JPH0276518A - 家庭用きのこ栽培装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業」−の第１」用分野］ 本発明は、椎茸、しめじ、なめこ等の食用きのこケ家庭
等で栽培するためのきのこ栽培方法に関する。

〔従来の技術〕

従来、食用きのこの栽培としては、山間部の湿気のある
場所やトンネル内等にきのこの菌糸を植込んだ原木（＃
木）を立てかけて自然環境のもとで栽培する方法が採ら
れている。

〔発明が解決しようとする課題〕

きのこ−栽培にあっては、土地や環境等の栽培条件に制
約があるため、これを家庭内等で行うことは困難であり
、しかも、希望する時期、季節に収穫することができな
い問題点がある。

本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に留意
してなされたものであり、その目的とするところは、家
庭等で簡単にしかも季節に関係なくきのこ全収穫できる
きのこ栽培方法を提供しようとするものである。

〔課題を解決するための手段〕

前記目的を達成するために、本発明のきのこ栽培方法に
おいては、きのこ栽培室内に予めきのこの菌糸が植込ま
れた培地を収納し、前記載培室内を加熱及び冷却する加
熱器及び冷却器を設けると共に、前記載培室内を加湿及
び除湿する加湿器及び除湿器を設け、前記加熱器及び冷
却器のそれぞれの駆動を制御して、罰記菌糸ケ菌糸体に
生育させる低温保存期間にといて前記栽培室内ケ低幅株
存温度範囲に維持すると共に前記菌糸体より発茸させて
子実体を生長させる生長期間にどいて前記栽培室内全前
記保存温度範囲エリ高温１ｌＩＩＪ囲の生長温度範囲に
維持し、前記加湿器及び除湿器のそれぞれの駆動全制御
して、前記低温保存期間及び生長期間において前記載培
室内を高湿度の栽培湿度範囲に維持すること全特徴とす
るものである。

〔作用〕

きのこの生長過程ｖＣｇいては、きのこの胞子が培地等
の生長に好適な基質上において発芽して菌糸と呼ばれる
管状の糸を生じ、多くの菌糸が結合して一次菌糸から二
次菌糸さらには菌糸集合体を生じる。

この菌糸集合体は、適度な高湿度と低温環境のもとで生
育し、一定期間経過した後、高温環境を与えてやると、
発茸して原基と呼はれるぼたん状の若い子実体に生長し
、その後、子実体の生長が促進されて伸長し、やがて傘
と茎とからなるいわゆるきのこ状に生長する。

前述したきのこ栽培方法にあっては、培地を収納したき
のこ栽培室内を加湿器と除湿器とのそれぞれの駆動全制
御して高湿度の栽培湿度範囲に維持した状態で、加熱器
と冷却器とのそれぞれの駆動を制御して栽培室内を低温
保存温度範囲に維持するため、培地に植込ま汎たきのこ
の菌糸は菌糸集合体に生付し、この低温保存期間後、栽
培室内を低温保存温度範囲エリ高温範囲の生長温度範囲
に維持するため、発茸すると共に形成された子実体が急
速に伸長する。

［実施列］ 本発明の実施例につき図面を用いて説明する。

第１図は家庭用きのこ栽培装置を示し、（１）は断熱効
果の旨い材料で構成された栽培容器、１２１は容器ｆｌ
ｌ内に形成されたきのこ栽培室であり、底部に突設され
た載置台（３）上に予めきのこの繭糸が植込まれた培地
（４）が配置されている。このように培地（４）が栽培
室１２）内に浮いた状態で収納さ７しることにより、培
地（４１にその全周より水分が供給されると共に、きの
この生長時の培地（４）の発熱が効率よく放熱される。

（５）は容器（１）の右側底部に設けられた水の収容部
であり、図示しない水タンクから一定水位の水が供給さ
れる。（６〕は収容部（５）の水面上に栽培室１２１　
Ｋ隣接して形成された噴耕室、（７）は収容部（５１の
噴霧室（６）に対応した位置に水没され加湿器を構成す
る超音波振動子であり、超音波振動によって収容部（５
）内の水を噴霧室（６）内に噴霧し、噴出口（８）より
栽培室（２（内に噴流して加湿する。

