JPH028493Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH028493Y2 JPH028493Y2 JP1982089924U JP8992482U JPH028493Y2 JP H028493 Y2 JPH028493 Y2 JP H028493Y2 JP 1982089924 U JP1982089924 U JP 1982089924U JP 8992482 U JP8992482 U JP 8992482U JP H028493 Y2 JPH028493 Y2 JP H028493Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reinforced plastic
- fiber
- plastic rod
- line
- bush
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はラインスペーサの改良に関するもので
ある。
ある。
架空配電用の混線接触防止のために使用するラ
インスペーサとして、ガラス繊維強化プラスチツ
ク棒に電線引留用ブツシユを所定の間隔ごとに挿
通、固定したものが公知である。
インスペーサとして、ガラス繊維強化プラスチツ
ク棒に電線引留用ブツシユを所定の間隔ごとに挿
通、固定したものが公知である。
このラインスペーサにおいては、電線引留用ブ
ツシユの位置、間隔を任意に設定でき、長尺のガ
ラス繊維強化プラスチツク棒材(切断によつて所
定長さのものを得る)と電線引留用ブツシユさえ
用意しておけば、電圧階級、環状汚損度に応じた
各種類のラインスペーサを得ることができる。
ツシユの位置、間隔を任意に設定でき、長尺のガ
ラス繊維強化プラスチツク棒材(切断によつて所
定長さのものを得る)と電線引留用ブツシユさえ
用意しておけば、電圧階級、環状汚損度に応じた
各種類のラインスペーサを得ることができる。
かかるスペーサの沿面絶縁強度乃至は耐トラツ
キング性向上あるいは長さ寸法の短縮のために笠
形の絶縁体を取付けることが公知であり、かくす
ることによつて笠で覆われた繊維強化プラスチツ
ク棒部分を雨から遮断して常に乾燥状態に保ち得
耐トラツキング性等を向上できる。
キング性向上あるいは長さ寸法の短縮のために笠
形の絶縁体を取付けることが公知であり、かくす
ることによつて笠で覆われた繊維強化プラスチツ
ク棒部分を雨から遮断して常に乾燥状態に保ち得
耐トラツキング性等を向上できる。
ところで、上記ガラス繊維強化プラスチツク棒
に挿通した電線引留用ブツシユ並びに笠形絶縁体
の固定に接着剤を使用すれば繊維強化プラスチツ
ク棒の表面に接着剤が付着し、通常接着剤は耐ト
ラツキング性に秀れているとは云い難いために、
その接着剤付着箇所が局部的放電に曝されると炭
化し易くトラツキングを誘発し易い。かかる点か
らすれば、上記固定にはビス止めを施用すること
が有利である。
に挿通した電線引留用ブツシユ並びに笠形絶縁体
の固定に接着剤を使用すれば繊維強化プラスチツ
ク棒の表面に接着剤が付着し、通常接着剤は耐ト
ラツキング性に秀れているとは云い難いために、
その接着剤付着箇所が局部的放電に曝されると炭
化し易くトラツキングを誘発し易い。かかる点か
らすれば、上記固定にはビス止めを施用すること
が有利である。
而るに、ガラス繊維強化プラスチツク棒にビス
を多量にセツトすると、それだけ多くの箇所でガ
ラス繊維強化プラスチツク棒の繊維が切断される
ことになり、その棒体の機械的強度の低下が顕著
となる。従つて上記のように、ガラス繊維強化プ
ラスチツク棒に電線引留用ブツシユ以外に笠形絶
縁体を挿通し、これらをビスで固定すれば、耐ト
ラツキング性の点においては有利であつても機械
強度上、不利を免れ難い。
を多量にセツトすると、それだけ多くの箇所でガ
ラス繊維強化プラスチツク棒の繊維が切断される
ことになり、その棒体の機械的強度の低下が顕著
となる。従つて上記のように、ガラス繊維強化プ
ラスチツク棒に電線引留用ブツシユ以外に笠形絶
縁体を挿通し、これらをビスで固定すれば、耐ト
ラツキング性の点においては有利であつても機械
強度上、不利を免れ難い。
本考案の目的は、かかる機械強度上の不利を排
除でき、かつ耐トラツキング性における有利性を
保有できる繊維強化プラスチツク製ラインスペー
サを提供することにある。
除でき、かつ耐トラツキング性における有利性を
保有できる繊維強化プラスチツク製ラインスペー
サを提供することにある。
本考案に係る繊維強化プラスチツク製ラインス
ペーサは、一端に笠を一体に設けた電線引留用ブ
