JPH0275411A - 高温鋼材用保温カバーの開閉制御方法 - Google Patents
高温鋼材用保温カバーの開閉制御方法Info
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- JPH0275411A JPH0275411A JP63223953A JP22395388A JPH0275411A JP H0275411 A JPH0275411 A JP H0275411A JP 63223953 A JP63223953 A JP 63223953A JP 22395388 A JP22395388 A JP 22395388A JP H0275411 A JPH0275411 A JP H0275411A
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Classifications
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B45/00—Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
- B21B45/008—Heat shields
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/10—Greenhouse gas [GHG] capture, material saving, heat recovery or other energy efficient measures, e.g. motor control, characterised by manufacturing processes, e.g. for rolling metal or metal working
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
(産業上の利用分野]
この発明は熱延工場における粗圧延機と仕上圧延機間の
ローラーテーブル上に設置された保温カバーを、鋼材仕
様、品種、温度等に応じて開閉制御する方法に関する。 (従来の技術] 最近では、ホットチャージ、直送圧延等鋼材の保有熱を
有効利用する新プロセスが実現されつつあり、高温鋼材
の搬送ラインにおける保温が、一つの重要な要素技術と
なっている。 高温鋼材の搬送ラインにおける保温法としては、搬送ラ
インを保温カバーで覆う方法が一般的である。 この高温鋼材の保温カバーは、通常8〜Iom単位で門
形の保温カバーを継ぎ合せてトンネル状にして使用する
のが一般的である。 この種の保温カバーには固定式と開閉式とがあり、固定
式はローラーテーブル上に保温カバーを一つずつ固定し
て用いる方式であり、開閉装置を持たない保温カバーで
ある。 一方、開閉式は保温カバーの一つずつに開閉装置を設置
し、必要に応じて各保温カバーを開閉できるようになっ
ている。保温カバーを開閉式にした理由は、高温鋼材進
入時にトップ部鼻上り等によるカバー損傷を防止するた
めと、設備、圧延トプル発生時にカバーを開いて設備の
点検、修理や、材料の搬出を可能にするためである。 ところで、高温鋼材には保温を必要としない圧延材も多
い。また、粗圧延機出口から仕上圧延機入口まで要する
時間をトップ部とボトム部で比較すると、一般的にトッ
プ部が早く、ボトム部が遅いため、トップ部に比しボト
ム部の温度が低くなる。 しかしながら、従来の開閉式保温カバーは前記した通り
、鋼材先端との接触、衝突防止と、設備や圧延トラブル
の際の設備の点検、修理と材料の搬出を容易にするため
に開閉式としているものであり、保温を必要としない圧
延材に対する開閉制御、あるいは保温効果をより効果的
に行なうことを目的としたものではない。 したがって、従来は保温を必要としない圧延材に対して
も保温することになり、保温カバーの寿命短縮を余儀な
くされるとともに、トップ部、ボトム部の温度の均一化
その他の温度制御を行なうこともできなかった。 [発明が解決しようとする課題] この発明は前に述べたような実情よりみて、粗圧延機と
仕上圧延機間の保温カバー付き圧延ラインにおいて、保
温カバーのより効果的な使用と寿命延長をはかるため、
保温を必要とする圧延材と保温を必要としない圧延材に
対し保温カバーを使い分けられるようにし、かつトップ
