JPH0283187A - 自動倉庫におけるロボットの制御方法 - Google Patents

自動倉庫におけるロボットの制御方法

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JPH0283187A
JPH0283187A JP63229841A JP22984188A JPH0283187A JP H0283187 A JPH0283187 A JP H0283187A JP 63229841 A JP63229841 A JP 63229841A JP 22984188 A JP22984188 A JP 22984188A JP H0283187 A JPH0283187 A JP H0283187A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は、外部からの指令に基いて指定の部品を捜索し
て取出しを行うと共に、外部か、、ら供給された部品を
指定の棚に収納する自動倉庫に関し、とくに設置スペー
スに対する部品の保管能力を高めることのできる小型部
品用自動倉庫におけるロボットの制御方法に関する。
[従来の技術] 従来から小型部品の保管には、保管棚が多く用いられて
おり、多くの場合は、その管理は人手によって行われて
いる。−例を示すと、たとえば必要な情報が記憶されて
いるカートリッジテープを情報のバックアップ手段とし
て用いるシステムでは、カセットテープにその内容を一
目で判別できるようにラベルが貼られ、これらのカセッ
トテープは保管棚に順番に整理して収納されている。そ
して、必要な時には、指定されたカートリッジテープを
保管棚から取出し、使用後は元の場所に再び収納してい
る。しかしながら、このシステムは、人手によって行ね
斡でいるので入出庫の際の処理能力に限界があるととも
に、人為的ミスも多く、小規模のシステムにしか対応す
ることができない。
これに関連した技術として、部品に付されたラベルを自
動的に読取り、保管棚への部品の出入れをロボットによ
って行うようにした自動金庫が知られている(特開昭6
0−204505号公報)。
この自動金庫では、部品に付されたラベルのコードを]
−ド読取り装置によって読取り、多数の物品を迅速に個
々の保管区画に分配し得るようになっている。しかし、
このタイプの自動金庫は、大型部品の保管には適してい
るが、多種類の小型部品の保管にはあまり適していない
。というのは、このシステムでは、ロボットの両側に保
管棚が位置しているので、ロボット側に面している保管
棚の面積を増加させない限り、部品の種類を増加させる
ことはできない。
ところで、小型部品の保管を自動的に行うシステム(自
動金庫)として下記の2つが知られている。
その一つは、特定の情報が記憶されたカートリッジテー
プを保管するものであり、このシステムでは円筒状の外
棚と内棚とを有しており、内棚の内側に、つまり円筒の
中心位置にロボットが配設されている。内棚にはロボッ
トの旋回アームが挿通される開口部が形成されており、
外棚と内棚との間には旋回アームに連結された上下ガイ
ド部が位置している。そして、上下ガイド部には棚に対
してカートリッジテープの出入れを行うハンドが摺動可
能に取付けられている。
また、他方のシステムは、同様にカートリッジテープの
保管を自動的に行うものであり、カー1へリッジテープ
を保管するための保管棚は縦型のロータリラックとなっ
ている。このシテスムでは、格納本数を増やしたい場合
には、ストッカーを逐次増5ulることで対応している
。そして、ストッカーへのカートリッジテープの出入れ
は、走行装置によって移動するロボットによって行われ
ている。
しかしながら、上述の2つの自動倉庫システムにも解決
されるべき問題が存在する。りなわら、前者のシステム
では、保管棚の形状が円筒形になっているので、部品(
カートリッジテープ)の格納本数を増加させるために円
筒状の保管棚を複数集合させた場合は、保管棚が集合さ
れる中心部に大きなデッドスペースが生じる。つまり、
保管棚が円筒状の場合は、保管棚の増設に比例してデッ
ドスペースも増加し、設置面積の割には単位スペース当
りの保管能力は低い。これは、システムの設置スペース
が限られている場合には、著しく不利となる。また、要
求される保管量が変動する場合に細かな対応ができない
。保管量が増加し、新規に保管棚を増設する場合は、ロ
ボットと保管棚とがセットになったシステムをそのまま
そっくり導入せざるを得なくなり、設備費が高価になる
という欠点がある。そして、この複数の保管棚を集合さ
せたシステムの場合は、各保管欄間での部品の受渡しが
必要となり、部品の入出庫の処理能力が低下する。
後者の場合は、保管棚をロータリーラックとしているの
で、すなわち回転棚としているので、部品の入出庫の際
に回転棚の割出しを行う必要があり、しかも、回転棚か
ら部品を取り出した後にロボットによる移動時間が必要
になるので1、上述と同様に処理能力が低くなる。また
、このシステムの場合にも、部品の収納力を増加させた
い場合り、複数の回転棚を集合させることになり、大き
なデッドスペースが生じる。したがって、前者と同様に
設置面積の割には単位スペース当りの保管能力が低い。
そこで、与えられたスペースへの適用が大きく、しかも
、多くの費用を投資することなく部品の保管能力を容易
に増大させることのできる自動金庫が、先に本出願人に
より提案されている(特願昭63−135453号)。
この自動金庫は、予め指定された位置に向って水平方向
に移動するロボット本体と、このロボット本体の両側に
それぞれ配置されロボット本体の移動方向に沿って延び
る内棚と外棚とを有する2重棚とを有しており、2重棚
の内棚と外棚との問には、2重棚に保管される部品を把
持するハンド手段が位置している。そして、ハンド手段
は、ロボット本体に取付けられた前記ハンド駆動手段に
よって指定された位置に移動されるようになっている。
このように構成された自動倉庫においては、部品が保管
される保管棚を内棚と外棚とを有する2重棚としている
ので、多数種の部品を収納することができる。また、2
