JPH0286445A - フレキソ印刷機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［概要］ フレキソ印刷機は、版胴（２）と長尺転写材（９）を版
胴（２）に押し付けるための圧胴（５）とを備えた少な
くとも１台の印刷装置（１、１°　　１”）を有する。

版の長さを無段階的に変えることができるように、版胴
（２）と圧胴（５）はそれぞれ個別の駆動ライン（１９
，２４）によって駆動される。各駆動ライン（１９、２
４）には、独自の駆動モータ（２０，２５）があって、
これはディジタル式同期制御装置（２９）によって互い
に結ばれ、圧胴（５）を交換することなしに、版面の長
さを任意に、したがって版胴（２）の直径を任意に選べ
るようになっている。

［産業上の利用分野］ 本発明はフレキソ印刷機に係り、更に詳しくは、請求項
１の前文に述べたフレキソ印刷機に関する。

［従来の技術〕 既知のフレキソ印刷機では、一方では圧胴が、他方で長
尺転写材を介してこの圧胴が押し付けられた版胴が、と
もに１つの共通の駆動ラインによって駆動され、これら
圧胴と版胴とは互いに歯車によって連結されている。圧
胴と版胴は圧接箇所、つまり版胴に長尺転写材が押し付
けられる接触箇所で、同じ周速をもたなくてはならない
。

版面の長さが変わると、これに応じて版胴の直径も変え
なくてはならない。これは、版面の長さが版胴の周囲長
さと同じであるからである。しかし、圧胴と版胴との間
の圧接箇所で適切なバラクラシュを達成するためには、
版胴と圧胴は、対応する歯車と一緒に交換されなくては
ならない。これは、費用の点から見て実現困難である。

圧胴が不変の時には、圧胴を版胴と連結する歯車の歯の
ピッチに対応した単位でだけ、版胴の直径を変えること
ができる。例えば歯のピッチが５ｍｍのときには、版面
の長さは５ｍｍ単位でしか変えることができない。つま
り、版胴の直径は約１．６ｍｍ単位でしか変えることが
できない。

フレキソ印刷機の質を高めることによって、凹版印刷に
よってしか行えなかった多色印刷が可能よなる。しかし
、このような印刷技術では、版面の長さを無段階的に変
化させることが必要である。

凹版印刷機では、多数の互いに前後に並んでいる印刷装
置の凹版ローラが、共通の駆動ラインによって駆動され
ていた。長尺転写材は、いわゆる印刷ローラ（押し付は
ローラ）によって強い力で、鋼鉄製の凹版ローラに押し
付けられる。この印刷ローラは、駆動する必要がない。

しかし、フレキソ印刷機の版胴は感圧性であるため、通
常の印刷機のためのこのような解決法はこの場合には考
えられない。

西ドイツのＤＢ−Ｃ−３４４５０１２号特許公報におい
て、ローラ輪転フレキソ印刷機が知られており、これに
は１個またはそれ以上の版胴があり、これにそれぞれ２
個の圧胴が対応している。このように形成される各印刷
装置には独自の駆動部がある。長尺転写材は、各印刷装
置の駆動部によって、完全に独立に駆動される。版胴に
対応する各圧胴によって、また長尺転写材のための追加
誘導ローラによって、長尺転写材は圧胴がある位置での
み、版胴と圧接することが可能となる。

雑誌ｒ　ＰＡＰＩＥＩＲ＋　ＫｔｌＮＳＴＳＴＯＦＦ　
−ＶＢＲＡＲＢＥＩＩＴＢＲ９−８６Ｊ（Ｅ紙およびプ
ラスチック加工に８６年９月号）において、多色フレキ
ソ印刷機が開示されているが、この場合、各印刷装置に
は長尺転写材に対し、各圧胴と、調節ローラによって形
成された独自の引張り装置とが備えられている。１つの
共通の駆動部が、これらの引張り装置を、特別に選ばれ
た歯車装置を通して連結している。

