JP2002097622A - 汚濁水等拡散防止フェンス - Google Patents

汚濁水等拡散防止フェンス

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JP2002097622A
JP2002097622A JP2001160723A JP2001160723A JP2002097622A JP 2002097622 A JP2002097622 A JP 2002097622A JP 2001160723 A JP2001160723 A JP 2001160723A JP 2001160723 A JP2001160723 A JP 2001160723A JP 2002097622 A JP2002097622 A JP 2002097622A
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Haruyoshi Yamase
晴義 山瀬
Yuji Kumagai
裕児 熊谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置すべき周囲に広い空間がないような場所
においても良好に設置することができ、かつ水面から海
底にまで達する状態で優れたフェンス機能を発揮し得る
汚濁水等拡散防止フェンスを提供する。 【解決手段】 海底、湖底または川底等に固定され略垂
直に直立されるパイル1と、上下移動自在に該パイル1
に遊嵌される係留治具、例えば係留リング2と、隣接す
る該係留リング2間に連架される浮体4と、該浮体に垂
下されるフェンス本体5とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原油等の流出、拡
散を防止するオイルフェンス、工事現場の周囲に展張さ
れる汚濁水拡散防止フェンス、あるいは発電所の冷却水
取入口付近に展張されるクラゲ進入防止フェンスのよう
に、水面から海底にまで達する状態で設置可能なフェン
ス(以下「汚濁水等拡散防止フェンス」と総称する)に
関する。
【0002】
【従来の技術】海洋、河川または湖に設置されるフェン
スとしては、原油等の流出や拡散を防止するオイルフェ
ンスのように水面付近に浮遊させる状態で設置するフェ
ンスの他、工事現場の周囲に展張される汚濁水拡散防止
フェンス、あるいは発電所の冷却水取入口付近に展張さ
れるクラゲ進入防止フェンスのように、水面から海底に
まで達する状態で設置するフェンスの存在が知られてい
る。
【0003】水面から海底にまで達する状態で設置可能
な従来の汚濁水等拡散防止フェンスとして、図15に示
すようなフェンス30が広く一般に知られている。この
フェンス30は、連結されたフロート31の夫々からカ
ーテン32が垂下しており、フロート31は、海底に沈
めたアンカーブロック34にロープ35を介して係留さ
れている。カーテン32の下部には重錘チェーン33が
備え付けられ、これにより海底にまで達する状態でフェ
ンス30を設置することが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の汚濁水等拡散防
止フェンス30のように、アンカーブロック34を海底
に沈めてロープ35でフロート31を係留する方法で
は、アンカーブロック34がフェンス30の両側に当該
フェンス30から離れた位置に配置されるため、フェン
ス30の両側にかなり広い空間を必要とする。このた
め、このような空間がない場所では従来の汚濁水等拡散
防止フェンス30を設置することはできないという問題
があった。
【0005】そこで本発明の目的は、設置すべき周囲に
広い空間がないような場所においても良好に設置するこ
とができ、かつ水面から海底にまで達する状態で優れた
フェンス機能を発揮し得る汚濁水等拡散防止フェンスを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意検討した結果、汚濁水等拡散防止フェ
ンスをパイル係留式とし、このパイルに、上下移動自在
に係留治具を遊嵌させるなどすることにより前記目的を
達成し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は下記に示す通りである。
【0007】(1)海底、湖底または川底等に固定され