重棚はロボット本体の移動方向に沿って延びているので
、ロボット本体の移動方向を与えられた設装置スペース
に合わせて設定すれば、2重棚もその設置スペースに合
致した形状で配置可能となる。したがって、デッドスペ
ースが極めて小に抑えられ、設置面積に対する部品の保
管能力を高めることができる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述の自動倉庫にも残された課題がある
。つまり、上述の自動倉庫におけるロボット制御を、各
動作ステップ終了の確認をしてから次の動作ステップに
進むという制御にした場合は、直線状の棚とこれに連な
る半円状の棚の両方にまたがる部分におけるロボットの
動作を連続して行なうことができない。すなわち、ロボ
ット本体が停止した後にハンド駆動手段が動作開始する
ので、直線状の棚と半円状の棚の接続部分におけるロボ
ットの動きを滑らかにすることができず、しかも時間的
なロスも生じる。このロス時間は、自動倉庫の入出庫の
処理能力に少なからず影響を与える。
本発明は、上記の点に着目し、直線状の棚とこれに連な
る半円状の棚の接続部分におけるロボットの連続動作を
可能にし、ロボットの停止による時間的なロスを解消さ
せることのできる自動倉庫におけるロボットの制御方法
を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この目的に沿う本発明に係る自動倉庫におけるロボット
の制御方法は、少なくとも一部が直線状に形成される棚
と該直線状の棚と連なる半円状の棚に対し、水平方向に
移動するロボット本体に前記半円状の棚に沿って旋回可
能なハンド駆動手段を介して取付けられるハンド手段に
よって部品の供給または取出しを行なう自動倉庫におけ
るロボットの小制御方法であって、ロボットが移動しよ
うとする目標位置(座標)と現在位置く座標)とから前
記ハンド手段の移動方向を決定する軌跡決定処理を行な
い、前記ハンド手段の軌跡決定処理に基づいてハンド手
段が経由する位置を算出する座標算社iを行ない、さら
に前記ハンド手段の経由座標の締出処理に基づいてロボ
ットの各軸へのデータ変換処理を行ない、前記各軸のデ
ータ変換処理に基づいて前記各軸の移動速度の補正処理
を行なう方法から成る。
[作  用] このような自動倉庫におけるロボットの制御方法におい
ては、目標座標と現在座標とからハンド手段の移動方法
が決定され、これに基づいてハンド手段が経由する座標
が算出される。ざらに算出された座標に基づいてロボッ
トの各軸へのデータ変換処理が行なわれ、このデータ変
換処理に基づいて各軸の移動速度の補正処理が行なわれ
るので、ロボット本体の減速中に、前もってハンド手段
を適度な速度で加速さけることが可能となる。これによ
り、ロボッ]−の動l「は連続動作となり、直線状の棚
とこれに連なる半円状の棚との接続部分におけるロボッ
トの動きは滑らかになる。したがって、ロボット本体を
停止させてからハンド手段を動作さける方法に比べ、部
品の人出外に要りる時間の短縮化がはかれる。
[実施例] 以下に、本発明に係る自動倉庫におけるロボットの制御
方法の望ましい実施例を、図面を参照して説明する。
第1図ないし第12図は、本発明の一実施例を示してお
り、とくに特定の情報が記憶されたカートリッジテープ
を収納するための小型部品用自動倉庫に適用した場合を
示している。第1図ないし第4図において、図中、1は
内棚2と外棚3とを有する2重棚を示しており、5は°
部品としてのカートリッジテープを2重棚1に対して出
入れを行うロボットを示している。ロボット5のロボッ
ト本体6は、床面7に設置された直線状に延びる走行ガ
イド8のレール9上に位置している。ロボット本体6に
は走行モータ6aが内蔵されており、走行モータ6aの
出力軸にはピニオン6bが取り付けられている。ピニオ
ン6bは、走行ガイド8に固定されたラック8aと噛合
わされている。ロボット本体6の下部に固定された)晋
動軸受6Cは、レール9に摺動自在に装着されている。
つまり、ロボット本体6は、走行モータ6aの回転駆動
力によりレール9上を水平方向に移動するようになって
いる。
ロボット本体6の両側には、2重棚1がそれぞれ配置さ
れており、2重a1はロボット本体6の移動方向に沿っ
て延びている。本実施例の場合は、レール9が直線状に
延びているので、2重棚も直線状となるように配設され
ているが、レール9が曲線となる場合は、2重棚もレー
ル9に沿って湾曲した形状に配置される。内棚2の上下
方向のほぼ中央には、水平方向に延びる開口部10が形
成されている。
2重棚1の内棚2と外棚3との間には、適度な空間Aが
形成されており、この空間Aに上下方向に延びる上下ガ
イド手段11が配設されて、いる。上下ガイド手段11
は、内棚2の開口部1oに挿通された旋回手段としての
旋回アーム12を介してロボi17ト本体6に連結され
ている。上下カイト手段11は、61回アーム12の旋
回により、一方の2重棚1がら他方の2重棚1へ移動可
能となっている。上下ガイド手段11と旋回アーム12
は、後述するハンド手段43を移動させるハンド駆動手
段の一部を構成している。
直線状の2重IIIの両端には、半円状の2重棚21が
それぞれ配設されている。この半円状の2重棚21は、
上述の2重棚1と同様に内棚22と外棚23とを有して
いる。2不棚21の内棚22と外棚23との間に形成さ
れる空間Bは、一方の直線状の2重棚1の空間Aと他方
の直線状の2重棚1の空間Aと連通している。つまり、
空間Aと空間Bとを結合した形状は、トラック(競技場
)状となっている。
この半円状の2重棚21は、部品の保管能力を高めるも
ので、必要に応じて設けられる。
ロボット5の上下ガイド手段11は、上述したように、
ロボット本体6に連結された旋回アーム12により、一
方の空間Aから空間Bを介して他方の空間Aに移動でき
るようになっている。旋回アーム12の旋回運動は、ロ
ボット本体6が2重棚1の両端部のみで可能となってい
る。これは、旋回アーム12と2重棚1との干渉を防止
するためである。
