JPH027319Y2 - - Google Patents

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JPH027319Y2
JPH027319Y2 JP18847087U JP18847087U JPH027319Y2 JP H027319 Y2 JPH027319 Y2 JP H027319Y2 JP 18847087 U JP18847087 U JP 18847087U JP 18847087 U JP18847087 U JP 18847087U JP H027319 Y2 JPH027319 Y2 JP H027319Y2
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JP
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spring
parts
coil
hook
wound
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JP18847087U
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JPS63168335U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 考案の目的 イ−1 産業上の利用分野 本考案は機械的復帰手段としての一般的かつ容
易なものとして、両端にフツク部を形成するコイ
ルばねに関するものである。
イ−2 従来の技術とその問題点 従来の両端にフツク部を形成したコイルばね
は、コイル状に巻かれたその軸線にそつて押し引
き作用されるテンシヨンばねにせよ、巻線の方向
に添つて作用使用されるトーシヨンばねにせよ、
両端部切り離し状の線材がコイル状に巻かれてい
るにすぎない。このコイルばねによると、高荷重
を必要としかつ作用範囲の最大、最小荷重の差を
少なくしたい場合に、コイルばねの設計上線径が
太く巻数が増し、コイル径が大きくなるため、形
状的に大きなものとなり、制約された場所に装着
することが困難なことがある。かゝる対策として
コイルばねを複数個に分けて使用しているが、こ
の場合は部品点数が増すことにより、部品や組付
け難度の増大に加えその費用が増加するととも
に、作用部分の摺動抵抗部が増し、作用時におけ
る荷重がましていく作用方向と荷重が減じていく
作用方向の荷重の差(復帰特性)が大きくなり、
機能として弊害を生ずることがある。さらにこれ
ら従来のものは、ばね材が1本で巻かれているた
めに、線材の損傷により即機能を失する問題点も
有している。この場合の損傷による機能喪失を保
護するために、前記のコイルばねを複数個使用す
ることもあるが、その特性等において前記の如き
問題点を有している。
従来技術の他の例として、実公昭42−10267号
公報に記載のコイルばねが周知である。このばね
は、直径方向の連続部を中心にその両側の部分を
180度の位相差をもつて同一方向に複数回コイル
状に巻回してばね本体を形成したもので、荷重と
たわみとの関係の直線性を得難いことに加えて密
接部分の摩擦に起因する作用方向の間の荷重差の
一定性をも得難いという問題点がある。その原因
は、製作に際して、前記2部分が形成状態の一定
性を得難いために、互いに密接の度合ないしすき
まについてばね本体の部位の間で差位を生じがち
でたわみの変化に伴う密接度合の変化やすきまか
ら密接への状態変化をさけ難いことにある。さら
に又、このコイルばねは、前記2部分を継いでい
る前記直径方向の連続部を一方のフツク部として
使うときに、このフツク部で切損が生じると即機
能を失するという問題点が残されている。従来技
術のさらに他の例として、米国特許第3880414号
明細書のように、独立した2本のコイルばねを重
ねることが知られているが、この従来技術は、コ
イルばねを製作したあと、このコイルばねを機械
装置等に組み付けるまでの間に、コイルばねが受
ける移動に伴う振動や外力で2本のコイルばねの
関係位置が相互にずれたり、ばらばらになること
を防止するには、2本のスプリングを囲むスリー
ブとか、2本のスプリングを一部で結合するシヨ
ート・クリツプ等の追加部品を要してコスト高に
なる。
そこで本考案は、コンパクトで復帰特性が良
く、ばねとしての特性が瞬時になくならない、し
かも組み付けまでの移動時に形状がくずれること
を防止するための特別の追加部品を必要としない
ことを兼ね備え、かつばね自体の共振を有効に防
止できる簡単な構造のコイルばねを提供すること
を目的とするものである。
ロ 考案の構成 ロ−1 問題点を解決するための手段 この考案は、前記目的を達成するための手段と
して、コイル状に巻かれ、その両端にフツク部を
形成したコイルばねにおいて、1本の線材をその
中間部で折り曲げて形成した両線材(以下2部分
と云う)を折曲基部より互いに平行して接触させ
てなる線状体で、前記線状体の折り曲げ側端部に
前記2部分に共用のフツク部2を形成し、このフ
