JPH027871A - 電流形変換装置のpwm制御方法 - Google Patents

電流形変換装置のpwm制御方法

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JPH027871A
JPH027871A JP12055988A JP12055988A JPH027871A JP H027871 A JPH027871 A JP H027871A JP 12055988 A JP12055988 A JP 12055988A JP 12055988 A JP12055988 A JP 12055988A JP H027871 A JPH027871 A JP H027871A
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phase
self
bridge
pwm
extinguishing
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JP12055988A
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Inventor
Michio Iwabori
道雄 岩堀
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、自己消弧が可能なスイッチング素子(自己
消弧素子)をブリッジ接続してなる電力変換装置のパル
ス幅変調(PWM)制御方法に関する。
〔従来の技術〕
第14図のような、自己消弧素子を適用したブリッジ構
成の3相電流形整流器(電力変換装置)をPWM制御す
ると、整流器に力率制御機能を持たせることができるだ
けでなく、ブリッジ入力の交流電流(第14図のtR,
is、iア)に含まれる低次高調波の含有率を低減する
ことが可能である。
なお、同図において、11は3相交流電流、12はロー
パスフィルタ、13は自己消弧素子、14は直流リアク
トル、15は負荷である。フィルタ12はブリッジ交流
入力jll 、jS +  ITに含まれる高調波成分
が電源11に流れるのを防止するために設けられ、一般
には図示の如く、構成が簡単なLCフィルタが用いられ
る。その交流リアクトル12aは、電源のインダクタン
ス分も含めて書かれている。
従来、第14図の主回路構成でPWM制御を行う方法と
して、第15図に示すPWMパターンを採用して、第1
6図(第15図の0〜π/3〔rad)部分の拡大図)
のような方法で、PWMパターンを発生するものが知ら
れている(出典:上田他「正弦波入力電流形コンバータ
」電気学会半導体電力変換研究会資料5PC−84−8
1)。
すなわち、第16図に示す方法では、3角波信号e1と
直線信号e2とを比較することによって第1のパターン
(台形波PWM制御時と同じパターン)を発生すると同
時に、その第1のパターンの立ち上り、立ち下りに同期
した3角波信号e3をも発生する。そして、このe、と
直流出力電流に応じた指令値V i”とを比較して、直
流短絡させるための第2のパターンを発生し、これら2
つのパターンを論理回路で合成して、最終的なPWMパ
ターンを作成している。なお、このパターンを発生する
場合3角波信号eIの周波数や直線信号e2の傾きを可
変にすると、3角波信号e3を発生することが困難とな
る。そこで、この例ではこれらel+82を固定して、
あらかじめ第1のパターンを求めておき、これを記憶さ
せておく。
また、これに対応した3角波信号e、も一義的に定まる
ので、これも記憶させておくという方法をとっている。
このPWMパターン発生方法の場合、直流出力電流に応
じた指令値y 、+1が変化すると、直流短絡させるパ
ルス幅も変化し、これに伴って直流出力電圧e、の平均
値E4も変化させることができるので、整流器出力を制
御することができる。
また、別の従来例として、第17図に示したPWMパタ
ーンを採用して、第18図(第17図の0〜π/3(r
ad)の拡大図)のような方法で、PWMパターンを発
生するものが知られている(出典: T、0hnish
i at al、 ’A  Novel  PWMTe
chnique  for  Three  Phas
e  Inverter/ ConverterJI 
P E C−Tokyo’83 、P 384〜385
)。この場合、第18図(イ)、(ロ)のように、3角
波信号etI+  etzと正弦波の一部の信号e!l
+63□とをそれぞれ比較してPl及びP2というパタ
ーンを発生し、また、そのPi、P2のORをとってP
3というパターンも発生する。
そして、第18図のO〜π/3(rad)の区間では第
17図に示したように、esl”’eRであるから、パ
ターンPiを電源R相に接続され、かつ出力正端子に接
続された素子UのPWMパターンとする( e、、= 
 e、、ならば、出力負端子に接続された素子XのPW
Mパターンとする。)。同様にして、esz=etであ
るから、パターンP2を素子WのPWMパターンとする
。また、パターンPL、P2を発生する際にeR,eT
を用いたので、残りの電源相(S相)に接続され、かつ
出力正端子に接続された素子■のPWMパターンとして
