JPH0277049A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH0277049A
JPH0277049A JP19283789A JP19283789A JPH0277049A JP H0277049 A JPH0277049 A JP H0277049A JP 19283789 A JP19283789 A JP 19283789A JP 19283789 A JP19283789 A JP 19283789A JP H0277049 A JPH0277049 A JP H0277049A
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JP
Japan
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focus
focus adjustment
lens
moving object
focusing
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Pending
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JP19283789A
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English (en)
Inventor
Masataka Hamada
正隆 浜田
Tokuji Ishida
石田 徳治
Kenji Ishibashi
賢司 石橋
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動焦点調節動作を行なうことのできるカメ
ラであって、さらに詳しくは、撮影レンズの被写体に対
する合焦位置からの偏差をレリーズ起動信号が出力され
るまでの間繰り返して検出する焦点検出手段と、この焦
点検出手段による検出偏差の絶対値が設定値以下である
場合に合焦と判別する合焦判別手段と、前記撮影レンズ
をシャッタの作動開始までの間に前記焦点検出手段によ
る検出偏差に基づく駆動量で合焦位置に向かって移動さ
せる焦点調節手段とを備え、実際に撮影動作を行なうべ
くレリーズ起動信号が出力された後もシャッタが作動開
始するまでは撮影レンズを移動させることによって、動
きのある被写体に対して追随性のよい焦点調節動作を行
なってよりピント精度の高い写真を撮ることができるよ
うに、また一方、若干のピントズレがあっても合焦と判
別してレリーズ動作を早期に開始しながらシャッタの作
動開始までの間の焦点調節動作でそのピントズレを解消
してピントの合った写真をシャッターチャンスを逃がさ
ずに撮ることができるようにした自動焦点調節機能付の
カメラに関する。
〔従来の技術〕
上述したカメラとして、レリーズ起動信号が出力された
後、その時点の検出偏差に相当する駆動量で前記焦点調
節手段を作動させ、レリーズ動作開始時の最新のデータ
を用いてシャッタ作動開始までの焦点調節動作を行なう
ことによって、動きの速い被写体に対して実際の露出時
のピントズレをできるだけ少なくするようにしたものが
知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上述した従来のカメラには次のような問題があ
った。
つまり、焦点検出を行なうための一般に測距ゾーンと呼
ばれる領域は通常撮影範囲のほぼ中央に固定状態に位置
している関係上、撮影に際して、構図によっては、被写
体がその測距ゾーンに位置している場合もあれば、測距
ゾーン外に位置している場合もある。前者の場合には合
焦となった後そのままレリーズ動作を開始すればよいが
、後者の場合には合焦となった後所望の構図となるよう
にカメラを移動させた後にレリーズ動作を開始する必要
がある。
ところが、前述した従来のカメラでは、レリーズ起動信
号が出力されるまでの闇黒点検出を繰り返し、レリーズ
起動信号が出力された時点の検出偏差に基づいて焦点調
節動作を行っていたから、上述した合焦後のカメラ移動
で被写体が測距ゾーンから外れると別の物体に対して焦
点検出動作が行なわれて検出偏差の絶対値が合焦判別用
の設定値を大きく越えることがあり、レリーズ起動信号
の出力時の検出偏差に基づいて焦点調節動作が行なわれ
る結果、全くピントの合っていない写真になってしまう
ことがあった。
本発明の目的は、上記実情に鑑み、動きの速い被写体に
対する追随性の良い焦点調節動作を可能にしながらも、
合焦後のカメラ側の移動でピントズレが生じることを防
止できる自動焦点調節機能付のカメラを提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によるカメラの特徴構成は、レリーズ起動信号が
出力された後、焦点調節用の駆動量としてその時点の検
出偏差に相当するレリーズ時駆動量を用いて焦点調節手
段を作動させる第1焦点調節状態と、前記駆動量として
合焦判別手段により合焦と判別された時点またはその直
後の検出偏差に相当する合焦時駆動量を用いて焦点調節
手段を作動させる第2焦点調節状態とに切り替える焦点
調節切替手段を設けたことにある。
なお、上記焦点調節切替手段は、次のような構成で実施
することができる。
〈イ〉前記第1焦点調節状態と第2焦点調節状態との切
替えを、カメラ本体の内部に設けられた書替え可能なE
”FROM等の記憶手段に格納された、前記前れの焦点
調節状態で前記焦点調節手段を作動させるかの焦点調節
状態選択情報を書き替えることで行なう。なお、その焦
点調節状態選択情報の書替えは、次のような構成で実施
することができる。
〈イー1〉工場からの出荷時に書き替える。この場合に
は、記憶手段としてEPROMを用いることも可能であ
る。
くイー2〉カメラ本体に着脱自在に装着されたICカー
ド等の撮影情報設定装置からの入力撮影情報によって書
き替える。
〈口〉前記第1焦点調節状態と第2焦点調節状態との切
り替えを、カメラ本体に着脱自在に装着されたICカー
ド等の撮影情報設定装置からの焦点調節状態設定情報に
基づいて行なう。
くハ〉合焦判別手段により合焦と判別された時点から前
記レリーズ起動信号が出力された時点までの時間に応じ
て、その時間が設定時間以下の場合は第1焦点調節状態
に切り替え、かつ、設定時間を越える場合は第2焦点調
節状態とに切り替える。
〔作 用〕
本発明のカメラによれば、第1焦点調節状態ではレリー
ズ作開始時の最新のデータを用いてシャッタ作動開始ま
での焦点調節動作を行なうことによって、動きの速い被
写体に対して実際の露出時のピントズレをできるだけ少
なくすることができ、一方、第2焦点調節状態では合焦
と判別された時点のデータを用いてシャッタ作動開始ま
での焦点調節動作を行なうことによって、合焦となった
後に被写体が動いたのではなく構図の変更等のためにカ
メラが動かされた場合に全くピントがズした状態になる
ことを防止でき、しかも、その2つの焦点調節状態を、
手動で或は自動的に切り替えることによって、動きの速
い被写体に適した焦点調節状態と合焦後の構図変更が可
能な焦点調節状態との何れをも現出できる。
特に請求項2に記載のカメラで前述した〈イーl〉のよ
うに構成する場合には、仕様の異なるカメラを殆ど同一
の製作工程で作成することができ、また、請求項3に記
載したカメラでは、撮影者が撮影状況に応じて焦点調節
状態を切り替えることができ、さらに、請求項4に記載
したカメラでは、合焦後の構図変更に若干の時間が必要
なことに着目して、焦点調節状態の切替えを、自動的に
行なうことができる。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて、本発明の詳細な説明する。
第1図は、カメラ全体の回路ブロック図を示している。
(μC)は、カメラ全体のシーケンス制御、及び、露出
や焦点検出のための演算を行うマイクロコンピュータ(
以下マイコンと称する)である。(LEC)はカメラ本
体(図示せず)に着脱自在に装着される撮影レンズのレ
ンズ回路で、その撮影レンズに固有の情報(例えば、開
放F値や焦点距離等)をカメラ本体に伝達する。
(AFS)は、上記撮影レンズを通過した光を焦点検出
用光学系(AO)を通して結像させた像情報を入力して
アナログの電気信号に変換する焦点検出回路である。こ
の焦点検出回路(AFS)は、CCD型の受光素子アレ
イからなる受光回路(CCD)、積分時間の制御の為に
使用されるモニター用受光素子(MC)、このモニター
用受光素子(MC)からの電流を積分して出力する積分
回路(IT)、この積分回路(IT)の出力と所定値と
を比較するコンパレーター(COM)、受光回路(CC
D)からのアナログ信号を積分回路(IT)からの出力
に応じて増幅する増幅回路(AGC)等から構成されて
いる。
この焦点検出回路(AFS)の動作を簡単に説明すると
、マイコン(μC)から、積分開始信号(ST)が出力
される′と、受光回路(CCD)及び積分回路(IT)
はリセットされ、夫々積分を開始する。この積分回路(
IT)の積分出力が、所定値となってコンパレーター(
COM)の出力が反転するか、或いはマイコン(μC)
内で計測されている積分タイマーが一定値になると、マ
イコン(μC〉から積分終了信号(SP)が出力される
。これにより、受光回路(CCD)内の積分出力は、転
送レジスタに送られ、順に増幅回路(AGC)を経てマ
