JPH0275863A - 冷暖房装置 - Google Patents

冷暖房装置

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JPH0275863A
JPH0275863A JP22689388A JP22689388A JPH0275863A JP H0275863 A JPH0275863 A JP H0275863A JP 22689388 A JP22689388 A JP 22689388A JP 22689388 A JP22689388 A JP 22689388A JP H0275863 A JPH0275863 A JP H0275863A
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JP
Japan
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refrigerant
heat exchanger
compressor
heating
heat
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JP22689388A
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English (en)
Inventor
Takeshi Nakakoshi
中越 猛
Kazuaki Minato
和明 湊
Etsuo Shibata
悦雄 柴田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は蒸気圧縮式冷媒回路を有する冷暖房装置に関す
るものである。
〔従来の技術〕
近年、ヒートポンプサイクルを応用した冷暖房装置は、
インバータやマイクロプロセッサによるサイクル制御に
より機能性が向上し、しかも安全性、清浄性に優れてい
ることから、その地位を確立しつつある。
ヒートポンプサイクルの一層の高機能、高効率化を図る
ために、熱交換器の大容量化、向流化、非共沸混合冷媒
の採用等が考えられる。
熱交換器の大容量化によって空気と冷媒の温度差を小さ
くすることができる。更に、非共沸混合冷媒を用い、向
流式熱交換を行うことによって、空気と冷媒の温度勾配
を合わせることができ、これにより、空気と冷媒の温度
差を小さくし、圧縮比を小さくしてヒートポンプサイク
ルの高機能、高効率化を図ることができる。
ところが、上記のような改善を行ったヒートポンプサイ
クルは、空気と冷媒の温度差が小さいため、蒸発器では
過熱が得にくく、一方、凝縮器では過冷却が得にくいと
いう問題がある。このように、蒸発器で蒸発した冷媒の
過熱が小さい場合、小さな外乱であっても冷媒の過熱が
なくなり、液冷媒を含んだ冷媒が圧縮器に吸入、圧縮さ
れて異音を発生したり、稀には圧縮器が破損することも
ある。一方、凝縮器で凝縮した冷媒の過冷却が小さい場
合、配管の圧力損失等により液冷媒中に冷媒気泡が発生
し、膨張弁やキャピラリチューブ等の減圧器での減圧作
用が不安定になり、冷媒流量、蒸発温度及び冷媒の過熱
が一定せず、ヒートポンプサイクルの性能を低下させる
ことになる。
なお、冷媒の充分な過熱を得るために、膨張弁での減圧
を大きくし、蒸発温度を低下させる方法もあるが、性能
の悪い蒸発器を用いるのと同様であり、得策ではない。
又、冷媒の充分な過冷却を得るために、冷媒を必要量以
上充填したり、蒸発器風量を減少させ、凝縮温度を上昇
させる方法もあるが、性能の悪い凝縮器を用いるのと同
様であり、得策ではない。
そこで、ヒートポンプサイクルで、蒸発器冷媒出口での
過熱が得にくい場合には、冷媒−冷媒熱交換器を使用し
、圧縮器冷媒出口から膨張弁までの高温高圧の冷媒と、
蒸発器冷媒出口から圧縮層冷媒吸入口までの低温低圧の
冷媒との熱交換を行い、圧縮層吸入口にて充分に過熱さ