、パターンP3の論理を反転した信号を用いる。
また、出力負端子に接続された素子X、Y、Zについて
は、PL、P2を発生する際に、eR,eTを用いたの
で、残りの電源相(S相)に接続された素子Yにオン信
号を与え続け、他の素子X、Zにはオフ信号を与え続け
る。このようにしてPWMパターンを発生し、正弦波信
号el +  es +  eアの波高値E、と3角波
信号の波高値Etの比M=E s / E−を変えるこ
とによって、整流器出力を制御する。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のPWMパターン発生方法では、3角波信号と整流
器出力を変化させるための指令信号(第16図の場合は
■ど、第18図の場合はeSite、2)との比較結果
自体を、特定の素子(第16図の場合は素子■、第18
図の場合は素子U及びW)のPWMパターンとして利用
している。そして、他の素子のPWMパターンも、第1
6図の場合には予め決まっているパターン(第1パター
ン)とこの3角波比較結果のパターンから合成しており
、第18図の場合には、このパターンPI、P2をもと
に作成している。ところで、i、Iの基本波成分が増加
傾向にあり、かつその基本波成分が0となる点を位相の
基準(Orad)として3角波信号を固定した場合、3
角波信号と指令信号との比較結果として得られるパルス
の立ち上り、立ち下り位相の可変範囲は3角波信号の隣
合わせの頂点(3角波信号の最大値と最小値の点)間に
制限され、立ち上り、立ち下り位相の可変範囲が重なる
ことはない。たとえば、第16図の場合の図中に示した
点弧位相■の可変範囲は区間Iであり、消弧位相■の可
変範囲は区間■であるから、■と■の可変範囲は重なる
事がない。しかも、指令信号を大きくしていく場合、そ
の立ち上り位相を太き(していく時には立ち下り位相を
固定あるいは小さくしていくことしかできなく、一方、
立ち上り位相を小さくしていく時には立ち下り位相を固
定あるいは太き(していくことしかできない。たとえば
、第16図の場合に指令値■どが増加してい(と、点弧
位相■は大きくなってい(が(図の右方向に移動する)
、この時の点弧位相■は同図からも明らかなように、小
さ(なっていくか(図の左方向に移動する)、あるいは
固定した位相であるかのどちらかの変化傾向しかとれな
い。すなわち、その立ち上り、立ち下り位相の変化傾向
が制限されたパルスしか発生できない。このため、この
3角波信号と指令信号との比較結果または固定したパタ
ーンをもとに決定する、それぞれの素子の各点弧位相と
各消弧位相の可変範囲も重なることがなく、指令信号の
変化に伴うそれら位相の変化傾向も自ずから制限された
ものになってしまう。しかし、特定の低次高調波成分を
権力低減するように°PWM制御する場合には、この可
変範囲に重なりを持たせたり、指令信号3大きくするに
つれて点弧位相、消弧位相を同時に大きくしたりあるい
は小さくしたりする部分があった方が、低減したい高調
波成分をより小さくできる。しかし、従来のPWMパタ
ーン発生方法では、このようなPWMパターンを発生で
きないという問題点がある。
また、単位時間当たりのスイッチング損失を小さくする
ため、各自己消弧素子のスイッチング周波数〔(−電源
電圧1サイクル当たりの1つの自己消弧素子へ与えるオ
ンパスル数N)×(電源周波数)〕をできるだけ低(し
た方が良い。このことから、結局、Nができる限り少な
く、かつ独立変数を多くとれるPWMパターンを採用し
た方が良いと言える。ところで、一般に3相電流形変換
装置の場合、Nが偶数ならば(N/2)個、Nが奇数な
らば(N−1/2)個の独立変数を持つPWMパターン
を作ることができる。ところが、第15.16図の場合
はN=11にもかかわらず、第16図に示したθ1〜θ
4という4つの独立変数しかとることができない(N=
11ならば5つの独立変数を持つPWMパターンを作成
可能。)。
しかも、第15図及び第16図の制御方法ではe、を発
生する容易さと、θ2をも制御した場合の制御の複雑さ
とから第1のPWMパターン、すなわち独立変数のθ2
を固定しており、4つある独立変数を有効に制御してい
ない。このため、より小さくすることが可能な第5.第
7.第11第13次調波含有率が大きな値となり、交流
フィルタの大型化や電力系統へ及ぼす悪影響が大きくな
ったり、単位時間当たりのスイッチング損失が大きくな
るという問題点があった。
また、第17.18図ではN=14であるが、このPW
Mパターン中には図中のθ、〜θ、という6つの独立変
数しか存在しない(N=14ならば7つの独立変数を持
つPWMパターンを作成可能。)。このため、この場合
にも第15.16図と同様に、Nに比べて独立変数の数
が少ないので、低減したい高調波成分の含有率が比較的
大きくなったり、スイッチング損失が大きくなるという
問題点があった。また、自己消弧素子をドライブする場
合、各素子へ与えるオンパルス、オフパルスの幅に下限
(最小オン及びオフパルス幅制限)が存在する場合があ
る。このような制限がある場合、この例ではNに対する
直流短絡させるためのパルス(短絡パルス)数N、がN
、/N=7/14=1/2と、かなり大きな値であるた