略垂直に直立されるパイルと、上下移動自在に該パイル
に遊嵌される係留治具と、隣接する該係留治具間に連架
される浮体と、該浮体に垂下されるフェンス本体とを具
備することを特徴とする汚濁水等拡散防止フェンスであ
る。パイル係留式としたことで、設置すべき周囲に自由
空間がない場所でも良好に設置することができる。
【0008】(2)前記(1)の汚濁水等拡散防止フェ
ンスにおいて、前記係留治具が、前記パイルに外嵌され
る係留リングである汚濁水等拡散防止フェンスである。
係留治具を円筒状の係留リングとしたことにより、干満
の差や波などによる上下方向の水面の変動に対してだけ
でなく、横方向にかかる負荷に対しても係留リングが回
転することにより容易に追従して、フェンス全体にかか
る負担を緩和することができる。
【0009】(3)前記(1)の汚濁水等拡散防止フェ
ンスにおいて、前記パイルが上下方向に溝を有し、前記
係留治具が該溝に、水平方向に少なくとも回動可能に遊
嵌されている汚濁水等拡散防止フェンスである。この場
合にも上記(2)と同様の効果を得ることができるとと
もに、係留治具自体をより簡易な構造でコンパクトに形
成することができる。
【0010】(4)前記(2)の汚濁水等拡散防止フェ
ンスにおいて、前記係留リングから垂下するカーテンを
備える汚濁水等拡散防止フェンスである。係留治具とし
ての係留リングにもカーテンを設けたことで、フェンス
の遮断効果を高めることができる。
【0011】(5)前記(4)の汚濁水等拡散防止フェ
ンスにおいて、前記フェンス本体の側部と前記カーテン
とが連結カーテンを介して、または直接接合されている
汚濁水等拡散防止フェンスである。フェンス本体と係留
リングのカーテンとを接合したことで、フェンスの遮断
効果を確実なものとすることができる。
【0012】(6)前記(1)〜(5)のいずれかの汚
濁水等拡散防止フェンスにおいて、前記係留治具が浮力
を有する汚濁水等拡散防止フェンスである。本来、浮体
により浮力があるので係留治具には必ずしも浮力を与え
る必要はないが、係留治具にも浮力を与えることでフェ
ンスの遮断効果を高めることができる。
【0013】(7)前記(6)の汚濁水等拡散防止フェ
ンスにおいて、前記係留治具が浮力調整機能を有する汚
濁水等拡散防止フェンスである。係留治具に浮力調整機
能を与えることで簡便に汚濁水等拡散防止フェンスの高
さ調整をすることができる。
【0014】(8)前記(1)〜(7)のいずれかの汚
濁水等拡散防止フェンスにおいて、前記フェンス本体の
下部に錘を備える汚濁水等拡散防止フェンスである。こ
れにより、フェンスの揺動を抑えることができ、安全性
を高めることができる。
【0015】(9)前記(1)〜(8)のいずれかの汚
濁水等拡散防止フェンスにおいて、前記パイル面と対向
する前記係留治具の表面上に、低摩擦材が配設されてい
る汚濁水等拡散防止フェンスである。これにより、係留
治具の上下移動が容易になるとともに、その耐久性を高
めることができる。
【0016】(10)前記(9)の汚濁水等拡散防止フ
ェンスにおいて、前記パイル面と対向する前記係留治具
の表面と、前記低摩擦材との間に、緩衝材が介在する汚
濁水等拡散防止フェンスである。これにより、気象・海
洋条件の変化等で係留治具に対し横方向の力が加わっ
て、係留治具上の低摩擦材とパイルとが衝突した際に
も、低摩擦材の受ける衝撃力を和らげて、その破損を防
止することができる。
【0017】(11)前記(1)〜(8)のいずれかの
汚濁水等拡散防止フェンスにおいて、前記パイル面と対
向する前記係留治具の表面上に、上下移動用のローラが
設けられている汚濁水等拡散防止フェンスである。これ
により、係留治具の上下移動が極めてスムーズになると
ともに、その耐久性を高めることができる。
【0018】(12)前記(10)の汚濁水等拡散防止
フェンスにおいて、前記緩衝材がゴムである汚濁水等拡
散防止フェンスである。緩衝材としてはゴムを好適に用
いることができ、これにより前記(10)の効果を確実
に得ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
具体的に説明する。図1に本発明の一実施の形態に係る
汚濁水等拡散防止フェンスのパイル1とその周辺構造を
示す。この好適例においては、海底に固定され直立され