［発明が解決しようとする課題］ したがって、本発明の目的は、簡単な手段によって版面
の長さの変化に無段階的に適合できるようなフレキソ印
刷機を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ この目的は、回転駆動可能な版胴と、長尺転写材を版胴
に対して押し付ける回転駆動可能な圧胴を備え、該版胴
と該圧胴が同じ周速で駆動できるようにした、少なくと
も１個の印刷装置を有するフレキソ印刷機において、該
版胴と該圧胴が、それぞれ個別の駆動ラインを通じて、
各１個の駆動モータによって駆動され、該駆動ラインが
各駆動ラインの間の回転数比を無段階で調節する周期制
御装置により互いに連結された構成によって達成される
。

［作用効果］ 本発明によって、圧胴を交換することなく、版面の長さ
の変化に応じて任意の直径の版胴を用いることが可能と
なる。圧胴の駆動ラインが搬送速度の大きさを定める。

版胴の直径が変わると、これに対応して２つの駆動ライ
ン間の回転数比率が変わり、この比率は圧胴の駆動ライ
ンにより定まる。同期制御は、無段階で回転数比を調節
自在な歯車装置を通じて、少なくとも１個の駆動ライン
で行われる。請求項２による好ましい例は、特に簡単で
ある。

本発明の詳細は、図面を用いた多色フレキソ印刷機につ
いての以下の説明により、さらに明らかとなる。

［実施例］ 図に示した多色フレキソ印刷機には、多くの基本的に同
一の印刷装置１．１°及び１”がある。

各印刷装置には各１個の版胴２があり、これに版面が取
り付けられている。版胴２は網シリンダー３に接してお
り、これによって、インキ容器からインキが版胴へと運
ばれる。版胴２はさらに圧胴５に接しこれにはさらに、
例えば直径の等しい調節シリンダー６が接している。圧
胴５と、網シリンダー３は、駆動に関しては互いに連結
されている。

第１の印刷装置１には、長尺転写材導入装置７が設けら
れており、印刷される材料、例えば紙、プラスチックシ
ート、金属箔、金属紙その他が巻回されたロール８から
長尺転写材９が引き出される。この長尺転写材９は方向
転換ローラ１０及び引張力調整ローラ１１を通じて一対
の駆動ローラ１２へと導かれる。この移動ローラ１２は
、モータ１３によって駆動される搬送ローラ１４と、長
尺転写材９を搬送ローラ１４に対して押し付け、確実に
搬送を行うようにする逆圧ローラ１５により構成されて
いる。移動ローラ１２によって、長尺転写材９は最初の
印刷装置１へ導かれ、長尺転写材９は、調節シリンダ６
に巻き掛けられ、調節シリンダ６と圧胴５の間を通り、
さらに圧胴５に巻き掛けられている。長尺転写材９は圧
胴５によって版胴２に押し付けられ、版胴２と圧胴５が
回転するにつれて、版胴２に形成された像が長尺転写材
９に転写される。

次に、長尺転写材９は、印刷装置１の圧胴５から、多色
刷りの位置合わせをするための見当シリンダー１６を通
り、第２の印刷装置１°へと導かれ、長尺転写材９は、
この装置を同じ要領で通過する。見当シリンダー１６は
、２個の隣接する印刷装置１，１°の間にある長尺転写
材９の長さを調節して、前後方向に並んだ印刷装置１，
１゛に、長尺転写材９から適切な圧力が加わるようにす
る。

長尺転写材９はここからさらに、見当シリンダー１６を
経て、次の印刷装置１”へと導かれ、ここでも同じ要領
で通過する。この工程が、存在する印刷装置の数だけ続
けられる。最後の印刷装置１″から、長尺転写材９は、
長尺転写材導出装置１７へと導かれる。この長尺転写材
導出装置１７は、その構造が長尺転写材導入装置７に対
応している。つまり、これには１個の長尺転写材方向転
換ローラ１０’　と、その後に続く引張力調整ローラ１
１°及び一対の移動ローラ１２”がある。

移動ローラ１２’　は、モータ１３゛によって駆動され
る搬送ローラ１４′　と、これに押し付けられる逆圧ロ
ーラ１５’　とにより構成されている。長尺転写材９は
、ここから巻取り機１８へと導かれる。

