特許第４，４６３，０７９号、同第４，４７４．８６
７号、同第４．４７８，９２７号、同第４　、５０７　
、３８０号、特開昭５８１４９０４６号、同５Ｂ−１４
９０４７号、同５９−１５２４４０号、同５９−１５４
４４５号、同５９−１６５０５４号、同５９−１８０５
４８号、同５９−１６８４３９号、同５９−１７４８３
２号、同５９−１７４８３３号、同５９−１７４８３４
号、同５９−１７４８３５号など）この種の画像形成方
法を実施するための装置として、例えば、特開昭５９−
７５２４７号公報に開示されているように、露光部で露
光へノドを用いて熱現像感光材料へカラー画像を露光し
た後に、熱現像感光材料に例えば水等の画像形成溶媒を
ローラ塗布し、これを熱現像部へと送り、熱現像後の熱
現像感光材料に受像材料を密着して転写部へと送り、転
写部で受像材料へ画像を熱転写する画像記録装置が提案
されている。

前記画像形成溶媒を塗布する他の塗布装置としては、例
えば、水槽内に収容して所定温度に保たれた画像形成溶
媒中に熱現像感光材料を浸漬しながら搬送し、一対のス
クイズローラ間に前記熱現像感光材料を挟持し、膨潤し
た熱現像感光材料から余分な画像形成溶媒を掻き取る構
成のものが考えられる。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述の塗布装置では、充分に画像形成溶媒を膨潤するた
めに、感光材料を１受すだけの長さ及び深さが水槽に必
要であり、さらに、スクイズローラから落ちる溶媒も受
けなければいけないので、さらに長さが必要である。

従って、水槽内の画像形成溶媒の量が多くなり、溶媒を
必要な膨潤量を得るための所定温度に到達させる時間が
長くなり、立ら上がり時間を設定する必要がある。

また、このように溶媒の量が多いと汲み上げや抜き取り
に時間がかかるため、前記画像記録装置の主電源がオン
の時に水槽を満たした後は、電源がオフとなるまで抜き
取りは行なえない。従って、主ｉｔＭがオンの時間が長
くなると多量の溶媒が蒸発して無くなることになり、し
かもこの蒸発したｌ容器が画像記録装置内に露結して、
金属部分のさびの発生や、温度・湿度分布の変化によっ
て感光材料へも悪影響が発生する。

さらに、水槽内の溶媒を比較的高い温度に制御している
ため、溶媒自体が腐りやすく感光材料をｌηしてしまう
という問題がある。

本発明は上述の問題を解決し、画像形成溶媒の汲み上げ
、抜き取りを短時間で行なえる画像形成用溶媒塗布装置
を提供することである。

（課題を解決するための手段） 本発明は上述の目的をシート状記録材料を容器内で加熱
器により所定温度に制御された画像形成溶媒中に浸漬し
ながら搬送し、一対のスクイズローラ間に前記記録材料
を挟持して余分な画像形成溶媒を掻き取る画像形成用溶
媒塗布装置であって、前記容器の底面が前記スクイズロ
ーラの少なくとも重力方向下側を覆う凹部と、該凹部と
連なり前記記録材料を前記対のスクイズローラの挟持部
へ導く滑らかに湾曲した垂直断面を持つ部分とで構成さ
れている画像形成用溶媒塗布装置により解決している。

すなわち、上述のように画像形成溶媒の容器を上述のよ
うに記録材料をガイドする形伏とすることによって、シ
ート状記録材料の浸漬経路付近以外には画像形成溶媒が
存在せず、該容器内の画像形成溶媒の看を少なくするこ
とができる。

従って、該容器内の画像形成溶媒の汲み上げや抜き取り
が容易にかつ早くできる。

また、上記画像形成溶媒としては、例えば水があり、こ
の水は、いわゆる純水に限らず、広く悄習的に使われる
意味での水を含む。また、純水とメタノール、ＤＭＦ、
アセトン、ジイソブチルケトンなどの低沸点溶媒との混
合溶媒でもよい。さらに、画像形成促進剤、カプリ防止
剤、現像停止剤、親水性熱溶媒剤等を含有させた）８液
でもよい。