イコン(μC)へと転送される。
そして、マイコン(μC)は、この焦点検出回路(AF
S)からの出力に基づいて、撮影レンズの被写体に対す
る合焦位置からの偏差を演算するように構成されている
。すなわち、焦点検出用光学系(AO)と焦点検出回路
(AFS)とマイコン(μC)とによって、焦点検出手
段が構成されている。
一方、積分回路(IT)は、前記積分終了信号(SP)
を入力して、その積分出力をホールドする。
増幅回路(AGC)は、この出力に応じて最大8倍まで
受光回路(CCD)からのアナログ信号を増幅してマイ
コン(μC)に出力する。マイコン(μC)には、この
アナログデータをディジタルデータに変換するディジタ
ル変換器(A/D)が内蔵されている。上記増幅回路(
AGC)によるゲインデータもマイコン(μC)に出力
されるようになっている。
(LMC)は、撮影レンズを通過した光を測定し、被写
体の明るさを検出する測光手段である測光回路で、被写
体の輝度に対応したアペックス系のディジタル信号[B
v、]をマイコン(μC)に出力する。(ISO)は、
フィルム感度読取回路で、フィルム感度に応じたアペッ
クス系のディジタル信号[Sv]をマイコン(μC)に
出力する。
(DISP)は、表示回路で、撮影レンズの焦点状態等
を表示する。
(ENC)は、エンコーダで、焦点調節用のモータ(以
下、AFモータと略称する)(M)の回転量を検出し、
後述のレンズ制御回路(LBCON)にパルス(モータ
(M)の所定の回転量に対して出力されるパルス)信号
として出力する。レンズ制御回路(LECON)は、マ
イコン(μC)からのモータ回転量(薮)の信号及びモ
ータ制御(速度及び方向)信号を入力し、これに基づい
て、AFモータ(M)を駆動すると共に、前記エンコー
ダ(ENC)からのパルス信号を入力し、所定量(モー
タ回転量)だけAFモータ(M)が回転したかどうかを
検出し、AFモータ(M)の停止制御を、      
 も行う。マイコン(μC)は、内部にレンズ位置を知
るためのカウンタを有しており、内部の命令により、前
記エンコーダ(ESC)からのパルス信号の入力に応じ
て前記カウンタのカウントアツプ又はカウントダウンの
動作を行う。
すなわち、マイコン(μC)とレンズ駆動回路(LEC
ON)とAFモータ(M)とによって、前記焦点検出手
段による検出偏差に基づいて撮影レンズを被写体に対す
る合焦位置にまで移動させる焦点調節手段が構成されて
いる。
(ASL)は、補助光回路で、焦点検出不能でかつ暗σ
)ときに、被写体に向けて補助光を発光する。(CD)
は、撮影情報設定装置の一例であるICカード(図示せ
ず)のカード回路で外部からの入力撮影情報としてのス
イッチ切替情報をカード内のメモリからマイコン(μC
)に送る。例えば、そのスイッチ切替情報としては、ワ
ンショットAF(合焦した後はレンズ駆動を行わない自
動焦点調節状態)のみ可とか、スポットAF(狭い領域
を用いた焦点検出状態)のみ可とか、補助光AF(前記
補助光を発光させての焦点検出)禁止とかいった焦点調
節状態設定情報がある。(BAT)は、電源電池であり
、全ての回路に電力を供給する。
(SM)はメインスイッチ(図示せず)の操作により、
開閉されるスイッチである。(Sl)は、レリーズボタ
ン(図示せず)に対する1段目の押圧操作で閉成される
測光スイッチで、この測光スイッチ(Sl)の閉成によ
り、測光動作と自動焦点調節動作とが行われる。(SP
)は、レリーズボタンに対する前記1段目の押圧操作に
引き続く2段目の押圧操作で閉成されるレリーズスイッ
チで、このレリーズスイッチ(SP)の閉成により、撮
影動作が行われる。(Ss/w)は、スポットAF (
後述する3つの焦点検出領域のうちの中央のみの狭い領
域を用いた焦点検出状態)とワイドAF(後述する3つ
の焦点検出領域の全ての領域を用いた焦点検出状態)と
を切り替えるAFエリア切替スイッチである。
なお、(IE”FROM)は、マイコン(μC)に内蔵
の、あるいは、外づけの記憶手段としてのメモリICで
ある。このメモリI C(E2FROM)は、電気的に
消却可能なメモリで、電力供給がな(でもメモリの内容
を保持している。そして、このメモリI C(E2FR
OM)には、カメラの調整データや、カメラのモード切
りかえデータや、後述する焦点調節状態選択情報等を記
憶させておくことができる。これによって、簡単に撮影
者のレベルやニーズに合わせたカメラ仕様に設定してお
くことができる。
次に、本発明に用いられている焦点検出用光学系(AO
)の周辺の概略構成の分解斜視図を第2図に示す。
第2図において(TLI )、 (TL2)は撮影レン
ズを構成するレンズであり、それら両レンズ(TLI)
(71,)は、それぞれ、予定結像面であるフィルム面
(FP)から距離(PZI)、 (PZ2)、 (Pz
;<Pzz)の位置(以下、この距離を射出距離と称す
る)に設けられている。そして、上記予定結像面(FP
)の近傍に視野マスク(FM)を配設しである。この視
野マスク(FM)には、その中央部に横長の第1矩形開
口部(Eo)を設け、一方、両側に一対の縦長の第2矩
形開口部(Eo r )と第3矩形開口部(Eot)と
を設けてある。上記視野マスク(FM)の各矩形開口部
(Eo)、 (Eot)、(Eot)を通過した被写体
からの光線束は、各別のコンデンサレンズ(Lo)。
(LOI)、 (LO2)(以下、視野マスク(FM)
の矩形開口部(Eo)、 (Eot)、 (Eo2)に
対応して、第1コンデンサレンズ(Lo)、第2コンデ
ンサレンズ(Log)、第3コンデンサレンズ(Lo□
)と称する。)をそれぞれ通過して集束されるように構
成されている。
上述したコンデンサレンズ(Lo)、 (Lot)、 
(La2)′の後方には、絞りマスク(AM)と再結像
レンズ板(L)とを配設しである。前記再結像レンズ板
(L)は、中央部に横方向に配列された再結像レンズ対
(Ll)、(Lりと、両側にそれぞれ縦方向に配列され
た一対づつの再結像レンズ対(Ll)、(L4)および
(La)、(1,)を備えている。それら各再結像レン
ズ(Ll)〜(L6)は、すべて同一の曲率半径の平凸
レンズよりなっている。(以下、前記視野マスク(FM
)の矩形開口部(Eo)、 (Eot)、 (Eoz)
に対応して、中央の再結像レンズ対(Ll)、 (Lx
)を第1再結像レンズ対、両側の再結像レンズ対(Ll
)。
(L4)および(La)、 (L@)をそれぞれ第2再
結像レンズ対、第3再結像レンズ対と称する。)また、
前記絞りマスク(AM)には、前記各再結像レンズ(L
、)〜(し、)に対応した位置に、絞り開口部(A1)
〜(A、)を設けてある。この絞りマスク(AM)は前
記再結像レンズ板(L)の直前に配設されており、再結
像レンズ板(L)の平坦部に密着している。
前記再結像レンズ板(L)のさらに後方には、3つのC
CDラインセンサ(Po)、 (Pop)、 (Pot
)を備えた基板(P)を配設しである。中央のCCDラ
インセンサ(Po)は基板(P)の中央部に横長に配置
されており、また、両側のCCDラインセンサ(Pop
)、 (Pot)は前記基板(P)の両側に縦長に配置
されており、前記再結像レンズ板(L)上の各再結像レ
ンズ対の設置方向と、前記各CCDラインセンサ(Po
)、 (Pop)、 (Po2)の設置方向とが同一に
なるように配設されている。上記CCDラインセンサ(
Po)、 (Eot )、 (Po2)は、それぞれ第
1.第2の2つの受光素子列を有しており、前記再結像
レンズ対によってCCDラインセンサ上に再結像された
2つの像を別々に光電変換するように構成されている。
(以下、上記各CCDラインセンサ(Po)、 (Po
t)、 (PO2)を、前記視野マスク(FM)の矩形
開口部(Eo)、(Eot)。
(Eot)に対応して、第1CCDラインセンサ(Po
)、第2CCDラインセンサ(Pot) 、第3CCD
ラインセンサ(Poz)と称する。) そして、図中点線で囲んだブロック(AFMO)は、一
体に組み付iられてAF(オートフォーカス)センサモ
ジュールを構成している。そして、視野マスク(FM)
−コンデンサレンズ(Lo)、 (Lot)。
(Log)・絞りマスク(AM)・再結像レンズ板(L
)によって、焦点検出用光学系(AO)を構成している
上述の構成の焦点検出用光学系(AO)により得られた
像を用いて焦点検出装置(X)は、次のようにして焦点
位置を検出するように構成されている。
主光線(za)、(l:)を含む撮影レンズの光軸(O
p)外の領域にある被写体からの光軸性測距用光線束が
、光軸(Op)に対して所定の角度で光軸(Op)から
離れるように上記視野マスク(FM)に入射してその第
2矩形開口部(Bob)を通過し、上記第2−7ンデン
サレンズ(Log)に入射する。この光軸性測距用光線
束は、第2コンデンサレンズ(Log)によって光軸(
Op)側に曲げられると共に集束され、前記絞りマスク
(AM)の第2絞り開口部(A3)、 (A4)を経て
再結像レンズ板(L)の第2再結像レンズ対(L21)
、 (L4 )に入射される。第2再結像レンズ対(L
3)、(L4)に入射された前記光軸性測距用光線束は
、この第2再結像レンズ対(L3)、 (L4)によっ
て第2CODラインセンサ(Pop)上に集束され、こ
の第2CCDラインセンサ(Pop)上に、上下方向に
一対の像が再結像される。
同様にして、主光線Cps)、(za)を含む光軸性測
