JPH0287131A - カメラのセルフタイマー表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、カメラのセルフタイマー表示装置に関するも
のであり、ＡＥ及び／又はＡＰ機能を備えるレンズシャ
ッターカメラのセルフタイマー表示に特に適するもので
ある。

［従来の技術］ セルフタイマー撮影が可能なカメラにおいては、レリー
ズされるタイミングを被撮影者に知らせるために、光に
よるレリーズ予告信号を発することがある。この場合、
カメラにはセルフタイマー撮影時において点滅光を被撮
影者に向けて放射するセルフタイマー表示窓を設ける必
要がある。

一方、最近のカメラにはＡＥ（自動露出調節）やＡＦ（
自動焦点調節）の機能を備えるものが多い。

レンズシャッターカメラでは、これらの機能を非ＴＴＬ
方式で実現することになるので、カメラの前面にはＡＥ
用の測光窓やＡＦ用の測距窓が必要となる。また、レン
ズシャッターカメラでは、ファインダー光学系も非ＴＴ
Ｌ方式となるので、カメラの前面にはファインダー窓も
当然必要となる。

さらに、低輝度時や逆光時のフラッシュ自動発光機能を
設ける場合には、フラッシュ発光窓も必要となる。その
上に更にセルフタイマー表示機能を追加しようとすると
、セルフタイマー表示窓も設ける必要がある。

［発明が解決しようとする課題］ 上述のように、レンズシャッターカメラでは、撮影光学
系とその他の光学系（ファインダー光学系、測光光学系
、測距光学系等）が別設される非ＴＴＬ方式を用いてい
る。このため、カメラ前面には、撮影レンズとファイン
ダー窓を備える他に、多機能化につれて、ＡＥ用の測光
窓、ＡＦ用の測距窓、フラッシュ発光窓、セルフタイマ
ー表示窓などが配置されることになり、カメラ前面の開
口窓の数が多くなるという問題があった。

本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、非ＴＴＬ方式の測光、測距又は
ファインダー光学系を備えるカメラのセルフタイマー表
示装置において、測光窓、測距窓又はファインダー窓の
いずれかをセルフタイマー表示窓と兼用して、カメラ前
面の開口窓の数を減らすことにある。

［課題を解決するための手段］ 本発明にあっては、上記の課題を解決するために、第１
図及び第２図に示すように、非ＴＴＬ方式の測光光学系
を備えるカメラのセルフタイマー表示装置であって、カ
メラの前面に設けた開口窓（測光窓１）にホログラム板
２を配し、ホログラム板２の後方にホログラム板２を素
通りした非回折光を利用して測光を行う測光光学系３を
配し、セルフタイマー撮影時に回折光によるセルフタイ
マー表示が被写体側から見えるようにホログラム板２に
参照光を照射する発光素子４を測光光学系３の光路外に
配して成ることを特徴とするものである。

なお、測光窓１に代えて、測距用の投光窓５、受光窓６
又はファインダー窓７にホログラム板２を配しても構わ
ない。

［作用］ 第４図は本発明に用いるホログラムの原理説明図である
。同図（ａ）はホログラムの記録時の動作を示している
。ホログラム記録時には、レーザー発光装置１０からの
レーザー光（コヒーレント光）をビームスプリッタ１１
により２分し、一方を被写体の照明光とし、他方を被写
体１２からの反射光と干渉する参照光とする。ホログラ
ム用感光材料１３には被写体１２からの反射光と参照光
の干渉縞が記録され、これを現像処理することにより、
ホログラム板２が得られる。同図（ｂ）はホログラムの
再生時の動作を示している。ホログラム再生時には、前
述のホログラム板２を参照光位置よりレーザー光で照明
する。このレーザー光はホログラム板２を透過する際に
、ホログラム板２に記録された干渉縞により回折され、
その透過回折光により被写体の立体像１２°が元の被写
体位置に浮かび上がる。なお、ホログラム板２は法線方
向に入射する光には影響を与えず、そのまま透過させる
。

