JPH0286667A - 泡沫状孔版印刷用インク - Google Patents

泡沫状孔版印刷用インク

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JPH0286667A
JPH0286667A JP63237372A JP23737288A JPH0286667A JP H0286667 A JPH0286667 A JP H0286667A JP 63237372 A JP63237372 A JP 63237372A JP 23737288 A JP23737288 A JP 23737288A JP H0286667 A JPH0286667 A JP H0286667A
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Mitsuo Osato
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は泡沫状孔版印刷用インクに係り、特に輪転謄写
印刷機に好適に使用される泡沫状孔版印刷用インクに関
する。
〔従来の技術〕
従来、孔版印刷用インクとして、各種油(樹脂)をベー
スとした油性インクやW10型エマルジョンインクが使
用されている。しかし、輪転謄写印刷機の特性上、いず
れも高粘度および低流動性の半液状インクを使用せざる
を得す、そのため印刷作業性、印刷画像性等に次のよう
な問題があった。
(1)低温度および高温度において、安定した鮮明な印
刷物を得ることができない。例えばO′C以下の低温度
では、インクの粘度が上昇するため、印刷機の版胴から
のインクの用紙への移転が悪くなり、印刷濃度の低下お
よび印刷画像のカスレが発生する。また版胴上に均一に
インクが充分保持できるようになるまで印刷に使用した
紙の枚数(ヤレ枚数)が増加する。一方、高温度では、
インクの粘度が低下して高流動性となるため1、版胴か
らの転移が過剰となり、ニジミによる画像鮮明度の低下
、版胴からの用紙の剥離不良(舞い上がり)および裏移
り(重ねた印刷用紙の裏側に直前の印刷物のインクが付
着すること)が発生する。
(2)版胴を放置するような場合に備えてインクの流出
(タレ)を防止するため、インクを高粘度および高タッ
ク(粘着性)に調製して流動性を抑えると、版胴からの
印刷用紙の剥離不良(nい上がり)が発生することがあ
る。
(3)高粘度、低流動性のインクを供給するため、ポン
プなどのインク供給装置の負荷が増加し、またインク供
給装置の大型化、機構上の複雑化等機械設計上の問題が
ある。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、前記従来技術の問題点を除去し、温度
に影響されずに安定した鮮明な印刷物を得ることができ
、用紙の舞い上がりやインクの裏移りが発生せず、かつ
インク供給装置を簡便にすることができる泡沫状孔版印
刷用インクを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕 本発明の泡沫状孔版印刷用インクは、低粘度および高流
動性の液体ベースインクを泡沫化させたことを特徴とす
る。
本発明に用いられる液体ベースインクは、その起泡性を
確保するため、低粘度および高流動性を有する油性もし
くは水性インクまたは液−液エマルジョンインクが用い
られる。前記油性インクとしては、例えば低級ミネラル
スピリットが挙げられる。また液−液エマルジョンイン
クとしては、例えば水相成分が30〜50重景%、油相
成分が70〜50重量%のO/Wエマルジョンインクが
好ましく用いられる。
前記油相は、油成分、着色剤、乳化剤等からなり、また
水相は、水、活性剤、保湿剤等からなる。
これらの各構成成分は、エマルジョン形成に通常用いら
れているものが使用される。例えば前記油成分としては
鉱油、高級アルコール等、着色剤としてはカーボンブラ
ック、顔料、染料、乳化剤としてはグリセリン(誘導体
)等、また前記活性剤としてはノニオン系活性剤、アニ
オン系活性剤などが用いられ、また保湿剤としては、け
い酸塩類、多#M類の金属塩、糖類変性品などが使用で
きる。
本発明において、前記液体ベースインクを泡沫化する方
法には特に制限はなく 、(1)フロンガスなどの噴射
剤によって泡沫化を図る方法、(2)攪拌装置による泡
沫化を図る方法、(3)化学反応等による発泡現象を生
じさせて泡沫化を図る方法等で行うことができる。前記
方法のうち噴射剤による方法が泡沫化の簡便さの点から
好ましい。
噴射剤としては既存の噴射剤が使用でき、特に限定され
