JPH028565Y2 - - Google Patents

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JPH028565Y2
JPH028565Y2 JP1985058896U JP5889685U JPH028565Y2 JP H028565 Y2 JPH028565 Y2 JP H028565Y2 JP 1985058896 U JP1985058896 U JP 1985058896U JP 5889685 U JP5889685 U JP 5889685U JP H028565 Y2 JPH028565 Y2 JP H028565Y2
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belt
heat
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chain
resistant felt
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JP1985058896U
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JPS61177709U (ja
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  • Belt Conveyors (AREA)
  • Chain Conveyers (AREA)
  • Extrusion Of Metal (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はアルミ押出プレス機の後面設備、詳し
くは溶融アルミを押出成形後、その成形品を冷却
しながら次工程に移送するためのクーリングテー
ブルに関するものである。
〔従来の技術〕
一般にアルミ押出プレス機のクーリングテーブ
ルは押出ダイスより押出成形された高温(550℃
〜600℃)のアルミ成形品を押出方向に対して直
角方向に移送できる複数条のアタツチメントチエ
ーンを備えている。該アタツチメントチエーンを
構成する個々のリンクの外縁には溝部を挟んで右
対称構造の皿板が設けられ、これに耐熱パツドを
固定していた。この耐熱パツドとして、従来は固
形カーボンや石綿等であり、成形品に傷をつけて
しまう、曇りを発生させる、寸法誤差や変形を生
じさせる、搬送不良を起こす、作業環境を悪化す
る、耐久性がない等の欠点が指摘されていた。こ
の欠点は本出願人が先に提案した耐熱パツド(実
開昭58−76730号)やクーリングテーブル用耐熱
パツド(実開昭59−99016号)により解消された。
この後者の技術は炭素繊維と芳香族ポリアミド繊
維を混合したバツトをニードリングしてフエルト
化した後、ひし型形状に打ち抜き、これを前記ア
タツチメントチエーンの個々のリンクの皿板上に
一個ずつボルト止めした構造のものであり、従来
の固形カーボンや石綿等に比べアルミ成形品の歩
留りを格段に向上させ、消耗したパツドを部分的
に交換できる長所を備えている。
しかしながら、次の欠点を未だ有していた。
ひし型形状のパツドを部分的に交換すること
は耐熱フエルトの品質向上に伴い激減し、一度
に全部のパツドを交換するようになつてきた。
このため全てのパツドを交換するにはアタツチ
メントチエーンを構成するリンクの数が4000〜
5000個という膨大な数であり、取り替えの工数
が非常に大きく、手間及び時間がかかる。
耐熱パツドはアタツチメントチエーンの個々
のリンクに固定されているので、パツドとパツ
ドの間には隙間が出来、この隙間に成形品が入
り込み凹みを生じてしまう虞れがあつた。
上記問題を解消するためには、耐熱フエルトパ
ツドをエンドレスベルトとしてプーリー間に張設
走行させればよいが、エンドレスの耐熱フエルト
ベルトが走行できるように現存設備を改造するに
は費用がかかりすぎるし、また、エンドレスの耐
熱フエルトベルトをアタツチメントチエーンの
個々のリンクに一体化している皿板上に固定して
走行させることも考えられるが、この場合にはア
タツチメントチエーンがスプロケツトを周回する
際の両者の周速が異なるため、ベルトの方が進み
切断されてしまうので不可能である。
〔考案の目的〕
本考案は上記問題を改良し、現存設備を大きく
改造することなくベルト式クーリングテーブルを
提供することを目的としている。また、他の目的
は耐熱フエルトベルト上に乗つて搬送される過程
で生ずるアルミ成形品の収縮にてベルトがチエー
ンから外されない、安定走行可能なクーリングテ
