JPH0278790A - 吸込側自吸室形の立軸ポンプ - Google Patents

吸込側自吸室形の立軸ポンプ

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JPH0278790A
JPH0278790A JP63283456A JP28345688A JPH0278790A JP H0278790 A JPH0278790 A JP H0278790A JP 63283456 A JP63283456 A JP 63283456A JP 28345688 A JP28345688 A JP 28345688A JP H0278790 A JPH0278790 A JP H0278790A
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D9/00Priming; Preventing vapour lock
    • F04D9/007Preventing loss of prime, siphon breakers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、遠心形羽根車に自吸機能を持たせるために
、ポンプの吸込側に自吸室を設ける技術に関し、特に高
揚程のポンプに係る。
〔従来の技術〕
自吸機能の概要と自吸方式の種類並び、に高揚程ポンプ
の従来の技術を説明する。
a)通常運転状態では遠心形羽根車の吸込圧が吸込管に
及ぶので、理論的にはトリチェリの原理によりポンプの
下方約10m1実際にはキャビテーション等により5〜
8mの水面から吸水できる。
ポンプが空の状態から運転に入る時には吸込圧は実質零
となって吸水できないので、吸込管に逆止弁を設けてお
いて吸込管全体に大量の呼び水をして起動し、通常運転
に継げる。
b)逆止弁は故障の要因を持ち、大量の呼び水は大変で
、しかもポンプの停止毎に必要になることもあり、自吸
式ポンプが従来から使用されている。自吸式には吐出側
に気水分離室を設けるものがよく用いられ、例えば特公
昭57−44835号、特公昭59−48319号等に
示されたものである。これはポンプが停止しても羽根車
室と気水分離室に水が残るようにし、自吸運転中にポン
プの吸込圧で吸込管内の水位を徐々に上昇させ、気水分
離室で空気のみを排出させ、水を羽根車室に漏れるよう
に戻して自吸を続行させる。この時、羽根車は水と空気
が混合するものなので、取扱流体の密度に比例して揚程
を生じる遠心形羽根車では流量も吸込圧も小さく、吸込
管の長さと太さや自吸機能の良否により通常数分〜10
分で自吸が完了し、すなわち吸込管内の水位がポンプに
達し、通常運転に到る。
この吐出側気水分離室形の自吸式ポンプは設置後の初回
のみ又は長時間運転を停止して気水分離室の水が蒸発し
てしまった後の再運転の時だけ少量の呼び水で通常運転
に入るので都合がよい。
しかし必ず自吸時間が存在するという性質がある。
したがって、工作機械に研削液又は切削液を送るクーラ
ントポンプでは、自吸時間内で刃物等の焼付の恐れがあ
る。
C)これに対し吸込側自吸室形のポンプもよく用いられ
、例えば特開昭56−110593号、実開昭56−1
65996号等に示されたものであり、日本電機工業会
標準規格JEM1242(1970)rクーラントポン
プ」の自吸形である。吸込側自吸室形ポンプには原理的
に自吸時間がない。前記の文献はこの原理まで説明する
ものではないので、以下にこの原理の要点を説明する。
吸込側自吸室形ポンプの基本構造は、遠心形羽根車を収
納する羽根車室の入口を上向きに配置し、この羽根車室
の上部に前記入口を介して連通する吸込側口吸込室を設
け、この吸込側自吸室の上部にポンプの吸込口を形成し
、前記羽根車室の出口に連通ずる吐出流路を上向きに設
けてその上端にポンプの吐出口を形成するものである。
逆止弁は必要でない。
ポンプが停止し、吐出管の先端が大気に開放していると
、吐出管、ポンプ、吸込管、貯水槽と連通ずる水は逆流
する。ポンプの中で吐出口、吐出流路、羽根車室、吸込
側自吸室、吸込口と連通ずる水路は0字状をしている。
従って吐出管内の水面が吐出流路の下端まで降下して来
ると、いわゆるサイホンが切れて空気のみが羽根車室、
吸込側自吸室、吸込口を気泡状に逆流して吸込管内に流
れ込む、吸込管に生じた水面は降下して貯水槽の水面近
くに達しバランスして逆流が停止する。この間、吸込側
