JPH027938Y2 - - Google Patents

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JPH027938Y2
JPH027938Y2 JP9250684U JP9250684U JPH027938Y2 JP H027938 Y2 JPH027938 Y2 JP H027938Y2 JP 9250684 U JP9250684 U JP 9250684U JP 9250684 U JP9250684 U JP 9250684U JP H027938 Y2 JPH027938 Y2 JP H027938Y2
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JP
Japan
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oil
dike
seal
fixed
tank
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JP9250684U
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  • Cleaning Or Clearing Of The Surface Of Open Water (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は洋上石油備蓄基地用防油堤に係るもの
である。
第4図及び第5図は従来の洋上石油備蓄基地用
防油堤を示し、海底aに固定柱脚bを介して固定
されている固定柱Cには鋼板製のローラガイド
d,eが固着され、両ガイド間にローラガイド溝
が形成されている。
洋上石油備蓄タンクの外周部に同タンクを囲繞
して配設された浮遊式防油堤本体fの端部には突
出部gが配設され、同部gに固着されたガイドロ
ーラ軸hには軸受iを介して大ガイドローラjが
回転自在に装架され、防油堤本体fの側面に波
動、または流出した油層の静圧等によつて生起し
た外力は、大ガイドローラjを介してローラガイ
ドd,eに伝達されるようになつている。
また前記突出部gには前記防油堤本体fの長手
方向の運動を抑制するために、ガイドローラ取付
用突出部kが突設され、同部kに配設されたガイ
ドローラ軸lに軸受mを介して小ガイドローラn
が回転自在に装架されている。
図示されていない洋上石油備蓄タンクから油が
流出した場合、同タンクの配置されたタンク側T
からローラガイド部を経て外洋側Sに拡がるた
め、これを防止するため、前記突出部gにはシー
ル取付治具oを介してシール装置pが配設され、
同シール装置pと対向してローラガイドdにシー
ル装置の相手材qが固着されている。
而して前記従来の防油堤においては、ガイドロ
ーラjとローラガイドd,eとの摺動面が転り接
触となつているので、油が多量に流出してタンク
側Tの油層上面と、外洋側Sの海水面とのヘツド
差に応じた静圧による荷重が浮遊式防油堤側面に
生起した場合も、前記ローラは容易に回転し、浮
遊式防油堤本体fは潮位変動に応じて円滑に上下
動する。
しかるに前記従来の防油堤においてはシール装
置pの相手材qが鋼等の硬い材料より構成されて
いるが、海水雰囲気であるためフジツボ等の生物
が付着し、シールゴムを異常摩耗させ、シール寿
命及びシール性能の低下を招来する。
本考案はこのような問題点を解決するために提
案されたもので、タンク用固定柱に繋留された洋
上石油備蓄タンクと、同タンクの外周部に同タン
クを囲繞して配設された上下動可能な浮遊式防油
堤と、同浮遊式防油堤が懸架された防油堤用固定
柱とからなる洋上石油備蓄基地において、前記防
油堤用固定柱上面に取付けられたシール棒固定ポ
ストより係留索を介して下端に至るに伴つて径の
漸減した円錐形に形成された、前記防油堤及び防
油堤用固定柱の相対するシール面間に楔入される
シール棒を懸吊するとともに、前記係留索の他端
にストツパ装置を連結してなることを特徴とする
洋上石油備蓄基地用防油堤に係るものである。
本考案は前記のように構成されているので、油
流出等の非常時に異常信号を受けて作動するスト
ツパ装置の係止索に対するロツクを解除すると、
同係止索を介して前記防油堤用固定柱上面に取付
けられたシール棒固定ポストより懸吊されたシー
ル棒が自重によつて前記防油堤及び防油堤用固定
柱の相対するシール面間に落下する。而して同シ
ール棒は下端に至るに伴つて径の漸減した円錐形
に形成されているので、前記両シール面間に楔入
し、油流出経路の一部を緊急遮断して非常時のシ
ールを行なうものである。
而して本考案によれば前記したように、前記防
油堤及び防油堤用固定柱の相対するシール面が通
常分離しているので、シール面に摩耗等が生起す
る惧れがない。
以下本考案を図示の実施例について説明する。
1は浮遊式防油堤、2は同防油堤1が懸架され
た防油堤固定柱、3,4は同固定柱2に配設され
た鋼板製ローラガイドで、同両ローラガイド3,
4間に形成されたガイド溝を案内として浮遊式防
油堤1に装着されたガイドローラ5が転動するよ
うに構成されている。更に前記ローラガイド3及
び浮遊式防油堤1の対向面はテーパ状のシール面
3a,1aに形成されている。
前記防油堤固定柱2上にはシール棒固定ポスト
6が立設され、同固定ポスト6より係留索7を介
して前記両シール面3a,1a間に楔入する、下
端に至るに伴つて径の漸減する円錐形のシール棒
8が懸吊され、係留索7の端部が係留索ストツパ
装置9に連結し固定されている。図中10は案内
滑車である。
前記シール棒8は端部が一部重合するように捲
曲された円錐形状の金属製ばねリング8aに、ネ
オプレン系ゴム等の難燃性、耐油性、耐海水性の
