JPH027358Y2 - - Google Patents

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JPH027358Y2
JPH027358Y2 JP1983013239U JP1323983U JPH027358Y2 JP H027358 Y2 JPH027358 Y2 JP H027358Y2 JP 1983013239 U JP1983013239 U JP 1983013239U JP 1323983 U JP1323983 U JP 1323983U JP H027358 Y2 JPH027358 Y2 JP H027358Y2
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JP
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material layer
heat
corrosion
layer
insulating material
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JP1983013239U
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JPS59118891U (ja
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Thermal Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は管体の保温防食構造に関する。
従来、高温や低温の流体を輸送するための配管
の保温は配管にケイ酸カルシウムシート、グラス
ウール、ロツクウール等の保温材を被覆し、亜鉛
鉄線等で緊縛し、さらに亜鉛鉄板、カラー鉄板等
で被覆することによつて行なわれているが、屋外
においては亜鉛鉄板やカラー鉄板の間から雨水が
浸入し、保温効果が低下し、管体が腐食するとい
う欠点があつた。
又ペトロラタム系防食材料は、防食効果がすぐ
れ、柔軟性があるので管体の防食のためには好ま
しい材料ではあるが、高温になると溶融し、低温
になると固くなつてひび割れをおこすため、高温
及び低温の流体を輸送するための配管には使用で
きなかつた。
本考案は上記欠点に鑑み高温の流体や低温の流
体を輸送するための配管を保温すると共に防食す
ることのできる構造を提供せんとしてなされたも
のであつて、その要旨は、管体の外表面に保温材
層、防油性被膜層、ペトロラタム系防食材料層及
び保護層が順次積層されてなる管体の保温防食構
造に存する。
保温材層は、これに被覆される管体の熱がペト
ロラタム系防食材料層に移行するのを防止し、こ
れによつて該防食材料層が高温で溶融したり、逆
に管体が低温の場合、この影響を受け、固化して
ひび割れを生じたりすることが防止される。防油
性被膜層は上記保温材層とペトロラタム系防食材
料層との間に介在し、該防食材料層の油分が保温
材に移行したり、該防食材料層が高温を受けて溶
融しても、これが保温材層に流出するのを防止
し、このことにより保温性が低下することが防止
される。
ペトロラタム系防食材料層は鋼管の腐食を防止
する層であり、保護層は日光や雨を遮断して防食
材料層の変質、退化を防ぎ、且つ外力による損傷
を防ぐ層である。
次に本考案を図面を参照して説明する。第1図
は本考案の管体の保温防食構造の一例を示す部分
断面図である。図中1は管体であり、2は管体の
外表面に被覆された保温材層である。保温材層2
を形成する保温材としては任意の保温材が使用で
き、たとえばケイ酸カルシウム保温材、ロツクウ
ール、グラスウール、スチレンフオーム、ウレタ
ンフオーム、牛毛フエルト等があげられ、耐熱性
が要求される場合にはケイ酸カルシウム保温材、
ロツクウール及びグラスウールが好適に使用され
る。
図中3は保温材層2の外表面に被覆された防油
性被膜層であり、4は被膜層3の外表面に被覆さ
れたペトロラタム系防食材料層である。被膜層3
は防食材料層4の油分が保温材層2に侵入するの
を防止し、そのために保温材の繊維や粒子が結着
し断熱性の低下を招くのを防ぐ作用をなすことが
できるものであればよく、たとえばポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等の合成樹
脂フイルム、該合成樹脂フイルムの一面に粘着剤
が積層された粘着フイルムもしくはテープがあげ
られ、ペトロラタム系防食材料層4は従来公知の
ペトロラタム系防食材料で形成されればよく、た
とえばペトロラタムを主体とし、炭酸カルシウ
ム、クレー、石綿、ケイ酸等の充填剤、タンニン
酸等の防錆剤、ポリオレフイン系炭化水素などを
添加した組成物、該組成物を不織布、織布等に含
浸したテープもしくはシート、該組成物を合成樹
脂、ゴム等のフイルムやシートに積層したテープ
もしくはシートなどがあげられ、テープ状のもの
が作業性が良いので好ましい。上記テープ状のも
ので防食材料層4を形成する際には1/2程度重り
合うように巻き付け、巻き付け後テープ表面をな
ぜつけて平滑にすると共にピンホールをなくし、
防食効果及び防水効果を向上さすのが好ましい。
図中5は防食材料層4の外表面に被覆された保
護層である。保護層5は、防食材料層4の褪化や
外力による損傷を防止するためのものであり、た
とえば合成樹脂フイルム、FRP等があげられ、
さらにガラスクロス等を捲き付け、その上にアク
リル系塗料等の耐候性塗料を塗布して形成したも
のでもよい。
本考案の構成は上述の通りであり、管体は保温
材層で被覆されており、該保温材層はペトロラタ
ム系防食材料層で被覆されているので外部から保
温材層に雨水等が侵入することがなく、保温性が
すぐれており、又ペトロラタム系防食材料層は防
油性被膜層を介して保温材に被覆されているので
防油性被膜層によりペトロラタムの油分が保温材
層へ移行することなく、いつまでもすぐれた保温
性を保ち、管体が高温になつても溶け出すことが
なく、逆に低温になつても固くなつてひびわれを
おこすことがない。従つて高温の流体や低温の流
体を輸送する管体を好適に保温及び防食すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の管体の保温防食構造の一例を
示す部分断面図である。 1……管体、2……保温材層、3……防油性被
膜層、4……ペトロラタム系防食材料層、5……
保護層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 管体の外表面に保温材層、防油性被膜層、ペト
    ロラタム系防食材料層及び保護層が順次積層され
    てなる管体の保温防食構造。
JP1323983U 1983-01-31 1983-01-31 管体の保温防食構造 Granted JPS59118891U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1323983U JPS59118891U (ja) 1983-01-31 1983-01-31 管体の保温防食構造

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JP1323983U JPS59118891U (ja) 1983-01-31 1983-01-31 管体の保温防食構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59118891U JPS59118891U (ja) 1984-08-10
JPH027358Y2 true JPH027358Y2 (ja) 1990-02-21

Family

ID=30144631

Family Applications (1)

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JP1323983U Granted JPS59118891U (ja) 1983-01-31 1983-01-31 管体の保温防食構造

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JP (1) JPS59118891U (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6246074Y2 (ja) * 1979-04-27 1987-12-10
JPS6128557Y2 (ja) * 1981-03-20 1986-08-23

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59118891U (ja) 1984-08-10

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