JPH028613Y2 - - Google Patents

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JPH028613Y2
JPH028613Y2 JP12878784U JP12878784U JPH028613Y2 JP H028613 Y2 JPH028613 Y2 JP H028613Y2 JP 12878784 U JP12878784 U JP 12878784U JP 12878784 U JP12878784 U JP 12878784U JP H028613 Y2 JPH028613 Y2 JP H028613Y2
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JP
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stud
holder
fastening plate
welding
tip
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JP12878784U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はスタツド溶接に用いられるスタツドホ
ルダーに関する。
〔考案の技術的背景及びその問題点〕
アークスタツド溶接はスタツドと母材との間に
アークを発生させ、適当な溶融池が生じたとき両
者を急速に圧着してスタツドを植えつけるもので
ある。このようなアークスタツド溶接に用いられ
るスタツドは従来、その断面が円形のボルトやピ
ンを対象としていた。そのため、溶接ガンの通電
部先端には放射方向に拡縮自在なチヤツクが設け
られ、それによりスタツドの頭部を把持してい
た。ところが、本考案者の実験によれば、一例と
して第3図に示すような頭部が特殊形状をした板
材からなるケーブルハンガーであつても、船舶の
側壁等にスタツド溶接可能であることがわかつ
た。しかしながら、このような異形のスタツドを
着脱自在に締結把持し、溶接用の溶接ガンにより
多数のスタツドに順次効率良く大電流を通電させ
るために適当なホルダーは存在しなかつた。
〔考案の概要〕
そこで、本考案は第3図に示すようにスタツド
の頭部断面外周が方形の一部を構成する場合であ
つても、着脱自在に且つ確実に把持し、該スタツ
ドに溶接電流を流し得るスタツドホルダーを提供
することを目的とし、その要旨とするところは次
の通りである。
即ち、ホルダー本体3の上端部が溶接ガンの通
電部先端に着脱自在に嵌着される。そして、該本
体3の下端に縦断面逆L字状に形成された位置決
め部2を有する。さらに、ホルダー本体3に弾性
体5を介して締結板6を取付け、それを逆L字状
の立ち下がり面4に対向させる。それと共に、締
結板6と立ち下がり面4との対向距離が弾性的に
伸縮自在となるように構成する。そして、ホルダ
ー本体3の逆L字状部2と締結板6との間でスタ
ツドの頭部を着脱自在に締結把持するように構成
したことを特徴とする。
〔考案の実施例〕 次ぎに図面に基づいて本考案の一実施例につき
説明する。
第1図は本考案のスタツドホルダーの一部縦断
面立面図であつて、スタツド7を把持した状態を
示す。そして、第2図はその左側面図である。こ
のスタツドホルダーは、一例として第3図に示す
ような船舶用ケーブルハンガー7をスタツド溶接
するためのものである。このケーブルハンガー7
はその先端部を船舶の壁面等にスタツド溶接し、
その頭部上面にケーブル9を横断させる。そし
て、スタツドの頭部に形成された溝の内外面に、
バインド線や締結バンドを懸回してケーブル9を
固定するものである。
ここにおいて、本スタツドホルダーは第1図の
如く形成され、そのホルダー本体3が真鍮等の導
電体から構成され、その上端にテーパー型に形成
された接続用突部1が設けられている。この接続
用突部1の外周面には溶接ガン8の通電部先端が
着脱自在に被嵌される。なお、この実施例では接
続用突部1がボルト12によりホルダー本体のブ
ロツク部分より分離できるように構成されてい
る。そして、スプリングピン等からなる回り止め
ピン13が接合部に係止されている。又、ホルダ
ー本体3の下端部は縦断面逆L字状に形成された
位置決め部2を有する。即ち、この位置決め部2
は下端面と立ち下がり面4とから形成され、この
立ち下がり面4の下端にわずかの突起10が形成
されている。この突起10はT字状に形成された
スタツド7の頭部下面を支持するものであるが、
この突起10は設けなくともよい。次ぎに、立ち
下がり面4に対向してホルダー3の側面には締結
板6が設けられ、それがガイド用ボルト11に案
内されている。そして、この締結板6はガイド用
ボルト11及び圧縮用コイルバネからなる弾性体
5により、第1図において、右方に付勢されてい
る。そして、矢印の如くわずかに回動または平行
移動自在に構成されている。
〔作用〕
次ぎにこのスタツドホルダーの作用につき説明
する。
先ず、溶接ガン8の通電部先端に本スタツドホ
ルダーの接続用突部1を嵌着する。次いで、スタ
ツド7を第1図矢印の如く下方から本ホルダーの
位置決め部2に押し込む。すると、締結板6が第
1図において、鎖線位置に時計方向に回転し、ス
タツド7は図の如く嵌着される。すると、締結板
6は弾性体5の付勢力により鎖線の状態から実線
の状態に復帰し、スタツド7の側面を押圧締結す
る。ついで、第4図に示すようなアークシールド
14をスタツド7の先端に形成された段付き部1
5に嵌入し、図示しないシールドホルダーにより
アークシールド14を保持させる。即ち、この図
示しないシールドホルダーは溶接ガンの先端にス
タツドホルダーと平行に突設されるものであり、
その端部にアークシールドを着脱自在に保持する
ための図示しない保持部が取付けられているもの
である。
而して、スタツド7の突端を図示しない母材に
押しつける。次いで、陶器製のアークシールド1
4を相対移動させてその端面を母材に弾圧させ
る。次いで、溶接ガンの引金を引けば、スタツド
7の突端が母材から次第に離反し、パイロツトア
ークが発生する。次いで、シールド14の内部で
激しくアークが発生する。このとき発生するガス
はアークシールド14の下面のガス抜き溝16か