たパイル1に、係留治具としての係留リング2が、上下
移動自在に外嵌されている。この係留リング2の下部か
らはカーテン3が垂下しており、また、隣接する係留リ
ング2間には浮体4が連架されている。この浮体4には
さらにフェンス本体5が垂下され、フェンス本体5の側
部とカーテン3とが連結カーテン6を介して接合されて
いる。さらに、フェンス本体5の下部には重錘チェーン
7が設けられており、これにより、フェンスとしての機
能を十分に果たすことができるようにしてある。
【0020】上述の汚濁水等拡散防止フェンスを実際に
海底に固定され直立されたパイル1を用いて展張する
と、図2に示すようになる。係留リング2間に連架され
る浮体4の連結長さやフェンス本体5の長さについて
は、パイル1の本数や高さに応じ、さらには潮流等を考
慮に入れて適宜定めればよく、これらは特に制限される
ものではない。
【0021】本発明においては、パイル1として鉄製の
パイプを好適に使用することができる。また、係留リン
グ2は角形状でもよいが、円筒形の場合の方がパイル1
を上下に移動し易く、潮の干満差や波による水面の変動
に追従することが容易にでき、好都合である。係留リン
グ2間に連架される浮体4は、特に特殊な構造を必要と
せず、従来より知られている通常の連結フロートを用い
ることができる。この浮体4からフェンス本体5を垂下
させるには、フェンス本体5の上部に筒状の収納部8を
形成せしめ、その中に浮体4を連結状態で通してやれば
よい。あるいは、浮体4に直接ロープ等を用いてフェン
ス本体5を取付けてもよい。尚、フェンス本体5の下部
に取付ける錘としては、フェンス本体5の揺動を好適に
抑制できるものであれば、図示する重錘チェーン7に特
に制限はされない。
【0022】図示するように、この場合、係留リング2
にカーテン3を取付けて、これを、好ましくは連結カー
テン6を介して、フェンス本体5の側部と接合すること
が好適であるが、この場合のカーテン3および連結カー
テン6の寸法や材質等は特に制限されず、フェンス本体
5に応じて適宜好適に定めることができる。特に、カー
テン3はパイル1との接触により破れ易いため、通常は
ポリエステル等の化学繊維材で形成するが、コード埋設
ゴムシートを使用してもよい。
【0023】係留リング2へのカーテン3の取付けは、
図3に示すように、係留リング2の外周面下部に半円状
態で取付ければよく、その取付けはボルトやビス等の締
結具9にて行うことができる。カーテン3を半円状態で
取付ける場合、図4に示すように、その両端部を係留リ
ング2の半径方向に延在させて耳部10を形成せしめ、
この耳部10に浮体4を取付けることが好ましい。
【0024】特に、パイル1を潮流の激しい所に設置す
る場合には、図5に示すようにカーテン3の変形が大き
く、破壊され易いので、その場合には、上述のようにカ
ーテン3の材質を考慮するとともに、図6に示すよう
に、カーテン3を係留リング2の外周全体にわたり設け
ることが好ましい。
【0025】本発明に係る係留治具は、浮力を与えるこ
とでフェンスの遮断効果を高めることができるため、内
部に空気室を設けるか、あるいは発泡材を詰め込むこと
が好ましい。係留治具が係留リング2である場合には、
具体的には、図7(イ)の係留リング2のA−A線に沿
う断面構造を表す(ロ)に示すように、内部の空間11
を空気室とするか、あるいはこの空間11に発泡材を詰
め込めばよい。
【0026】また、係留治具に空気室を設けた場合に
は、これに容易に浮力調整機能を与えることができ、浮
沈式のフェンスに追従させることができる。例えば、図
8に示すように、係留リング2の上面にバルブ付空気出
入口12を、また下面に水出入口13を設け、(イ)に
示すように、バルブを開いて空気室11に空気を送り、
しかる後バルブを閉じた状態にしておくことにより、係
留リング2を浮上させることができる。
【0027】浮上した係留リング2を沈下させるには、
図8(ロ)に示すように、空気出入口12のバルブを開
けばよく、これにより水出入口13より海水が空気室1
1に流入し、係留リング2が沈下することになる。ま
た、沈下した係留リング2を再度浮上させるには、
(ハ)に示すように、バルブを開いて、空気出入口12
からコンプレッサ(図示せず)を用いて空気を充填すれ
ばよく、これにより空気室11内の海水が空気と置換さ