ーブルを提供すること、及び耐熱フエルトベルト
とアタツチメントチエーンとの走行速度差を吸収
できるベルト式クーリングテーブルを提供するこ
とにある。
〔考案の構成〕
本考案は上記目的を達成するため、個々のリン
クの外縁に、溝部を挟んで左右対称構造の皿板を
一体化してなる複数条のアタツチメントチエーン
を配設してなるクーリングテーブルにおいて、前
記アタツチメントチエーンの皿板上に、内面に前
記溝部に嵌入できる凸部を備えた耐熱フエルトベ
ルトを周回可能に懸架したことを特徴とするもの
である。
〔実施例〕
次に、本考案を図面に示す実施例にもとづき説
明する。
第3図において、11はアタツチメントチエー
ン、12はアタツチメントチエーン11を構成す
る個々のリンク、13はアタツチメントチエーン
11の駆動スプロケツト、14はリンク12の外
縁に溝部17を挟んで一体に設けた左右対称構造
の皿板、15は皿板14上に懸架した耐熱フエル
トベルトである。該耐熱フエルトベルト15は内
面に前記溝部17に嵌入できる凸部16が、例え
ばウレタン樹脂等の接着剤を利用して一体に固着
されている。この凸部16は耐熱フエルトベルト
15を前記チエーン11の皿板14上に懸架させ
たときに、溝部17に嵌入し、周回時に蛇行した
り外れたりすることを有効に防止するとともに、
ベルト自体の強度を高めるためのものである。
前記耐熱フエルトベルト15は炭素繊維と芳香
族ポリアミド繊維の混合バツド18を耐熱性織布
19の表面に複数枚積層し、ニードリングにより
一体化するか、ニードリング後に圧縮プレス成形
してなる。また、耐熱フエルトベルト15は前記
アタツチメントチエーン11の周回長より若干長
めの有端状に形成し、織布19の長手方向の両端
に第2図示の如く設けた接合用ループ20を噛み
合わせ、その供通孔に芯線を挿入することにより
エンドレス化できるようにすると、チエーン11
への着脱が便利となる。この場合、ベルト製造時
にバツト層と織布層とを第2図示の如く一定量だ
けずらし、織布接合部がバツトの接合部で隠れて
表面に露出しないようにすることが好ましい。
なお、前記耐熱フエルトベルト15のバツト層
として炭素繊維と芳香族ポリアミド繊維を混合し
た理由は、炭素繊維のみで構成した場合の摩耗性
及び熱伝導性の欠点を補うことと、ニードル時に
おける炭素繊維の損傷をなくし、しかも繊維の絡
み合いを助長するためである。このためには炭素
繊維に対する芳香族ポリアミド繊維の混合率は、
8〜6:2〜4の範囲、特に7:3であることが
好ましい。即ち、芳香族ポリアミド繊維の混合率
が2割より少なくなると上記目的が達せられない
し、4割を上回ると芳香族ポリアミド繊維は耐熱
限界が200℃〜300℃であり、耐熱フエルトベルト
15に要求される耐熱温度を大幅に下回ることと
なるからである。ここに使用する芳香族ポリアミ
ド繊維としては「コーネツクス」、「ノーメツク
ス」の商品名で市販されている「メタフエニレン
イソフタルアミド」または「ケブラー」の商品名
で市販されている「パラニフエニレンテレフタル
アミド」がある。
上記実施例では耐熱フエルトベルト15のバツ
ト層間及びバツト層と織布層とはニードリングに
より一体化されているが、この方法は各層間の繊
維の絡み合いを向上させる上に、繊維の方向がパ
ツチングの方向を指向し、アルミ成形品との摩擦
に対する強度を一層高め得る。
上記実施例ではベルト下面に設けた凸部16は
断面V状になつているが、上記目的を満足するも
のであれば、これ以外の形状のものでも良い。ま
た、凸部16の取付方法としては上記実施例では
織布19の裏面にポリウレタン樹脂等の接着剤を
利用して固着したがこれに限定されない。また、
凸部はリブ状に連続するもののみに限らず、ボタ
ン状に連続するものであつてもよい。
上記実施例において、耐熱フエルトベルト15
をアタツチメントチエーン11の皿板14上に乗
せてエンドレス状に結合した後、駆動スプロケツ
ト13を駆動させてアタツチメントチエーン11
を周回させると、個々のリンク12が連結ピンを
中心に折れ曲がり、このときにできる角部(第3
図破線に示す如く隣同志の皿板14を結んだ多角
形の部分)が耐熱フエルトベルト15の下面に接
触し、その摩擦抵抗で該ベルト15を走行させる
こととなる。この場合、アタツチメントチエーン
11に対してベルト15の方が周回半径が大きく
なるのでベルトの走行速度の方がアタツチメント
チエーンの速度より若干速くなるが、両者は固定
されていないため問題がない。
前記耐熱フエルトベルト15はアルミ押出プレ
ス機から押出成形された高温のアルミ成形品の押
出方向に対して直角に走行する。従つて、耐熱フ
エルトベルト15上に乗つた高温のアルミ成形品