ツク部2につながつてばね本体を形成するように
前記線状体をコイル状に巻回し、さらに前記2部
分の他方の端部すなわち前記1本の線材の両端部
の各々に専用のフツク部3が形成され、かつこれ
らのフツク部3は前記ばね本体の異なる位置にそ
れぞれ設けられていることを特徴とする。
ロ−2 実施例 次に本考案を、図面に示す実施例に基づいて説
明する。
第1図A,Bの実施例において、ばね1のコイ
ル部は1本の線材をその中間部で折り曲げその両
側の2部分を隣接平行巻きとされている。そして
その両端部に形成されたフツク部の1側2は前記
1本の線材を折り曲げた部分に形成されており、
他側3は切断開放とされている。そして、線材の
2部分の巻数をかえて前記切断開放側他側3の位
置をずらせている。
ハ 考案の効果 本考案によると、ばね特性として高荷重が要求
される時でも、ばねの線材径やコイル径を大きく
することもなく、更には、ばねの密着長を極端に
長くすることもなく単に1本の線材を中心部で折
り曲げた2部分による隣接平行巻と、一端起点で
あるフツク部2を一体的に形成することにより、
ばね特性としては1本の線形と同じような形状で
複数個のばねを使用したものと同じ機能を果たす
ことができ、しかも長巻コイル等の復帰特性を満
足せんがためのカラー等の作用部品を必要としな
いうえに、一体的に巻かれているので、部品点数
の増加や組付工数の増大をまねくことなく高荷重
使用に共するばねとしてその復帰特性は通常のば
ねに劣ることがない特性を有するが、更にこれに
加えて本考案において、1本の線材をその中間部
で折り曲げ、その両側の2部分を、互いに平行に
密接して成る線状体としたので、ばね本体を形成
する2部分の形成状態の同一性や各巻回部分の間
のすきまの均一性を得やすいために、各巻回部分
のすきまの総和を小さくしてばね本体全体の所要
空間を小さくすることができるという利点を有す
る。しかも折り曲げ側端部に共用のフツク部2を
形成し、このフツク部につながる線材の2部分が
隣接平行巻きされているので、仮りに一箇所に損
傷が生じても他の部分が機能を有していて、ばね
機能を完全に失うことがない。又、組み付けまで
の移動時に形状がくずれることを防止するための
特別の追加部品を必要としなくて構造の簡単なコ
ストの安いかつ折損時の安全性を兼ね備えたコイ
ルばねを実現できる。更にばね自体の固有振動に
よる共振が防振される。すなわち1体である1本
の線材をその中間部で折り曲げ、その両側の2部
分同志がくつつくように隣り合つて平行巻きされ
ているため、2部分同志の〓間が安定して小さく
でき、その結果2部分が動き出そうとしてわずか
に動き出した時に隣り合つた2部分同志が触れ合
い、振れをおさえてしまう。更にばね線材の2部
分の巻き数が異なつているため、各々のばねの固
有振動数が異なりその効果は更に向上する。更に
自由端フツク部を異なる部材に係合使用すること
も可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図A,Bは、この考案の実施例で、同図A
は側面図、同図Bは同図Aの左からみた図、第2
図Aは従来のばねの1例を示す側面図、第2図B
は第2図Aの左からみた図である。 1……ばね本体、2……共用のフツク部、3…
…専用のフツク部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コイル状に巻かれ、その両端にフツク部を形成
    したコイルばねにおいて、1本の線材をその中間
    部で折り曲げて形成した両線材(以下2部分と云
    う)を折曲基部より互いに平行して接触させてな
    る線状体で、前記線状体の折り曲げ側端部に前記
    2部分に共用のフツク部2を形成し、このフツク
    部2につながつてばね本体を形成するように前記
    線状体をコイル状に巻回し、さらに前記2部分の
    他方の端部すなわち前記1本の線材の両端部の
    各々に専用のフツク部3が形成され、かつこれら
    のフツク部3は前記ばね本体の異なる位置にそれ
    ぞれ設けられていることを特徴とするコイルば
    ね。
JP18847087U 1987-12-10 1987-12-10 Expired JPH027319Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP18847087U JPH027319Y2 (ja) 1987-12-10 1987-12-10

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JP18847087U JPH027319Y2 (ja) 1987-12-10 1987-12-10

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JPS63168335U JPS63168335U (ja) 1988-11-02
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