自吸室と羽根車室内の水は大部分が残る。
ポンプを再起動すると、水で満されている羽根車は瞬間
に通常のポンプ作用を示して吐出管に水を圧送し、吸込
管内の水面も上昇される。瞬間自吸である。これは吸込
側自吸室の上部の空気が増し、その水面が低下して空に
なっても水が補給されなくなるまで続く。それまでに吸
込管内の水が吸込側自給室に到達すれば、その水はこの
室を落下し、羽根車室に連続して水を補給し、ポンプは
通常運転を続ける。吸込側自吸室が空にならない基本條
件は吸込側自吸室の容積が吸込管内容積(管断面積×長
さ)より大きいということである。
吸込側自吸室の上部にたまる空気は、通常運転中に徐々
に水に混入し吐出されるが、羽根車内の取扱流体の密度
を大きく下げるものではなく、前述の吐出側気水分離室
形′の自吸中の流量・揚程の低下のような大きな低下は
ない。
d)特公昭59−44518号、実開昭60−1289
97号は立軸多段遠心ポンプの例であって、非自吸形で
ある。高揚程を得るために羽根車直径を大きくするには
比速度等による限界があり、多段に構成する。比速度の
制約はないが、羽根車を小径にして多段とし□、支軸ポ
ンプの設置床面積を有利にすることもある。前記文献の
ものはいずれも多段の羽根車室の入口を下向きに配置し
、ポンプの下部に吸込口を設けている。吐出口は後者が
単純にポンプ上部に設けるのに対し、前者は戻し通路で
上部から下部に導いて吐出口を設ける。
いずれも吸込側に吸込側自吸室の如きものを付加しても
前述した吸込側自吸室の動作原理かられかるように、自
吸機能を発揮するわけがな(、吐出側気水分離室を付加
して自吸形に改良することは考えられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記の従来の技術を要約すると、 a)非自吸形は吸込側の貯水槽の水面がポンプより高い
か、低くてもほとんど連続運転する場合には何ら問題が
ない。しかし水面がポンプより低い場合には逆止弁の故
障要因を持ち、再起動の度に大量の呼び水を必要とする
b)吐出側気水分離室形はポンプの最大吸込揚程以内で
あれば、小量の呼び水で容易に自吸して通常運転に入れ
るが、自吸時間が原理上あって、それを待てない用途例
えば工作機械のクーラント液移送用には使用しにくい。
C)吸込側自吸室形は吸込配管容積(管断面積×長さ)
に制限があるが瞬間に自吸する。
d)高揚程の多段ポンプを自吸式にするとき、吐出側気
水分離室形を適用できるが、吸込側自吸室形には適用し
にくい。
この発明の目的は、設置床面積が小さく高揚程のポンプ
であって、ポンプより低い吸込水面から瞬間に自吸する
ことのできるポンプを得ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、次に示すものである。
1)遠心形羽根車を収納する羽根車室の入口を上向きに
配置し、この羽根車室の上部に前記入口を介して連通す
る吸込側自吸室を設け、この吸込側自吸室の上部にポン
プの吸込口を形成し、前記羽根車室の出口に連通ずる吐
出流路を上向きに設けてその上端にポンプの吐出口を形
成する吸込側自吸室形の立軸ポンプにおいて、前記羽根
車室を複数、その人口を上向きにして多段に接続し、こ
の複数の羽根車室の外側を外ケーシングで包囲しかつ、
この外ケーシングを前記吸込側自吸室に液密に当接させ
て環状流路を形成し、この環状流路を介して最下段の羽
根車室の前記出口を前記吐出流路に連通させる。
2)前記1)のものにおいて、最上段の羽根車室より上
方にある吐出流路の部分を前記羽根車室の外径より軸心
側に突出させて吸込側口吸込室と一体に形成させる。
〔作用〕
1)吸込口8、吸込側自吸室11、多段の羽根車室5n
+、 5n、環状流路12)吐出流路10(10a、 
10b、 lOc。
10d)及び吐出口9はU字状に連通し、このU字状の
波路において吸込口8と吐出口9とがU字の始端と終端
となり、羽根車室5nの出口5hがU字の下端となる(
全図面対応)。
このような構成は、多段でありながらも吸込側自吸室形
のポンプの機能を持つことになる。従って吸込管の逆止
弁を備えることなく、停止後にポンプを再起動するとポ
ンプより低い吸込水面から瞬間に自吸してポンプの本来
の流量を吐出し、自吸時間が存在しない。もっとも吐出
管が空になっている時には、吐出管内をポンプが水で満
してからその先端から水が出るようになるのは、この技
術の問題外である。その時間も吐出側気水分離室形より