距用光線束は、上記所定の角度で光軸(Op)から離れ
るように視野マスク(FM)に入射し、その第3矩形開
口部(Eo□)、第3コンデンサレンズ(Log)、絞
りマスク(AM)の第3絞り開口部(As)。
(A6)および第3再結像レンズ対(Ls )、(Ll
 )を経て、第3CCDラインセンサ(Pot)上に集
束され、この第3CCDラインセンサ(PO2)上に、
上下方向に一対の像が再結像される。
一方、主光線(j’ +)、<12)を含み撮影レンズ
の光軸(Op)を含む領域にある被写体からの光軸性測
距用光線束は、視野マスク(FM)の光軸(Op)上の
第1矩形開口部(Eo)、第1コンデンサレンズ(Lo
)、絞りマスク(AM)の光軸(Op)上の第1絞り開
口部(A+)、(A2)、および、第1再結像レンズ対
(Ll)、(Lx)を経て、第1CCDラインセンサ(
Po)上に集束され、この第1CCDラインセンサ(P
O)上に、左右方向に一対の像が再結像される。
そして、上記CCDラインセンサ(Po)、 (Pot
 )。
(Pot)上に結ばれた上記3対の再結像の対を成す像
の位置を求めることによって、撮影レンズ(2)の被写
体に対する焦点位置が検出される。
第3図に示すファインダー内視野図との対応で説明する
と、第1CCDラインセンサ(Po)は光軸上焦点検出
領域(ISI)に、第2CCDラインセンサ(Pop)
は右側の光軸性焦点検出領域(IS2)に、第3CCD
ラインセンサ(Poz)は左側の光軸性焦点検出領域(
IS3)にそれぞれ対応している。そして、撮影画面(
S)に対して画面中央部の実線で示す3つの焦点検出領
域(ISI)。
(IS2)、 (IS3)(以下、それらを区別する必
要のある場合には、夫々、第1アイランド(ISI)、
第2アイランド(IS2)、第3アイランド(IS3)
と称する)に位置する被写体に対して焦点検出を行うこ
とができるように構成されている。なお、図中、点線で
示している長方形の枠(AP)は、焦点検出を行ってい
る撮影領域を撮影者に示すべく表示されているものであ
る。また、撮影画面(S)の外に示されている表示部(
Dfa)は焦点検出状態を示すものであり、合焦状態で
緑色に点灯する一方、焦点検出不能状態では赤色に点灯
する。(Dfb)は動体検出時の動体表示用のLCDで
ある。
次に、カメラの動作のシーフェンスを、第4図のフロー
チャートを用いて説明する。
メインスイッチ(SM)がオンされると、このフローが
スタートする。まず、<1400>で測光スイッチ(S
l)が閉成されたかどうかを判定し、測光スイッチ(3
1)が閉成されるまで<#400. #405>をルー
プする。<#405>では、メインスイッチ(SM)が
開放されたかどうかの判定を行っており、メインスイッ
チ(SM)が開放されれば、マイコン(μC)はストッ
プモードに入る。
<#400>で測光スイッチ(Sl)が閉成されたと 
・判定されれば、<#410>でレンズ回路(L[EC
)から撮影レンズに固有のレンズデータを入力する。
このレンズデータには焦点距離データ[f]、デフォー
カス量とレンズ駆動量との変換係数[K]、撮影レンズ
の開放F値(Av値) [Avo]等がある。
<#415>ではフィルム感度読取回路(ISO)から
フィルムのISO設定データ[Sv]を入力し、<#4
20)で測光動作を行って測光データ[Bv]を測光回
路(LMC)から入力する。<#425>で自動焦点調
節動作を行うサブルーチン<<AP)をコールするが、
詳細は後述する。<#430>で露出演算を行って、露
出制御すべきシャッタースピード[Tvlと絞り値[A
vl とを演算する。
次に、<#435>でレリーズスイッチ(S2)が閉成
されたかどうかを判定し、閉成されていれば、<#44
0>で後述するレリーズ許可フラグを用いてレリーズ許
可の判定をする。レリーズ許可であれば<#450>に
進み、レリーズタイムラグー−レリーズスイッチ(S2
)の閉成から露出までの時間遅れ−の間に生じるピント
のずれを補償すべく、撮影レンズの駆動量演算とレンズ
駆動制御とを行うサブルーチン<:LNS>>をコール
するが、詳細は後述する。
<#435>でレリーズスイッチ(s2)が閉成されて
いない時、および、<#440>でレリーズ許可でない
場合は、<#445>で測光スイッチ(sl)が開放状
態かどうかを判定し、開放状態なら<#400>へ、一
方、閉成されているなら<#410>の次回の測光・測
距ヘループする。
一方、<#450>でピント補償を行ったあとは、<#
430>で得たシャッタースピード[Tvlと絞り値[
Avlとに基づいて露出制御を行うサブループ(露出制
御)を<1455>でコールするが、詳細は後述する。
その後、<#460>でフィルムの137分の巻上げ動
作を行って、<#465>で測光スイッチ(Sl)が開
放状態かどうかを判定し、開放されていれば<#400
>ヘループする。
第5図は、<#425>でコールされるサブルーチン(
AF>>の概略のフローを示している。
このサブルーチンがコールされると、先ず、<#500
> テ焦点検出回路(AFS)+7)受光回路(CCD
)による積分を行い、<#502>でその画素データを
AD変換して入力する。この画素データを用いて<#5
04>でピントズレ量(デフォーカス量)を求める。ま
た、<#502>では、カード回路(CD)からのカー
ド情報も入力し、カード情報中の焦点調節状態設定情報
によってコンティニュアスAF(合焦後もレンズ駆動を
行う自動焦点調節状態)或いは、ワンショットAF(合
焦後はレンズ駆動を行わない自動焦点調節状態)が設定
されたかもわかる。つまり、ICカードから、強制的に
ワンショットAFとするための(以下、カードワンショ
ットと称する)強制ワンショットフラグやコンティニュ
アスフラグが送られてくるようになっている。
<#506>では(動体モード)の判定を行っているが
、これは、後程説明するが、被写体が動体であると判断
された時に動体モードフラグが立つようになっており、
それ以後のループで、このフラグの判別によって被写体
が動体の場合に<#544>からの動体処理のフローへ
分岐させるためである。最初のループでの測距では、被
写体が動体であるかどうかを判定できないので、必ず<
#508>へ移る。ここでは、コンティニュアスAFで
あるかどうかの判定を行っている。
コンティニュアスであるのは<#502>で入力したI
Cカードからのカード情報によって強制的にコンティニ
ュアスAFが設定されたか、或いは、後述する<#55
2>を通ってセットされたコンティニュアスフラグのた
めか、いずれかである。
続いて、<#510>で後述する合焦後フラグを用いて
合焦後かどうか判定する。これは、合焦後に<#524
>からの動体判定のフローへ分岐させるためである。<
#512>では、レンズ駆動中かどうかを判定する。そ
して、レンズ駆動中なら次の合焦判定、動体判定を行う
と精度が悪いのでそれらをスキップする。<1514>
では、撮影レンズが合焦ゾーン内に入っているかどうか
の判定を行う。そして、この<#514>のステップと
後述する<#546>のステップで合焦判定を行うマイ
コン(μC)が合焦判別手段を構成している。合焦ゾー
ン内なら<#520>で合焦後フラグ(<#510>で
使う)をセットし、< #522>で合焦表示(第3図
に示す表示部(Dfa)の線表示)を行うとともにレリ
ーズ許可フラグ(第4図<#440>で使う)をセット
する。
一方、<#514>で合焦ゾーン内でなければ、<#5
16>でレンズ駆動が3回以上かどうかの判定をし、3
回以上なら<#518>で過去3つのデフォーカス量を
用いて動体判定を行う。<#518>で動体でないと判
定された場合、および、<#516>で3回以上駆動し
ていないと判定された場合は、<8540>’で焦点調
節用のレンズ駆動を行ってメインルーチンにリターンし
、次回の<#500>からの測距ヘループする。
<#510>で合焦後フラグがセットされていると判定
されれば、<#524>に進んで、測距を4回繰り返し
たかどうかの判定をし、4回連続測距していなければメ
インルーチンにリターンし、次回の<#500>からの
測距ヘループする。
4回の測距が終われば、<#526>でこの4回の測距
結果である4つのデフォーカス量を平均して平均デフォ
ーカス量[DFx]を求める。そして、<#528>で
は過去2つのこの平均デフォーカス量[DFX]を用い
て被写体が遠ざかっているかどうかの判定をし、遠ざか
っていれば、<#542>へ進んでAFフロクフラグを
たてる。
なお最初のループでは、2つの平均デフォーカス量[D
Fx]のデータがないので、同じ値を使用する。
<#528>で被写体が遠ざかっていなければ、<#5
30>で前記平均デフォーカス量[DFx]が4つ以上
になったかどうかの判定をする。これは、次の<#53
2>の動体判定では、この平均デフォーカス量[DFX
l]が4つ揃って始めて判定する方式だからである。そ
して、平均デフォーカス量[DFx]が4つ揃っていな
い場合は、やはりメインルーチンにリターンし、次回の
<#500>からの測距ヘループする。
平均デフォーカス量[DFx]が4つ揃えば、<#53
2>でその4つの平均デフォーカス量[DFx]を用い
て動体判定を行う。<#532>で動体であると判定さ
れれば、< #534>に進む、また、<#518>で
動体と判定された場合にも、この<#534>に進んで
くる。
つまり、被写体を動体と判定するには2通りあり、被写
