JPH027787B2 - - Google Patents
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- JPH027787B2 JPH027787B2 JP10019882A JP10019882A JPH027787B2 JP H027787 B2 JPH027787 B2 JP H027787B2 JP 10019882 A JP10019882 A JP 10019882A JP 10019882 A JP10019882 A JP 10019882A JP H027787 B2 JPH027787 B2 JP H027787B2
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- Japan
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- main shaft
- sub
- spindle
- lubricating oil
- drawbar
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- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 claims description 28
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 claims description 5
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 21
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 6
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 description 4
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 description 4
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000003801 milling Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q11/00—Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
- B23Q11/12—Arrangements for cooling or lubricating parts of the machine
- B23Q11/121—Arrangements for cooling or lubricating parts of the machine with lubricating effect for reducing friction
- B23Q11/123—Arrangements for cooling or lubricating parts of the machine with lubricating effect for reducing friction for lubricating spindle bearings
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、横中ぐり盤、マシニングセンタ等の
回転する主軸を有する工作機械に係り、特に、主
軸の内部で主軸の軸心方向に移動自在に設けられ
た副主軸を有する工作機械に適用するに好適な主
軸の潤滑構造に関する。
回転する主軸を有する工作機械に係り、特に、主
軸の内部で主軸の軸心方向に移動自在に設けられ
た副主軸を有する工作機械に適用するに好適な主
軸の潤滑構造に関する。
通常、この種の工作機械においては、移動する
副主軸(横中ぐり盤等においては、「中ぐり主軸」
と呼ばれる。)と主軸(横中ぐり盤等においては、
「フライス主軸」と呼ばれる。)間の潤滑を行なう
必要がある。
副主軸(横中ぐり盤等においては、「中ぐり主軸」
と呼ばれる。)と主軸(横中ぐり盤等においては、
「フライス主軸」と呼ばれる。)間の潤滑を行なう
必要がある。
従来、副主軸と主軸間の潤滑方法としては、主
軸外周部から潤滑油を滴下する方法が知られてい
たが、この方法では滴下された潤滑油が主軸の回
転に伴なう遠心力で吹き飛ばされ、主軸と副主軸
間に潤滑油が十分に供給されず、従つて主軸と副
主軸間に形成される油膜の強度が低くなる不都合
があつた。そこで、主軸の回転を低く制限し、十
分な量の潤滑油を主軸と副主軸間に供給する対策