〔実施態様］ 次に、本発明に係る塗布装置について好適な実施態様を
挙げ、添付の図面を参１（（シながら以下詳細に説明す
る。

なお、実施態様の説明にあたっては、発明の理解を容易
にするために、塗布装置が適用される画像記録装置全体
の構造、作用を説明し、次いで要部の説明を行う。

第１図は、本発明実施態様の塗布装置を備えた画像記録
装置の概略構成図である。なお、本実施態様において、
感光材才４としては、熱現像工程を必要とし、水等の画
像形成溶媒の存在下で、受像層を有する受像材料に画像
を転写形成するタイプのものを用いる場合を示す。

画像記録装置を構成するハウジング１２内には、感光材
ギ−＋Ａを収納した怒光材ギ４供給部１３、原稿Ｓに１
■持された画像情報を読み取る画像読取部１５、感光材
料Ａに対して潜像を形成する露光部１６、感光材１八に
対して水を塗布する水塗布部１７、受像部Ｃを収納した
受像紙供給部４１、感光材料Ａに対して受像紙Ｃを重ね
合わせる重ね合わせ部１９、感光材ＦｌΔ及び受像紙Ｃ
に対して加熱処理を行う加熱現像転写部２１、感光材料
Ａから受像紙Ｃを剥離するＪｌｌ　離部２３がそれぞれ
設けられる。

ハウジング１２の上面部には原稿Ｓを載置する透明な原
稿支持ガラス板１４が配置され、この原稿支持ガラス板
１４の下方には前記画像読取部１５が配置される。

即ら、画像読取部１５は原稿支持ガラス仮１４の前面を
一体で走査する光源１８、ミラー２０ａ、および結像レ
ンズ・フィルタユニットの組立体３０、さらに上記光′
ｔＡ１８等の走査距離のｌ／、だけ同一方向に移動する
ミラー２０ｂ、２０ｃおよび固定ミラー２０ｄ、　２０
ｅ２０「　とを含み、これらは隔壁２２によって囲繞さ
れ、他の部分と光学的に遮断される。但し、この場合、
隔壁２２には、固定ミラー２０「によって反射された画
像読取部１５の光軸３２が通過する部分に前記感光材ｔ
４Ａの露光部１６に係る露光用開口部３４が画成され、
当該露光用開口部３４にはシャッター装置３５およびシ
ャッター制御装置３６が配置される。

また、原稿支持ガラス板１４の近傍には、光［１８に露
光され得るように標準白色板３０２が備えられている。

一方、前記感光材料供給部１３はハウジング１２内の左
側部に設けられ光密に保持される。この感光材料供給部
１３には感光材料Ａを巻装した取り外し自在の感材マガ
ジン５４が装填される。

感光材料供給部１３は感光材料Ａをマガジン５４からｎ
ｉＩ記露光部１Ｇまで搬送するローラ対５６ａ〜５６ｄ
を有する。二の場合、ローラ対５６ａ　、　５６ｂ間に
は感光材ＨＡを所定長毎に切断するカンタ−５８が配設
される。また、ローラ対５Ｇｃ　、　５（ｉｄ間に配設
される露光台６０は画像読取部１５を囲繞する隔壁２２
の底面部に画成した前記露光用開口部３４に臨む。

露光部１６の前方（以下、前方とは感光材料等の進行方
向に関して下流側を示すものとする。）には、ローラ対
５６ｅ及びガイド板からなる搬送路が設けられている。

前記露光部１６は、感光材料Ａに像様露光を行い潜像を
形成し、潜像が形成された感光材ｊ４Ａは前記搬送路を
介して水塗布部１７へ搬送される。

水（２！布部１７は、感光材１八に形成された潜像の転
写を容易にするためのものであり、ローラ対５６「、ス
クイズローラ対１７６、ガイド板１７２及び容器１７４
からなる。そして、容器１７４内に水を満たし、該水中
に感光材１八を浸漬しつつ搬送する。