れた冷媒を得ることが考えられている。
又、凝縮器冷媒出口での冷媒の過冷却が得にくい場合に
は、冷媒−冷媒熱交換器を使用し、膨張弁から圧縮層冷
媒吸入口までの低温低圧の冷媒と、凝縮器冷媒出口から
膨張弁までの高温高圧の冷媒との熱交換を行い、膨張弁
冷媒入口にて充分に過冷却された冷媒を得る方法が考え
られている。
第2図に冷房運転時に凝縮器冷媒出口での充分な過冷却
が得られるようにした従来の冷暖房装置を示す。
この冷暖房装置において、冷房運転時には、冷媒は、ま
ず、圧縮器lから高温高圧の蒸気冷媒として吐出された
後、流路を切り換えるための電磁4方弁2を介して点線
矢印の如く流れて凝縮器として作用する室外熱交換器3
に入る。そして、室外熱交換器3で室外空気に放熱して
凝縮し、高温高圧の液体冷媒となって冷媒−冷媒熱交換
器4に入り、ここで、後述の室内熱交換器6を経由した
低温低圧の冷媒蒸気に放熱し、充分過冷却した液体冷媒
となる。その後、充分過冷却した液体冷媒は、減圧器で
ある膨張弁5で減圧されて低温低圧となり、蒸発器とし
ての室内熱交換器6に入る。
室内熱交換器6で低温低圧の液体冷媒は室内空気から吸
熱蒸発して冷房を行い、低温低圧の蒸気冷媒となる。こ
の蒸気冷媒は冷媒−冷媒熱交換器4において室外熱交換
器3を経由した高温高圧の液体冷媒から吸熱して充分に
過熱した蒸気冷媒となり、電磁4方弁2を介して点線矢
印の如く圧縮器1に吸入圧縮され、再び高温高圧の蒸気
冷媒として吐出される効率の良いサイクルを形成する。
第2図の冷暖房装置による冷房運転時の冷媒のエンタル
ピー及び圧力の推移を第3図のモリエル線図により説明
する。今、第2図の冷暖房装置において、冷媒−冷媒熱
交換器4が存在しない場合のサイクルはA−B−C−D
の行程を繰り返す。
ここで、A−Bの行程は圧縮器1での圧縮行程、B−C
の行程は室外熱交換器3での凝縮行程、C−Dの行程は
膨張弁5での減圧行程、D−Aの行程は室内熱交換器6
での蒸発行程である。
一方、冷媒−冷媒熱交換器4を具備している場合の冷房
運転時のサイクルはA’ −B’ −C’ −D′の行
程を繰り返す。その内A’−B’の行程は圧縮器1での
圧縮行程、B’ −Cの行程は室外熱交換器3での凝縮
行程、c−c’の行程は冷媒−冷媒熱交換器4での過冷
却行程、C’−D’の行程は膨張弁5での減圧行程、D
’ −Aの行程は室内熱交換器6での蒸発行程、A−A
’の行程は冷媒−冷媒熱交換器4での過熱行程を表して
いる。なお、第3図中曲線EFは飽和液線、曲線FGは
乾き飽和蒸気線で1.Fは臨界点であり、飽和液線EF
より左側の領域が過冷却液域、飽和液線EFと乾き飽和
蒸気線FCの間の領域が湿り飽和蒸気域、乾き飽和蒸気
線FGより右側の領域が過熱蒸気域である。
上記のモリエル線図から明らかなように、蒸発器として
作用する室内熱交換器6での蒸発エンタルピー差は、冷
媒−冷媒熱交換器4を具備しないサイクルではD−Aで
あるのに対し、冷媒−冷媒熱交換器4を具備したサイク
ルはD’ −Aとより大きく、同一の冷暖房装置循環流
量であれば、冷媒−冷媒熱交換器4を具備しないサイク
ルより冷媒−冷媒熱交換器4を具備したサイクルの方が
冷房能力は大きい。
次に、第2図の冷暖房装置による暖房運転につき述べる
暖房運転時には電磁4方弁2が切り換えられることによ
り、冷媒が冷房運転時とは異なる流路で循環される。
すなわち、冷媒は圧縮器lから高温高圧の蒸気冷媒とし
て吐出され、電磁4方弁2を介して実線矢印の如く流れ
て冷媒−冷媒熱交換器4に導かれる。冷媒−冷媒熱交換
器4において、蒸気冷媒は膨張弁5を経由した低温低圧
の冷媒に放熱し、エンタルピーを減少させた後、凝縮器
として作用する室内熱交換器6に入る。ここで、冷媒は
室内空気に放熱して凝縮することにより暖房を行って、
高温高圧の液体冷媒となり、減圧器である膨張弁5に入