原理的に極めて短い。多段でありながら、羽根車室は外
ケーシング7に囲まれているので羽根車室の接合面等か
ら漏れがあってもポンプの外に漏水することがない。環
状流路12はほぼ全円周にあるので半径方向寸法が小さ
くても流体抵抗が少くなく、ポンプの設置床面積を縮小
できる。
2)吐出流路10を羽根車外径より内側に突出させて吸
込側自吸室を少し高くさせることにより、設置床面積は
更に縮小できる(第1,2図対応)。
〔実施例〕
第1図及び第2図、第3図及び第4図、第5図及び第6
図、第7図及び第8図並びに第9図及び第10図はそれ
ぞれ第1から第5までの異る実施例を示す。
第1図及び第2図において、駆動モータの軸2は吸込側
自吸室11を形成する自吸室ケーシング1の壁をメカニ
カルシール等の軸封装置2aを介して貫通し、その先端
に羽根車3.3aをボルト4で固定している。それぞれ
の羽根車は内ケーシング5.5aで形成され、上向に入
口5gを、下向に出口5hを持つ羽根車室5m、5nに
収納されて多段に接続される。これらの羽根車室5m、
5nを包囲し、ポンプ据付用のフランジ6を備えた外ケ
ーシング7はその内側下面の円周上に断続して設けられ
た突起7aで前記内ケーシング5aを支持する。一方、
外ケーシング7の上端は前記自吸室ケーシング1にOリ
ング13を介して液密に当接し、ポル)13aで固定さ
れる。かくして羽根車室5111.5nト外ケーシング
7との間には環状流路12が形成され、この環状流路1
2は断続する突起7aの相互間を介して最下段の羽根車
室5aの出口と連通ずる。
第2図でも判るように、自吸室ケーシング1は円周上の
一部1aが羽根車室5mの外径から軸心に向って突出し
ている。言い換えると環状流路12の上部は円周上の一
部が軸心に向って突出し、その上部に吐出口9が連通ず
る。一方、自吸室ケーシング1には吸込側自吸室11に
連通する吸込口8が設けられる。
結局、吸込口8、吸込側自吸室11、多段の羽根車室5
n+ 、5n 、環状流路12)吐出流路10及び吐出
口9はU字状に連通ずる。このU字状の流路において吸
込口8と吐出口9とがU字の始端と終端となり、羽根車
室5nの出口5hがU字の下端となる。ポンプを停止し
て吐出口9に接続した図示しない吐出管から水が逆流し
ても、吐出管内水面が前記U字の下端まで来るといわゆ
るサイホンが切れて、この下端、すなわち出口5hがら
空気が吸込側に吸われて、羽根車室5m、5n及び吸込
側自吸室11内の水はもはや逆流しない。
環状流路12は全周にあるので半径方向の寸法はわずか
でよく、また吐出流路10は軸心に突出しているのでポ
ンプの最大径、すなわち設置床面積が減少する。多段に
形成するために生じる内ケーシング5.5aの接合面等
は外ケーシング7に囲まれているので、0リング13の
1箇所のみの液密処理をすれば、ポンプ全体から液が漏
出して外部を汚損することがない。同時に外部からの力
は外ケーシング7が受け、内ケーシング5.5aに及ば
ないので、内ケーシングの強度はわずかでよい。多段ポ
ンプは比速度の関係で羽根車、内ケーシングが極めて偏
平であるので液体的な寸法・形状を追求することが可能
であって、ポンプ効率の向上に有益である。
この実施例の変形を説明する。駆動機はポンプの下部に
設けてもよい、突起78部にフランジ6のボルト穴68
部分を軸心に向って突出させれば、更に設置床面積が減
少する。この時、環状流路12が円周上で分割されるが
、突起7aの上方では環状流路12は連続する。羽根車
室5.5aと外ケーシングとは同心でなく偏心して内接
し、その内接点を吐出流路10の反対側に位置させても
よい。
第2実施例を示す第3図及び第4図において、第1図と
同一符号を付けたものはおよそ同一機能を持つ。そして
自吸室ケーシング31と外ケーシング37の外径が大き
いだけ環状流路12の断面積が大きい。そのため自吸室
ケーシング31の軸心に向う突出31aは羽根車5mの
外径近くまでとなり、吸込側自吸室11の高さを大きく
とることなく容積が大きくできる。すなわち太く長い吸
込管に適する。羽根車室5m、5nより自吸室ケーシン
グ31が大きいので、両者を継ぐ円板30が設けられ、
この円板30には環状流路12と吐、小流路10を連通
する切欠30aを設ける。
第3実施例を示す第5図及び第6図並びに第4実施例を
示す第7図及び第8図においては、環状の自吸室ケーシ
ング51又は71の外側に吐出流路10が形成され、こ
