JP2748233B2 - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JP2748233B2
JP2748233B2 JP6077748A JP7774894A JP2748233B2 JP 2748233 B2 JP2748233 B2 JP 2748233B2 JP 6077748 A JP6077748 A JP 6077748A JP 7774894 A JP7774894 A JP 7774894A JP 2748233 B2 JP2748233 B2 JP 2748233B2
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俊一 遠藤
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YAMAKYU CHEIN KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水平面内でカーブでき
るように形成した合成樹脂製のスラットバンドチェーン
と、このスラットバンドチェーンに噛合する合成樹脂製
のスプロケットとを備えた搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の搬送装置にあっては、種
々のものが提供されており、例えば、本願出願人によっ
て実開平4−138012号公報に記載されているよう
なスラットバンドチェーンが提案されている。そして、
このスラットバンドチェーンは、例えば、図5に示すよ
うに、搬送物を載置するトップ板102と、該トップ板
102の前端下部に一方のチェーン単体100の後方カ
ール部(後方連結部)106に連結される前方カール部
(前方連結部)104と、後端下部に他方のチェーン単
体100の前方カール部104に連結される後方カール
部106とをチェーン単体100に設けて構成されてい
る。
【0003】そして、後方カール部106はスラットバ
ンドチェーンの進行方向中心線O−Oに対して対称に突
設された一対のカールされた形状(板部分を下方に湾曲
して形成した形状)であり、前方カール部104はその
一対の後方カール部106を夫々はさみ込むように3本
の突設されたカール形状に形成されている。また、前方
カール部104、後方カール部106には夫々連結用ピ
ンの通孔108,110が穿設されており、前方カール
部104に隣り合うチェーン単体100の後方カール部
106に嵌合し、後方カール部106には他のチェーン
単体100の前方カール部104に嵌合して夫々ピン1
12で挿通してチェーン単体100を相互に順次連結し
てスラットバンドチェーンを無端状に構成する。
【0004】このように構成したスラットバンドチェー
ンを、スプロケットにより駆動して、トップ板102上
に載置された搬送物を搬送するものである。上記の構造
によるスラットバンドチェーンは、従来のスラットバン
ドチェーンの構造に比べて前方カール部104を3カ
所、後方カール部106を2カ所と夫々1カ所づつ増や
し、前方カール部104に於けるピン112の保持間隔
を短くして、ピン112の曲がりに対する耐久性が向上
し、スラットバンドチェーンのチェーン張力(荷重)に
よってピンの曲がりが発生することを防止できるように
したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】しかし、従来のこの
種のスラットバンドチェーンは直線ラインのみに使用さ
れる直線専用チェーンと、曲線ラインを含むラインに使
用される曲線搬送用チェーンとに区別されていた。これ
は、その使用量が最も多いチェーンピッチ(前方カール
部の中心と後方カール部の中心との間隔)Aが38.1
mmのスラットバンドチェーンを例にとって説明すると、
直線専用チェーンは前方カール部104(後方カール部
106)に挿通されるピン112に対して他のチェーン
単体100の後方カール部106(前方カール部10
4)を傾斜させることがないため(ピン112が後方カ
ール部106の通孔110内で傾斜することがないた
め)、後方カール部106(前方カール部104)を曲
線搬送用チェーンに比べ比較的小さくすることが可能で
あり、また、チェーン単体100とチェーン単体100
の隙間をできるだけ小さくするために、直線専用チェー
ンではスプロケット114に掛かる後方カール部106
の進行方向長さ(スプロケット114に噛合する長さ)
Cを12.6〜13.0mm(基準12.7mm)に製造し
ているが、曲線搬送用チェーンは図6に示すように、ス
ラットバンドチェーンがカーブしたときにピン112が
後方カール部106の通孔110内で傾斜できるように
当該通孔110の径を大きくする必要があり、このため
に後方カール部106の進行方向長さCも直線用チェー