全ての版胴２、及び全ての印刷装置１．１”、１”の駆
動は、唯一個の駆動ライン１９によって行われる。駆動
ライン１９は、電動モータ２０と、その駆動軸２２によ
って人力軸が互いに直列に連結された、変速及び方向転
換歯車装置２１とにより構成されていて、すべての歯車
装置２１は同じ方法で駆動される。各歯車装置２１は、
それぞれ１個の出力軸２３を通じて、印刷装置１．１゛
　　１″の版胴２と連結され、版胴２を駆動可能となっ
ている。したがって、各出力軸２３は、対応する版胴２
に対する駆動軸となっている。

すべての圧胴５は、第２の駆動ライン２４により駆動さ
れる。この駆動ライン２４は上記同様に、１個の駆動モ
ータ２５と、これに前後方向に接続された変速・方向転
換歯車装置２６を備えている。

これら歯車装置２６は、駆動軸２７を通じて入力軸が互
いに直列接続されている。各歯車装置２６からはそれぞ
れ１個の出力軸２８が、印刷装置１．１゛　　１″の対
応する圧胴２の回転軸に連結されていて、圧胴２を駆動
している。したがって、各印刷装置１．１’　　　１″
の版＠２及び圧胴５は、互いに分離された駆動ライン１
９及び２４によって駆動される。

２個の駆動モータ２０と２５は、ディジタル同期制御装
置２９を通じて互いに連結され、圧胴５を駆動する駆動
ライン２４が撮送速度の大きさを定める。すなわち、駆
動モータ２５は、通常はモータ釉と連結された回転パル
ス発生器３０を備えていて、これは駆動モータ２５の軸
が１回転する毎に所定数のパルスを出す。このパルスは
調整装置３１へと導かれ、ここで、駆動モータ２０のた
めの制御パルスに変換される。このモータ２０も回転パ
ルス発生器３２を備えていて、その出力パルスによって
、実際の回転数を調整装置に３１に伝える。

上記のようなディジタル式同期制御装置２９によって、
駆動モータ２０は、調整装置３１によって定められた、
駆動モータ２５の回転数に対する一定の比率の回転数を
正確に保持するようになっている。このように、一方で
すべての圧胴５、また他方ですべての版胴２の駆動回転
数は、互いに他方に対し、正確に所定の比率を保つ。こ
れは、版胴２と圧胴５の周速がそれぞれ同一に調整され
、長尺転写材９が各圧胴５によって各長尺転写材２に押
し付けられるそれぞれの圧接点３３で全くスリップが起
こらないようになっている。

したがって、長尺転写材９に押し付けられる版面の大き
さが変わっても、つまり版面の長さと同じである版胴２
の円周が変わっても、圧胴５を取り替える必要はない。

ディジタル同期制御装置２９は、市販のものである。例
えば、シーメンス（Ｓｉｅｍｅｎｓ）株式会社（西ドイ
ツ、ミュンヘン）の「回転数、位置、同期調節用のディ
ジタル調整装置 八８．３０２　（Ａ８．３０１））が販売されている。

上記から明らかなように、歯車装置２工及び２６は、無
段階減速比調節歯車装置として構成する必要はない。む
しろ、固定した減速比をもっていてもよい。これは、同
期制御装置２９の調整装置３１を通じて、一方で版胴２
、他方で圧胴５の異なった回転数に完全に適合できるか
らである。

第２図と第３図には、第１図に略示した多色フレキソ印
刷機が、縦方向側面図及び部分断面図で示されている。

これらの図は基本的には互いに一致するものであり、第
２図及び第３図では、同じ部分に同一の参照番号を付け
、かつ、　ａ”を添えである。新たな説明は原則として
不要である。

見やすくするために、第２図には駆動ライン１９．１４
を示していない。

第２図から判るように、ローラ８ａと、長尺転写材導入
装置７ａは、共通の台３４の上に取り付けられている。

同様に、長尺転写材導出装置１７ａと巻取り機１８ａも
同じ台３５の上に配置されている。各印刷装置１ａ１１
°　ａ及び１”ａは、それぞれ独自の台３６．３７．３
８に取り付けられている。これらは、すべて、作業方向
３９に、前後に並んで配置されている。各印刷装置１ａ
。

