JPH0288227A - 樹脂構造体とその製造方法 - Google Patents

樹脂構造体とその製造方法

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JPH0288227A
JPH0288227A JP63240454A JP24045488A JPH0288227A JP H0288227 A JPH0288227 A JP H0288227A JP 63240454 A JP63240454 A JP 63240454A JP 24045488 A JP24045488 A JP 24045488A JP H0288227 A JPH0288227 A JP H0288227A
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fiber
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Akira Haruhara
昭 春原
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Nissan Shatai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車用パネル等に用いられる樹脂構造体と
その製造方法に関する。
(従来の技術) 従来の樹脂構造体として、例えば、日経ニューマテリア
ル 1988年2月8日号 No、 40(発行 日経
マグロウヒル社)の第25.26頁に記載されているよ
うなものが知られている。
この従来の樹脂構造体は、第4図に示すように、ポリウ
レタンフォームを芯部材100とし、この芯部材100
がガラス繊維201に樹脂202を含浸させた繊維強化
樹脂層200によって覆われた構造となっていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述した従来の樹脂構造体は、芯部材と
して強度の低いポリウレタンフォームが用いられている
ため、スラブから成形する構造体の形状に略合せてスラ
イスカットする等の2次加工時やハンドリング時に割れ
易いという問題点があった。
また、この樹脂構造体に荷重が加わった場合、ポリウレ
タンフォームのセルがつぶれ、部分的座屈が発生しやす
い状態となってしまうという問題点があった。
本発明は、上述のような従来の問題点を解決するために
なされてもので、強度的に優れると共に割れ等の不具合
を防止し、かつ、軽量な樹脂構造体とその製造方法を提
供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成するために、本発明の樹脂構造体は、
ハニカム材の表裏両面全体にフオームシートを接着して
芯部材が形成され、該芯部材が。
樹脂が含浸された強化繊維材を有する中間層と、この中
間層を覆った樹脂表面層とによる繊維強化樹脂層で覆わ
れている手段とした。
また、その製造方法は、ハニカム材の表裏両面全体にフ
オームシートを接着して芯部材を形成し1次に、前記芯
部材を強化繊維材で包んで、これを成形型にセットし、
そして、その成形型内に樹脂を注型し、前記強化繊維材
に樹脂が含浸されると共に、この強化繊維材の表面に樹
脂層が形成された状態で樹脂を硬化させるようにした。
(作 用) 本発明の樹脂構造体では、芯部材として用いたハニカム
材が、座屈強度を得るための無数のリブとして作用し、
荷重を全体的に分散させる。
また、ハニカム材は、両面をフオームシートで覆ってい
るので、繊維強化樹脂層の成形時にハニカム材の中空部
に樹脂が浸入することがない。
(実施例)− 以下、本発明の実施例を図面により詳述する。
第1図は本発明実施例の樹脂構造体を示す一部切欠状態
の斜視図、第2図は本実施例樹脂構造体の構造を示す拡
大断面図である。
図中lは実施例の樹脂構造体であって、この樹脂構造体
1は、自動車のエンジンフードとして成形されており、
芯部材2が繊維強化樹脂層3によって覆われた構造とな
っている。
前記芯部材2は、多数の6角形コアが連続成形されたア
ルミによるハニカム材20と、このハニカム材20の表
裏両面を覆った、ポリウレタンによるフオームシート2
1とで構成されている。この場合、ハニカム材20とフ
オームシート21の接着は、フオームシート21にウレ
タン樹脂を含浸発泡させることで行なわれている。
尚、フオームシート21とハニカム材20は接着剤を含
浸させる等地の仕方で接合しても良い。
また、前記ハニカム材20は5紙や樹脂の板等を材料と
したものでもよい。
前記繊維強化樹脂層3は、エポキシ樹脂31が含浸され
た強化繊維材30を有する中間層3aと、この中間層3
aの外表面を覆って形成されたエポキシ樹脂31による
樹脂表面層3bとで形成されている。
ここで、中間層3aを形成する強化繊維材30としては
、ガラス繊維、カーボン繊維、ポリアラミド繊維、ビニ
ロン繊維等のマットやクロスが用いられる。
また、樹脂表面層3bの樹脂としては、エポキシ、ウレ
タン、不飽和ポリエステル等が用いられる。
次に、第3図は、前記樹脂構造体lの製造方法を示す工
