JPS5917965Y2 - オイルフエンス - Google Patents
オイルフエンスInfo
- Publication number
- JPS5917965Y2 JPS5917965Y2 JP2046580U JP2046580U JPS5917965Y2 JP S5917965 Y2 JPS5917965 Y2 JP S5917965Y2 JP 2046580 U JP2046580 U JP 2046580U JP 2046580 U JP2046580 U JP 2046580U JP S5917965 Y2 JPS5917965 Y2 JP S5917965Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fence
- oil
- sea surface
- main body
- tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Cleaning Or Clearing Of The Surface Of Open Water (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はオイルフェンスに関する。
近年、石油の安定持続的な供給および安全な貯蔵を企図
して、例えば防波堤等に囲まれたタンクヤード内に係留
された複数の貯蔵タンクによる、石油の洋上備蓄が考え
られている。
して、例えば防波堤等に囲まれたタンクヤード内に係留
された複数の貯蔵タンクによる、石油の洋上備蓄が考え
られている。
このようなタンクヤードにおいては、タンクから石油が
漏洩した場合に漏油の拡散を最小限にとどめるために、
各タンク毎に、あるいはいくつかのタンク毎にオイルフ
ェンスが設けられる。
漏洩した場合に漏油の拡散を最小限にとどめるために、
各タンク毎に、あるいはいくつかのタンク毎にオイルフ
ェンスが設けられる。
オイルフェンスには、油の流出を確実に防止するために
、海面上十分な高さと海面下十分な深さが要求される。
、海面上十分な高さと海面下十分な深さが要求される。
ところが、オイルフェンスを防波堤等に固定状に取付け
た場合には、潮位の変化によって上記高さおよび深さが
変化するため、常に上記の要求を満たそうとすると、オ
イルフェンス全体の高さが大きくなり、不経済である。
た場合には、潮位の変化によって上記高さおよび深さが
変化するため、常に上記の要求を満たそうとすると、オ
イルフェンス全体の高さが大きくなり、不経済である。
この考案は、上記の実情に鑑みてなされたものであって
、潮位の変化に追従することができ、これにより小型に
構成してしかも石油等の流出を確実に防止することがで
きるオイルフェンスを提供するものである。
、潮位の変化に追従することができ、これにより小型に
構成してしかも石油等の流出を確実に防止することがで
きるオイルフェンスを提供するものである。
以下この考案を図面に示す実施例により詳細に説明する
。
。
第1図は、護岸壁1と防波堤2とに囲まれたタンクヤー
ドを示し、ヤード内の海面には、平行に並べられた複数
の石油貯蔵タンク3が係留されており、タンク3相互間
および両端のタンク3側方には、各一対の係留ドルフィ
ン4が海底に立設されている。
ドを示し、ヤード内の海面には、平行に並べられた複数
の石油貯蔵タンク3が係留されており、タンク3相互間
および両端のタンク3側方には、各一対の係留ドルフィ
ン4が海底に立設されている。
護岸壁1と対向する防波堤2の一辺は、各一対のドルフ
ィン4に対応して海底に立設された固定部5と、固定部
5相互間に配置され、タンク3を出し入れするときには
撤去しうる可動部6とから構成されており、固定部5と
可動部6との間は、油の流出を防止しつる構造となって
いる。
ィン4に対応して海底に立設された固定部5と、固定部
5相互間に配置され、タンク3を出し入れするときには
撤去しうる可動部6とから構成されており、固定部5と
可動部6との間は、油の流出を防止しつる構造となって
いる。
一つ置きの防波堤固定部5と護岸壁1との間には、管理
、配管等のための橋7が架設されている。
、配管等のための橋7が架設されている。
そして、ヤード内には、タンク3を取囲むように、オイ
ルフェンス10が設けられている。
ルフェンス10が設けられている。
オイルフェンス10は、全てのタンク3を1つずつ取囲
むように一体に形成されて海面に浮かべられた垂直板状
のフェンス本体11を備え、後述するように、海面に固
定状に設置された構造物(護岸壁1、係留ドルフィン4
、防波堤固定部5等)にこのフェンス本体11が上下動
自在に連結されている。
むように一体に形成されて海面に浮かべられた垂直板状
のフェンス本体11を備え、後述するように、海面に固
定状に設置された構造物(護岸壁1、係留ドルフィン4
、防波堤固定部5等)にこのフェンス本体11が上下動
自在に連結されている。
フェンス本体11は、第2図に示すように、垂直断面■
形の比較的薄い鋼板で構成されており、その中央より上
側の部分に、ずれ止め13を介して発泡スチロール製の
浮力体14が設けられ、必要に応じて垂直状のスチフナ
15が配置されている。
形の比較的薄い鋼板で構成されており、その中央より上
側の部分に、ずれ止め13を介して発泡スチロール製の
浮力体14が設けられ、必要に応じて垂直状のスチフナ
15が配置されている。
フェンス本体11の上下のフランジ16.17はフェン
ス本体11の剛性を高め、とくに上のフランジ16は波
や油の飛び越しを防ぐものであるが、これらは必ずしも
必要ではない。
ス本体11の剛性を高め、とくに上のフランジ16は波
や油の飛び越しを防ぐものであるが、これらは必ずしも
必要ではない。
また、浮力体の材質は適宜変更可能であり、浮力体をタ
ンクにすることもできる。
ンクにすることもできる。
そして、フェンス本体11の形状、寸法は、海面に浮か
んで1重によって垂直状態を保持し、かつ油の流出を確
実に防止するのに十分な海面上の高さと海面下の深さと
を確保するように、決定される。
んで1重によって垂直状態を保持し、かつ油の流出を確
実に防止するのに十分な海面上の高さと海面下の深さと
を確保するように、決定される。
フェンス本体11は、第3図にその一部分を詳細に示す
