JPH028643Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH028643Y2 JPH028643Y2 JP1984201165U JP20116584U JPH028643Y2 JP H028643 Y2 JPH028643 Y2 JP H028643Y2 JP 1984201165 U JP1984201165 U JP 1984201165U JP 20116584 U JP20116584 U JP 20116584U JP H028643 Y2 JPH028643 Y2 JP H028643Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- finger
- draw plate
- drawbar
- spherical
- chuck
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000007667 floating Methods 0.000 claims description 13
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 12
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 2
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 4
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000003892 spreading Methods 0.000 description 1
- 230000002195 synergetic effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Gripping On Spindles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案はアルミホイール等を把持し高速で加工
するに適したフインガチヤツクに関する。
するに適したフインガチヤツクに関する。
従来技術
フインガチヤツクとしては例えば実公昭51−
33015号が知られている。このチヤツクは高速で
回転させたときチヤツクの各部に作用する大きな
遠心力でフインガ部分が外方に傾くような力を受
けてフインガロツドに曲げ力が作用し、把持面が
傾き把持力が減少するとともにフインガロツドを
支承する穴に偏摩耗が起こり把持作用に悪影響を
及ぼすことを防止する補強部を設けており、また
保持爪を作用させるスリーブ管(ドローバ)と保
持爪を有するクランプアーム(フインガロツド)
とに連結するリンク部材とのそれぞれの連結部は
球面座でフローテイング構造となつている。さら
に実開昭52−28791号で知られているものでもド
ローバと工作物を押さえる連結杆とを連結するリ
ンク部材とのそれぞれの連結部は球面座でフロー
テイング構造となつている。
33015号が知られている。このチヤツクは高速で
回転させたときチヤツクの各部に作用する大きな
遠心力でフインガ部分が外方に傾くような力を受
けてフインガロツドに曲げ力が作用し、把持面が
傾き把持力が減少するとともにフインガロツドを
支承する穴に偏摩耗が起こり把持作用に悪影響を
及ぼすことを防止する補強部を設けており、また
保持爪を作用させるスリーブ管(ドローバ)と保
持爪を有するクランプアーム(フインガロツド)
とに連結するリンク部材とのそれぞれの連結部は
球面座でフローテイング構造となつている。さら
に実開昭52−28791号で知られているものでもド
ローバと工作物を押さえる連結杆とを連結するリ
ンク部材とのそれぞれの連結部は球面座でフロー
テイング構造となつている。
考案が解決しようとする問題点
しかしながら前述のスリーブ管、ドローバとリ
ンク部材とを連結する球面座はどちらもスラスト
方向のみのフローテイング機構であるため、現在
最高1500r.p.m.周速にして2000mm/minまでのも
のが実用されるアルミホイール用フインガチヤツ
クにおいてはラジアル方向の僅かの不釣合いのた