ンのものに比べて長くなり、通常14.7〜15.3mm
(基準15.2mm)に製造していた。
【0006】尚、このピン112が通孔110内で傾い
ても孔を大きくしないようにするにはピン112の径を
細くすれば良いが、これではチェーン強度上問題である
ので、結局は上記のように直線用、曲線用の2つのチェ
ーン単体100ーを製造している。また、この2つのチ
ェーン単体100により、これに噛合するスプロケット
114も直線用、曲線用2つ用意している。
【0007】更に、近年スラットバンドチェーンやスプ
ロケットはスチール製から樹脂性に変りつつある。これ
は、スチール製のものに比べ軽量であり、消費電力小さ
くて済むこと、トップ板上に載置された搬送物の滑りが
良いこと等のためである。そして、スプロケット114
は従来より、図7(A)に示すように、スプロケット1
14の実歯116の数を奇数として一歯飛びにチェーン
を掛ける方式が、歯の均一な摩耗から考えて優位であっ
た。
【0008】この点、直線専用チェーンでは例えば前記
チェーンピッチAが38.1mmの場合、前述の通り後方
カール部106の進行方向長さCが12.6〜13.0
mmなので、その実歯116を奇数(例えば25枚、23
枚、21枚等)に製造できるが、曲線用の場合、カール
部の進行方向長さCが前記の通り14.7〜15.3mm
と長いので直線用と同じ数だけ実歯を製造すると、歯と
歯の間の歯先寸法118が1mm程度しかなくなり、スチ
ール製ならともかく樹脂製では耐久性に問題があって製
造できなかった。このため曲線用チェーンの樹脂製スプ
ロケットでは一歯飛びにチェーンを掛ける方式は用いら
れず、図7(B)に示すように作用歯方式(実歯116
に連続してチェーンを掛ける方式)のものが利用されて
いた。
【0009】しかし、前記の通りスチール製に比べて樹
脂製の方が利点が多い今日では、曲線搬送用のスプロケ
ットがスチール製しか製造できないのは問題であった。
そして、直線及び曲線に兼用できるスラットバンドチェ
ーンと、それに噛合し、且つ樹脂製であっても一歯飛び
にできるスプロケットが望まれている。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、従来
存した如上の如き難点等を解消すると共に、搬送装置自
体を軽量に構成でき、チェーン単体及びスラットバンド
チェーン全体の強度、剛性、耐久性を高め、スラットバ
ンドチェーンとスプロケットとに於ける横ズレを確実に
防止でき、後方カール部がスプロケットに確実に且つバ
ランス良く係止され、スプロケットの駆動回転力がスラ
ットバンドチェーンに確実に且つ無理なく伝達され、ス
ラットバンドチェーン自体を適宜カーブするレールに沿
って確実に且つ安定的に移動せしめられ、スプロケット
がバランス良く摩耗して、その使用期間を長くでき、経
済的なものを提供すべく創出されたもので、請求項1記
載の搬送装置にあっては、適宜合成樹脂製のチェーン単
体10相互を適宜合成樹脂製のピン22で無端状に連結
して、水平面内でカーブできるように形成したスラット
バンドチェーンと、適宜合成樹脂製のスプロケット26
とを備えた搬送装置であって、チェーン単体10は、搬
送物を載置するトップ板12と、トップ板12の後端下
部に突設される一対の後方カール部16と、トップ板1
2の前端下部に突設されると共に、他のチェーン単体1
0の一対の後方カール部16を夫々はさみ込めるように
配される3つの前方カール部14と、前方カール部14
と後方カール部16とを連結する3本の補強用リブ24
a,24b,24cとを有し、ピン22は、3つの前方
カール部14に夫々穿設した通孔18に挿通されると共
に、2つの後方カール部16に夫々穿設した通孔20に
遊挿され、スプロケット26は、その外周部分中央に溝
28を周設すると共に、後方カール部16が一歯飛びに
係止されるよう形成し、チェーン単体10の中央の補強
用リブ24bは、スプロケット26の溝28に入り込ん
で、横方向の移動が規制されるよう形成され、チェーン
単体10の両側の補強用リブ24a,24cは、スラッ
トバンドチェーンがカーブしたときに、レール側面に接
触するよう形成する手段を採用した。
【0011】また、スラットバンドチェーンの隙間を小
さくでき、搬送路に直線部分や曲線部分がある場合の使
用に最適な搬送装置とし、更に、後方カール部を大きく
設定でき、面圧を下げて、摩耗伸びを少なくし、適宜合
成樹脂製のスラットバンドチェーンでも十分な強度を発
揮できるようにすべく、請求項2記載の搬送装置にあっ
ては、スラットバンドチェーンのチェーンピッチAを、
約38.1mm、または、約38.1mmより小さく設定
し、このチェーンピッチAに対して、2つの後方カール
部16の横幅Bを、0.78〜1.20の比率に設定
し、後方カール部16の進行方向長さCを、0.35〜
