JPH0280010A - 調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一般家庭で使用される、例えば炊飯器等の調
理器に関するものである。

従来の技術 従来のこの種の調理器は、第２図に示すような構造にな
っていた。すなわち、第２図において、１は調理器本体
で、この調理器本体１内には有底筒状の鍋２が着脱自在
に収納されている。３は軸４で開閉自在に軸支されて調
理器本体１の上面開口部を覆う蓋体である。５は蓋体４
の上面を構成する外蓋で、この外蓋５の蒸気孔部６には
蒸気板７が装着され、かつこの蒸気板７の下方部には、
蓋体３の内面を構成する蓋カバー８の蒸気孔部９が位置
している。そして前記蒸気板７と蓋カバー８の蒸気孔部
９との間には、筒状のパツキン１０が介在され、かつこ
の筒状のパツキン１ｏは上面平面部１１を蒸気板７の下
面に当接させ、そして筒状のパツキン１ｏの下方部１２
は断面形状を「ハの字」にして、蓋カバー８の蒸気孔部
９に弾性をもって当接させ、鍋２内と、蓋体３の外部の
空間と、蓋体３の内部１２とを遮蔽している。

発明が解決しようとする課題 上記の従来の調理器では、外蓋６、蒸気板７、蓋カバー
８の部品の寸法バラツキや長時間の使用による部品の変
形により、筒状のパツキン１ｏが当接するための蒸気板
７と蓋カバー８との距離りの寸法バラツキが発生し、こ
の場合、筒状のパッキン１０の下方部１２の「ハの字」
の形状ではバラツキを吸収しきれず、当接圧力が弱まる
ことがあった。このような状態になると、鍋２内の蒸気
が蓋体３の外へ排出される際、筒状のパツキン１゜と、
蒸気板７および蓋カバー８との隙間から加熱水蒸気が蓋
体３の内部１２に侵入し、そしてこの蓋体３の内部１２
に装備されている電子回路基板に障害を及ぼしたシ、外
蓋１５を変形させたりするという問題があった。

また、筒状のパツキン１ｏの「ハの字」の形状では、ｈ
の寸法の変化により、蓋カバー８との当接ポイントの変
化が大きくなるため、当接可能範囲ａを広く設ける必要
があり、その結果、誤まって規定以上の調理物を入れて
蒸気孔部９からの調理物等の吹きこぼれや、調理物の保
温性能に影響する蒸気孔の位置の決定に大きく制限が加
わるという問題があった。

本発明はこのような問題点を解決するもので、部品の寸
法精度や、長時間の使用による部品の変形によりｈ寸法
が変化しても、蒸気が蓋体内に侵入せず、また蓋カバー
と筒状のパツキンとの当接範囲ａを小さくして蒸気孔の
位置選択の制限を小さくできる調理器を提供することを
目的とするものである。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明は、蓋体の上面を構成
する外蓋の蒸気孔部と蓋体の内面を構成する蓋カバーの
蒸気孔部との間に筒状のパツキンを介在させ、かつこの
パツキンの前記蓋カバーおよび外蓋との当接部の断面形
状を全周「くの字」の形にしたものである５、 作　　用 上記構成によれば、外蓋と蓋カバーの蒸気孔部の距離り
が変化しても、筒状のパツキンは外蓋および蓋カバーに
充分に当接するため、鍋内の蒸気が蓋体内に侵入すると
いうことはなくなる。また、蓋カバーと筒状のパツキン
との当接範囲は従来よシ小さくすることができる“ため
、蒸気孔の位置を比較的自由に選択することができる。