め、直流短絡させるためのパルスの最小オンパルス幅制
限によって、直流出力平均電圧の最大値が比較的小さな
値に抑えられてしまう。また、この例では、直流短絡さ
せるためのパルスの間にそれ以外のパルスを常に1つし
か発生していないので、最小オフパルス幅が最小オンパ
ルス幅より大きな時には、直流短絡させるための最小オ
フパルス幅制限によって、直流出力平均電圧の最小値が
比較的大きくなってしまう。このため、この従来例では
最小オン及びオフパルス制限が存在する場合、PWM制
御のみで運転可能な直流出力平均電圧の範囲が狭くなる
という問題点もあった。
さらに、第14図のような回路を動作させる場合、フィ
ルタ12の共振を避けるためにはブリッジ交流入力電流
iR+  ’!+  17に含まれるフィルタ12の共
振周波数付近の高調波成分を極力小さくしなければなら
ない。また、電源電流に含まれる低次高調波成分をでき
る限り小さくするため、i、i、、iアに含まれるフィ
ルタ12の共振周波数より低い周波数の高調波成分も極
力小さくしなければならない。そこで、従来は第14図
のフィルタ12の共振を避けるために、実際には第16
図に示す3角波信号e、の周波数を上げ、各々の自己消
弧素子のスイッチング周波数を2.05KHz(を源周
波数50Hz)とし、フィルタ12の共振周波数を91
9Hz付近に設定している。しかし、いくら自己消弧素
子のスイッチング周波数を上げても、PWMパターン中
のどの独立変数も1つ。
j5 +  ’Tに含まれる特定の高調波成分を極力小
さくするように操作していないので、当然フィルタ12
の共振周波数付近や、それより低い周波数の高調波成分
も極力小さ(するようには独立変数を操作していないこ
とになる。このため、独立変数を有効に操作し、iR,
j!+  irに含まれるフィルタ12の共振周波数付
近や、それより低い周波数の高調波成分を極力小さくし
た場合に比べ、この従来の制御法では、フィルタ12の
共振によって発生する過電圧や、電源電流に含まれる低
次高調波の含有率等が大きくなるという問題点があった
また、PWMパターン中の独立変数をどんなに適切に操
作しても、その全操作範囲で常に、特定の高調波成分を
零としておくことは不可能である。
第14図のような回路を3相の交流電流が平衡するよう
に動作させると、iR+  ’S+  iTに含まれる
高調波は第(6N−1)及び(6N+1)次調波成分(
N:自然数)であるから、フィルタ12の共振周波数は
できる限り、この第(6N−1)及び(6N+1)次調
波周波数付近に設定しない方が良い。しかし、先に述べ
た従来の方法では、フィルタ12の共振周波数を919
Hzと、第19次調波周波数(950Hz)に比較的近
い周波数に設定している。このため、実際にはできるだ
け小さくしたいはずの、この調波成分が電源電流に多く
含まれてしまう、という問題点もあった。
したがって、この発明の第1の課題は点、消弧位相の制
限が比較的少ないPWMパターンにて制御し得るように
することにある。
その第2の課題は、3相電流形変換装置に力率側′4B
機能をもたせ、かつ入力交流電流に含まれる高調波成分
のうち、低次の高調波成分を極力小さくすることにある
また第3の課題は、必要な数の独立変数がとれるPWM
パターンを最低のスイッチング周波数で作ることができ
、かつ最小オフパルス幅が最小オンパルス幅より大きい
時にも、最小オフパルス幅制限によって直流出力平均電
圧の可変範囲が殆んど限定されることがなく、最小オフ
パルス幅制限による直流出力平均電圧最大値の低下を比
較的小さくすることにある。
さらに第4の課題は、自己消弧素子からなるブリッジ構
成の3相電流形変換装置をPWMf!IJ?iUL、か
つブリンジ交流端子に共振点をもつフィルタを接続する
場合において、フィルタの共振による悪影響をできるだ
け小さくすると\もに、電源電流に含まれる低次高調波
の含有率をできるだけ小さくすることにある。
(課題を解決するための手段〕 a)第1の課題を解決すべく、各自己消弧素子の各点弧
位相を電流形変換装置出力を変化させるための指令値の
関数とすると\もに、該関数を変換装置出力指令値の増
加に伴って増加する第1の関数と減少する第2の関数と
に分類してその各々の関数を別々の記憶装置に記憶させ
、各記憶装置出力を個別の比較器にて変換装置出力指令
値と比較し、該比較器出力にもとづき自己消弧素子をそ
れぞれ点弧する。この場合、前記比較器出力信号の立ち
上りまたは立ち下りを検出する検出手段を設け、その出
力にもとづき自己消弧素子をそれぞれ点弧することがで
き、消弧位相は他の素子の点弧位相から決定することが
できる。
b)第2の課題を解決すべく、各自己消弧素子のブリッ
ジ交流端子の電圧1サイクル当たりのスイッチング回数
をN(自然数)とするとき、Nが偶数の場合は最大N/
2個、Nが奇数の場合は最大(N−1)/2個それぞれ
存在するPWMパターンの独立変数の1つを操作量とし
て直流平均電圧を制御すると\もに、ブリッジ交流端子
を流れる電流に含まれる所定高調波成分の各実効値を2
乗した値にそれぞれ重み付け定数を乗じて加え合わせた
評価関数が極小となるように前記1つを除くすべての操