ように、護岸壁1および防波堤2に沿いオイルフェンス
の外郭をなす部分18(以下外郭部という)と、タンク
3,3の間のドルフィン4下方に配置されてタンク3,
3間の仕切りをなす部分19(以下仕切部という)とに
分けられる。
ように、護岸壁1および防波堤2に沿いオイルフェンス
の外郭をなす部分18(以下外郭部という)と、タンク
3,3の間のドルフィン4下方に配置されてタンク3,
3間の仕切りをなす部分19(以下仕切部という)とに
分けられる。
フェンス本体外郭部18には、仕切部19との結合部分
等に垂直状の支持部材20が設けられており、フェンス
本体仕切部19のドルフィン4に対応する部分には、同
様の支持部材20が設けられている。
等に垂直状の支持部材20が設けられており、フェンス
本体仕切部19のドルフィン4に対応する部分には、同
様の支持部材20が設けられている。
そして、これらの支持部材20の上下両端部と、防護壁
1等とに、互いに平行な上下一対の連結部材21.21
の両端がピン22によって回動自在に取付けられている
。
1等とに、互いに平行な上下一対の連結部材21.21
の両端がピン22によって回動自在に取付けられている
。
護岸壁1等にあるピン22は連結部材21に形成された
長孔23に嵌められており、フェンス本体11が上下動
しても護岸壁1等との水平距離が変化しないように、連
結部材21が護岸壁1等に対して回動するとともに、長
手方向に若干移動しうるようになされている(第4図参
照)。
長孔23に嵌められており、フェンス本体11が上下動
しても護岸壁1等との水平距離が変化しないように、連
結部材21が護岸壁1等に対して回動するとともに、長
手方向に若干移動しうるようになされている(第4図参
照)。
上記において、潮位が変化すると、連結部材21が回動
することにより、フェンス本体11は潮位の変化に従っ
て上下動する。
することにより、フェンス本体11は潮位の変化に従っ
て上下動する。
そして、潮位が変化しても、フェンス本体11の吃水が
一定に保たれ、常に海面上十分な高さと海面下十分な深
さが確保されるため、油の流出を確実に防止することが
できる。
一定に保たれ、常に海面上十分な高さと海面下十分な深
さが確保されるため、油の流出を確実に防止することが
できる。
また、フェンス本体11が潮位の変化に追従するので、
その高さを必要最小限に抑えて、オイルフェンス10全
体を小型に構成することができる。
その高さを必要最小限に抑えて、オイルフェンス10全
体を小型に構成することができる。
さらに、フェンス本体11は、護岸壁1等に連結されて
いるので、水平方向に移動するおそれがない。
いるので、水平方向に移動するおそれがない。
以上のように、この考案によるオイルフェンスは、可燃
性液体の貯蔵タンク3を取囲むように、垂直板状のフェ
ンス本体11が海面に浮かべられ、海面に固定状に設置
された構造物とフェンス本体11とに、連結部材21の
両端部が回動自在に取付けられているものであるから、
潮位の変化に追従することができ、これにより小型に構
成してしかも石油等の流出を確実に防止することができ
る。
性液体の貯蔵タンク3を取囲むように、垂直板状のフェ
ンス本体11が海面に浮かべられ、海面に固定状に設置
された構造物とフェンス本体11とに、連結部材21の
両端部が回動自在に取付けられているものであるから、
潮位の変化に追従することができ、これにより小型に構
成してしかも石油等の流出を確実に防止することができ
る。
図面はこの考案の実施例を示し、第1図はオイルフェン
スが設置されるタンクヤードの平面図、第2図はフェン
ス本体の斜視図、第3図はタンクヤードの一部分を拡大
して示す斜視図、第4図は第3図の一部拡大図である。
スが設置されるタンクヤードの平面図、第2図はフェン
ス本体の斜視図、第3図はタンクヤードの一部分を拡大
して示す斜視図、第4図は第3図の一部拡大図である。
Claims (1)
- 可燃性液体の貯蔵タンク3を取囲むように、垂直板状の
フェンス本体11が海面に浮かべられ、海面に固定状に
設置された構造物とフェンス本体11とに、連結部材2
1の両端部が回動自在に取付けられているオイルフェン
ス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2046580U JPS5917965Y2 (ja) | 1980-02-20 | 1980-02-20 | オイルフエンス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2046580U JPS5917965Y2 (ja) | 1980-02-20 | 1980-02-20 | オイルフエンス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56121725U JPS56121725U (ja) | 1981-09-17 |
JPS5917965Y2 true JPS5917965Y2 (ja) | 1984-05-24 |
Family
ID=29616653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2046580U Expired JPS5917965Y2 (ja) | 1980-02-20 | 1980-02-20 | オイルフエンス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5917965Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5676229B2 (ja) * | 2010-11-26 | 2015-02-25 | 五洋建設株式会社 | 土運船に設けた汚濁防止枠への近接装置及び近接方法 |
-
1980
- 1980-02-20 JP JP2046580U patent/JPS5917965Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56121725U (ja) | 1981-09-17 |
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