れ、係留リング2が再浮上することになる。また、係留
治具が他の形状、構造である場合でも、同様の機構を設
けることにより容易に浮力調整機能を付与することがで
きる。
【0028】さらに、係留治具の上下移動を容易にする
とともに、その耐久性を高めるために、係留治具の表面
上のパイル1と対向する部位に、低摩擦材を配設してお
くことが好ましい。低摩擦材の取付け箇所や個数は適宜
定めればよく、係留リング2の場合には、例えば、図9
に示すように、パイル1と擦れる内周面の上下部のみに
低摩擦材14を取付けてもよい。取付け方法にも特に制
限はなく、図示するようにボルト15やビス等を用いれ
ばよい。低摩擦材14としては、超高分子量ポリエチレ
ン等の低摩擦でかつ高耐摩耗性の材料を好適に使用する
ことができる。
【0029】この場合、係留治具上に直接低摩擦材を設
けてもよいが、図10に示すように、間にゴム等の緩衝
材16を介在させて低摩擦材14の取付けを行うことに
より、パイル1と低摩擦材とが接触した場合においても
低摩擦材14の損傷を防止することができる。即ち、超
高分子量ポリエチレン等からなる低摩耗材は、剛性が高
く緩衝機能がないため、天候の変化等によりフェンスに
横方向の力が加わった際にパイル1と衝突して横方向の
衝撃力を直接受けると破損するおそれがあるが、緩衝材
16を設けておくことによりこの衝撃を緩衝することが
でき、低摩擦材14の破損を防止することができる。
尚、緩衝材の設け方にも特に制限はなく、少なくとも係
留治具と低摩擦材との間に介在させれば所期の緩衝効果
を得ることができるが、低摩擦材より広範囲に設けても
よい。
【0030】係留治具の上下移動をスムーズに行うため
の手段として、低摩擦材に代えて上下移動用のローラを
設けることもできる。例えば、係留リング2の内周面に
上下移動用のローラ(図示せず)を設けることにより、
係留リング2の上下移動を極めてスムーズにできるとと
もに、その耐久性を高めることができる。
【0031】図11に、本発明の他の実施の形態に係る
汚濁水等拡散防止フェンスのパイルとその周辺構造を示
す斜視図、図12(イ)にこの場合のパイルと係留治具
との嵌合状態を示す断面図を夫々示す。この好適例にお
いては、海底に固定され直立されたパイル21が上下方
向に溝を形成するガイド23を有しており、このガイド
23にこれに係合するスライダーとしての係留治具22
が、上下移動自在に嵌合されている。この場合のパイル
21、係留治具22および溝23の形状は図示する例に
は限定されず、例えば、図12(ロ)に示すように、係
留治具22aを溝形状とし、ガイド23aをこの溝と係
合するスライダー形状としてもよい。係留治具およびガ
イドは、相互に遊嵌可能であって、図12(イ)に示す
ように、係留治具が水平方向に少なくとも回動可能な形
状とすることが好ましい。
【0032】ガイド23は、図13に示すように、パイ
ル21の長手方向に連続した状態にて設けられており、
これにより係留治具22の上下移動が可能となる。ガイ
ド23が形成する溝のパイル側面方向における開口部の
幅は、上述のように、係留治具22が水平方向に少なく
とも回動可能となるようある程度広く形成されているこ
とが好ましいが、開口部から係留治具22が脱落しない
よう、少なくとも係留治具22の径よりも狭くしておく
ことが必要である。
【0033】尚、この実施の形態においても、前述の係
留リング2の場合と同様に、係留治具22に浮力、さら
には浮力調整機能を付与することができ、また、適宜、
低摩擦材、緩衝材、または、上下移動用ローラを設ける
ことができる。係留治具22の外周面に低摩擦材24を
配設した場合、および、さらにその間に緩衝材26を介
在させた場合の断面図を、夫々図14(イ)および
(ロ)に示す。
【0034】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の汚濁
水等拡散防止フェンスにおいては、パイル係留式とし、
このパイルに、上下移動自在に係留治具を遊嵌させるな
どしたことにより、設置すべき周囲に広い空間がないよ
うな場所においても良好に設置することができ、かつ水
面から海底にまで達する状態で優れたフェンス機能が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適例の汚濁水等拡散防止フェンスの