体の移動速度が比較的速い場合には<#518>での判
定で、一方、被写体の移動速度が比較的遅い場合には<
#532>での判定で、それぞれ動体と判定されて<#
534>に進んでくる。
以下、それらを、“動体判定タイプI”、′動体判定タ
イプ■”と称する。そして、動体と判定されれば、<#
534>で動体モードフラグ(<#506>で使う)を
セットし、<#536>で動体補正の計算を行って、通
常のピントズレ量に動体であるがゆえに生じるピントズ
レの予測量を上のせ計算してレンズ駆動量を求める。
その後、<#538>で動体表示(第3図に示すL C
D (Dfb)の表示)を行い、<1540>でレンズ
駆動する。以下、上述した動体補正およびレンズ駆動を
行う動作モードを(動体モード)と称する。
こうして(動体モード)に入った後はレンズ駆動の後、
メインルーチンにリターンし、再び<#500>ヘルー
プしてくる。今度は、<#506>から<#544>へ
進んで動体補正の計算をする。
ただし、この<#544>の動体補正演算は<#536
>のレンズ駆動用の動体補正演算とは違って、<#53
6>では次回の測距終了を目標とした補正を行うもので
あったのに対し、今回の測距終了を目標とした補正を行
うものである。
<1546>でその補正後の値で合焦判定し、合焦であ
れば、<#548>で合焦表示ならびにレリーズ許可を
行う。つづいて、<1550>では、(動体モード)中
に被写体の移動の方向が反転したかどうかを判定する。
反転していれば、< #552>でコンティニュアスフ
ラグをセットして(コンティニュアスモード)とし、<
#554>で動体モードをクリアする。
つまり、被写体の移動方向が反転しているのにも拘らず
補正すれば、被写体の動きを検知する際にCCDライン
センサの積分時間に起因した時間的遅れがあって、動体
補正そのものに遅れが生じているため、動体の前後の動
きに対して逆方向に補正してしまったりすることがある
からであり、ランダムに前後に動く被写体なら単純なコ
ニティニュアスAFの方が追随性がよいからである。
第6図は“動体判定タイプI”と“動体判定タイプ■”
とのシーフェンス図である。比較的スピードが速いタイ
プの被写体、すなわち、フィルム面換算で[約1.3m
m/s]以上のスピードの被写体に対しては、“動体判
定タイプI”として検出できる。
l、2回目の測距<A> 、 <B>でレンズ駆動し、
合焦確認測距<C>以後に動体検出に入る。この理由は
、<A> 、 <B>の測距では、レンズ駆動のバック
ラッシュ分が入っていた場合や、合焦位置から太き(離
れていて焦点検出の精度が低い場合、ならびに、デフォ
ーカス量とレンズ駆動量の変換係数[K]の誤差のため
に、<8>の測距では未だ合焦ゾーンに入っていない場
合が多いためである。そして、静止状態にある被写体で
あれば上述のような誤差原因の少ない<C>の測距では
合焦であるはずなのに、その測距<C>でも合焦でない
ということは、その被写体が動体であるということに他
ならない。そこで、<C>の測距の結果に基づくレンズ
駆動後、<D>の測距でも非合焦でかつ<E>の測距で
も非合焦なら、ここで初めて、(動体モード)に入る。
そして<C> 、 <O> 。
<E>の3回の測距で得られた検出デフォーカス量を使
って動体補正する。つまり、<C>と<D>による検出
デフォーカス量を用いた速度計算と、<D>と<E>に
よる検出デフォーカス量を用いた速度計算との2つの速
度の平均によって動体速度を計算するのである。
<C>の測距までは、合焦ゾーンは[80μm]の狭い
ゾーンとしである。これは、静止状態の被写体を前提に
考え、このゾーン内なら、ピントが保証される大きさで
ある。このゾーン内に入れば、その後のレンズ駆動は必
要ない。そして、<D>の測距以後、合焦ゾーンを[2
00μm]に広げている。これは、移動する被写体を前
提として考えており、1回の測距の結果に基づくレンズ
駆動の周期で、[200μm]以上動く被写体を、“動
体測定タイプ■”で判定して動作モードを(動体モード
)に切り替えるわけである。
[200μm]の合焦ゾーンに対して合焦になった場合
は、動体検出は、以後“動体検出タイプ■”による検出
へ移行する。また、“動体検出タイプ■”へ移行する前
にレリーズスイッチ(S2)の閉成による割込みが入れ
ば、レリーズ中の撮影レンズに対する駆動(第4図<#
450> )で対応する。さらに、<C>の測距で合焦
になった場合は、“動体検出タイプ■”の動体検出とな
る。
“動体検出タイプ■”では、確認測距<C>で合焦にな
ったあと、撮影レンズを停止させたまま、4回連続して
測距を繰り返す。第6図(ロ)に示すように、<DI>
 、 <D2> 、 <03> 、 <04>の4回の
測距を連続して行い各測距で得られたデフォーカス量を
平均して平均デフォーカス量[DFx]を求め、以下4
回づつの測距を繰り返す。そして<El>〜<E4> 
、 <Fl>〜<F4> 。
<Gl>〜〈G4〉の4回づつの測距でそれぞれ平均デ
フォーカス量[DFx] /’l<求まると、それら4
つの平均デフォーカス量[DFx]を用いて動体判定を
行う。この“動体検出タイプ■”で検出できる被写体の
スピードは、フィルム面換算で[0,25+nm’/s
]以上のスピードである。この“動体検出タイプ■”で
被写体が動体であると検出されれば、動作モードは(動
体モード)に入り、動体補正ならびに動体表示を行う。
第7図、第8図に、“動体検出タイプI“および“動体
検出タイプ■”による動体検出のフローを具体的に示す
。先の第5図のフローチャートに対応させると、<#5
16> 、 <1518>が“動体検出タイプI”によ
るもの、そして、<#524>〜<#532>が“動体
検出タイプ■”によるものである。
第7図に示す“動体検出タイプI”では、まず<#71
0>で[LCNT]が“3″以上かを判定する。
[LCNT]はレンズ駆動の回数で<#540>のレン
ズ駆動を何回行ったかを数える駆動カウンタである。測
光スイッチ(Sl)の閉成時にこの駆動カウンタをクリ
アしておくことで、<1750>を通るたびにこの駆動
カウンタがカウントアツプされ、動体判定に入るための
カウンタとして使うのである。<#710>で駆動カウ
ンタの判定をし、レンズ駆動が3回目以上なら、<#7
15>で被写体スピードを求める(第6図の<C>と<
D>の測距)。続いて、< #720>で駆動カウンタ
が“3”なら<#750>へぬける。< #720>で
駆動カウンタが“4”なら(第6図の<D>と<E>の
測距)動体判定を行う。
続いて、動体判定のための各条件をチエツクする。すな
わち、<#725>で補助光回路(A、SL)を使った
(補助光AFモード)でないことを判定する。<173
0>で被写体が暗くないことを判定する。これは焦点検
出回路(AFS)内の増幅回路(AGC)によるゲイン
が4倍未満であることをもって暗くないと判定する。<
#735>で被写体倍率が高くないことを判定する。こ
れは倍率が高いと測距のバラツキが大きくて検出誤差が
大きいためである。そして、<#745>では、<#7
15>で検出した被写体スピードの過去2回のもの(第
6図の<C>および<D>の測距の結果から求めたもの
と<D>および<E>の測距の結果から求めたもの)が
同方向であることを判定する。そして、上述した各条件
が満たされると、<#745>で、この過去2つの被写
体スピードを平均処理して、<#534>以下で使用す
る被写体スピードを求める。
ここで、この“動体判定タイプエ”による動体判定に行
うには、もう1つ、合焦ゾーンに入らなかったという条
件があるが、<#514>で行われるこの合焦ゾーン判
定の詳しいフローを第9図を用いて説明する。
このフローでは、まず、<#910>で駆動カウンタを
チエツクし、′3”以上であれば<#920>で合焦ゾ
ーンを[200μm]に設定し、“3”未満であれば<
#930>で合焦ゾーンを[80μm]と設定する(第
6図の<A> 、 <B> 、 <C>の測距で[80
μm]、<D> 、 <E>の測距で[200μm] 
)。従って、コンティニュアスAFならたいてい合焦ゾ
ーンは[200μm]ということになる。そして、<#
940>で測距結果であるデフォーカス量[DF]と<
#920>或いは<#930>で設定された合焦ゾーン
とを比較し、合焦なら<#520>へ進み、非合焦なら
<#516>へ進む。
第8図は、“動体判定タイプ■”を示している。まず、
測光スイッチ(Sl)の閉成でデフォーカス量[DF]
の和のメモリ[DF(和)]はクリアされているとする
。そして、<#510>の判定の結果、合焦後のフロー
(<#524>〜)に入ると、<#800>で今回の測
距で求めたデフォーカス量[DF(今)]と[DF(和
)]と加算して[DF(和)]にセーブする。<#80
5>では、連続して4回の測距を行ったかをどうか判定
し、4回の測距を行っていなければ<#807>へ進ん
で、第1判定用カウンタ[m]をカウントアツプして、
メインルーチンにリターンする( <1590> )。
次に<#810>では、この4回連続測距が何回になっ
たかを判定する第2判定用カウンタ[j2]をカウント
アツプする。なお、これら両カウンタ[f] 、 [m
]は、測光スイッチ(Sl)が閉成された時点でクリア
されているものとする。また、<#815>では第1判
定用カウンタ[m]のみをクリアしておく。
<#820>で、4回分のデフォーカス量の和[DF(