部とボトム部間に温度差を有、する場合に保温カバーを
効果的に使用して全長にわたり温度の均一化がはかられ
る保温カバーの開閉制御方法を提案しようとするもので
ある。
ローラーテーブル上に設置された保温カバーを、鋼材仕
様、品種、温度等に応じて開閉制御する方法に関する。 (従来の技術] 最近では、ホットチャージ、直送圧延等鋼材の保有熱を
有効利用する新プロセスが実現されつつあり、高温鋼材
の搬送ラインにおける保温が、一つの重要な要素技術と
なっている。 高温鋼材の搬送ラインにおける保温法としては、搬送ラ
インを保温カバーで覆う方法が一般的である。 この高温鋼材の保温カバーは、通常8〜Iom単位で門
形の保温カバーを継ぎ合せてトンネル状にして使用する
のが一般的である。 この種の保温カバーには固定式と開閉式とがあり、固定
式はローラーテーブル上に保温カバーを一つずつ固定し
て用いる方式であり、開閉装置を持たない保温カバーで
ある。 一方、開閉式は保温カバーの一つずつに開閉装置を設置
し、必要に応じて各保温カバーを開閉できるようになっ
ている。保温カバーを開閉式にした理由は、高温鋼材進
入時にトップ部鼻上り等によるカバー損傷を防止するた
めと、設備、圧延トプル発生時にカバーを開いて設備の
点検、修理や、材料の搬出を可能にするためである。 ところで、高温鋼材には保温を必要としない圧延材も多
い。また、粗圧延機出口から仕上圧延機入口まで要する
時間をトップ部とボトム部で比較すると、一般的にトッ
プ部が早く、ボトム部が遅いため、トップ部に比しボト
ム部の温度が低くなる。 しかしながら、従来の開閉式保温カバーは前記した通り
、鋼材先端との接触、衝突防止と、設備や圧延トラブル
の際の設備の点検、修理と材料の搬出を容易にするため
に開閉式としているものであり、保温を必要としない圧
延材に対する開閉制御、あるいは保温効果をより効果的
に行なうことを目的としたものではない。 したがって、従来は保温を必要としない圧延材に対して
も保温することになり、保温カバーの寿命短縮を余儀な
くされるとともに、トップ部、ボトム部の温度の均一化
その他の温度制御を行なうこともできなかった。 [発明が解決しようとする課題] この発明は前に述べたような実情よりみて、粗圧延機と
仕上圧延機間の保温カバー付き圧延ラインにおいて、保
温カバーのより効果的な使用と寿命延長をはかるため、
保温を必要とする圧延材と保温を必要としない圧延材に
対し保温カバーを使い分けられるようにし、かつトップ
部とボトム部間に温度差を有、する場合に保温カバーを
効果的に使用して全長にわたり温度の均一化がはかられ
る保温カバーの開閉制御方法を提案しようとするもので
ある。
この発明は粗圧延機と仕上圧延機間の搬送ラインにおけ
る保温カバーの開閉制御方法であって、ローラーテーブ
ル上の各保温カバーをシリンダー駆動による回動装置あ
るいはモーター駆動による昇降装置による開閉式とし、
鋼材仕様、品種、粗圧延機出側の鋼材トップ部およびボ
トム部の温度、板厚、圧延速度に応じて前記保温カバー
の使用パターンを求め、該パターンに応じて各保温カバ
ーを開閉制御することを要旨とするものである。 ここで、保温カバーの使用パターンとしては、次に記載
する5つのパターンを上げることができる。 ■ 全保温カバーを開放するパターン。 ■ 全保温カバーを閉じるパターン。 ■ トップ部を保温カバーなしとし、ボトム部を保温カ
バー付きとするパターン。 ■ 保温カバーをラインの前半部のみ使用するパターン
。 ■ 保温カバー列の中間部のみ保温カバーを開放するパ
ターン。
る保温カバーの開閉制御方法であって、ローラーテーブ
ル上の各保温カバーをシリンダー駆動による回動装置あ
るいはモーター駆動による昇降装置による開閉式とし、
鋼材仕様、品種、粗圧延機出側の鋼材トップ部およびボ
トム部の温度、板厚、圧延速度に応じて前記保温カバー
の使用パターンを求め、該パターンに応じて各保温カバ
ーを開閉制御することを要旨とするものである。 ここで、保温カバーの使用パターンとしては、次に記載
する5つのパターンを上げることができる。 ■ 全保温カバーを開放するパターン。 ■ 全保温カバーを閉じるパターン。 ■ トップ部を保温カバーなしとし、ボトム部を保温カ
バー付きとするパターン。 ■ 保温カバーをラインの前半部のみ使用するパターン
。 ■ 保温カバー列の中間部のみ保温カバーを開放するパ