本発明はこのポログラムの原理を利用して、セルフタイ
マー撮影時にのみ測光窓１にセルフタイマー表示を浮か
び上がらせるようにしたものである。つまり、本発明で
はカメラの前面に設けた開口窓（測光窓１）にホログラ
ム板２を配し、このホログラム板２の後方にホログラム
板２を素通りした非回折光を利用して測光を行う測光光
学系３を配しているので、ホログラム板２は測光用の光
束には影響を与えず、カメラ前面の開口窓は通常の測光
窓１として作用する０次に、セルフタイマー撮影時には
、回折光によるセルフタイマー表示が被写体側から見え
るように、測光光学系３の光路外に配した発光素子４か
らホログラム板２に参照光を照射するようにしたから、
カメラ前面の開口窓はセルフタイマー表示窓として作用
するものである。

なお、測光窓１に代えて測距用の投光窓５、受光窓６又
はファインダー窓７にホログラム板２を配置した場合に
は、投光窓５、受光窓６又はファインダー窓７がセルフ
タイマー撮影時においてセルフタイマー表示窓となるも
のである。

［実施例コ 第１図は本発明の一実施例の概略構成図である。

本実施例にあっては、カメラ前面の測光窓１にホログラ
ム板２を配し、ホログラム板２の後方に、測光レンズ３
Ａ及び測光用の受光素子３Ｂよりなる測光光学系３を配
している。被写体からの光のうち、ホログラム板２で回
折せずにそのまま透過した光を測光レンズ３Ａで集光し
、受光素子３Ｂにより電気信号に変換して被写体輝度を
測光する。

この測光用の光束を妨げない位置に、半導体レーザーよ
りなる発光素子４が配されている。この発光素子４から
照射されたコヒーレント光は、測光レンズ３Ａを通して
ホログラム再生用の参照光となる。参照光は、ホログラ
ム板２を透過する際に、その干渉縞により回折され、そ
の透過回折光により、被写体側から見えるようにセルフ
タイマー表示を浮かび上がらせる。

なお、セルフタイマー表示に余り厳密な像を必要としな
い場合には、発光素子４として非コヒーレント光を発生
する発光ダイオードを用いても良い、この場合、ホログ
ラム板２も非コヒーレント光で動作するものを用いるこ
とは言うまでもない。

第２図は本実施例のセルフタイマー表示装置を備えたレ
ンズシャッターカメラＬＳの正面図である。カメラ前面
には、撮影レンズ８の池に、非ＴＴＬ方式のファインダ
ー窓７、測距用の投光窓５と受光窓６、測光窓１、フラ
ッシュ発光窓９が設けられている。本実施例では、測光
窓１にホログラム板２を配しているので、参照光を照射
すると、第２図に示すように、セルフタイマー表示用の
ホログラム再生パターンが測光窓１に表示される。

第３図は本発明の他の実施例の概略構成図である。本実
施例にあっては、測距用の投光窓５（第２図参照）をセ
ルフタイマー表示窓と兼用したものである。本実施例の
測距光学系は、いわゆる三角測距方式等を用いて被写体
距離を測定するものである。投光光学系は、投光用レン
ズ５０と、その光軸上に配された発光素子５１を含んで
いる。

また、受光光学系は、受光用レンズ６０と、その光軸に
対して垂直方向に列設された複数の受光素子６１〜６５
を含んでいる０発光素子５１は例えば赤外線波長域の光
を放射する発光ダイオードよりなり、受光素子６１〜６
５は例えば赤外線波長域の光に感応するシリコンフォト
ダイオードよりなる。各レンズ５０．６０の配列方向及
び各素子５１．６１〜６５の配列方向は平行とされてい
る。

発光素子５１から放射された赤外光は、投光レンズ５０
及びホログラム板２を介して被写体に投光される。この
際、投光用の光束はホログラム板２で回折されず、その
まま透過する。被写体にて反射された赤外光は受光レン
ズ６０にて集光され、受光素子６１〜６５のいずれかに
より受光される。

近距離の被写体であれば、発光素子５１がら遠い受光素
子６１，６２．・・・にて反射光が受光され、遠距離の
被写体であれば、発光素子５１に近い受光素子６５．６
４．・・・にて反射光が受光されるので、どの受光素子
で反射光が受光されたかにより、被写体距離が検出され
る。