ないが、難燃性で無害のものが好ましい。
例えばフロン系ガス、LPG系ガス、DME (ジメチ
ルエーテル)などが使用可能で、これらは単独でまたは
混合して用いることができる。フロンガスが、不燃性、
人体への安全性等の点から最も好ましいが、自然環境問
題やベースとの相溶性を考慮してLPGやDMEの併用
が好ましい。
これらの噴射剤は、例えば低粘度および高流動性の0/
Wエマルジヨンインクとともに噴射ノズル付きの密閉容
器に充填され、該密閉容器が輪転謄写印刷機にセットさ
れ、噴射ノズルから噴射されると、容器内のインクが噴
射剤によって泡沫化されて吐き出される。
本発明の泡沫状インクの容積率(気体含有率)は、50
〜70%、特に50〜60%が好ましい。
また含有される気泡の平均直径(常圧下)は、0゜1〜
1. O胴、特に0.1〜0.5 NIIが好ましい。
次に本発明のインクを使用した孔版印刷の具体例を図面
により説明する。
第1図は、本発明の一実施例による泡沫状孔版印刷用イ
ンクを使用した孔版印刷装置の側面断面図、第2図は、
第1図のインク供給部の拡大斜視図である。
この装置は、外周面に孔版原紙3が装着され、中心軸4
の周りに回転する多孔性の円筒体2を備えた円筒状版胴
1と、前記中心軸4と前記円筒状版胴1の内周面との空
間に前記中心軸4の長さ方向に平行に配置された回転軸
6を有し、かつ外周面が前記円筒状版胴1の内周面に接
触するように配設された、前記中心軸6の周りに回転す
るスキージローラ5と、前記中心軸4に設けられたプー
リ7と、前記中心軸6に設けられ、前記プーリ7と同程
度の直径を有するプーリ8との間に掛は渡されたスキー
ジローラ駆動ベルト9と、前記スキージローラ5の外周
面に所定量のインクを噴射するディストリビュータ10
と、該デストリピユータ10とパルプ開閉ソレノイド1
6を介して連結されたインク収容ボンベ11と、前記円
筒状版胴1の外周面に対向して配置された外周面を有す
る、回転軸13の周りに回転するプレスローラ12とか
ら構成される。
このような構成において、インク収容ボンベIl内のイ
ンクはバルブ開閉ソレノイド16の作動によってデスト
リピユータlOに送られ、噴射ノズルから噴射されてス
キージローラ5の外周面に泡沫状インク15となって付
着する。一方、スキージローラ5は、円筒状版胴1が図
示しない動力装置によって回転駆動されると、スキージ
ローラ5の回転軸6が、前記円筒状版胴lの回転軸4、
プーリ7、スキージローラ駆動ベルト9およびプーリ8
を介して駆動される。この際のスキージローラ5の外周
面の周速度は、円筒状版胴1の内周面の周速度より遅く
なるため、前記版胴lの内周面とスキージローラ5の外
周面にはスクイージ作用(擦り合わせ)が発生し、前記
版胴lの内周面とスキージローラ5の外周面の間の泡沫
状インクには常に一定の度合で強制的に該インクを擦り
合わすスクイージ作用が与えられる。このようにして駆
動されたスキージローラ5上の泡沫状インク15は、多
孔性の円筒体2および原紙3の画線部の孔を経てプレス
ローラ12と円筒状版胴1の間に供給される印刷紙14
上に転写される。
第3図は、泡沫状孔版印刷用インクの転写状態の説明図
である。図において、泡沫状インク15は、スキージロ
ーラ5によって押圧力が加えられ、多孔性の円筒体2お
よび孔版原紙3の画像部の孔を経て印刷紙14に転写さ
れる(1)。印刷直後の泡沫状インク15の印刷紙14
への転移量はかなり多い(2)が、印刷後、気泡が消滅
し、実質的なインクの転移量は減少する(3)。
上記装置によれば、泡沫状インクの気泡の弾性的作用に
より円筒状版胴lの内周の円筒体2にスキージローラ5
の外周面が擦り合わされる度合を常に一定に保つことが
でき、またこれによりインクへのスクイージ作用の強さ
をも常に一定の度合いに強制的に設定することができる
。従って多数の印刷物を連続して印刷する場合にも始め
から終わりまで一定の仕上がりを有する印刷物を得るこ
とができる。
また泡沫状インク15が低粘度であり、またディストリ
ビュータ10から高圧噴射されてスキージローラ5上で
広がるため、従来装置で使用されていたインクをローラ
上に広げるためのドクターロールやインク転送用ポンプ
機構が不要となる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により詳しく説明する。
なお、実施例中、部とあるのは重量部を意味する。
実施例1 油相:インクオイル(低級鉱油)  45部ファーネス
カーボンブラック(顔料) 5部 水相:水             34.5部ソルビ