め高速回転における振動を押さえきれないという
問題がある。またホイール等の内径把持部材は固
定されているか若しくはチヤツク軸方向に移動可
能なスライドリングであるためにオートローダ,
ロボツト等による自動着脱には対応でき難いとい
う問題があつた。
ンク部材とを連結する球面座はどちらもスラスト
方向のみのフローテイング機構であるため、現在
最高1500r.p.m.周速にして2000mm/minまでのも
のが実用されるアルミホイール用フインガチヤツ
クにおいてはラジアル方向の僅かの不釣合いのた
め高速回転における振動を押さえきれないという
問題がある。またホイール等の内径把持部材は固
定されているか若しくはチヤツク軸方向に移動可
能なスライドリングであるためにオートローダ,
ロボツト等による自動着脱には対応でき難いとい
う問題があつた。
本考案は従来の技術の有するこのような問題点
に鑑みなされたもので、その目的とするところは
ドローバとリンク部材との連結部材を全方向フロ
ーテイング構造として釣合いが良く振動のないフ
インガチヤツクを提供しようとするものである。
に鑑みなされたもので、その目的とするところは
ドローバとリンク部材との連結部材を全方向フロ
ーテイング構造として釣合いが良く振動のないフ
インガチヤツクを提供しようとするものである。
問題点を解決するための手段
第1ドローバとドロープレートの中心連結部と
のラジアル方向、及びスラスト方向の作用面並び
にドロープレートとフインガロツドとの連結作用
面を球面座によるフローテイング構造とし、工作
物の内径保持部材を半径方向に摺動するようにし
第1ドローバの中心に挿通した第2ドローバによ
つて内径保持部材を半径方向に同時に同量移動さ
せる自動求心構造とし該内径保持部材の遠心力に
よる開きを防止するバランスウエイトを設けたも
のである。そして特に滑らかなフローテイングを
行わせるために前記ラジアル方向用球面座の径を
スラスト方向用球面座の径より小径となしたもの
である。
のラジアル方向、及びスラスト方向の作用面並び
にドロープレートとフインガロツドとの連結作用
面を球面座によるフローテイング構造とし、工作
物の内径保持部材を半径方向に摺動するようにし
第1ドローバの中心に挿通した第2ドローバによ
つて内径保持部材を半径方向に同時に同量移動さ
せる自動求心構造とし該内径保持部材の遠心力に
よる開きを防止するバランスウエイトを設けたも
のである。そして特に滑らかなフローテイングを
行わせるために前記ラジアル方向用球面座の径を
スラスト方向用球面座の径より小径となしたもの
である。
実施例
以下本考案の実施例を図面にもとづき説明す
る。図示しない主軸前端のシヨートテーパ面に嵌
着されるチヤツク本体1の中心には頭部にフラン
ジ部2aを有する第1ドローバ2が挿通されてい
る。第1ドローバ2の首部には球面3が嵌着され
ており、チヤツク本体1の3等角度位置で放射状
に形成された空間内に挿入された3本の腕が等角
度放射状に延びるドロープレート4の中央ボス中
心に嵌着した球面座5が球面3と滑合している。
また第1ドローバ2のフランジ2aの裏側には球
面座6が取付けられており、ドロープレート4の
中央ボス部に取付けた球面7と滑合していて、ド
ロープレート4は両球面座支持により第1ドロー
バ2に対してラジアル方向及びスラスト方向のフ
ローテイング構造となつている。そしてスラスト
方向の球面座の径よりラジアル方向の球面座の径
が小径に形成されている。ドロープレート4の3
本の腕の先端位置で3等角度位置にそれぞれフイ
ンガブシユ8が同一円周上に中心軸と平行に設け
られ、この中心には先端にフインガ10が同一関
係位置となるよう取付けられたフインガロツド9
が旋回且軸方向移動可能に挿通されている。ドロ
ープレート4の先端は二又状に分かれてフインガ
ロツド9を挾む状態に挿通し、且この先端は球面
形12に作成されている。そしてフインガロツド
9の先端部側面に設けた球座11とドロープレー
ト4の先端の球面12とが滑合していてフローテ
イング構造となつている。そしてフインガロツド
9の側面には軸方向の直線溝9aにつゞいてフイ
ンガ10側にリード溝9bが削設されており、フ
インガブシユ8に半径方向に設けられたピン13
がこの溝に係合していて、ドロープレート4によ