が採られていたが、これでは工作機械の加工性能
が低下してしまう欠点があつた。しかも、滴下方
式では、滴下された潤滑油が、主軸外周部に設け
られた主軸駆動用歯車やベアリング等を潤滑する
潤滑油と混じり合うために、潤滑油の変性を防止
するためには、滴下する潤滑油として歯車等の潤
滑に適した低粘度のものを用いる必要があり、そ
うして事も強度の大きな油膜を形成する上での障
害となつていた(副主軸のように主軸の軸方向に
のみ移動する物体に対する潤滑油の粘度は、歯車
等の潤滑に用いるものよりも一般に高粘度とする
ことが望ましい。)。
軸外周部から潤滑油を滴下する方法が知られてい
たが、この方法では滴下された潤滑油が主軸の回
転に伴なう遠心力で吹き飛ばされ、主軸と副主軸
間に潤滑油が十分に供給されず、従つて主軸と副
主軸間に形成される油膜の強度が低くなる不都合
があつた。そこで、主軸の回転を低く制限し、十
分な量の潤滑油を主軸と副主軸間に供給する対策
が採られていたが、これでは工作機械の加工性能
が低下してしまう欠点があつた。しかも、滴下方
式では、滴下された潤滑油が、主軸外周部に設け
られた主軸駆動用歯車やベアリング等を潤滑する
潤滑油と混じり合うために、潤滑油の変性を防止
するためには、滴下する潤滑油として歯車等の潤
滑に適した低粘度のものを用いる必要があり、そ
うして事も強度の大きな油膜を形成する上での障
害となつていた(副主軸のように主軸の軸方向に
のみ移動する物体に対する潤滑油の粘度は、歯車
等の潤滑に用いるものよりも一般に高粘度とする
ことが望ましい。)。
本発明は、前述の欠点を解消すべく、主軸の回
転数を低く制限する必要がなく、主軸と副主軸間
に強力な油膜を形成し得る主軸の潤滑構造を提供
することを目的とするものである。
転数を低く制限する必要がなく、主軸と副主軸間
に強力な油膜を形成し得る主軸の潤滑構造を提供
することを目的とするものである。
即ち、本発明は、副主軸及びスリーブ、ドロー
バー等の部材間に、主軸軸心方向から主軸と副主
軸間の間隙へ連通した潤滑油流路を形成し、副主
軸の内側より前記主軸と副主軸間に潤滑油を供給
し得るようにして構成される。
バー等の部材間に、主軸軸心方向から主軸と副主
軸間の間隙へ連通した潤滑油流路を形成し、副主
軸の内側より前記主軸と副主軸間に潤滑油を供給
し得るようにして構成される。
以下、図面に示す実施例に基き、本発明を具体
的に説明する。
的に説明する。
第1図は本発明による主軸の潤滑構造の一実施
例を示す断面図である。
例を示す断面図である。
工作機械1には、第1図に示すように、断面円
形の内筒2aの形成された主軸2が複数のベアリ
ング3により回転自在に支持されており、主軸2
の外周部には主軸駆動用歯車5,5が嵌着されて
いる。また、主軸2には複数のキー6が、内筒2
aに突出した形で、支持板7及び、支持板7と、
キー6及び主軸2をそれぞれ接続するボルト9等
により固着されており内筒2aには、断面円形の
内筒10aの形成された副主軸10が主軸軸心
CL方向、即ち図中矢印A,B方向に摺動自在に
嵌入係合している。副主軸10のキー6と対向し
た位置には、キー溝10bが矢印A,B方向に穿
設形成されており、キー溝10bには前述のキー
6が嵌入係合し、副主軸10の主軸2に対する回
転の発生を防止している。副主軸10の図中右端
は複数のベアリング11により回転自在に支持さ
れており、副主軸10には副主軸内外を連通する
形で給油孔10cが放射状に複数個貫通穿設され
ている。また、内筒10aの図中左端にはテーパ
状の工具保持部10dが形成されており、更に内
筒10aには、複数の断面円形のパイプ状の部品
12a及び軸受12bが直列に接続された円筒状
のスリーブ12が、スリーブ先端部を内筒10a
に形成された段つき部12eに当接係合させた形
で嵌入係合している。スリーブ12にはスリーブ
内外を連通する形で給油孔12dが放射状に穿設
形成されており、更にスリーブ12には複数の断
面円形のパイプ状の部品13aからなるドローバ
ー13が、軸受12bにより矢印A,B方向に移
動自在に支持されている。ドローバー13とスリ
ーブ12間には、多数の皿ばね15がドローバー
13を被覆する形で縮設されており、ドローバー
13は副主軸10に螺合されたロツクナツト10
fに、ストツパー13fを介して当接係合自在に
設けられ、ナツト10fはバー13のばね15に
よる過度のB方向への移動を禁止している。ま
た、ドローバー13のスリーブ12と同心円状に
対向した部分には、バー13内外を連通する形で
給油孔13cが放射状に穿設形成されており、ド
ローバー13の図中左端には一端をドローバー1
3外周部とスリーブ12内周部とで支持された工