和)]を、4で除算して平均デフォーカス量[DF(平
)]を求める。<#825>ではこの平均デフォーカス
量[DF(平)]の合焦後1回目の値(以下、これをベ
ースデフォーカス量と称する)[DF、]がメモリされ
ているかどうかを、後述するメモリフラグを用いて判定
する。ベースデフォーカス量[DF、]がメモリ内に有
れば<#840>へ進み、無ければ<#830>でその
はじめての平均デフォーカス量[DF(平)]をベース
デフォーカス量[DFo] としてセットし、<183
5>でメモリフラグ(<#825>で使う)をセットす
る。
<1840>では、<#820>で求めた平均デフォー
カス量[DF(平)]をメモリ[DF、]にストアする
とともに、4つのメモリ[DF4] 、 [DF3] 
[DF2] 、 [OF、]内のデータを順にシフトす
る。
従って、最新の平均デフォーカス量[DF(平)]は常
にメモリ[DF4]に入っていることになる。
<#845> 、 <#850> 、 <#855>で
は動体判定状態から脱してAFフロクするための判定を
行う。
まず、<#845>で被写体が暗いと判定された場合、
すなわち、焦点検出回路(AFS)の増幅回路(AGC
)のゲインが4倍または8倍と判別された場合に、又、
<#850>で測距演算の結果がばらつきだす倍率[1
/15]より大きい倍率の場合に、さらに、<#855
>で最新の平均デフォーカス量[DF4] とベースデ
フォーカス量[DFo] とを比較して遠ざかる方へ[
300μm]以上変化した場合に、いずれも、<#86
5>でAFフロクフラグをセットしてメインルーチンに
リターンする( <#590> )。
AFフロクフラグがセットされなかった場合、<#86
0>で最新の平均デフォーカス量[DF、]が、近づく
方へ[400μm]以上動いたと判定されれば、以後の
動体判定フローを通らず、<1890>で被写体スピー
ド[V]を(動体モード)の維持のための最低スピード
である[0.25mm/s]にセットして<#534>
へ進む。
一方それ以外の場合<#864> 、 <#866>で
、撮影レンズの焦点距離の判定を行い、<#875>か
らの動体判定レベルを切り替える。< #864>で焦
点距離[f]が[50mm]より小さいと判定されれば
、<1867>で判定レベル[Cn]を[100u m
]とし、<#866>で焦点距離[f]が[200mm
]より小さいと判定されれば、<#868>で判定レベ
ル[Cn]を[150μm]に、焦点距離[f]が[2
00mm]を越えると判定されれば、<#869>で判
定レベル[Cn]を[200a m]に、それぞれ設定
する。この判定レベル[Cn]は、平均デフォーカス量
[DF(平戸の2つの値の差を判定するためのものであ
る。
なお、この<#864>〜<#869>で実行される動
体判定レベル[Cn]の切替えは、別の方法でも行なう
ことができる。その−例を第21図に示す。この例では
、動体判定レベル[Cn]の切替えを、フィルム上での
デフォーカス量に相当する焦点距離[f]と撮影倍率[
βコとの積[f・βコを判定基準として行なっている。
すなわち、<#864’ >と<#866’ >での判
定の結果、積[f・β]が“5”よりも小さければ動体
判定レベル[Cn]を[100μm ]に<#867°
〉、積[[・β]が“5”以上で“20”よりも小さけ
れば動体判定レベル[Cnlを[150μm]に<#8
68’> 、積[r・β]が“20”以上であれば動体
判定レベル[Cn]を[200μmコに〈#869’>
、それぞれ設定した後、<187Q>に進む。
<#870>では、4回連続測距が何回になったか、す
なわち、4回連続測距毎に求められた平均デフォーカス
量[DF(平)]が4つになったかどうかの判定をし、
4つ以上であれば、<#875>からの動体判定を行う
。この動体判定は、[DF3−DF、≧Cn]と[DF
、 −DF2≧Cn]と[DF、−DF、≧1.5・C
n]との3つの条件がともに満たされていることをもっ
て動体と判定するものである。ここで最後の条件に対し
て、判定レベルが[1,5・Cn]になっているのは、
スパンが他の場合の1.5倍になっているからである。
次に、<1895>で2つの平均デフォーカス量[DF
、] 、 [DF−とこの2つの測距の間の時間。
とを使って被写体スピード[v1]を求め、<#897
>で同様に2つの平均デフォーカス量 ゛[OF、] 
、 [DF2]とこの2つの測距の間の時間とを使って
被写体スピード[V2]を求め、<#899>それら2
つの被写体スピード[Vl] 。
[v2]の平均演算(■・(v+ +V2 )/2)を
して平均被写体スピード[V]を求めた後、<#534
>へ進む。
以下、動体補正では、その平均被写体スピード[V]を
使って、次回の測距終了時のデフォ−カス量を予測し、
それを上乗せしたレンズ駆動量を求めて焦点調節動作を
繰り返すことになる。そして合焦すると、レリーズ動作
が行われる。なお、レリーズ動作は、合焦した後にレリ
ーズスイッチ(S2)が閉成されてもよいし、合焦前か
らレリーズスイッチ(S2)が閉成されてもよい。レリ
ーズスイッチ(S2)の閉成で露出制御が行われるわけ
であるが、露出制御中は、焦点検出用光学系(AO)ま
で光が入ってこないように構成されている。
第10図を用いて動体補正を説明すると、フィルム(F
)に被写体からの光線束を結像させる撮影レンズ(TL
)を通過した光線束は、それをファインダー光学系(F
l)に反射するための反透過のメインミラー(MM)、
全反射のサブミラー(SM)を通って焦点検出用光学系
(AO)へ届くところが、露出制御でミラーアップが始
まると、光は他へ反射してしまう。この時、被写体が動
体であると、このミラーアップの間にピントズレを生じ
る。このレリーズタイムラグ中のピントズレを補正する
(以下、この動作をピント補償と称する)ために、レリ
ーズタイムラグ中の撮影レンズの移動量の不足分は、こ
のミラーアップ中にレンズ駆動(以下、これをミラーア
ップ中駆動と称する)することで補う。図では、被写体
が動いた距離(DF)のピントズレ分を上述のミラーア
ップ中駆動で補正する。
第11図ないし第13図は、ピント補償のためのミラー
アップ中駆動を示したものである。横軸は時間で、縦軸
は像面の位置に関した軸である。
第11図は、“動体判定タイプ■”の場合で、<X>は
積分タイミング、<y>は演算タイミングを表わし、(
0)の曲線は被写体の動きで、(L)の直線は撮影レン
ズの動きを示す。第11図に示す被写体のスピードはか
なり遅いものであり、また、停止中から動き出した被写
体も含める。
測距<C>の結果合焦となり、続く4回の4回連続測距
<D> 、 <E> 、 <F> 、 <G>で被写体
が動体であると判定し、<T>のタイミングで(動体モ
ード)に入る。(動体モード)に入れば、各々の演算終
了時点<111> 、 <1+□〉。
<t+j> 、 <t++>でデフォーカス量が“0”
になるように撮影レンズの移動を制御する。そして、例
えばタイミング<j+s>とタイミング<1+4>との
間でレリーズスイッチ(S2)の開成による割込みが入
ったとすると、次の合焦タイミング<1++>でミラー
アップが始まる。そして、このミラーアップの間にズレ
るデフォーカス量をミラーアップ中駆動で補正し、露出
タイミング<S>では、デフォーカス量が“0”となる
ように撮影レンズを移動させる。
第12図は、“動体判定タイプI”の場合で、ここでは
最初から測光スイッチ(Sl)とレリーズスイッチ(S
2)とは閉成状態であるとする。なおレリーズスイッチ
(S2)の閉成は、<F>の測距が始まるまではどのタ
イミングで生じても図と同じ動作である。“動体判定タ
イプ■”による場合はスピードの速い被写体で、測距<
A>〜<E>では合焦とはならない。そこで第6図の説
明のように、4回レンズ駆動した後の<T>のタイミン
グで(動体モード)に入り、<p>の測距で合焦となり
、レリーズ動作が行われる。
この場合にもミラーアップ中駆動を行うようになってお
り露出タイミング<S>でデフォーカス量が“0”とな
るように撮影レンズを移動させる。
第13図は第12図と同じ被写体に対して、合焦ゾーン
を広げ始める<D>の測距で合焦になってしまった場合
である。この場合に1よ、(動体モード)には入らない
。しかし、広げた合焦ゾーンの[200μm]の範囲を
考えれば、少なくとも[200μm]のズレが露出時に
生じつる。そこで、このピントズレを補償するために、
<D>の測距で求めたピントズレ量(Pまでのデフォー
カス量)を、ミラーアップ中駆動で補正している。
この方式によって、(動体モード)に入らない程度の被
写体でも、シャッターチャンスを逃すことなく、非合焦
によるレリーズおくれをなくすことができる。すなわち
、合焦ゾーンを広げた状態でレリーズさせているが、こ
の合焦ゾーンを広げたことにより生じうるピントズレを
ミラーアップ中にレンズ駆動を行うことで少なくしてい
る。
次頁の、表1に、このミラーアップ中駆動を纏めて示す
ミラーアップ中駆動はいつも行うわけではなくて自動焦
点調節のモード別に、行う行なわないを切り替えるよう
になっている。
カメラを振ったような撮影者の意図でフォーカシングを
固定したい場合(<#855> ) 、被写体が暗い時
や倍率が大きい時のように動体検出の精度が低いと思わ
れる場合(<#845> 、 <#850>(動体モー
ド)を必要としない遅い遠ざかる被写体の場合(<#8