（９）は容器（１）内の右側上部に栽培室（２）より仕
切って温度調整室αＯを形成する仕切叛、（１１１は容
器（１）外の右側上部に制御室＋１２１’ｉ形成するカ
バーである。

（１３１は容器（１）の右側壁の透孔に配設され吸熱向
が温度調整室ａＵに、放熱面が制御室（１２１にそれぞ
れ対向した熱電素子であり、吸熱面に冷却フィン（【４
）が。

放熱面に放熱フィンｔ１５１がそれぞれ接合され、冷却
器及び除湿器を構成している。（Ｉ６）は温度調整室０
１内に配設さ几吸込口（１ηより栽培室１２）内の空気
を吸気して冷却フィン（１４１に吹付ける室内ファンで
あり、冷却フィン（１４１に吹付けられた空気は吹出口
（１８１より栽培室（２）内に戻される。（１９）は制
御室（１２１内に配設され吸気口（２０）エリ外部孕気
を吸気して放熱フィン（１５）に吹付ける室外ファンで
あり、放熱フィン（１５）に吹付けらｒｌ、　ｆ′？：
、空気は排気口（２１）より外部へ排出される。

１２カは温度調整室αｑ内の上部に配設され加熱器とな
るヒータ、（２３Ｉは冷却フィン（１４）で結露し滴下
した除湿水全収容部（５）に案内する水受け、（２４）
及び１２ａは栽培室１２１内の温度及び湿度をそれぞれ
検知する温度センサ及び湿度センサである。

（２（へ）は潤油１室（１２１内に配設され超音波振動
子（７）、熱電素子（＋３１．　ファ７　（１６１、（
１９１及びヒータ１２ｚに電源を供給する電源ユニット
、噌は澗ｒＡＩ室（１２）内に配設され湿度センサρ旬
からの検知湿度に基いて、超音波振動子（７）、熱電素
子＋１３１．ファン（１６１、Ｑ９＋　、　　ヒータ１
２２１のそれぞれの駆動を制御する。

この制御器１２７１は、栽培室１２：内の温度を第２図
のフローチャートに従って制御すると共に、栽培室１２
１内の湿度を第３図のフローチャートに従って制御する
。

ここで、きのこの菌糸が植込まｎ、た培地１４）は、−
次菌糸が合体して二次菌糸となりさらに菌糸果合体を形
成する段階で栽培室１２１に収納されるが、たとえば椎
茸の場合、湿度を６０〜９０％の高湿度（栽培湿度範囲
）に抹持した状態で１０〜１５℃（低温保存温度）の低
温期を１週間〜１０日間（低温保存期間）経過後、２０
〜２５℃（生長温度範囲）の暖かい環境を与えてやると
、発茸して原基形成し、その後子実体が伸長し、１〜２
週間（生長期間）で傘と茎からなるいわゆるきのこ状に
生長し、収穫が可能となる。

したがって、前述の椎茸を栽培する場合、低温保存＠度
範囲の上限値Ｔ、＝１５℃、下限値Ｔ２＝１０℃。

生長温度範囲の上限値Ｔ３−２５℃、下限値’Ｉ’４＝
２０℃、栽培湿度範囲の下限値５１＝６０％、上限値Ｓ
。

−９０％　　をそれぞれ設定することにエリ、椎茸の栽
培が実現する。

すなわち、第２図に示すように、低温保存期間において
は、温度センサ伐４）の検知温度が１５℃以上になると
冷却器オンとなって熱電素子（１□□□及び両ファンｔ
ｌＬ　（１９）が駆動され、栽培室１２１内の空気が冷
却フィン（１４１に吹付けられることにより、栽培室（
２１内の熱が熱電素子（１（支）に吸熱されて温度低下
し、検知温度が１５℃エリ低下することにエリこの動作
が停止する。

反対に、検知温度が１０℃以下になると、加熱器オンと
なってヒーター及びファンＨが駆動され、ヒータ聞の熱
が栽培室１２１内に供給されて温度上昇し、検知温度が
１０℃より上昇することによりこの動作が停止する。