る。膨張弁5にて冷媒は減圧されて低温低圧となった後
、冷媒−冷媒熱交換器4において圧縮器1から吐出した
冷媒から吸熱してエンタルピーを増加させ、室外熱交換
器3に入る。室外熱交換器3で冷媒は室外空気から吸熱
、蒸発し、低温低圧の蒸気冷媒となり、電磁4方弁2を
介して実線矢印の如く圧縮器1に吸入、圧縮され、再び
高温高圧の蒸気冷媒として吐出される。
〔発明が解決しようとする課題] ところが、上記の暖房運転時には、室内熱交換器6にお
ける放熱量が少ないため、充分な暖房能力が得られない
という問題を有していた。第3図を使用して具体的に説
明すると、第2図の冷暖房装置が冷媒−冷媒熱交換器4
を具備しない場合、暖房運転時において凝縮器として作
用する室内熱交換器6での凝縮エンタルピー差はB−C
である。一方、冷媒−冷媒熱交換器4を具備している場
合、室内熱交換器6での凝縮エンタルピー差はB”−〇
と冷媒−冷媒熱交換器4を具備しない場合より小さくな
る。これは、行程B −B ”で冷媒−冷媒熱交換器4
において冷媒が予め放熱を行うためである。上記行程B
−B“で放出された熱は、膨張弁5を経由した冷媒によ
り行程D−D”で吸収される。
なお、第2図の冷暖房装置の流路構成を変更して、冷媒
−冷媒熱交換器4が暖房運転時の暖房能力を増加させる
ように構成することもできるが、その場合は、冷房運転
時に冷媒−冷媒熱交換器4が冷房能力を低下させるよう
に作用するので、冷房能力が不満足なものとなり、冷房
と暖房の双方で良好な性能を得ることが不可能であった
〔課題を解決するための手段] 本発明は、いわゆる、熱ダイオード機能を有し、それぞ
れ一方の冷媒通過部が高温である場合のみに熱交換を行
う1対の熱交換器を利用して上記の課題の解決を図るも
のである。すなわち、本発明に係る冷暖房装置は、圧縮
器、室内熱交換器、室外熱交換器、膨張弁及び暖房運転
時には圧縮器−室内熱交換器一膨張弁一室外熱交換器一
圧縮器の流路で冷媒を循環させる一方、冷房運転時には
圧縮器−室外熱交換器一膨張弁一室内熱交換器一圧縮器
の流路で冷媒を循環させる流路切換手段を備えた冷暖房
装置において、室内熱交換器と膨張弁との間に接続され
る第1冷媒通過部及び圧縮器の吸入口の直上流側に接続
される第2冷媒通過部を有し、第1冷媒通過部が高温と
なる暖房運転時のみに第1冷媒通過部と第2冷媒通過部
との間で熱交換を行う暖房用冷媒−冷媒熱交換器と、室
外熱交換器と膨張弁との間に接続される第1冷媒通過部
及び暖房用冷媒−冷媒熱交換器の第2冷媒通渦部の直上
流側に接続される第2冷媒通過部とを有し、第1冷媒通
過部が高温となる冷房運転時のみに第1冷媒通過部と第
2冷媒通過部との間で熱交換を行う冷房用冷媒−冷媒熱
交換器とを備えていることを特徴とするものである。
〔作 用〕
上記の構成によれば、暖房運転時には、圧縮器から吐出
され、室内熱交換器で凝縮放熱して暖房を行い、膨張弁
で減圧された後、室外熱交換器で蒸発吸熱した冷媒が圧
縮器の吸入口に入る前に暖房用冷媒−冷媒熱交換器の第
2冷媒通過部を通過する際に、当該暖房用冷媒−冷媒熱
交換器の第1冷媒通過部からの放熱により過熱され、−
層エンタルピーを増加させた状態で圧縮器に吸入される
ことにより、暖房能力が向上するようになる。
一方、冷房運転時には、圧縮器から吐出され、室外熱交
換器で凝縮放熱した冷媒が膨張弁に入る前に冷房用冷媒
−冷媒熱交換器の第1冷媒通過部を通過する際に、当該
第1冷媒通過部で放熱して過冷却された後、膨張弁を介
して室内熱交換器に至り、ここで蒸発吸熱して冷房を行
った後、圧縮器の吸入口に戻る。この場合、冷媒は室内
熱交換器に至る前に冷房用冷媒−冷媒熱交換器で過冷却
されるので、冷房能力が向上するようになる。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図に基づいて説明すれば、以下
の通りである。