つてフインガロツド9が軸方向に移動されたと
き、先端のフインガ10が工作物把持位置で中心
側を向き開放した位置で横方向を向くようになさ
れている。またフインガブシユ8の一部をフイン
ガ10の背面円弧面10aに接触してバツクアツ
プによりチヤツク高速回転時の遠心力のため傾く
ことを防止する補強部8aとして突設し、接触面
を清浄にするエアブロー用の圧力空気源と連通し
た流路8bが補強部8aの接触面に開口してい
る。更にドロープレート4の各腕の間の中心線位
置即ち3等角度位置にチヤツク本体1の前面放射
状にT溝1aが削設されていて、この各T溝1a
に内径保持爪14を外側端に設け内側端には主軸
側で中心軸と交わるように傾射したT15aが形
成された同じT形摺動子15が摺動可能にそれぞ
れ嵌装されている。第1ドローバ2の中心穴には
頭部の3等角度位置で放射状に直角に延びた等長
の腕端が前記T15aと同方向に傾斜し且T15
aと係合するT溝16aが形成された自動求心用
の第2ドローバ16が摺動可能に挿通され内端が
図示しないダブルシリンダ装置のピストンロツド
に連接されている。そしてT形摺動子15の裏側
のチヤツク本体1の空間半径方向の面内で旋回で
きるようにバランスウエイト18が本体1に植設
したピン17でその重量側を後側として摺動子1
5寄りの位置で枢支されていて、その先端がT形
摺動子15の溝15bと係合してチヤツクが高速
回転されたときその遠心力でチヤツク爪14が外
方に移動する力を相殺して遠心力の影響をなくし
ている。また第2ドローバ及び第1ドローバ2の
隙間に切粉の侵入を防ぐ蓋体19がチヤツク本体
1の端面の内径保持爪14の内側で、その突出軸
部19dが第2ドローバ16の中心に嵌挿されて
芯出して取付けられており、フインガ10に対応
する3個所の位置に開口した盲穴19aに軸方向
に摺動可能の嵌挿され押し込まれたとき正規の着
座状態となり、常時はばね20で突出されている
工作物着座用当て金21が設けられていて、盲穴
19aの底に圧力空気源と連通した流路19bが
開口しており、当て金21に工作物が正確に着座
したとき側路19cを防ぎ着座が確認されるよう
になつている。また着座面に向けてエアブロー用
のノズル22が設けられている。
る。図示しない主軸前端のシヨートテーパ面に嵌
着されるチヤツク本体1の中心には頭部にフラン
ジ部2aを有する第1ドローバ2が挿通されてい
る。第1ドローバ2の首部には球面3が嵌着され
ており、チヤツク本体1の3等角度位置で放射状
に形成された空間内に挿入された3本の腕が等角
度放射状に延びるドロープレート4の中央ボス中
心に嵌着した球面座5が球面3と滑合している。
また第1ドローバ2のフランジ2aの裏側には球
面座6が取付けられており、ドロープレート4の
中央ボス部に取付けた球面7と滑合していて、ド
ロープレート4は両球面座支持により第1ドロー
バ2に対してラジアル方向及びスラスト方向のフ
ローテイング構造となつている。そしてスラスト
方向の球面座の径よりラジアル方向の球面座の径
が小径に形成されている。ドロープレート4の3
本の腕の先端位置で3等角度位置にそれぞれフイ
ンガブシユ8が同一円周上に中心軸と平行に設け
られ、この中心には先端にフインガ10が同一関
係位置となるよう取付けられたフインガロツド9
が旋回且軸方向移動可能に挿通されている。ドロ
ープレート4の先端は二又状に分かれてフインガ
ロツド9を挾む状態に挿通し、且この先端は球面
形12に作成されている。そしてフインガロツド
9の先端部側面に設けた球座11とドロープレー
ト4の先端の球面12とが滑合していてフローテ
イング構造となつている。そしてフインガロツド
9の側面には軸方向の直線溝9aにつゞいてフイ
ンガ10側にリード溝9bが削設されており、フ
インガブシユ8に半径方向に設けられたピン13
がこの溝に係合していて、ドロープレート4によ
つてフインガロツド9が軸方向に移動されたと
き、先端のフインガ10が工作物把持位置で中心
側を向き開放した位置で横方向を向くようになさ
れている。またフインガブシユ8の一部をフイン
ガ10の背面円弧面10aに接触してバツクアツ
プによりチヤツク高速回転時の遠心力のため傾く
ことを防止する補強部8aとして突設し、接触面