55> )何れもAFフロクとなっている。このAFフ
ロク時にミラーアップ中駆動をしては却って悪い写真と
なるのでミラーアップ中駆動は行わない。
一方、近づく動体や速い動体は既に述べたように(動体
モード)に入るので、ミラーアップ中駆動をし、さらに
動体補正の計算をして露出時にピントが合うようにする
。ただし、ミラーアップの時間は[約70m5]の有限
な時間であるので、このミラーアップ中の駆動量には限
度がある。この[70m5]の間に駆動できるのは、実
際の露出の際に撮影レンズを停止した状態にする必要か
ら制動しながらの駆動となるため、通常のフル駆動の場
合よりも少なくて、レンズ駆動のパルスカウントとして
[40パルス]である。
この値は標準レンズ[50/1.7]よりも焦点距離が
長い撮影レンズであれば、[200μm]以上のレンズ
移動となるので合焦ゾーン[200μm]の)、端に撮
影レンズが停まっていてもこの値だけはレンズ駆動でき
る。
必要レンズ駆動量がこの[40パルス]を超えてしまう
場合は、ミラーアップ開始を[40m5]遅らせて、こ
の間にレンズ駆動する。このレリーズ前のレンズ駆動の
際の駆動量にも制限をつけて、レリーズタイムラグを長
くしないように([40m5]のみの増加)しながら、
ミラーアップ中駆動と違ってフル駆動が可能なので駆動
量を[70パルス]分確保して、合計[110パルスコ
分、レンズ駆動を行えるようにしである。これにより、
デフォーカス量とレンズ駆動量の変換係数[K]が小さ
いものでは[2000ttm]のレンズ移動量を確保で
き、前後変換係数[K]が大きいものでも[100μm
]程度のレンズ移動量を確保出来るので、ピント補正に
は充分な値といえる。
次に非動体モードの場合であるが、このモードの場合、
合焦前からレリーズスイッチ(S2)が閉成されており
、かつ、被写体がかなり移動スピードの遅いものであれ
ば、(動体モード)に入る間なく、すぐにレリーズ動作
を行えるものである(第13図参照)。この場合と、コ
ンティニュアスAFの場合とには、動体補正をしないで
(本実施例の方式では不必要)ミラーアップ中駆動を行
う。この時の駆動量は、ミラーアップ寸前の測距の結果
から算出する。一方、静止被写体や移動スピードの遅い
被写体の場合は、合焦後、動体判定を繰り返している。
この間にレリーズスイッチ(S2)の閉成による割込み
が入れば、やはり動体補正なしでミラーアップ中駆動を
する。この時は、撮影者が、静止被写体を撮ろうとして
いるのか、移動スピードの遅い被写体を撮ろうとしてい
るのかの判定ができない。
例えば、AFフロクしたい場合とすると、ミラーアップ
中駆動を行えば意図に反した写真となる。
そこで、合焦ゾーンに入っている被写体ならミラーアッ
プ中駆動を行わず、カメラを振ったような場合はミラー
アップ中駆動を行わず、今合焦した許りの被写体の場合
は移動スピードが遅いのでそれを想定してミラーアップ
中駆動で少しだけ撮影レンズを移動させる、という3つ
の現象を満たす制御方法として、デフォーカス量が[7
0〜200μm]である場合だけミラーアップ中駆動を
行うという方法をとる。つまり、デフォーカス量が[7
0μm]以下の場合は合焦ゾーン内にあり、デフォーカ
ス量が[200μm]以上の場合はカメラが振られ、デ
フォーカス量が[70〜200μm]の場合は被写体の
移動があると判断するのである。
次にその駆動量について、第14図を参照して説明する
合焦したのは<C>の測距においてであるので、測距の
バラツキを考えれば平均処理される<D>の測距の方が
精度がよい。そこで、動体判定中のミラーアップ中駆動
においては平均デフォーカス量に基づいて駆動量を決定
する。まず、移動する被写体が前提で(動体モード)に
入る前にレリーズスイッチ(S2)が閉成されたという
場合であれば、最新の測距の結果から求められたデフォ
ーカス量(第14図では<I〉の測距の結果から求めら
れた平均デフォーカス量)[DFi]を使ってミラーア
ップ中駆動するのがよい(第14図において(i)のラ
イン)。また、静止被写体を前提とするならば合焦した
時点がファインダー内に見えるので、合焦直後の測距の
結果から求められたデフォーカス量(第14図では<D
>の測距の結果から求められた平均デフォーカスfit
) [DFd]を使ってミラーアップ中駆動するのがよ
い(第14図において(ii)のライン)。さらに、A
Fフロクさせてカメラをほんの少し振るという前提であ
れば、(<#855>では検出できない程度のカメラの
振り)、合焦を確認して[約0.8秒]経った頃の測距
の結果から求められたデフォーカス量(第14図では<
G>の測距の結果から求められた平均デフす一カス量[
DFg] )を使ってミラーアップ中駆動するのがよい
(第14図において(ii)のライン)。
なお、ここでの「前提」という語は、それを重視したカ
メラという意味である。つまり、カメラの想定使用者に
合わせてどの測距の結果から求められたデフォーカス量
を使ってミ・シーアップ中駆動するかを予め設定してお
くことができる。
さらにきめ細かく制御しようとすると、合焦からレリー
ズスイッチ(S2)の閉成に伴うレリーズ起動信号の出
力までの時間に応じて、どの測距の結果から求められた
デフォーカス量を使ってミラーアップ中駆動するかを切
り替えるのが好ましい。先はど述べた合焦してからカメ
ラを振る時間というのは、[0,8秒コないし[1秒]
はどであるので、合焦してから設定時間の一例である[
0.8秒]経ったタイミングで行われる<G>の測距ま
でに、第14図の<j<+>のタイミングでレリーズス
イッチ(S2)の閉成による割込みが入れば、その時点
での最新の<E>の測距の結果から求められた平均デフ
ォーカス量[DFe]に対応するレリーズ時駆動量を使
ってミラーアップ駆動しくこれが第1焦点調節状態であ
る)、合焦してから[0,8秒コ経ったタイミングで行
われる<C>の測距よりあとで、第14図の<1+□〉
のタイミングでレリーズスイッチ(S2)の開成による
割込みが入れば、<D>の測距の結果から求められた平
均デフォーカス量[DFd]に対応する合焦時駆動量を
使ってミラーアップ中駆動する(これが第2焦点調節状
態である)ようにする。
こうすることによってAFフロクしようとして、カメラ
を振り、[0,8秒]以上時間が経って始めて撮影者の
意図に合ったレリーズ動作を行う場合にもピントの合う
写真を撮ることができる。
第15図は、第4図のメインルーチンの<#450>で
コールされるミラーアップ中のレンズ駆動のためのサブ
ルーチン(LNS)の概略のフローを示している。
このサブルーチンがコールされると、まず<#l500
>では第5図の< #502>で入力したカードワンシ
ョットフラグを判定して、カードワンショットフラグが
あれば、ミラーアップ中駆動をせずに<#1538>に
進む。<#1538>では、レンズ駆動用の駆動パルス
カウンタ[ECNT]を“0”にした後、メインルーチ
ンにリターンする。同様に、<#1502>で(補助光
AFモード)であれば、やはりミラーアップ中駆動をせ
ずに<#1538>に進む。
この(補助光AFモード)とは、第19図で示すような
フローによって切り替えられる。第19図で示すフロー
は、第5図の<#514>と<#516>との間に入る
フローで、<9514>での判定で非合焦であった場合
にこのフローを通るようになっている。
このフローでは、まず、<#1900>で被写体がロー
コンフィデンスかどうか、すなわち、焦点検出結果の信
頼性を判定し、ローコンフィデンスであれば、すなわち
、信頼性が低ければ、続いて<11902>で被写体が
暗いかどうかを判定する。この判定は、焦点検出回路(
AFS)の増幅回路(AGC)のゲインが2倍であるこ
とをもって暗いと判定するものである。これはアペック
ス系のディジタル信号[Bv]に対応させると[−1]
にあたる。そして、<#1902>で被写体が暗いと判
定されれば、<#1904>で補助光フラグをセットし
た後にメインルーチンにリターンする( <#590>
 )。<#1902>で被写体が暗くないと判定されれ
ば補助光フラグをセットせずにメインルーチンにリター
ンする( <#590> )。
そして、次の測距でこの補助光フラグが立っていれば、
<#500>のステップの積分時に、補助光回路(AS
L)から被写体に補助光を投射するわけである。
第15図に戻って説明を続けると、次に、<#1504
>で(動体モード)であるかどうかの判定をする。(動
体モード)でなければ、続いて<#1506>でAFフ
ロクフラグの判定をする。
AFクロック中らば、表1で示したようにミラーアップ
中駆動をせずに<#1538>に進む。
AFクロック中なければ、次に<#1508>でコンテ
ィニュアスAFかどうかを判定する。
(動体モード)から抜けたコンティニュアスAFやカー
ド回路(CD)から送られたコンティニュアスAFフラ
グの判定によるコンティニュアスAFであると判定され
た場合は、<#1514>に進み、現在持っているデフ
ォーカス量[DF(今)コを、ミラーアップ中駆動用メ
モリ[DFmlにセットする。このデフォーカス量[D
F(今)]は、このフローへ来る前に合焦判定した時点
でのデフォーカス量であり、平均デフォーカス量ではな
い。
<#1508>でコンティニュアスAFでないと判定さ
れた場合は、続いて<#1510>でベースデフォーカ
スt [DF、]がストアされているかどうかを判定す