このようにして、栽培室１２１内の温度が１０〜１５℃
の低温保存温度範囲に維持され、これが１週間〜１０日
間の低温保存期間が経過するまで継続される。

さらに、低温保存期間が経過すると、今度は、検知温度
が２５℃以上で冷却器オン、２０℃以■で加熱器オンと
なり、栽培室（２１内が生長７品度範囲２０〜２５℃に
維持される。

他方、湿度センサーの検知温度が６０係以ドになると、
加湿器オンとなって超音波振動子（７）が駆動され、収
容部（５）の水が霧化されて栽培室（２１内に供給され
、検知湿度が６０％エリ上昇することによりこの動作が
停止する。

反対に、検知湿度が９０％以上になると、除湿器オンと
なって熱電素子（１３１及び両ファン（１６１，（＋９
１が駆動され、室内空気が冷却フィン圓に吹付けられ、
この空気の相対湿度が高められることにより空気中の水
分がフィン圓への結露によって取除かれ、すなわち除湿
され、検知湿度が９０係より低くなることによりこの動
作が停止する。

このようにして、低温保存期間及び生長期間において、
栽培室＋２１内の湿度が６０〜９０％の栽培湿度範囲に
維持される。

そして、前述の温湿度制御によってきのこ（椎茸）の生
長が促進され、収穫が可能となり、ここで、培地（４）
においては、きのこの発生した近隣周囲には他のきのこ
が発生することはないが、これを収穫してしまつと、該
近隣周囲Ｋｇいてきのこの発生が可能であるため、収穫
後もきのこの栽培を継続するように設定すると、生長期
間に２ける温湿皮層１］御が継続され、継続を止めると
、前述の制御動作が終了する。

な８、前記では、椎茸を例にして説明したが、低温保存
温度範囲、生長温度範囲及び栽培湿度範囲はそれぞれき
のこの種類によって異なり、それぞれの上下限値は、Ｔ
１−５〜３０℃、Ｔ！＝ｏ〜１５℃、Ｔ３＝１０〜３０
℃、Ｔ４＝５〜２５℃、５１＝３０〜６０％、Ｓ、＝４
５〜９５％であり、それぞれ栽培しようとするきのこに
応じて設定すればよく、あらゆる種類のきのこを栽培す
ることができる。

また、前記実施例では、加熱器、冷却器、加湿器及び除
湿器をそれぞれオン２オフ動作して温湿度制御する場合
について説明したが、これら？ＰＩＤＣ比例十積分十微
分）動作させて温湿艮制御するようにしてもよい。

〔発明の効果〕

本発明は、以上説明したように構成されているので、次
に記載する効果？奏する。

培地が収納されたきのこ栽培室内ケ、低温保存期間ＶＣ
，εいて低温保存温度範囲及び栽培湿度範囲に維持する
と共に、生長期間に５いて生長温度範囲及び栽培湿度範
囲に維持するようにしたので、きのこの生長に適した栽
培条件を形成することができ、家庭等で簡単にしかも季
節に係わりなくきのこを栽培することができ、欲しい時
にきのこを収穫できるものである。

【図面の簡単な説明】 図面は本発明によるきのこ栽培方法の１実施例全示し、
第１図はきのこ栽培装置の断面図、第２図及び第３図は
そｒ＋、それ温度潤油ｊ及び湿度制御の動作説明用フロ
ーチャートである。 （２）・きのこ栽培室、＋４１　　培地、（７）超音波
振動子、（１３１・・熱電素子、（２２＋・・ヒータ。 ＠３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）きのこ栽培室内に予めきのこの菌糸が植込まれた
   培地を収納し、前記栽培室内を加熱及び冷却する加熱器
   及び冷却器を設けると共に、前記栽培室内を加湿及び除
   湿する加湿器及び除湿器を設け、前記加熱器及び冷却器
   のそれぞれの駆動を制御して、前記菌糸を菌糸体に生育
   させる低温保存期間において前記栽培室内を低温保存温
   度範囲に維持すると共に前記菌糸体より発茸させて子実
   体を生長させる生長期間において前記栽培室内を前記保
   存温度範囲より高温範囲の生長温度範囲に維持し、前記
   加湿器及び除湿器のそれぞれの駆動を制御して、前記低
   温保存期間及び生長期間において前記栽培室内を高湿度
   の栽培湿度範囲に維持することを特徴とするきのこ栽培
   方法。