ら外部に放出される。そして、母材とスタツド7
先端とが溶融して、溶融池が形成される。このと
き溶融電流は、溶接ガン8の先端から接続用突部
1及びホルダー本体3を通り、その下端に把持さ
れたスタツド7より図示しない母材へと流れる。
そして、制御装置によつて、予め設定されたアー
ク時間(通常1秒以内)を経過すると、電流が自
動的にOFFし、同時に銃に内装されたバネの復
元力によつてスタツド7の先端が溶融池内に急速
に押しつけられて溶着される。そこで、次ぎに本
スタツドホルダーを溶接されたスタツド7の頭部
から取り外すには次のようにすればよい。即ち、
溶接ガン8と共に、ホルダー本体3をその立ち下
がり面4を中心として時計方向に回転させればよ
い。すると、締結板6が鎖線の如く移動し、スタ
ツド7の頭部はホルダー本体3から外れる。従つ
て、スタツドの取り外し作業も、殆どワンタツチ
で行うことができる。このようにして、ケーブル
ハンガー等のスタツド7を船舶の壁面等の母材に
極めて容易に且つ能率的に多数溶接することがで
きる。なお、アークシールドは溶接完了後、ハン
マー等で壊して取り除かれる。
又、本考案は上記実施例に限定されるものでは
勿論なく、例えば、スタツド7はその頭部長さや
足の長さが図のものと異なつたものを用いること
もできる。又、スタツドホルダーの締結板6は、
第1図において、その上端で枢着して下端を開閉
自在に構成すると共に、適宜な弾性体で閉塞方向
に付勢することもできる。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案のスタ
ツド溶接用スタツドホルダーは次の構成からな
る。
即ち、ホルダー本体3の上端が溶接ガンの通電
部先端に着脱自在に嵌着される。そして、該本体
3の下端に縦断面逆L字状に形成された位置決め
部2を有する。さらに、ホルダー本体3に弾性体
5を介して締結板6を取付け、それを逆L字状の
立ち下がり面4に対向するように位置させると共
に、締結板6と立ち下がり面4との対向距離が弾
性的に伸縮自在となるように構成する。そして、
ホルダー本体3の逆L字状部2と締結板6との間
でスタツドの頭部を着脱自在に締結把持するよう
に構成したことを特徴とする。
本考案のスタツドホルダーは以上のような構成
からなり、次の効果を有する。
(1) 本ホルダーは、逆L字状に形成された位置決
め部2と締結板6とにより溝形を形成し、その
溝幅が拡縮自在に形成されている。従つて、ス
タツドの頭部断面外周が方形の一部を構成する
場合にはそのスタツドを殆どワンタツチで着脱
自在に締結してそれを把持することができる。
そして、その締結力により本ホルダーを介して
スタツド7に溶接電流を確実に通電し、スタツ
ド先端部を迅速に溶接し得る。そして、スタツ
ドを母材に溶接した後にも、殆どワンタツチで
スタツドから本ホルダーを外すことができる。
従つて、多数のスタツドを能率よく溶接するこ
とができる。
(2) 又、本ホルダーはスタツド7の頭部が逆L字
状の位置決め部2に位置決めされた状態で、締
結板6により挾持締結されるものであるから、
該スタツドを確実に把持することができ、溶接
中にスタツドが揺動する虞れがなく、そのスタ
ツドを母材に正確に植設することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のスタツドホルダーの一部破断
立面図であつて、スタツド7を把持した状態を示
し、第2図はその左側面図、第3図は本ホルダー
によつて、把持されるスタツドの一例を示す斜視
図、第4図は同スタツド用のアークシールドの一
例を示す斜視図。 1……接続用突部、2……位置決め部、3……
ホルダー本体、4……立ち下がり面、5……弾性
体、6……締結板、7……スタツド(ケーブルハ
ンガー)、8……溶接ガン、9……ケーブル、1
0……突起、11……ガイド用ボルト、12……
ボルト、13……回り止めピン、14……アーク
シールド、15……段付き部、16……ガス抜き
溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スタツド溶接用の溶接ガンの通電部先端に着脱
    自在に上端部が嵌着されると共に、下端に縦断面
    逆L字状に形成された位置決め部2を有する金属
    製のホルダー本体3と、前記逆L字状の立ち下が
    り面4に対向すると共に、該立ち下がり面4との
    対向距離が伸縮自在となるように、弾性体5を介
    して前記本体3に取付けられた締結板6と、を具
    備し、前記逆L字状部2と前記締結板6との間で
    金属製のスタツドの頭部を着脱自在に締結把持す
    るように構成したスタツド溶接用スタツドホルダ
    ー。
JP12878784U 1984-08-25 1984-08-25 スタツド溶接用スタツドホルダ− Granted JPS6146067U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12878784U JPS6146067U (ja) 1984-08-25 1984-08-25 スタツド溶接用スタツドホルダ−

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JP12878784U JPS6146067U (ja) 1984-08-25 1984-08-25 スタツド溶接用スタツドホルダ−

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Publication Number Publication Date
JPS6146067U JPS6146067U (ja) 1986-03-27
JPH028613Y2 true JPH028613Y2 (ja) 1990-03-01

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JP12878784U Granted JPS6146067U (ja) 1984-08-25 1984-08-25 スタツド溶接用スタツドホルダ−

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