作量を制御する。この場合、前記評価関数が極小になる
自己消弧素子の転流位相と直流平均電圧との関係を、電
源位相を入力として該電源位相で転流させた場合の直流
平均電圧を出力とする形式で所定記憶装置に予め記憶さ
せておき、電源電圧の変化にともなって該記憶装置から
読み出される読出値と直流平均電圧指令値とを比較して
転流位相を決定することができる。
C)第3の課題を解決すべく、3相電流形変換装置のブ
リッジ交流端子に流れる3相交流電流の各基本波成分の
いずれかが零になる各点のそれぞれを電気角の基準(0
ラジアン)とするとき、負の電気角からπ/3ラジアン
よりや−大きな電気角までは第1の自己消弧素子をオン
し続け、(π/6−α)から(π/6+α)ラジアン(
0<α<π/6)の区間は第1の自己消弧素子と同じブ
リッジ交流端子に接続された第2の消弧素子をオンし、
かつ0から(π/6−α)と(π/6+α)からπ/3
ラジアンの区間のそれぞれで該第2の自己消弧素子と同
し直流端子に接続された3つの自己消弧素子(第2の自
己消弧素子を含む)を輪番にオンする。また、0からπ
/6ラジアンの区間の転流位相を操作量として直流平均
電圧またはブリッジ交流端子に流れる電流の基本波成分
を制御すると\もに、ブリッジ交流端子を流れる交流電
流に含まれる高調波成分についての所定の評価関数が極
大または極小となるように制御する。
d)第4の課題を解決すべく、自己消弧素子からなり、
パルス幅変81!(PWM)制御されるブリッジ構成の
3相電流形変換装置のブリッジ交流端子に共振点をもつ
フィルタを接続し、該フィルタの共振周波数をブリッジ
交流端子の基本波電圧周波数の(6N+1)倍(Nは自
然数)から(6N+5)倍の間に設定する一方、PWM
パターン中の複数の独立変数(独立に変更可能な転流位
相)の1つを操作量として直流平均電圧を制御すると\
もに、ブリッジ交流端子を流れる電流に含まれる少なく
とも第5次から第(6N+7)次調波成分までの高調波
評価関数が極小となるように、独立変数の前記1を除く
少なくとも1つを操作量としてPWM!lHiする。前
記高調波評価関数としては、各高調波電流実効値の2乗
値に各々重み付け定数を乗じた後、これらを加え合わせ
たものを用いることができる。
〔作用〕
a)項の如く、各素子の点弧位相を決めるための関数を
指令値の増加に伴って増加する関数と減少する周波数と
に分類してその各々を個別に記憶し、個々の比較器で指
令値と比較して点弧位相を決める一方、消弧位相は他の
素子の点弧位相から決めることにより、各点弧位相、消
弧位相の変化傾向を自由に決められるようにする。また
、前記比較器の出力は素子の点弧位相を決めるためだけ
に用いられ、消弧位相を決めるのは他の素子の点弧位相
であるから、点弧位相、消弧位相の可変範囲を重複した
ものとすることができる。
b)項の如くすることにより、入力交流電流に含まれる
低次の高調波含有率を極力低減できるようにする。
C)項の如く、ブリッジ交流端子に流す3相交流電流の
各基本波成分を零とする点をそれぞれ電気角の基準(0
(rad))とし、また、必要な独立変数がN0個の時
にそれだけの独立変数がとれるスイッチング周波数が最
低のPWMパターンはN = 2 N o (偶数)で
あることに着目して、Nが偶数となるように電気角(π
/6−α)〜(π/6+α)(r a d)(0<α<
π/6)の区間で直流短絡させるパルスを発生させ、か
つ、スイッチング周波数が最低となるように、負の電気
角からπ/3よりや−大きな電気角までは1つの自己消
弧素子をオンし続け、この素子と異なる直流端子に接続
された3つの素子間だけで、0〜π/3〔rad)の区
間を転流させる。そして、最小オフパルス幅が最大オン
パルス幅より大きい時にも、最小オフパルス幅制限によ
って直流出力平均電圧の可変範囲が殆んど限定されず、
しかも最小オンパルス幅制限による直流出力平均電圧最
大値の低下を比較的小さ(するために、0〜(π/6−
α)および(π/6+α)〜π/3(rad)の区間は
、それぞれ前記の3つの素子を輪番にオンさせる。これ
らによって、必要な数の独立変数を保ちながらスイッチ
ング周波数をできる限り低下させ、かつ直流出力平均電
圧の可変範囲を広くし得るようにする。
ブリッジ交流端子を流れる電流の高調波は第(6N−1
)次及び(6N+1)次調波成分であることに着目して
、d)項の如くその次数間隔の広い第(6N+l)次調
波周波数から第(6N+5)次調波周波数の間にフィル
タの共振周波数を設定することによって、ブリッジ交流
端子を流れる電流に含まれる高調波の周波数とフィルタ
の共振周波数をできる限り離す。さらに、PWMパター
ン中の複数の独立変数を操作量として直流平均電圧を制
御すると同時に、ブリッジ交流端子を流れる電流に含ま
れる、少なくとも第5から第(6N+7)次調波成分の
各実効値を2乗した値にそれぞれ重み付けの定数を乗じ
た後、加え合わせた評価関数が極小になるようにPWM
制御することによって、ブリッジ交流端子を流れる電流
に含まれるフィルタの共振周波数付近及び、それより低
い周波数の高調波成分を極力少なくする。つまり、上記
の如くすることにより、フィルタの共振による悪影響を
なくし、電源電流に含まれる低次高調波の含有率を極力
