JPH028113Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH028113Y2 JPH028113Y2 JP1983189928U JP18992883U JPH028113Y2 JP H028113 Y2 JPH028113 Y2 JP H028113Y2 JP 1983189928 U JP1983189928 U JP 1983189928U JP 18992883 U JP18992883 U JP 18992883U JP H028113 Y2 JPH028113 Y2 JP H028113Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- memory alloy
- shape memory
- damping force
- shock absorber
- hydraulic shock
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229910001285 shape-memory alloy Inorganic materials 0.000 claims description 21
- 238000013016 damping Methods 0.000 claims description 18
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 claims description 15
- 230000035939 shock Effects 0.000 claims description 15
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 5
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 4
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 3
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 3
- 230000004044 response Effects 0.000 description 3
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 2
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 1
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- 230000007812 deficiency Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 1
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 1
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- 239000003921 oil Substances 0.000 description 1
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、油圧緩衝器の減衰力調整装置に関す
るものである。
るものである。
一般に、車輌に要求される油圧緩衝器の減衰力
特性は運転条件によつて種々異なることは周知の
通りである。
特性は運転条件によつて種々異なることは周知の
通りである。
このため、第1図示の従来の油圧緩衝器におい
ては、シリンダ1内を上下の油室2,3に区分す
るピストン4内に複数個のオリフイス6を有する
減衰力調整バルブ5を設けると共にピストンロツ
ド7内を貫通する前記バルブ5の駆動軸9をソレ
ノイド又はモーター等からなる駆動源9′に連結
し、オリフイス6,6…とポート8との相対位置
の変更により減衰力の調整を行つて来たが、前述
のようなソレノイド又はモーター等は大型とな
り、且つ高価とならざるを得なかつた。
ては、シリンダ1内を上下の油室2,3に区分す
るピストン4内に複数個のオリフイス6を有する
減衰力調整バルブ5を設けると共にピストンロツ
ド7内を貫通する前記バルブ5の駆動軸9をソレ
ノイド又はモーター等からなる駆動源9′に連結
し、オリフイス6,6…とポート8との相対位置
の変更により減衰力の調整を行つて来たが、前述
のようなソレノイド又はモーター等は大型とな
り、且つ高価とならざるを得なかつた。
これがため、第2図示のように駆動軸9に形状
記憶合金10を連繋し、該合金10の一端10a
をキヤツプ11に固定すると共に発熱コイル12
で前記合金10を周回せしめ、コイル12の発熱
による形状記憶合金10への加熱変形により駆動
軸9を回動せしめるようにした減衰力調整装置も
既に開示されているが、この場合には、発熱コイ
ル12のような加熱手段を必須とするため、それ
だけ大型となり且つコストも高価となる一方、熱
伝導が間接的であるため効率が落ちる欠点があつ
た。
記憶合金10を連繋し、該合金10の一端10a
をキヤツプ11に固定すると共に発熱コイル12
で前記合金10を周回せしめ、コイル12の発熱
による形状記憶合金10への加熱変形により駆動
