JPH027902Y2 - - Google Patents

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JPH027902Y2
JPH027902Y2 JP1657985U JP1657985U JPH027902Y2 JP H027902 Y2 JPH027902 Y2 JP H027902Y2 JP 1657985 U JP1657985 U JP 1657985U JP 1657985 U JP1657985 U JP 1657985U JP H027902 Y2 JPH027902 Y2 JP H027902Y2
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needle
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JP1657985U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、織機の緯糸検知装置における緯糸
検知用ニードルの保持装置に関する。
従来の技術 織機の緯糸検知装置の形式の一つに、筬により
打ち込まれる緯糸で押動されてスイツチを作動さ
せることによつて、緯糸の有無を検知するものが
ある。この一例を第5図に基づいて説明する。
第5図において、符号1は、打込位置1Aと退
避位置1Bとの間で揺動する筬を示している。筬
の上位には、緯糸検知装置2が配設されている。
この装置は、基板3に対して支軸4で揺動自在に
支持されたニードルレバー5と、このレバー5の
一端に支軸15により揺動自在に支持された緯糸
検知用ニードル6と、基板に揺動自在に支持され
ていて、ニードル6とリンク7,ニードルガイド
17で連結されたスイツチレバー8と、このスイ
ツチレバーによつてオンオフされるスイツチ9
と、筬1の退避位置の上位に延出しているアーム
10に揺動自在に支持されていて、該位置に揺動
してきた筬により押動される筬当りレバー11
と、このレバー11とニードルレバー5の他端と
を連結しているリンク12とからなつている。ニ
ードルレバー5には、ばね13によつて、支軸4
を中心とする反時計方向の揺動習性が与えられ、
スイツチレバー8には、ばね14によつて、支軸
8aを中心とする時計方向への揺動習性が与えら
れている。緯糸検知用ニードル6は、筬1が退避
位置1Bに置かれたとき図示の位置にあつて、筬
1が緯糸(図示せず)を打ち込んだときには、打
ち込まれた緯糸により図示の位置から反時計方向
に揺動させられる。このニードル6の揺動は、リ
ンク7を介してスイツチレバー8に伝達され、ス
イツチ9をオンさせて緯糸有りの信号を出させ
る。飛走ミスにより緯糸が無いと、ニードル6が
押動されないので、スイツチ9はオンされず、緯
糸無しの信号を出す。
ニードル6は、ピアノ線に焼入れ処理をしたも
のであつて、第6図に示すように、その上端6a
を輪状に曲げられ、ニードルレバー5のスリツト
5aに遊嵌されたのち、耐摩耗性樹脂からなるブ
ツシユ16を介して支軸15に挿通されている。
ところで、織機は、500〜600rpmの高速で運転さ
れている。従つて、ニードル6は、かかる高速運
転に追従して揺動すべく、その上端6aとスリツ
ト5a及び支軸15との間に適宜のがたを持たせ
てニードルレバー5に装着されている。
考案が解決しようとする問題点 上記したように、織機は高速運転されるので、
振動が激しい。緯糸検知用ニードルは、織機の振
動と、その取付態様により横ぶれを起こしてしま
い、その打点が織布の左右に大きく振れるという
不具合がある。また、緯糸検知用ニードルは、そ
の尖端の摩耗により比較的早期に取替えるのであ
るが、支軸15,Eリング,ブツシユ16の嵌め
外しをしなければならず、その交換作業が面倒臭
いという問題点もある。更に、ニードルの尖端
は、織布への進入深さが略一定でなければならな
いのであるが、該ニードルがピアノ線で形成され
ているため、容易に曲げてその長さを調整するこ
とができないという問題点もあつた。
問題点を解決するための手段 本考案の緯糸検知装置における緯糸検知用ニー
ドルの支持装置は、ニードルレバーに対してニー
ドルホルダーを揺動自在に装着し、ニードルホル
ダーにニードルを止めねじで固定するようにした
構成を特徴とする。
作 用 ニードルホルダーはニードルレバーに対して揺
動自在に装着される。ニードルホルダーには、緯
糸検知用ニードルを挿通する支持孔が形成されて