水が塗布された感光材料Ａは、スクイズローラ対１７６
により重ね合わせ部１９に搬送される。

一方、ハウジング１２の右側部には受像紙Ｃを供給する
受像紙供給部４１が設けられている。該受像紙供給部４
１は、巻回した受像紙Ｃを収納した受像紙マガジン４３
が装填される。マガジン４３内の受像紙Ｃはローラ対５
６ｈにより繰り出され、酸ローラ対５６ｈの前方に配置
されたカッター４４により所定長に切断される。

切断された受像紙Ｃは、ローラ対５６ｉ　により前記重
ね合わせ部１９に搬送される。

重ね合わせ部１９の前方には、重ね合わせた感光材料Ａ
及び受像紙Ｃを加熱し、感光材料Ａ上の潜像を現像して
受像紙Ｃ上に転写する加熱現像転写部２１が設けられる
。

加熱現像転写部２１は、断熱性の隔壁６２によって囲繞
されており、ハロゲンランプ７２を内包する中空円筒状
の加熱ドラム７４と、この加熱ドラム７４の外周面に約
２７０°の角度で巻き付けられ、４つのヘルド支持ロー
ラ７６．７７．７８．８０によって支持されるエンドレ
スヘルド８４とを含み、感光材料Ａ及び受像紙Ｃを重ね
合わせた状態で加熱する。この加熱により、感光材料Ａ
上の潜像が現像されるとともに受像紙Ｃ上に転写されて
発色する。

隔壁６２内には２１１離部２３が設けられ、該剥、ｍ１
１１部２３は、感光材料Ａを受像紙Ｃから剥離するため
の第１剥離爪２３２と、受像紙Ｃを加熱ドラム７４から
剥離するだめの第２剥離爪２３４と、受像紙Ｃを隔壁６
２外に排出するローラ５６ｊ　とからなる。

加熱現像転写部２１の一方の前方には、剥離爪２３２に
より受像紙Ｃからヱｌｌ１Ｆｉｔｌされた加熱後の感光
材料Ａを廃棄する廃棄トレイ１１８及び該廃棄トレイ１
１８内に感光材料Ａを投入するローラ対５６ｋが設けら
れる。該廃棄トレイ１１８は加熱現像転写部２１の下方
に設けられる。また、加熱現像転写部２１の他方の前方
には、加熱後の受像紙Ｃを収容する取り出しトレイ１２
０及び該取り出しトレイ１２０に搬送するローラ対５６
１　、５６１＋＋、　５６ｎが設けられ、画像を転写さ
れた受像紙Ｃは該取り出しトレイ１２０に導出される。

さらに、ローラ対５６ａ＋、５６ｎ間には受像紙Ｃの画
像の色濃度を検出する色濃度検出ユニッ日２４が配置さ
れる。当該色濃度検出ユニッｌ−１２４は受像紙Ｃの画
像面を照明する照明装置１２６と、この照明による受像
紙Ｃからの反射光を受光するカラーフォトセンサ１２８
とからなる。

本装置には、さらに、前記結像レンズ・フィルタユニン
トの組立体３０とフォトセンサ１２Ｂに接続されてハウ
ジング１２内の適所に配置された色濃度制御ユニント１
５０と、当該色濃度制御ユニット１５０、感光材料供給
部１３、画像読取部１５、画像読取部１５の駆動系（図
示せず）、受像紙供給部４１、カンタ−４４，５８、シ
ャッター制御装置３６、水塗布部１７、加熱現像転写部
２１、剥離部２３に接続されて装置全体を制御するシス
テム制御装置（図示せず）が備えられている。

