JPH027869Y2 - - Google Patents
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- JPH027869Y2 JPH027869Y2 JP18801685U JP18801685U JPH027869Y2 JP H027869 Y2 JPH027869 Y2 JP H027869Y2 JP 18801685 U JP18801685 U JP 18801685U JP 18801685 U JP18801685 U JP 18801685U JP H027869 Y2 JPH027869 Y2 JP H027869Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electron beam
- electromagnetic coil
- capacitor
- power supply
- magnetic field
- Prior art date
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- Expired
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- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 10
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- 238000007740 vapor deposition Methods 0.000 description 7
- 238000010408 sweeping Methods 0.000 description 4
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Landscapes
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は、電子ビームで蒸着材を加熱して蒸
着させ、基板等の目的物に当該蒸着材による薄膜
を形成する電子ビーム蒸着装置に関する。
着させ、基板等の目的物に当該蒸着材による薄膜
を形成する電子ビーム蒸着装置に関する。
(従来の技術)
従来から知られている電子ビーム蒸着装置は、
第3図に示すように、陰極12から放出した電子
ビーム13の軌跡を、磁石10の作る磁界で湾曲
させてるつぼ15内に導き、当該電子ビーム13
を蒸着材14に照射させる。このときの電子ビー
ム13の照射エネルギーで蒸着材を加熱して蒸発
させ、基板等の目的物に蒸着膜を形成する。
第3図に示すように、陰極12から放出した電子
ビーム13の軌跡を、磁石10の作る磁界で湾曲
させてるつぼ15内に導き、当該電子ビーム13
を蒸着材14に照射させる。このときの電子ビー
ム13の照射エネルギーで蒸着材を加熱して蒸発
させ、基板等の目的物に蒸着膜を形成する。
そして、この場合には、上記るつぼ15におけ
る蒸着材14の表面温度が均一であればあるほ
ど、基板等の目的物に形成される蒸着膜の膜質が
均一になる。特にこの傾向は、高分子の蒸着材を
用いた場合に顕著である。
る蒸着材14の表面温度が均一であればあるほ
ど、基板等の目的物に形成される蒸着膜の膜質が
均一になる。特にこの傾向は、高分子の蒸着材を
用いた場合に顕著である。
そのためにこの従来の装置では、上記磁石10
以外に電磁コイル7,8を設け、当該電子ビーム
を所定の方向に掃引するようにしている。すなわ
ち、一方の電磁コイル7で作られる磁界で、当該
電子ビーム13を矢印51方向に掃引し、他方の
電磁コイル8で作られる磁界で紙面に対して垂直
方向に掃引し、蒸着材14の上記表面温度を均一
に保つようにしている。
以外に電磁コイル7,8を設け、当該電子ビーム
を所定の方向に掃引するようにしている。すなわ
ち、一方の電磁コイル7で作られる磁界で、当該
電子ビーム13を矢印51方向に掃引し、他方の
電磁コイル8で作られる磁界で紙面に対して垂直
方向に掃引し、蒸着材14の上記表面温度を均一
に保つようにしている。
そして、上記電磁コイル7,8で掃引磁界を発
生させるために、それぞれの電磁コイル7,8に
交流電源50,60を接続している。この交流電源
50,60の周波数は、蒸着材14の種類や用途等に
よつて相違する。例えば、当該電子ビーム13を
高速で掃引しなければ、蒸着材14の表面温度を
均一にできないときには、上記交流電源50,60の
周波数を200Hz近辺の高周波数で使用することが
ある。
生させるために、それぞれの電磁コイル7,8に
交流電源50,60を接続している。この交流電源
50,60の周波数は、蒸着材14の種類や用途等に
よつて相違する。例えば、当該電子ビーム13を
高速で掃引しなければ、蒸着材14の表面温度を
均一にできないときには、上記交流電源50,60の
周波数を200Hz近辺の高周波数で使用することが
ある。
なを図中符号70は陰極12用のヒータ電源、
80は電子ビーム13の加速電源である。
80は電子ビーム13の加速電源である。
(本考案が解決しようとする問題点)
上記のようにした従来の装置では、交流電源
50,60を高い周波数で使用したときに、電磁コイ
ル7、のインダクタンスが増加して、そこに流れ
る電流が減少してしまう。そして、電磁コイル
7,8に流れる電流が減少すると、そのコイルに
よつて作られる磁界が弱くなり、結果的に電子ビ
ーム13を掃引する力が弱くなつてしまう。
50,60を高い周波数で使用したときに、電磁コイ
ル7、のインダクタンスが増加して、そこに流れ
る電流が減少してしまう。そして、電磁コイル
7,8に流れる電流が減少すると、そのコイルに
よつて作られる磁界が弱くなり、結果的に電子ビ
ーム13を掃引する力が弱くなつてしまう。
この点を解決するために、従来は、交流電源
50,60の電圧を上げていたが、そのために消費電
力が大きくなつて、エネルギーロスが多くなる欠
点があつた。また電源電圧をあげた分、電源容量
も大きくしなければならないので、当該装置が高