ツシユを複数箇、繊維強化プラスチツク棒上に挿
通し、これらの各ブツシユを前記繊維強化プラス
チツク棒にビスにより固定したことを特徴とする
構成である。
ペーサは、一端に笠を一体に設けた電線引留用ブ
ツシユを複数箇、繊維強化プラスチツク棒上に挿
通し、これらの各ブツシユを前記繊維強化プラス
チツク棒にビスにより固定したことを特徴とする
構成である。
以下、図面により本考案を説明する。
第1図は本考案の実施例を示す側面図であり、
第2図は第1図の点線枠内を示す一部断面側面図
である。
第2図は第1図の点線枠内を示す一部断面側面図
である。
第1図並びに第2図において、1は繊維強化プ
ラスチツク棒であり、例えば不飽和ポリエステル
樹脂含浸ガラスロービングをダイスにより引抜き
成形すると共にそのダイスの加熱で樹脂を硬化し
て得た長尺FRP棒又はパイプの切断品を使用す
ることができる。
ラスチツク棒であり、例えば不飽和ポリエステル
樹脂含浸ガラスロービングをダイスにより引抜き
成形すると共にそのダイスの加熱で樹脂を硬化し
て得た長尺FRP棒又はパイプの切断品を使用す
ることができる。
2a,2b,2c並びに3a,3b,3cは電
線引留用プラスチツク製ブツシユであり、繊維強
化プラスチツク棒1に挿通され、ビス4によつて
そのプラスチツク棒1に固定されている。上記ブ
ツシユのうち、ブツシユ3a,3b,3cには、
深ひだの笠31が一端に一体に設けられている。
線引留用プラスチツク製ブツシユであり、繊維強
化プラスチツク棒1に挿通され、ビス4によつて
そのプラスチツク棒1に固定されている。上記ブ
ツシユのうち、ブツシユ3a,3b,3cには、
深ひだの笠31が一端に一体に設けられている。
Xa,Xb,Xc並びにYa,Yb,Ycは別系統の
三相架空線であり、X系統の各相線Xa,Xb,
Xcは各ブツシユ2a,2b,2cに、Y系統の
各相線Ya,Yb,Ycは各ブツシユ3a,3b,
3cにそれぞれバインド線により固定されてい
る。
三相架空線であり、X系統の各相線Xa,Xb,
Xcは各ブツシユ2a,2b,2cに、Y系統の
各相線Ya,Yb,Ycは各ブツシユ3a,3b,
3cにそれぞれバインド線により固定されてい
る。
上記において、両系統の異相線の間、例えばY
系統のa相線YaとX系統のb相線Xbとの間に
は、笠つき電線引留用ブツシユ3aの笠31が存
在しており、その笠31で覆われた繊維強化プラ
スチツク棒部分が雨に曝されるようなことがな
く、常に高表面抵抗の状態に維持されるから、上
記異相線の相間電圧にもかゝわらず、その異相線
間のラインスペーサ表面の洩れ電流を極小にとど
めることができる。従つて、トラツキングを防止
できる。
系統のa相線YaとX系統のb相線Xbとの間に
は、笠つき電線引留用ブツシユ3aの笠31が存
在しており、その笠31で覆われた繊維強化プラ
スチツク棒部分が雨に曝されるようなことがな
く、常に高表面抵抗の状態に維持されるから、上
記異相線の相間電圧にもかゝわらず、その異相線
間のラインスペーサ表面の洩れ電流を極小にとど
めることができる。従つて、トラツキングを防止
できる。
現に、上記Y系統a相線Yaに対する笠つき電
線引留用ブツシユ3aとX系統b相線Xbに対す
る通常の電線引留用ブツシユ2bとの間の間隔を
23cmとし、同上笠つき電線引留用ブツシユ3aの
笠の深さ及びFRPと笠内径とのギヤツプ(第2
図におけるl及びgで示す)をl=30cm、g=
0.8cmとした場合(本考案品試験例)と、上記笠
つき電線引留用ブツシユ31を笠なしのブツシユ
(上記ブツシユ2bと同一のブツシユ)とした以
外は上記試験例と同じとした場合(比較品試験
例)のそれぞれにつき、塩水噴霧下での電圧−洩
れ電流特性を測定したところ、第3図に示す通り
であり、本考案ラインスペーサによれば洩れ電流
を著しく軽減できる。従つて、トラツキングをよ
く防止できる。
線引留用ブツシユ3aとX系統b相線Xbに対す
る通常の電線引留用ブツシユ2bとの間の間隔を
23cmとし、同上笠つき電線引留用ブツシユ3aの
笠の深さ及びFRPと笠内径とのギヤツプ(第2
図におけるl及びgで示す)をl=30cm、g=
0.8cmとした場合(本考案品試験例)と、上記笠
つき電線引留用ブツシユ31を笠なしのブツシユ
(上記ブツシユ2bと同一のブツシユ)とした以
外は上記試験例と同じとした場合(比較品試験
例)のそれぞれにつき、塩水噴霧下での電圧−洩
れ電流特性を測定したところ、第3図に示す通り
であり、本考案ラインスペーサによれば洩れ電流
を著しく軽減できる。従つて、トラツキングをよ
く防止できる。
本考案に係るラインスペーサにおいては、上述