ターン。
シリンダー駆動式回動装置による保温カバーの開閉装置
は、例えば各保温カバーの一端を上下方向に回動可能に
片持ち支持するとともに、その上下方向の駆動をシリン
ダーにて行なう方式である。 モーター駆動式昇降装置による保温カバーの開閉装置は
、例えば各保温カバーを門形架台にロープ等で吊設し、
架台に設置したウィンチにて保温カバーを昇降させて開
閉する方式である。 保温カバー使用パターン■は、保温カバーを特に必要と
しない場合にとるパターンであり、保温カバーの熱負荷
が軽減される。 同使用パターン■は、高温鋼材全体の温度降下を防止す
る場合にとるパターンであり、加熱炉温度を下げること
ができる。 同使用パターン■は、鋼材のトップ部とボトム部の温度
差をなくす場合にとるパターンであり、全長にわたり温
度を均一化できる。 同使用パターン■は、ボトム部の温度降下を防止する場
合にとるパターンであり、トップとの温度差が軽減され
るとともにカバーの熱負荷も軽減される。 同使用パターン■は、温度降下防止をさほど必要としな
い鋼種に対してとるパターンであり、保温過多を防止で
きることによりカバーの熱負荷を軽減できる。
は、例えば各保温カバーの一端を上下方向に回動可能に
片持ち支持するとともに、その上下方向の駆動をシリン
ダーにて行なう方式である。 モーター駆動式昇降装置による保温カバーの開閉装置は
、例えば各保温カバーを門形架台にロープ等で吊設し、
架台に設置したウィンチにて保温カバーを昇降させて開
閉する方式である。 保温カバー使用パターン■は、保温カバーを特に必要と
しない場合にとるパターンであり、保温カバーの熱負荷
が軽減される。 同使用パターン■は、高温鋼材全体の温度降下を防止す
る場合にとるパターンであり、加熱炉温度を下げること
ができる。 同使用パターン■は、鋼材のトップ部とボトム部の温度
差をなくす場合にとるパターンであり、全長にわたり温
度を均一化できる。 同使用パターン■は、ボトム部の温度降下を防止する場
合にとるパターンであり、トップとの温度差が軽減され
るとともにカバーの熱負荷も軽減される。 同使用パターン■は、温度降下防止をさほど必要としな
い鋼種に対してとるパターンであり、保温過多を防止で
きることによりカバーの熱負荷を軽減できる。
第1図および第2図はそれぞれシリンダー駆動式回動装
置による保温カバーの開閉装置とモーター駆動式昇降装
置による保温カバーの開閉装置を示す概略図であり、(
1)は高温鋼材、(2)は保温カバー、(3)はローラ
ーテーブル、(4)はテーブル駆動減速機、(5)は軸
受をそれぞれ示す。 第1図の開閉装置は、ローラーテーブル(3)上の各保
温カバー(2)をその側部に突設した支持アーム(6)
を介して固定台(7)に支軸(8)にて片持ち支持する
とともに、固定台(7)に設置したシリンダー(9)に
て保温カバー(2)を上下方向に開閉させる機構となし
ている。 また、第2図の開rf1装置は、保温カバー付きローラ
ーテーブルライン上に跨設した門形架台(11)に、該
架台上に設置した昇降モーター(12)とドラム(13
)からなるウィンチによりロープ(14)を介して保温
カバー(2)を吊設したもので、昇降モーター(12)
により保温カバーを昇降させて開閉する機構となしたも
のである。 第3図はこの発明方法を実施するための制御系を示す模
式図であり、(15)は粗圧延機、(16)は仕上圧延
機、(11)は測m装置、(18)は粗圧延機(15)
の圧延速度および圧延厚測定装置、(19)は仕上圧延
機(16)の圧延速度測定装置、(20)は鋼材仕様お
よび鋼種設定装置、(21)は保温カバー使用パターン
決定装置、(22)は保温カバー開閉指令装置である。 また、第4図はこの発明の保温カバー使用パターン例を
示す模式図であり、図(A>は前記■のパターン、図(
B)は同じく■のパターン、図(C)は同じく■のパタ
ーン、図(D>は同じく■のパターン、図(E)は同じ
く■のパターンをそれぞれ示す。 すなわち、低級品のように保温カバーを特に必要としな
い鋼材の場合は、鋼材仕様および鋼種設定装置(20)
によりその内容が保温カバー使用パターン決定装置(2
1)に入力され、図(A)の使用パターンが決定され、
保温カバー開閉指令装置(22)に対し全カバー開放指
令が送られ、保温カバー開閉装置により全保温カバーが