小さ(する。
〔実施例〕
第1図は発明を実施するに当たって用いられるPWMパ
ターン発生回路を示すブロック図である。
こ!では、例えば第2図に示すような、電源電圧1サイ
クル当たりのスイッチング回数が10回(N=10)の
PWMパターンによりPWM制御する例について説明す
る。このPWMパターンの0〜π/3ラジアン(rad
)区間の拡大図を第3図に示す。このパターン中には、
第3図に記号θ1〜θ5で示す5つの独立変数(独立に
操作可能な転流位相またはパルス幅)をとることができ
る。この場合の、ブリッジの入力交流電流に含まれる第
(2M−1)次調波成分の振幅?、(2M1)を次式(
1)に、また直流出力電圧e4の平均値Edを(2)式
にそれぞれ示す(Mは自然数)。
IP(2M−1) π +cos(2M −1)( +θ4 ) π × 一5in(2M   1 )  θ3 sin(2M π +sinθ4−5inθ、1  +5in(θ、〜  
  )ただし、 θ、〈θ2くθ3〈θ4〈θ、〈π/6・・・・・・(
3) とする。なお、式中のIa、Esはそれぞれ直流出力電
流(一定値と仮定)、電源の線間電圧実効値である。こ
こで、θ1〜θ、を直流出力平均電圧を制御すると同時
に、次式(4)の評価関数FEが最小となるように操作
する場合について考える。
FE = IF(512+ IF+712+ Irt口
+2+I+z+3〉・・・・・・(4) 計算機を用いてθ1〜θ、の最適値と(直流出力平均電
圧Ea/電g電圧電圧線間実効値)との関係を求めた結
果(条件:最小オンパルス幅:5μ (S)を、第4図
に示す。
第4図のように、θ、〜θ、を変化させてPWM制御を
行うための制御ブロック図例を示すのが、第1図である
。この場合、フェーズ・ロックド・ループ(PLL)回
路1によって電源周波数を逓倍した周波数のパルスを発
生してカウンタ2でカウントし、ROM (133A及
びROM (II) 3Bのアドレス信号としている。
そして、ROM (1)3A、ROM (If)3Bに
は第4図から求めた素子Uの点弧位相関数のうち、それ
ぞれ傾きが正、負のものを分類して第5図のような2つ
の関数を作り、記憶させておく。このそれぞれの出力を
D/Aコンバータ4A、4Bでアナログ(8号に変換し
、コンパレータ5A、5Bで直流出力平均電圧の指令値
Ed”と比較する。これらコンパレータ5A、5Bの出
力の立ち上りを検出して一定幅のパルスヲ発生するモノ
ステープルマルチバイブレータ(モノステ)6A、6B
を通し、OR回路7で両者のORをとると、素子Uの点
弧位相で立ち上るパルスSoを得ることができる。これ
をフリップフロップ91のset端子に接続する。
また、フリップフロップ91のRe5et端子には、素
子■、Wの点弧位相で立ち上るSv、Swのどちらか一
方が立ち上った時にパルスを発生するように、OR回路
81を用いてSv、S、のOR信号を入力する。なお、
素子UのPWMパターン発生回路について述べたが、他
の素子の回路もその素子に合うように、第5図の関数の
位相をずらしたものを記憶させておく違いだけで実現で
きる。この場合、例えばθ、とθ2の可変電気角範囲に
は重なりがあり、しかもθ1とθ2はどちらもE d 
/ E Sの増加に伴って増加していく形になっている
ので、これに対応した素子Uの点弧位相と消弧位相とは
同じ変化傾向にある。このような時でも、本方法の場合
は問題なくPWMパターンを発生できる。なお、信号S
、はコンパレータ5A、5Bの出力を適宜に論理操作し
て得ることができる。
また、この実現方法の場合はROMを用いているので、
第4図のような点弧位相を与える関数は複雑なものでも
発生可能であり、特定の評価関数が極大あるいは極小と
なるPWMパターンを忠実に実現できると云う特徴があ
る。なお、この実施例は3相、電流形だけでなく、単相
や電圧形の変換装置にも適用することができる。
次に、ROM3A、3Bへ格納しておくべき情報につき
、第6図に示すような各自己消弧素子の電#電圧1サイ
クル当たりのスインチング回数Nが、N=11の場合を
例にとって説明する。この場合には、第6図中に示した
LP+〜(−P、という5つの独立変数(パルス幅)を
とることができる。
この場合のブリッジ入力の交流電流に含まれる第(2M
−1)次調波成分の振幅値B I f2□。を次式(5
)に、同様に出力直流電圧e、の平均値E。
を次式(6)に示す。
1 )(π/ 6   ’p +)  cos(2M−
1)(π/6   ’P+  ?z))cos(2M1
)π/ 6 +  (sin(2M −1)π/ 66
−5in(21)’4s+stn(2M1)(9’5−
(P4) −5in(2M−1)9):+/ 2 ) 
5tn(2M   1 )  π/ 3 )・・・・・
・(5) π +5in(9’++’+9z−π/3)−sin((P
+−π/3)+5in(ys  9’4)−sin(t
P++ tp z)−sinψs+1/2 ・・・・・・(6) ただし、Idは直流出力電流(一定値と仮定。)、E、
は電源の線間電圧実効値である。ここで、例えば953
の値を変えて直流出力電圧の平均値E4を制御し、第5
.第7.第11.第13次調波成分の振幅をできるだけ