いて、この孔に挿通されたニードルは、該ニード
ルレバーに螺合された止めねじにより固定され
る。
実施例 以下、図示の一実施例に基づいて本考案を詳細
に説明する。
第1図乃至第4図において、ニードルレバー2
0の一端には、スリツト20aと、支軸21を挿
通する孔20bがそれぞれ形成されている。スリ
ツト20aには、耐摩耗性に優れた樹脂または金
属からなるニードルホルダー22が遊嵌されてい
る。ニードルホルダー22は、スリツト20aに
緩く嵌合して大きくがたつかない程度の厚さに形
成されている。ニードルホルダー22には、支軸
21に遊挿される孔22aと、緯糸検知用ニード
ル(以下単にニードルと称す)23の直線状基端
部23aを挿通する支持孔22bと、この支持孔
22bに直交していて、止めねじ24を螺合させ
ているねじ孔22cとがそれぞれ形成されてい
る。
ニードルホルダー22は、第3図,第4図に示
すように、支軸21によつてニードルレバー20
の一端に揺動自在に支持される。そして、ニード
ル23は、ニードルガイド(第5図の符号17参
照)を貫通させ、第2図に示すように、その直線
状基端部23aを支持孔22bに挿通したのち、
止めねじ24を締め付けることによりニードルホ
ルダー22に固定される。
ニードルの交換に際しては、止めねじ24を緩
めてニードル23を抜き取る。次いで、新しいニ
ードルの直線状基端部をニードルガイドに挿通し
たのち、該基端部を支持孔22bに差し込む。こ
のとき、ニードルの尖端の位置すなわちニードル
の長さ調整をおこなう。この調整は、支持孔22
bに対する基端部23aの挿入深さによりなされ
る。長さ調整ののち、止めねじ24を締め付ける
と、ニードルは、ニードルホルダー22を介して
ニードルレバー20に揺動自在に装着されたこと
になる。
考案の効果 以上のように、ニードルホルダーを介してニー
ドルレバーに緯糸検知用ニードルを装着する本考
案によれば、止めねじ一本を螺進退させるだけ
で、ニードルの交換や長さ調整が極めて容易に且
つ短い時間で行なえる。また、ニードルはニード
ルホルダーに固定され、且つニードルホルダーと
ニードルレバーとは、面接触して揺動するので、
織機の振動によるニードルの横振れが小さくな
り、その打点が安定する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の緯糸検知装置における緯糸検
知用ニードルの保持装置の一実施例を示す分解斜
視図、第2図はニードルホルダーとニードルの位
置関係を示す縦断面図、第3図は同上の側面図、
第4図は同正面図、第5図は従来の緯糸検知用ニ
ードルの保持装置を装着された緯糸検知装置の一
例を示す概略側面図、第6図は従来の保持装置の
一例を示す分解斜視図である。 20……ニードルレバー、21……支軸、22
……ニードルホルダー、22b……支持孔、22
c……ねじ孔、23……緯糸検知用ニードル、2
4……止めねじ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 退避位置から打込位置へ移動する筬の打込動作
    によつて打ち込まれる緯糸により押動される緯糸
    検知用ニードルと、このニードルを揺動自在に支
    持していて、打込位置から退避位置へ移動したと
    きの筬に連動して揺動されて上記ニードルを緯糸
    から抜き出すためのニードルレバーを有する緯糸
    検知装置おいて、 上記ニードルレバーの一端に揺動自在に支持さ
    れていて、上記緯糸検知用ニードルを挿通する支
    持孔を形成されたニードルホルダーと、このニー
    ドルホルダーに螺合されていて、上記支持孔に挿
    通された上記ニードルを固定するための止めねじ
    とからなる緯糸検知用ニードルの保持装置。
JP1657985U 1985-02-08 1985-02-08 Expired JPH027902Y2 (ja)

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JP1657985U JPH027902Y2 (ja) 1985-02-08 1985-02-08

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JPS61133583U JPS61133583U (ja) 1986-08-20
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