軸9を回動せしめるようにした減衰力調整装置も
既に開示されているが、この場合には、発熱コイ
ル12のような加熱手段を必須とするため、それ
だけ大型となり且つコストも高価となる一方、熱
伝導が間接的であるため効率が落ちる欠点があつ
た。
本考案は、上述のような従来の調整装置の不具
合を匡正し、小型で而も効率よく且つコストの低
いこの種装置を提案するものである。
合を匡正し、小型で而も効率よく且つコストの低
いこの種装置を提案するものである。
即ち、形状記憶合金に直接電流を供給し、発熱
変形させることによつて駆動軸の作動を行わせる
ようにし、且つ捩り型形状記憶合金を緩衝器の減
衰力を調整するためのアクチユエータとして利用
することによつて角型固定手段を簡単にできるよ
うにしたもので、以下図面に示した実施例に基い
て本考案の要旨を説明する。
変形させることによつて駆動軸の作動を行わせる
ようにし、且つ捩り型形状記憶合金を緩衝器の減
衰力を調整するためのアクチユエータとして利用
することによつて角型固定手段を簡単にできるよ
うにしたもので、以下図面に示した実施例に基い
て本考案の要旨を説明する。
第3図は本考案に基く減衰力調整装置の一実施
例を示す要部の一部縦断面図で、第4図は第3図
B−B線部分の断面図である。
例を示す要部の一部縦断面図で、第4図は第3図
B−B線部分の断面図である。
この実施例においては、前例と同様な部品には
同一符号を符してあり、9は絶縁材からなる駆動
軸でピストンロツド7内を貫通し、自由に回転し
得るようにしてあり、図示してはないが、その下
端にロータリ式の減衰力調整バルブ5を有するも
のである。
同一符号を符してあり、9は絶縁材からなる駆動
軸でピストンロツド7内を貫通し、自由に回転し
得るようにしてあり、図示してはないが、その下
端にロータリ式の減衰力調整バルブ5を有するも
のである。
該形状記憶合金10は角柱状のものを使用した
もので、捩り型でもよいし、また伸縮型でもよ
く、ケース18の絶縁キヤツプ11に一端10a
を、その角型を利用して固定し、二又状の他端1
0bを絶縁性駆動軸9の先端に嵌合してある。
もので、捩り型でもよいし、また伸縮型でもよ
く、ケース18の絶縁キヤツプ11に一端10a
を、その角型を利用して固定し、二又状の他端1
0bを絶縁性駆動軸9の先端に嵌合してある。
第4図は第3図B−B線部分の断面図で、角柱
状の前記形状記憶合金10の先端10aとキヤツ
プ11との嵌合状態を示してある。
状の前記形状記憶合金10の先端10aとキヤツ
プ11との嵌合状態を示してある。
この実施例においては、角柱状の形状記憶合金
10を使用しているため、前記先端10aのキヤ
ツプ11への固定がきわめて容易となると共にコ
イル状のものよりも径が小さくなり、従つてケー
ス18もそれだけ小さくなる利点を有するもので
ある。
10を使用しているため、前記先端10aのキヤ
ツプ11への固定がきわめて容易となると共にコ
イル状のものよりも径が小さくなり、従つてケー
ス18もそれだけ小さくなる利点を有するもので
ある。
第5図は、形状記憶合金をピストンロツド内に
収容した内蔵型の調整装置を有する油圧緩衝器の
一部切欠断面図で、ピストンロツド7に空室19
を形成し、この中に形状記憶合金(捩り型)10
を収納し、その一端10aを絶縁端板20を介し
てピストンロツド7に固定し、他端10bは絶縁
性のロータリーデスク21を介して減衰力調整バ
ルブ5に連繋してあり、複数個のオリフイス6を
ポート8に対向せしめてある。
収容した内蔵型の調整装置を有する油圧緩衝器の
一部切欠断面図で、ピストンロツド7に空室19
を形成し、この中に形状記憶合金(捩り型)10
を収納し、その一端10aを絶縁端板20を介し
てピストンロツド7に固定し、他端10bは絶縁
性のロータリーデスク21を介して減衰力調整バ
ルブ5に連繋してあり、複数個のオリフイス6を
ポート8に対向せしめてある。
22はリード線で、ピストンロツド7内を通つ
てその先端部7aから導出しているものである。
てその先端部7aから導出しているものである。
この場合においては、形状記憶合金10を完全
にピストンロツド7内に収納した内蔵型であるた
め、一層コンパクトに構成できると共に作動油を
冷媒として利用することも可能であり、車輌等へ
の取付上の制約を受けず、適切に装着し得る利点
を有する。
にピストンロツド7内に収納した内蔵型であるた
め、一層コンパクトに構成できると共に作動油を
冷媒として利用することも可能であり、車輌等へ
の取付上の制約を受けず、適切に装着し得る利点
を有する。
以上、形状記憶合金の変態点の設定を高温度に
した場合、ヒステリシスの巾だけ温度変化があれ
ば、速応性は迅速であり、上述のような強制空冷
式でも自然放熱式でも、必要に応じて放熱効果を
良好ならしめれば、即ち形状記憶合金の表面積を
大きくしたり、線材の径を細くすれば、速応性を
適切に設定することは容易である。
した場合、ヒステリシスの巾だけ温度変化があれ
ば、速応性は迅速であり、上述のような強制空冷
式でも自然放熱式でも、必要に応じて放熱効果を
良好ならしめれば、即ち形状記憶合金の表面積を
大きくしたり、線材の径を細くすれば、速応性を
適切に設定することは容易である。
また、内蔵式の場合は、不燃性の作動油をその
まま冷却水として利用できる。
まま冷却水として利用できる。
即ち、悪路走行時の作動油温度の上昇は100℃
