JPH028429A - 小便器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は小便器に関する。

（従来技術） 従来の小便器はボール部に洗浄水を供給するバルブ、即
ち、フラッシュバルブや１１１バルブを備えており、こ
れらのバルブは小便器本体の最上部に露出させた状態で
取付けるか、若しくはそのバルブを小便器が設置される
壁面に形成した凹部内に収納し、これをカバーで覆って
いた。

しかし、前者のものはバルブ自体が露出するので外観が
悪くなり、また、後者のものはバルブを壁面の凹部内に
納めているので、外観は良好であるが壁面にバルブを収
納する凹部を形成するのに大変な手間がかかる上、バル
ブを上記凹部内に納めた状態で配管するのが面倒であっ
た。

（発明が解決しようとする課題） 本発明が解決しようとする課題は、ボール部に洗浄水を
供給するバルブを簡単な施工作業で合理的に収納して、
小便器の外観を向上させることのできる小便器を提供す
ることである。

（ｉ！題を解決する為の手段） 上記した課題を解決する為に本発明の小便器は、設置壁
に対し小便器本体の背面を沿わせて設置する小便器にお
いて、前記小便器本体のボール部の上部に背面側が開口
する収納用空間部を一体形成し、且つ、上記ボール部に
対して洗浄水を供給するバルブを設置壁に配管された給
水管に接続して取付固定し、このバルブを上記収納用空
間部の背面側開口より同空間部内に収納すると共に、同
バルブと小便器本体内に形成される洗浄水流路とを連絡
したものである。

（作用） 以上の手段によれば、バルブは小便器本体を設置する壁
に配管された給水管に接続され、該給水管に対して取付
固定される。

設置時において、小便器本体を上記壁に対して壁画面側
より押し付けると、上記バルブが収納用空間部の背面開
口より、同空間部内に収納され、さらに、このバルブと
小便器本体の洗浄水流路とが連絡される。

（発明の効果） 本発明は以上の様に、小便器本体の収納用空間部内に洗
浄水供給用のバルブを収納したので、設置状態において
上記バルブが露出しない分、外観を向上させることがで
き、また、バルブを収納するにしても、小便器本体と一
体に形成した空間部内に納めているので、従来のものの
様に設置壁面にバルブ収納用凹部を形成する必要もなく
、施工の手間も大幅に削減することができる。

さらに、バルブは設置壁に配管される給水管に対して取
付固定し、このバルブを小便器本体の設置と同時に背面
側開口から収納空間部内に収納するようにしたので、施
工時におけるバルブの収納及び給水管に対する接続を簡
単に行なうことができる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図乃至第３図にて示す小便器（Ａ）は小便器本体（
ａ＞のボール部（１）の上部に収納用の空間部（２〉を
形成し、この空間部（２）内に洗浄水をボール部（１）
へ供給する電磁バルブ（３）を収納して構成してあり、
設置壁（Ｂ）に対して背面を沿わせた状態で設置しであ
る。

上記設置壁（Ｂ）には給水管（１２）が埋め込まれた状
態で配管してあり、その接続口（１２ａ）を壁（Ｂ）面
に突出せしめである。尚、この接続口（１２ａ）は小便
器本体（ａ）の空間部（２）の高さに一致させておくも
のである。

小便器本体（ａ）は陶器製であり、前面にボール部（１
）を大きく開口させ、その底面部に排水口（４）を設け
ると共に、ボール部（１）の上部には洗浄水流路（５）
と収納用の空間部（２）を一体に形成して成り、背面を
設置壁（Ｂ）に押し付けた状態で取付けである。

上記空間部（２）は、ボール部（１）に対して洗浄水を
供給する電磁バルブ（３）と止水栓（８）及び電磁バル
ブ（３）と関連する部材９機器を収納する部屋状空間で
あって、背面側を全面的に開口すると共に、前面側壁に
後述する感知器（７）を着脱自在に装着する取付口（１
０）を開設しである。