が移送中、冷却されて長手方向に収縮すると、ベ
ルト15にはチエーン11から外れる方向の力が
かかることとなるが、ベルト下面の凸部16がア
タツチメントチエーン11の中央部に形成される
溝部17に嵌合しているため、外れることなく安
定走行できる。
〔考案の効果〕
以上の如く、本考案は個々のリンクの外縁に、
溝部を挟んで左右対称構造の皿板を一体化してな
る複数条のアタツチメントチエーンを配設してな
るクーリングテーブルにおいて、前記アタツチメ
ントチエーンの皿板上に、内面に前記溝部に嵌入
できる凸部を備えた耐熱フエルトベルトを周回可
能に懸架したことを特徴としているから、現存設
備を大きく改造することなくベルト式のクーリン
グテーブルが得られる。しかも、耐熱フエルトベ
ルト上に乗つて搬送される過程でアルミ成形品が
冷却により長手方向に収縮し、ベルトにチエーン
から外す方向の力がかかつたとしてもベルト内面
の凸部がアタツチメントチエーンの溝部に嵌合し
ているため、外れることなく安定走行が可能とな
る。
また、耐熱フエルトベルトとアタツチメントチ
エーンとは、凸部と溝部とで幅方向にのみ規制さ
れ、周回方向に自由であるから、アタツチメント
チエーンの周回による摩擦抵抗で送られるベルト
の走行速度とアタツチメントチエーンの速度との
差があつても問題がないなど、各種の優れた効果
を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の耐熱フエルトベルトを載置し
た場合を示す断面図、第2図は耐熱フエルトベル
ト断面図、第3図は現存のクーリングテーブル装
置の概略正面図である。 11……アタツチメントチエーン、12……リ
ンク、14……皿板、15……耐熱フエルトベル
ト、16……凸部、17……溝部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 個々のリンクの外縁に、溝部を挟んで左右対称
    構造の皿板を一体化してなる複数条のアタツチメ
    ントチエーンを配設してなるクーリングテーブル
    において、前記アタツチメントチエーンの皿板上
    に、内面に前記溝部に嵌入できる凸部を備えた耐
    熱フエルトベルトを周回可能に懸架したことを特
    徴とするクーリングテーブル。
JP1985058896U 1985-04-22 1985-04-22 Expired JPH028565Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985058896U JPH028565Y2 (ja) 1985-04-22 1985-04-22

Applications Claiming Priority (1)

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JP1985058896U JPH028565Y2 (ja) 1985-04-22 1985-04-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61177709U JPS61177709U (ja) 1986-11-06
JPH028565Y2 true JPH028565Y2 (ja) 1990-03-01

Family

ID=30584824

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51113972A (en) * 1975-04-01 1976-10-07 Muneo Itagaki Conveyor

Family Cites Families (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5999016U (ja) * 1982-12-23 1984-07-04 市川毛織株式会社 ク−リングテ−ブル用耐熱パツド
JPS59180805U (ja) * 1983-05-20 1984-12-03 日本フエルト工業株式会社 ク−リングテ−ブル用ベルト

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51113972A (en) * 1975-04-01 1976-10-07 Muneo Itagaki Conveyor

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JPS61177709U (ja) 1986-11-06

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