第1図に示すように、冷暖房装置は圧縮器11と、配管
12aにより圧縮器11の吐出口11aに接続される流
路切換手段としての電磁4方弁13と、配管12bを介
して電磁4方弁13に接続される室内熱交換器14と、
配管12cを介して室内熱交換器14に接続される減圧
器としての膨張弁15と、配管12dを介して膨張弁1
5に接続される室外熱交換器16とを備え、室外熱交換
器16は配管12eを介して電磁4方弁13に接続され
ている。電磁4方弁13は更に配管12fを介して圧縮
器11の吸入口11bに接続されている。
なお、電磁4方弁13は暖房運転時には配管12aと配
管12bを連通し、かつ、配管12eと配管12fを連
通ずることにより、実線矢印で示す流路、すなわち、圧
縮器11の吐出口11a=電磁4方弁13−室内熱交換
器14−膨張弁15−室外熱交換器16−電磁4方弁1
3−圧縮器11の吸入口11bの経路で冷媒を循環させ
る流路を形成する一方、冷房運転時には配管12aと配
管12eを連通し、かつ、配管12bと配管12fを連
通して点線矢印で示す流路、すなわち、圧縮器11の吐
出口11a−電磁4方弁13−室外熱交換器16−膨張
弁15−室内熱交換器14→電磁4方弁13−圧縮器1
1の吸入口11bの経路で冷媒を循環させる流路を形成
するようになっている。
室内熱交換器14及び膨張弁15を接続する配管12c
と、圧縮器11の吸入口11bに接続された配管12f
との間に股がって暖房用冷媒−冷媒熱交換器17が設置
されている。この暖房用冷媒−冷媒熱交換n17は配管
12c上に位置する第1冷媒通過部17aと、配管12
f上で圧縮器11の吸入口11bの直上流側に位置する
第2冷媒通過部1.7 bとを有する。暖房用冷媒−冷
媒熱交mli 17は、ヒートパイプサイクルを応用し
たもので、いわゆる熱ダイオード機能を有し、第1冷媒
通過部17aが高温となる暖房運転時のみに第1冷媒通
過部17aと第2冷媒通過部17bとの間で熱交換を行
うようになっている。
室外熱交換器16及び膨張弁15を接続する配管12d
と、圧縮器11の吸入口11bに接続された配管12f
との間に股がって冷房用冷媒−冷媒熱交換器18が設置
されている。冷房用冷媒−冷媒熱交換器18は配管12
d上に位置する第1冷媒通過部18aと、配管12f上
で暖房用冷媒−冷媒熱交換器17の第2冷媒通過部17
bの直上流側に位置する第2冷媒通過部18bとを有し
、第1冷媒通過部18aが高温となる冷房運転時のみに
第1冷媒通過部18aと第2冷媒通過部18bとの間で
熱交換を行う熱ダイオード機能を備えている。
以下、上記の構成を有する冷暖房装置の冷房運転時及び
暖房運転時における動作を順次説明する。
(i)冷房運転時 圧縮器11の吐出口11aから吐出された高温高圧の蒸
気冷媒は電磁4方弁13を経て点線矢印の如く流れ、凝
縮器として作用する室外熱交換器16に流入して、室外
空気に放熱し、凝縮液化する。その後、冷媒は冷房用冷
媒−冷媒熱交換器18に流入する。第1冷媒通過部18
aを通過する冷媒は、膨張弁15及び室内熱交換器14
を経由して第2冷媒通過部18bを通過する液体冷媒よ
り高温であるので、第1冷媒通過部18a内の冷媒は第
2冷媒通過部18b内の液体冷媒に放熱し、上記液体冷
媒を加熱、蒸発させた後、充分過冷却された液体冷媒と
なって冷房用冷媒−冷媒熱交換器1日を流出する。
そして、液体冷媒は膨張弁15にて減圧されて膨張し、
低温低圧になって暖房用冷媒−冷媒熱交換器17の第1
冷媒通過部17aに至る。しかし、暖房用冷媒−冷媒熱
交換器17の第2冷媒通過部17bを通過する冷媒は冷
房用冷媒−冷媒熱交換器18の第2冷媒通過部18bに
て加熱され、充分に過熱された蒸気となっており、従っ
て、第1冷媒通過部17aを通過する冷媒より高温であ
るため、暖房用冷媒−冷媒熱交換器17では熱交換は行
われない。このため、第1冷媒通過部17aを通過した