パイルとその周辺構造を示す斜視図である。
【図2】図1に示す汚濁水等拡散防止フェンスを、実際
に海底に固定され直立されたパイルを用いて展張した様
子を示す斜視図である。
【図3】カーテンが取付けられた係留リングを示す斜視
図である。
【図4】係留リングへのカーテンの取付け状態を示す断
面図である。
【図5】係留リングへ取付けられたカーテンの、潮流に
対する変化の様子を示す斜視図である。
【図6】係留リングへのカーテンの他の取付け状態を示
す断面図である。
【図7】係留リングの内部構造を示す説明図である。
【図8】係留リングの浮沈の様子を示す説明図である。
【図9】低摩擦材が取付けられた係留リングの断面斜視
図である。
【図10】低摩擦材および緩衝材が取付けられた係留リ
ングの断面斜視図である。
【図11】本発明の他の好適例の汚濁水等拡散防止フェ
ンスのパイルとその周辺構造を示す斜視図である。
【図12】係留治具へのカーテンの取付け状態を示す断
面図である。
【図13】溝の形成状態を示す斜視図である。
【図14】(イ)低摩擦材が取付けられた係留治具の断
面図である。 (ロ)低摩擦材および緩衝材が取付けられた係留治具の
断面図である。
【図15】従来の汚濁水等拡散防止フェンスの展張した
様子を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,21 パイル 2 係留リング 3 カーテン 4 浮体 5 フェンス本体 6 連結カーテン 7 重錘チェーン 8 収納部 9 締結具 10 耳部 11 空間(空気室) 12 バルブ付空気出入口 13 水出入口 14,24 低摩擦材 15 ボルト 16,26 緩衝材 22 係留治具 23 ガイド

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海底、湖底または川底等に固定され略垂
    直に直立されるパイルと、上下移動自在に該パイルに遊
    嵌される係留治具と、隣接する該係留治具間に連架され
    る浮体と、該浮体に垂下されるフェンス本体とを具備す
    ることを特徴とする汚濁水等拡散防止フェンス。
  2. 【請求項2】 前記係留治具が、前記パイルに外嵌され
    る係留リングである請求項1記載の汚濁水等拡散防止フ
    ェンス。
  3. 【請求項3】 前記パイルが上下方向に溝を有し、前記
    係留治具が該溝に、水平方向に少なくとも回動可能に遊
    嵌されている請求項1記載の汚濁水等拡散防止フェン
    ス。
  4. 【請求項4】 前記係留リングから垂下するカーテンを
    備える請求項2記載の汚濁水等拡散防止フェンス。
  5. 【請求項5】 前記フェンス本体の側部と前記カーテン
    とが連結カーテンを介して、または直接接合されている
    請求項4記載の汚濁水等拡散防止フェンス。
  6. 【請求項6】 前記係留治具が浮力を有する請求項1〜
    5のうちいずれか一項記載の汚濁水等拡散防止フェン
    ス。
  7. 【請求項7】 前記係留治具が浮力調整機能を有する請
    求項6記載の汚濁水等拡散防止フェンス。
  8. 【請求項8】 前記フェンス本体の下部に錘を備える請
    求項1〜7のうちいずれか一項記載の汚濁水等拡散防止
    フェンス。
  9. 【請求項9】 前記パイル面と対向する前記係留治具の
    表面上に、低摩擦材が配設されている請求項1〜8のう
    ちいずれか一項記載の汚濁水等拡散防止フェンス。
  10. 【請求項10】 前記パイル面と対向する前記係留治具
    の表面と、前記低摩擦材との間に、緩衝材が介在する請
    求項9記載の汚濁水等拡散防止フェンス。
  11. 【請求項11】 前記パイル面と対向する前記係留治具
    の表面上に、上下移動用のローラが設けられている請求
    項1〜8のうちいずれか一項記載の汚濁水等拡散防止フ
    ェンス。
  12. 【請求項12】 前記緩衝材がゴムである請求項10記
    載の汚濁水等拡散防止フェンス。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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