JPH028720A - 温度検知体 - Google Patents

温度検知体

Info

Publication number
JPH028720A
JPH028720A JP15686488A JP15686488A JPH028720A JP H028720 A JPH028720 A JP H028720A JP 15686488 A JP15686488 A JP 15686488A JP 15686488 A JP15686488 A JP 15686488A JP H028720 A JPH028720 A JP H028720A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capsule
liquid
water based
based liquid
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15686488A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Isobe
磯部 安司
Akio Odera
章夫 大寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toagosei Co Ltd
Original Assignee
Toagosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toagosei Co Ltd filed Critical Toagosei Co Ltd
Priority to JP15686488A priority Critical patent/JPH028720A/ja
Publication of JPH028720A publication Critical patent/JPH028720A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)発明の目的 [産業上の利用分野] 本発明は低温状態に保持されている物品が、それより高
いある温度を越えた状態に置かれた事実を視覚的に確認
することを可能とする検知体に関するものであり、本発
明の検知体は、例えば冷凍食品がその貯蔵中に何らかの
理由によって気付かないうちに解凍状態に置かれ、その
後再び冷凍されたような場合に、本発明の温度検知体を
使用していれば、解凍状態を経た事実を簡単に視認する
ことができ、冷凍食品の品質管理を容易にかつより完全
に行うことができる。
[従来技術] 温度上昇または温度上昇の履歴を明らかにする検知体と
しては、特定の温度以上で化学反応を開始し、色相が変
化する化学物質を塗布したラベルが知られている。
[本発明が解決しようとする課題] しかしこのラベルは化学反応を利用しているため、高価
な点に問題がある。
(ロ)発明の構成 [課題を解決するための手段] 本発明は、水系液体を内包物とする凍結破壊性カプセル
体と液状物質とを、透明ないし半透明の閉鎖容器内に両
者を接触させて収納してなり、前記水系液体および/ま
たは前記液状物質は、他方との接触により変色、着色ま
たは発色する成分からなることを特徴とする温度検知体
に関するものである。
以下、図面に従って本発明を具体的に説明する。
第1図は、本発明に係る検知体の説明図であり、第2図
は第1図の中央縦断面図である。
各図中、1は水系液体を内包物とする凍結破壊性カプセ
ル体である。
このカプセル体は凍結破壊性すなわち内包物である水系
液体が凍結した亡き、その体積膨張によって壁膜の一部
ないし全部が破壊される性質を有するものであって、例
えば疎水性溶媒に壁膜を形成する樹脂を溶解した溶液に
、水系液体を微滴状に分散させ、得られた懸濁液を更に
水媒体中に分散させ、次いで疎水性溶媒を除去する方法
(水中乾燥法)により生産性よく得ることができる。
後述のとおり水系液体とカプセル体の周囲に存在してい
る液状物質は、両者の接触により少なくともいずれか一
方が変色、着色または発色するような成分からなってい
る。
水系液体のベースとなるのは、水の他にその融点を下げ
ることを目的としてエタノール、酢酸またはブドウ糖等
の水溶性有機物;食塩、塩化カリウム、塩化マグネシウ
ム、鉄(II)塩または鉄(■)塩等の水溶性無機物を
混合溶解して使用することができ、これらの有機物また
は無機物の種類と含有量を選択することにより、水系液
体の融点を検知したい温度に応じて自由に設定すること
ができる。
特に該有機溶媒としてグリセリンを用い、水中乾燥法に
よって製造すると、カプセル体の内包物の含有率が大き
くなり、生産性が著しく向上するので好ましい。
凍結破壊性カプセル体の壁膜を形成する樹脂としては、
ポリスチレン系樹脂が本発明に適したカプセル体を生産
性よく得ることができて好ましい。
ポリスチレン系樹脂としては、ポリスチレン以外に、ス
チレン置換体の単独重合体、スチレンまたはスチレン置
換体と他の単量体との共重合体が挙げられ、具体的には
ポリビニルトルエン、スチレンとメチルメタクリレート
の共重合体、スチレンとα−メチルスチレンとの共重合
体、p−クロロスチレン等が挙げられる。
更にポリスチレン系樹脂と共に顔料または染料を用いて
、着色したカプセル体壁膜を形成させると、変色、着色
または発色の視認が容易になるので好ましい。
各図中、2は液状物質である。
カプセル内の水系液体が一度凍結した時、内包物の急激
な体積膨張によりカプセル壁膜に微細なりラックが発生
し、その後解凍した時、水系液体は液状物質と接触し、
その結果呈色する。
液状物質としては、カプセル皮膜に悪影響を与えないも
のであり、かつ水系液体の融点付近において水系液体を
拡散できるものが適しており、そのベースとなるものは
水、水と親水性有機溶剤との混合溶液、含水状の有機ま
たは無機のゲル状物質等である。
前記水系液体および/または前記液状物質は、それ自体
が他方との接触により変色、着色または発色する成分か
らなるか、またはかかる成分を含有しており、かかる成
分の例として下記のようなものがある。
■水系液体が染料を含有している場合は、液状物質に特
に変色成分等を含ませる必要がなく、安価な検知体を得
ることができ本発明において最も好ましい態様である。
■水系液体または液状物質の一方に、酸化又は還元作用
により発色を起こす無色の染料前駆体を含有させ、他方
に酸化剤又は還元剤を含有させる場合。