次に、第２図、第３図を参照して前記水字布部１７につ
いて説明する。

第２図は水塗布部１７の概略構成図である。

水塗布部１７は、水を収容した容器１７と、感光材料Ａ
を水中に案内する上ガイド部材１７２と、感光材料Ａを
ガイド部材１７２と容器１７４の第１の底部１７４ａの
ｘ４沿って搬送するローラ対５６ｆ　と、水を塗布され
て膨潤した感光材料Ａから余分な水を掻き取るスクイズ
ローラ対１７６等から構成される。

容器１７４は前述の第１底部１７４ａと第２底部１７４
ｂで構成されている。

該第１底部１７４ａは滑らかな円筒の部分面形状であり
、重力方向下方へふくらみ、軸線は感光材料Ａの搬送方
向に垂直である。ガイド部材１７２はこの第１底部１７
４ａから感光材料への搬送経路を形成する一定の所定間
隔を保つ曲面形状をしている。

ローラ対５６ｆから搬送される感光材料Ａはこの第１底
部１７４ａに導かれ、スクイズローラ対１７６に向う。

容２Ｈ１４のスクイズローラ対１７６の下方にある部分
は第２底部１７４ｂであり、スクイズローラ対１７６の
下側のローラ下方で掻き取られた水の受皿となっている
。

前記第１底部１７４ａの中央部分には、第１底部１７４
ａ内に水を供給するための供給パイプ１６０が取り付け
られ、ポンプ１６４によりタンク１６６から水が必要に
応して水が供給される。このパイプ１６０の水供給口１
６０ａに近接してヒータ１８０があり、水が所定温度に
加熱された後第１底部１７４ａ内に供給される。

第１底部１７４ａと第２底部１７４ｂとの境界部１７５
は第１底部１７４ａの他端よりも低くなっており、水供
給口１６０ａからの水が多い場合、第２底部１７４ｂヘ
オーバーフローする。

一方、第２底部１７４ｂの境界部１７５に対向する他端
には、この境界部と同程度の高さの位置にある排水口１
６５ａから余剰分の水を排出するオーバーフローパイプ
１６５が取付けられている。このオーバーフローパイプ
１６５の他端はタンク１６６へ入っており、余剰分の水
は再利用される。この際フィルタなどを使用して、余剰
分の水のｌη水を取ることはさらに効果的である。

また、ポンプ１６４　とヒータ１８０との間のパイプ１
６０にはタンク１６６へつながるバイパスパイプ１６８
ａが電磁弁１６７ａにより接続されており、第１底部１
７４ａ内の水を抜き、この清浄を行なうときなどに使用
する。同様に、第２底部１７４ｂとオーバーフローパイ
プ１６５　との間も電磁弁１７６ｂを備えたバイパスバ
イブｌ　６８　ｂに、上って繋がれており、同し目的で
第２底部１７４ｂ内の水抜きが行なわれる。

第１底部１７４ａの形状が、上述のように感光材料Ａを
１コーラ対５６ｆからスクイズローラ対１７６へ導くこ
とのできる形状であるので、水は感光材料Ａの搬送経路
近辺のみに満たすことができ、水星が少なくなる。

よって、水の汲み上げ及び抜き取り時間を大幅に短くす
ることができ、さらに容２０１４への供給時に、ヒータ
１８０によって短時間で所定温度にまで温めることがで
き、立上がり時間を設定しなくてもよい。

さらに、画像供給装置の前述した一連の画像記録動作終
了毎に水を容器１７４から抜き取ること及び開始時に汲
み上げることが短時間で可能となり、容器１７４に水を
満たすことを必要な時にのみ行なうことによって、水の
渾発を最小限に抑えることができる。

第２図の塗布装置では、第２底部１７４ｂに水を溜め、
スクイズローラ１７６の下側のローラがこの水に漬かる
ようにして、ある程度の洗浄効果を出しているが、この
ために第２底部１７４ｂを満たす分の水量が増えてしま
う。