0.38の比率に設定する手段を採用した。
【0012】
【作用】しかして、請求項1記載の搬送装置にあって
は、チェーン単体10と、ピン22と、スプロケット2
6とが適宜合成樹脂製となり、軽量となる。また、チェ
ーン単体10は、前方カール部14と後方カール部16
とを連結する3本の補強用リブ24a,24b,24c
により、強度、剛性、耐久性が高められる。更に、スプ
ロケット26は、その外周部分中央に周設された溝28
に、チェーン単体10の中央の補強用リブ24bが入り
込み、スプロケット26に対するチェーン単体10の横
方向の移動が規制され、後方カール部16は、スプロケ
ット26に確実に且つバランス良く係止され、スプロケ
ット26の駆動回転力は、スラットバンドチェーンに確
実に且つ無理なく伝達される。そして、スプロケット2
6には、後方カール部16が一歯飛びに係止され、スプ
ロケット26がバランス良く摩耗するようになる。それ
から、チェーン単体10は、スラットバンドチェーンが
カーブしたときに、その両側の補強用リブ24a,24
cが、レール側面に接触するようになり、レールに沿っ
て確実に且つ安定的に移動するようになる。
【0013】また、請求項2記載の搬送装置にあって
は、チェーンピッチAに対して、2つの後方カール部1
6の横幅Bを、0.78〜1.20の比率とし、後方カ
ール部16の進行方向長さCを、0.35〜0.38の
比率とすると、スラットバンドチェーンの隙間が小さく
なり、更に、後方カール部が大きくなり、面圧が下っ
て、摩耗伸びが少なくなり、適宜合成樹脂製のスラット
バンドチェーンでも十分な強度が発揮されるようにな
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例について説明する。本
発明の搬送装置は、適宜合成樹脂製のチェーン単体10
相互を適宜合成樹脂製のピン22で無端状に連結して、
水平面内でカーブできるように形成したスラットバンド
チェーンと、適宜合成樹脂製のスプロケット26とを備
えたものである。
【0015】そして、スラットバンドチェーンは、搬送
物を載置するトップ板12と、このトップ板12の後端
下部に突設される一対の後方カール部16と、トップ板
12の前端下部に突設されると共に、他のチェーン単体
10の一対の後方カール部16を夫々はさみ込めるよう
に配される3つの前方カール部14と、前方カール部1
4と後方カール部16とを連結する3本の補強用リブ2
4a,24b,24cと、3つの前方カール部14に夫
々穿設した通孔18に挿通されると共に、2つの後方カ
ール部16に夫々穿設した通孔20に遊挿される適宜合
成樹脂製のピン22とを有している。尚、一対の後方カ
ール部16はスラットバンドチェーンの進行方向中心線
O−Oに対して対称に突設され、3つの前方カール部1
4も同様に突設されている。
【0016】また、スプロケット26は、その外周部分
中央に溝28を周設すると共に、後方カール部16が一
歯飛びに係止されるよう形成し、チェーン単体10の中
央の補強用リブ24bは、スプロケット26の溝28に
入り込んで、横方向の移動が規制されるよう形成され、
チェーン単体10の両側の補強用リブ24a,24c
は、スラットバンドチェーンがカーブしたときに、レー
ル側面に接触するよう形成されている。
【0017】前記補強用リブ24a,24b,24c
は、両端の各前方カール部14と各後方カール部16の
外側端部16aを繋ぐ2本の補強用リブ24a,24c
と、中央の前方カール部14と各後方カール部16の内
側端部16bを繋ぐ1本の補強用リブ24bとからな
り、この中央の補強用リブ24bは、一端をY字形のよ
うに二股に割れているが、これに限らず3つの前方カー
ル部14と2つの後方カール部16を結ぶものであれば
その形状は問わず、例えば、直線であっても湾曲してい
ても。更に、一端または両端をY字形のように二股に割
れている形状としても良い。
【0018】また、本発明の搬送装置は、スラットバン
ドチェーンのチェーンピッチAを、約38.1mm、また
は、約38.1mmより小さく設定し、このチェーンピッ
チAに対して、2つの後方カール部16の横幅Bを、
0.78〜1.20の比率に設定し、後方カール部16
の進行方向長さCを、0.35〜0.38の比率に設定
して構成されている。具体的には、チェーンピッチAが
38.1mm以下のスラットバンドチェーンに於いて、
例えば、チェーンピッチAを38.1mmとしたとき
は、2つの後方カール部16の横幅Bを従来の直線用よ
り大きい29.7〜45.72mmとし、後方カール部
16の進行方向長さCを直線用と曲線用との間の大きさ
の13.33〜14.48mmとし、チェーンピッチA
を37.5mmとしたときは、2つの後方カール部16
の横幅Bを従来の直線用より大きい29.25〜45.