程図であって、以下、その製造方法を説明する。
まず、芯部材2の成形は、第3図(イ)に示すように、
下型40に塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン
等による離型フィルム50をセットし、その上に、ウレ
タン樹脂を含浸させた状態の2〜5mm程度のポリウレ
タンによるフオームシート21をセットする。
次に、このフオームシーt−21の上にハニカム材20
をセットし、その上に、今度は逆にウレタン樹脂を含浸
させたフオームシート21をセットし、さらにその上に
、離型フィルム50を敷き、その後、上型41と下型4
0を型締めしてキュアする。
そして、所定のキュア終了後、第3図C口)に示すよう
に、両型40.41を開いて脱型し、離型フィルム50
.50を取り除いた後、周囲のパリを取り除く等のトリ
ミングを施し、芯部材2を形成する。
次に、上述のようにして成形した芯部材2を繊維強化層
3により覆って樹脂構造体lを製造するもので、まず、
上型60及び下型61に離型剤を塗布し、さらに1両型
60.61に対し、第3図(ハ)に示すように、離型剤
の上からゲルコート7をスプレー塗布してキュアさせる
。尚、このゲルコート7は、製品の表面品質を向上させ
るためのもので、製品の色彩と同色の顔料を添加してお
くと、製品塗装時の仕上りが良好となる。また、このゲ
ルコート塗布行程は必ずしも必要でない。
次に、上述のゲルコート塗布工程を終えた後、第3図(
ニ)のように前記芯部材2を強化繊維材30で包み込ん
だものを下型61にセットし、上型60と下型61を型
締めする。
そして、この型締め後、エポキシ樹脂31を注型するも
ので、この場合、エポキシ樹脂31と硬化材32とをポ
ンプ80.81で圧送しながらミキシングし、上型60
に形成した注入口82から注型させ、キュアさせる。こ
のようにして、強化繊維材30の内部にまで、エポキシ
樹脂31が含浸され、エポキシ樹脂31が含浸された強
化繊維材30から成る中間層3aと、この中間層3aの
表面にエポキシ樹脂31のみからなる樹脂表面層3bが
形成される。
その後、前記エポキシ樹脂31を所定にキュアせだ後、
両型60.61を開いて脱型し、成形された樹脂構造体
lをトリミングすることで製造工程が完了する。
このようにして製造された樹脂構造体1は、芯部材2と
して用いたハニカム材20が座屈強度を得るための無数
のリブとして作用し、かつ荷重を全体的に分散させるこ
とになる。
また、芯部材2について、ハニカム材20の両面をフオ
ームシート21で覆った理由は、このフオームシー)−
21がなければ繊維強化樹脂層3の成形時に、ハニカム
材20の中空部にエポキシ樹脂31が浸入して製品重量
が重たくなってしまうからであり、このフオームシート
21を設けることで、エポキシ樹脂31がハニカム材2
0の中空部に浸入するのを防止することができ、これに
よって、芯材2の重量増を防止できる。
(発明の効果) 以上説明してきたように1本発明よれば、ハニカム材を
芯部材として用いていて、ポリウレタンフォームを芯部
材とした従来品に比べて、座屈強度を大幅に向上させる
ことができ、また、ハニカム材によって荷重が分散され
るため、2次加工時やハンドリングどきの割れを防止す
ることができるという効果が得られる。
また、繊維強化樹脂層の成形時に、樹脂がハニカム材の
中空部に侵入するのを阻止することができるため、中空
部が樹脂によって埋まることによる重量の増化を防止し
て製品の軽量化を図ることができるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の樹脂構造体を示す一部切欠状態
の斜視図、第2図は実施例樹脂構造体の構造を示す拡大
断面図、第3図は該樹脂構造体の製造方法を示す工程図
、第4図は従来技術の説明図である。 ■・・・樹脂構造体 2・・・芯部材 3・・・繊維強化樹脂層 3a・・・中間層 3b・・・樹脂表面層 20・・・ハニカム材 21・・・フオームシート 30・・・強化繊維材 31・・・エポキシ樹脂

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)ハニカム材の表裏両面全体にフォームシートを接着
    して芯部材が形成され、 該芯部材が、樹脂が含浸された強化繊維材を有する中間
    層と、この中間層を覆った樹脂表面層とによる繊維強化
    樹脂層で覆われていることを特徴とする樹脂構造体。 2)ハニカム材の表裏両面全体にフォームシートを接着
    して芯部材を形成し、 次に、前記芯部材を強化繊維材で包んで、これを成形型
    にセットし、 そして、その成形型内に樹脂を注型し、前記強化繊維材
    に樹脂が含浸されると共に、この強化繊維材の表面に樹
    脂層が形成された状態で樹脂を硬化させることを特徴と
    した樹脂構造体の製造方法。
JP63240454A 1988-09-26 1988-09-26 樹脂構造体とその製造方法 Granted JPH0288227A (ja)

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