開かれる。 また、高@鋼材全体の温度降下を防止する必要がある場
合は、鋼材仕様および鋼種設定装置(20)よりその旨
が保温カバー使用パターン決定装置(21)に入力され
、ここで図(B)の使用パターンが決定され、保温カバ
ー開閉指令装置(22)に対し全カバー閉指令が送られ
、全保温カバーが閉じられる。 また、温度差による機械的性質等品質の変動を防止する
必要がある鋼種の場合は、鋼材仕様および鋼種設定装置
(20)によりその鋼種が保温カバー使用パターン決定
装置(21)に入力されるとともに、粗圧延機(15)
側の測温装置(17)により鋼材のトップ部とボトム部
の温度が測定され、その温度値が保温カバー使用パター
ン決定装置(21)に入力され、ここで図(C)のパタ
ーンが決定される。ざらに粗圧延機(15)の圧延速度
も保温カバー使用パターン決定装置(21)に入力され
る。 そして、保温カバー開閉指令装置(22)に対し、図(
C)のパターンの開閉指令が送られ、鋼材の圧延速度に
応じてトップ部通過時は保温カバーを開き、ボトム部通
過時は保温カバーが閉じられるように各保温カバーが開
閉制御される。 図(C−1>は高温鋼材(1)のボトム部が粗圧延機を
出た直後の状態を示し、鋼材のトップは保温カバーが開
き、鋼材のボトム部は保温カバー(2)が閉じており、
鋼材の移動に伴って図(C−2>、(C−3”)および
(C−4>に示すように順次保温カバー(2)が閉じて
いくのである。 また、鋼材のボトム部の温度降下を防止する必要がある
場合は、鋼材仕様および鋼種設定装置(20)よりその
旨が保温カバー使用パターン設定装置(21)に入力さ
れ、ここで図(D>のパターンが決定され、保温カバー
開閉指令装置(22)に対し保温カバー列の前半部閉、
後半部開指令が送られ、保温カバー列の前半部の保温カ
バー(2)が閉じ、後半部の保温カバー(2)が開かれ
る。 また、温度降下防止をさほど必要としない鋼材の場合は
、その旨が鋼材仕様および鋼種設定装置(20)より保
温カバー使用パターン決定装置(21)に入力され、例
えば保温カバー列の中間部を開放するパターン(E)が
決定され、そのパターンに保温カバー(2)が開閉制御
される。 なあ、ここでは保温カバー使用パターンとして前記■〜
■のパターンを上げたが、これ以外のパターンにも適用
できることはいうまでもない。 [発明の効果] 以上説明したごとく、この発明方法によれば、次に記載
する効果を奏する。 1 保温カバーを全く必要としない鋼材については全保
温カバーを開放して搬送することができるので、保温カ
バーの熱負荷を軽減することができ、保温カバーの寿命
延長がはかられる。 2 高温鋼材全体の温度降下を防止する必要がある場合
は全保温カバーを閉じて搬送することができるので、加
熱炉温度を下げることができ、加熱炉の燃料費を低減で
きる。 3 高温鋼材のトップ部をカバーなしとし、ボトム部を
カバーして搬送することができるので、高温鋼材のトッ
プ部とボトム部の温度差を均一化でき、機械的性質等品
質の変動を防止できる。 4 高温鋼材のボトム部のみ保温して搬送できるので、
トップ部との温度差を軽減できるとともに、カバー寿命
の延長もはかられる。 5 保温カバー列を部分的に開放して搬送できるので、
多品種のためさほど温度降下防止をはかる必要のない鋼
種の場合にカバー寿命を延長できる。
置による保温カバーの開閉装置とモーター駆動式昇降装
置による保温カバーの開閉装置を示す概略図であり、(
1)は高温鋼材、(2)は保温カバー、(3)はローラ
ーテーブル、(4)はテーブル駆動減速機、(5)は軸
受をそれぞれ示す。 第1図の開閉装置は、ローラーテーブル(3)上の各保
温カバー(2)をその側部に突設した支持アーム(6)
を介して固定台(7)に支軸(8)にて片持ち支持する
とともに、固定台(7)に設置したシリンダー(9)に
て保温カバー(2)を上下方向に開閉させる機構となし
ている。 また、第2図の開rf1装置は、保温カバー付きローラ
ーテーブルライン上に跨設した門形架台(11)に、該
架台上に設置した昇降モーター(12)とドラム(13
)からなるウィンチによりロープ(14)を介して保温
カバー(2)を吊設したもので、昇降モーター(12)
により保温カバーを昇降させて開閉する機構となしたも
のである。 第3図はこの発明方法を実施するための制御系を示す模
式図であり、(15)は粗圧延機、(16)は仕上圧延