0mmとし、後方カール部16の進行方向長さCを直線
用と曲線用との間の大きさの13.13〜14.25m
mとし、チェーンピッチAを38.5mmとしたとき
は、2つの後方カール部16の横幅Bを従来の直線用よ
り大きい30.03〜46.2mmとし、後方カール部
16の進行方向長さCを直線用と曲線用との間の大きさ
の13.48〜14.63mmとすることができる。
【0019】すなわち、本発明の搬送装置は、上述の構
成に於いて、スラットバンドチェーンを図3、図4に示
すスプロケット26に噛合し、このスプロケット26に
より駆動して、トップ板12上に載置された搬送物を搬
送するものである。そして、実施例では、前方カール部
14と後方カール部16とを連結する3本の補強用リブ
24a,24b,24cを設けることで、チェーン単体
10及びスラットバンドチェーンの強度を強化でき、そ
の結果、同じ材質のスラットバンドチェーンと比べて許
容加重が増加し、従来のこの種の樹脂製チェーンに比べ
長い搬送が可能となるように構成されている。
【0020】また、スラットバンドチェーンは、直線用
と曲線用のチェーンを共有できるように構成されてお
り、これに噛合するスプロケット26も1つのタイプ済
むように構成されている。
【0021】更に、スラットバンドチェーンは、チェー
ン単体10を相互に順次連結して無端状に構成する際、
後方カール部16の進行方向長さCが短く、隣設するチ
ェーン単体10のトップ板12の先端をカールさせて重
なり合うように構成でき、チェーン単体10とチェーン
単体10との間の隙間をできるだけ小さくできるように
してある。
【0022】2つの後方カール部16の横幅Bは、例え
ば、チェーンピッチAに対して0.78〜1.20の比
率とするが、このときは、スラットバンドチェーンとし
てレールの受け幅がそれなりに保たれるようになり、ト
ップ板12の下面の早期摩耗を避けられるようになる。
また、後方カール部16の進行方向長さCは、例えば、
チェーンピッチAに対して0.35〜0.38の比率と
するが、このときは、スラットバンドチェーンの強度が
保てるようになると共に、スプロケット26の寿命を縮
めることのないものとなる。すると、後方カール部16
の進行方向長さCが短いことにより、十分に強度を保ち
ながら一歯飛びの樹脂製スプロケット26を使用できる
ようになる。
【0023】ところで、本発明の搬送装置に於ける合成
樹脂製のスラットバンドチェーンと、従来からある合成
樹脂製のスラットバンドチェーン(1つの後方カール部
と、2つの前方カール部を有し、前方カール部と後方カ
ール部を連結する1本または2本のリブがあるもの)と
を比べてその強度を実験した。その結果、従来のスラッ
トバンドチェーンの破断荷重は、270kgf で、本発明
のスラットバンドチェーンは470〜550kgf で、少
なくとも、30パーセントの強度アップとなった。すな
わち、2つの後方カール部16と、3つの前方カール部
14を設けて、これらの通孔18,20に挿通するピン
22の保持間隔を短くしたことと、前方カール部14と
後方カール部16とを連結する3本の補強用リブ24
a,24b,24cを設けたこととによるものである。
【0024】
【発明の効果】従って、請求項1記載の搬送装置は、適
宜合成樹脂製のチェーン単体10相互を適宜合成樹脂製
のピン22で無端状に連結して、水平面内でカーブでき
るように形成したスラットバンドチェーンと、適宜合成
樹脂製のスプロケット26とを備えた搬送装置であっ
て、チェーン単体10は、搬送物を載置するトップ板1
2と、トップ板12の後端下部に突設される一対の後方
カール部16と、トップ板12の前端下部に突設される
と共に、他のチェーン単体10の一対の後方カール部1
6を夫々はさみ込めるように配される3つの前方カール
部14と、前方カール部14と後方カール部16とを連
結する3本の補強用リブ24a,24b,24cとを有
し、ピン22は、3つの前方カール部14に夫々穿設し
た通孔18に挿通されると共に、2つの後方カール部1
6に夫々穿設した通孔20に遊挿され、スプロケット2
6は、その外周部分中央に溝28を周設すると共に、後
方カール部16が一歯飛びに係止されるよう形成し、チ
ェーン単体10の中央の補強用リブ24bは、スプロケ
ット26の溝28に入り込んで、横方向の移動が規制さ
れるよう形成され、チェーン単体10の両側の補強用リ
ブ24a,24cは、スラットバンドチェーンがカーブ
したときに、レール側面に接触するよう形成したので、
搬送装置自体を軽量に構成できるようになると共に、3
本の補強用リブ24a,24b,24cによって、チェ
ーン単体10及びスラットバンドチェーン全体の強度、
剛性を高められるようになり、耐久性も優れたものとな
る。
【0025】特に、中央の補強用リブ24bが、スアプ
ロケット26の溝28に入り込み、スラットバンドチェ
ーンとスプロケット26とに於ける横ズレを確実に防止