旋回アーム12は、ロボット本体6に内蔵されたモータ
12aに連結されており、ロボット本体6の軸心Cまわ
りに旋回駆動されるようになっている。
2重棚1の左端にはLS(リミットスイッチ)31が配
置されており、2重棚の右端にはLS32が配置されて
いる。このLS31.32はロボット本体6を検知する
ものであり、この検知信号は図示されない制御装置に入
力されるようになっている。
また、ロボット本体6には、旋回アーム12の位置を検
出するLS35.36が設けられている。このLS35
.36は、旋回アーム12が旋回中であるがどうかを検
知するものであり、同様にこの検知信号は図示されない
制御装置に入力されるようになっている。
つぎに、旋回アームの旋回条イ1をソフトウェアで行っ
た場合について説明する。第11図は、旋回アームの動
作を示すフローチャートを示している。
第11図において、ステップ101では、まず、図示さ
れない制御装置内のコンピュータのCPLIに割込みが
行なわれ、ステップ102でロボット本体6が第6図に
示す走行軸Xの端部o1に位置しているかどうかが判断
される。ここでロボット本体6が走行軸Xの端部に位置
していないと判断された場合は、ステップ103に進み
、ロボット本体6が走行軸Xの01と02との間(距離
L)に位置しているかどうか判断される。すなわち、ロ
ボット本体6が2重棚1の空間Aに位置に完全に入って
いるかどうかが判断され・る。ここで、ロボット本体6
が走行軸Xの01と02との門に位置していないと判断
された場合は、ステップ104に進み旋回アーム12の
旋回軸が18o°もしくは36o°に固定され、ステッ
プ105に進んでロボット本体6の走行が可能となる。
その後、再びステップ102に戻る。
ステップ103において、ロボット本体6が走行軸X(
7)01と02との間に位置していると判断された場合
は、ステップ106に進み、旋回アーム12の旋回軸が
:180 °もしくは360°になっているかどうかが
判断される。ここで、旋回アーム12の旋回軸が180
°もしくは360°になっていると判断された場合は、
ステップ107に進み、つぎの工程で旋回アーム12の
旋回行動の必要があるかどうかが判断される。旋回作動
の必要がある時はステップ108に進んで、旋回アーム
12の旋回が180°〜360°の範囲で可能とする。
その後、ステップ109に進んで、ロボット本体6を走
行軸X上に固定し、再びステップ102に戻る。ステッ
プ107において、つぎの工程で旋回アーム12の旋回
作動の必要がないときは、ステップ104に進んで、上
述と同様に旋回アーム12の旋回軸がOoか180°か
360°に固定される。
ステップ102において、ロボット本体6が走行軸Xの
端部01に位置していると判断された場合は、ステップ
110に進み、旋回アーム12の旋回軸がOoもしくは
180°であるかが判断へれる。ここで、旋回アーム1
2の旋回軸がOoもしくは180°でない場合は、ステ
ップ112に進み、旋回アーム12のhた回軸がOoも
しくは180°の範囲で旋回可能となり、ステップ11
3に進んでロボット本体6が走行軸X上の01に固定き
れる。その後、ステップ102に再び戻る。ステップ1
10で、旋回アーム12の旋回軸がOoもしくは180
°であれば、ステップ111に進み、つぎの工程で旋回
アーム・12の旋回作動の必要がおるかどうかが判断さ
れる。
旋回作動の必要がある時は、ステップ112に進んで、
旋回アーム12の旋回がO°〜180°の範囲で可能と
なる。その後、ステップ113に進んで、ロボット本体
6を走行軸X上に固定し、再びステップ102に戻る。
以上が旋回アーム12の旋回条件であり、旋回アーム1
2と2重棚1との干渉が確実に防止されるようになって
いる。
第3図に示すようじ、旋回アーム12によってロボット
本体6に連結された上下ガイド手段11は、断面形状か
は゛ぼ四角形に形成されており、上下かイド手段11の
2つの側面には上下方向に延びるレール41.42が固
定されている。レール41.42には、2申棚に保管さ
れる部品を把持するハンド手段43が移動可能に取付け
られている。ハンド手段43は一側にレール41.42
に18動自在に装着される摺動軸受41b、42bを有
しており、ハンド手段43は後述する昇降手段によって
レール41.42上を上下方向に移動するようになって
いる。本実施例では、ハンド手段43は、1つのインデ
ックス機構部44と2つの把持部45とから構成されて
いる。把持部45は、部品を把持し2重棚に対して部品
を出入れするものであり、インデックス機構部44の上
方と下方にそれぞれ1個ずつ配置されている。インデッ
クス機構部44は、各把持部45をそれぞれ回転可能に
支持し、各把持部45の向きを180°方向転換させる
ものである。インデックス機構部44の回転中心と旋回
アーム12の旋回中心とを結ぶ軸線は、ロボット本体6
の移動方向と平行に延びインデックス機構部44の回転
中心を通る軸線と直交している。
つまり、ロボット本体6の走行時には、旋回アームの中
心とインデックス機構部の回転中心を通る軸線は、走行
軸Xと常に直交する状態となっている。
2重棚1の内棚2と外棚3には、特定の情報が記憶され
た多数のカートリッジテープ51が収納されている。カ
ートリッジテープ51は、地震等の振動により2重棚か
ら飛び出さないよう、傾斜をもたせて収納されている。
つまり、カートリッジチー151は斜め上方からのみ取
出し可能となっている。ハント手段43の各把持部45
は、カートリッジテープ51の収納角度に沿うて動くよ
うになっており、方向転換により1つの把持部45で内
棚2と外棚3のカートリッジテープ51の出し入れが可
能となっている。
ハンド手段43は、昇降手段61によって上下方向に移
動可能となっている。昇降手段61は、ロボット本体6
の上部に内蔵されたモータ61aと、動力伝達手段とし
てのローラチェーン61bと、ローラチェーン61bを
支持するスプロケット61G、61d等から構成されて
いる。ローラチェーン61bは、モータ61aから旋回