前後であるから、前述の発熱変態点をヒステリシ
スの巾を見積つて、それより高い温度の記憶合金
材を使用すれば充分な応答性が得られる。
前後であるから、前述の発熱変態点をヒステリシ
スの巾を見積つて、それより高い温度の記憶合金
材を使用すれば充分な応答性が得られる。
叙上のように本考案によれば、捩り型形状記憶
合金を利用し、該合金に直接通電することによつ
て減衰力調整バルブの駆動軸として小型且つ効率
よく作動せしめることを可能にし、且つ捩り型形
状記憶合金10を緩衝器の減衰力を調整するため
のアクチユエータとして利用したから角型固定手
段が極めて簡易にできるもので、油圧緩衝器の減
衰力調整装置として優れた利点を具有し、実用上
に資することきわめて顕著である。
合金を利用し、該合金に直接通電することによつ
て減衰力調整バルブの駆動軸として小型且つ効率
よく作動せしめることを可能にし、且つ捩り型形
状記憶合金10を緩衝器の減衰力を調整するため
のアクチユエータとして利用したから角型固定手
段が極めて簡易にできるもので、油圧緩衝器の減
衰力調整装置として優れた利点を具有し、実用上
に資することきわめて顕著である。
第1図は従来の油圧緩衝器の一例を示す一部縦
断面図、第2図は従来の油圧緩衝器の他の一例を
示す一部切欠縦断面図、第3図は本考案の実施の
一例を示す油圧緩衝器の一部切欠縦断面図、第4
図は第3図B−B線部分の断面図、第5図は同じ
く第2番目の実施例を示す油圧緩衝器の一部切欠
縦断面図である。 1……シリンダ、2,3……油室、4……ピス
トン、5……減衰力調整バルブ、7……ピストン
ロツド、9……駆動軸、10……形状記憶合金、
18……ケース。
断面図、第2図は従来の油圧緩衝器の他の一例を
示す一部切欠縦断面図、第3図は本考案の実施の
一例を示す油圧緩衝器の一部切欠縦断面図、第4
図は第3図B−B線部分の断面図、第5図は同じ
く第2番目の実施例を示す油圧緩衝器の一部切欠
縦断面図である。 1……シリンダ、2,3……油室、4……ピス
トン、5……減衰力調整バルブ、7……ピストン
ロツド、9……駆動軸、10……形状記憶合金、
18……ケース。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 減衰力調整バルブ5の調整位置に対応した形
状に温度変化するように予め設定した捩り型形
状記憶合金10を前記減衰力調整バルブ5に連
繋すると共に該捩り型形状記憶合金10を減衰
力を調整するためのアクチユエータとして利用
し、且つ該捩り型形状記憶合金10に直接電流
を通電して発熱変形させるようにしたことを特
徴とする油圧緩衝器の減衰力調整装置。 (2) 前記捩り型形状記憶合金は角柱状であり、ピ
ストンロツド7に隣接するケース18内に収容
されている実用新案登録請求の範囲第1項に記
載の油圧緩衝器の減衰力調整装置。 (3) 前記捩り型形状記憶合金は棒状であり、ピス
トンロツド9内に収容されている実用新案登録
請求の範囲第1項記載の油圧緩衝器の減衰力調
整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18992883U JPS6097437U (ja) | 1983-12-09 | 1983-12-09 | 油圧緩衝器の減衰力調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18992883U JPS6097437U (ja) | 1983-12-09 | 1983-12-09 | 油圧緩衝器の減衰力調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6097437U JPS6097437U (ja) | 1985-07-03 |
JPH028113Y2 true JPH028113Y2 (ja) | 1990-02-27 |
Family
ID=30409366
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18992883U Granted JPS6097437U (ja) | 1983-12-09 | 1983-12-09 | 油圧緩衝器の減衰力調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6097437U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5875486A (ja) * | 1981-10-30 | 1983-05-07 | Waseda Daigaku | 電気−力学的エネルギ変換装置 |
-
1983
- 1983-12-09 JP JP18992883U patent/JPS6097437U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5875486A (ja) * | 1981-10-30 | 1983-05-07 | Waseda Daigaku | 電気−力学的エネルギ変換装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6097437U (ja) | 1985-07-03 |
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