を清浄にするエアブロー用の圧力空気源と連通し
た流路8bが補強部8aの接触面に開口してい
る。更にドロープレート4の各腕の間の中心線位
置即ち3等角度位置にチヤツク本体1の前面放射
状にT溝1aが削設されていて、この各T溝1a
に内径保持爪14を外側端に設け内側端には主軸
側で中心軸と交わるように傾射したT15aが形
成された同じT形摺動子15が摺動可能にそれぞ
れ嵌装されている。第1ドローバ2の中心穴には
頭部の3等角度位置で放射状に直角に延びた等長
の腕端が前記T15aと同方向に傾斜し且T15
aと係合するT溝16aが形成された自動求心用
の第2ドローバ16が摺動可能に挿通され内端が
図示しないダブルシリンダ装置のピストンロツド
に連接されている。そしてT形摺動子15の裏側
のチヤツク本体1の空間半径方向の面内で旋回で
きるようにバランスウエイト18が本体1に植設
したピン17でその重量側を後側として摺動子1
5寄りの位置で枢支されていて、その先端がT形
摺動子15の溝15bと係合してチヤツクが高速
回転されたときその遠心力でチヤツク爪14が外
方に移動する力を相殺して遠心力の影響をなくし
ている。また第2ドローバ及び第1ドローバ2の
隙間に切粉の侵入を防ぐ蓋体19がチヤツク本体
1の端面の内径保持爪14の内側で、その突出軸
部19dが第2ドローバ16の中心に嵌挿されて
芯出して取付けられており、フインガ10に対応
する3個所の位置に開口した盲穴19aに軸方向
に摺動可能の嵌挿され押し込まれたとき正規の着
座状態となり、常時はばね20で突出されている
工作物着座用当て金21が設けられていて、盲穴
19aの底に圧力空気源と連通した流路19bが
開口しており、当て金21に工作物が正確に着座
したとき側路19cを防ぎ着座が確認されるよう
になつている。また着座面に向けてエアブロー用
のノズル22が設けられている。
作 用
図示しないダブルシリンダの作用で第1ドロー
バ2、第2ドローバ16が押し出された位置にあ
つて、ドロープレート4によりフインガロツド9
が押し出されピン13にリード溝9aが規正され
て移動途中で旋回しフインガ10は横方向に位置
している。また第2ドローバ16が押し出され、
傾斜T溝16aによりT形摺動子15が中心側に
引かれ内径保持爪14が工作物把持可能な状態に
ある。工作物を把持するにはノズル22,流路8
b,19bより圧力空気を送つて着座用当て金2
1の着座面及びフインガ10の背面を清浄にす
る。工作物が内径保持爪14に搬送されると、図
示しない油圧シリンダを作用させて第2ドローバ
16を引く。腕端のT溝16aの軸方向の移動に
よりT形摺動子15が外方に押し出され内径保持
爪14は工作物を自動的に調心してその内側を保
持する。次いで図示しない油圧シリンダを作用さ
せて第1ドローバ2を引くとドロープレート4の
腕は3本のフインガロツド9をそれぞれ引き込
む。この移動の途中ピン13と係合するリード溝
9bによりフインガ10は中心側に旋回され、直
線溝9aにより軸方向に引かれて工作物のフラン
ジ部を押す。このときフランジ押圧面に凹凸があ
るか傾斜していてフインガロツド9の出入量に不
揃いがあつてもドロープレート4は中心の球面
3,7,球座5,6の球面座により、また腕先端
の球面12,球座11の球面座によるフローテイ
ング構造によつてドロープレート4は常に中心位
置に保持されフインガ10が工作物のフランジを
均等に押すように傾斜して対応する。工作物の押
し込みによつて着座用当て金21が押し込まれて
穴19aの底に当つた位置で強く固定される。こ
のとき流路19bからの圧力空気の側路19cは
閉ざされソース圧力が上昇して工作物の着座が確
認される。把持が確認されると指令により主軸が
回転され高速になると、内径保持爪14は遠心力
で外方に向つて工作物を拡張変形される力を受け
るが、バランスウエイト18の重量側に働く遠心
力によりT形摺動子15は中心側に引く力を受け
て工作物を拡張する遠心力は相殺される。またフ
インガ10に働く遠心力によるフインガロツド9
の曲げにともなう傾きはフインガブシユ8の補強
部8aにより支えられて変形が防止され把持力が
保たれる。
バ2、第2ドローバ16が押し出された位置にあ
つて、ドロープレート4によりフインガロツド9