小さくするため、ψ3の変化に伴ッテ評価関数(B I
(5) ”+ 81 (7) z+ B ) (11)
+Bl+lff1Jが極小となるように、他の4つの独
立変数ψ5.ψZ+9’4+  ψ5を変化させること
を考える。この場合、(各振幅の2乗和)=2×(各実
効値の2乗)であり、重み付け定数はすべて2である。
電源周波数50Hz、自己消弧素子の最小オン及びオフ
パルス幅は55μsという条件で、上述の式(5) ;
 (6)を用い計算機によって解析すると、ψ1〜(P
5、すなわち第6図に示した転流位相■〜■をEaの指
令値Ed”によって、第7図のように変化させればよい
ことが導出できる。
また、第7図のように転流位相を変化させた場合の第5
.第7.第11.第13次調波含有率(解析結果)を第
8図に示す。この図より、第5.第7、第11.第13
次調波のすべての含有率は、全動作領域で5〔%〕以下
に抑えられることがわかる。なお、このようなPWM制
御を実現するための具体的な回路は第1図と同様である
。このときROM3A、3Bに格納しておくべきパター
ンを第9図に示す。
ところで、第3図は第2図の3相交流電流のうちのR相
電流りが零の点を基準点としており、こ\では負の電気
角からπ/3(rad)より若干大きな電気角までは素
子Yをオンし続け、(π/6−α)〜(π/6+α) 
(r a d)の区間は素子Yと同じブリッジ交流端子
に接続された素子、すなわち素子■をオンし、かつ0〜
(π/6−α)と(π/6+α)〜π/3(rad〕の
各区間では素子■と同じ直流端子に接続された3つの素
子U、V、Wをこの順番でオンするようにしている。
なお、以上ではI R= Oとなる点について説明した
が、ts l  iTが零となる点についても上記と同
様の制御が行なわれる。つまり、このパターンには同図
の如(、θ1〜θ、という5つ(−N/2)の独立変数
が存在する。また、N1=3、すなわちN、/N=3/
10であるため、最小オンパルス幅制限による直流出力
平均電圧最大値の低下を比較的小さくすることができる
。さらに、このパターンでは同じ直流端子に接続された
3つの素子を正、負端子とも、それぞれ1サイクルにわ
たって輪番にオンさせており、常に同じ直流端子に接続
された2つの素子へオンパルスを与える期間はもう一つ
の素子へオフパルスを与え続けるので、最小オフパルス
幅が最小オンパルス幅の数倍程度ならば、最小オフパル
ス幅制限によって直流出力平均電圧の可変範囲が限定さ
れることがない。
第10図、第11図にそれぞれこの発明による方法を適
用した、N=12.N=14の場合の、PWMパターン
の0〜π/3(rad)の拡大図を示す。これらパター
ンにはそれぞれ6つ(=N/2:第10図中のθ1〜θ
、)、7つ(=N/2:第11図中のθl〜θ7)の独
立変数が存在する。また、両者ともN l=5であり、
それぞれN、/N=5/12.N、/N=5/14であ
るため、最小オンパルス制限による直流出力平均電圧最
大値の低下を比較的小さくすることができる。
また、第11図の場合には、同じ直流端子に接続された
3つの素子を正、負端子ともそれぞれ1サイクルにわた
って輪番にオンさせているので、第2、第3図の場合と
同様に、はぼ最小オフパルス幅制限によって直流出力平
均電圧の可変範囲が限定されることが殆んどない。また
、第10図の場合O〜π/3(rad)区間について考
えると、図中のパルス■、■、■の時のみ輪番にオンす
る関係が(ずれ、パルス■及び■を発生する区間は素子
Yへ与えるオフパルスが、最小オフパルス幅制限にかか
る可能性がある。しかし、実際にはブリッジ交流端子を
流れる交流電流の低次高調波成分を低減するようにPW
M制御することが多いので、これら■、■の区間は図中
のパルス■及び■を発生する区間に比べてかなり長い。
このため、この場合のPWM制御のみで運転可能な直流
出力平均電圧の最小値は、普通はパルス■及び■の最小
オンパルス幅制限によって規定されてしまう。
すなわち、この場合にも第2図及び第11図と同様に、
最小オフパルス幅制限によって直流出力平均電圧の可変
範囲が限定されることが殆んどないと言える。なお、こ
の第10図及び第11図のPWMパターンを採用したP
WM制御方法は、第1図においてROM3A、ROM3
Bの内容をそのパターンに適するように書き換えること
により、容易に実現可能である。
次に、第14図に示すフィルタ12の共振周波数を、例
えば6N+1〜6N+5 (N=1)の範囲にある、第
9次調波周波数(450Hz)付近の414Hz(交流
リアクトル12a;370(μH)。
コンデンサ12b;400 (μH))に設定すると\
もに、同じく第14図に示す自己消弧素子13のスイッ
チング回数Nを第2図(イ)のように、N=10(電源
周波数を50)しとすれば、スイッチング周波数は50
0Hz)とする場合を考える。
こ\で、5つある独立変数の1つ、例えばθ3の値を変
えて直流出力電圧の平均値E4を制限すると−もに、ブ
リッジ交流端子を流れる電流に含まれる第5.第7.第
11.第21次調波成分の振幅をできるだけ小さくする
ために、θ3の変化に伴って先の(4)式に示す評価関
数F0が極小となるように、残る4つの独立変数θ3.