価になつてしまう問題もあつた。
50,60の電圧を上げていたが、そのために消費電
力が大きくなつて、エネルギーロスが多くなる欠
点があつた。また電源電圧をあげた分、電源容量
も大きくしなければならないので、当該装置が高
価になつてしまう問題もあつた。
この考案は電源容量が小さくてすむ電子ビーム
蒸着装置を提供することを目的とする。
蒸着装置を提供することを目的とする。
(問題を解決するための手段)
この考案は、上記の目的を達成するために、電
磁コイルにコンデンサを直列に接続したものであ
る。
磁コイルにコンデンサを直列に接続したものであ
る。
(本考案の作用)
電磁コイルにコンデンサを直列に接続したもの
であるから、交流電源からみたインピーダンスは
そのコンデンサによつて減少し、その減少分だけ
電磁コイルに流れる電流が増加する。
であるから、交流電源からみたインピーダンスは
そのコンデンサによつて減少し、その減少分だけ
電磁コイルに流れる電流が増加する。
(本考案の効果)
コンデンサの接続によつて電磁コイルに流れる
電流が増加するので、交流電源の電圧を上げる必
要がなく、したがつて電源容量が小さくてすみ、
安価な電子ビーム蒸着装置を提供することができ
る。
電流が増加するので、交流電源の電圧を上げる必
要がなく、したがつて電源容量が小さくてすみ、
安価な電子ビーム蒸着装置を提供することができ
る。
また当然のことであるが、電源容量を小さくし
た分だけ、消費電力も少なくてすむ。
た分だけ、消費電力も少なくてすむ。
(本考案の実施例)
第1図において、1は掃引用の交流電源、2は
電子ビームを、第3図における矢印51方向に掃
引するための電磁コイル、3は電磁コイル2に直
列に接続されたコンデンサである。
電子ビームを、第3図における矢印51方向に掃
引するための電磁コイル、3は電磁コイル2に直
列に接続されたコンデンサである。
交流電源1からみた負荷インピーダンスZは、
Z=R+jωL+1/jωC
ここでRは電磁コイルの抵抗を示す。
周知の通り交流電源1の周波数が、
=1/2π√
の関係になるようにCの値を設定すれば、上式は
共振してリアクタンス分が0になり、負荷インピ
ーダンスZは最小値Rとなつて、電磁コイル2に
は、I=V/Rの最大電流が流れ、電磁コイル2
のインダクタンスとは無関係に最大電流を流すこ
とができる。
共振してリアクタンス分が0になり、負荷インピ
ーダンスZは最小値Rとなつて、電磁コイル2に
は、I=V/Rの最大電流が流れ、電磁コイル2
のインダクタンスとは無関係に最大電流を流すこ
とができる。
したがつて、電磁コイル2に直列にコンデンサ
3を接続して共振させることにより、低電圧で電
磁コイル2に所定の強さの磁界を発生させること
ができる。またコンデンサ3の容量に過不足があ
つて共振が得られない場合も共振に準じた効果が
得られる。
3を接続して共振させることにより、低電圧で電
磁コイル2に所定の強さの磁界を発生させること
ができる。またコンデンサ3の容量に過不足があ
つて共振が得られない場合も共振に準じた効果が
得られる。
第2図は、電子ビーム13(第3図参照)を紙
面に対して垂直方向に掃引する電子ビーム掃引回
路を示したもので、4は掃引用の交流電源、5は
前記垂直方向に電子ビームを掃引する電磁コイ
ル、6は電磁コイル5に直列に接続されたコンデ
ンサであり、その作用効果は上記と全く同様なの
でその説明は省略する。
面に対して垂直方向に掃引する電子ビーム掃引回
路を示したもので、4は掃引用の交流電源、5は
前記垂直方向に電子ビームを掃引する電磁コイ
ル、6は電磁コイル5に直列に接続されたコンデ
ンサであり、その作用効果は上記と全く同様なの
でその説明は省略する。
第1,2図はこの考案の実施例の電子ビーム掃
引回路図、第3図は従来の電子ビーム蒸着装置の
概略図である。 1……交流電源、2……電磁コイル、3……コ
ンデンサ。
引回路図、第3図は従来の電子ビーム蒸着装置の
概略図である。 1……交流電源、2……電磁コイル、3……コ
ンデンサ。
Claims (1)
- 電磁コイルに交流電流を流し、この交流電流に
よつて発生する磁界で、陰極から放出される電子
ビームを蒸着材の表面の所定区域に均一に掃引し
ながら照射させる電子ビーム蒸着装置において、
前記電磁コイルにコンデンサを直列に接続したこ
とを特徴とする電子ビーム蒸着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18801685U JPH027869Y2 (ja) | 1985-12-06 | 1985-12-06 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18801685U JPH027869Y2 (ja) | 1985-12-06 | 1985-12-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6297168U JPS6297168U (ja) | 1987-06-20 |
JPH027869Y2 true JPH027869Y2 (ja) | 1990-02-26 |
Family
ID=31138994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18801685U Expired JPH027869Y2 (ja) | 1985-12-06 | 1985-12-06 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH027869Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-12-06 JP JP18801685U patent/JPH027869Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6297168U (ja) | 1987-06-20 |
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