具保持爪16が係合している。ドローバー13を
皿ばね15の弾性に抗して図中矢印A方向に移動
させると、保持爪先端16aは主軸軸心CLに対
して開き、逆に皿ばね15の弾性を利用してB方
向に移動させると、保持爪先端16aは軸心CL
に対して閉じる。ドローバー13の右端には潤滑
油給油用ベアリング19が嵌着しており、ベアリ
ング19には潤滑油供給パイプ20の接続される
給油孔19aが、ドローバー13にバー内外を連
通する形で放射状に穿設された給油孔13dに対
向する形で設けられている。更にドローバー13
の図中右方にはパイプ21が給油孔13c,13
dをパイプ21外周部とドローバー13内周部間
に生じる間隙23を介して連通させる形で、軸心
CL方向に螺着されており、パイプ21、ドロー
バー13、スリーブ12、副主軸10及び主軸2
は主軸軸心CLを中心に同心円状に設置されてい
る。
形の内筒2aの形成された主軸2が複数のベアリ
ング3により回転自在に支持されており、主軸2
の外周部には主軸駆動用歯車5,5が嵌着されて
いる。また、主軸2には複数のキー6が、内筒2
aに突出した形で、支持板7及び、支持板7と、
キー6及び主軸2をそれぞれ接続するボルト9等
により固着されており内筒2aには、断面円形の
内筒10aの形成された副主軸10が主軸軸心
CL方向、即ち図中矢印A,B方向に摺動自在に
嵌入係合している。副主軸10のキー6と対向し
た位置には、キー溝10bが矢印A,B方向に穿
設形成されており、キー溝10bには前述のキー
6が嵌入係合し、副主軸10の主軸2に対する回
転の発生を防止している。副主軸10の図中右端
は複数のベアリング11により回転自在に支持さ
れており、副主軸10には副主軸内外を連通する
形で給油孔10cが放射状に複数個貫通穿設され
ている。また、内筒10aの図中左端にはテーパ
状の工具保持部10dが形成されており、更に内
筒10aには、複数の断面円形のパイプ状の部品
12a及び軸受12bが直列に接続された円筒状
のスリーブ12が、スリーブ先端部を内筒10a
に形成された段つき部12eに当接係合させた形
で嵌入係合している。スリーブ12にはスリーブ
内外を連通する形で給油孔12dが放射状に穿設
形成されており、更にスリーブ12には複数の断
面円形のパイプ状の部品13aからなるドローバ
ー13が、軸受12bにより矢印A,B方向に移
動自在に支持されている。ドローバー13とスリ
ーブ12間には、多数の皿ばね15がドローバー
13を被覆する形で縮設されており、ドローバー
13は副主軸10に螺合されたロツクナツト10
fに、ストツパー13fを介して当接係合自在に
設けられ、ナツト10fはバー13のばね15に
よる過度のB方向への移動を禁止している。ま
た、ドローバー13のスリーブ12と同心円状に
対向した部分には、バー13内外を連通する形で
給油孔13cが放射状に穿設形成されており、ド
ローバー13の図中左端には一端をドローバー1
3外周部とスリーブ12内周部とで支持された工
具保持爪16が係合している。ドローバー13を
皿ばね15の弾性に抗して図中矢印A方向に移動
させると、保持爪先端16aは主軸軸心CLに対
して開き、逆に皿ばね15の弾性を利用してB方
向に移動させると、保持爪先端16aは軸心CL
に対して閉じる。ドローバー13の右端には潤滑
油給油用ベアリング19が嵌着しており、ベアリ
ング19には潤滑油供給パイプ20の接続される
給油孔19aが、ドローバー13にバー内外を連
通する形で放射状に穿設された給油孔13dに対
向する形で設けられている。更にドローバー13
の図中右方にはパイプ21が給油孔13c,13
dをパイプ21外周部とドローバー13内周部間
に生じる間隙23を介して連通させる形で、軸心
CL方向に螺着されており、パイプ21、ドロー
バー13、スリーブ12、副主軸10及び主軸2
は主軸軸心CLを中心に同心円状に設置されてい
る。
本発明は、以上のような構成を有するので、切
削等の加工に際しては、ドローバー13をA方向
に押圧移動させて保持爪16を開き、工具22の
テーパシヤンク部22bを副主軸10の工具保持
部10dに図中左方からB方向へ挿入する形で当
接係合させ、その状態でバー13をB方向に移動
させて保持爪16を閉じ、爪16により工具22
のプルスタツド22aを把持すると共にB方向へ
引つ張り、工具22を工具保持部10dで確実に
保持する。次に、歯車5を介して主軸2を所定方
向に回転させると、キー6を介して副主軸10が
工具22と共に、更に副主軸10に螺合したロツ
クナツト10f及び段つき部10eに皿ばね15
の弾性によつて当接係合しているドローバー13
(ドローバー13は保持爪16が工具22を保持
した状態でナツト10fと当接係合する。)及び