θ2.θ4゜θ5を第4図の如く変化させると、ブリッ
ジ交流端子を流れる電流に含まれる第5.第7.第11
゜第13次調波含有率(解析結果)は第12図の如く、
どれも非常に小さな値にできることがわかる。
以上の如き方法で3相電流形整流器を実際に運転した場
合の動作波形例を、第13図に示す。この条件は、3相
交流電a*ttが線間電圧は220■で周波数は50H
z、直流リアクトル14が20mH1負荷15が2.5
Ωの負荷抵抗、直流出力電流が90Aのときである。こ
の波形を見ると、PWMパターン発生時に極小にしてい
ない第17゜19次調波成分の影響でR相電源電流とR
,S線間電圧VR−3に振動が見られるものの、それら
の第5.第7.第11.第13次調波含有率は2%程度
と非常に小さ(、フィルタ12の共振による悪影響もほ
とんどないことがわかる。
なお、この例のように、PWMパターン中のすべての独
立変数を操作量とすると、従来よりも自己消弧素子のス
イッチング周波数を大幅に下げることが可能になる。た
とえば、フィルタの共振周波数を第21次調波周波数(
LO50Hz)付近に設定し、かつブリッジ交流端子を
流れる電流に含まれる第5.7,11.13.1?、1
9,23゜25.29,31,35.37次調波周波数
成分を極力小さ(する場合は、直流出力電圧平均値の制
御のための操作量が1つと、上記の各次調波成分(12
個の成分)を極力小さくするための12個の操作M(計
13個)が必要となるか、これは自己消弧素子のスイッ
チング周波数が1.3KHz程度のPWMパターンで実
現できる。このため、従来例(スイッチング周波数;2
.05KHz、フィルタの共振周波数;919Hz)と
比較し、フィルタの共振周波数を上げたにもか\わらず
、かなり低いスイッチング周波数で実現できる。
〔発明の効果〕
以上のように、各点弧位相、消弧位相の変化傾向を自由
に決めることができ、また、点弧位相。
消弧位相の可変範囲力(重なったPWMパターンを発生
できるので、従来よりもブリ・ンジ入力の交流電流に含
まれる、低減したい低次高調波成分を小さくし得るPW
M制御を実現することができる。
このため、ローパスフィルタ前段の電源電流に含まれる
低次高調波成分も小さくすることができ、低次高調波に
よる電力系統への悪影響も小さくすることが可能になる
また、従来よりも多(の独立変数をとることができるの
で、自己消弧素子のスイッチング周波数が従来と同じで
も、その分だけ従来よりも多くの高調波成分の含有率を
効果的に低減することができ、フィルタの共振による影
響を除去することができる。
さらに、最小オフパルス幅が最小オンパルス幅より大き
い時にも、最小オフパルス制限値によって直流出力平均
電圧の可変範囲が殆んど限定されることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は発明を実施するに当たって用いられるPWMパ
ターン発生回路を示すブロック図、第2図は第1図で用
いられるPWMパターンの一例を示す波形図、第3図は
その部分拡大図、第4図は最適な転流位相部E、/E、
(直流出力電圧平均値/電源の線間電圧実効値)との関
係を示すグラフ、第5図は成るアームの素子(U)を点
弧するために第1図のROMに記憶しておくべき波形を
示す波形図、第6図は第1図で用いられるPWMパター
ンの他の例を示す波形図、第7図は第6図の如(制御す
る場合の、最適な転流位相とE d/ E sとの関係
を示すグラフ、第8図は第6図のように制御した場合の
ブリッジ入力交流電流の各次高調波含有率を示す波形図
、第9図は第6図の如く制御するときに、成るアームの
素子(U)を点弧するために第1図のROMに記憶して
おくべき波形を示す波形図、第10図、第11図は素子
の電源電圧1サイクル当たりのスイッチング回数がそれ
ぞれ12回、14回の場合の、第1図で用いられるPW
Mパターンの他の例を示す部分拡大図、第12図はフィ
ルタの共振周波数を適宜に設定し、かつ独立変数を第4
図の如く変化させた場合のブリッジ人力交流電流の各次
高調波含有率を示す波形図、第13図はフィルタの共振
周波数を適宜に設定し、かつ独立変数を第4図の如く変
化させて3相電流形整流器を実際に運転した場合の動作
波形図、第14図は3相電流形整流器の主回路例を示す
回路図、第15図は第14図でPWM制御を行う場合の
従来のPWMパターン例を説明するための波形図、第1
6図はその部分拡大図、第17図は第14図でPWM制
御を行う場合の従来の他のPWMパターン例を説明する
ための説明図、第18図はその部分拡大図である。 符号説明 1・・・PLL (フェーズ・ロックド・ループ)回路
、2・・・カウンタ、3A、3B・・・ROM、4A。 4B・・・D/A (ディジタル/アナログ)コンバー
ク、5A、5B・・・コンパレータ、6A、6B・・・
モノステーブルマルチパイプレーク(モノステ)、7.