機、(11)は測m装置、(18)は粗圧延機(15)
の圧延速度および圧延厚測定装置、(19)は仕上圧延
機(16)の圧延速度測定装置、(20)は鋼材仕様お
よび鋼種設定装置、(21)は保温カバー使用パターン
決定装置、(22)は保温カバー開閉指令装置である。 また、第4図はこの発明の保温カバー使用パターン例を
示す模式図であり、図(A>は前記■のパターン、図(
B)は同じく■のパターン、図(C)は同じく■のパタ
ーン、図(D>は同じく■のパターン、図(E)は同じ
く■のパターンをそれぞれ示す。 すなわち、低級品のように保温カバーを特に必要としな
い鋼材の場合は、鋼材仕様および鋼種設定装置(20)
によりその内容が保温カバー使用パターン決定装置(2
1)に入力され、図(A)の使用パターンが決定され、
保温カバー開閉指令装置(22)に対し全カバー開放指
令が送られ、保温カバー開閉装置により全保温カバーが
開かれる。 また、高@鋼材全体の温度降下を防止する必要がある場
合は、鋼材仕様および鋼種設定装置(20)よりその旨
が保温カバー使用パターン決定装置(21)に入力され
、ここで図(B)の使用パターンが決定され、保温カバ
ー開閉指令装置(22)に対し全カバー閉指令が送られ
、全保温カバーが閉じられる。 また、温度差による機械的性質等品質の変動を防止する
必要がある鋼種の場合は、鋼材仕様および鋼種設定装置
(20)によりその鋼種が保温カバー使用パターン決定
装置(21)に入力されるとともに、粗圧延機(15)
側の測温装置(17)により鋼材のトップ部とボトム部
の温度が測定され、その温度値が保温カバー使用パター
ン決定装置(21)に入力され、ここで図(C)のパタ
ーンが決定される。ざらに粗圧延機(15)の圧延速度
も保温カバー使用パターン決定装置(21)に入力され
る。 そして、保温カバー開閉指令装置(22)に対し、図(
C)のパターンの開閉指令が送られ、鋼材の圧延速度に
応じてトップ部通過時は保温カバーを開き、ボトム部通
過時は保温カバーが閉じられるように各保温カバーが開
閉制御される。 図(C−1>は高温鋼材(1)のボトム部が粗圧延機を
出た直後の状態を示し、鋼材のトップは保温カバーが開
き、鋼材のボトム部は保温カバー(2)が閉じており、
鋼材の移動に伴って図(C−2>、(C−3”)および
(C−4>に示すように順次保温カバー(2)が閉じて
いくのである。 また、鋼材のボトム部の温度降下を防止する必要がある
場合は、鋼材仕様および鋼種設定装置(20)よりその
旨が保温カバー使用パターン設定装置(21)に入力さ
れ、ここで図(D>のパターンが決定され、保温カバー
開閉指令装置(22)に対し保温カバー列の前半部閉、
後半部開指令が送られ、保温カバー列の前半部の保温カ
バー(2)が閉じ、後半部の保温カバー(2)が開かれ
る。 また、温度降下防止をさほど必要としない鋼材の場合は
、その旨が鋼材仕様および鋼種設定装置(20)より保
温カバー使用パターン決定装置(21)に入力され、例
えば保温カバー列の中間部を開放するパターン(E)が
決定され、そのパターンに保温カバー(2)が開閉制御
される。 なあ、ここでは保温カバー使用パターンとして前記■〜
■のパターンを上げたが、これ以外のパターンにも適用
できることはいうまでもない。 [発明の効果] 以上説明したごとく、この発明方法によれば、次に記載
する効果を奏する。 1 保温カバーを全く必要としない鋼材については全保
温カバーを開放して搬送することができるので、保温カ
バーの熱負荷を軽減することができ、保温カバーの寿命
延長がはかられる。 2 高温鋼材全体の温度降下を防止する必要がある場合
は全保温カバーを閉じて搬送することができるので、加
熱炉温度を下げることができ、加熱炉の燃料費を低減で
きる。 3 高温鋼材のトップ部をカバーなしとし、ボトム部を
カバーして搬送することができるので、高温鋼材のトッ
プ部とボトム部の温度差を均一化でき、機械的性質等品
質の変動を防止できる。 4 高温鋼材のボトム部のみ保温して搬送できるので、
トップ部との温度差を軽減できるとともに、カバー寿命
の延長もはかられる。 5 保温カバー列を部分的に開放して搬送できるので、
多品種のためさほど温度降下防止をはかる必要のない鋼
種の場合にカバー寿命を延長できる。
第1図および第2図はそれぞれシリンダー駆動式回動装