タンセスキオレート (PO−6、活性剤)  6部 けい酸ナトリウム(保湿剤)   8部アルギン酸ナト
リウム(起泡安定剤) 0.5部 上記割合で、油相および水相をそれぞれ調製し、次いで
水相を乳化器に入れて攪拌しながらこれに油相を徐々に
加えてO/Wエマルジゴンインクを作製した。
得られたO/Wエマルジョンインク50gを100mI
!、の円柱状密閉容器(スプレー缶)に入れ、噴射剤と
してフロンガス(Fion−12)を注入して充填した
。フロンガスを噴射させて得られた泡沫状インクの気体
の容積率は60%であり、気泡の直径を顕微鏡で調べた
ところ1.0 mm以下であった。該泡沫化されたイン
クを単胴式輪転謄写印刷機リソグラフ007 (理想科
学社製)に供給し、0°C120’Cおよび35℃の温
度で印刷を行った。その結果を第1表に示したが、低温
度から高温度にわたって安定して良好な印刷物を得るこ
とができた。また用紙の舞い上がりや裏移りなどは見ら
れなかった。
第  1  表 比較例1 実施例1と同じ処方および同し操作でO/Wエマルジョ
ンインクを作製し、このインクに噴射剤を添加せず印刷
機に入れて印刷を行ったが、35°Cで版胴からの用紙
の剥離不良および裏移りがみられた。またO″Cでの画
像性がやや劣った。
〔発明の効果] 本発明の泡沫状孔版印刷用インクによれば、温度によっ
て粘度および流動性が変化せず安定しているため、低温
時の印刷濃度の低下や画像のカスレが発生せず、また高
温時の画像のニジミや裏移りの発生がなく、常に安定し
た鮮明な画像が得られる。また低粘度および高流動性の
液体ヘースインクを使用するため、インクが版胴上に均
一に保持されるまでの時間を短縮でき、ヤレ枚数を低減
できるとともに、版胴への用紙の舞い上がりや裏移りを
防止できる。さらに孔版印刷装置のインク転送用ポンプ
機構やドクターロールを省いてインク供給装置の簡便化
を図ることができるため、コストを低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例による泡沫状孔版印刷用イ
ンクを使用した孔版印刷装置の側面断面図、第2図は、
第1図のインク供給部の拡大斜視図、第3図は、泡沫状
孔版印刷用インクの転写状態の説明図である。 ■・・・円筒状版胴、2・・・円筒体、3・・・ 孔版
原紙、4.6.13・・・回転軸、5・・・スキージロ
ーラ、7.8・・・プーリ、9・・・スキージローラ駆
動ベルト、10・・・ディストリビュータ、11・・・
インク収容ボンベ、12・・・プレスローラ、14・・
・印刷!、15・・・泡沫状インク、16・・・バルブ
開閉ソレノイド。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)低粘度および高流動性の液体ベースインクを泡沫
    化させたことを特徴とする泡沫状孔版印刷用インク。
  2. (2)容積率が50〜70%で、気泡の平均粒径が0.
    1〜1.0mmである請求項(1)記載の泡沫状孔版印
    刷用インク。
  3. (3)液体ベースインクが、水相成分30〜50重量%
    、油相成分が70〜50重量%のO/Wエマルジョンイ
    ンクである請求項(1)記載の泡沫状孔版印刷用インク
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6063835A (en) * 1995-05-02 2000-05-16 Ricoh Company, Ltd. Emulsion ink and printing method using emulsion ink
JP2007224079A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Tohoku Ricoh Co Ltd 孔版印刷用o/w型エマルションインキ

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US6348519B1 (en) * 1995-05-02 2002-02-19 Ricoh Company, Ltd. Emulsion ink and printing method using emulsion ink
JP2007224079A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Tohoku Ricoh Co Ltd 孔版印刷用o/w型エマルションインキ

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