アーム12内部を通って旋回アーム61bの先端まで延
び、スプロケット61cによって方向転換された後、上
下ガイド11の頂部近傍まで延びている。ローラチェー
ン61bは、ここからさらに下方に向って延び上下ガイ
ドの下端近傍まで延び、図示されないスプロケットによ
って方向転換され、旋回アーム12の内部を通ってモー
タ61aに至っている。つまり、ローラチェーン61b
はハンド手段43を介して無端環状に連結されており、
ハンド手段43は、七−夕61aによって移動する[1
−ラヂエーン61bの牽引力によって昇降するようにな
っている。上述の上下ガイド手段11、旋回アーム12
、昇降手段61は、ハンド手段43を指定した位置に移
動するハンド駆動手段65を構成している。
このように、ロボット5は、ロボット本体6の走行動作
、旋回アーム12の旋回動作、昇降手段61によるハン
ド手段43の昇降動作、ハンド手段43の上、下の把持
部45の前進後退動作、各把持部45の開閉(把持)動
作、各把持部45のひねり動作、インデックス機構部4
4の方向転換動作、という10の自由度を有している。
各把持部45のひねり動作は、カートリッジテープ51
の2中棚への収納姿勢と後述するカセットデツキ52へ
の装着姿勢とが異るため、必要となるものである。
一方の2型組1の外棚3の一部には、カートリッジテー
プ51内の記憶データを読み取り、またはデータを書き
こむカセットデツキ52を収納する保管室53が配置さ
れている。この保管室53には、複数台のカセットデツ
キ52が収納されており、ロボット5によって取り出さ
れたカートリッジテープ51は、指定されたカセットデ
ツキ52に自動的に装着されるようになっている。
直線状の2型組1と結合される半円状の2中棚21の一
方には、入出庫口としての回転ユニット71が配置され
ている。回転ユニット71は、3つの入出庫ロア1aを
有しており、各入出庫ロア1aは2中棚21の空間Bに
開口可能となっている。つまり、回転中心部71bを中
心として回転ユニット71を回転させることにより、順
次名入出庫ロア1aが2小1II121内に開口し、ロ
ボット5によるカートリッジテープ51の受渡しが可能
となっている。
上述したロボット5、カセットデツキ52、回転ユニッ
ト71は、図示されないコンピュータを有する制御装置
によって制御されるようになっており、各装置の基本動
作は予めコンピュータにプログラムされている。そして
、各装置はコンピュータから逐次出力される指令に基づ
いて作動するようになっている。
なお、本実施例では、小型部品をカートリッジテープと
した場合のシステムを示しているが、゛小型部品であれ
ば別に部品の種類は問わず、たとえば電気部品、自動車
部品でも対応可能となる。この場合は、上述のカセット
デツキは部品の入出庫口に置換えられ、一般の自動金庫
と同一の機能として作用することになる。
つぎに、上記の自動金庫の動きについて説明する。
まず、ロボット5によるカートリッジテープ51の取出
しおよび収納作業の流れについて、第12図のフローチ
ャートを用いて説明する。こ、の制御の流れは図示され
ない制御装置にプログラムされており、ロボット5、カ
セットデツキ52は、これに基いて制御される。まずス
テップ201でコンピュータのCPUへの割込みが行な
われ、ステップ203でカートリッジテープ51の投入
指令の有無の判定がなされる。ステップ202に示すよ
うに、図示されないホストCPUからのテープ投入指令
があると、ステップ203からステップ204に進み、
ロボット5が起動され、ロボット5は指定されたカート
リッジテープ51が収納されている棚に向って移動する
ロボット5が目標とする棚に到達する以前に、昇降手段
61によってハンド手段43が所定の位置に移動され、
ロボット5の走行停止と同時に、ハンド手段43の位置
決めも終了される。ロボッ1〜5の停止が確認されると
ステップ205に進み、ハンド手段43の把持部45が
棚に向って前進し、カートリッジテープ51は把持部4
5によって把持される。カートリッジテープ51の把持
が確認されると、把持部45が後退し、カートリッジテ
ープ51が2重棚1から取り出される。把持部45が完
全に後退すると、ステップ20Bに進み、ロボット5は
指定されたカセットデツキ52に向って移動する。そし
て、ロボット5が目的地に到達すると、ステップ207
に進み、指定されたカセットデツキ53にカートリッジ
テープ51がハンド手段43によって自動装着され、情
報の読取りが行われる。
つぎに、ステップ20Bに示すように、上述のカートリ
ッジテープ51の情報の読取り中に別のテープ投入指令
が出されると、ステップ209でその指令の判定がなさ
れ、ロボット5を指定されたカートリッジテープ51が
保管されている棚へ向って移動させる。ロボット5が目
標とする棚に到着すると、ステップ210に進みハンド
手段43によってカートリッジテープ51の取出しが行
なわれる。つぎに、ステップ212に進み、この作業が
完了するとステップ213に進み、読取りが終了した前
のカートリッジテープ51がカセットデツキ52がら取
出される。つぎにステップ214に進み、インデックス
機構部44の回転により各把持部45が反転される。
これが完了するとステップ215に進み棚から取出され
たカートリッジテープ51がカセットデツキ52にセッ
トされ、情報の読取りが行なわれる。つぎに、ステップ
217に進み、カセットデツキ52から取出したカート
リッジテープ51は、ロボット5により所定の棚に返却
される。
上述の制御の流れは、ある制御の一例を示したものであ
り、必ずしもこのケースに限られるものではない。
カー1〜リツジテープ51の入出庫の際は、回転ユニッ
ト71の3つの入出庫ロア1aのうち2Φ棚1の外側に
開口している入出庫ロア1aに情報が記憶されたカート
リッジテープ51をセットした後、回転ユニット71を
自動回転させ、カートリッジテープ51セツトされた入
出庫71aを2@棚21の空間Bに位置させる。カート
リッジテープ51が所定の位置に停止すると、ロボット
5によりカートリッジテープ51の受渡しが行われる。