8(81〜86)・・・オアゲート、9(91〜96)
・・・フリップフロップ、11・・・3相交流電源、1
2・・・ローパスフィルタ、12a・・・交流リアクト
ル、12b・・・コンデンサ、13・・・自己消弧素子
、14・・・直流リアクトル、15・・・負荷。 乙(Σ@′、ネー△ 璽2WJ 電−角  [rad) 第3 図 磐4 図 電宜角[rCLd] IJE6図 0乃び因:a渣デ費絡ざ已るた0のパルス蔦 81!1 (イン ヒ’/ES 璽loz π/6 冗/3 IIN  図 電π角 〔racl) べ゛ 、X“ 第12 図 d / Es 頁14y1 管13図 In2 図 電電角 [rad] 冨15図 電電角 〔「αd〕 嬉18図 電電角 (rad)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)自己消弧が可能なスイッチング素子(自己消弧素子
    )をブリッジ接続してなる電流形変換装置をパルス幅変
    調(PWM)制御すべく、 各自己消弧素子の各点弧位相を変換装置出力を変化させ
    るための指令値の関数とするとゝもに、該関数を変換装
    置出力指令値の増加に伴って増加する第1の関数と減少
    する第2の関数とに分類してその各々の関数を別々の記
    憶装置に記憶させ、各記憶装置出力を個別の比較器にて
    変換装置出力指令値と比較し、該比較器出力にもとづき
    自己消弧素子をそれぞれ点弧することを特徴とする電流
    形変換装置のPWM制御方法。 2)前記比較器出力の立ち上りまたは立ち下りを検出す
    る検出手段を設け、その出力にもとづき自己消弧素子を
    それぞれ点弧することを特徴とする請求項1)に記載の
    電流形変換装置のPWM制御方法。 3)前記自己消弧素子の消弧位相をブリッジの他の自己
    消弧素子の点弧位相から決定することを特徴とする請求
    項1)または2)に記載の電流形変換装置のPWM制御
    方法。 4)自己消弧素子をブリッジ接続してなる3相電流形変
    換装置をパルス幅変調(PWM)制御すべく、 各自己消弧素子のブリッジ交流端子の電圧1サイクル当
    たりのスイッチング回数をN(Nは自然数)とするとき
    、Nが偶数の場合は最大N/2個、Nが奇数の場合は最
    大(N−1)/2個それぞれ存在するPWMパターンの
    独立変数の1つを操作量として直流平均電圧を制御する
    とゝもに、ブリッジ交流端子を流れる電流に含まれる所
    定高調波成分の各実効値を2乗した値にそれぞれ重み付
    け定数を乗じて加え合わせた評価関数が極小となるよう
    に前記1つを除くすべての操作量を制御することを特徴
    とする3相電流形変換装置のPWM制御方法。 5)前記評価関数が極小になる自己消弧素子の転流位相
    と直流平均電圧との関係を、電源位相を入力として該電
    源位相で転流させた場合の直流平均電圧を出力とする形
    式で所定記憶装置に予め記憶させておき、電源電圧の変
    化にともなって該記憶装置から読み出される読出値と直
    流平均電圧指令値とを比較して転流位相を順次決定する
    ことを特徴とする請求項4)に記載の3相電流形変換装
    置のPWM制御方法。 6)自己消弧素子からなるブリッジ構成の3相電流形変
    換装置をパルス幅変調(PWM)制御すべく、 そのブリッジ交流端子に流れる3相交流電流の各基本波
    成分のいずれかが零になる各点のそれぞれを電気角の基
    準(0ラジアン)とするとき、負の電気角からπ/3ラ
    ジアンよりやゝ大きな電気角までは第1の自己消弧素子
    をオンし続け、(π/6−α)から(π/6+α)ラジ
    アン(0<α<π/6)の区間は第1の自己消弧素子と
    同じブリッジ交流端子に接続された第2の自己消弧素子
    をオンし、かつ0から(π/6−α)と(π/6+α)
    からπ/3ラジアンの区間のそれぞれで該第2の自己消
    弧素子と同じ直流端子に接続された3つの自己消弧素子
    (第2の自己消弧素子を含む)を輪番にオンすることを
    特徴とする3相電流形変換装置のPWM制御方法。 7)0からπ/6ラジアンの区間の転流位相を操作量と
    して直流平均電圧またはブリッジ交流端子を流れる電流
    の基本波成分を制御するとゝもに、ブリッジ交流端子を
    流れる交流電流に含まれる高調波成分についての所定の
    評価関数が極大または極小となるように制御することを
    特徴とする請求項6)に記載の3相電流形変換装置のP
    WM制御方法。 8)自己消弧素子からなりパルス幅変調(PWM)制御
    されるブリッジ構成の3相電流形変換装置のブリッジ交
    流端子に所定の共振点をもつフィルタを接続し、該フィ
    ルタの共振周波数をブリッジ交流端子の基本波電圧周波
    数の(6N+1)倍(Nは自然数)から(6N+5)倍
    の間に設定する一方、PWMパターン中の複数の独立変
    数の1つを操作量として直流平均電圧を制御するとゝも
    に、ブリッジ交流端子を流れる電流に含まれる少なくと
    も第5次から第(6N+7)次調波成分までの高調波評
    価関数が極小となるように、独立変数の前記1つを除く
    少なくとも1つを操作量としてPWM制御することを特
    徴とする3相電流形変換装置のPWM制御方法。 9)前記高調波評価関数として、各高調波電流実効値の
    2乗値に各々重み付け乗数を乗じた後、これらを加え合
    わせたものを用いることを特徴とする請求項8)に記載
    の3相電流形変換装置のPWM制御方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05333077A (ja) * 1992-02-07 1993-12-17 Yamabishi Denki Kk スイッチング型模擬負荷装置
JP2016027774A (ja) * 2014-06-23 2016-02-18 東芝キヤリア株式会社 電力変換装置及び電力変換システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05333077A (ja) * 1992-02-07 1993-12-17 Yamabishi Denki Kk スイッチング型模擬負荷装置
JP2016027774A (ja) * 2014-06-23 2016-02-18 東芝キヤリア株式会社 電力変換装置及び電力変換システム
JP2019013148A (ja) * 2014-06-23 2019-01-24 東芝キヤリア株式会社 電力変換装置及び電力変換システム

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