実施例 以下、本発明の一実施例を第１図にもとづいて説明する
。

第１図において、２１は調理器本体で、この調理器本体
２１には鍋２２が着脱自在に内設されている。２３は調
理器本体２１の上面開口部の一側に軸２４によシ開閉自
在に軸支され、かつこの上面開口部を覆う蓋体で、この
蓋体２３は上面を構成する合成樹脂製の外蓋２６と、同
じく下面を構成する蓋カバー２６とによシ構成されてい
る。２７は鍋パツキンで、この鍋パツキン２了は前記外
蓋２５に嵌合させて固着した外蓋カバー２８と蓋カバー
２６との間に介在させて取付けられ、そして全周が蓋体
２３を閉じたとき、鍋２２の上面開口部に当接するもの
である。

２９は外蓋２５の蒸気孔部３０に嵌入して取り付けられ
た蒸気板である。前記蓋カバー２６は外蓋２６の蒸気孔
部３０と対向する位置に蒸気孔部３１を有しており、こ
の蒸気孔部３１と外蓋２６の蒸気孔部３０との間には筒
状のパツキン３２を介在させている。そして前記筒状の
パツキン３２は上面の断面形状を全周「くの字」の形に
して蒸気板２７の下面全周に当接させ、またこの筒状の
パツキン３２の下面の断面形状も、上面と同じく全周「
くの字」の形にして蓋カバー２６の蒸気孔部３１の上面
全周に当接させている。

上記した構造の調理器において、外蓋２５、蒸気孔２９
、蓋カバー２６の部品の寸法バラツキや、長時間の使用
による各部品の変形が生じた場合、筒状のパツキン３２
が当接する蒸気板２９と蓋カバー２６との距離Ｈの寸法
バラツキが発生するが、筒状のパツキン３２は、蒸気板
２９および蓋カバー２６との当接部の断面形状を「くの
字」の形にしている念め、このような場合でも、充分な
当接が得られ、その結果、鍋２２内の蒸気が蓋体２３の
外へ排出される際、筒状のパツキン３２と蒸気板２９お
よび蓋カバー２６との隙間から加熱水蒸気が蓋体２３の
内部３３に侵入することはなくなるものである。

また、「くの字」の形とすることにより、筒状のパツキ
ン３２と、蒸気板２９および蓋カバー２６との当接ポイ
ントはＨ寸法の変化が発生しても、その変化は小さく、
したがって蓋カバー２６の当接可能範囲Ａは従来例より
小さくしてよいため、蒸気孔の位置を比較的自由に選択
できるものである。

発明の効果 上記実施例の説明から明らかなように本発明によれば、
蓋体の上面を構成する外蓋の蒸気孔部と蓋体の内面を構
成する蓋カバーの蒸気孔部との間に筒状のパツキンを介
在させ、かつこのパツキンの前記蓋カバーおよび外蓋と
の当接部の断面形状を全周「くの字」の形にしているた
め、部品の寸法のバラツキや長時間の使用による部品の
変形が発生したとしても、筒状のパツキンは外蓋および
蓋カバーに充分当接することになシ、その結果、電子部
品回路を有する蓋体内に蒸気が浸入するのも確実に防止
することができる。また蒸気孔の位置選択も比較的自由
に選択できるため、品質が高く、かつ安定した調理器を
提供することができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す調理器の部分断面図、
第２図は従来例を示す調理器の部分断面図である。 ２１・・・・・・調理器本体、２２・・・・・・鍋、２
３・・・・・・蓋体、２５・・・・・・外蓋、２６・・
・・・・蓋カバー、３ｏ・・・・・・外蓋の蒸気孔部、
３１・・・・・・蓋カバーの蒸気孔部、３２・・・・・
・筒状のパツキン。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 調理器本体と、この調理器本体内に着脱自在に収納され
   る鍋と、前記調理器本体の上面開口部を開閉自在に覆う
   蓋体とを備え、前記蓋体の上面を構成する外蓋の蒸気孔
   部と蓋体の内面を構成する蓋カバーの蒸気孔部との間に
   筒状のパッキンを介在させ、かつこのパッキンの前記カ
   バーおよび外蓋との当接部の断面形状を全周「くの字」
   の形にした調理器。