が押し出されピン13にリード溝9aが規正され
て移動途中で旋回しフインガ10は横方向に位置
している。また第2ドローバ16が押し出され、
傾斜T溝16aによりT形摺動子15が中心側に
引かれ内径保持爪14が工作物把持可能な状態に
ある。工作物を把持するにはノズル22,流路8
b,19bより圧力空気を送つて着座用当て金2
1の着座面及びフインガ10の背面を清浄にす
る。工作物が内径保持爪14に搬送されると、図
示しない油圧シリンダを作用させて第2ドローバ
16を引く。腕端のT溝16aの軸方向の移動に
よりT形摺動子15が外方に押し出され内径保持
爪14は工作物を自動的に調心してその内側を保
持する。次いで図示しない油圧シリンダを作用さ
せて第1ドローバ2を引くとドロープレート4の
腕は3本のフインガロツド9をそれぞれ引き込
む。この移動の途中ピン13と係合するリード溝
9bによりフインガ10は中心側に旋回され、直
線溝9aにより軸方向に引かれて工作物のフラン
ジ部を押す。このときフランジ押圧面に凹凸があ
るか傾斜していてフインガロツド9の出入量に不
揃いがあつてもドロープレート4は中心の球面
3,7,球座5,6の球面座により、また腕先端
の球面12,球座11の球面座によるフローテイ
ング構造によつてドロープレート4は常に中心位
置に保持されフインガ10が工作物のフランジを
均等に押すように傾斜して対応する。工作物の押
し込みによつて着座用当て金21が押し込まれて
穴19aの底に当つた位置で強く固定される。こ
のとき流路19bからの圧力空気の側路19cは
閉ざされソース圧力が上昇して工作物の着座が確
認される。把持が確認されると指令により主軸が
回転され高速になると、内径保持爪14は遠心力
で外方に向つて工作物を拡張変形される力を受け
るが、バランスウエイト18の重量側に働く遠心
力によりT形摺動子15は中心側に引く力を受け
て工作物を拡張する遠心力は相殺される。またフ
インガ10に働く遠心力によるフインガロツド9
の曲げにともなう傾きはフインガブシユ8の補強
部8aにより支えられて変形が防止され把持力が
保たれる。
効 果
以上詳述したように本考案はドロープレートと
フインガロツドの連接部を球面座とし第1ドロー
バとの連接部をラジアル方向用球面座とスラスト
方向用球面座によつて全方向をフローテイングに
接続し、さらにラジアル方向の球面座の径をスラ
スト方向の球面座の径より小径となし、また内径
保持爪に自動求心機構を採用するとともにバラン
スウエイトで高遠心力による爪の広がりを防止し
たので、全方向に滑らかなフローテイングが可能
てなつて充分な釣合状態が実現でき、さらにチヤ
ツクの高速回転による把持力の減少並びに内径保
持爪の広がりによるアルミホイール等の比較的変
形し易い工作物の変形が抑制されて、それらの相
乗効果により1500r.p.mのような高速回転時の振
動が確実に防止された。そして高速切削工具との
組合わせにより生産能力を約1.5倍に上昇できる
効果を得た。
フインガロツドの連接部を球面座とし第1ドロー
バとの連接部をラジアル方向用球面座とスラスト
方向用球面座によつて全方向をフローテイングに
接続し、さらにラジアル方向の球面座の径をスラ
スト方向の球面座の径より小径となし、また内径
保持爪に自動求心機構を採用するとともにバラン
スウエイトで高遠心力による爪の広がりを防止し
たので、全方向に滑らかなフローテイングが可能
てなつて充分な釣合状態が実現でき、さらにチヤ
ツクの高速回転による把持力の減少並びに内径保
持爪の広がりによるアルミホイール等の比較的変
形し易い工作物の変形が抑制されて、それらの相
乗効果により1500r.p.mのような高速回転時の振
動が確実に防止された。そして高速切削工具との
組合わせにより生産能力を約1.5倍に上昇できる
効果を得た。
第1図は本考案のチヤツクの縦断面図、第2図
は同じく正面図、第3図は第1図の−線断面
図である。 1……チヤツク本体、2……第1ドローバ、
3,7,12……球面、5,6,11……球座、
4……ドロープレート、9……フインガロツド、
10……フインガ、14……内径保持爪、15…
…T形摺動子、16……第2ドローバ、18……
バランスウエイト、21……着座用当て金。
は同じく正面図、第3図は第1図の−線断面