した通り、電線引留用ブツシユに笠を一体に設
け、このブツシユをビスにより、固定しているか
ら、電線引留用ブツシユと別体の笠形絶縁体を用
い、ブツシユのみならず笠形絶縁体をもビスで固
定する場合に較べて、ビスのセツト箇所数を半減
でき、繊維強化プラスチツク棒の機械的強度を充
分に保持できる。また、固定にビスを使用してい
るから、接着剤により固定する場合のような接着
剤の付着汚損による繊維強化プラスチツク棒の耐
トラツキング性の低下を回避できる。
した通り、電線引留用ブツシユに笠を一体に設
け、このブツシユをビスにより、固定しているか
ら、電線引留用ブツシユと別体の笠形絶縁体を用
い、ブツシユのみならず笠形絶縁体をもビスで固
定する場合に較べて、ビスのセツト箇所数を半減
でき、繊維強化プラスチツク棒の機械的強度を充
分に保持できる。また、固定にビスを使用してい
るから、接着剤により固定する場合のような接着
剤の付着汚損による繊維強化プラスチツク棒の耐
トラツキング性の低下を回避できる。
第1図は本考案に係るラインスペーサを示す側
面説明図、第2図は第1図の点線枠内を示す拡大
説明図、第3図は本考案ラインスペーサの漏れ電
流特性を示す図表である。 図において、1は繊維強化プラスチツク棒、2
a,2b,2c並びに3a,3b,3cは電線引
留用ブツシユ、31は笠である。
面説明図、第2図は第1図の点線枠内を示す拡大
説明図、第3図は本考案ラインスペーサの漏れ電
流特性を示す図表である。 図において、1は繊維強化プラスチツク棒、2
a,2b,2c並びに3a,3b,3cは電線引
留用ブツシユ、31は笠である。
Claims (1)
- 一端に笠を一体に設けた電線引留用ブツシユを
複数箇繊維強化プラスチツク棒上に挿通し、これ
らの各ブツシユを前記繊維強化プラスチツク棒に
ビスにより固定したことを特徴とする繊維強化プ
ラスチツク製ラインスペーサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8992482U JPS58193812U (ja) | 1982-06-15 | 1982-06-15 | 繊維強化プラスチツク製ラインスペ−サ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8992482U JPS58193812U (ja) | 1982-06-15 | 1982-06-15 | 繊維強化プラスチツク製ラインスペ−サ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58193812U JPS58193812U (ja) | 1983-12-23 |
JPH028493Y2 true JPH028493Y2 (ja) | 1990-02-28 |
Family
ID=30098499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8992482U Granted JPS58193812U (ja) | 1982-06-15 | 1982-06-15 | 繊維強化プラスチツク製ラインスペ−サ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58193812U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS478901U (ja) * | 1971-02-24 | 1972-10-03 | ||
JPS5649053A (en) * | 1979-09-20 | 1981-05-02 | Nissan Motor | Display apparatus for loom |
-
1982
- 1982-06-15 JP JP8992482U patent/JPS58193812U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS478901U (ja) * | 1971-02-24 | 1972-10-03 | ||
JPS5649053A (en) * | 1979-09-20 | 1981-05-02 | Nissan Motor | Display apparatus for loom |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58193812U (ja) | 1983-12-23 |
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