る。ベースデフォーカス量[DF、]がストアされてい
なければ、やはり<#1514>に進む。これの−例は
、合焦前から測光スイッチ(Sl)とレリーズスイッチ
(S2)とがともに閉成されている場合(以下、これを
合焦前レリーズ開始と称する)であり、第8図の動体判
定ルーチンを通らないのでベースデフォーカスJi [
DF、]を持っていないわけである。すなわち、合焦前
レリーズ開始の場合も合焦判定時のデフォーカスi [
DF(今)]に対応する合焦時駆動量を用いてミラーア
ップ中駆動する。また、動体判定ルーチン中でも、最初
の平均デフォーカス量の演算ができていない場合も同様
に<#1510>の判定で<#1514>に進む。
一方、動体判定中にレリーズスイッチ(S2)の開成に
よる割込みが入った場合には、<#1512>へ進むこ
とになる。<#1512>では平均デフォーカス量[D
F(平〉コをミラーアップ中駆動用メモリ[DFmlに
セットする。この<#1512>のステップは、カメラ
がどのような撮影状況を重視するか、すなわち、カメラ
の前提に応じて、種々の実施形態がある。第16図(イ
)ないしくホ)にいくつかの実施例を示す。
第16図(イ)は、静止被写体を前提とするカメラの場
合であり、ベースデフォーカス量[叶。]を合焦時駆動
量として駆動用メモリ[DFmlにセットする。第16
図(ロ)は、移動する被写体を前提とするカメラの場合
であり、最新の平均デフォーカス量[DF、]をレリー
ズ時駆動量として駆動用メモリ [DFmlにセットす
る。
第16図(ハ)は、ポートレートを前提とするカメラの
場合であり、合焦から[0,8秒]経過したときの<G
>の測距の結果求められた合焦平均デフォーカス量[D
FG]を駆動用メモリ [DFmlにセットする。なお
、このフローによる場合には、第8図の<#870>と
<#875>の間に第20図に示すフローを置いて合焦
後平均デフォーカス量[DFG]をセットしておくこと
が必要である。
すなわち、第2判定用カウンタ[A]が“4”であれば
平均デフォーカス量[DFx]が4つあることを意味し
ており、合焦後ちょうど[0,8秒]経ったと判断され
るので、この時点の平均デフォーカス量[op、]を合
合焦年平均フォーカス量EDFG] としてセットする
というフローである。
第16図(ニ)は、万能カメラ、もしくは、初心者用カ
メラを前提とする場合であり、<#1610>で合焦か
ら現在すなわちレリーズスイッチ(S2)の閉成に伴う
レリーズ起動信号の出力タイミングまでの時間を測定し
て[t、」とし、<#1612>でこの時間[t3]が
設定時間の一例としての[1秒]未満かどうかを判定し
て、[1秒コ未満であればカメラが振られていないと判
断して<#1614>で、最新の平均デフォーカス量[
DF、]をレリーズ時駆動量として駆動用メモリ[DF
mlにセットする一方、[1秒]以上であればカメラが
途中で振られていると判断して<#1616>で、ベー
スデフォーカス量[DF、]を合焦時駆動量として駆動
用メモリ[DFmlにセットする。
これは、静止被写体に対して、カメラを振ることによっ
て生ずるデフォーカス量の変化を、被写体が移動したこ
とと取り違えないようにするためである。
すなわち、動体判定フローでは動体と判定されない程度
のかなり移動スピードの遅い被写体であれば、最新の平
均デフォーカス量を用いてレンズ駆動した方がピントの
精度がよい。ところが、最新の平均デフォーカス量を用
いてレンズ駆動するようにすると、静止被写体に対して
カメラをゆるやかに振った場合ならAFフロク判定でA
Fフロクと判定されずに、全く別の所へピントが合って
しまうことになる。このような事態を防ぐために合焦に
なってからレリーズスイッチ(S2)が閉成されるまで
の時間に応じて、駆動用メモリ[DFmlにセットする
値を切り替えているわけである。
第16図(ホ)は、第16図(ニ)の変形で、合焦から
レリーズスイッチ(S2)の閉成による割込み発生まで
の時間の判定を合焦後平均デフォーカス量[DFG]が
ストアされているかどうかの判定で代用したものである
。合焦後平均デフォーカス量[DFG]がストアされて
いれば、合焦後[0,8秒]以上経ったものとして<1
1622>でべ−スデフォーカス量[OF、]を合焦時
駆動量として駆動用メモリ[DFm]にセットする一方
、合焦後平均デフォーカス量[DFG]がストアされて
いなければ、ワンショットAF用に、或いは、移動する
被写体に対するピント補償として<#1620>で最新
の平均デフォーカス量[DF4]レリーズ時、駆動量と
してを駆動用メモリ [DFm]にセットする。
ところでこれらは全て異なる実施例として説明したが、
マイコン(μC)のプログラム内にこれら全てのフロー
を持たせておき、撮影情報設定装置の一例であるICカ
ード内のカード回路(CD)からの焦点調節状態設定情
報やメモリIC(E2FROM)からの焦点調節状態選
択情報に基づく指令によって上述の5つのフロー(第1
6図(イ)ないしくホ))を切り替えるようにすること
で、1台のカメラを別々の作動状態に設定できる。
例えば、カメラ組立時に、メモリIC(E”FROM)
の所定アドレスにl”と書いておけば第16図(イ)に
示すフローが、また、“2″と書いておけば第16図(
ロ)に示すフローが、それぞれ選択されるようにしてお
けばよい。また、同様に、ICカードの付替えで、カー
ド回路(CD)の所定アドレスに“1”と書かれたIC
カードが取り付けられれば第16図(イ)に示すフロー
が、“2Nと書かれたICカードが取り付けられれば第
16図(ロ)に示すフローが、それぞれ選択されるよう
にしておけばよい。すなわち、前述した第16図(イ)
および(σ)のフローの選択で、或は、第16図(ハ)
ないしくホ)におけるフロー内部の判定で、第1焦点調
節状態と第2焦点調節状態とに切り替える構成が、焦点
調節切替手段を構成している。
第15図に戻って説明を続けると、駆動用メモリ [D
Fm]に上述した何れかの平均デフォーカス量がセット
された後、<#1516> 、 <#1518>では、
駆動用メモリ[DFm]内のレンズ駆動量データを用い
て、ミラーアップ駆動の可・不可のゾーン判定を行い、
レンズ駆動量が[70μm≦DFm< 200μm]の
場合に、ミラーアップ中駆動を行うべく <#1520
>に進む。
<#1516>でレンズ駆動量が[70μm]未満であ
ると判定されればミラーアップ中駆動を行わずにメイン
ルーチンにリターンする。すなわち、この<#1516
>のステップに来るのは静止被写体の場合が多いと考え
られ、この場合は合焦ゾーン内ならミラーアップ中駆動
は不要だからである。また、ミラーアップ中の感触を悪
くしない意味もある。
また、<#1518>でレンズ駆動量が[200μm]
以上であると判定されれば、同様にミラーアップ中駆動
を行わずにメインルーチンにリターンする。すなわち、
移動スピード速い被写体なら<#1540>や<#15
14>へ行くので移動スピードの遅い被写体のみが<#
1518>を通る可能性があり、移動スピードが遅いの
で、ミラーアップ中駆動による最大駆動量は[200μ
m]未満で充分だからである。そして、逆にlノンズ駆
動量が[200μm]を超えるものは、カメラを振った
がAFフロクにならなかった場合の可能性があるからで
ある。
一方、<#l514>に分岐した場合は、静止被写体な
のか動く被写体なのか全く不明なため、ミラーアップ中
駆動を前提として<#1520>に進む。
また、<#1504>で(動体モード)であると判定さ
れれば、<#1540>に進み、現在持っているデフォ
ーカス量[DF(今)]に対する受光回路(CCD)に
よる積分開始時から現在すなわちレリーズスイッチ(S
2)の閉成タイミングまでの時間を測定して[1+]と
する。<#1542>でこの時間[1+]にミラーアッ
プのタイムラグの[70m5]とを加算して[txコと
し、<#1544>で(動体モード)中に計算された動
体スピード[V]とこの時間[t2]とを乗算して積分
から露光までのタイムラグ中の被写体の移動によるピン
トズレ量[ΔDF]を求める(以下、このピントズレ量
[ΔDFIによって動体補正を行うので、このピントズ
レ量[ΔDF]を動体補正量と称する)。
続いて、<#1546>では動体スピード[V]の符号
を判定する。この判定は、[V>0]であればあとピン
ト方向へデフォーカスが大きくなったということであり
、被写体がカメラに近づいたと判定されるものである。
被写体がカメラに近づいていると判定されれば、<#1
550>へ進んで動体補正量[Δ叶]に[1/4]の係
数を掛けて加算する。この理由は、被写体が一定速度で
カメラに近づいてきても像面でのデフォーカス量の変化
は一定速度とはならず、その速度に対して逆数の関数と
なり、直線近似していると補正不足になるのを防止する
ためである。そこで、補正係数として[1+1/x]を
考える。そして、想定している被写体の移動スピードを
考慮すると前記変数[x]は実験値として[3〜5]の
範囲が好ましいという結果が得られ、マイコン(μC)
での計算速度の面を勘案して変数[X]を[4]とし、
動体補正量[ΔDF]に[1+1/4]の係数を掛ける
のである。
逆に被写体がカメラから遠ざかると判定されれば、<#
1548>に進んで動体補正量[ΔDF]に[1−1/
4]の係数を掛ける。
その後、<#1552>では、撮影レンズにおけるデフ
ォーカス量とレンズ駆動量との変換係数[K]の誤差を