入出庫ロア1aから取出されたカートリッジテープ51
は、ロボット5によって指定された棚に収納される。出
庫の際は、棚から取出してきたカートリッジテープ51
が逆にロボット5によって回転ユニット71の入出庫ロ
ア1aにセットされ、その後、回転ユニット11を自動
回転させることにより、指定のカートリッジテープ51
が2重1t11.21の外部まで回転移動され、オペレ
ータによりカートリッジテープ51の取出しが行われる
回転ユニット11は、第1図に示ずように、入出庫ロア
1aが3ケ所でなく、1ケ所または2ケ所でもその機能
を果することができるが、後述するように、2重棚間に
おける部品の受は渡し機能を兼用する場合もあるので、
各入出庫ロア1aを120゜位相をずらせた構造のほう
が種々、のケースに対応可能となる。
以下に、ロボットの制御方法について説明する。
第2図は、ロボット5の移動軸を模式的に表示したもの
を示しており、X軸は、上述したようにロボット本体の
移動方向を示している。ここで旋回アームの回転中心0
1を通りX軸と直交する軸をY軸とし、外棚と内棚との
間に原位置Osが位置している。そして、2重棚に沿っ
てS軸(ハンド手段の移動軌跡)が設定されている。こ
こで、直線状の2重棚1の長さをLとし、半円状の2徂
棚21における旋回アームの回転半径をRとし、その旋
回角をOとする。また、S軸上の点を起点とし、外側に
向く軸をr軸とする。S軸と直交する上下方向の軸(ハ
ンド手段の昇降方向)をZ軸とする。
表−1は、所定の棚から部品を取出し、別の棚に取出し
た部品を収納する際の[1ボツト各軸の動作の有無を示
している。この表−1の動作ステップ番号と第7図に示
す動作記号とは対応している。
表−1 表−1に示すように、ロボット5が取出すべき部品の棚
の前まで移動するときは、第2図に示す座標軸上ではS
軸、Z軸が動作対象となる。つまり、ロボット5のX軸
、Z軸、θ軸が動作する。
ロボット本体が停止した状態でハンド手段が動作すると
きは、第2図に示す座標軸上では、r軸が前進動作対象
となり、ロボットでは同様にr軸が動作する。部品取出
し時は、座標軸上ではr軸が動作対象となり、ロボット
では同様にr軸が動作する。ロボットが部品を取出し収
納する棚の前まで移動するとぎは、S軸、Z軸が動作対
象となり、ロボットにおいてはX軸、Z軸、θ軸が動作
する。
ロボット本体が停止しハンド手段が前進するとぎは、座
標軸上ではr軸が動作対象となり、ロボットにおいては
同様にr軸が動作する。部品を収納した後、ハンド手段
が部品棚より後退するときは、座標軸上ではr軸が動作
対象となり、ロボットにおいては同様にr軸が動作する
第7図に示す動作の中で(へ)、仁)のS軸動作は、実
際のロボット動作ではX軸、θ軸となっており、その間
の変換を要する。一方、伯の動作は、ロボット機構動作
と一対一で対応している。変換を要するS軸(X#A!
A、θ軸)間の変換式を下記に示す。
O≦mad  (S、 2 (7rR+L) > <L
X=S・・・(1) θ=O・・・(2) 1−smod   (S、   2  (π R−1−
L)  )  <L + π RX=L・・・(3) θ=(S−L)/R・・・(4) し+πR≦ mod  (S、 2 (7rR+L) ) <21−
+yrRX=2L+πR−8・・・(5) θ=π・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(
6)2L+πR≦ nod  (S、 2 (πR+lj )≦2(L+π
R)X=0・・・・  ・ ・・・・ ・・・ ・ ・
・・・・・   (7)θ=(S−(2L+πR>)/
R・・・(8)θ=OS=X・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・(9)0くθくπ  S=L
+Rθ・・・・・・・・・(10)θ=π  5=2L
十πR−X・・・・・・(11)πくθく2π 5=2
L+Rθ・・・・・・(12)(1)〜(8)の式は、
S軸からX、θ軸への変換を示し、(9)〜(12)の
式は、X、θ軸からS軸への変換を示す。ここで、mo
d  (A、 B)とは、Aを8で割った余りをいう。
第5図は、ロボットが瑛在位置く現在座標)から目標位
置く目標座標)への移動するときの制御処理のブロック
図を示しており、本発明の要点である。図に示すように
、まず、ロボットが移動しようとする目標位置のデータ
(座標)は、ブロック251に承りように、上位コンピ
ュータからの指示、あるいは、すでに制御装置のメモリ
内に記憶されているプログラムデータから読み取られる
つぎに、目標座標と現在座標とからブロック252でロ
ボット5のハンド手段43の移動方向が決定され、これ
によりハンド手段43の動作パターンが決定される。つ
まり、左回りで行くか右回りでいくかが決定される。こ
の処理内容を第8図に示づ。
そして、ブロック253でハンド手段43の経由点の座
標の算出処理が行なわれる。この処理内容の一部を第9
図に示す。つぎに、ブロック254でロボット各軸への
データ処理変換が行なわれる。このデータ処理変換は、
上述した(1)〜(12)式によって行なわれる。つぎ
に、ブロック255で、各軸の動作を円滑に行うための
移動速度補正(第9図のステップ421.422.42
3.424.425による処理)が行なわれ、これによ
りブロック256で各軸のモータ速度制御が行なわれる
第8図は、第5図におけるブロック252の処理内容を
示すフローチャートを示している。第8図において、ま
ず、ステップ301でスタートし、ステップ302にお
いてロボット5の現在位置(座標)が算出される。ここ
で、nod(3・2(πR十L))とは、現在位置Sを
全周長である2(πR+L)で割った余りを示し、O≦
S≦2(πR十1>である1周目にあるときは、51=
Sとなる。なお、ここでは、2周目は51=S−2(π
R+L)というように、何周目かというのを考えない。
したかって、ステップ302において、ロボット5の現
在位置は、自序における1周内での原位置からの移動距
離によって締出される。