スリーブ12が回転し、パイプ21もドローバー
13と共に回転する。こうして、工具22が回転
駆動されることにより、所定の加工動作が行なわ
れてゆくが、中ぐり等を行なう場合には、副主軸
10を工具22、スリーブ12、ドローバー13
等と共に主軸2に対してA方向に、キー溝10b
に沿つて突出さることにより行なう。一方、主軸
2と副主軸10間を潤滑する潤滑油25は、潤滑
油供給パイプ20を介してベアリング19の給油
孔19aからドローバー13の給油孔13dを通
つてドローバー13とパイプ21間の間隙23に
所定の圧力で強制的に注入され、図中矢印で示す
ようにA方向に圧送され、バー13の部品13a
の接手13e部分を経由して給油孔13cからド
ローバー13とスリーブ12間の間隙26に流入
する。間隙26に流入した潤滑油25は更にA方
向へ流れ、給油孔12dからスリーブ12と副主
軸10間の間隙27に流入し、給油孔10cを介
して副主軸10と主軸2の間の間隙29に流入す
る。潤滑油25は間隙29で油膜を形成しつつ給
油孔10cを中心に矢印A,B方向に流れ、主軸
端面2bから外部へ流出する。潤滑油25はパイ
プ20から所定の圧力で供給され、かつ間隙2
3,26,27等から形成される潤滑油流路中
を、主軸2、副主軸10、スリーブ12及びドロ
ーバー13の回転に伴なう遠心力が作用した形で
間隙29側へ流れてゆくので、潤滑油25は主軸
2と副主軸10間の間隙29へ円滑かつ確実に供
給される。なお、切削剤30等は、パイプ21の
内側を、潤滑油25と分離された形で、ドローバ
ー13内を経由して、工具22の切削剤供給孔2
2cに供給される。
削等の加工に際しては、ドローバー13をA方向
に押圧移動させて保持爪16を開き、工具22の
テーパシヤンク部22bを副主軸10の工具保持
部10dに図中左方からB方向へ挿入する形で当
接係合させ、その状態でバー13をB方向に移動
させて保持爪16を閉じ、爪16により工具22
のプルスタツド22aを把持すると共にB方向へ
引つ張り、工具22を工具保持部10dで確実に
保持する。次に、歯車5を介して主軸2を所定方
向に回転させると、キー6を介して副主軸10が
工具22と共に、更に副主軸10に螺合したロツ
クナツト10f及び段つき部10eに皿ばね15
の弾性によつて当接係合しているドローバー13
(ドローバー13は保持爪16が工具22を保持
した状態でナツト10fと当接係合する。)及び
スリーブ12が回転し、パイプ21もドローバー
13と共に回転する。こうして、工具22が回転
駆動されることにより、所定の加工動作が行なわ
れてゆくが、中ぐり等を行なう場合には、副主軸
10を工具22、スリーブ12、ドローバー13
等と共に主軸2に対してA方向に、キー溝10b
に沿つて突出さることにより行なう。一方、主軸
2と副主軸10間を潤滑する潤滑油25は、潤滑
油供給パイプ20を介してベアリング19の給油
孔19aからドローバー13の給油孔13dを通
つてドローバー13とパイプ21間の間隙23に
所定の圧力で強制的に注入され、図中矢印で示す
ようにA方向に圧送され、バー13の部品13a
の接手13e部分を経由して給油孔13cからド
ローバー13とスリーブ12間の間隙26に流入
する。間隙26に流入した潤滑油25は更にA方
向へ流れ、給油孔12dからスリーブ12と副主
軸10間の間隙27に流入し、給油孔10cを介
して副主軸10と主軸2の間の間隙29に流入す
る。潤滑油25は間隙29で油膜を形成しつつ給
油孔10cを中心に矢印A,B方向に流れ、主軸
端面2bから外部へ流出する。潤滑油25はパイ
プ20から所定の圧力で供給され、かつ間隙2
3,26,27等から形成される潤滑油流路中
を、主軸2、副主軸10、スリーブ12及びドロ
ーバー13の回転に伴なう遠心力が作用した形で
間隙29側へ流れてゆくので、潤滑油25は主軸
2と副主軸10間の間隙29へ円滑かつ確実に供
給される。なお、切削剤30等は、パイプ21の
内側を、潤滑油25と分離された形で、ドローバ
ー13内を経由して、工具22の切削剤供給孔2
2cに供給される。
以上説明したように、本発明によれば、副主軸
10及びスリーブ12、ドローバー13等の部材
間に、主軸軸心CL部から主軸2と副主軸10間
の間隙29へ連通した、間隙23,26,27及
び給油孔10c,12d,13c,13d等から
なる潤滑油流路を形成し、潤滑油25を副主軸1
0の内側から主軸2と副主軸10間に供給するよ
うにしたので、潤滑油25を主軸2等の回転に伴
なう遠心力等を利用して確実に供給することがで
き、従来の滴下方式に比して強力な油膜の形成が
可能となるばかりか、主軸2の回転数を低く制限
する必要がなくなり、工作機械の加工性能の向上