考慮して動体補正量[Δ叶コにに値補正をかける。この
に値補正を具体的に示すと、第18図に示すように、変
換係数[K]の誤差が大きいのは撮影レンズの開放F値
[AVo]に依存する傾向があるので、開放F値[AV
o]が所定値[Jl]より大きければ、すなわち撮影レ
ンズが暗ければ、<#1802>で動体補正量[Δ叶コ
に[1,2]倍の係数を掛け、さらに、変換係数[K]
の値が小さい場合には、レンズ駆動用の1カウント当た
りのレンズ移動量が大きいことから、変換係数[K]の
誤差が大きくきいてくるので、<#1806>で動体補
正量[ΔDF]に[1,2]の係数を掛けることで、補
正量の不足を補う。
K値補正を行った後、<#1554>では現在持ってい
るデフォーカス量[DF(今月に動体補正量[ΔDF]
を加算して駆動用メモリ[DFm]にストアした後、<
#1520>に進む。
<#1524> 、 <#1518> 、 <#155
4>からそれぞれ進んでくる<#1520>では、駆動
用メモリ[DFm]にストアされているミラーアップ中
に駆動すべきレンズ駆動量に、撮影レンズの変換係数[
K]を掛けて、レンズ駆動用の駆動パルスカウンタ[E
CNT]にセットする。<#1522>では、前記駆動
パルスカウンタ[ECNT]の値がミラーアップ中の限
られた時間において駆動できる最大パルス数である“4
0”より大きいかどうかをチエツクする。“40“より
も小さいと判定されれば、<#1536>に進んでレン
ズ駆動を開始し、メインルーチンにリターンする。
一方、<#1522>で、駆動パルスカウンタ[ECN
T]の値が“40”以上であると判定された場合には、
露出制御を開始する前にレンズ駆動を行うが、その駆動
量にも制限をつけるようになっている。すなわち、<#
1524>で、前記駆動パルスカウンタ[ECNT]の
値が、レリーズ前駆動の最大パルス数の“70”にミラ
ーアップ中駆動の最大パルス数の“4o”を合わせた“
110”よりも大きいかどうかを判別する。“110”
以上であると判定されれば、レリーズ前駆動を最大限の
[70パルス]分行うべく、<#1528>でレリーズ
前駆動パルスカウンタ[EECNT]に“70″をセッ
トする。また、<#1524>で駆動パルスカウンタ[
ECNT]の値が110”よりも小さいと判定されれば
、<#1526>で駆動パルスカウンタ[ECNT]の
値から40”を引いた値をレリーズ前駆−動力ウンタ[
8ECNT]にセットする。
続イて、<#1530>でレリーズ前レンズ駆動を開始
し、<#1532>でレリーズ前駆動パルスカウンタ[
EECNT]が“Onになるまで待つ。このレリーズ前
レンズ駆動の最大駆動時間は[約40m5]であり、タ
イムラグを大きく増加させることはない。<#1534
>では残りのレンズ駆動をミラーアップ中に行わせるべ
く駆動パルスカウンタ[ECNT]に“40′をセット
し、<#1536>でレンズ駆動を開始してメインルー
チンにリターンする。
サブルーチン(LNS ))からリターンした後、メイ
ンルーチンは<#455>でサブルーチン(露出制御)
をコールする。第17図はこのサブルーチン(露出制御
)の概略のフローを示している。
このサブルーチンがコールされると、まず<#1724
>でミラーアップを開始させ、<#1726>で撮影レ
ンズの絞り動作を開始させる。その後、(動体モード)
等ではミラーアップ中のレンズ駆動が始まっているので
、<#172B>でその駆動パルスカウンタ[ECNT
]の値が“0”になるまで待機する。なお、ミラーアッ
プ中のレンズ駆動を行わない場合には、この駆動パルス
カウンタ[ECNT]は“O”に初期設定されているの
で<#1728>はすぐ通り抜ける。そして、<#17
30>で完全に撮影レンズを停止させた後、<#173
2>でミラーアップ開始から[70m5]が経過するま
で待機する。すなわち、ミラーアップ、ならびに絞りの
作動は[70m5]で終了するためである。ミラーナツ
プ、ミラーアップ中のレンズ駆動、絞りの作動が全て終
了すれば、<#1734>から露出動作を始める。<#
1734>でシャツタ幕の先幕を走行させ、<#173
6>ではメインルーチンの<#430>の演算で求めた
露出時間の間荷機して、<#l738>でシャッタの後
幕を走行させて露出が完了する。その後、メインルーチ
ンにリターンする。
〔別実施例〕
以下、先の実施例中で説明した以外の別の実施例を列記
する。
くl〉被写体の状態や撮影者の意図を判断するために行
なっていた各種の判定のための基準値は、任意に変更す
ることが可能である。
〈2〉被写体が暗いと判断された場合、撮影倍率が大き
いと判断された場合、被写体が遅くてカメラから遠ざか
っていると判断された場合には、必ずしもミラーアップ
中駆動を禁止する静止体用焦点調節状態としなくともよ
く、ミラーアップ中駆動を許容する動体用焦点調節状態
としてもよい。
く3〉先の実施例では、移動速度の大きな被写体である
と判断された場合等に、ミラーアップ中駆動における駆
動量補正を行っていたが、それを省略してもよい。
く4〉先の実施例では、撮影レンズがカメラボディに対
して着脱自在に構成されたものを例にとっており、撮影
レンズに付設のレンズ回路(LEC)からその撮影レン
ズに固有のレンズ情報を入力するように構成したものを
説明したが、それに替えて、撮影レンズが固定状態に設
けられたカメラにも本発明を適用することができる。
く5〉先の実施例では、焦点検出領域を3個設けた構成
を説明したが、それに替えて、焦点検出領域をそれ以外
の複数個設けてもよく、或は、焦点検出領域を1個だけ
設けてもよい。
〔発明の効果〕
以上述べてきたように、本発明によるカメラは、レリー
ズ直前の最新のデータを用いて焦点調節を行なう状態と
、合焦時或は合焦直後のデータを用いて焦点調節を行な
う状態とを切り替えることによって、動きの速い被写体
に対して追随性の良い焦点調節を行なうことを可能にし
ながらも、合焦後の構図変更によっても不測にピントズ
レが生じないようにすることが可能になり、撮影対象や
撮影意図に見合って、動きの速い被写体を撮影する場合
であっても或は合焦後構図変更して撮影する場合にも、
焦点調節状態の切替えで何れも確実で精度の高い焦点調
節を行なってピントズレの少ない写真を撮ることのでき
るカメラを提供できるようになった。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係るカメラの実施例を示し、第1図は回
路ブロック図、第2図は焦点検出用光学系の周辺の斜視
図、第3図はファインダーの視野図、第4図・第5図・
第7図ないし第9図・第15図・第16図(イ)〜(ホ
)・第17図ないし第21図はカメラの動作を示すフロ
ーチャート、第6図(イ)および(ロ)は焦点検出動作
のシーフェンスを示す概略図、第1θ図(イ)ないしく
ハ)は被写体の移動とカメラの動作の関係を示す概略図
、第11図ないし第14図はそれぞれ焦点調節動作のタ
イムチャートである。 (TL)・・・・・・撮影レンズ、 (E2PROM)
・・・・・・記憶手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、撮影レンズの被写体に対する合焦位置からの偏差を
    レリーズ起動信号が出力されるまでの間繰り返して検出
    する焦点検出手段と、この焦点検出手段による検出偏差
    の絶対値が設定値以下である場合に合焦と判別する合焦
    判別手段と、前記撮影レンズをシャッタの作動開始まで
    の間に前記焦点検出手段による検出偏差に基づく駆動量
    で合焦位置に向かって移動させる焦点調節手段とを備え
    たカメラにおいて、前記レリーズ起動信号が出力された
    後、前記駆動量としてその時点の検出偏差に相当するレ
    リーズ時駆動量を用いて前記焦点調節手段を作動させる
    第1焦点調節状態と、前記駆動量として前記合焦判別手
    段により合焦と判別された時点またはその直後の検出偏
    差に相当する合焦時駆動量を用いて前記焦点調節手段を
    作動させる第2焦点調節状態とに切り替える焦点調節切
    替手段を設けてあるカメラ。 2、前記焦点調節切替手段が、前記第1焦点調節状態と
    第2焦点調節状態との切替えを、カメラ本体の内部に設
    けられた書替え可能な記憶手段に格納された、前記何れ
    の焦点調節状態で前記焦点調節手段を作動させるかの焦
    点調節状態選択情報を書き替えることで行なうものであ
    る請求項1記載のカメラ。 3、前記焦点調節状態選択情報の書替えが、カメラ本体
    に着脱自在に装着された撮影情報設定装置からの入力撮
    影情報によって行なわれるものである請求項2記載のカ
    メラ。 4、前記焦点調節切替手段が、前記第1焦点調節状態と
    第2焦点調節状態とを、カメラ本体に着脱自在に装着さ
    れた撮影情報設定装置からの焦点調節状態設定情報に基
    づいて切り替えるものである請求項1記載のカメラ。 5、前記焦点調節切替手段が、前記合焦判別手段により
    合焦と判別された時点までの時間に応じて、その時間が
    設定時間以下の場合は第1焦点調節状態に切り替え、か
    つ、設定時間を越える場合は第2焦点調節状態とに切り
    替えるものである請求項1記載のカメラ。
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