冷媒は第2冷媒通過部1.7 bを通過する高温高圧の
冷媒の熱を吸収することなく、充分に過冷却されたまま
蒸発器として作用する室内熱交換器14に向かい、室内
熱交換器14において室内空気から吸熱して蒸発、気化
することにより冷房を行い、低温低圧の蒸気冷媒となっ
て室内熱交換器14を流出する。
その後、冷媒は電磁4方弁13を経て冷房用冷媒−冷媒
熱交換器18の第2冷媒通過部18bに流入し、前述の
ように、第1冷媒通過部18aを通過する冷媒から放出
される熱を吸収して過熱された蒸気となり、冷房用冷媒
−冷媒熱交換器18を流出する。引続き、冷媒は暖房用
冷媒−冷媒熱交換器17に流入するが、前述のように、
暖房用冷媒−冷媒熱交換器17では熱交換は行われない
ので、冷媒は高温高圧の蒸気のまま暖房用冷媒−冷媒熱
交換器17を流出し、圧縮器11の吸入口11bに吸入
され、再び、上述のサイクルを繰り返す。
(11)暖房運転時 暖房運転時は電磁4方弁13が切り換えられているので
、冷媒は冷房運転時とは異なる流路で循環する。
すなわち、圧縮器11の吐出口11aから吐出された高
温高圧の蒸気冷媒は、電磁4方弁13を経て凝縮器とし
て作用する室内熱交換器14に流入し、ここで室内空気
に放熱して、凝縮、液化することにより暖房を行う。室
内熱交換器14で放熱し、高温高圧の液体となった冷媒
は、暖房用冷媒−冷媒熱交換器17の第1冷媒通過部1
7aに流入し、膨張弁15を経由して暖房用冷媒−冷媒
熱交換器17の第2冷媒通過部17bを流れる第1冷媒
通過部17a内の冷媒より低温の冷媒に対して放熱して
第2冷媒通過部17b内の冷媒を加熱、蒸発させ、充分
に過冷却された液体冷媒となって暖房用冷媒−冷媒熱交
換器17を流出する。
そして、冷媒は膨張弁15において減圧されて膨張し、
低温低圧になって冷房用冷媒−冷媒熱交換器18の第1
冷媒通過部18aに流入するが、冷房用冷媒−冷媒熱交
換器18の第2冷媒通過部18bを流れる冷媒は室外熱
交換器16で吸熱しているので、第1冷媒通過部18a
を流れる冷媒より温度が高いため、冷房用冷媒−冷媒熱
交換器18では熱交換は行われない。冷房用冷媒−冷媒
熱交換器1日を流出した冷媒は、蒸発器として作用する
室外熱交換器16に流入し、室外空気から吸熱して蒸発
気化し、低温低圧の蒸気冷媒となって室内熱交換器14
を流出し、電磁4方弁13に至る。
電磁4方弁13を経由した冷媒は冷房用冷媒−冷媒熱交
換器18の第2冷媒通過部18bに流入するが、前述の
如く冷房用冷媒−冷媒熱交換器18では熱交換は行われ
ず、そのまま暖房用冷媒−冷媒熱交換器17の第2冷媒
通過部17bに流入する。第2冷媒通過部17bにて冷
媒は、前述の如く、第1冷媒通過部17aを通過する高
温高圧の液体冷媒から放出される熱を吸収し、過熱され
た蒸気冷媒となって暖房用冷媒−冷媒熱交換器17を流
出し、圧縮器11の吸入口11bに吸入されて、再び、
上述のサイクルを繰り返す。
以上のように、冷房の場合は、室外熱交換器16から流
出した冷媒が、冷房用冷媒−冷媒熱交換器18において
、圧縮器11に吸入される冷媒と熱交換されることにな
る。一方、暖房の場合は、室内熱交換器14から流出し
た冷媒が、暖房用冷媒−冷媒熱交換器17において、圧
縮器11に吸入される冷媒と熱交換されることになる。
つまり、本冷暖房装置によれば、冷房、暖房の区別なく
、過熱、過冷却を得ることができる。
〔発明の効果〕
本発明に係る冷暖房装置は、以上のように、圧縮器、室
内熱交換器、室外熱交換器、膨張弁及び暖房運転時には
圧縮器−室内熱交換器一膨張弁一室外熱交換器一圧縮器
の流路で冷媒を循環させる一方、冷房運転時には圧縮器
−室外熱交換器一膨張弁一室内熱交換器一圧縮器の流路
で冷媒を循環させる流路切換手段を備えた冷暖房装置に
おいて、室内熱交換器と膨張弁との間に接続される第1
冷媒通過部及び圧縮器の吸入口の直上流側に接続される