上記空間部（２）内に収納する電磁バルブ（３）は、感
知器（７）によって開弁及び閉弁制御されるものであり
、小便器本体（ａ）を設置壁（Ｂ）に対して設置する前
に給水管（１２）の接続口（１２ａ）に取付けた止水栓
（８）の下流側に接続し、上記給水管（１２）に対して
間接的に取付固定しておく。

また、電磁バルブ（３）の２次側接続口（３ａ）と洗浄
水流路（５）とを連絡する連絡管（６）は、間管（６）
の下流側口を洗浄水流路（５）側に対し口金（５ｂ）を
介して接続し、小便器本体（ａ）側に取付固定する。

而して、小便器本体（ａ＞を設置する際において、小便
器本体（ａ）を設置壁（Ｂ）に対して前面側より取付け
ることにより、前２した給水管（１２）に取付けた止水
栓（８）と電磁バルブ（３）とが空間部（２）内に収納
されるようになっている。

小便器本体（ａ）を設置した後に、電磁バルブ（３）の
二次側口（３ａ）に対して連絡管（６）の上流側口を螺
着して接続する。この作業は感知器（７）の取付口（１
０）より行なうものである。

また、連絡管（６）にはフレキシブルパイプを用いても
良い。この場合、小便器本体（ａ）を設置する前に給水
管（６）側に取付けた電磁バルブ（３）と小便器本体（
ａ）の洗浄水流路（５）とを連絡し、その後フレキシブ
ルパイプを折曲げて空間部（２）内に納めながら同本体
（ａ）を設置壁（Ｂ）に対して押付けて設置するもので
ある（図示せず）。

電磁バルブ（３）を開弁及び閉弁せしめる感知器（７）
は所謂赤外線感知装置であり、カバー（１１）を介して
前記した取付口（１０）に対し着脱自在に取付け、空間
部（２）内に取付けたバッテリー（９）を電磁バルブ（
３）と共用して作動するものである。

取付口（１０）は前記した様に配管作業の作業口として
、また点検口として利用できる。

而して、感知器（７）が小便器（Ａ）の前に立った使用
者を感知して電磁バルブ（３）を開弁させると、給水管
（１２）からの洗浄水は連絡管（６）内を通過して洗浄
水流路（５）に流入し、同流路（５）に多数穿設した流
出孔（５ａ）よりボール部（１）を洗浄する。

以上の様に、小便器（Ａ）は給水管（１２）に対して電
磁バルブ（３）を取付け、その後、小便器本体（ａ）を
壁面（Ｂ）に対して設置すると同時に電磁バルブ（３）
、止水栓（８）、給水管（１２）を収納用の空間部（２
）内に完全に収納することができるので、バルブ（３）
及び止水栓（８）の取付施工が簡単であると共に、外部
に給水管（１２）やバルブ（３）が全く露出しないので
、設置時の外観をすっきりとまとめることができる。

尚、ボール部に対して洗浄水を供給するバルブは電磁バ
ルブに限定するものではなく、フラッシュバルブを用い
ても良いものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施した小便器を示す一部切欠側面図
、第２図は同小便器のバルブ部分を示す拡大断面図、第
３図は第２図におけるｍ−ｍ線断面図である。 図中 Ａ：小便器　　　　　Ｂ：設置壁 １：ボール部　　　　２：収納用空間部３：電磁バルブ １２：給水管 ５：洗浄水流路

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 設置壁に対し小便器本体の背面を沿わせて設置する小便
   器において、前記小便器本体のボール部の上部に背面側
   が開口する収納用空間部を一体形成し、且つ、上記ボー
   ル部に対して洗浄水を供給するバルブを設置壁に配管さ
   れた給水管に接続して取付固定し、このバルブを上記収
   納用空間部の背面側開口より同空間部内に収納すると共
   に、同バルブと小便器本体内に形成される洗浄水流路と
   を連絡した構造。