良好なゴム製カバー8bを重層して構成されてい
る。
図示の実施例は前記したように構成されている
ので、油流出等の非常時には異常信号をキヤツチ
した係留索ストツパ装置9のロツクが自動的、若
しくは手動によつて解除され、シール棒8は自重
によつて前記防油堤1のシール面1aとローラガ
イド3のシール面3aとの間に落下、楔入する。
前記各シール面1a,3aはシール棒8と同様
なテーパ面に形成され、シール棒8が前記両シー
ル面1a,3a間を貫通して落下するようなこと
はなく、ある位置で楔合停止する。この場合、シ
ール棒8の下端面は浮遊式防油堤1の下端面より
常に下方に位置するように構成されている。
かくして油流出の場合にはシール棒8の外側の
ゴム製カバー8bと前記シール面1a,3a間で
シール作用が行なわれる。
また火災の場合、万一ゴム製カバー8bが燃焼
しても、内側にある金属製ばねリング8aの外周
面でシール作用が行なわれる。また浮遊式防油堤
1は潮位変動によつて上下動を行なうため、浮遊
式防油堤1の上昇時には、シール棒8は同防油堤
1とともに上昇しない限り、圧縮変形を受けるこ
ととなる。このためシール棒8本体は塑性変形が
生じないように弾性体構造とされている。
このように図示の実施例によれば油流出等の非
常の際、係止索ストツパ装置9のロツクが解除さ
れ、係止索7によつて懸吊されたシール棒8が浮
遊式防油堤1と防油堤固定柱2側のローラガイド
3とのシール面1a,3a間に楔入して、緊急シ
ールが行なわれ、また常時は両シール面1a,3
aが離隔しているので、シール面に摩耗が生起す
る惧れがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る洋上石油備蓄基地用防油
堤の一実施例を示す縦断側面図、第2図はその横
断平面図、第3図はシール棒の横断平面図、第4
図及び第5図は夫々従来の洋上石油備蓄基地用防
油堤の横断平面図並に縦断側面図である。 1……浮遊式防油堤、1a……シール面、2…
…防油堤固定柱、3……ローラガイド、3a……
シール面、6……シール棒固定柱、7……係留
索、8……シール棒、9……係留索ストツパ装
置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タンク用固定柱に繋留された洋上石油備蓄タン
    クと、同タンクの外周部に同タンクを囲繞して配
    設された上下動可能な浮遊式防油堤と、同浮遊式
    防油堤が懸架された防油堤用固定柱とからなる洋
    上石油備蓄基地において、前記防油堤用固定柱上
    面に取付けられたシール棒固定ポストより係留索
    を介して、下端に至るに伴つて径の漸減した円錐
    形に形成された、前記防油堤及び防油堤用固定柱
    の相対するシール面間に楔入されるシール棒を懸
    吊するとともに、前記係留索の他端にストツパ装
    置を連結してなることを特徴とする洋上石油備蓄
    基地用防油堤。
JP9250684U 1984-06-22 1984-06-22 洋上石油備蓄基地用防油堤 Granted JPS6110328U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9250684U JPS6110328U (ja) 1984-06-22 1984-06-22 洋上石油備蓄基地用防油堤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9250684U JPS6110328U (ja) 1984-06-22 1984-06-22 洋上石油備蓄基地用防油堤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6110328U JPS6110328U (ja) 1986-01-22
JPH027938Y2 true JPH027938Y2 (ja) 1990-02-26

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ID=30649360

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9250684U Granted JPS6110328U (ja) 1984-06-22 1984-06-22 洋上石油備蓄基地用防油堤

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JP (1) JPS6110328U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9433356B2 (en) 2009-06-26 2016-09-06 Gambro Lundia Ab Devices, a computer program product and a method for data extraction

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9433356B2 (en) 2009-06-26 2016-09-06 Gambro Lundia Ab Devices, a computer program product and a method for data extraction

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Publication number Publication date
JPS6110328U (ja) 1986-01-22

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