従って、電磁弁１６７ｂを取り除くことによって、第１
底部１７４ａから第２底部１７４ｂ内に流れ出る水をタ
ンク１６６まで流してしまい、常に第２底部１７４ｂを
空にしてもよい。

また、前述のようにヒータ１８０によって所定温度に達
した水を水塗布部に入れる以外に、ガイド１７２の上面
及び第１底部１７４ａの下面の両方又は−方に面状のヒ
ータを備える構成としてもよい。

なお、上記実施態様において、スクイズローラ１７６は
、例えば、金属、樹脂等によって成形されてもよい。

本発明は上記実施態様に限定されることはなく、受像材
料に画像形成溶媒を塗布する装置であってもよい。

［発明の効果］ 以上のように、本発明によれば、画像形成溶媒を収容す
る容２ｇが、記録材料を）容器に漬けながらスクイズロ
ーラ方向へ導くガイド板の役目をする第１底部分と、ス
クイズローラより落ちる掻き取られた画像形成ｔ８媒を
受ける第２底部分とに分かれている。

従って、容器内の画像形成溶媒の量が少な（、所定温度
、所定量の溶媒を立ち上がり時間を設定する必要もない
ほど早く汲み上げることができ、画像記録動作毎に汲み
上げ、扱き取りを記録時間に障害なく行なうことが可能
で、これによって溶媒の温度が上昇している時間が短く
なり、画像装置内での茎発を１中えて画像記録装置内の
さびの発生を１印えることができる。

また、溶媒自体が腐ることも抑えることができるため、
記録材料の汚れも防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明実施態様の塗布装置を備えた画像記録
Ｖｔ置の概略構成図、 第２図は、塗布部の概略構成図である。 図中符号： １０−画像記録装置　　　１２−ハウジング１３　　感
光材料記録部　　１４−原稿支持ガラス仮１５　　画像
読取部　　　　１７−水塗布部１８−光源　　　　　　
　Ｉ９−重ね合わせ部２１−・加熱現像転写部　　２３
−・剥離部３〇−結像レンズ・フィルタユニットの組立
体３２一光軸　　　　　　３６−　シャンク−制御装置
４　Ｌ−一受像紙供給部　　　４３−受像紙マガジン４
４．５８　−カッター　　　５４　　感材マガジン５６
ａ〜５６ｎ−ローラ対　６０・−露光台７２・−ハロゲ
ンランプ　　７４−加熱ドラム７６．７７．７８．８０
−一ベルト支持ローラ８４・−エンドレスベルト　１１
８−−１ｉ棄）レイ１２０−取り出しトレイ １２４　−・色濃度検出ユニッ）　　　１２６−照明装
置１２８・・カラーフォトセンサ １５０−・・色濃度制ｉ２１ユニット １５０−−−供給パイブ　　　１６４　　ポンプ１６５
・−・オーバーフローパイプ １６Ｇ−補助水槽 １６８ａ、ｂ−バイパスパイ １７４　　容器 １７４ｂ　　第２底部 １８０　　　ヒータ ３０２−白色板 Ａ−感光材料 １６７ａ、ｂ−・−電磁弁 プ　　１７２−ガイド板 １７４ａ＝−一第１底部 １７６−　スクイズローラ ２３２、２３４・−剥離爪 Ｃ−受像紙

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. シート状記録材料を容器内で加熱器により所定温度に制
   御された画像形成溶媒中に浸漬しながら搬送し、一対の
   スクイズローラ間に前記記録材料を挟持して余分な画像
   形成溶媒を掻き取る画像形成用溶媒塗布装置であって、
   前記容器の底面が前記スクイズローラの少なくとも重力
   方向下側を覆う凹部と、該凹部と連なり前記記録材料を
   前記対のスクイズローラの挟持部へ導く滑らかに湾曲し
   た垂直断面を持つ部分とで構成されている画像形成用溶
   媒塗布装置。