れと対向する環状の外ケーシング57又は77の外側に
吐出流路10aが形成される。そして再吐出流路10及
び10aは自吸式ケーシング51又は71と外ケーシン
グ57又は77とを対向して液密に当接させると一体の
吐出流路となる。液密に当接させるに当って、第3実施
例では51と57を液密にする0リング52と10と1
0aとを液密にするOリング53とは別部品であり、第
4実施例ではだるま形の平パツキン72で一挙に液密に
する点が異る。
第5実施例を示す第9図及び第10図においては、環状
の外ケーシング97の外側に吐出流路10aが形成され
、その先端の管用ねじIQbに管10c、エルボ10d
が接続されて吐出口9が形成され、外部配管99が接続
可能となる。したがって自吸室ケーシング91は外側が
環状のま〜である。
第5実施例の変形として、管用ねじ10bを備えた吐出
流路10aまでのものを工場で生産し、ポンプ据付現地
で配管により第9図のように配管して使用してもよい。
また環状流路12を形成する環状の外側ケーシングに直
接外部配管ができる接続口を設け、この接続口に第9図
に相当する配管を施すこともこの発明の範囲である。
〔発明の効果〕
この発明は、吸込口、吸込側自吸室、多段の羽根車室、
環状流路、吐出流路及び吐出口をU字状に連通し、この
U字状の流路において吸込口と吐出口とがU字の始端と
終端となり、最下段の羽根車室の出口がU字の下端とな
るようにし、更に外ケーシングで羽根車室を囲んで環状
流路を形成したので多段でありながらも吸込側自吸室形
のポンプの機能を持つことになり、いわゆる自吸時間の
存在しない瞬間自吸形となるという効果があり、しかも
羽根車室の多数の接続面の水漏れは外ケーシングと吸込
側自吸室との当接面の1個所のみで阻止できるという効
果がある。従って高揚程のために偏平な羽根車及び羽根
車室が取付強度や、水漏れ対策から自由になって、ポン
プ特性の追求にのみ専念できるという効果があり、液体
抵抗の小さい環状流路は設置床面積を縮小するという効
果がある。吐出流路を羽根車室外径より内側に突出させ
れば(第1.2図)更に床面積を縮小できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の断面図、第2図は第1図の■−■断面
図であり、第3図は第2実施例の断面図、第4図は第3
図のTV−IV断面図であり、第5図は第3実施例の断
面図、第6図は第5図の■−■断面図であり、第7図は
第4実施例の断面図、第8図は第7図の■−■断面図で
あり、第9図は第5実施例の断面図、第10図は第9図
のX−X断面図である。 1.31,51.71.91・・・自吸室ケーシング、
2・・・軸、3.3a・・・羽根車、5,5a・・・内
ケーシング、5g・・・入口、5h・・・出口、5m、
5n・・・羽根車室、7.37.57.77.97・・
・外ケーシング、10,10a・・・吐出流路、11・
・・吸込側自吸室、12・・・環状流路、30・・・円
板。 2 2q  1自!iiEケーシン7°。 第1図 第2図 第3図 第5図 第8図 第9図 第10図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)遠心形羽根車を収納する羽根車室の入口を上向きに
    配置し、この羽根車室の上部に前記入口を介して連通す
    る吸込側自吸室を設け、この吸込側自吸室の上部にポン
    プの吸込口を形成し、前記羽根車室の出口に連通する吐
    出流路を上向きに設けてその上端にポンプの吐出口を形
    成する吸込側自吸室形の立軸ポンプにおいて、前記羽根
    車室を複数、その入口を上向きにして多段に接続し、こ
    の複数の羽根車室の外側を外ケーシングで包囲しかつ、
    この外ケーシングを前記吸込側自吸室に液密に当接させ
    て環状流路を形成し、この環状流路を介して最下段の羽
    根車室の前記出口を前記吐出流路に連通させることを特
    徴とする吸込側自吸室形の立軸ポンプ。 2)特許請求の範囲第1項記載の吸込側自吸室形の立軸
    ポンプにおいて、最上段の羽根車室より上方にある吐出
    流路の部分を前記羽根車室の外径より軸心側に突出させ
    て吸込側自吸室と一体に形成させることを特徴とする吸
    込側自吸室形の立軸ポンプ。
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