図である。 1……チヤツク本体、2……第1ドローバ、
3,7,12……球面、5,6,11……球座、
4……ドロープレート、9……フインガロツド、
10……フインガ、14……内径保持爪、15…
…T形摺動子、16……第2ドローバ、18……
バランスウエイト、21……着座用当て金。
Claims (1)
- ホイールをチヤツク本体端面の基準面に押圧す
る複数個の押さえ用のフインガ10と、該それぞ
れの押さえ用のフインガのフインガロツド9と球
面部材12を介して連結する放射形のドロープレ
ート4と、該ドロープレートを作動させる第1駆
動手段2と、前記ドロープレート4と該第1駆動
手段2とを枢結するスラスト方向フローテイング
用球面部材6,7と、該スラスト方向フローテイ
ング用球面部材より小径で前記ドロープレートと
前記第1駆動手段とを枢結するラジアル方向フロ
ーテイング用球面部材3,5と、チヤツク本体端
面に放射方向摺動可能で前記ホイール内径に当接
して芯出しする複数個の芯出し爪14と、該芯出
し爪に設けられ爪14に作用する遠心力によるホ
イールの変形を防止するバランスウエート18
と、前記第1駆動手段と同心に設けられ前記芯出
し爪を同時に同量開閉させる第2駆動手段16と
を含むことを特徴とするホイール用フインガチヤ
ツク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984201165U JPH028643Y2 (ja) | 1984-12-26 | 1984-12-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984201165U JPH028643Y2 (ja) | 1984-12-26 | 1984-12-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61112804U JPS61112804U (ja) | 1986-07-17 |
JPH028643Y2 true JPH028643Y2 (ja) | 1990-03-01 |
Family
ID=30762694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984201165U Expired JPH028643Y2 (ja) | 1984-12-26 | 1984-12-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH028643Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2557031B2 (ja) * | 1987-09-30 | 1996-11-27 | 豊和工業株式会社 | 複合チヤック |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5133015U (ja) * | 1974-08-30 | 1976-03-11 | ||
JPS5228791B2 (ja) * | 1974-07-16 | 1977-07-28 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5228791U (ja) * | 1975-08-22 | 1977-02-28 | ||
JPS5610483Y2 (ja) * | 1976-03-10 | 1981-03-10 |
-
1984
- 1984-12-26 JP JP1984201165U patent/JPH028643Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5228791B2 (ja) * | 1974-07-16 | 1977-07-28 | ||
JPS5133015U (ja) * | 1974-08-30 | 1976-03-11 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61112804U (ja) | 1986-07-17 |
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