１’　　ａ、１”ａには、各１台の乾燥機４０が取り付
けられ、印刷インキの溶剤を蒸発させるために、長尺転
写材９ａはこの乾燥機４０内に通される。

各乾燥機４０に対し、各１台の冷却シリンダ４１が備え
られていて、乾燥機４０内で熱せられた長尺転写材９ａ
はその周面に当接される。

第３図から明らかなように、印刷装置１’　　ａの各シ
リンダは同じ印刷装置１ａ及び１”ａについても同様で
あるが互いに向き合った台壁４２．４３の間に配置され
ている。版胴２ａの軸受４４は、滑り駒４５内にあり、
これはガイド４６に案内されて台壁４２．４３内を垂直
方向に移動できる。

これは、例えば一端にクランクハンドルを備えた調節駆
動部４７によって、方向転換歯車装置４８及び送りねじ
４９を通じて互いに平行に動かされ、これによって版面
５０を備えた版胴２ａは、圧胴５ａに当接され、あるい
はこれから離される。この調節が行われるように、出力
軸２３ａは、一方で歯車装置２１ａの出カビボット５１
と、他方で版胴２ａのジャーナル５２とが、それぞれ自
在継手５３及び５４によって連結されて構成されている
。

第３図では、圧胴５ａに接続された出力軸２８ａに、駆
動歯車５５がスリップしないように固定取り付けされて
いて、これを通じて、第３図には示されていない網シリ
ンダ３ａ（第２図）が駆動される。この他に出力軸２８
ａは防振性継手５６を中間部に備えている。

歯車装置２１ａと２６ａは、互いに上下方向に取り付け
られ、支持アーム５７を通じて、台壁４３に保持されて
いる。これによって、駆動ライン１９ａ及び２４ａは、
台３６．３７．３８に対し一緒に支持固定されている。

【図面の簡単な説明】

第１図はフレキソ印刷機の縦方向の概略側面図、第２図
は第１図よりも構造をさらに詳しく示した、フレキソ印
刷機の縦方向の側面図、第３図は、第２図の横断線Ｉ−
Ｉ［１での１つの印刷装置の部分断面図である。 図中、 １１ビ　　１″°　１ａ１ビ　ａ、１”ａは印刷装置 ２．２ａは版胴、５．５ａは圧胴 ９．９ａは長尺転写材 １９．２４．１９ａ、２４ａは駆動ライン２０．２５は
駆動モータ ２１．２６．２１ａ、２６ａは変速・方向転換歯車装置 ２９はディジタル同期制御装置

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、回転駆動可能な版胴（２；２ａ）と、長尺転写材（
   ９；９ａ）を版胴（２；２ａ）に対して押し付ける回転
   駆動可能な圧胴（５；５ａ）を備え、該版胴（２；２ａ
   ）と該圧胴（５；５ａ）が同じ周速で駆動できるように
   した、少なくとも１個の印刷装置（１、１’、１”；１
   ａ、１’ａ、１”ａ）を有するフレキソ印刷機において
   、該版胴（２；２ａ）と該圧胴（５；５ａ）が、それぞ
   れ個別の駆動ライン（１９、２４；１９ａ、２４ａ）を
   通じて、各１個の駆動モータ（２０、２５）によって駆
   動され、該駆動ライン（１９、２４；１９ａ、２４ａ）
   が各駆動ライン（１９、２４；１９ａ、２４ａ）の間の
   回転数比を無段階で調節する周期制御装置（２９）によ
   り互いに連結されていることを特徴とするフレキソ印刷
   機。 ２、前記駆動モータ（２０、２５）は、前記同期制御装
   置（２９）を通じて互いに圧胴されていることを特徴と
   する請求項１記載のフレキソ印刷機。 ３、前記同期制御装置は、ディジタル式同期制御装置（
   ２９）であることを特徴とする請求項１又は２に記載の
   フレキソ印刷機。 ４、前記各印刷装置（１、１’、１”；１ａ、１’ａ、
   １”ａ）は、前記各駆動ライン（１９、２４；１９ａ、
   ２４ａ）に配置された変速歯車装置（２１、２６；２１
   ａ、２６ａ）を備えていることを特徴とする、請求項１
   乃至３の１つに記載のフレキソ印刷機。