第2冷媒通過部を有し、第1冷媒通過部が高温となる暖
房運転時のみに第1冷媒通過部と第2冷媒通過部との間
で熱交換を行う暖房用冷媒−冷媒熱交換器と、室外熱交
換器と膨張弁との間に接続される第1冷媒通過部及び暖
房用冷媒−冷媒熱交換器の第2冷媒通過部の直上流側に
接続される第2冷媒通過部とを有し、第1冷媒通過部が
高温となる冷房運転時のみに第1冷媒通過部と第2冷媒
通過部との間で熱交換を行う冷房用冷媒−冷媒熱交換器
とを備えている構成である。
これにより、暖房運転時には、室内熱交換器で凝縮放熱
して暖房を行った後、暖房用冷媒−冷媒熱交換器の第1
冷媒通過部を通過する冷媒と、上記暖房用冷媒−冷媒熱
交換器の第2冷媒通過部を通過して圧縮器に吸入される
冷媒との間で熱交換を行わせることにより、圧縮器に吸
入される冷媒を過熱するようにしたので、暖房能力が向
上するようになる。
一方、冷房運転時には、室外熱交換器で凝縮放熱し、冷
房用冷媒−冷媒熱交換器の第1冷媒通過部を通過する冷
媒と、上記冷房用冷媒−冷媒熱交換器の第2冷媒通過部
を通過して圧縮器に吸収される冷媒との間で熱交換を行
わせることにより、室内熱交換器に向かう冷媒を過冷却
するとともに圧縮器に吸入される冷媒を過熱するように
したので、冷房能力も向上するようになる。以上のよう
に、本発明によれば、それぞれ熱ダイオード機能を有す
る暖房用冷媒−冷媒熱交換器と冷房用冷媒−冷媒熱交換
器を使用することにより、暖房、冷房の区別なく、冷媒
を過熱及び過冷却させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る冷暖房装置の概略構成を
示す説明図、第2図は従来の冷暖房装置の概略構成を示
す説明図、第3図は冷媒循環サイクルを示すモリエル線
図である。 11は圧縮器、13は電磁4方弁(流路切換手段)、1
4は室内熱交換器、15は膨張弁、16は室外熱交換器
、17は暖房用冷媒−冷媒熱交換器、17aは第1冷媒
通過部、17bは第2冷媒通過部、18は冷房用冷媒−
冷媒熱交換器、18aは第1冷媒通過部、18bは第2
冷媒通過部である。 wE3 図 エンクルご−矢

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、圧縮器、室内熱交換器、室外熱交換器、膨張弁及び
    暖房運転時には圧縮器→室内熱交換器→膨張弁→室外熱
    交換器→圧縮器の流路で冷媒を循環させる一方、冷房運
    転時には圧縮器→室外熱交換器→膨張弁→室内熱交換器
    →圧縮器の流路で冷媒を循環させる流路切換手段を備え
    た冷暖房装置において、 室内熱交換器と膨張弁との間に接続される第1冷媒通過
    部及び圧縮器の吸入口の直上流側に接続される第2冷媒
    通過部を有し、第1冷媒通過部が高温となる暖房運転時
    のみに第1冷媒通過部と第2冷媒通過部との間で熱交換
    を行う暖房用冷媒−冷媒熱交換器と、室外熱交換器と膨
    張弁との間に接続される第1冷媒通過部及び暖房用冷媒
    −冷媒熱交換器の第2冷媒通過部の直上流側に接続され
    る第2冷媒通過部とを有し、第1冷媒通過部が高温とな
    る冷房運転時のみに第1冷媒通過部と第2冷媒通過部と
    の間で熱交換を行う冷房用冷媒−冷媒熱交換器とを備え
    ていることを特徴とする冷暖房装置。
JP22689388A 1988-09-09 1988-09-09 冷暖房装置 Pending JPH0275863A (ja)

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JP22689388A JPH0275863A (ja) 1988-09-09 1988-09-09 冷暖房装置

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