つぎに、ステップ303に進み、ロボット5の移動目標
点S2が算出される。ここでは、O≦82≦(2(πR
+L))が決定され、目標点S2は1周内での位置とし
て入力される。つぎに、ステップ304に進み、S2−
81≧Oであるかどうかが判断される。ステップ304
は、目標点と現在位置との位置関係を判断するステップ
であり、この場合、32−81≧Oであれば目標点は正
方向に位置し、82−31<Qであれば目標点は負方向
に位置していると判断される。
ステップ304でS2−81≧0である場合には、動作
方向を判断するステップ305に進み、82−31>L
+πRであるかどうかが判断される。ステップ305の
不等式は、移動路tm (S2−31)が全周長の17
2以上であるかどうかを判断し、移動距離が全周長17
2以上である場合は、逆方向から回った方が早いと判断
処理するものである。ステップ305で移動距離が全周
長の172以上であると判断され場合は、動作目標位置
を算出するステップ306に進み、移動目標位置S^は
SA =S−2(πR十L)+ (82−81)とされ
4る。つまり、ステップ306では、負方向(S軸の矢
印方向と反対方向)移動で82に向う処理がなされ、ス
テップ311に進む。ステップ305で32−31≧L
十πRでないと判断された場合は、ステップ307に進
み、動作目標がSA =S+ (82−81)とされる
。すなわら、ステップ307では正方向(S軸の矢印方
向)移動で82に向う処理がなされ、同様にステップ3
11に進む。
前述のステップ304で32−81≧Oでない場合、つ
まり目標点が正方向でないと判断された場合は、ステッ
プ305と同様に動作方向を判断するステップ308に
進み、82−8t<−L−πRであるかどうかが判断さ
れる。ステップ308の不等式は、移動距離(32−8
1)が全周長さの172\ 以上であるかどうかを判断するものであり、この判断は
ステップ305と同様である。ステップ308での値が
両式を満足すると判断された場合は、ステップ309に
進み、SA =S+2 (πR十L)+(32−81>
とされる。したがって、ステップ309では負方向移動
で82に向う処理がなされ、ステップ311に進む。ス
テップ308で32−8t<−L−πRでないと判断さ
れた場合は、ステップ310に進み、動作目標がSA 
=S+ (S2−31)とされる。すなわち、ステップ
310では正方向移動で82に向う処理がなされる。
ステップ311では、移動目標位置SAがSA≦3 m
axであるかどうかが判断される。ステップ311の不
等式は、ノ、テップ306.307.309.310で
算出された目標位置がロボットの最大動作範囲を越えて
いないかをチエツクするものである。つまり、ロボット
5が1周目の時は3max=2(πR+L)となり、2
周目のとき3max =4 (πR十L)とされる。ス
テップ311における判断がS^≦3 maxである場
合は、ステップ312に進み、SA≧Sm1nが判断さ
れる。ステップ312の不等式は、ステップ311とは
逆にロボットの最小動作範囲をチエツクするものである
。この場合、ロボット5の1周目では3m1n =Oで
あり、2周目では2(πR+L)である。そして、ステ
ップ312でSA23m1nであると判断された場合は
、ステップ315に進み終了となる。ステップ312に
おいて、SA≧3m団であると判断された場合は、[目
標位置を修正するステップ313に進み、SA =SA
+2(πR+L)とされ、ステップ315に進んで終了
となる。ステップ311で移動目標値SAが3A≦3m
aXでないと判断された場合は、同様に目標位置を修正
を行なうステップ314に進み、移動目標値はS^=S
A −2(πR+1>とされ、ステップ315に進んで
終了となる。
このように、移動目標値と現在位置との関係が3A >
3の場合は、ロボット5は左回りで目標位置に移動し、
3A <3の場合は、右回りで目標位置に移動すること
になる。
つぎに、第8図の処理で得られたハンド駆動手段65の
動作パターンを実現するためのロボット各軸の動作パタ
ーン、とくに走行軸、旋回軸がどのように動くかを計輝
するための処理内容を第9図に桔づいて説明する。
第9図において、まずステップ401でスタートし、ス
テップ1102で不等式O≦S1くLにより現在位置が
直線区間にあるかどうかが判断される。
この場合、現在位置がO≦S1くLであると判断された
場合は、つまり直線区間であると判断された場合は、ス
テップ403に進み、目標位置の1周内位相綽出3A 
′=mod  (SA −2(πR+L))が行なわれ
た後、動作方向を判断するステップ404に進む。ステ
ップ404では、移動目標値と現在位置との関係が5A
−8≧Oであるかどうか、1なわち正方向動作であるか
どうかが判断される。
その結果が正方向動作でなければ、目標位置3A−(1
周内位相)の判断を行なうステップ405に進む。
ステップ405では、目標位置が直線区間に存在するか
を知るためにO≦3A−<lであるかどうかが判断され
る。そして、ステップ405でO≦SA′<Lであると
判断されると、つまり直線区間であると判断されると、
移動距離の判断を行なうステップ40Bに進む。ステッ
プ406では、l5AS1≦1が判断される。すなわち
、目標位置と現在位置との差から経由点処理なしの直線
区間内動作が可能であるかどうかが判断される。ステッ
プ406の結果が直線区間内動作が不可能であればステ
ップ421に進み、所定の処理を行なった後、ステップ
431に進み終了となる。
ステップ406でI SA −3l≦1でない場合は、
すなわら直線区間動作が可能な場合は、ステップ407
に進み、ここで経由点が別途指定された後、ステップ4
22に進んで、ステップ431で終了となる。
ステップ405においてO≦SA−<Lでない、つまり
直線区間でないと判断された場合は、ステップ408に
進み、ここでL≦SA−<L+πRであるかどうかが判
断される。この不等式は円弧区間であるかどうかの判断
を行なうものであり、その結果、L≦S^−<L+πR
であれば、つまり円弧区間であればステップ409に進