例えば還元され無色のメチレンブルーと、鉄(■)のよ
うな酸化剤の組合せがあり、この場合は両者が接触する
ことによりメチレンブルーが発色する。
また上記以外に、ヨウ化カリウムと酢酸の水溶液を一方
に、他方に過酸化水素水溶液を用いれば、両者の接触に
より褐色が発色する。
■一方が染料を含有し、他方に酸化剤または還元剤を含
有させ、両者の接触により染料の色が消色される場合。
例えば一方がメチレンブルーで、他方がスズ(n)、ア
ミン又はキノン類等の還元剤の組合せがあり、両者が接
触することによりメチレンブルーが消色される。
■水系液体または前記液状物質の少なくとも一方が、始
めから有色で、両者の接触によりその色相が変わる場合
例えばヨード水(黄色)にデンプン水溶液を接触させる
と紫色に変色させることができる。
また液状物質は呈色作用以外に、カプセル体を外圧から
保護するクツション材としての作用も有する。
各図中、3はカプセル体及び液状物質を接触収納させる
透明ないし半透明の閉鎖容器である。
この容器は液状物質が透過しないもので、かつ液状物質
の呈色状況が外かられかるように、無色であることが好
ましい。
形状は自由で、材質はポリエチレン等のプラスチックま
たはガラスが挙げられるが、耐久性、価格の安さ、重量
および小型化が容易な点等から透明なプラスチック製の
容器が最も好ましい。
閉鎖容器に収納させるカプセル体は、1種類でもよいが
、融点が異なる水系液体を内包物とするカプセル体を2
種または3種以上収納させることによって、いくつかの
異なる温度の履歴を一つの検知体で感知することができ
る。
またカプセル体が容器内を自由に動き回ると呈色を感知
し難いような場合には、容器内にカプセル体は通過でき
ない有孔の隔膜を設け、カプセル体を一方に閉じ込めて
移動できないようにすることもできる。更に本発明の検
知体を他の物品に貼着できるように、裏側に粘着剤を存
在させることもできる。
〔作用〕
カプセル体を低温下に置くと内包する水系液体は凍結し
、急激な体積膨張によってカプセル体皮膜に微細なりラ
ックが発生する。
その後解凍すると、水系液体がクラック部からカプセル
外に漏出し、カプセル外に存在する液状物質および/ま
たは水系液体を変色させる。
この状況に至ると、再度凍結状態に戻しても、その色は
変色後のままである。
従って本発明の検知体を他の物品に付着させることによ
り、この物品の低温度における温度履歴を簡便に知るこ
とができるのである。
[実施例] 以下に実施例を示して、本発明を更に具体的に説明する
が、これらの例によって本発明が限定されるものではな
い。
実施例1 用型撹拌翼を有する撹拌機、窒素吹き込み用ノズル及び
液面に純水を散水するためのリング状散水機を付帯した
32ビーカーにスタイロン679(数平均分子量lO万
のポリスチレン、旭化成■製)105gと塩化メチレン
920gからなる溶液を仕込み、600rpmの攪拌下
で純水250g、グリセリン110g及びメチレンブル
ー3゜6gよりなる水系液体を加え、2分間攪拌した。
その後、1重量%濃度ゼラチン水溶液1400gを投入
し、投入後ただちに窒素を液中に吹き込み、同時に液面
に皮膜が形成しないよう純水を散布して45°Cで3時
間保持した。
生成した懸濁状のカプセルを真空濾過機で濾過し、水で
洗浄し、再度同様に濾過してカプセル体を得た。
次に縦701、横50mm、厚さ4umの上端でシール
可能なポリエチレン製袋に、上記のカプセル体0.20
 g及び30重量%濃度グリセリン水溶液0、40 g
を入れ、シールして、本発明の検知体を得た。
この検知体を一15°Cに冷却して、7日間保持した後
、徐々に昇温しで室温に到らしめたところ、−10°C
において液状物質に濃い青色の呈色が見られた。
これにより当該検知体は一15°Cに冷却後一定の期間
を経ても液状物質に青色の呈色を示さなければ、−10
°C以上の温度の履歴を経なかったことが判る。
実施例2 染料溶液として純水320g、グリセリン40g及びメ
チレンブルー3.6gよりなる水溶)夜を用いた以外は
実施例1と同じ条件でカプセル体を製造した。
次いで実施例1で使用したものと同じ袋を用いて、上記
カプセル体0.20 g及び10重量%濃度グリセリン
水溶液0.40を入れ、シールし、検知体を得た。
この検知体を一5°Cまで冷却して7日間保持した後、
徐々に昇温したところ、0°Cにおいて液状物質に濃い
青色の呈色が見られた。
これにより当該検知体は一5°Cに冷却後一定の期間を
経ても液状物質に青色の呈色を示さなければ、0°C以
上の温度の履歴を経なかったことが判る。
(ハ)発明の効果 本発明の検知体は、その付着した物品または置かれた雰
囲気の温度の上昇および過去に温度上昇があった履歴を
確実に示すものであり、かつ安価であるため、冷凍食品
等の品質管理等に広く用いられるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る検知体の説明図であり、第2図
は第1図の中央縦断面図である。 1・・・水系液体を内包物とする凍結破壊性カプセル体 2・・・液状物質 3・・・カプセル体および液状物質を収納する閉鎖容器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、水系液体を内包物とする凍結破壊性カプセル体と液
    状物質とを、透明ないし半透明の閉鎖容器内に両者を接
    触させて収納してなり、前記水系液体および/または前
    記液状物質は、他方との接触により変色、着色または発
    色する成分からなることを特徴とする温度検知体。
JP15686488A 1988-06-27 1988-06-27 温度検知体 Pending JPH028720A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15686488A JPH028720A (ja) 1988-06-27 1988-06-27 温度検知体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15686488A JPH028720A (ja) 1988-06-27 1988-06-27 温度検知体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH028720A true JPH028720A (ja) 1990-01-12