表示用の発光素子４は、半導体レーザーよりなり、測距
用の発光素子５１及び受光素子６１〜６５と同じ基板７
０に実装されている。表示用の発光素子４から放射され
たコヒーレント光は、投光レンズ５０を通してホログラ
ム再生用の参照光となる。参照光は、ホログラム板２を
透過する際に、その干渉縞により回折され、その透過回
折光によリ、被写体側から見えるようにセルフタイマー
表示を浮かび上がらせる。

なお、受光窓６にホログラム板を配することも考えられ
るが、三角測距方式を用いているので、受光窓６からの
入射光は肢写体距離に応じて入射角度が変化することに
なり、ホログラム板２による回折の影響を受けやすい。

一方、投光窓５からの投射光は投射角度が一定（ホログ
ラム板２の法線方向）であるので、ホログラム板２によ
る回折の影響を受けに＜＜、仮に影響を受けても影響の
度合は一定している。したがって、図示実施例のように
、投光窓５にホログラム板２を配置する方が好ましい。

また、特に図示しないが、ファインダー窓７にホログラ
ム板を設け、このホログラム板の後方にファインダー光
学系を配置し、ファインダー光学系の光路外に配した発
光素子からの参照光によりホログラム板を照明して、被
写体側から見えるようにセルフタイマー表示を行うよう
にしても構わない。一般にセルフタイマー撮影時には撮
影者はファインダー光学系の接眼レンズから目を離して
いるので、ファインダー光学系の光路中に半導体レーザ
ーによる参照光を照射しても、撮影者が眩しさを感じる
ことはない。

なお、フラッシュ発光窓９にホログラム板を配すると、
ホログラム板の干渉縞が撮影される恐れがあるので、好
ましくないと考えられる。

［発明の効果〕 本発明によれば、非ＴＴＬ方式の測光、測距又はファイ
ンダー光学系を備えるカメラのセルフタイマー表示装置
において、ホログラムの原理を利用して、測光窓、測距
窓又はファインダー窓のいずれかにセルフタイマー撮影
時にのみ被写体側から見えるようにセルフタイマー表示
を行うようにしなので、測光窓、測距窓又はファインダ
ー窓のいずれかをセルフタイマー表示窓と兼用して、カ
メラ前面の開口窓の数を減らずことができるという効果
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の概略構成図、第２図は同上
の正面図、第３図は本発明の他の実施例の概略構成図、
第４図（ａ）、（ｂ）は本発明の作用説明図である。 １は測光窓、２はホログラム板、３は測光光学系、４は
発光素子、５は投光窓、６は受光窓、７はファインダー
窓である。 第１図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）非ＴＴＬ方式の測光光学系を備えるカメラのセル
   フタイマー表示装置であって、カメラの前面に設けた開
   口窓にホログラム板を配し、ホログラム板の後方にホロ
   グラム板を素通りした非回折光を利用して測光を行う測
   光光学系を配し、セルフタイマー撮影時に回折光による
   セルフタイマー表示が被写体側から見えるようにホログ
   ラム板に参照光を照射する発光素子を測光光学系の光路
   外に配して成ることを特徴とするカメラのセルフタイマ
   ー表示装置。
2. （２）非ＴＴＬ方式の測距光学系を備えるカメラのセル
   フタイマー表示装置であって、カメラの前面に設けた開
   口窓にホログラム板を配し、ホログラム板の後方にホロ
   グラム板を素通りした非回折光を利用して測距を行う測
   距光学系を配し、セルフタイマー撮影時に回折光による
   セルフタイマー表示が被写体側から見えるようにホログ
   ラム板に参照光を照射する発光素子を測距光学系の光路
   外に配して成ることを特徴とするカメラのセルフタイマ
   ー表示装置。
3. （３）非ＴＴＬ方式のファインダー光学系を備えるカメ
   ラのセルフタイマー表示装置であって、カメラの前面に
   設けた開口窓にホログラム板を配し、ホログラム板の後
   方にホログラム板を素通りした非回折光を利用してファ
   インダー視野を形成するファインダー光学系を配し、セ
   ルフタイマー撮影時に回折光によるセルフタイマー表示
   が被写体側から見えるようにホログラム板に参照光を照
   射する発光素子をファインダー光学系の光路外に配して
   成ることを特徴とするカメラのセルフタイマー表示装置
   。