置による保温カバーの開閉装置とモーター駆動式昇降装
置による保温カバー開閉装置を示す概略図、第3図はこ
の発明方法を実施するための制御系を示す模式図、第4
図はこの発明の保温カバー使用パターン例を示す模式図
である。 1・・・高温鋼材 2・・・保温カバー3
・・・ローラーテーブル 9・・・シリンダー12
・・・昇降モーター 15・・・粗圧延機16
・・・仕上圧延機 17.19・・・測温装置2
0・・・鋼材仕様および鋼種設定装置21・・・保温カ
バー使用パターン決定装置22・・・保温カバー開閉指
令装置
置による保温カバーの開閉装置とモーター駆動式昇降装
置による保温カバー開閉装置を示す概略図、第3図はこ
の発明方法を実施するための制御系を示す模式図、第4
図はこの発明の保温カバー使用パターン例を示す模式図
である。 1・・・高温鋼材 2・・・保温カバー3
・・・ローラーテーブル 9・・・シリンダー12
・・・昇降モーター 15・・・粗圧延機16
・・・仕上圧延機 17.19・・・測温装置2
0・・・鋼材仕様および鋼種設定装置21・・・保温カ
バー使用パターン決定装置22・・・保温カバー開閉指
令装置
Claims (1)
- 粗圧延機と仕上圧延機間ローラーテーブル上に設置され
た保温カバーの開閉制御方法であつて、各保温カバーを
シリンダー駆動による回動装置またはモーター駆動によ
る昇降装置による開閉式となし、鋼材仕様、品種、粗圧
延機出側の鋼材トップ部およびボトム部の温度、板厚、
圧延速度に応じて前記保温カバー使用パターンを求め、
該パターンに応じて各保温カバーを開閉制御することを
特徴とする高温鋼材用保温カバーの開閉制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63223953A JPH0275411A (ja) | 1988-09-07 | 1988-09-07 | 高温鋼材用保温カバーの開閉制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63223953A JPH0275411A (ja) | 1988-09-07 | 1988-09-07 | 高温鋼材用保温カバーの開閉制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0275411A true JPH0275411A (ja) | 1990-03-15 |
Family
ID=16806284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63223953A Pending JPH0275411A (ja) | 1988-09-07 | 1988-09-07 | 高温鋼材用保温カバーの開閉制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0275411A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100227087B1 (ko) * | 1995-12-19 | 1999-10-15 | 이구택 | 보열카바 긴급개방 제어방법 |
CN105324189A (zh) * | 2013-05-03 | 2016-02-10 | Sms集团有限公司 | 热轧机 |
WO2020045620A1 (ja) | 2018-08-31 | 2020-03-05 | 日産化学株式会社 | 接着性細胞の浮遊培養用培地組成物 |
-
1988
- 1988-09-07 JP JP63223953A patent/JPH0275411A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100227087B1 (ko) * | 1995-12-19 | 1999-10-15 | 이구택 | 보열카바 긴급개방 제어방법 |
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US9694405B2 (en) | 2013-05-03 | 2017-07-04 | Sms Group Gmbh | Hot-rolling mill |
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