に寄与し得る。また、潤滑油25を副主軸10内
側より供給するので、供給された潤滑油10を主
軸2の端面2bから外部へ流出させ、潤滑油25
が主軸外周部に設けられた歯車5やベアリング3
側に流出することを防止でき、潤滑油25として
歯車5等の潤滑用よりも高い粘度の、従つて強力
な油膜を形成し得るものを用いることが可能とな
る。
10及びスリーブ12、ドローバー13等の部材
間に、主軸軸心CL部から主軸2と副主軸10間
の間隙29へ連通した、間隙23,26,27及
び給油孔10c,12d,13c,13d等から
なる潤滑油流路を形成し、潤滑油25を副主軸1
0の内側から主軸2と副主軸10間に供給するよ
うにしたので、潤滑油25を主軸2等の回転に伴
なう遠心力等を利用して確実に供給することがで
き、従来の滴下方式に比して強力な油膜の形成が
可能となるばかりか、主軸2の回転数を低く制限
する必要がなくなり、工作機械の加工性能の向上
に寄与し得る。また、潤滑油25を副主軸10内
側より供給するので、供給された潤滑油10を主
軸2の端面2bから外部へ流出させ、潤滑油25
が主軸外周部に設けられた歯車5やベアリング3
側に流出することを防止でき、潤滑油25として
歯車5等の潤滑用よりも高い粘度の、従つて強力
な油膜を形成し得るものを用いることが可能とな
る。
第1図は本発明による主軸の潤滑構造の一実施
例を示す断面図である。 1……工作機械、2……主軸、10……副主
軸、10c,12d,13c,13d……潤滑油
流路(給油孔)、12……スリーブ、13……ド
ローバー、23,26,27……潤滑油流路(間
隙)、25……潤滑油、29……間隙、CL……主
軸軸心。
例を示す断面図である。 1……工作機械、2……主軸、10……副主
軸、10c,12d,13c,13d……潤滑油
流路(給油孔)、12……スリーブ、13……ド
ローバー、23,26,27……潤滑油流路(間
隙)、25……潤滑油、29……間隙、CL……主
軸軸心。
Claims (1)
- 1 主軸及び前記主軸内に同心円状に設けられ、
かつ主軸に対して主軸軸心方向に移動自在に設け
られた副主軸を有し、前記副主軸中にスリーブ、
ドローバー等の部材を主軸に対して同心円状に設
置した工作機械において、前記副主軸及び部材間
に、主軸軸心方向から主軸と副主軸間の間隙へ連
通した潤滑油流路を形成し、副主軸の内側より前
記主軸と副主軸間に潤滑油を供給し得るようにし
て構成した主軸の潤滑構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10019882A JPS58217245A (ja) | 1982-06-10 | 1982-06-10 | 主軸の潤滑構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10019882A JPS58217245A (ja) | 1982-06-10 | 1982-06-10 | 主軸の潤滑構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58217245A JPS58217245A (ja) | 1983-12-17 |
JPH027787B2 true JPH027787B2 (ja) | 1990-02-20 |
Family
ID=14267599
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10019882A Granted JPS58217245A (ja) | 1982-06-10 | 1982-06-10 | 主軸の潤滑構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58217245A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6239154A (ja) * | 1985-08-12 | 1987-02-20 | Toshiba Mach Co Ltd | 工作機械のスピンドルヘツド |
JPH0718517Y2 (ja) * | 1992-06-10 | 1995-05-01 | 東芝機械株式会社 | 工作機械のスピンドルヘッド |
-
1982
- 1982-06-10 JP JP10019882A patent/JPS58217245A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58217245A (ja) | 1983-12-17 |
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