できるようになり、2つの後方カール部16がスプロケ
ット26に確実に且つバランス良く係止されるようにな
ると共に、スプロケット26の駆動回転力がスラットバ
ンドチェーンに確実に且つ無理なく伝達されるようにな
る。
【0026】また、両側の補強用リブ24a,24c
は、スラットバンドチェーンがカーブしたときに、レー
ル側面と接触するようになり、スラットバンドチェーン
自体を適宜カーブするレールに沿って確実に且つ安定的
に移動せしめられるようになる。
【0027】更に、スプロケット26は、後方カール部
16が一歯飛びに係止されるよう形成してあるので、ス
プロケット26がバランス良く摩耗するようになり、そ
の使用期間が比較的長くなり、経済的となる。
【0028】請求項2記載の搬送装置は、スラットバン
ドチェーンのチェーンピッチAを、約38.1mm、また
は、約38.1mmより小さく設定し、このチェーンピッ
チAに対して、2つの後方カール部16の横幅Bを、
0.78〜1.20の比率に設定し、後方カール部16
の進行方向長さCを、0.35〜0.38の比率に設定
したので、スラットバンドチェーンの隙間を小さくでき
るようになり、搬送路に直線部分や曲線部分がある場合
の使用に最適な搬送装置となる。
【0029】更に、後方カール部16を従来品等と比べ
大きく設定できるようになり、すると、面圧が下がり、
摩耗伸びを少なくでき、その結果、適宜合成樹脂製のス
ラットバンドチェーンでも十分な強度を発揮できるもの
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の搬送装置を構成するスラットバンドチ
ェーンの一実施例を示す底面図である。
【図2】図1の同スラットバンドチェーンの側面図であ
る。
【図3】本発明の搬送装置を構成するスプロケットの一
実施例を示す正面図である。
【図4】図3のスプロケットの縦断面図である。
【図5】従来のスラットバンドチェーンの一実施例を示
す底面図である。
【図6】通孔とピンとの関係を示す説明図である。
【図7】(A)は一歯飛びに掛ける方式を示す説明図、
(B)は作用歯方式を示す説明図である。
【符号の説明】
10 チェーン単体 12 トップ板 14 前方カール部 16 後方カール部 16a 外側端部 16b 内側端部 18 通孔 20 通孔 22 ピン 24a 補強用リブ 24b 補強用リブ 24c 補強用リブ A チェーンピッチ B 後方カール部の横幅 C 後方カール部の進行方向長さ 26 スプロケット 28 溝 A チェーンピッチ B 後方カール部の横幅 C 後方カール部の進行方向長さ 100 チェーン単体 102 トップ板 104 前方カール部 106 後方カール部 108 通孔 110 通孔 112 ピン 114 スプロケット 116 実歯 118 歯先寸法

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適宜合成樹脂製のチェーン単体相互を適
    宜合成樹脂製のピンで無端状に連結して、水平面内でカ
    ーブできるように形成したスラットバンドチェーンと、
    適宜合成樹脂製のスプロケットとを備えた搬送装置であ
    って、チェーン単体は、搬送物を載置するトップ板と、
    トップ板の後端下部に突設される一対の後方カール部
    と、トップ板の前端下部に突設されると共に、他のチェ
    ーン単体の一対の後方カール部を夫々はさみ込めるよう
    に配される3つの前方カール部と、前方カール部と後方
    カール部とを連結する3本の補強用リブとを有し、ピン
    は、3つの前方カール部に夫々穿設した通孔に挿通され
    ると共に、2つの後方カール部に夫々穿設した通孔に
    挿され、スプロケットは、その外周部分中央に溝を周設
    すると共に、後方カール部が一歯飛びに係止されるよう
    形成し、チェーン単体の中央の補強用リブは、スプロケ
    ットの溝に入り込んで、横方向の移動が規制されるよう
    形成され、チェーン単体の両側の補強用リブは、スラッ
    トバンドチェーンがカーブしたときに、レール側面に接
    触するよう形成したことを特徴とする搬送装置。
  2. 【請求項2】 スラットバンドチェーンのチェーンピッ
    チを、約38.1mm、または、約38.1mmより小さく
    設定し、このチェーンピッチに対して、2つの後方カー
    ル部の横幅を、0.78〜1.20の比率に設定し、後
    方カール部の進行方向長さを、0.35〜0.38の比
    率に設定したことを特徴とする請求項1記載の搬送装
    置。
JP6077748A 1994-03-25 1994-03-25 搬送装置 Expired - Lifetime JP2748233B2 (ja)

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