み、経由点が判定された復、ステップ425に進んで、
ステップ431で終了となる。
ステップ408でL≦SA′<L+πRでないときは、
すなわち円弧区間でない場合はステップ410に進み、
L+πR≦Sir<2L+πRがどうかが判断される。
この不等式は、目標位置が直線区間かどうかを判断する
ためのものであり、その結果が直線区間であれば、ステ
ップ411に進み、経由点が判定された後、ステップ4
24に進み、ステップ431で終了となる。ステップ4
10で判断された結果が直線区間でなければ、ステップ
412に進み、経由点が判定された後、ステップ423
に進み、ステップ431で終了となる。
前述のステップ404において、動作方向判断で5A−
3≧0が負方向動作である場合は、目標位置の判断を行
なうステップ413に進み、0≦SA−<Lであるかど
うかが判断される。この不等式は目標位置が直線区間に
存在するがどうかの判断をするものであり、ステップ4
13でO≦SA=<Lであると判断されると、すなわち
直線区間であると判断されると、ステップ414に進む
。ステップ414では、l5A−81≦Lが判断される
。すなわら、目標位置と現在位置との差から直線区間内
動作が可能であるかどうかが判断される。その結果直線
区間内動作が可能であればステップ421に進み、所定
の処理を行なった後、ステップ431に進み終了となる
。ステップ414でI SA −3l≦1でない場合は
、つまり、直線区間内動作が不可能である場合はステッ
プ415に進み、ここで経由点が別途指定された後、ス
テップ422に進んで、ステップ431で終了となる。
目標位置の判断を行なうステップ413においてO≦3
A−<l−でないと判断された場合は、すなわら直線区
間でないと判断された場合はステップ416に進み、こ
こでL≦SA”<L+πRであるかどうかが判断される
。この不等式は円弧区間でおるかどうかの判断を行なう
ものであり、その結果、L≦3A−<l−十πRであれ
ば、つまり円弧区間であればステップ417に進み、経
由点が判定された後、動作命令作成を行なうステップ4
23に進んで、ステップ431で終了となる。
ステップ416でL≦S^−くL+πRでないと判断さ
れたときは、つまり円弧区間でないと判断された場合は
、ステップ418に進み、L+πR≦S八−<21+π
Rかどうかが判断される。この不等式は目標位置が直線
区間に存在するかどうかの判断をするものであり、その
結果が直線区間であれば、ステップ419に進み、経由
点が判定された後、動作命令作成を行なうステップ42
4に進み、ステップ431で終了となる。ステップ41
8で判断された結果がL十πR≦SA−<21十πRで
なければ、つまり、直線区間でな(プればステップ42
0に進み、経由点が判定された後、動作命令作成を行な
うステップ425に進み、ステップ431で終了となる
前に戻って、ステップ402においてO≦81くしでな
いと判断された場合は、すなわち、現在位置が直線区間
でないと判断された場合は、ステップ426に進み、L
≦811十πRであるかどうかが判断される。この不等
式は現在位置が円弧区間かどうかの判断を行なうもので
ある。ここで、円弧区間でないと判断されると、ステッ
プ427に進みL+πR≦S1く2L十πRであるかど
うか、つまり直線区間であるかどうかが判断される。こ
こでも、その結果がそうでないと判断された場合は、ス
テップ428に進み、前述と同様に経由点が別途判定さ
れ、図示されない連続動作ステップを経て、ステップ4
31に進み終了となる。すなわち、ステップ428では
、上述したステップ403〜425と同様に円弧区間を
現在位置とした場合の処理が行なわれる。
ステップ426でL≦31<L+πRと判断されると、
すなわち現在位置が直線区間であると判断されると、ス
テップ429に進み、同様に経由点が別途判定され、図
示されない連続動作ステップを経て、ステップ431に
進み終了となる。ステップ429では、ステップ403
〜425と同様に直線部を現在位置とした場合の処理が
行われる。
ステップ427でL十πR≦S1く2L+πRであると
判断された場合は、すなわら現在位置が円弧区間である
と判断された場合は、ステップ430に進み、同様に経
由点が判定され、図示されない連続動作ステップを経て
、ステップ431に進み終了となる。ステップ430で
は、ステップ603〜425と同様に円弧区間を現在位
置とした場合の処理が行なわれる。
第9図のフローチ(・−トにおいて、経由点はQl (
Sd、O,Zd)、Q2  (SC,O,ZC)、Q3
  (Sb、O,Zb)、Q4  (Sa、O,Za)
であり、Sa、Sb、Sc、Sdは、第2図に示すよう
に、2重(Itに沿って一周するS軸におけるポイント
a、b、c、dに対応するものでおる。
0は第2図における原点であり、za、zb、zC,Z
dは同様に第2図に示すZ軸(高さ方向)におけるポイ
ントa、b、c、dに対応するものである。
次式は、経由点を導出するための計咋式である。
ここで、nはSA<3−a−3′d≦Sとなる整数であ
る。
5a=L+2n (L−+−yrR) 5b=L+πR+2n (L−+−yrR)Sc=2L
+πR+2n (L+πR)Sd=2 (n+1>(L
十πR) ココ’(”、n −ハs<S ′a−3−d <SAと
なる整数である。
S”a=L+2n−(L−+−yrR)S”b=L+π
R+2l−(L+πR)S−C=21+πR+2n−(
L+πR)S−d=2 (n−+1>(L+πR)Za
=Z1+(ZA−Z) S”A−8t L+“R−81 Zb=Z2+          (ZA−Z)S”A
−31 2L+7′cR−31 ZC=Z3 +(ZA−Z) S”A−31 2(L+7′CR) −81 Zd=Za +             (ZA−Z
)S′A−31 このように、ロボットの各軸の動作パターンが決定する
と、電動式ロボットの場合は各軸のモータは指示通りに
速度制御される。なお、この動作制御の内容は、一般の
ロボットと同じである。
ここで、走行軸動作と旋回動作との結合部、すなわち、