Family

ID=15637059

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15686488A Pending JPH028720A (ja) 1988-06-27 1988-06-27 温度検知体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH028720A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5215378A (en) * 1992-04-17 1993-06-01 Introtech, Inc. Dual temperature indicator
JP2004502704A (ja) * 2000-06-30 2004-01-29 ジラ・インク 上皮癌の検出のためのメチレンブルー診断剤および診断方法
JP2011528813A (ja) * 2008-07-21 2011-11-24 ナノフォーカス インコーポレイテッド 高温露出の履歴確認表示物

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5215378A (en) * 1992-04-17 1993-06-01 Introtech, Inc. Dual temperature indicator
JP2004502704A (ja) * 2000-06-30 2004-01-29 ジラ・インク 上皮癌の検出のためのメチレンブルー診断剤および診断方法
JP2011528813A (ja) * 2008-07-21 2011-11-24 ナノフォーカス インコーポレイテッド 高温露出の履歴確認表示物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4812053A (en) Activatable time-temperature indicator
US6694913B2 (en) Changed condition indicator
US20100020846A1 (en) Irreversible Coolness Indicator
US3446596A (en) Analytical package and method
US10247713B2 (en) Time passage indicator
EP2904385B1 (en) Indicator device
US9689749B2 (en) Time-temperature indicator system I
US5501945A (en) Method of using multichromic polymers in packaging
US4148748A (en) Nonreversible freeze-thaw indicator
AU2002329716A1 (en) Changed condition indicator
US4094642A (en) Indicator for ethylene oxide gas
JP2003511695A (ja) 全履歴時間−温度インジケーターシステム
FR2702046A1 (fr) Indicateur thermosensible.
CA1287290C (en) Activatable time-temperature indicator
WO2012080704A1 (en) Indicator, application thereof and related products
Liu et al. Research progress of packaging indicating materials for real-time monitoring of food quality
JP2020101535A (ja) 鮮明な発色粒子を備える印刷センサ
JPH028720A (ja) 温度検知体
JPS6230959A (ja) 酸素の存在を検出するための組成物、その製法及びそれを用いた酸素検出器
JP2022519947A (ja) 熱変色性温度センサ
US20190011318A1 (en) High Pressure Processing Pressure Sensor
JPH0269628A (ja) 温度検知体
Li et al. Materials Express
JPH02276931A (ja) 温度検知体
JP2003202293A (ja) 酸素拡散量による品質管理