直線状の2重棚と半円状の2重棚との接続部分を例に取
りロボットの動作円滑化の処理を第10図に基づいて以
下に説明する。
ロボット本体の走行動作からハンド駆動手段の旋回動作
に移ることを考えると、まずロボット本体6が走行軸端
まで移動し、軸端にて即停止し、その場で旋回軸が指定
速度まで即立上ることが必要となる(第10図理想動作
線F)。しかし、これは旋回軸用モータの出力が非常に
大きいものが必要となる。
そこで、ここでは第10図の点線で示すように、ロボッ
ト本体6が走行軸端に到達する直前に旋回軸の動作を加
速し始めることにより有限のモータパワーでロボット5
の連続動作を実現させている(第9図のENABLE、
CP処理)。
その際に発生する軌跡ずれ量(内回り量)dは、旋回動
作と接続部で向ぎが一致しているため、おる条件では6
.7mmff1度となる。
つまり、条件を下記のように設定すると、R=750m
m(旋回半径) V maX = 1000mm/秒(旋回速1食)ta
=0.2秒(加速時間) 内回り量dは、 = 6.668 したがって、軌跡ずれ吊が小に抑えられるように、補正
値を専用したデータを作成する必要がある。
このように、ロボットが直線状の2重棚1から半円状の
2@棚21へ向かう時に、ロボット本体6を直線状の2
重棚1の終端に至る直前で減速させるとともに、ハンド
駆動手段65の旋回アーム12を前もって旋回加速させ
始めることにより、直線状の2重棚1と半円状の2重棚
21との接続部分におけるロボットの動きが滑らかにな
り、部品の取出し、収納処理時間の短縮もはかれる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明に係る自動金庫におけるロ
ボットの制御方法によるときは、目標座標と現在座標と
からハンド手段の移動方向を決定し、これに基づいてハ
ンド駆動手段が経由する座標を算出し、ざらに算出され
た座標に基づいてロボットの各軸へのデータ変換処理を
行ない、各軸の変換処理に基づいて各軸の移動速度の補
正処理を行うようにしたので、ロボットの動きを連続し
た滑らかな動きにすることができる。すなわち、ロボッ
トが直線状の棚から半円状の棚に向がう時に、ロボット
本体を直線状の棚の終端に至る直前で減速させるととも
に、ハンド駆動手段を前もって半円状の棚に沿って旋回
加速させ始めることが可能となり、直線状の棚と半円状
の棚の接続部分におけるロボットの動きを滑らかにする
ことができる。
その結果、ロボット本体を停止させてからハンド駆動手
段を旋回させる方法に比べて、棚の接続部におけるロボ
ットの移動時間の短縮化がはかれ、部品の入出庫能力を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用される自動金庫の平面図、第2図
は第1図の■−■線に沿う断面図、第3図は第1図の部
分拡大平面図、 第4図は第2図の部分拡大断面図、 第5図は本発明におけるロボット制御のブロック図、 第6図は第1図におけるロボットの各動作軸の軌跡を示
す模式図、 第7図は第1図におけるロボットの部品の入出庫時の移
動経路を示す概略平面図、 第8図は第1図におけるハント手段の軌跡決定処理順序
を示すフローチャート、 第9図は第1図におけるハンド手段の経由点の座標を算
出する手順を示すフローチャート、第10図は第1図の
直線状の2重棚と半円状の2重棚の接続部分におけるロ
ボットの加減速位置と各軸の速度との関係を示す特性図
、 第11図は第1図におけるロボットの旋回手段のit、
II御動作を示すフローチャート、第12図は第1図に
おける部品の入出庫時の制御の流れを示すフローチャー
ト、 である。 1.21・・・・・・2重棚 2.22・・・・・・内棚 3.23・・・・・・外棚 5・・・・・・・・・・・・ロボット 6・・・・・・・・・・・・ロボット本体9・・・・・
・・・・・・・レール 11・・・・・・・・・・・・上下ガイド手段12・・
・・・・・・・・・・旋回手段(旋回アーム)43・・
・・・・・・・・・・ハンド手段44・・・・・・・・
・・・・インデックスa構部45・・・・・・・・・・
・・把持部 51・・・・・・・・・・・・部品(カートリッジテー
プ)52・・・・・・・・・・・・カセットデツキ61
・・・・・・・・・・・・昇降手段65・・・・・・・
・・・・・ハンド駆動手段71・・・・・・・・・・・
・回転ユニット=58

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、少なくとも一部が直線状に形成される棚と該直線状
    の棚と連なる半円状の棚に対し、水平方向に移動するロ
    ボット本体に前記半円状の棚に沿って旋回可能なハンド
    駆動手段を介して取付けられるハンド手段によって部品
    の供給または取出しを行なう自動倉庫におけるロボット
    の制御方法であって、ロボットが移動しようとする目標
    位置と現在位置とから前記ハンド手段の移動方向を決定
    する軌跡決定処理を行ない、前記ハンド手段の軌跡決定
    処理に基づいてハンド手段が経由する位置を算出する座
    標算出を行ない、さらに前記ハンド手段の経由座標の算
    出処理に基づいてロボットの各軸へのデータ変換処理を
    行ない、前記各軸のデータ変換処理に基づいて前記各軸
    の移動速度の補正処理を行なうことを特徴とする自動倉
    庫におけるロボットの制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106945008A (zh) * 2015-11-30 2017-07-14 精工爱普生株式会社 机器人以及机器人系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106945008A (zh) * 2015-11-30 2017-07-14 精工爱普生株式会社 机器人以及机器人系统

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